3.9. DHCP を使用したクラスターノードのホスト名の設定
Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) マシンでは、NetworkManager
がホスト名を設定します。デフォルトでは、DHCP が NetworkManager
にホスト名を提供します。これが推奨される方法です。NetworkManager
は、次の場合に逆 DNS ルックアップを通じてホスト名を取得します。
- DHCP がホスト名を提供しない場合
- カーネル引数を使用してホスト名を設定する場合
- 別の方法でホスト名を設定する場合
逆 DNS ルックアップは、ノード上でネットワークが初期化された後に実行し、NetworkManager
がホスト名を設定するのにかかる時間が長くなる可能性があります。NetworkManager
がホスト名を設定する前に他のシステムサービスが起動することがあり、その場合は、それらのサービスが localhost
などのデフォルトのホスト名を使用する可能性があります。
DHCP を使用して各クラスターノードにホスト名を提供することで、ホスト名の設定の遅延を回避できます。また、DHCP を介してホスト名を設定すると、DNS スプリットホライズンが実装されている環境での手動の DNS レコード名設定エラーを回避できます。