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5.2. CLI を使用した OpenShift Sandboxed Containers のアンインストール

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Red Hat OpenShift コマンドラインインターフェイス (CLI) を使用して、OpenShift Sandboxed Containers をアンインストールできます。以下の手順を記載順に実行してください。

5.2.1. CLI を使用した OpenShift Sandboxed Containers Pod の削除

OpenShift Sandboxed Containers をアンインストールするには、最初に kataruntimeClass として使用する実行中のすべての Pod を削除する必要があります。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • コマンドライン JSON プロセッサー (jq) がインストールされている。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、kataruntimeClass として使用する Pod を検索します。

    $ oc get pods -A -o json | jq -r '.items[] | select(.spec.runtimeClassName == "kata").metadata.name'
  2. 各 Pod を削除するには、次のコマンドを実行します。

    $ oc delete pod <pod-name>

5.2.2. CLI を使用した KataConfig カスタムリソースの削除

kata ランタイムとその関連リソースすべて (CRI-O 設定や RuntimeClass など) をクラスターから削除およびアンインストールできます。

前提条件

  • クラスターに Red Hat OpenShift 4.14 がインストールされている。
  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
重要

KataConfig CR を削除すると、ワーカーノードが自動的に再起動します。再起動には 10 分から 60 分以上かかる場合があります。再起動時間を妨げる要因は次のとおりです。

  • Red Hat OpenShift デプロイメントが大規模で、ワーカーノードの数が多い。
  • BIOS および診断ユーティリティーが有効である。
  • SSD ではなくハードドライブへのデプロイメント。
  • 仮想ノードではなく、ベアメタルなどの物理ノードにデプロイしている。
  • CPU とネットワークが遅い。

手順

  1. 以下のコマンドを実行して KataConfig カスタムリソースを削除します。

    $ oc delete kataconfig <KataConfig_CR_Name>

OpenShift Sandboxed Containers Operator は、クラスターでランタイムを有効化するために初期に作成されていたリソースをすべて削除します。

重要

削除中、CLI はすべてのワーカーノードが再起動するまで応答を停止します。プロセスが完了するまで待ってから、検証を実行するか、次の手順に進みます。

検証

  • KataConfig カスタムリソースが削除されたことを確認するには、以下のコマンドを実行します。

    $ oc get kataconfig <KataConfig_CR_Name>

    出力例

    No KataConfig instances exist

5.2.3. CLI を使用したSandboxed Containers Operator のインストール

Operator サブスクリプション、Operator グループ、クラスターサービスバージョン (CSV)、および namespace を削除して、クラスターから OpenShift Sandboxed Containers Operator を削除します。

前提条件

  • クラスターに Red Hat OpenShift 4.10 がインストールされています。
  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • コマンドライン JSON プロセッサー (jq) をインストールしました。
  • cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、サブスクリプションから OpenShift Sandboxed Containers のクラスターサービスバージョン (CSV) 名をフェッチします。

    CSV_NAME=$(oc get csv -n openshift-sandboxed-containers-operator -o=custom-columns=:metadata.name)
  2. 以下のコマンドを実行して、OpenShift Sandboxed Containers Operator サブスクリプションを Operator Lifecyle Manager (OLM) から削除します。

    $ oc delete subscription sandboxed-containers-operator -n openshift-sandboxed-containers-operator
  3. 以下のコマンドを実行して、OpenShift Sandboxed Containers の CSV 名を削除します。

    $ oc delete csv ${CSV_NAME} -n openshift-sandboxed-containers-operator
  4. 次のコマンドを実行して、OpenShift Sandboxed Containers の Operator グループ名を取得します。

    $ OG_NAME=$(oc get operatorgroup -n openshift-sandboxed-containers-operator -o=jsonpath={..name})
  5. 次のコマンドを実行して、OpenShift Sandboxed Containers Operator グループ名を削除します。

    $ oc delete operatorgroup ${OG_NAME} -n openshift-sandboxed-containers-operator
  6. 次のコマンドを実行して、OpenShift Sandboxed Containers の namespace を削除します。

    $ oc delete namespace openshift-sandboxed-containers-operator

5.2.4. CLI を使用した KataConfig カスタムリソース定義の削除

KataConfig カスタムリソース定義 (CRD) を使用すると、KataConfig CR を定義できます。クラスターから KataConfig CRD を削除します。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • cluster-admin ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
  • クラスターから KataConfig CR を削除している。
  • クラスターから OpenShift Sandboxed Containers Operator を削除している。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、KataConfig CRD を削除します。

    $ oc delete crd kataconfigs.kataconfiguration.openshift.io

検証

  • KataConfig CRD が削除されたことを確認するには、次のコマンドを実行します。

    $ oc get crd kataconfigs.kataconfiguration.openshift.io

    出力例

    Unknown CR KataConfig

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