4.2. Network Observablity Operator のアーキテクチャー
Network Observability Operator は、FlowCollector
API を提供します。これは、インストール時にインスタンス化され、eBPF agent
、flowlogs-pipeline
、netobserv-plugin
コンポーネントを調整するように設定されています。FlowCollector
は、クラスターごとに 1 つだけサポートされます。
eBPF agent
は、各クラスター上で実行され、ネットワークフローを収集するためのいくつかの権限を持っています。flowlogs-pipeline
はネットワークフローデータを受信し、データに Kubernetes 識別子を追加します。Loki を使用することを選択した場合、flowlogs-pipeline
はフローログデータを Loki に送信し、保存およびインデックス作成を行います。netobserv-plugin
は、動的 OpenShift Container Platform Web コンソールプラグインであり、Loki にクエリーを実行してネットワークフローデータを取得します。クラスター管理者は、Web コンソールでデータを表示できます。
Loki を使用しない場合は、Prometheus を使用してメトリクスを生成できます。これらのメトリクスと関連するダッシュボードには、Web コンソールからアクセスできます。詳細は、"Loki を使用しない Network Observability" を参照してください。

次の図に示すように、Kafka オプションを使用している場合、eBPF agent はネットワークフローデータを Kafka に送信し、flowlogs-pipeline
は Loki に送信する前に Kafka トピックから読み取ります。
