28.8. storage RHEL システムロールを使用した RAID ボリュームの設定


storage システムロールを使用すると、Red Hat Ansible Automation Platform と Ansible-Core を使用して RHEL に RAID ボリュームを設定できます。要件に合わせて RAID ボリュームを設定するためのパラメーターを使用して、Ansible Playbook を作成します。

警告

特定の状況でデバイス名が変更する場合があります。たとえば、新しいディスクをシステムに追加するときなどです。したがって、データの損失を防ぐために、Playbook では永続的な命名属性を使用してください。永続的な命名属性の詳細は、永続的な命名属性の概要を 参照してください。

前提条件

手順

  1. 次の内容を含む Playbook ファイル (例: ~/playbook.yml) を作成します。

    ---
    - name: Manage local storage
      hosts: managed-node-01.example.com
      tasks:
        - name: Create a RAID on sdd, sde, sdf, and sdg
          ansible.builtin.include_role:
            name: rhel-system-roles.storage
          vars:
            storage_safe_mode: false
            storage_volumes:
              - name: data
                type: raid
                disks: [sdd, sde, sdf, sdg]
                raid_level: raid0
                raid_chunk_size: 32 KiB
                mount_point: /mnt/data
                state: present

    Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの /usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md ファイルを参照してください。

  2. Playbook の構文を検証します。

    $ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml

    このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。

  3. Playbook を実行します。

    $ ansible-playbook ~/playbook.yml

検証

  • アレイが正しく作成されたことを確認します。

    # ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'mdadm --detail /dev/md/data'

関連情報

  • /usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md ファイル
  • /usr/share/doc/rhel-system-roles/storage/ ディレクトリー
  • RAID の管理
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