16.2. タイプ
高度なプロセス分離を提供するために、SELinux Targeted ポリシーで使用される主要なパーミッション制御方法は Type Enforcement です。すべてのファイルとプロセスにはタイプのラベルが付いています。タイプはプロセスの SELinux ドメインを定義し、ファイルの SELinux タイプを定義します。SELinux ポリシールールは、タイプにアクセスするドメインであるか、別のドメインにアクセスするドメインであるかにかかわらず、タイプが相互にアクセスする方法を定義します。アクセスは、それを許可する特定の SELinux ポリシールールが存在する場合にのみ許可されます。
デフォルトでは、クライアント側でマウントされた NFS ボリュームには、NFS のポリシーで定義されたデフォルトコンテキストを持つラベルが付けられます。一般的なポリシーでは、このデフォルトのコンテキストは
nfs_t タイプを使用します。root ユーザーは、mount オプションを使用して、デフォルトのタイプを上書きできます。NFS では、以下のタイプが使用されます。異なるタイプを使用すると、柔軟なアクセスを設定できます。
var_lib_nfs_t- このタイプは、
/var/lib/nfs/ディレクトリーにコピーまたは作成される既存ファイルおよび新規ファイルに使用されます。このタイプは、通常の操作で変更する必要はありません。変更をデフォルト設定に戻すには、root でrestorecon -R -v /var/lib/nfs を実行します。 nfsd_exec_t/usr/sbin/rpc.nfsdファイルには、nfsd_exec_tのラベルが付けられています。また、他のシステム実行ファイルおよびライブラリーも NFS に関連しています。この種類のファイルにはラベルを付けないでください。nfsd_exec_tは、nfsd_tに移行します。