23.4. CPU の割り当て
図23.6 CPU の割り当て
<domain> ... <vcpu placement='static' cpuset="1-4,^3,6" current="1">2</vcpu> ... </domain>
<vcpu>
要素は、ゲスト仮想マシンのオペレーティングシステムに割り当てる仮想 CPU の最大数を定義します。この最大数は 1 から、ハイパーバイザーで対応している最大数までの間でなければなりません。この要素には、cpuset
属性を指定できます。属性は、ドメインプロセスおよび仮想 CPU をデフォルトで固定できる物理 CPU 番号のコンマ区切りのリストです。
ドメインプロセスおよび仮想 CPU のピン留めポリシーは、
cputune
属性を使用して個別に指定できることに注意してください。emulatorpin
属性が <cputune>
で指定されている場合、<vcpu>
で指定された cpuset
は無視されます。
同様に、
vcpupin
に値を設定した仮想 CPU では、cpuset
設定が無視されます。vcpupin
が指定されていない仮想 CPU の場合は、cpuset
で指定された物理 CPU に固定されます。cpuset
リストの各要素は、単一の CPU 番号、CPU 番号の範囲、または前の範囲から除外される CPU 番号が後に続くキャレット (^) のいずれかになります。属性 current
を使用して、有効にする仮想 CPU の最大数より少ない数を指定することができます。
placement
オプション属性を使用して、ドメインプロセスの CPU 配置モードを示すことができます。placement
は、以下のいずれかに設定できます。
static
- vCPU を、cpuset
属性で定義された物理 CPU にピン留めします。cpuset
が定義されていない場合は、利用可能なすべての物理 CPU にドメインプロセスが固定されます。auto
- ドメインプロセスが、numad のクエリーからアドバイザリーノードセットにピン留めされ、指定されている場合は、属性cpuset
の値が無視されます。
注記