.NET Core 3.1 RPM パッケージのリリースノート
リリースノート
概要
多様性を受け入れるオープンソースの強化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、今後の複数のリリースで段階的に用語の置き換えを実施して参ります。詳細は、弊社 の CTO、Chris Wright のメッセージ を参照してください。
Red Hat ドキュメントへのフィードバック (英語のみ) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ご意見ご要望をお聞かせください。ドキュメントの改善点はございませんか。改善点を報告する場合は、以下のように行います。
特定の文章に簡単なコメントを記入する場合は、以下の手順を行います。
- ドキュメントの表示が Multi-page HTML 形式になっていて、ドキュメントの右上端に Feedback ボタンがあることを確認してください。
- マウスカーソルで、コメントを追加する部分を強調表示します。
- そのテキストの下に表示される Add Feedback ポップアップをクリックします。
- 表示される手順に従ってください。
より詳細なフィードバックを行う場合は、Bugzilla のチケットを作成します。
- Bugzilla の Web サイトにアクセスします。
- Component で Documentation を選択します。
- Description フィールドに、ドキュメントの改善に関するご意見を記入してください。ドキュメントの該当部分へのリンクも記入してください。
- Submit Bug をクリックします。
第1章 可用性 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat は、.NET Core を配布しています。このディストリビューションを使用すると、開発者は C#、Visual Basic、および F# 言語でアプリケーションを作成し、それを Red Hat Enterprise Linux (RHEL)、Red Hat OpenShift Container Platform などのプラットフォームにデプロイできます。コンテナー開発用のツールスイートを含む、無料の Red Hat Enterprise Linux Developer サブスクリプション をご利用いただけます。
.NET Core 3.1 を利用することで、Windows 開発者は RHEL を学習せずに RHEL へデプロイでき、ワークロードを RHEL 環境に拡張できます。この目的は、公開のリスクを生じさせることなく、新しい環境への安全な導入を提供することです。RHEL および RHEL ベースの Red Hat 製品のユーザーは、.NET Core アプリケーションを、Red Hat Enterprise Linux Atomic Host や Red Hat OpenShift Container Platform を含む RHEL 7、RHEL 8、RHEL 9 で直接開発および実行できるようになりました。
.NET Core 3.1 の RPM パッケージは、RHEL 7、RHEL 8、RHEL 9 で利用できます。
.NET Core 3.1 には、yum install からインストールできる以下の RPM パッケージが含まれています。
-
dotnet-sdk-3.1: .NET Core 3.1 SDK および Runtime が含まれます。 -
dotnet-runtime-3.1: .NET Core 3.1 ランタイムのみ。SDK を使用せずに Runtime のみを使用する場合は、これをインストールする必要があります。 aspnetcore-runtime-3.1: ASP.NET Core ランタイム。これには、.NET Core ランタイムと ASP.NET Core ランタイムが含まれます。このパッケージをインストールして、ASP.NET Core ベースのアプリケーションを実行します。RHEL 9 に .NET Core 3.1 をインストールする手順の詳細は、『RHEL 9 のスタートガイド』を参照してください。
第2章 概要 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
.NET Core は、自動メモリー管理と最新のプログラミング言語を備えた .NET の汎用、モジュラー、クロスプラットフォーム、およびオープンソース実装です。これにより、ユーザーは高品質のアプリケーションを効率的に構築できます。.NET Core は、RHEL 7、RHEL 8、RHEL 9 で利用できます。
.NET Core の本リリースは、長期サポート (LTS) リリースです。詳細は、.NET Core プログラムのライフサイクルおよびサポートポリシーを参照してください。
.NET Core は以下を提供します。
- マイクロサービスベースのアプローチに従う機能。一部のコンポーネントは .NET で構築され、他のコンポーネントは Java で構築されますが、すべては RHEL でサポートされている共通のプラットフォームで実行できます。
- Microsoft Windows で新しい .NET Core ワークロードをより簡単に開発する能力。RHEL または Windows Server のいずれかにデプロイして実行できます。
- 異機種環境のデータセンター。基盤となるインフラストラクチャーが Windows Server にのみ依存することなく .NET アプリケーションを実行できます。
第3章 機能および利点 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
3.1. 現在の機能および利点 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
.NET Core 3.1 には、以下の機能と利点があります。
ランタイムライブラリーおよびフレームワークライブラリー
.NET Core は、CoreCLR ランタイムと CoreFX フレームワークライブラリー、コンパイラー、ビルドツール、NuGet パッケージを取得するツール、すべてを連携させるコマンドラインインターフェースで構成されます。次の利点があります。
- 自動メモリー管理
- タイプの安全性
- 委譲と lambda
- 汎用型
- 言語統合クエリー (LINQ)
- Async プログラミング
- ネイティブの相互運用性
.NET Core 3.1 は、ASP.NET Core 3.1 および EF Core 3.1 を使用したアプリケーションの開発をサポートします。これには、以下のような利点があります。
- 軽量およびモジュール式 HTTP 要求パイプライン
- 独自のプロセスで Web サーバーまたはセルフホストでホスト可能
- .NET Core 上に構築。実際のサイドバイサイドのアプリケーションのバージョン管理をサポートします。
- NuGet パッケージの作成および使用の統合サポート
- Web UI および Web API の単一調整 Web スタック
- クラウド対応の環境ベースの設定
- 依存関係インジェクションの組み込みサポート
- 最新の Web 開発を簡素化するツール
3.2. 新機能および利点 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
.NET Core 3.1 は、オープンソース環境でのアプリケーション開発のサポートとツールを引き続き拡張します。.NET Core の最新バージョンには、以下の改善点が含まれています。
- C# 8.0 のサポート
- F# 4.7 のサポート
- Windows Desktop アプリケーションの構築に対するサポート
-
netstandard2.1をサポートします。 - ローカルツール
-
Perf 指向の CPU 命令(
System.Runtime.Intrinsics)の使用 - フレームワーク依存アプリケーション用のネイティブ実行ファイル
- 単一ファイルの実行ファイル
- アプリケーションの公開時のトリム
- AOT (ahead-of-time) コンパイル済みアプリケーション
- IEEE 浮動小数点の改善
- 高速な組み込み JSON サポート
-
NativeLibraryを使用したネイティブの相互運用の改善 -
HttpClientでの HTTP/2 のサポート - OpenSSL 1.1.1 搭載の Linux システムにおける TPS 1.3 サポート
-
Linux での
SerialPortサポート - 64 を超えるプロセッサーが搭載されたシステムで、小規模なメモリー割り当てを持つコンテナーでの GC 動作の改善
- (実験的) Huge ページサポート
- IoT のシナリオに対する ARM64 サポート
- プラットフォーム間の診断ツール
- Razor を使用したクライアント側の Web アプリケーションの構築に対するサポート
- gRPC を使用して高性能なバックエンドサービスを作成
- Kestrel でデフォルトで有効になっている HTTP/2
- 長期間実行されるサービスを構築するための新規ワーカーサービステンプレート
-
IdentityServerとの認証サポートの統合
第4章 サポート対象のオペレーティングシステムおよびアーキテクチャー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
.NET Core 3.1 は、以下のオペレーティングシステムおよびアーキテクチャーで利用できます。
- RHEL 9 x86_64 および aarch64
- RHEL 8 x86_64
- RHEL 7 x86_64 Server および Workstation
- HPC コンピュートノード
- Red Hat Enterprise Atomic Host
- OpenShift Container Platform
.NET Core プラットフォームは、ランタイム、ライブラリー、およびコンパイラーコンポーネントで構成されます。開発者は、デバイスおよびクラウドワークロードにさまざまな設定でコンポーネントを柔軟に使用できます。
第5章 カスタマープライバシー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
さまざまな Microsoft 製品には、ネットワーク上の使用状況の統計、解析、およびその他のメトリックを Microsoft に報告する機能があります。Microsoft では、これをテレメトリーと呼びます。Red Hat は、明示的に許可しなくてもお客様に顧客データを送信することを推奨しないため、テレメトリーを無効にしています。
Red Hat Enterprise Linux 9 の .NET のインストールの一部として、テレメトリーレポートを無効にするように CLI に指示する環境変数を自動的に設定します。.NET Core 3.1 を実行するお客様は、テレメトリー情報を Microsoft に報告しません。これにより、お客様の情報を機密に保つのに役立ちます。
環境変数 DOTNET_CLI_TELEMETRY_OPTOUT を 0 に設定すると、テレメトリーを有効にできます。詳細は、.NET Core Tools Telemetry コレクションを参照してください。
第6章 サポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat と Microsoft は、.NET Core への優れたサポートを提供しており、連携して Red Hat 対応プラットフォームで発生した問題を解決しています。Red Hat は、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) における .NET Core コンポーネントのインストール、設定、実行をサポートします。また、Red Hat は、NuGet アクセスの問題、パーミッションの問題、ファイアウォール、およびアプリケーションの質問で対応できる問題に対して「商業的に妥当な」サポートを提供することもできます。問題が .NET Core の不具合または脆弱性である場合は、Microsoft と協力して解決します。
.NET Core 3.1 は、RHEL 7、RHEL 8、RHEL 9、および Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 3.3 以降でサポートされます。
.NET Core サポートポリシーの詳細は、.NET Core Life Cycle を参照してください。
6.1. 連絡先オプション リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
.NET Core の使用方法に応じて、サポートを受ける方法は複数あります。
- .NET Core を使用している場合は、Red Hat サポート または Microsoft に直接問い合わせることができます。
- Microsoft Azure で .NET Core を使用している場合は、Red Hat サポート または Azure サポート のいずれかに連絡して統合サポート を受けることができます。
統合サポートは、Red Hat と Microsoft 間のサポート契約です。Microsoft Azure で Red Hat 製品をお使いのお客様は相互のお客様であるため、Microsoft と Red Hat の両方で最適なトラブルシューティングとサポートエクスペリエンスを提供することができます。
6.2. よくある質問 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下は、統合サポートにおける最も一般的なサポート質問の 4 つです。
統合サポートにアクセスするのはいつですか?
Red Hat サポート を直接お使いいただけます。お客様のケースに割り当てられている Red Hat サポートエンジニアが Microsoft からの支援を必要としている場合は、Red Hat サポートエンジニアは、Microsoft と直接連携します。お客様側では、なにもしていただく必要はありません。同様に、Microsoft 側では Red Hat サポートエンジニアと直接連携するプロセスがあります。
サポートケースを提出した後には、どのようなことが発生しますか?
Red Hat サポートケースが作成されると、Red Hat サポートエンジニアがケースに割り当てられ、Microsoft サポートエンジニアとお客様に対応させていただき、問題に対処します。問題への対応は、Red Hat の製品サポートサービスレベルアグリーメントに基づいて行われることをご了承ください。
さらなるサポートが必要な場合は?
ケースの作成またはこのプロセスに関する質問については、Red Hat サポート にお問い合わせください。ここで、開いているケースのいずれかを表示できます。
Azure プラットフォームの問題のサポートについて Microsoft についてどのようなサポートを提供していますか?
Microsoft のサポートをお持ちの場合は、通常実施するプロセスを使用してケースを作成することができます。Microsoft のサポートをお持ちでない場合は、常に Microsoft サポートからサポートを受けることができます。
6.3. その他のサポートリソース リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Developers の Resources ページには、以下を含むさまざまな情報が提供されています。
- ドキュメントの使用
- ナレッジベースのアーティクルおよびソリューション
- ブログ投稿
.NET Core ドキュメントは、Microsoft の Web サイトでホストされています。以下で考察するトピックをいくつか紹介します。
Red Hat および Microsoft Azure Certified Cloud & Service Provider Support Policies で、サポートポリシーの情報を確認することもできます。
第7章 既知の問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Enterprise Linux(RHEL)で .NET Core を実行するための既知の問題は次のとおりです。
- .NET Core は、RHEL 7.x、RHEL 8.x、および RHEL 9.x でのみ実行され、以前のバージョンの RHEL では動作しません。
dotnet dev-certs https --trustは RHEL では機能しません。.NET Core は、
dotnet dev-certs httpsによる HTTPS 証明書の作成をサポートしますが、dotnet dev-certs https --trustによる信頼はサポートしていません。curlや Firefox などの ASP.NET Core アプリケーションに接続するクライアントは、信頼できない自己署名証明書について警告します。Firefox などのブラウザーでこれを回避するには、警告を無視し、信頼できない証明書に関する警告が表示されたときに証明書を明示的に信頼します。コマンドラインツールは、信頼できない証明書を無視するフラグをサポートします。curlには、--insecureフラグを使用します。wgetには、--no-check-certificateフラグを使用します。異なるプラットフォームのコンピュートライブラリーには、さまざまな値があります。
.NET Core 3.1 の一部である計算ライブラリーは、異なるプラットフォームで異なる値を返すことができます。これは想定されている動作です。.NET Core 3.1 はプラットフォーム固有のライブラリーを利用して、パフォーマンスを改善し、オーバーヘッドを削減します。詳細は、Math.Cos(double.MaxValue) っは、Windows で異なる値を返すことと、その他プラットフォーム問題を参照してください。