第3章 3scale への ActiveDocs の追加


3scale は、API のインタラクティブドキュメントを作成するためのフレームワークを提供します。

OpenAPI Specification (OAS) を使用することで、API に機能的なドキュメントを設定することができます。これは、開発者が API を調べ、テストを行い、統合するのに役立ちます。

3.1. 3scale での ActiveDocs の設定

3scale ユーザーインターフェイスで ActiveDocs を API に追加すると、API のインタラクティブドキュメントを作成するためのフレームワークが得られます。

前提条件

  • API を定義する OpenAPI ドキュメント。
  • 3scale 2.14 インスタンステナントの認証情報 (token または provider_key)。

手順

  1. 管理ポータルで [your_API_name] ActiveDocs の順に移動します。3scale では、API のサービス仕様のリストが表示されます。これは最初は空です。

    サービス仕様は、必要なだけ追加することができます。通常、各サービス仕様は API のいずれか 1 つに対応しています。たとえば、3scale では、それぞれの 3scale API に仕様があります (Service Management、Account Management、Analytics、および Billing)。

  2. Create a new spec をクリックします。

    新しいサービス仕様を追加する場合は、以下を指定します。

    • 名前
    • システム名

      システム名は、開発者ポータルからサービス仕様を参照するために必要です。

    • 仕様を公開するかどうかの選択。公開しない場合は、開発者ポータルで新しい仕様は利用できません。

      注記

      新しい仕様を作成しても公開しない場合は、後で希望する時期に公開することができます。

    • 使用するのは自分のみという説明の追加。
    • API JSON 仕様の追加。

      API の仕様は、OpenAPI Specification (OAS) が提案する仕様に従って生成してください。このチュートリアルでは、API 用に有効な OpenAPI Specification (OAS) 準拠の仕様がすでに用意されていることを前提としています。

最初の ActiveDoc に関する操作

最初の ActiveDoc を追加すると、これが [your_API_name] ActiveDocs のリストに表示されます。必要に応じて編集、削除、または公開から非公開への切り替えが可能です。また、API から切り離したり、他の API にアタッチしたりできます。Audience Developer Portal ActiveDocs の順に移動して、API にアタッチされているかどうかに関わらず、すべての ActiveDocs を確認できます。

サービス仕様に指定した名前 (例: Pet Store) をクリックして、ActiveDocs がどのように表示されるかをプレビューできます。まだ仕様を公開していない場合でも、この操作を実行できます。

ActiveDoc は、以下のように表示されます。

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