第4章 .NET 6.0 でのアプリケーションの公開


.NET 6.0 アプリケーションを公開して、共有されたシステム全体で使用される .NET を使用するか、.NET を追加できます。

.NET 6.0 アプリケーションを公開するには、以下の方法があります。

  • 単一ファイルアプリケーション: アプリケーションは自己完結型であり、1 つのバイナリーに依存関係ファイルをすべて含む、単一の実行可能ファイルとしてデプロイできます。
注記

単一ファイルアプリケーションのデプロイメントは、IBM Z および LinuxONE では使用できません。

  • フレームワーク依存デプロイメント (FDD): アプリケーションは、共有されたシステム全体の .NET バージョンを使用します。
注記

RHEL にアプリケーションを公開する場合、Red Hat では FDD を使用することを推奨しています。これは、アプリケーションが、Red Hat が構築した最新バージョンの .NET を使用していることを保証するためです。これは、特定のネイティブ依存関係のセットを使用します。

  • SCD (自己完結型デプロイメント): アプリケーションには .NET が含まれます。この方法では、Microsoft が構築したランタイムを使用します。
注記

SCD は IBM Z および LinuxONE では利用できません。

前提条件

4.1. .NET アプリケーションの公開

以下の手順では、フレームワーク依存アプリケーションを公開する方法を概説します。

手順

  1. フレームワーク依存アプリケーションを公開します。

    $ dotnet publish my-app -f net6.0 -c Release
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    my-app は、公開するアプリケーションの名前に置き換えます。

  2. 任意: アプリケーションが RHEL 専用の場合は、次のコマンドを使用してその他のプラットフォームに必要な依存関係を削除します。

    $ dotnet publish my-app -f net6.0 -c Release -r rhel.9-architecture --self-contained false
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    • architecture は、使用しているプラットフォームに基づいて置き換えます。

      • Intel の場合: x64
      • IBM Z および LinuxONE の場合: s390x
      • 64 ビット Arm の場合: arm64
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