1.2.13.3. 高度な Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) インストール設定
OpenShift Container Platform 用の Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) ノードを手動でプロビジョニングする主な利点として、デフォルトの OpenShift Container Platform インストール方法では利用できない設定を実行できることがあります。本セクションでは、以下のような手法で実行できるいくつかの設定について説明します。
- カーネル引数をライブインストーラーに渡す
-
ライブシステムからの
coreos-installer
の手動による実行 - ISO への Ignition 設定の埋め込み
本セクションで説明されている手動の Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) インストールの高度な設定トピックは、ディスクパーティション設定、ネットワーク、および複数の異なる方法での Ignition 設定の使用に関連しています。
1.2.13.3.1. PXE および ISO インストールの高度なネットワークオプションの使用
OpenShift Container Platform ノードのネットワークはデフォルトで DHCP を使用して、必要な設定をすべて収集します。静的 IP アドレスを設定したり、ボンディングなどの特別な設定を行う場合は、以下のいずれかの方法で実行できます。
- ライブインストーラーの起動時に、特別なカーネルパラメーターを渡します。
- マシン設定を使用してネットワークファイルをインストール済みシステムにコピーします。
- ライブインストーラーのシェルプロンプトからネットワークを設定し、それらの設定をインストール済みシステムにコピーして、インストール済みシステムの初回起動時に有効になるようにします。
PXE または iPXE インストールを設定するには、以下のオプションのいずれかを使用します。
- 詳細の RHCOS インストールリファレンスの表を参照してください。
- マシン設定を使用してネットワークファイルをインストール済みシステムにコピーします。
ISO インストールを設定するには、以下の手順に従います。
手順
- ISO インストーラーを起動します。
-
ライブシステムシェルプロンプトから、
nmcli
またはnmtui
などの利用可能な RHEL ツールを使用して、ライブシステムのネットワークを設定します。 coreos-installer
コマンドを実行してシステムをインストールし、--copy-network
オプションを追加してネットワーク設定をコピーします。以下に例を示します。$ coreos-installer install --copy-network \ --ignition-url=http://host/worker.ign /dev/sda
重要--copy-network
オプションは、/etc/NetworkManager/system-connections
にあるネットワーク設定のみをコピーします。特に、システムのホスト名はコピーされません。- インストール済みのシステムで再起動します。