3.10. インストール設定ファイルの作成


Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) にインストールする OpenShift Container Platform クラスターをカスタマイズできます。

前提条件

  • OpenShift Container Platform インストールプログラムおよびクラスターのプルシークレットがある。

手順

  1. install-config.yaml ファイルを作成します。

    1. インストールプログラムが含まれるディレクトリーに切り替え、以下のコマンドを実行します。

      $ ./openshift-install create install-config --dir <installation_directory> 
      1
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      1
      <installation_directory> の場合、インストールプログラムが作成するファイルを保存するためにディレクトリー名を指定します。

      ディレクトリーを指定する場合:

      • ディレクトリーに execute 権限があることを確認します。この権限は、インストールディレクトリーで Terraform バイナリーを実行するために必要です。
      • 空のディレクトリーを使用します。ブートストラップ X.509 証明書などの一部のインストールアセットは有効期限が短いため、インストールディレクトリーを再利用しないでください。別のクラスターインストールの個別のファイルを再利用する必要がある場合は、それらをディレクトリーにコピーすることができます。ただし、インストールアセットのファイル名はリリース間で変更される可能性があります。インストールファイルを以前のバージョンの OpenShift Container Platform からコピーする場合は注意してください。
    2. プロンプト時に、クラウドの設定の詳細情報を指定します。

      1. オプション: クラスターマシンにアクセスするために使用する SSH キーを選択します。

        注記

        インストールのデバッグまたは障害復旧を実行する必要のある実稼働用の OpenShift Container Platform クラスターでは、ssh-agent プロセスが使用する SSH キーを指定します。

      2. ターゲットに設定するプラットフォームとして openstack を選択します。
      3. クラスターのインストールに使用する Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) の外部ネットワーク名を指定します。
      4. OpenShift API への外部アクセスに使用する floating IP アドレスを指定します。
      5. コントロールプレーンノードに使用する少なくとも 16 GB の RAM とコンピュートノードに使用する 8 GB の RAM を持つ RHOSP フレーバーを指定します。
      6. クラスターをデプロイするベースドメインを選択します。すべての DNS レコードはこのベースのサブドメインとなり、クラスター名も含まれます。
      7. クラスターの名前を入力します。名前は 14 文字以下でなければなりません。
  2. install-config.yaml ファイルを変更します。利用可能なパラメーターの詳細は、「インストール設定パラメーター」のセクションを参照してください。
  3. install-config.yaml ファイルをバックアップし、複数のクラスターをインストールするのに使用できるようにします。

    重要

    install-config.yaml ファイルはインストールプロセス時に使用されます。このファイルを再利用する必要がある場合は、この段階でこれをバックアップしてください。

3.10.1. インストール時のクラスター全体のプロキシーの設定

実稼働環境では、インターネットへの直接アクセスを拒否し、代わりに HTTP または HTTPS プロキシーを使用することができます。プロキシー設定を install-config.yaml ファイルで行うことにより、新規の OpenShift Container Platform クラスターをプロキシーを使用するように設定できます。

前提条件

  • 既存の install-config.yaml ファイルがある。
  • クラスターがアクセスする必要のあるサイトを確認済みで、それらのいずれかがプロキシーをバイパスする必要があるかどうかを判別している。デフォルトで、すべてのクラスター Egress トラフィック (クラスターをホストするクラウドに関するクラウドプロバイダー API に対する呼び出しを含む) はプロキシーされます。プロキシーを必要に応じてバイパスするために、サイトを Proxy オブジェクトの spec.noProxy フィールドに追加している。

    注記

    Proxy オブジェクトの status.noProxy フィールドには、インストール設定の networking.machineNetwork[].cidrnetworking.clusterNetwork[].cidr、および networking.serviceNetwork[] フィールドの値が設定されます。

    Amazon Web Services (AWS)、Microsoft Azure、および Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) へのインストールの場合、Proxy オブジェクトの status.noProxy フィールドには、インスタンスメタデータのエンドポイント (169.254.169.254) も設定されます。

手順

  1. install-config.yaml ファイルを編集し、プロキシー設定を追加します。以下に例を示します。

    apiVersion: v1
    baseDomain: my.domain.com
    proxy:
      httpProxy: http://<username>:<pswd>@<ip>:<port> 
    1
    
      httpsProxy: https://<username>:<pswd>@<ip>:<port> 
    2
    
      noProxy: example.com 
    3
    
    additionalTrustBundle: | 
    4
    
        -----BEGIN CERTIFICATE-----
        <MY_TRUSTED_CA_CERT>
        -----END CERTIFICATE-----
    additionalTrustBundlePolicy: <policy_to_add_additionalTrustBundle> 
    5
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    1
    クラスター外の HTTP 接続を作成するために使用するプロキシー URL。URL スキームは http である必要があります。
    2
    クラスター外で HTTPS 接続を作成するために使用するプロキシー URL。
    3
    プロキシーから除外するための宛先ドメイン名、IP アドレス、または他のネットワーク CIDR のコンマ区切りのリスト。サブドメインのみと一致するように、ドメインの前に . を付けます。たとえば、.y.comx.y.com に一致しますが、y.com には一致しません。* を使用し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。
    4
    指定されている場合、インストールプログラムは HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書が含まれる user-ca-bundle という名前の設定マップを openshift-config namespace に生成します。次に Cluster Network Operator は、これらのコンテンツを Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) 信頼バンドルにマージする trusted-ca-bundle 設定マップを作成し、この設定マップは Proxy オブジェクトの trustedCA フィールドで参照されます。additionalTrustBundle フィールドは、プロキシーのアイデンティティー証明書が RHCOS 信頼バンドルからの認証局によって署名されない限り必要になります。
    5
    オプション: trustedCA フィールドの user-ca-bundle 設定マップを参照する Proxy オブジェクトの設定を決定するポリシー。許可される値は Proxyonly および Always です。Proxyonly を使用して、http/https プロキシーが設定されている場合にのみ user-ca-bundle 設定マップを参照します。Always を使用して、常に user-ca-bundle 設定マップを参照します。デフォルト値は Proxyonly です。
    注記

    インストールプログラムは、プロキシーの readinessEndpoints フィールドをサポートしません。

    注記

    インストーラーがタイムアウトした場合は、インストーラーの wait-for コマンドを使用してデプロイメントを再起動してからデプロイメントを完了します。以下に例を示します。

    $ ./openshift-install wait-for install-complete --log-level debug
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  2. ファイルを保存し、OpenShift Container Platform のインストール時にこれを参照します。

インストールプログラムは、指定の install-config.yaml ファイルのプロキシー設定を使用する cluster という名前のクラスター全体のプロキシーを作成します。プロキシー設定が指定されていない場合、cluster Proxy オブジェクトが依然として作成されますが、これには spec がありません。

注記

cluster という名前の Proxy オブジェクトのみがサポートされ、追加のプロキシーを作成することはできません。

3.10.2. RHOSP デプロイメントでのカスタムサブネット

オプションで、選択する Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) サブネットにクラスターをデプロイすることができます。サブネットの GUID は、install-config.yaml ファイルの platform.openstack.machinesSubnet の値として渡されます。

このサブネットはクラスターのプライマリーサブネットとして使用されます。デフォルトで、ノードおよびポートはこの上に作成されます。platform.openstack.machinesSubnet プロパティーの値をサブネットの UUID に設定すると、異なる RHOSP サブネットにノードおよびポートを作成することができます。

カスタムサブネットを使用して OpenShift Container Platform インストーラーを実行する前に、設定が以下の要件を満たしていることを確認してください。

  • platform.openstack.machinesSubnet で使用されるサブネットで DHCP が有効にされている。
  • platform.openstack.machinesSubnet の CIDR は networking.machineNetwork の CIDR に一致する。
  • インストールプログラムのユーザーには、固定 IP アドレスを持つポートなど、このネットワークでポートを作成するパーミッションがある。

カスタムサブネットを使用するクラスターには、以下の制限があります。

  • Floating IP アドレスを使用するクラスターをインストールする予定の場合には、platform.openstack.machinesSubnet サブネットを externalNetwork ネットワークに接続されているルーターに接続する必要があります。
  • platform.openstack.machinesSubnet の値が install-config.yaml ファイルに設定されている場合、インストールプログラムは RHOSP マシンのプライベートネットワークまたはサブネットを作成しません。
  • platform.openstack.externalDNS プロパティーは、カスタムサブネットと同時に使用することはできません。カスタムサブネットを使用するクラスターに DNS を追加するには、RHOSP ネットワークで DNS を設定します。
注記

デフォルトでは、API VIP は x.x.x.5 を取得し、Ingress VIP はネットワークの CIDR ブロックから x.x.x.7 を取得します。これらのデフォルト値を上書きするには、DHCP 割り当てプール外の platform.openstack.apiVIPs および platform.openstack.ingressVIPs の値を設定します。

重要

ネットワークの CIDR 範囲は、クラスターのインストール後に調整できません。Red Hat は、namespace ごとに作成される Pod の数を慎重に検討する必要があるため、クラスターのインストール時に範囲を決定するための直接的なガイダンスを提供していません。

3.10.3. ベアメタルマシンを使用したクラスターのデプロイ

クラスターでベアメタルマシンを使用する必要がある場合は、install-config.yaml ファイルを変更します。クラスターには、ベアメタル上で実行されるコンピュートマシンを含めることができます。

注記

install-config.yaml ファイルで、ベアメタルワーカーに使用する RHOSP ネットワークが Floating IP アドレスをサポートするかどうかが反映されていることを確認します。

前提条件

  • RHOSP Bare Metal サービス (Ironic) が有効になっており、RHOSP Compute API 経由でアクセスできる。
  • ベアメタルを RHOSP フレーバー として利用できる。
  • クラスターが 16.1.6 以降、16.2.4 未満の RHOSP バージョンで実行している場合は、メタデータサービスが OpenShift Container Platform ノード上のサービスで使用できなくなる 既知の問題 により、ベアメタルワーカーは機能しません。
  • RHOSP ネットワークが、仮想マシンとベアメタルサーバーの両方の接続をサポートしている。
  • 既存のネットワークにマシンをデプロイする場合、RHOSP サブネットがプロビジョニングされている。
  • インストーラーによってプロビジョニングされるネットワークにマシンをデプロイする場合、RHOSP Bare Metal サービス (Ironic) が、テナントネットワークで実行される Preboot eXecution Environment (PXE) ブートマシンをリッスンして通信することができる。
  • OpenShift Container Platform インストールプロセスの一環として、install-config.yaml ファイルを作成した。

手順

  1. install-config.yaml ファイルで、マシンのフレーバーを編集します。

    1. compute.platform.openstack.type の値をベアメタルフレーバーに変更します。
    2. 既存のネットワークにマシンをデプロイする場合は、platform.openstack.machinesSubnet の値をネットワークの RHOSP サブネット UUID に変更します。

      ベアメタルの install-config.yaml のサンプルファイル

      compute:
        - architecture: amd64
          hyperthreading: Enabled
          name: worker
          platform:
            openstack:
              type: <bare_metal_compute_flavor> 
      1
      
          replicas: 3
      ...
      
      platform:
          openstack:
            machinesSubnet: <subnet_UUID> 
      2
      
      ...
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      1
      この値を、コンピュートマシンに使用するベアメタルのフレーバーに変更します。
      2
      既存のネットワークを使用する必要がある場合は、この値を RHOSP サブネットの UUID に変更します。

更新された install-config.yaml ファイルを使用してインストールプロセスを完了します。デプロイメント時に作成されるコンピュートマシンは、ファイルに追加したフレーバーを使用します。

注記

インストーラーは、ベアメタルマシンの起動中にタイムアウトする可能性があります。

インストーラーがタイムアウトした場合は、インストーラーの wait-for コマンドを使用してデプロイメントを再起動してからデプロイメントを完了します。以下に例を示します。

$ ./openshift-install wait-for install-complete --log-level debug
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3.10.4. RHOSP プロバイダーネットワーク上のクラスターデプロイメント

プロバイダーネットワーク上のプライマリーネットワークインターフェイスを使用して、OpenShift Container Platform クラスターを Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) にデプロイできます。プロバイダーネットワークは一般的に、インターネットへの到達に使用可能なパブリックネットワークに、プロジェクトが直接アクセスできるように使用します。ネットワーク作成プロセスの一環として、プロバイダーネットワークをプロジェクト間で共有することもできます。

RHOSP プロバイダーネットワークは、データセンター内の既存の物理ネットワークに直接マップします。RHOSP 管理者はこれらを作成する必要があります。

以下の例では、OpenShift Container Platform ワークロードはプロバイダーネットワークを使用してデータセンターに接続されます。

プロバイダーネットワークにインストールされている OpenShift Container Platform クラスターは、テナントネットワークまたは Floating IP アドレスを必要としません。インストーラーは、インストール中にこれらのリソースを作成しません。

プロバイダーネットワークタイプの例には、フラット (タグなし) および VLAN (802.1Q タグ付き) が含まれます。

注記

クラスターは、ネットワークタイプが許可する限り多くのプロバイダーネットワーク接続をサポートできます。たとえば、VLAN ネットワークは、通常最大 4096 の接続をサポートします。

プロバイダーネットワークおよびテナントネットワークの詳細は、RHOSP のドキュメント を参照してください。

3.10.4.1. クラスターのインストールにおける RHOSP プロバイダーネットワーク要件

OpenShift Container Platform クラスターをインストールする前に、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) のデプロイメントおよびプロバイダーネットワークは、さまざまな条件を満たす必要があります。

  • RHOSP ネットワークサービス (Neutron) が有効化され、RHOSP ネットワーク API 経由でアクセス可能であること。
  • RHOSP ネットワークサービスでは、ポートセキュリティーと許可するアドレスペアの機能拡張が有効化 されていること。
  • プロバイダーネットワークは他のテナントと共有できます。

    ヒント

    --share フラグを指定して openstack network create コマンドを使用して、共有できるネットワークを作成します。

  • クラスターのインストールに使用する RHOSP プロジェクトは、プロバイダーネットワークと適切なサブネットを所有する必要があります。

    ヒント
    "openshift" という名前のプロジェクトのネットワークを作成するには、以下のコマンドを入力します。
    $ openstack network create --project openshift
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    "openshift" という名前のプロジェクトのサブネットを作成するには、以下のコマンドを入力します。
    $ openstack subnet create --project openshift
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    RHOSP でのネットワークの作成に関する詳細は、プロバイダーネットワークに関するドキュメント を参照してください。

    クラスターが admin ユーザーによって所有されている場合、そのユーザーとしてインストーラーを実行してネットワーク上でポートを作成する必要があります。

    重要

    プロバイダーネットワークは、クラスターの作成に使用される RHOSP プロジェクトによって所有されている必要があります。所有されていない場合は、RHOSP Compute サービス (Nova) はそのネットワークからポートを要求できません。

  • プロバイダーネットワークが、デフォルトで 169.254.169.254 である RHOSP メタデータサービスの IP アドレスに到達できることを確認します。

    RHOSP SDN とネットワークサービス設定によっては、サブネットを作成する際に、ルートを提供しなければならない場合があります。以下に例を示します。

    $ openstack subnet create --dhcp --host-route destination=169.254.169.254/32,gateway=192.0.2.2 ...
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  • オプション: ネットワークのセキュリティーを保護するには、単一のプロジェクトへのネットワークアクセスを制限する ロールベースのアクセス制御 (RBAC) ルールを作成します。

Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) プロバイダーネットワーク上にプライマリーネットワークインターフェイスを持つ OpenShift Container Platform クラスターをデプロイすることができます。

前提条件

  • 「クラスターのインストールにおける RHOSP プロバイダーネットワーク要件」に記載されているとおりに、お使いの Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) のデプロイメントが設定されています。

手順

  1. テキストエディターで install-config.yaml ファイルを開きます。
  2. platform.openstack.apiVIPs プロパティーの値を API VIP の IP アドレスに設定します。
  3. platform.openstack.ingressVIPs プロパティーの値を Ingress VIP の IP アドレスに設定します。
  4. platform.openstack.machinesSubnet プロパティーの値をプロバイダーネットワークサブネットの UUID に設定します。
  5. networking.machineNetwork.cidr プロパティーの値をプロバイダーネットワークサブネットの CIDR ブロックに設定します。
重要

platform.openstack.apiVIPs プロパティーおよび platform.openstack.ingressVIPs プロパティーはいずれも、networking.machineNetwork.cidr ブロックから割り当てられていない IP アドレスである必要があります。

RHOSP プロバイダーネットワークに依存するクラスターのインストール設定ファイルのセクション

        ...
        platform:
          openstack:
            apiVIPs: 
1

              - 192.0.2.13
            ingressVIPs: 
2

              - 192.0.2.23
            machinesSubnet: fa806b2f-ac49-4bce-b9db-124bc64209bf
            # ...
        networking:
          machineNetwork:
          - cidr: 192.0.2.0/24
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1 2
OpenShift Container Platform 4.12 以降では、apiVIP および ingressVIP 設定は非推奨です。代わりに、リスト形式を使用して、apiVIPs および ingressVIPs 設定に値を入力します。
警告

プライマリーネットワークインターフェイスにプロバイダーネットワークを使用している間は、platform.openstack.externalNetwork パラメーターまたは platform.openstack.externalDNS パラメーターを設定することはできません。

クラスターをデプロイする際に、インストーラーは install-config.yaml ファイルを使用してプロバイダーネットワークにクラスターをデプロイします。

ヒント

プロバイダーネットワークを含むネットワークを platform.openstack.additionalNetworkIDs リストに追加できます。

クラスターのデプロイ後に、Pod を追加のネットワークに接続することができます。詳細は、複数ネットワークについて を参照してください。

3.10.5. RHOSP のカスタマイズされた install-config.yaml ファイルのサンプル

次の install-config.yaml ファイルの例は、すべての可能な Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) カスタマイズオプションを示しています。

重要

このサンプルファイルは参照用にのみ提供されます。インストールプログラムを使用して install-config.yaml ファイルを取得する必要があります。

例3.2 シングルスタックの install-config.yaml ファイルの例

apiVersion: v1
baseDomain: example.com
controlPlane:
  name: master
  platform: {}
  replicas: 3
compute:
- name: worker
  platform:
    openstack:
      type: ml.large
  replicas: 3
metadata:
  name: example
networking:
  clusterNetwork:
  - cidr: 10.128.0.0/14
    hostPrefix: 23
  machineNetwork:
  - cidr: 10.0.0.0/16
  serviceNetwork:
  - 172.30.0.0/16
  networkType: OVNKubernetes
platform:
  openstack:
    cloud: mycloud
    externalNetwork: external
    computeFlavor: m1.xlarge
    apiFloatingIP: 128.0.0.1
fips: false
pullSecret: '{"auths": ...}'
sshKey: ssh-ed25519 AAAA...
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例3.3 デュアルスタックの install-config.yaml ファイルの例

apiVersion: v1
baseDomain: example.com
controlPlane:
  name: master
  platform: {}
  replicas: 3
compute:
- name: worker
  platform:
    openstack:
      type: ml.large
  replicas: 3
metadata:
  name: example
networking:
  clusterNetwork:
  - cidr: 10.128.0.0/14
    hostPrefix: 23
  - cidr: fd01::/48
    hostPrefix: 64
  machineNetwork:
  - cidr: 192.168.25.0/24
  - cidr: fd2e:6f44:5dd8:c956::/64
  serviceNetwork:
  - 172.30.0.0/16
  - fd02::/112
  networkType: OVNKubernetes
platform:
  openstack:
    cloud: mycloud
    externalNetwork: external
    computeFlavor: m1.xlarge
    apiVIPs:
    - 192.168.25.10
    - fd2e:6f44:5dd8:c956:f816:3eff:fec3:5955
    ingressVIPs:
    - 192.168.25.132
    - fd2e:6f44:5dd8:c956:f816:3eff:fe40:aecb
    controlPlanePort:
      fixedIPs:
      - subnet:
          name: openshift-dual4
      - subnet:
          name: openshift-dual6
      network:
        name: openshift-dual
fips: false
pullSecret: '{"auths": ...}'
sshKey: ssh-ed25519 AAAA...
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3.10.6. デュアルスタックネットワークを使用したクラスターの設定

RHOSP 上にデュアルスタッククラスターを作成できます。ただし、デュアルスタック設定は、IPv4 および IPv6 サブネットを持つ RHOSP ネットワークを使用している場合にのみ有効になります。

注記

RHOSP は、IPv4 シングルスタッククラスターからデュアルスタッククラスターネットワークへの変換をサポートしていません。

3.10.6.1. デュアルスタッククラスターの導入

OpenShift Container Platform クラスターのデュアルスタックネットワークでは、クラスターノードの IPv4 および IPv6 アドレスエンドポイントを設定できます。

前提条件

  • サブネット上で Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP) を有効にしました。

手順

  1. IPv4 および IPv6 サブネットを含むネットワークを作成します。ipv6-ra-mode および ipv6-address-mode フィールドで使用可能なアドレスモードは、dhcpv6-statefuldhcpv6-stateless、および slaac です。

    注記

    デュアルスタックネットワーク MTU は、IPv6 の最小 MTU (1280) と OVN-Kubernetes カプセル化オーバーヘッド (100) の両方に対応する必要があります。

  2. API ポートと Ingress VIP ポートを作成します。
  3. IPv6 サブネットをルーターに追加して、ルーターのアドバタイズメントを有効にします。プロバイダーネットワークを使用している場合は、ネットワークを外部ゲートウェイとして追加することでルーターのアドバタイズメントを有効にすることができ、これにより外部接続も有効になります。
  4. 次のいずれかの install-config.yaml 設定を選択します。

    1. クラスターノードのプライマリーエンドポイントとして IPv4 を設定する IPv4/IPv6 デュアルスタッククラスターの場合は、次の例と同様に install-config.yaml ファイルを編集します。

      apiVersion: v1
      baseDomain: mydomain.test
      compute:
      - name: worker
        platform:
          openstack:
            type: m1.xlarge
        replicas: 3
      controlPlane:
        name: master
        platform:
          openstack:
            type: m1.xlarge
        replicas: 3
      metadata:
        name: mycluster
      networking:
        machineNetwork: 
      1
      
        - cidr: "192.168.25.0/24"
        - cidr: "fd2e:6f44:5dd8:c956::/64"
        clusterNetwork: 
      2
      
        - cidr: 10.128.0.0/14
          hostPrefix: 23
        - cidr: fd01::/48
          hostPrefix: 64
        serviceNetwork: 
      3
      
        - 172.30.0.0/16
        - fd02::/112
      platform:
        openstack:
          ingressVIPs: ['192.168.25.79', 'fd2e:6f44:5dd8:c956:f816:3eff:fef1:1bad'] 
      4
      
          apiVIPs: ['192.168.25.199', 'fd2e:6f44:5dd8:c956:f816:3eff:fe78:cf36'] 
      5
      
          controlPlanePort: 
      6
      
            fixedIPs: 
      7
      
            - subnet: 
      8
      
                name: subnet-v4
                id: subnet-v4-id
            - subnet: 
      9
      
                name: subnet-v6
                id: subnet-v6-id
            network: 
      10
      
              name: dualstack
              id: network-id
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      1 2 3
      IPv4 と IPv6 の両方のアドレスファミリーの IP アドレス範囲を指定する必要があります。
      4
      クラスターにインターフェイスを提供するための Ingress VIP サービスの仮想 IP (VIP) アドレスエンドポイントを指定します。
      5
      API VIP サービスの仮想 IP (VIP) アドレスエンドポイントを指定して、クラスターにインターフェイスを提供します。
      6
      クラスター全体のすべてのノードがネットワークのニーズに使用するデュアルスタックネットワークの詳細を指定します。
      7
      このフィールドに指定されるサブネットの Classless Inter-Domain Routing (CIDR) は、networks.machineNetwork にリストされている CIDR と一致する必要があります。
      8 9
      name または id のいずれか、または両方の値を指定できます。
      10
      ControlPlanePort フィールドでの network の指定は任意です。
    2. クラスターノードのプライマリーエンドポイントとして IPv6 を設定する IPv6/IPv4 デュアルスタッククラスターの場合は、次の例と同様に install-config.yaml ファイルを編集します。

      apiVersion: v1
      baseDomain: mydomain.test
      compute:
      - name: worker
        platform:
          openstack:
            type: m1.xlarge
        replicas: 3
      controlPlane:
        name: master
        platform:
          openstack:
            type: m1.xlarge
        replicas: 3
      metadata:
        name: mycluster
      networking:
        machineNetwork: 
      1
      
        - cidr: "fd2e:6f44:5dd8:c956::/64"
        - cidr: "192.168.25.0/24"
        clusterNetwork: 
      2
      
        - cidr: fd01::/48
          hostPrefix: 64
        - cidr: 10.128.0.0/14
          hostPrefix: 23
        serviceNetwork: 
      3
      
        - fd02::/112
        - 172.30.0.0/16
      platform:
        openstack:
          ingressVIPs: ['fd2e:6f44:5dd8:c956:f816:3eff:fef1:1bad', '192.168.25.79'] 
      4
      
          apiVIPs: ['fd2e:6f44:5dd8:c956:f816:3eff:fe78:cf36', '192.168.25.199'] 
      5
      
          controlPlanePort: 
      6
      
            fixedIPs: 
      7
      
            - subnet: 
      8
      
                name: subnet-v6
                id: subnet-v6-id
            - subnet: 
      9
      
                name: subnet-v4
                id: subnet-v4-id
            network: 
      10
      
              name: dualstack
              id: network-id
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      1 2 3
      IPv4 と IPv6 の両方のアドレスファミリーの IP アドレス範囲を指定する必要があります。
      4
      クラスターにインターフェイスを提供するための Ingress VIP サービスの仮想 IP (VIP) アドレスエンドポイントを指定します。
      5
      API VIP サービスの仮想 IP (VIP) アドレスエンドポイントを指定して、クラスターにインターフェイスを提供します。
      6
      クラスター全体のすべてのノードがネットワークのニーズに使用するデュアルスタックネットワークの詳細を指定します。
      7
      このフィールドで指定するサブネットの CIDR は、networks.machineNetwork にリストされている CIDR と一致する必要があります。
      8 9
      name または id のいずれか、または両方の値を指定できます。
      10
      ControlPlanePort フィールドでの network の指定は任意です。
  5. オプション: 分離されたデュアルスタックネットワークでインストールホストを使用する場合、再起動時に IPv6 アドレスが正しく再割り当てされない可能性があります。Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 でこの問題を解決するには、次の手順を実行します。

    1. 次の設定を含む /etc/NetworkManager/system-connections/required-rhel8-ipv6.conf というファイルを作成します。

      [connection]
      type=ethernet
      [ipv6]
      addr-gen-mode=eui64
      method=auto
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    2. インストールホストを再起動します。
  6. オプション: 分離されたデュアルスタックネットワークでインストールホストを使用する場合、再起動時に IPv6 アドレスが正しく再割り当てされない可能性があります。Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 9 でこの問題を解決するには、次の手順を実行します。

    1. 次の設定を含む /etc/NetworkManager/conf.d/required-rhel9-ipv6.conf というファイルを作成します。

      [connection]
      ipv6.addr-gen-mode=0
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    2. インストールホストを再起動します。
注記

すべてのノードに設定される ip=dhcp,dhcp6 カーネル引数により、複数のインターフェイスで同時にアクティブ化される単一の Network Manager 接続プロファイルが生成されます。このような動作のため、追加のネットワークには、同一の UUID を持つ同じ接続が適用されます。インターフェイス固有の設定が必要な場合は、そのインターフェイス用の新しい接続プロファイルを作成して、デフォルトの接続が適用されないようにしてください。

次の install-config.yaml ファイルの例は、デフォルトの内部ロードバランサーではなく、ユーザー管理の外部ロードバランサーを使用するクラスターを設定する方法を示しています。

apiVersion: v1
baseDomain: mydomain.test
compute:
- name: worker
  platform:
    openstack:
      type: m1.xlarge
  replicas: 3
controlPlane:
  name: master
  platform:
    openstack:
      type: m1.xlarge
  replicas: 3
metadata:
  name: mycluster
networking:
  clusterNetwork:
  - cidr: 10.128.0.0/14
    hostPrefix: 23
  machineNetwork:
  - cidr: 192.168.10.0/24
platform:
  openstack:
    cloud: mycloud
    machinesSubnet: 8586bf1a-cc3c-4d40-bdf6-c243decc603a 
1

    apiVIPs:
    - 192.168.10.5
    ingressVIPs:
    - 192.168.10.7
    loadBalancer:
      type: UserManaged 
2
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1
どのロードバランサーを使用するかに関係なく、ロードバランサーはこのサブネットにデプロイされます。
2
UserManaged 値は、ユーザー管理のロードバランサーを使用していることを示します。
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