17.10. 仮想ネットワークの作成


Virtual Machine Manager (virt-manager) を使用してシステムに仮想ネットワークを作成するには、次のコマンドを実行します。
  1. Connection Details メニューから Virtual Networks タブを開きます。プラス記号 (+) のアイコンで識別される Add Network ボタンをクリックします。詳細は、「仮想ネットワークの管理」 を参照してください。

    図17.11 仮想ネットワークの設定

    仮想ネットワークの設定
    これにより、Create a new virtual network ウィンドウが開きます。Forward をクリックして続けます。

    図17.12 新しい仮想ネットワークの命名

    新しい仮想ネットワークの命名
  2. 仮想ネットワークに適切な名前を入力し、Forward をクリックします。

    図17.13 IPv4 アドレス空間の選択

    IPv4 アドレス空間の選択
  3. Enable IPv4 network address space definition チェックボックスをオンにします。
    Network フィールドに、仮想ネットワークの IPv4 アドレス空間を入力します。
    Enable DHCPv4 チェックボックスをオンにします。
    IP アドレスの Start 範囲および End 範囲を指定して、仮想ネットワークに DHCP 範囲を定義します。

    図17.14 IPv4 アドレス空間の選択

    IPv4 アドレス空間の選択
    Forward をクリックして続けます。
  4. IPv6 を有効にする場合は、Enable IPv6 network address space definition チェックボックスをオンにします。

    図17.15 IPv6 の有効化

    IPv6 の有効化
    追加のフィールドが、Create a new virtual network ウィンドウに表示されます。

    図17.16 IPv6 の設定

    IPv6 の設定
    Network フィールドに IPv6 アドレスを入力します。
  5. DHCPv6 を有効にする場合は、Enable DHCPv6 チェックボックスをオンにします。
    追加のフィールドが、Create a new virtual network ウィンドウに表示されます。

    図17.17 DHCPv6 の設定

    DHCPv6 の設定
    (必要に応じて) DHCPv6 範囲の開始と終了を編集します。
  6. 静的ルート定義を有効にする場合は、Enable Static Route Definition チェックボックスをオンにします。
    追加のフィールドが、Create a new virtual network ウィンドウに表示されます。

    図17.18 静的ルートの定義

    静的ルートの定義
    ネットワークアドレスと、ネットワークへのルートに使用されるゲートウェイを、適切なフィールドに入力します。
    Forward をクリックします。
  7. 仮想ネットワークを物理ネットワークに接続する方法を選択します。

    図17.19 物理ネットワークへの接続

    物理ネットワークへの接続
    仮想ネットワークを分離する場合は、Isolated virtual network のラジオボタンを選択します。
    仮想ネットワークを物理ネットワークに接続する場合は、Forwarding to physical network を選択し、DestinationAny physical device にするか、特定の物理デバイスにするかを選択します。また、ModeNAT にするか、Routed にするかを選択します。
    仮想ネットワーク内で IPv6 ルーティングを有効にする場合は、Enable IPv6 internal routing/networking チェックボックスをオンにします。
    仮想ネットワークの DNS ドメイン名を入力します。
    Finish をクリックして、仮想ネットワークを作成します。
  8. 新しい仮想ネットワークが、 Connection Details ウィンドウの Virtual Networks タブで利用できるようになります。
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