第2章 カスタムのサインアップフォームフィールド
ここでは、カスタムのサインアップフィールドを追加する方法およびこの機能に関するさまざまなオプションについて説明します。
デフォルトの 3scale では、共通的に使用されるフィールドはユーザー/アカウント/アプリケーションのサインアップで設定します。これらの共通的なデフォルトフィールドに、独自のカスタムフィールドを追加する必要が生じる場合があります。
管理ポータルで Audience > Accounts > Field Definitions の順に移動し、ここでデフォルトのフォームフィールドを表示し、新規フィールドを定義することができます。
新しいアカウント/ユーザーのサインアップページは、実際には最初の 2 つのセクションを統合したものです。アカウントフィールドが上部に表示され、その後にユーザーフィールドが、そしてパスワードフィールド (設定の必要はない) が続きます。
新たにフィールドを 3 つ追加してみます。2 つをユーザーサインアップセクションに、1 つをアカウントセクションに追加します。Create をクリックして以下の新規フィールド定義を追加し、フィールド定義を作成します。Required チェックボックスを選択すると、当然、サインアップフォームで必須になります。フィールドを非表示や読み取り専用にするオプションも可能です。たとえば、新しいサインアップページに、デフォルトでは空である access_restricted_areas のようなユーザーの目に触れさせる必要のないフィールドセットを設定する場合、非表示フィールドを追加することができます。管理者は、後からこれをユーザーごとに true に更新できます。ページロジックはこれを読み取り、表示する項目を判断することができます。読み取り専用フィールドの例としては、ページの読み込み時に JavaScript を使用して設定することのできる、ブラウザーの位置情報が挙げられます。
次に、ユーザーサインアップフォームにドロップダウンを追加してみます。Employment type を追加するとします。選択したフィールドに、コンマ区切りの値 (Full time, Part time, Contract) を追加します。ドロップダウンに、これらの値が反映されます。
ここで、事前定義済みのフィールドをアカウントに追加します。通常、追加するフィールドにはシステム機能がありません。フィールドは後からアクセス可能なデータを保持するだけです。(restricted contentを参照してください。)
通常どおりにフィールドを作成します。次に、Name の上のドロップダウンリストで、po_number を選択します。このフィールドを使用すると、この開発者アカウントに送付される 3scale 生成の請求書に PO 番号が表示されます。システムの生成するフィールドは、いつでも管理者が上書きすることができます。PO number のような名前を付けて、フィールドを作成します。
次に作業内容を確認します。ユーザーセクションに、自由記述の姓フィールドと、雇用タイプのドロップダウンが追加されていることを確認できます。同様に自由記述の PO 番号のシステムフィールドが、アカウントセクションに追加されています。
これで 3scale API を使用してこれらのカスタムフィールドを設定できます。たとえば、3scale API Docs の application create。