23.14. ハイパーバイザーの機能
ハイパーバイザーを使用すると、特定の CPU 機能またはマシン機能を有効 (
state='on'
) または無効 (state='off'
) にできます。
図23.24 ハイパーバイザーの機能
... <features> <pae/> <acpi/> <apic/> <hap/> <privnet/> <hyperv> <relaxed state='on'/> </hyperv> </features> ...
すべての機能は、
<features>
要素にリスト表示されます。<state>
を指定しないと無効になります。利用可能な機能は、capabilities
XML を呼び出して確認できますが、完全仮想化ドメインの一般的な設定は次のとおりです。
State | 説明 |
---|---|
<pae> | 物理アドレス拡張モードでは、32 ビットのゲスト仮想マシンが 4GB を超えるメモリーにアドレスを指定できます。 |
<acpi> | 電源管理に役立ちます。たとえば、KVM ゲスト仮想マシンでは、正常なシャットダウンを機能させるために必要です。 |
<apic> | プログラム可能な IRQ 管理を使用できるようにします。この要素には、on および off の値を持つオプションの属性eoi があります。これは、ゲスト仮想マシンの EOI (割り込みの終了) の可用性を設定します。 |
<hap> | ハードウェアで利用可能な場合に、ハードウェア支援ページングの使用を有効にします。 |