1.3.6.5. BMC アドレス
それぞれの bmc
エントリーの address
フィールドは、URL スキーム内のコントローラーのタイプやネットワーク上のその場所を含む、OpenShift Container Platform クラスターノードに接続する URL です。
IPMI
IPMI ホストは ipmi://<out-of-band-ip>:<port>
を使用し、指定されていない場合はポート 623
にデフォルトで設定されます。以下の例は、install-config.yaml
ファイル内の IPMI 設定を示しています。
platform: baremetal: hosts: - name: openshift-master-0 role: master bmc: address: ipmi://<out-of-band-ip> username: <user> password: <password>
HPE 用の Redfish
RedFish を有効にするには、redfish://
または redfish+http://
を使用して TLS を無効にします。インストーラーには、ホスト名または IP アドレスとシステム ID へのパスの両方が必要です。以下の例は、install-config.yaml
ファイル内の RedFish 設定を示しています。
platform: baremetal: hosts: - name: openshift-master-0 role: master bmc: address: redfish://<out-of-band-ip>/redfish/v1/Systems/1 username: <user> password: <password>
アウトバウンド管理のアドレスについて認証局の証明書を使用することが推奨されますが、自己署名証明書を使用する場合には、bmc
設定に disableCertificateVerification: True
を含める必要があります。以下の例は、install-config.yaml
ファイル内の disableCertificateVerification: True
設定パラメーターを使用する RedFish 設定を示しています。
platform: baremetal: hosts: - name: openshift-master-0 role: master bmc: address: redfish://<out-of-band-ip>/redfish/v1/Systems/1 username: <user> password: <password> disableCertificateVerification: True
Dell 用の Redfish
RedFish を有効にするには、redfish://
または redfish+http://
を使用して TLS を無効にします。インストーラーには、ホスト名または IP アドレスとシステム ID へのパスの両方が必要です。以下の例は、install-config.yaml
ファイル内の RedFish 設定を示しています。
platform: baremetal: hosts: - name: openshift-master-0 role: master bmc: address: redfish://<out-of-band-ip>/redfish/v1/Systems/System.Embedded.1 username: <user> password: <password>
アウトバウンド管理のアドレスについて認証局の証明書を使用することが推奨されますが、自己署名証明書を使用する場合には、bmc
設定に disableCertificateVerification: True
を含める必要があります。以下の例は、install-config.yaml
ファイル内の disableCertificateVerification: True
設定パラメーターを使用する RedFish 設定を示しています。
platform: baremetal: hosts: - name: openshift-master-0 role: master bmc: address: redfish://<out-of-band-ip>/redfish/v1/Systems/System.Embedded.1 username: <user> password: <password> disableCertificateVerification: True
現時点で RedFish は、ベアメタルデプロイメントにおける OpenShift Container Platform のインストーラーでプロビジョニングされるインストール向けに iDRAC ファームウェアのバージョン 4.20.20.20
以上を搭載の Dell でのみサポートされます。
HPE 用の Redfish Virtual Media
HPE サーバーについて RedFish Virtual Media を有効にするには、address
設定で redfish-virtualmedia://
を使用します。以下の例は、install-config.yaml
ファイル内で RedFish Virtual Media を使用する方法を示しています。
platform: baremetal: hosts: - name: openshift-master-0 role: master bmc: address: redfish-virtualmedia://<out-of-band-ip>/redfish/v1/Systems/1 username: <user> password: <password>
Dell 用の Redfish Virtual Media
Dell サーバーの RedFish Virtual Media については、 address
設定で idrac-virtualmedia://
を使用します。
Dell サーバー上の Redfish Virtual Media には、OpenShift Container Platform 4.6 の既知の問題があります。4.6.1 ポイントリリースがこの問題を解決します。
以下の例は、install-config.yaml
ファイル内で iDRAC 仮想メディアを使用する方法を示しています。
platform: baremetal: hosts: - name: openshift-master-0 role: master bmc: address: idrac-virtualmedia://<out-of-band-ip>/redfish/v1/Systems/System.Embedded.1 username: <user> password: <password>
idrac-virtualmedia に
には iDRAC ファームウェアのバージョン 4.20.20.20 以降が必要です。
OpenShift Container Platform クラスターノードについて、iDRAC コンソールで AutoAttach が有効にされていることを確認します。メニューパスは以下のようになります。Configuration→Virtual Media→Attach Mode→AutoAttach