2.6. Red Hat Windows Machine Config Operator 8.0.0 のリリースノート
WMCO のこのリリースは、OpenShift Container Platform クラスターで Windows コンピュートノードを実行するための新機能とバグ修正を提供します。WMCO 8.0.0 のコンポーネントは RHBA-2023:3738 でリリースされました。
既知の問題 により、WMCO 8.0.0 をダウンロードして使用することはできません。この問題は、リリースが予定されている WMCO 8.0.1 で対処されます。クラスターを OpenShift Container Platform 4.12 から OpenShift Container Platform 4.13 にアップグレードする場合、引き続き WMCO 7.0.x を使用できます。ただし、このセクションで説明されているとおり、新しい WMCO 8.0.0 機能は使用できません。
2.6.1. 新機能および改善点
2.6.1.1. Pod os
パラメーターのサポート
ワークロード Pod で spec.os.name.windows
パラメーターを使用して、検証のために Pod オペレーティングシステムを正式に識別し、Windows 固有の Pod セキュリティーコンテキスト制約 (SCC) を強制できるようになりました。このパラメーターをワークロード Pod に設定することが推奨されています。
詳細は、Windows コンテナーワークロードのデプロイメント例 を参照してください。
2.6.1.2. must-gather への WICD ログの追加
must-gather
ツールが、Windows Instance Config Daemon (WICD) によって生成されたサービスログを Windows ノードから収集するようになりました。
2.6.2. バグ修正
-
以前のリリースでは、Windows Defender ウイルス対策サービスが実行されているかどうかを判断するテストで、状態に関係なく、名前が
Windows Defender
で始まるプロセスが誤ってチェックされていました。これにより、Windows Defender
がインストールされていないインスタンスで WMCO が containerd のファイアウォール除外を作成すると、エラーが発生していました。今回の修正により、Windows Defender ウイルス対策サービスに関連付けられた特定の実行中のプロセスの存在がチェックされるようになりました。その結果、Windows Defender がインストールされているかどうかに関係なく、WMCO は Windows インスタンスをノードとして適切に設定できます。(OCPBUGS-1513) - 以前のリリースでは、ツリー内ストレージは VMware vSphere 上の Windows ノードでは機能していませんでした。今回の修正により、Windows コンテナーの Red Hat OpenShift サポートは、すべてのクラウドプロバイダーのツリー内ストレージを適切にサポートするようになりました。(WINC-1014)