第6章 MTR 1.0.0


6.1. 新機能

このセクションでは、Migration Toolkit for Runtimes (MTR) 1.0.0 の新機能を、Migration Tookit for Applications (MTA) 5.3 と比較して説明します。

追加の移行パス

MTR 1.1.1 では、新しい変換ターゲットを使用できます。

  • OpenJDK 11 から OpenJDK 17
  • Azure App Service への EAP および Spring Boot アプリケーション
  • Java EE 8 から Jakarta EE 9
  • EAP 7 から EAP 8 (ベータ)

Java EE 8 から Jakarta EE 9 への変換を自動化する Openrewrite レシピ

Openrewrite レシピは、以下を自動化します。

  • pom.xml ファイルで宣言された依存関係の置き換え
  • パッケージのインポートステートメントの置き換え
  • XML デプロイメント記述子の更新
  • 設定プロパティーの更新
  • SPI ファイルの名前変更

pom.xml 分析の改善

MTR は、親、dependencyManagement、依存関係、pluginManagement、およびプラグインブロック内のアーティファクトを検索できます。

YAML ファイルソースコードレポート

ソースコードレポートは YAML ファイルと互換性があるため、検出された YAML ファイルのコンテキストで、移行の問題を強調表示できます。

トランザクションレポート (テクニカルプレビュー)

アプリケーション分析レポートで新しいトランザクションレポートを利用できるようになりました。この新しいオプションは、アプリケーションデータ層を分析し、トランザクションがさまざまな層にどのように伝播するかについて詳細な情報を提供します。このレポートは、一連のサービスエントリー、コールグラフ、および SQL ステートメントとして情報を表示します。

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