16.6. ピニングされたコンテナーが実行されている CPU の割り込み処理の無効化
ワークロードの低レイテンシーを実現するために、一部のコンテナーでは、コンテナーのピニング先の CPU がデバイス割り込みを処理しないようにする必要があります。Pod アノテーション irq-load-balancing.crio.io
を使用して、ピニングされたコンテナーが実行されている CPU でデバイス割り込みを処理するかどうかを定義します。設定すると、CRI-O により、Pod コンテナーが実行されているデバイスの割り込みが無効にされます。
個々の Pod に属するコンテナーがピニングされている CPU の割り込み処理を無効にするには、パフォーマンスプロファイルで globallyDisableIrqLoadBalancing
が false
に設定されていることを確認します。次に、Pod 仕様で、irq-load-balancing.crio.io
Pod アノテーションを disable
に設定します。
次の Pod 仕様には、このアノテーションが含まれています。
apiVersion: performance.openshift.io/v2 kind: Pod metadata: annotations: irq-load-balancing.crio.io: "disable" spec: runtimeClassName: performance-<profile_name> ...