第2章 カスタムリポジトリーを使用した RHEL イメージの構築
まず、Insights Image Builder アプリケーションを使用して、RHEL for Edge イメージを構築します。RHEL for Edge は、エッジコンピューティング用に最適化されており、より高速なデータ配信を提供します。また、OSTree を使用した更新も可能になります。これは、更新の変更のみを送信する git のような更新モデルであるため、更新は迅速で、ロールバックは簡単です。オプションで、Red Hat の外部のカスタムリポジトリーからパッケージを追加して、RHEL for Edge イメージをカスタマイズし、ビジネスに必要な機能およびパッケージで有効にすることができます。
Insights Image Builder アプリケーションでは、RHEL Image Builder のオンプレミスバージョンを使用して作成された RHEL for Edge のカスタマイズイメージの使用はサポートされません。詳細は、Edge images supportability を参照してください。
前提条件
Red Hat Hybrid Cloud Console アカウントを所有している。
手順
- Red Hat Hybrid Cloud Console プラットフォームにアクセスしてログインします。
- コンソールのダッシュボードから、Red Hat Insights > RHEL > Inventory > Images に移動します。Insights Image Builder 環境が開きます。
- Image Builder アプリケーションで、Immutable (OSTree) タブをクリックします。
- をクリックします。
Create image ウィザードで、次の手順に従います。
- Details ページでイメージ名を入力し、 をクリックします。
Options ページで、次の詳細を選択します。
- イメージのイメージベースリリース。
- RHEL for Edge Installer (.iso) オプションを選択します。
- をクリックします。
System registration ページで、次の手順に従います。
- ユーザー名を入力します。これは、システムの作成後にシステムにログインするためのユーザー名です。
- SSH 公開鍵を入力して、イメージのユーザーを作成します。
- をクリックします。
Content ページで以下を行います。
Additional Red Hat packages ページで、
emacs
などのコア RHEL パッケージを追加します。-
Available packages 検索フィールドに
emacs
と入力し、検索アイコンをクリックします。 -
検索結果から
emacs
を選択します。 -
Add Selected または Add all 矢印ボタンをクリックして、
emacs
をリストに追加します。
-
Available packages 検索フィールドに
- Next をクリックします。
Custom repositories ページで以下を行います。
- 追加したカスタムリポジトリーを選択します。
- Next をクリックします。
Review ページで以下を行います。
- データが正しいことを確認し、Create image をクリックします。
検証
イメージのビルドには数分かかる場合があります。イメージが作成されたら、Images ページで確認できます。次のイメージの詳細を確認できます。
- 名前
- バージョン
- リリース
- ターゲット環境
- Status
- 作成/更新日時
次のステップ
イメージをビルドした後、システムを Red Hat に自動的に登録してインストールを続行し、Edge Management アプリケーションがシステムを更新できるようにします。