23.8. Memory Allocation
ゲスト仮想マシンがクラッシュした場合に、オプションの属性
dumpCore
を使用して、ゲスト仮想マシンのメモリーを、生成されるコアダンプ (dumpCore='on'
) に含めるか (dumpCore='off'
) 含まないかを制御できます。デフォルト設定は on
であるため、このパラメーターが off
に設定されていない場合は、ゲスト仮想マシンのメモリーがコアダンプファイルに含まれます。
<maxMemory>
要素は、ゲストのランタイムメモリーの最大割り当てを決定します。slots
属性は、ゲストにメモリーを追加するために使用できるスロットの数を指定します。
<memory>
要素は、システムの起動時にゲストに割り当てられるメモリーの上限を指定します。また、NUMA セルサイズ設定を使用して設定することもできます。また、メモリーをホットプラグして、maxMemory
で指定された制限に増やすこともできます。
<currentMemory>
要素は、ゲスト仮想マシンの実際のメモリー割り当てを決定します。この値は、ゲスト仮想マシンのメモリーを必要に応じてバルーンできるように、最大割り当て (<memory>
で設定) より小さく設定できます。省略した場合は、<memory>
要素と同じ値がデフォルトになります。unit 属性の動作は、メモリーと同じです。
図23.10 メモリーユニット
<domain> <maxMemory slots='16' unit='KiB'>1524288</maxMemory> <memory unit='KiB' dumpCore='off'>524288</memory> <!-- changes the memory unit to KiB and does not allow the guest virtual machine's memory to be included in the generated core dumpfile --> <currentMemory unit='KiB'>524288</currentMemory> <!-- makes the current memory unit 524288 KiB --> ... </domain>