20.3. ブール値
SELinux は、サービスの実行に必要な最小アクセスレベルに基づいています。サービスはさまざまな方法で実行できます。そのため、サービスの実行方法を指定する必要があります。以下のブール値を使用して SELinux を設定します。
selinuxuser_mysql_connect_enabled
- このブール値を有効にすると、ローカルの MariaDB サーバーに接続できるようになります。
exim_can_connect_db
- このブール値を有効にすると、
exim
メーラーはデータベースサーバーへの接続を開始できます。 ftpd_connect_db
- このブール値を有効にすると、
ftp
デーモンがデータベースサーバーへの接続を開始できるようになります。 httpd_can_network_connect_db
- Web サーバーがデータベースサーバーと通信するには、このブール値を有効にする必要があります。
注記
SELinux ポリシーは継続的に開発されているため、上記のリストには、サービスに関連するすべてのブール値が常に含まれているとは限りません。これらを一覧表示するには、以下のコマンドを入力します。
~]$ getsebool -a | grep service_name
特定のブール値の説明を表示するには、以下のコマンドを実行します。
~]$ sepolicy booleans -b boolean_name
このコマンドが機能するには、sepolicy
ユーティリティーを提供する追加の policycoreutils-devel パッケージが必要であることに注意してください。