リリースノート
バージョン 2.8
概要
多様性を受け入れるオープンソースの強化
Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、用語の置き換えは、今後の複数のリリースにわたって段階的に実施されます。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。
第1章 Migration Toolkit for Virtualization 2.8
リリースノートには、技術的な変更、新機能と拡張機能、既知の問題、解決された問題が記載されています。
1.1. 技術上の変更点
Migration Toolkit for Virtualization (MTV) 2.8 には、次の技術的な変更があります。
ウォーム移行のスケジューラーを最適化することで計画期間を短縮
複数のウォーム移行計画またはリモート移行計画を同時に開始すると、スケジューラーは、現行計画の小規模なディスク転送を完了した後に保留中の移行計画をスケジュールするように最適化されます。このスケジューラーの最適化により、ウォーム移行が高速化されます。(MTV-1574)
MTV が共有ディスクを使用した VMware 仮想マシンの最適化された移行をサポート
MTV は、移行計画における複数の VMware 仮想マシン (VM) によって使用される共有ディスクを検出し、共有ディスクをまとめて移行するオプションを提供します。migrateSharedDisks
計画属性を使用して、仮想マシンとともに共有ディスクを追加できます。同じ共有ディスクを使用する他の仮想マシンを移行する場合は、新しい移行計画で migrateSharedDisks
計画属性を false
に設定できます。
共有ディスクの移行は、次のオペレーティングシステムを使用して作成された仮想マシンでサポートされます。
- Windows
- Linux (ブロックデバイスのみ)
1.2. 新機能および機能拡張
Migration Toolkit for Virtualization (MTV) 2.8 では、次の機能と拡張機能が導入されています。
MTV 2.8.0 では、VMware 仮想マシン (VM) の移行計画で次の属性にカスタム名を指定できます。
- ターゲット仮想マシンで PVC 名を生成するために使用される永続ボリューム要求 (PVC) 名テンプレート。
- ターゲット仮想マシンのボリュームインターフェイス名を生成するために使用されるボリューム名テンプレート。
- ターゲット仮想マシンのネットワークインターフェイス名を生成するために使用されるネットワーク名テンプレート。
- MTV 2.8.0 では、(RFC-1123) で説明されているように、仮想マシン名にピリオドを含めることができます。これにより、移行後の仮想マシン名に完全修飾ドメイン名を使用できるようになります。
- VMware および OVA のみ: MTV 2.8.1 では、CLI を使用して実行する移行のターゲット仮想マシンの名前を指定できます。入力する名前は一意であり、有効な Kubernetes サブドメインである必要があります。そうでない場合、移行が自動的に失敗します。
- CLI のみを使用した移行: MTV 2.8.1 では、移行計画を作成するときにネットワークのマッピングを回避できます。
- VMware のみ: デフォルトでは、すべての PVC の名前が一意になるように、MTV によってランダムに生成された 1 つ以上の英数字が PVC の名前に追加されます。MTV 2.8.2 では、MTV にそのような接尾辞を追加しないように指示できます。ただし、このオプションを選択した場合、生成された PVC 名が一意でなくなり、移行が失敗する可能性があります。
1.3. 解決した問題
Migration Toolkit for Virtualization (MTV) 2.8 には、次の問題が解決されています。
1.3.1. 解決された問題 2.8.3
PVC テンプレートを使用して名前が付けられた VMware ディスクが正しくソートされない
MTV の以前のリリースでは、PVC テンプレートを使用して生成された名前の VMware ディスクは、VM ビルダーと同じ方法を使用してソートされませんでした。この問題は MTV 2.8.3 で解決されています。(MTV-2303)
移行後のフックが実行されない
MTV の以前のリリースでは、移行後のフックは ConfigMap
API オブジェクトのマウントに失敗していました。その結果、移行後のフックは実行されませんでした。この問題は MTV 2.8.3 で解決されています。(MTV-2421)
1.3.2. 解決した問題 2.8.2
カスタム名テンプレートの使用時に、MTV によって PVC の名前の後に区切り文字が追加されない
MTV の以前のリリースでは、カスタム PVC テンプレートの使用時に、PVC 名が一意になるように、PVC 名の直後に MTV が生成したランダムな英数字が付けられていました。その結果、テンプレートによって生成された名前とランダムな文字を区別することが困難でした。この問題は、MTV 2.8.2 で、テンプレートによって生成された名前と MTV によって追加されたランダム文字の間にハイフン (-
) を区切り文字として追加することで解決されました。(MTV-2257)
Windows 仮想マシンの静的ルートゲートウェイが、移行中にデフォルトゲートウェイとして渡される
MTV の以前のリリースでは、移行中に実際のデフォルトゲートウェイではなく、Windows 仮想マシン (VM) の静的ルートゲートウェイがデフォルトゲートウェイとして渡されていました。このため、仮想マシンが正しく設定されていませんでした。この問題は MTV 2.8.2 で解決されました。(MTV-2408)
MTV で vApp の一部である仮想マシンがリストに表示されない
MTV の以前のリリースでは、VMware vApp の一部である仮想マシンがリストに表示されませんでした。この問題は MTV 2.8.2 で解決されました。(MTV-1153)
1.3.3. 解決した問題 2.8.1
移行元仮想マシンと移行先仮想マシンに相互に排他的な spec 値があると、仮想マシンを移行できない
MTV の以前のリリースでは、移行元仮想マシンの spec
値が Running
で、移行先仮想マシンの spec
値が runStrategy
であることが可能でした。Running
と runStrategy
は相互に排他的であるため、移行が失敗していました。この問題は MTV 2.8.1 で解決されました。(MTV-2092)
MTV のコードベースにパラメーターの非推奨値が含まれている
MTV の以前のリリースでは、コードベースに非推奨の値 vm.Spec.Running
が含まれていたため、一部の移行が失敗していました。この問題は MTV 2.8.1 で解決されました。(MTV-2105)
ユーザーが指定した名前が長すぎる場合、カスタムテンプレートを使用した移行が失敗する
MTV の以前のリリースでは、ユーザーが指定した文字数が長すぎて 63 文字を超えている場合、カスタムテンプレートを使用した移行が失敗していました。この問題は MTV 2.8.1 で解決されました。現在は、長すぎる名前は自動的に切り捨てられます。(MTV-2244)
ユーザーが指定したテンプレート名が RFC DNS1123 標準に照らして検証されない
MTV の以前のリリースでは、ユーザーが指定したテンプレート名が RFC DNS1123 標準に照らして検証されませんでした。このため、RFC DNS1123 に準拠していないテンプレート名を持つ仮想マシンの移行が失敗していました。この問題は MTV 2.8.1 で解決されました。(MTV-2249)
仮想マシンの移行がキャンセルされると、プランコントローラーが永久にループする
MTV の以前のリリースでは、仮想マシン (VM) の移行がキャンセルされた場合、プランコントローラーのスケジューラーによって移行のスケジュールが無限に再設定されていました。この問題は MTV 2.8.1 で解決されました。(MTV-2287)
MTV が複数のピリオドを含むテンプレート名を持つ仮想マシンの移行に失敗する
MTV の以前のリリースでは、名前に複数のピリオドが含まれる仮想マシン (例: vm...
) は移行できませんでした。この名前はアプリケーションおよびサポートプロトコル RFC DNS1123 に準拠していないためです。この問題は MTV 2.8.1 で解決されました。現在は、RFC DNS1123 に準拠するように、仮想マシン名内の複数のピリオドは 1 つのピリオドに自動的に変更されます。(MTV-2308)
ピリオドを含む仮想マシン名に対して、UI に誤った "Invalid VM Name" というメッセージが表示される
MTV の以前のリリースでは、MTV がピリオドを含む名前をサポートしているにもかかわらず、ピリオドを含む仮想マシン名に対して UI に "Invalid VM Name" というメッセージが表示されていました。この問題は MTV 2.8.1 で解決されました。(MTV-2309)
1.3.4. 解決した問題 2.8.0
MTV は異なるサブネットの NIC のゲートウェイ IP アドレスを保存しない
MTV の以前のリリースでは、IP アドレスがネットワークインターフェイスのサブネット範囲外にある場合、仮想マシンのゲートウェイ IP アドレスは移行後にコピーされませんでした。この問題は、Preserve static IPs
設定を有効にした場合でも移行に影響します。この問題は MTV 2.8.0 で解決されています。(MTV-2018)
MTV で静的 IP アドレスのない仮想マシンの移行計画にエラーが表示される
MTV の以前のリリースでは、Preserve static IPs
が有効になっている移行計画の場合、ゲスト仮想マシンに静的 IP アドレスを設定していないと、MTV はエラーメッセージを表示していました。この問題は MTV 2.8.0 で解決されています。(MTV-1458)
複数のディスクを持つ仮想マシンの移行中にディスクカウンターの進行状況が更新されない
MTV の以前のリリースでは、複数のディスクを持つ仮想マシンの移行時に、Disk Counter
ディスク転送の進行状況がリアルタイムで表示されませんでした。この問題は MTV 2.8.0 で解決されています。(MTV-1718)
コールド移行前に共有ディスクを持つ仮想マシンの移行計画が不完全であることを示すエラーが発生する
MTV の以前のリリースでは、共有ディスクを持つ仮想マシンの移行計画で、コールド移行前に電源をオフにする必要があるすべての仮想マシンがリストされないというエラーが表示されました。この問題は MTV 2.8.0 で解決されています。(MTV-2206)
MTV が計画内の VMware 仮想マシンがキャンセルされた後も移行計画を実行する
MTV の以前のリリースでは、複数の VMware 仮想マシンのウォーム移行中に、計画内の仮想マシンをキャンセルした後も、MTV は移行計画の実行を継続していました。キャンセルされた仮想マシンを 2 番目の移行計画を通じて正常に移行した後、最初の計画が実行されました。この問題は MTV 2.8.0 で解決されています。(MTV-1796)
手動で MAC アドレスを設定した仮想マシンで静的 IP アドレスが保持されない
MTV の以前のリリースでは、仮想マシンの仮想ネットワークアダプターに大文字を使用した MAC アドレスを設定すると、VMware 仮想マシンの静的 IP アドレスが保持されませんでした。この問題は、Preserve static IPs
設定が有効になっている移行に影響し、MTV 2.8.0 で解決されました。(MTV-2285)
1.4. 既知の問題
Migration Toolkit for Virtualization (MTV) 2.8 には、次の既知の問題があります。
ウォーム移行後に Windows Server 2022 仮想マシンの BIOS に Trusted Platform Module が追加される
Windows Server 2022 仮想マシンを vSphere から OpenShift クラスターにウォーム移行すると、ソース Windows Server 2022 仮想マシンの BIOS 設定で TPM 設定が非永続的であっても、Trusted Platform Module (TPM) デバイスがターゲット仮想マシンに追加されます。これにより、ターゲット仮想マシンが起動しません。(MTV-2049)
クラスター化されたファイルシステムを持つ Linux 仮想マシンがサポートされていない
共有ディスク上にクラスター化されたファイルシステムを持つ Linux ゲスト仮想マシンはサポートされていません。共有ディスクは、ゲスト変換プロセスに追加されないためです。virt-v2v
ツールは、fstab
設定ファイル内の共有ディスクを更新しません。(MTV-2145)
共有ブートディスクを移行できない
MTV を使用して共有ブートディスクを移行することはできません。(MTV-2201)
VMware VM 上の非アフィニティーソフトウェアにより移行が失敗する可能性がある
VMware のみ:アンチウィルソフトウェアにより、VMware の移行が失敗する場合があります。移行を開始する前に、このようなソフトウェアをソース仮想マシンから削除することが強く推奨されます。(MTV-2145)
第2章 リリースノートの追加
2.1. 選択された MTV パッケージ
以下にリストされているパッケージは、virt-v2v
ゲスト変換 Pod からのものです。
パッケージの概要 | MTV 2.8.0 | MTV 2.8.1 | MTV 2.8.2 | MTV 2.8.3 |
シンプルな Red Hat Enterprise Linux システムを定義するスケルトンパッケージ | basesystem-11-13.el9.noarch | basesystem-11-13.el9.noarch | basesystem-11-13.el9.noarch | basesystem-11-13.el9.noarch |
コアカーネルに一致するコアカーネルモジュール | kernel-modules-core-5.14.0-503.23.1.el9_5.x86_64 | kernel-modules-core-5.14.0-503.35.1.el9_5.x86_64 | kernel-modules-core-5.14.0-503.38.1.el9_5.x86_64 | kernel-modules-core-5.14.0-503.40.1.el9_5.x86_64 |
Linux カーネル | kernel-core-5.14.0-503.23.1.el9_5.x86_64 | kernel-core-5.14.0-503.35.1.el9_5.x86_64 | kernel-core-5.14.0-503.38.1.el9_5.x86_64 | kernel-core-5.14.0-503.40.1.el9_5.x86_64 |
仮想マシンのディスクイメージにアクセスして変更する | libguestfs-1.50.2-1.el9.x86_64 | libguestfs-1.50.2-2.el9_5.x86_64 | libguestfs-1.50.2-2.el9_5.x86_64 | libguestfs-1.50.2-4.el9_5.x86_64 |
libvirt ライブラリーのクライアント側ユーティリティー | libvirt-client-10.5.0-7.4.el9_5.x86_64 | libvirt-client-10.5.0-7.5.el9_5.x86_64 | libvirt-client-10.5.0-7.5.el9_5.x86_64 | libvirt-client-10.5.0-7.5.el9_5.x86_64 |
Libvirt ライブラリー | libvirt-libs-10.5.0-7.4.el9_5.x86_64 | libvirt-libs-10.5.0-7.5.el9_5.x86_64 | libvirt-libs-10.5.0-7.5.el9_5.x86_64 | libvirt-libs-10.5.0-7.5.el9_5.x86_64 |
libvirtd デーモン用の QEMU ドライバープラグイン | libvirt-daemon-driver-qemu-10.5.0-7.4.el9_5.x86_64 | libvirt-daemon-driver-qemu-10.5.0-7.5.el9_5.x86_64 | libvirt-daemon-driver-qemu-10.5.0-7.5.el9_5.x86_64 | libvirt-daemon-driver-qemu-10.5.0-7.5.el9_5.x86_64 |
NBD サーバー | nbdkit-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-1.38.3-2.el9_5.x86_64 |
nbdkit の基本フィルター | nbdkit-basic-filters-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-basic-filters-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-basic-filters-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-basic-filters-1.38.3-2.el9_5.x86_64 |
nbdkit の基本プラグイン | nbdkit-basic-plugins-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-basic-plugins-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-basic-plugins-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-basic-plugins-1.38.3-2.el9_5.x86_64 |
nbdkit 用 HTTP/FTP (cURL) プラグイン | nbdkit-curl-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-curl-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-curl-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-curl-plugin-1.38.3-2.el9_5.x86_64 |
nbdkit 用 NBD プロキシー/転送プラグイン | nbdkit-nbd-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-nbd-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-nbd-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-nbd-plugin-1.38.3-2.el9_5.x86_64 |
nbdkit 用 Python 3 プラグイン | nbdkit-python-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-python-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-python-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-python-plugin-1.38.3-2.el9_5.x86_64 |
nbdkit サーバー | nbdkit-server-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-server-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-server-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-server-1.38.3-2.el9_5.x86_64 |
nbdkit 用 SSH プラグイン | nbdkit-ssh-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-ssh-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-ssh-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-ssh-plugin-1.38.3-2.el9_5.x86_64 |
nbdkit 用の VMware VDDK プラグイン | nbdkit-vddk-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-vddk-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-vddk-plugin-1.38.3-1.el9.x86_64 | nbdkit-vddk-plugin-1.38.3-2.el9_5.x86_64 |
ディスクイメージを操作するための QEMU コマンドラインツール | qemu-img-9.0.0-10.el9_5.2.x86_64 | qemu-img-9.0.0-10.el9_5.2.x86_64 | qemu-img-9.0.0-10.el9_5.2.x86_64 | qemu-img-9.0.0-10.el9_5.3.x86_64 |
すべての QEMU ターゲットに必要な QEMU 共通ファイル | qemu-kvm-common-9.0.0-10.el9_5.2.x86_64 | qemu-kvm-common-9.0.0-10.el9_5.2.x86_64 | qemu-kvm-common-9.0.0-10.el9_5.2.x86_64 | qemu-kvm-common-9.0.0-10.el9_5.3.x86_64 |
QEMU KVM コアコンポーネント | qemu-kvm-core-9.0.0-10.el9_5.2.x86_64 | qemu-kvm-core-9.0.0-10.el9_5.2.x86_64 | qemu-kvm-core-9.0.0-10.el9_5.2.x86_64 | qemu-kvm-core-9.0.0-10.el9_5.3.x86_64 |
仮想マシンを KVM 上で実行するように変換する | virt-v2v-2.5.6-7.el9_5.x86_64 | virt-v2v-2.5.6-9.el9_5.x86_64 | virt-v2v-2.5.6-9.el9_5.x86_64 | virt-v2v-2.5.6-10.el9_5.x86_64 |