4.4. 検証レポート
MTA 4.2 で導入された検証レポートにより、ルール開発者はテストルールが期待どおりに機能することを確認できます。各テストルールの詳細を提供するレポートを生成し、エラーとその発生場所を報告します。
前提条件
- MTA XML ルールをフォークし、クローン する必要があります。
- 検証するには、1 つ以上の テスト XML ルール が必要です。
検証レポートの作成
-
ローカルの
windup-rulesets
リポジトリーに移動します。 -
カスタムルールとテストを
rules-reviewed
ディレクトリーのサブディレクトリーにコピーします。これにより、以下のようになります。 windup-rulesets
リポジトリーのルートディレクトリーから以下のコマンドを実行します。mvn -Dtest=WindupRulesMultipleTests -DrunTestsMatching=CUSTOM_RULES clean surefire-report:report
$ mvn -Dtest=WindupRulesMultipleTests -DrunTestsMatching=CUSTOM_RULES clean surefire-report:report
Copy to Clipboard Copied! たとえば、ルールが
/path/to/windup-rulesets/rules-reviewed/myTests/
ディレクトリーに保存されている場合、次のコマンドが使用されます。mvn -Dtest=WindupRulesMultipleTests -DrunTestsMatching=myTests clean surefire-report:report
$ mvn -Dtest=WindupRulesMultipleTests -DrunTestsMatching=myTests clean surefire-report:report
Copy to Clipboard Copied! 注記runTestsMatching
引数を省略すると、すべてのテストが検証レポートに含まれ、ランタイムが大幅に増加します。-
検証レポートの
surefire-report.html
は、windup-rulesets
リポジトリーのtarget/site/
サブディレクトリーに生成されます。
4.4.1. 検証レポートについて
検証レポートは、テストの失敗をパッケージと実行されたテストに整理するセクションに分割されます。レポートには以下のセクションが含まれます。
概要
概要には、実行されたテストの総数が含まれ、発生したエラーと失敗の数が報告されます。また、全体的な成功率と、レポートの生成にかかった時間 (秒単位) も表示されます。
パッケージ一覧
パッケージリストには、パッケージごとに実行されたテストの数が含まれ、発生したエラーと失敗の数が報告されます。また、分析する各パッケージの成功率と所要時間も秒単位で表示されます。
追加のテストケースが定義されていないかぎり、単一のパッケージ org.jboss.windup.rules.tests
が表示されることが期待されます。
テストケース
このセクションでは、実行された各テストについて詳しく説明します。それぞれの失敗には、人間が判読できるエラーのソースを示す行など、アサーションのスタックトレースを表示するために拡張できるオプションの Details セクションが含まれます。発生する可能性のあるエラーの詳細については、検証レポートの実行時に報告されたエラー を参照してください。