2.6. リモートサーバーアクセス用のカスタムライブ RHCOS ISO の作成


場合によっては、外部ディスクドライブをサーバーに接続できませんが、サーバーにリモートアクセスしてノードをプロビジョニングする必要があります。サーバーへの SSH アクセスを有効にすることが推奨されます。起動後にサーバーにアクセスできるように、SSHd を有効にし、事前定義された認証情報を使用してライブ RHCOS ISO を作成できます。

前提条件

  • butane ユーティリティーをインストールした。

手順

  1. coreos-installer イメージの mirror ページから coreos-installer バイナリーをダウンロードします。
  2. mirror.openshift.com から最新のライブ RHCOS ISO をダウンロードします。
  3. butane ユーティリティーが Ignition ファイルの作成に使用する embedded.yaml ファイルを作成します。

    variant: openshift
    version: 4.13.0
    metadata:
      name: sshd
      labels:
        machineconfiguration.openshift.io/role: worker
    passwd:
      users:
        - name: core 1
          ssh_authorized_keys:
            - '<ssh_key>'
    1
    core ユーザーには sudo 権限があります。
  4. butane ユーティリティーを実行し、以下のコマンドを使用して Ignition ファイルを作成します。

    $ butane -pr embedded.yaml -o embedded.ign
  5. Ignition ファイルが作成されたら、coreos-installer ユーティリティーを使用して、rhcos-sshd-4.13.0-x86_64-live.x86_64.iso という名前の新しいライブ RHCOS ISO に設定を含めることができます。

    $ coreos-installer iso ignition embed -i embedded.ign rhcos-4.13.0-x86_64-live.x86_64.iso -o rhcos-sshd-4.13.0-x86_64-live.x86_64.iso

検証

  • 次のコマンドを実行して、カスタムライブ ISO を使用してサーバーを起動できることを確認します。

    # coreos-installer iso ignition show rhcos-sshd-4.13.0-x86_64-live.x86_64.iso

    出力例

    {
      "ignition": {
        "version": "3.2.0"
      },
      "passwd": {
        "users": [
          {
            "name": "core",
            "sshAuthorizedKeys": [
              "ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAADAQABAAABAQCZnG8AIzlDAhpyENpK2qKiTT8EbRWOrz7NXjRzopbPu215mocaJgjjwJjh1cYhgPhpAp6M/ttTk7I4OI7g4588Apx4bwJep6oWTU35LkY8ZxkGVPAJL8kVlTdKQviDv3XX12l4QfnDom4tm4gVbRH0gNT1wzhnLP+LKYm2Ohr9D7p9NBnAdro6k++XWgkDeijLRUTwdEyWunIdW1f8G0Mg8Y1Xzr13BUo3+8aey7HLKJMDtobkz/C8ESYA/f7HJc5FxF0XbapWWovSSDJrr9OmlL9f4TfE+cQk3s+eoKiz2bgNPRgEEwihVbGsCN4grA+RzLCAOpec+2dTJrQvFqsD alosadag@sonnelicht.local"
            ]
          }
        ]
      }
    }

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