8.14. GUI を使用したネットワークチームの作成


8.14.1. チーム接続の確立

nm-connection-editor を使用して、NetworkManager に、2 つ以上の Wired 接続または InfiniBand 接続からチームを作成できます。接続が最初にチーミングされている必要はありません。チームを設定するプロセスの一部として設定することが可能です。設定プロセスを完了するには、利用可能なインターフェイスの MAC アドレスが必要です。

手順8.1 nm-connection-editor を使用して新規チーム接続を追加する

新規チーム接続を追加するには、以下のステップに従います。
  1. 端末に nm-connection-editor と入力します。
    ~]$ nm-connection-editor
  2. Add ボタンをクリックします。Choose a Connection Type ウィンドウが表示されます。Team を選択し、Create クリックします。チーム接続 1の編集 ウィンドウが表示されます。

    図8.6 NetworkManager グラフィカルユーザーインターフェイスの追加メニュー

    NetworkManager グラフィカルユーザーインターフェイスの追加メニュー
  3. チーム タブで 追加 をクリックし、チーム接続で使用するインターフェイスのタイプを選択します。Create ボタンをクリックします。ポートタイプを選択するダイアログが表示されるのは、最初のポートを作成する時のみです。その後は、すべてのポートに同じタイプが自動的に使われます。
  4. team0 スレーブ 1 の編集 ウィンドウが表示されます。

    図8.7 NetworkManager グラフィカルユーザーインターフェイスの スレーブ 接続追加

    NetworkManager グラフィカルユーザーインターフェイスの スレーブ 接続追加
  5. カスタムポート設定を適用する場合は、Team Port タブをクリックして JSON 設定文字列を入力するか、ファイルからインポートします。
  6. Save ボタンをクリックします。
  7. チーミングされたポートの名前が Team connections ウィンドウに表示されます。Add ボタンをクリックして、さらにポート接続を追加します。
  8. 設定を確認してから Save ボタンをクリックします。
  9. チーム固有の設定は、以下の「チームタブの設定」を参照してください。

手順8.2 既存のチーム接続を編集する

既存のチーム接続を編集するには以下の手順に従います。
  1. 端末に nm-connection-editor と入力します。
    ~]$ nm-connection-editor
  2. 編集する接続を選択し、Edit ボタンをクリックします。
  3. General タブを選択します。
  4. 編集 ダイアログの 5 つの設定は、ほとんどの接続の種類に共通です。General タブを参照してください。
    • 接続名: ネットワーク接続のわかりやすい名前を入力します。この名前は、Network ウィンドウのメニューでこの接続を一覧表示するために使用されます。
    • Connection priority for auto-activation - 接続が自動接続に設定されていると、番号がアクティブになります(デフォルトでは0 )。数値が大きいほど優先度が高くなります。
    • Automatically connect to this network when it is available - このボックスを選択すると、NetworkManager が利用可能なときにこの接続に自動接続します。詳細は、「control-center を使用した既存の接続の編集」を参照してください。
    • All users can connect to this network - このボックスを選択すると、システム上のすべてのユーザーが 利用できる接続が作成されます。この設定を変更するには、root 権限が必要になる場合があります。詳細は、「GUI を使用したシステム全体およびプライベート接続プロファイルの管理」を参照してください。
    • Automatically connect to VPN when using this connection - このボックスを選択すると、NetworkManager が利用可能なときに VPN 接続に自動接続します。ドロップダウンメニューから VPN を選択します。
    • ファイアウォールゾーン - ドロップダウンメニューからファイアウォールゾーンを選択します。ファイアウォールゾーンに関する詳細情報は、『Red Hat Enterprise Linux 7 セキュリティーガイド』を参照してください。
  5. チーム固有の設定は、以下の「チームタブの設定」を参照してください。

新規 (または修正した) 接続を保存して他の設定を行う

チーム接続の編集が終わったら、保存 ボタンをクリックしてカスタマイズした設定を保存します。
そして、以下のいずれかの設定をします。

8.14.1.1. チームタブの設定

すでに新規チーム接続が追加されている場合は、カスタムの JSON 設定文字列をテキストボックスに入力するか、設定ファイルをインポートできます。Save をクリックして、JSON 設定をチームインターフェイスに適用します。
JSON 文字列の例については、「teamd ランナーの設定」を参照してください。
新規チームの追加方法は 手順8.1「nm-connection-editor を使用して新規チーム接続を追加する」を参照してください。
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