3.2. 新機能および利点
.NET Core 3.1 は、オープンソース環境でのアプリケーション開発のサポートとツールを引き続き拡張します。.NET Core の最新バージョンには、以下の改善点が含まれています。
- C# 8.0 のサポート
- F# 4.7 のサポート
- Windows Desktop アプリケーションの構築に対するサポート
-
netstandard2.1
をサポートします。 - ローカルツール
-
Perf 指向の CPU 命令(
System.Runtime.Intrinsics
)の使用 - フレームワーク依存アプリケーション用のネイティブ実行ファイル
- 単一ファイルの実行ファイル
- アプリケーションの公開時のトリム
- AOT (ahead-of-time) コンパイル済みアプリケーション
- IEEE 浮動小数点の改善
- 高速な組み込み JSON サポート
-
NativeLibrary
を使用したネイティブの相互運用の改善 -
HttpClient
での HTTP/2 のサポート - OpenSSL 1.1.1 搭載の Linux システムにおける TPS 1.3 サポート
-
Linux での
SerialPort
サポート - 64 を超えるプロセッサーが搭載されたシステムで、小規模なメモリー割り当てを持つコンテナーでの GC 動作の改善
- (実験的) Huge ページサポート
- IoT のシナリオに対する ARM64 サポート
- プラットフォーム間の診断ツール
- Razor を使用したクライアント側の Web アプリケーションの構築に対するサポート
- gRPC を使用して高性能なバックエンドサービスを作成
- Kestrel でデフォルトで有効になっている HTTP/2
- 長期間実行されるサービスを構築するための新規ワーカーサービステンプレート
-
IdentityServer
との認証サポートの統合