第4章 コストデータの表示およびエクスポート
4.1. コストデータビューのフィルタリング
タグを使用すると、コストデータの表示をカスタマイズできます。リソースをタイプ (プロジェクト、ノード、クラスターなど)、もしくはタグまたはラベル別に表示して、特定のリソースのコストが増加した理由、またはデータが異常に見えるタイミングを調べることができます。
この例は、クラスター内の各 OpenShift プロジェクトのコストを確認する方法を示しています。
前提条件
- OpenShift クラスターが Cost Management データインテグレーションとして追加されている。手順は、Cost Management スタートガイド の Cost Management への OpenShift Container Platform データの統合 を参照してください。
- クラウドインフラストラクチャーアカウントが Cost Management データインテグレーションとして追加されている。クラウドプロバイダーの種類に応じた手順は、Cost Management スタートガイド を参照してください。
- インテグレーションでタグを設定している。ヒントおよび設定の手順は、「インテグレーションでのタグの設定」 を参照してください。
手順
- OpenShift details メニューから、フィルターボタンをクリックして Tag を選択します。
- Choose key ドロップダウンリストで、フィルター処理に使用するキーを選択します。たとえば、environment タグでクラスターを表示する 環境 を選択します。tag キーを選択すると、フィルタリングする値を選択する別のドロップダウンが表示されます。
- Choose value ドロップダウンリストで、フィルタリングする 1 つ以上の値を選択します。たとえば、qe および dev を選択して、これらのタグを持つ OpenShift プロジェクトのコストデータを表示します。
各プロジェクトの詳細情報を表示するには、以下を実行します。
- 各リソースの矢印アイコンをクリックすると、リソースが属するクラスター、CPU とメモリーの使用量、制限、リクエストなどの詳細情報が表示されます。
- し、コストを計算します。
- をクリックして、毎日の使用量比較ビューを開きます。このビューでは、月ごとに、対象リソースの 1 日当たりの使用率、要求、制限を比較します。
- View all tags をクリックして、関連リソースおよびメタデータを表示します。 または
- をクリックして OpenShift の詳細ビューをリセットします。