7.2. 解決した問題


CVE-2023-44487 netty-codec-http2: HTTP/2: 複数の HTTP/2 対応 Web サーバーが DDoS 攻撃 (ラピッドリセット攻撃) からの影響を受けます。

Migration Toolkit for Runtimes (MTR) で使用される HTTP/2 プロトコルでの多重化ストリームの処理に欠陥が見つかりました。クライアントは、新しい多重化ストリームの要求を繰り返し行い、すぐに RST_STREAM フレームを送信してそれをキャンセルする可能性があります。これにより、接続ごとのアクティブなストリームの最大数に関するサーバー側の制限を回避しながら、ストリームのセットアップと削除に関してサーバーに追加のワークロードが発生し、サーバーリソースの消費によるサービス拒否が発生します。(WINDUP-4072)

詳細は、(CVE-2023-44487) を参照してください。

CVE-2023-37460 plexus-archiver: AbstractUnArchiver での任意のファイル作成

MTR で使用されていた Plexus Archiver に欠陥が見つかりました。 AbstractUnArchiver を使用して抽出すると、アーカイブにより任意のファイルが作成され、リモートコード実行 (RCE) が発生する可能性があります。この欠陥により、宛先ディレクトリーにエントリーがシンボリックリンクとして含まれるアーカイブのターゲットが存在しない場合は、ディレクトリー宛先の検証がバイパスされます。plexus-archiver はテスト範囲のアーティファクトであるため、MTR ディストリビューションには含まれていません。(WINDUP-4053)

詳細は、(CVE-2023-37460) を参照してください。

EAP 7.0 以降をターゲットとする EAP 7.3 および EAP 7.4 ルール

この MTR リリースでは、ターゲットが EAP 7.2 以下の場合にルールが無視されるように、EAP 7.3 以降への移行をサポートするためにいくつかのルールが修正されています。(WINDUPRULE-1038)

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.