10.2. CA のクローン作成
- マスター CA を設定し、キーのバックアップを作成します。
- マスター CA の
CS.cfg
ファイルで、ca.listenToCloneModifications
パラメーターを追加して、マスター CA がレプリケーションデータベースの変更を監視できるようにします。ca.listenToCloneModifications=true
- クローンサブシステムインスタンスを作成します。CA サブシステムのクローン作成時に
pkispawn
で必要な設定ファイルの例は、pkispawn(8) の man ページのInstalling a CA clone
セクションおよびInstalling a CA clone on the same host
セクションを参照してください。 - クローンが使用する Directory Server インスタンスを再起動します。
# systemctl restart pki-tomcatd@kra-clone-ds-instance.service
注記Directory Server を再起動すると、更新されたスキーマが再読み込みされます。これは、パフォーマンスを適切に行うために必要です。 - クローンインスタンスを再起動します。
# pki-server restart instance_name
クローンの設定後に、テストを実行して、master-clone 関係が機能していることを確認します。
- クローン作成された CA から証明書を要求します。
- 要求を承認します。
- ブラウザーに証明書をダウンロードします。
- 証明書を取り消します。
- マスター CA の CRL で取り消された証明書を確認します。マスター Certificate Manager のエージェントサービスページで、Update Certificate Revocation List をクリックします。リストで CRL を検索します。CRL には、クローン作成された Certificate Manager が失効した証明書が表示されます。証明書がリストにない場合は、ログを確認して問題を解決します。