第2章 既知の問題
NodeJS は .NET 8.0 SDK イメージには含まれなくなりました。
Node.js に依存するアプリケーションを以前の .NET バージョンから .NET 8.0 イメージに移植する方法は、ナレッジベースのソリューションNodeJS フロントエンドを使用した Web アプリケーションの移植による .NET 8.0 UBI イメージでの構築 を参照してください。
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OpenShift Container Platform で使用されるランダムユーザーは、OpenShift Container Platform 3.11 の
/etc/passwd
ファイルに追加されなくなりました。その結果、.NETEnvironment.UserName
プロパティーは空の文字列を返します。 -
DOTNET_CORE_VERSION
環境変数およびDOTNET_FRAMEWORK
環境変数がイメージから削除されました。代わりに、イメージには、DOTNET_VERSION
、ASPNET_VERSION
、およびDOTNET_SDK_VERSION
環境変数の .NET Framework、ASP.NET Core Framework、および SDK バージョンの正確なバージョンがそれぞれ含まれるようになりました。 -
追加のディレクトリーから証明書をロードするために使用される
DOTNET_SSL_DIRS
環境変数は、イメージエントリーポイントによって処理されなくなりました。デフォルトの s2i (source-to-image) のassemble
およびrun
スクリプトは引き続き環境変数を処理します。あらゆる場合に証明書を信頼するには、代わりにSSL_CERT_DIR
を使用します。 .NET 8.0 では、コンテナー内で実行するコマンドとその引数を単一の文字列として指定できなくなりました。引数を別の文字列として渡す必要があります。新しい構文は、以前の .NET バージョンでも機能します。
たとえば、
podman run registry.access.redhat.com/ubi8/dotnet-70 “echo hello”
の代わりに、podman run registry.access.redhat.com/ubi8/dotnet-80 echo hello
を使用します。dnf
コマンドは使用できません。イメージサイズを縮小するために、.NET 8.0 コンテナーイメージは ubi ベースイメージの代わりに
ubi-minimal
ベースイメージを使用します。ubi-minimal
イメージは、dnf
コマンドの代わりにmicrodnf
コマンドをパッケージマネージャーとして使用します。Dockerfiles/Containerfiles で
dnf
コマンドを使用している場合は、代わりにmicrodnf
コマンドを使用するように変更する必要があります。microdnf
コマンドの詳細は、microdnf
man ページを参照してください。
RPM の既知の問題および回避策の一覧は、.NET 8.0 RPM パッケージの .NET 8.0 リリースノートの 既知の問題 を参照してください。