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Cost Management の新機能

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Cost Management Service 1-latest

新しい機能および更新について

Red Hat Customer Content Services

概要

Cost Management における重要な更新と機能を説明します。Cost Management は、Red Hat Insights ポートフォリオサービスに含まれます。高度な分析ツールである Red Hat Insights スイートは、運用、セキュリティー、およびビジネスへの影響を特定して優先順位を付けるのに役立ちます。

はじめに

以下の更新では、Cost Management の最新機能と改善点を説明します。Red Hat Insights の他の部分の新機能は、Red Hat Insights リリースノート を参照してください。

第1章 2024 年 9 月

1.1. AWS の Unattributed Storage

Unattributed Storage は、Cost Management でクラウドコストの一部を OpenShift namespace に関連付けることができない場合に作成されるプロジェクトの一種です。

このストレージタイプは元々 Azure でのみ使用可能でしたが、現在は AWS でも使用可能です。詳細は、Azure および AWS の Unattributed Storage プロジェクト を参照してください。

第2章 2024 年 8 月

2.1. Azure インテグレーションへのメジャー更新

お客様からのフィードバックに基づいて、Microsoft Azure とのインテグレーションを作成する手順が更新されました。新しいバージョンのドキュメントは、Azure UI の最新の変更を反映しており、より明確で簡単に理解できるようにし、お客様の問題を解決することを目的としています。

インテグレーションを作成するときには、フィルタリングされていないデータを使用する基本パスと、フィルタリングされたデータを使用する高度なパスの 2 つのオプションがあります。両方のセクションの説明が更新されました。

Azure の詳細と新しい更新内容を確認するには、Microsoft Azure データの Cost Management への統合 を参照してください。

2.2. ノード接続ストレージのコストを OpenShift プロジェクトに帰属させる

Unattributed Storage は、Cost Management でクラウドコストの一部を OpenShift namespace に関連付けることができない場合に作成されるプロジェクトの一種です。

Unattributed Storage が発生するシナリオは 2 つあります。

  1. 請求のないボリューム

    • 永続ボリューム (PV) は存在しますが、そのボリュームを使用する永続ボリューム要求 (PVC) はありません。クレームがなければ、クラウドコストをノードまたは namespace に関連付けることはできません。
  2. 未使用のディスク容量

    • 状況によっては、Azure からの料金をどのプロジェクトに請求するかを判断できないため、Cost Management によって独自のプロジェクトが作成されることがあります。

Azure で Unattributed Storage を計算する方法の詳細は、Unattributed Storage プロジェクト を参照してください。

第3章 2024 年 6 月

3.1. クラウド上の OpenShift のノードネットワークコスト

個々のノードの Ingress および Egress ネットワークトラフィックに関連するコストが分離されるようになりました。network unattributed という新しいプロジェクトは、ネットワークトラフィックに関連するコストを表示します。コストモデルを使用すると、プラットフォームやワーカーの未割り当てコストと同様の方法で、これらのネットワークコストを配分できます。

3.2. AWS 割引プランのデフォルト設定

OpenShift ノードで実行されている EC2 インスタンスに対して AWS 割引プランがある場合、Cost Management ではデフォルトで割引プランのコストが使用されます。

第4章 2024 年 4 月

4.1. クラスターの情報

Cost Management のクラウドのコストおよび OpenShift のコストと、クラウドプロバイダーのコンソールに表示されるデータとが必ずしも一致しないことに、お客様は気づきました。ほとんどの場合、Hybrid Cloud Console と OpenShift クラスターまたはクラウド顧客アカウントの間にインテグレーションがないことがこの不一致の原因です。インテグレーションが欠落しているため、請求およびクラスターデータに不一致が生じます。

この不一致を解決するために、Cost Management の OpenShift details ページに 2 つの新しいビューを追加しました。

  • Cluster information ビューには、クラスター ID、Cost Management Metrics Operator バージョン、利用可能な更新がある場合は統合へのリンクなど、クラスターに関する詳細が表示されます。
  • Data details ビューには、データ処理の状態が表示されます。これらの状態は、データがすでに処理されているか、現在処理中か、またはエラーがあるかを通知します。クラスターにリンクされたクラウドインテグレーションがある場合は、サポートされているクラウドの処理状態も表示されます。

4.2. タグのマッピング

類似または関連する内容のタグをマッピングすることで、タグを統一できるようになりました。この機能により、リソースを分類および追跡する方法をより柔軟に制御できます。タグマッピングにより複雑さが軽減され、正確なレポートと分析が可能になり、リソース全体の一貫性が向上します。

たとえば、それぞれ独自の命名規則を持つさまざまなプラットフォーム間で環境のコストを追跡しているとします。

プラットフォーム:

  • GCP
  • OpenShift
  • AWS

キーと値のバリエーション:

  • env
  • environment
  • Environment

タグマッピング機能を使用すると、これらのキーと値を environment など、予想されるキーを 1 つ使用してシームレスに変換し、コストの追跡を一貫して行うことができます。

タグマッピングの詳細は、タグマッピングの有効化と作成 を参照してください。

第5章 2024 年 3 月

5.1. IBM Power®、IBM Z、IBM LinuxONE、および ARM サポート

Cost Management メトリクス Operator は、IBM Power® (ppc64le)、IBM Z® (s390x)、IBM® LinuxONE (s390x)、および ARM (aarch64) アーキテクチャーでサポートされるようになりました。IBM Z® 上の OpenShift の Cost Management は IFL に対応していません。

第6章 2023 年 10 月

6.1. 設定の変更

Cost Management 設定の更新方法に影響を及ぼすいくつかの変更を UI に加えました。以前は、Red Hat Hybrid Cloud Console 設定ページで設定を更新しました。この更新により、Cost Management に独自の 設定ページ が追加されました。

6.1.1. Cost Management の設定

Red Hat Hybrid Cloud Console のいくつかの異なる場所から Cost Management を設定できます。

Red Hat Hybrid Cloud ConsoleSettings から、以下を設定できます。

  • クラウドインテグレーションの追加と編集
  • 通知

Identity & Access Management 設定から、以下を設定できます。

  • ユーザーアクセス
  • 認証ポリシー

Cost Management settings から、以下を設定できます。

  • タグとラベルの有効化、グループ化、フィルタリング
  • AWS コストカテゴリーの有効化
  • 優先通貨の計算
  • AWS の優先節約プランまたはサブスクリプション料金の計算

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