10.5. GUI を使用した 802.1Q VLAN タグの設定
10.5.1. VLAN 接続の確立
nm-connection-editor を使用して、既存のインターフェイスを親インターフェイスとして使用して VLAN を作成できます。 VLAN デバイスが自動的に作成されるのは、親インターフェイスが自動的に接続するよう設定されている場合のみであることに注意してください。
手順10.1 nm-connection-editor を使用して新規 VLAN 接続を追加する
- 端末に nm-connection-editor と入力します。
~]$ nm-connection-editor
- Add ボタンをクリックします。Choose a Connection Type ウィンドウが表示されます。VLAN を選択し、Create を クリックします。VLAN 接続 1の編集 ウィンドウが表示されます。
- VLAN タブで、VLAN 接続に使用する親インターフェイスをドロップダウンリストから選択します。
- VLAN ID を入力します。
- VLAN インターフェイス名を入力します。これは、作成される VLAN インターフェイスの名前です。たとえば、
enp1s0.1 または
vlan2
などです。(通常、これは親インターフェイス名に 「.
」 と VLAN ID を加えたか、「vlan
」 に VLAN ID を加えたものになります。) - 設定を確認してから Save ボタンをクリックします。
- VLAN 固有の設定を編集するには、「VLAN タブの設定」を参照してください。
図10.3 nm-connection-editor を使用して新規 VLAN 接続を追加する
[D]
手順10.2 既存の VLAN 接続を編集する
既存の VLAN 接続を編集するには以下の手順に従います。
- 端末に nm-connection-editor と入力します。
~]$ nm-connection-editor
- 編集する接続を選択し、Edit ボタンをクリックします。
- General タブを選択します。
- 接続名、自動接続の動作、および可用性のセッティングを設定します。編集 ダイアログの これらの設定は、すべての接続の種類に共通です。
- 接続名: ネットワーク接続のわかりやすい名前を入力します。この名前は、ネットワーク ウィンドウの VLAN セクションでこの接続を一覧表示するために使用されます。
- Automatically connect to this network when it is available - このボックスを選択すると、NetworkManager が利用可能なときにこの接続に自動接続します。詳細は、「control-center を使用した既存の接続の編集」を参照してください。
- Available to all users - このボックスを選択して、システム上のすべてのユーザーが利用できる接続を作成します。この設定を変更するには、root 権限が必要になる場合があります。詳細は、「GUI を使用したシステム全体およびプライベート接続プロファイルの管理」を参照してください。
- VLAN 固有の設定を編集するには、「VLAN タブの設定」を参照してください。
新規 (または修正した) 接続を保存して他の設定を行う
VLAN 接続の編集が終わったら、保存 ボタンをクリックしてカスタマイズした設定を保存します。
そして、以下のいずれかの設定をします。
- または
10.5.1.1. VLAN タブの設定
新しい VLAN 接続をすでに追加している場合( 手順10.1「nm-connection-editor を使用して新規 VLAN 接続を追加する」 を参照)、VLAN タブを編集して親インターフェイスと VLAN ID を設定できます。
- 親インターフェイス
- ドロップダウンリストから以前に設定したインターフェイスを選択できます。
- VLAN ID
- VLAN ネットワークのトラフィックのタグ付けに使用する ID 番号。
- VLAN インターフェイス名
- 作成される VLAN インターフェイスの名前。たとえば、
enp1s0.1 または
vlan2
などです。 - クローンした MAC アドレス
- VLAN インターフェイスの特定に使用する別の MAC アドレスをオプションで設定します。このアドレスを使って、この VLAN 上で送信されたパケットのソース MAC アドレスを変更することができます。
- MTU
- VLAN 接続で送信されるパケットに使用する最大転送単位 (MTU) のサイズをオプションで設定します。