4.3. Cluster Observability Operator への MonitoringStack オブジェクト作成
ターゲット prometheus-coo-example-app
サービスが公開するメトリクスデータを収集するには、「Cluster Observability Operator でサービスを監視する方法を指定する」セクションで作成した ServiceMonitor
オブジェクトを参照する MonitoringStack
オブジェクトを作成します。この MonitoringStack
オブジェクトはサービスを検出し、そこから公開されているメトリクスデータを収集できます。
前提条件
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cluster-admin
クラスターロールを持つユーザーとして、または namespace の管理権限を持つユーザーとして、クラスターにアクセスできる。 - Cluster Observability Operator がインストールされている。
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prometheus-coo-example-app
サンプルサービスをns1-coo
namespace にデプロイしている。 -
ns1-coo
namespace に、prometheus-coo-example-monitor
という名前のServiceMonitor
オブジェクトを作成している。
手順
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MonitoringStack
オブジェクト設定の YAML ファイルを作成します。この例では、ファイル名をexample-coo-monitoring-stack.yaml
にします。 以下の
MonitoringStack
オブジェクト設定の詳細を追加します。MonitoringStack
オブジェクトの例apiVersion: monitoring.rhobs/v1alpha1 kind: MonitoringStack metadata: name: example-coo-monitoring-stack namespace: ns1-coo spec: logLevel: debug retention: 1d resourceSelector: matchLabels: k8s-app: prometheus-coo-example-monitor
次のコマンドを実行して、
MonitoringStack
オブジェクトを適用します。$ oc apply -f example-coo-monitoring-stack.yaml
次のコマンドを実行し、出力で
MonitoringStack
オブジェクトが利用可能であることを確認します。$ oc -n ns1-coo get monitoringstack
出力例
NAME AGE example-coo-monitoring-stack 81m