28.3. storage RHEL システムロールを使用して論理ボリュームを作成またはサイズ変更する


storage ロールを使用して、次のタスクを実行します。

  • 多数のディスクで構成されるボリュームグループに LVM 論理ボリュームを作成する
  • LVM 上の既存のファイルシステムのサイズを変更する
  • LVM ボリュームのサイズをプールの合計サイズのパーセンテージで表す

ボリュームグループが存在しない場合、このロールによって作成されます。ボリュームグループ内に論理ボリュームが存在する場合に、そのサイズが Playbook で指定されたサイズと一致しないと、サイズが変更されます。

論理ボリュームを縮小する場合、データの損失を防ぐために、その論理ボリューム上のファイルシステムによって、縮小する論理ボリューム内の領域が使用されていないことを確認する必要があります。

前提条件

手順

  1. 次の内容を含む Playbook ファイル (例: ~/playbook.yml) を作成します。

    ---
    - name: Manage local storage
      hosts: managed-node-01.example.com
      tasks:
        - name: Create logical volume
          ansible.builtin.include_role:
            name: rhel-system-roles.storage
          vars:
            storage_pools:
              - name: myvg
                disks:
                  - sda
                  - sdb
                  - sdc
                volumes:
                  - name: mylv
                    size: 2G
                    fs_type: ext4
                    mount_point: /mnt/data

    サンプル Playbook で指定されている設定は次のとおりです。

    size: <size>
    単位 (GiB など) またはパーセンテージ (60% など) を使用してサイズを指定する必要があります。

    Playbook で使用されるすべての変数の詳細は、コントロールノードの /usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md ファイルを参照してください。

  2. Playbook の構文を検証します。

    $ ansible-playbook --syntax-check ~/playbook.yml

    このコマンドは構文を検証するだけであり、有効だが不適切な設定から保護するものではないことに注意してください。

  3. Playbook を実行します。

    $ ansible-playbook ~/playbook.yml

検証

  • 指定したボリュームが作成されたこと、または要求したサイズに変更されたことを確認します。

    # ansible managed-node-01.example.com -m command -a 'lvs myvg'

関連情報

  • /usr/share/ansible/roles/rhel-system-roles.storage/README.md ファイル
  • /usr/share/doc/rhel-system-roles/storage/ ディレクトリー
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