2.6. VMware の前提条件


以下の前提条件は VMware の移行に適用されます。

  • VMware ツール をすべてのソース仮想マシン (VM) にインストールする必要があります。
  • ウォーム移行を実行している場合は、仮想マシンおよび仮想マシンディスクで 変更ブロック追跡 (CBT) を有効にする必要がある。
  • VMware Virtual Disk Development Kit (VDDK) イメージを作成する必要があります。
  • vCenter ホストの SHA-1 フィンガープリントを取得する必要があります。
  • 同じ移行プランの ESXi ホストから 10 台を超える仮想マシンを移行する場合は、ホストの NFC サービスメモリーを増やす必要があります。

2.6.1. VDDK イメージの作成

Migration Toolkit for Virtualization (MTV) は、VMware Virtual Disk Development Kit (VDDK) SDK を使用して、VMware vSphere から仮想ディスクを転送します。

VMware Virtual Disk Development Kit (VDDK) をダウンロードして、VDDK イメージをビルドし、VDDK イメージをイメージレジストリーにプッシュする必要があります。その後、VDDK イメージを HyperConverged カスタムリソース (CR) に追加します。

注記

VDDK イメージをパブリックレジストリーに保存すると、VMware ライセンスの条件に違反する可能性があります。

前提条件

手順

  1. 一時ディレクトリーを作成し、これに移動します。

    $ mkdir /tmp/<dir_name> && cd /tmp/<dir_name>
    Copy to Clipboard
  2. ブラウザーで、VMware VDDK ダウンロードページ に移動します。
  3. 最新の VDDK バージョンを選択し、Download をクリックします。
  4. VDDK アーカイブファイルを一時ディレクトリーに保存します。
  5. VDDK アーカイブを展開します。

    $ tar -xzf VMware-vix-disklib-<version>.x86_64.tar.gz
    Copy to Clipboard
  6. Dockerfile を作成します。

    $ cat > Dockerfile <<EOF
    FROM registry.access.redhat.com/ubi8/ubi-minimal
    COPY vmware-vix-disklib-distrib /vmware-vix-disklib-distrib
    RUN mkdir -p /opt
    ENTRYPOINT ["cp", "-r", "/vmware-vix-disklib-distrib", "/opt"]
    EOF
    Copy to Clipboard
  7. VDDK イメージをビルドします。

    $ podman build . -t <registry_route_or_server_path>/vddk:<tag>
    Copy to Clipboard
  8. VDDK イメージをレジストリーにプッシュします。

    $ podman push <registry_route_or_server_path>/vddk:<tag>
    Copy to Clipboard
  9. イメージが OpenShift Virtualization 環境からアクセスできることを確認します。
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