6.4. 限定サポートステータス
サービスの機能や Red Hat の監視およびサービス提供機能に悪影響を及ぼすような Azure インフラストラクチャーの変更やポリシーを実装する可能性があります。このようなシナリオでは、デプロイメントは限定サポートステータスに移行できます。次のようなシナリオを含むさまざまな理由により、デプロイメントが限定サポートステータスに移行する場合があります。
- 非アクティブな Ansible サブスクリプション
Red Hat は、アプリケーションのデプロイメントプロセスを通じてサブスクリプションのエンタイトルメントを発行します。エンタイトルメントは発行後 1 年で期限切れになります。有効期限が切れる前に、お客様にはエンタイトルメントの更新メールが送信されます。このプロセスにより、翌年の新しいエンタイトルメントが発行され、Ansible Automation Platform にインポートできるようになります。
- 更新の失敗
- エンタイトルメントの有効期限が切れても、お客様は Ansible Automation Platform on Microsoft Azure を引き続き使用できます。ただし、Red Hat サポートでは、サポートの問い合わせに対応する前に有効なエンタイトルメントが必要です。
- カスタマイズされたポリシーの変更
Ansible Automation Platform on Microsoft Azure は、お客様の Azure テナントのインフラストラクチャー上で実行されます。つまり、お客様の Azure ポリシーはプラットフォームのデプロイメントや機能に影響を及ぼす可能性があります。Azure ポリシー定義の柔軟性を考えると、プラットフォームでインフラストラクチャーまたは運用上の問題を引き起こす可能性のあるすべてのポリシーをリスト表示することは不可能です。このようなイベントが発生した場合、Red Hat SRE チームは、問題の原因となっているポリシーを特定し、修復策を提案することができます。この修復のために、マネージドアプリケーションが正常に機能するよう、お客様側でポリシーを変更していただく必要がある場合あります。
- 修復の失敗
- ポリシーの競合が発生した場合、Red Hat チームが顧客に連絡して修正を行います。これらの変更によっては早めの対応が必要なものもあり、プラットフォームの運用機能に影響を及ぼす可能性があります。Red Hat Site Reliability Engineering (SRE) チームは、顧客がポリシーの問題を解決するまで、メンテナンスとアップグレードを一時停止します。
- ファイアウォールおよびネットワーク設定の変更
Ansible Automation Platform on Microsoft Azure からの Egress ルートを設定する場合、お客様は、プラットフォームのデプロイメント、監視、およびメンテナンスに使用されるパブリックインターネット上の一連のドメインにトラフィックをルーティングする必要があります。
- セットアップの失敗
- Ansible Automation Platform on Managed Azure は、Red Hat SRE チームによる監視やサービスが提供できない状態になります。
- クォータ制限の変更
Ansible Automation Platform on Microsoft Azure の前提条件として、選択したリージョンにマネージドアプリケーションをデプロイするための十分な容量が必要です。Microsoft は、各リージョンの制限 (CPU) に制限を課しています。お客様は、製品ドキュメントに記載されている仕様に従ってインフラストラクチャーをセットアップする必要があります。
- 修復の失敗
- Red Hat SRE チームは定期的なメンテナンスと改善を実施していますが、リージョンのクォータ制限によりデプロイメントを一貫して管理できなくなり、最終的にはオファリングを管理できなくなる可能性があります。
- 間違った CIDR 範囲
初期デプロイメント時に、お客様は Ansible Automation Platform が使用する VNet のネットワークアドレス範囲 (CIDR ブロック) を設定できます。設定後、ネットワークを作成すると、CIDR ブロックを変更できません。変更を加えるには、ドキュメントに指定されている設定を使用して、管理対象の Ansible Automation Platform アプリケーションを再デプロイする必要があります。
- 修復の失敗
- Azure ユーザーエクスペリエンスでは、お客様が任意の CIDR ブロックを設定できますが、ガイドラインよりも CIDR 範囲が小さいものを使用すると、デプロイメントのサポートが制限された状態になり、プラットフォームが自動化と管理の両方のワークロードに合わせて拡張できなくなる可能性があります。