15.13. 大容量ディスクを使用する仮想マシンの移行に関する推奨事項


各ディスクのディスク上のデータ総量が 1 TB 以上になる仮想マシンの場合は、次の推奨事項を考慮してください。

  • 大容量ディスクの仮想マシン (VM) を移行するための適切なメンテナンス期間をスケジュールしてください。このような移行は繊細な操作です。特にストレージやネットワークのアクティビティーが少ない期間中に、メンテナンス期間とダウンタイムを慎重に計画する必要がある場合があります。
  • 大規模な仮想マシン (VM) の移行中に、他の移行アクティビティーや、他の負荷の高いネットワークまたはストレージアクティビティーが実行されないことを確認してください。このような大規模な仮想マシンの移行は特別なケースとして扱う必要があります。移行中は、MTV のアクティビティーを優先します。大規模な仮想マシンおよび関連するデータストアでのアクティビティーが少なくなる期間に、仮想マシンを移行するように計画します。
  • データの更新頻度が高く、スナップショット間で 100 GB 以上のデータが頻繁に変更される大規模な仮想マシンの場合は、ウォーム移行の controller_precopy_interval をデフォルトの 60 分から短縮することを検討してください。 このプロセスは、複数回のプレコピースナップショットが正常に完了できるように、計画されているカットオーバーの少なくとも 24 時間前に開始することが重要です。 カットオーバーを計画するときは、必ずメンテナンス期間中に余裕を持って変更の最後のスナップショットをコピーできるようにします。また、そのメンテナンス期間の開始時にカットオーバープロセスを始めてください。
  • きわめて大きな単一ディスクの仮想マシンで、ダウンタイムが発生する可能性がある場合、特に仮想マシンスナップショットが大きくなる場合は、ウォーム移行ではなくコールド移行を選択してください。
  • きわめて大きなディスク上のデータを複数のディスクに分割することを検討してください。そうすることで、ウォーム移行の使用時に MTV による並列ディスク移行が可能になります。
  • ダウンタイムや仮想マシンスナップショットが不可能な、大量のデータが継続的に書き込まれる大きなデータベースディスクがある場合は、MTV 外での特殊な移行を見据えて、データベースベンダー固有のデータベースデータのレプリケーション方法を検討する必要がある可能性があります。このケースに当てはまる場合は、データベースベンダー固有の方法を確認してください。
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