リリースノート


Migration Toolkit for Applications 5.2

新しい機能、既知の問題、および解決済みの問題

概要

本書では、Migration Toolkit for Applications 5.2.1 の新機能、既知の問題、および解決された問題を説明します。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、今後の複数のリリースで段階的に用語の置き換えを実施して参ります。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。

第1章 新機能

本セクションでは、Migration Toolkit for Applications (MTA) 5.2.1 の新機能を説明します。

重要

Java EE8 から Jakarta EE9 への移行のルールと、OpenRewrite のサポートは、どちらもテクノロジープレビューとしてのみ提供されています。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat の実稼働環境でのサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされていないため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。

テクノロジープレビュー機能のサポート範囲については、Red Hat カスタマーポータルの テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

Java EE8 から Jakarta EE9 への移行に関する規則

MTA ルールは、Java EE8 アーティファクトの依存関係およびパッケージインポートステートメントを置き換え、Jakarta EE9 の XML スキーマ名前空間、接頭辞付きプロパティー、およびブートストラップファイルの名前を変更します。これらのルールを実行するには、jakarta-ee ターゲットを指定します。

OpenRewrite レシピのサポート

OpenRewrite は、大規模な分散ソースコードのリファクタリングを自動化します。MTA CLI を使用して OpenRewrite レシピを実行できます。

レシピ org.jboss.windup.JavaxToJakarta は、インポートされた javax パッケージの名前を同等の jakarta に変更します。

Codespaces と互換性のある Visual Studio Code の MTA 拡張機能

Microsoft Visual Studio Code の MTA 拡張機能は、Microsoft Visual Studio Codespaces と互換性があります。

Springboot から Quarkus への移行パスのルール

ルールセットは、POM 依存関係、埋め込み JAR ファイル、または Apache Maven Shade uber JAR 内の部分的なファイルパスを検出することにより、Quarkus がサポートするテクノロジーを識別します。

ルールは、次のテクノロジーを識別します。

  • Apicurio Studio
  • Flyway
  • Liquibase
  • Liquibase for MongoDB
  • OpenTelemetry
  • Picocli

第2章 既知の問題

リリース時点で、以下の既知の問題は、重要な問題として特定されました。

既知の問題の完全リストは、Jira の 5.2.1 の既知の問題 一覧を参照してください。

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表2.1 主な既知の問題
IDコンポーネント概要

WINDUP-3138

CodeReady Workspace プラグイン

プラグインは CodeReady Workspace 2.09 で動作しますが、バージョン 2.10 では動作しません。

WINDUP-3165

OpenShift Container Platform 上の Web コンソール

MTA カスタムラベルがアップロードされ、詳細オプションが有効になっていると、分析は失敗します。

WINDUP-3160

OpenShift Container Platform 上の Web コンソール

複数のアプリケーションで分析を実行し、その後アプリケーションを削除して分析を再実行すると、分析がハングします。

WINDUP-3005

Web コンソール

Save ボタンおよび Save and run ボタンは、Analysis configuration ページの Custom rules タブと Custom labels タブには表示されません。

WINDUP-3159

Web コンソール

分析の実行後にプロジェクトからアプリケーションを削除した場合、分析を再実行してもアプリケーションの数は更新されません。

第3章 解決した問題

本リリース時点では、以下の解決済みの問題が、重要な問題として特定されました。

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表3.1 主な解決済みの問題
IDコンポーネント概要

WINDUP-3201

Red Hat CodeReady Studio extension

プラグインは Red Hat CodeReady Studio 12.21.0.GA では使用できません。

WINDUP-3125

Itelli JIDEA プラグインと Visual Studio Code 拡張機能

QuickFix を適用した後、Apply QuickFix メニューオプションが無効になりません。

WINDUP-3134

ItelliJ IDEA plugin

分析を実行した後、Mark as Complete メニューオプションは表示されません。

WINDUP-3136

Visual Studio Code 拡張機能

誤った JAVA_HOME 環境変数を使用して分析を実行した場合は、変数を修正して 実行 オプションを無効にした後も、分析は実行を継続します。

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Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

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