3.2.11. エラーメッセージのカスタマイズ
プロビジョニング呼び出しが失敗すると、デフォルトのエラーメッセージが Web コンソールに返されます。以下に例を示します。
Error occurred during provision. Please contact administrator if the issue persists.
失敗した場合にトラブルシューティングに使用する詳細情報を提供するために、Web コンソールがチェックできる APB についてのカスタムエラーメッセージを作成し、これをユーザーに返せるようにすることができます。
Kubernetes は Pod が終了ログに対して致命的なイベントのログを記録できるようにします。ログファイルの場所は、Pod の仕様の terminationMessagePath
フィールドで設定され、デフォルトでは /dev/termination-log に設定されます。
ブローカーはこの終了ログでファイルに書き込まれたメッセージの有無を確認し、その内容をサービスカタログに渡します。Web コンソールは失敗が生じるとこれらのメッセージを表示します。
Pod の終了メッセージについての詳細は、Kubernetes ドキュメントを参照してください。
以下は、CloudFormation テンプレートを使用して、これを APB で実行する方法の例について示しています。
- name: Writing Termination Message shell: echo "[CloudFormation Error] - {{ ansible_failed_result.msg }}" > /dev/termination-log - fail: msg="[APB Failed Plain - '{{ _apb_plan_id }}'] "
エラーが発生すると、このカスタムメッセージのサンプルは Pod が失敗する前にデフォルトの終了ログパスに書き込まれます。