9.3. エンドポイントの種類
MTV 2.6 では、以下の vSphere プロバイダーオプションを使用できます。
- ESXi エンドポイント (ESXi からのインベントリーおよびディスク転送)、MTV 2.6 で導入
- vCenter Server エンドポイント。ESXi ホスト用のネットワークはありません (vCenter からのインベントリーおよびディスク転送)
- vCenter エンドポイント。ESXi ネットワークが利用できます (vCenter からのインベントリー、ESXi からのディスク転送)。
複数の ESXi ホストに登録されている多数の仮想マシンを転送する場合は、vCenter エンドポイントと ESXi ネットワークを使用することを推奨します。
vSphere 7.0 以降では、ESXi ホストは NBD トランスポートに使用するネットワークにラベルを付けることができます。 これは、目的の仮想ネットワークインターフェイスカード (NIC) に適切な vSphereBackupNFC
ラベルをタグ付けすることによって実現されます。 これが完了すると、ワーカーと ESXi ホストインターフェイスにアクセスできる限り、MTV は ESXi インターフェイスを利用して Openshift へのネットワーク転送を行うことができます。 これは、移行ユーザーが ESXi 認証情報にアクセスできない可能性があるにもかかわらず、移行に使用する ESXi インターフェイスを制御する必要がある場合に特に便利です。
詳細は、(MTV-1230) を参照してください。
NBD バックアップ用にインターフェイス vmk2
を指定する次の ESXi コマンドを使用できます。
esxcli network ip interface tag add -t vSphereBackupNFC -i vmk2
esxcli network ip interface tag add -t vSphereBackupNFC -i vmk2