28.11. storage RHEL システムロールを使用して LVM-VDO ボリュームを設定する


storage RHEL システムロールを使用して、圧縮と重複排除を有効にした LVM 上の VDO ボリューム (LVM-VDO) を作成できます。

注記

storage システムロールが LVM VDO を使用するため、プールごとに作成できるボリュームは 1 つだけです。

前提条件

手順

  1. 次の内容を含む Playbook ファイル (例: ~/playbook.yml) を作成します。

    ---
    - name: Manage local storage
      hosts: managed-node-01.example.com
      tasks:
        - name: Create LVM-VDO volume under volume group 'myvg'
          ansible.builtin.include_role:
            name: rhel-system-roles.storage
          vars:
            storage_pools:
              - name: myvg
                disks:
                  - /dev/sdb
                volumes:
                  - name: mylv1
                    compression: true
                    deduplication: true
                    vdo_pool_size: 10 GiB
                    size: 30 GiB
                    mount_point: /mnt/app/shared

    サンプル Playbook で指定されている設定は次のとおりです。

    vdo_pool_size: <size>
    デバイス上でボリュームが占める実際のサイズ。サイズは、10 GiB など、人間が判読できる形式で指定できます。単位を指定しない場合、デフォルトでバイト単位に設定されます。
    size: <size>
    VDO ボリュームの仮想サイズ。

    Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの /usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md ファイルを参照してください。

  2. Playbook の構文を検証します。

    $ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml

    このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。

  3. Playbook を実行します。

    $ ansible-playbook ~/playbook.yml

検証

  • 圧縮と重複排除の現在のステータスを表示します。

    $ ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'lvs -o+vdo_compression,vdo_compression_state,vdo_deduplication,vdo_index_state'
      LV       VG      Attr       LSize   Pool   Origin Data%  Meta%  Move Log Cpy%Sync Convert VDOCompression VDOCompressionState VDODeduplication VDOIndexState
      mylv1   myvg   vwi-a-v---   3.00t vpool0                                                         enabled              online          enabled        online

関連情報

  • /usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md ファイル
  • /usr/share/doc/rhel-system-roles/storage/ ディレクトリー
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