7.2. 強化された機能
クラスタリング
- 1025023 - 設定オプションを追加し、 Infinispan の統計を有効/無効にする
- 本リリースの EAP 6 では、クラスタリングシステムの機能が強化されました。Inifinispan サブシステムが使用率の統計を自動的に収集できるようになりました。キャッシュコンテナごとおよびキャッシュごとに統計を明示的に有効または無効にできます。これらの統計により、アプリケーションやキャッシュのプロファイルおよびデバッグが容易になりますが、統計を使用すると少量のオーバーヘッドが発生します。統計はデフォルトで無効になっていますが、必要な場合に有効にできます。
ドメイン管理
- 1052187 - syslog 上の監査ログの FACILITY を管理モデルで設定可能にする
- 以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、監査ログ
syslog-handlerのファシリティーを管理コンソールで設定できず、デフォルトのファシリティーが使用されました。本リリースでは、ファシリティーがcore-service=management/access=audit/syslog-handler=*リソースの一部として使用可能になり、必要時に設定できるようになりました。 - 1053355 - syslog 上の監査ログの appName を管理モデルで設定可能にする
- 以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、管理モデルでアプリケーション名を設定可能にできませんでした。そのため、デフォルトの appName が使用されました。本リリースでは、アプリケーション名が
core-service=management/access=audit/syslog-handler=*リソースの一部として使用可能になり、必要時に設定できるようになりました。 - 976228 - サーバーの再ロードが必要な操作では、変更内容があるかどうかを確認する必要がある
- 以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、サーバーの状態を効果的に変更しなかった操作の一部が再ロードの必要なモードになりました。これは、操作によって設定が効果的に変更されるかどうかをシステムがチェックしなかったため発生しました。本リリースでは、サーバーの設定が操作によって変更されなかったことが確認された場合は再ロードの必要ありません。この変更は、可能性のあるすべてのケースを対象としません。
- 1044772 - LDAP グループローディングが何もログに記録されない
- 以前のバージョンの JBoss EAP 6 では、TRACE および DEBUG ロギングがセキュリティーレルム内の LDAP の対話に追加されませんでした。これにより、ロギングを使用できなかったため、LDAP が使用される場合に認証問題の診断が大変困難でした。本リリースでは、グループのローディングでの詳細な TRACE ロギングが追加され、ログが
org.jboss.as.domain.management.securityカテゴリーに記録されるようになりました。DEBUG レベルでのログの情報量により、新しいロギングは TRACE レベルに限定されます。ログを使用してセキュリティーレルムの LDAP 関連の問題を診断できるようになりました。
EJB
- 985793 - ctivationConfigProperty アノテーションを介した MDB のプロパティー置換を可能にする
- 本リリースの JBoss EAP 6 では、ActivationConfigProperty アノテーションを用いたメッセージ駆動型 Bean のプロパティー置換が可能になりました。詳細は、EAP 6.3『開発ガイド』のメッセージ駆動型 Bean の章を参照してください。
Hibernate
- 996767 - [HHH-8440] SQLServer2012Dialect を Hibernate に追加
- JBoss EAP 6 の Hibernate コンポーネントが更新され、MySQL 2012 に導入された機能がサポートされるようになりました。ユーザーは SEQUENCE オブジェクトの生成などの機能を使用できるようになりました。
HornetQ
- 1089853 - 非トランザクション送信に対するカウンター同期の実装
- 本リリースの JBoss EAP 6 では、ページカウンターが適切に同期するようにするため、実行されるチェックの数が増えました。以前のバージョンでは、ページ化メッセージとジャーナルに保存されたデータの間でページカウンターが非同期になることがあり、これにより負の数字なることがありました。追加のチェックは、この問題が発生しないようにします。
インストーラー
- 1035325 - IzPack 変数をコンソールに出力しない
- 本リリースの JBoss EAP 6 では、インストーラーが IzPack の内部変数をログとしてコンソールに記録しないようになり、ログファイル内のみに記録されるようになりました。
- 1027655 - セキュリティードメインに対してユーザーが複数のモジュールオプションを設定できるようにする
- 以前のリリースの JBoss EAP 6 では、1 つのログインモジュールのみを新しいセキュリティードメインへ追加できました。本リリースには、任意の数のログインモジュールを作成できる機能が追加されました。ユーザーは複数のログインモジュールを新しいセキュリティードメインで作成できるようになりました。
- 1048942 - パブリックリポジトリーを使用するよう Maven を自動的に設定するオプションを追加する
- 本リリースの JBoss EAP 6 では、Maven の settings.xml 設定パネル UI が再設定されました。デフォルトがより直感的になり、パネルに表示される情報がより明確になりました。
JMS
- 1019069 - Messaging XSD に属性の記述がない
- 本リリースの JBoss EAP 6 では、メッセージングサブシステムの XML スキーマが属性とタイプの記述でアノテーション付けされるようになりました。この改良は、開発者が対応する XML 設定を記述しやすくするためのものです。
- 1014099 - WARN HQ222180: There are no queues bound into Dead Letter Address jms.queue.DLQ. Messages will ... during start (デッドレターアドレス jms.queue.DLQ にバインドされたキューがありません)
- 本リリースの JBoss EAP 6 にはメッセージングサブシステムの設定が改良され、デッドレターキューと期限切れキューに対して 2 つの JMS キューが含まれるようになりました。以前のリリースでは、デフォルトのアドレス設定によって有効期限の切れたメッセージが期限切れアドレスへ送信され、不達のメッセージがデッドレターアドレスへ送信されました。しかし、これらのアドレスにバインドされたキューがなかったためメッセージの損失が発生し、管理者はこのようなメッセージや潜在的なアプリケーションの問題を診断できませんでした。有効期限が切れたメッセージは DLQ キューに保存されるようになり、未達のメッセージは ExpiryQueue に保存されるようになりました。
ロギング
- 994661 - カスタムロギングフォーマッター
- 本リリースの JBoss EAP 6 には、コマンドラインインターフェースまたは設定 XML を利用して、すべてのハンドラーで使用できるカスタムロギングフォーマッターを作成する機能が導入されました。ハンドラーは
setFormatter(...)を上書きし、カスタムフォーマッターを使用するようになりました。
PicketLink
- 1084594 - バックポート PLINK-313
- 本バージョンの JBoss EAP 6 の PicketLink コンポーネントに新機能が追加され、アサーションを署名するよう IDP を設定できるようになりました。
- 1084601 - バックポート PLINK-405
- 本バージョンの JBoss EAP 6 の PicketLink コンポーネントに新機能が追加され、AttributeManager へ送信されるプリンシパルが設定可能になりました。JBoss Negotiation で PicketLink を使用すると、AttributeManager へ送信されるプリンシパルはハッシュ化された文字列で、ユーザー名ではありませんでした。そのため、マッピングプロバイダーがプリンシパルを使用して属性をルックアップすると、ルックアップに失敗しました。プリンシパルが設定可能になったため、この問題は修正されました。
- 1084589 - バックポート PLINK-146
- 本バージョンの JBoss EAP 6 の PicketLink コンポーネントに新機能が追加され、必要な場合に
XMLSignatureUtilが X509 の使用を KeyInfo に許可するようになりました。 - 1085534 - バックポート PLINK-407
- 本リリースの JBoss EAP 6 のアップデートにより、
IDPWebBrowserSSOValveのリクエストにFormAuthenticatorcharacterEncodingパラメーターを使用できる、アップストリームの PicketLink 機能が追加されました。
セキュリティー
- 本バージョンの JBoss EAP 6 には、パスワードや設定ファイルに使用される機密の文字列のセキュリティーをユーザーが向上できる機能が追加されました。これには、
SecurityVaultの独自の実装を使用して設定ファイルのパスワードや他の機密の属性をマスクする機能や、CLI コンソール設定ファイル (jboss-cli.xml) によって使用される SSL 接続のパスワード vault サポートなどが含まれています。これらの新機能を使用する場合は、『セキュリティーガイド』を参照してください。
Web
- 900786 - ソケットバインディングから Web コネクター設定へのリダイレクトポートを追加
- 6.3 以前の JBoss EAP では、ソケットバインディングを使用してリダイレクトポートを定義できませんでした。本リリースには、リダイレクトポートを定義できる機能が追加され、redirect-port 属性を使用せずにコネクター要素の新しい属性 redirect-binding を使用してリダイレクトポートを定義できるようになりました。この新しい属性は、ソケットバインディング名を値として取ります。
Web サービス
mod_cluster
- 987259 - mod_cluster のホットスタンバイ
- 本リリースの JBoss EAP 6 では、mod_cluster にホットスタンバイ機能が追加されました。