第2章 CLI のインストールおよび実行


2.1. CLI のインストール

CLI は、ダウンロード可能な .zip ファイルを使用して、Linux、Windows、または macOS オペレーティングシステムにインストールできます。

重要

MTA 7.2.0 以降では、コンテナーレスモードで Java アプリケーションのアプリケーション分析を実行できます。

コンテナーレスモードはデフォルトで設定されており、すべての要件が満たされている場合は自動的に使用されます。詳細は、コンテナーレス CLI の実行 を参照してください。

ただし、Java 以外の言語でアプリケーションを分析 (例: 変換コマンド を使用) する場合は、コンテナーを使用する必要があります。

コンテナー化された CLI の前提条件

Migration Toolkit for Applications (MTA) CLI インストール (コンテナー) の前提条件は次のとおりです。

  • registry.redhat.io の Red Hat コンテナーレジストリーの認証。Red Hat は、認証を必要とする registry.redhat.io からコンテナーイメージを配布します。詳細は、Red Hat コンテナーレジストリーの認証 を参照してください。
  • Podman がインストールされている。
  • MTA CLI には 8 GB のメモリーが割り当てられている。

コンテナーレス CLI の前提条件

MTA CLI を コンテナーレス CLI モードで実行する場合の前提条件は次のとおりです。

  • Java Development Kit (JDK) がインストールされている。

    MTA がサポートしているのは以下の JDK です。

    • Oracle JDK 17 以降
    • Eclipse Temurin™ JDK 17 以降
    • OpenJDK 17 以降

      JDK に devel パッケージが提供するコンパイラーもインストールされている。これは、OpenJDK を Red Hat Enterprise Linux (RHEL) または Fedora にインストールする場合、Java ランタイム (JRE) のみがインストールされていると分析中に問題が発生するためです。Red Hat Enterprise Linux (RHEL) に Red Hat build of OpenJDK 17 をインストールする方法の詳細は、yum を使用した RHEL への Red Hat build of OpenJDK のインストール を参照してください。

  • JAVA_HOME および PATH 環境変数を設定する。
  • Maven 3.9.9 がインストールされ、bin ディレクトリーが PATH 環境変数に追加されます。パスと環境変数の設定は、使用しているオペレーティングシステムによって異なります。Maven のインストールに関する詳細は、Apache Maven インストール を参照してください。
  • macOS のインストールには以下が必要です。

    • maxproc の値が 2048 以上である。

2.1.1. CLI .zip ファイルのインストール

手順

  1. MTA Download page に移動し、OS 固有の CLI ファイルまたは src ファイルをダウンロードします。

    • MTA-7.2.3-cli-linux-amd64.zip
    • MTA-7.2.3-cli-linux-arm64.zip
    • MTA-7.2.3-cli-darwin-amd64.zip
    • MTA-7.2.3-cli-darwin-arm64.zip
    • MTA-7.2.3-cli-windows-amd64.zip
    • MTA-7.2.3-cli-windows-arm64.zip
    • MTA-7.2.3-cli-src.zip
  2. .zip ファイルを $HOME ディレクトリー内の .kantra ディレクトリーに展開します。この .zip ファイルには、mta-cli バイナリーとその他の必要なディレクトリーおよびファイルが含まれます。

    このガイドで <MTA_HOME> が出てきた場合は、MTA インストールへの実際のパスに置き換えます。

2.1.2. Podman を使用した CLI のインストール

podman pull を使用してコンテナー化された CLI をインストールできます。

注記

この手順には .zip ファイルに含まれる依存関係のプルと展開が含まれていないため、Podman を使用してコンテナーレス CLI をインストールできません。

前提条件

  • registry.redhat.io の Red Hat コンテナーレジストリーの認証。Red Hat は、認証を必要とする registry.redhat.io からコンテナーイメージを配布します。詳細は、Red Hat コンテナーレジストリーの認証 を参照してください。
  • Podman がインストールされている。
注記

Podman は、Open Containers Initiative (OCI) コンテナーとコンテナーイメージを使用してアプリケーションを簡単に検索、実行、ビルド、共有、デプロイするために設計された、オープンソースのデーモンレス Linux ネイティブツールです。Podman は、Docker Container Engine の使用経験があれば馴染みのあるコマンドラインインターフェイス (CLI) を提供します。Podman のインストールと使用の詳細は、Podman installation instructions を参照してください。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、Podman を使用して registry.redhat.io に認証します。

    $ podman login registry.redhat.io
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    ユーザー名とパスワードを入力します。

    Username: <username>
    Password: <***********>
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  2. 次のコマンドを実行して、バイナリーの PATH をコピーし、システム全体で使用できるようにします。

    $ podman cp $(podman create registry.redhat.com/mta-toolkit/mta-mta-cli-rhel9:{ProductVersion}):/usr/local/bin/mta-cli ./
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    警告

    Podman を使用したインストールも可能ですが、.zip ファイルをダウンロードしてインストールすることが推奨されます。

注記

Podman のセットアップと設定には多数の変数を利用しますが、このドキュメントの範囲外です。Podman の詳細は、Podman の概要 を参照してください。

Podman のトラブルシューティングの詳細は、A list of common issues and solutions for Podman を参照してください。

2.1.3. Windows 上の Docker で使用するための CLI のインストール (開発者プレビュー)

CLI は、Windows 上の Docker で使用するためにインストールできます。これは、Windows 上で .NET Framework 4.5 以降を使用して構築されたアプリケーションを、クロスプラットフォームの .NET 8.0 に移行する場合に必要な手順です。

前提条件

  • Windows 11+ 64 ビットバージョン 21H2 以降を搭載したホスト。
  • Docker Desktop for Windows インストーラーをダウンロードした。詳細は、Install Docker Desktop on Windows を参照してください。

手順

  1. 管理者権限で PowerShell を開きます。
  2. Hyper-V がインストールされ、有効になっていることを確認します。

    PS C:\Users\<your_user_name>> Enable-WindowsOptionalFeature -Online `
       -FeatureName Microsoft-Hyper-V-All
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    PS C:\Users\<your_user_name>> Enable-WindowsOptionalFeature -Online `
       -FeatureName Containers
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    注記

    場合によっては Windows を再起動する必要があります。

  3. Windows に Docker Desktop をインストールします。

    1. Docker_Desktop_Installer.exe をダブルクリックしてインストーラーを実行します。デフォルトでは、Docker Desktop は C:\Program Files\Docker\Docker にインストールされます。
    2. 設定ページで Use WSL 2 instead of Hyper-V オプションの選択を解除して、Docker が Linux コンテナーではなく Windows コンテナーをバックエンドとして実行するようにします。
  4. PowerShell で、MTA 用のフォルダーを作成します。

    PS C:\Users\<your_user_name>> mkdir C:\Users\<your_user_name>\MTA
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    <your_user_name> は、ホームディレクトリーのユーザー名に置き換えます。

  5. mta-7.2.3-cli-windows.zip ファイルを MTA フォルダーに展開します。

    PS C:\Users\<your_user_name>> cd C:\Users\<your_user_name>\Downloads
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    <your_user_name> は、ホームディレクトリーのユーザー名に置き換えます。

    PS C:\Users\<your_user_name>> Expand-Archive `
       -Path "{ProductShortNameLower}-{ProductVersion}-cli-windows.zip" `
       -DestinationPath "C:\Users\<your_user_name>\MTA"
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    <your_user_name> は、ホームディレクトリーのユーザー名に置き換えます。

  6. Docker が Windows コンテナーを実行していることを確認します。

    PS C:\Users\<your_user_name>> docker version
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    Client:
     Version:           27.0.3
     API version:       1.46
     Go version:        go1.21.11
     Git commit:        7d4bcd8
     Built:             Sat Jun 29 00:03:32 2024
     OS/Arch:           windows/amd64 
    1
    
     Context:           desktop-windows
    Server: Docker Desktop 4.32.0 (157355)
     Engine:
      Version:          27.0.3
      API version:      1.46 (minimum version 1.24)
      Go version:       go1.21.11
      Git commit:       662f78c
      Built:            Sat Jun 29 00:02:13 2024
      OS/Arch:          windows/amd64 
    2
    
      Experimental:     false
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    1 2
    OS/Arch 設定が windows/amd64 であることを確認します。
  7. Docker を使用するように PODMAN_BIN 環境変数を設定します。

    PS C:\Users\<your_user_name>> $env:PODMAN_BIN="C:\Windows\system32\docker.exe"
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  8. アップストリームの dotnet-external-provider を使用するように DOTNET_PROVIDER_IMG 環境変数を設定します。

    PS C:\Users\<your_user_name>> $env:DOTNET_PROVIDER_IMG="registry.redhat.io/mta/mta-dotnet-external-provider-rhel9:7.1.0"
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  9. アップストリームイメージを使用するように RUNNER_IMG 環境変数を設定します。

    # double-check reference
    PS C:\Users\<your_user_name>> $env:RUNNER_IMG="registry.redhat.io/mta/mta-cli-rhel9:7.1.0"
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