8.3. 非同期レポートスレッド
APIcast には、3scale バックエンドサーバーに対して承認するスレッドのプールを有効にする機能があります。この機能を有効にすると、APIcast はまず同期した状態で 3scale バックエンドサーバーに呼び出しを行い、マッピングルールがマッチするアプリケーションおよびメトリクスを検証します。この動作は、デフォルトで有効になっているキャッシュメカニズムを使用する場合と類似しています。違いは、プール内に空のレポートスレッドがある限り、それ以降の 3scale バックエンドサーバーへの呼び出しが完全に非同期状態で報告されることです。
レポートスレッドはゲートウェイ全体で共通的に使用され、すべてのサービス間で共有されます。2 番目の TCP 接続が確立されると、承認がすでにキャッシュされている限り、完全に非同期になります。空のレポートスレッドがない場合には、同期モードは標準の非同期モードにフォールバックし、ポストアクションフェーズでレポートを行います。
APICAST_REPORTING_THREADS 環境変数を使用して、この機能を有効にすることができます。
下記の図で、非同期レポートスレッドプールが機能する仕組みを説明します。