第4章 コンピュートリソースの最適化
4.1. オーバーコミット
CPU およびメモリーなどのリソースを必要とするクラスターの部分から、このようなリソースにアクセスしやすくなるように、オーバーコミットの手順を使用します。
ハイパーバイザーと Kubernetes 間のスケジュールの衝突による不安定なクラスター動作を防ぐために、ハイパーバイザーレベルではオーバーコミットしないでください。
オーバーコミットすると、別のアプリケーションが必要としているリソースを必要な時にアクセスできなくなってしまうリスクがあり、結果的にパフォーマンスが低下しますが、パフォーマンスが低下する代わりに、密度が高まり、コストが削減されるので、代償として妥当な範囲である場合もあります。ただし、パフォーマンスが低下する代わりに、密度が高まり、コストが削減されるので、許容できるトレードオフになる場合もあります。たとえば、開発、品質保証 (QA) またはテスト環境でオーバーコミットできても、実稼働環境ではできない場合があります。
OpenShift Container Platform は、コンピュートリソースモデルやクォータシステムでリソース管理を実装します。詳細は、OpenShift リソースモデル を参照してください。
オーバーコミットに関する詳細情報およびストラテジーは、クラスター管理ガイドのオーバーコミット を参照してください。