5.3. プロキシー対応クラスターで Windows コンテナーを使用する
Windows Machine Config Operator (WMCO) は、クラスターの内部ネットワーク外で外部要求を行うときに、クラスター全体の Egress プロキシー設定を消費および使用できます。
これにより、プロキシー対応のクラスターに Windows ノードを追加してワークロードを実行できるようになり、Windows ノードはプロキシーサーバーの背後で保護されたレジストリーからイメージをプルしたり、クラスター外のサービスやカスタム公開鍵インフラストラクチャーを使用するサービスにリクエストを送信したりできるようになります。
クラスター全体のプロキシーは、システムコンポーネントにのみ影響し、ユーザーのワークロードには影響しません。
プロキシー対応のクラスターでは、WMCO はクラスターに設定されている NO_PROXY
、HTTP_PROXY
、および HTTPS_PROXY
の値を認識しています。WMCO は、プロキシー環境変数が変更されたかどうかを定期的にチェックします。不一致がある場合、WMCO は Windows インスタンス上のプロキシー環境変数を調整して更新します。
プロキシー対応クラスターの Windows ノードで作成された Windows ワークロードは、Linux ノードと同様に、デフォルトではノードからプロキシー設定を継承しません。また、デフォルトでは、PowerShell セッションはプロキシー対応クラスター内の Windows ノード上のプロキシー設定を継承しません。
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