第22章 Certificate System 10 の最新のマイナーバージョンへのアップグレード
Red Hat Certificate System 10.0 を最新のマイナーバージョン (10.1 など) にアップグレードするには、パッケージと設定ファイルを更新する必要があります。
- サーバーのパッケージをすべてアップグレードします。
# yum update
更新時に、/etc/pki/<instance_name>/subsystem/CS.cfg
や/etc/pki/<instance_name>/server.xml
などの証明書システムの設定ファイルが、新規バージョンに自動的に変更されます。Certificate System のアップグレード時に生成されるログファイルは以下の通りです。/var/log/pki/pki-server-upgrade-version.log
/var/log/pki/pki-upgrade-version.log
ログファイル名のバージョン番号は、Certificate System のバージョンではなく、pki* パッケージのバージョンを表します。注記Directory Server が別のホストにインストールされている場合は、そのホストのパッケージも更新します。Directory Server の更新に関する詳細は、以下を参照してください。- Directory Server の注目すべき変更点、バグ修正、既知の問題点については Red Hat Directory Server リリースノート
- Certificate System インスタンスを再起動します。
# systemctl restart pki-tomcatd@<instance_name>.service
注記
9.7 などの下位メジャーバージョンから Certificate System 10 に移行するには、21章Certificate System 9 から Certificate System 10 へのアップグレード を参照してください。