クラスター
クラスター管理
概要
第1章 マルチクラスターエンジン Operator を使用したクラスターライフサイクルについて リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator は、OpenShift Container Platform および Red Hat Advanced Cluster Management ハブクラスターにクラスター管理機能を提供するクラスターライフサイクル Operator です。ハブクラスターから、クラスターを作成および管理し、作成したクラスターを破棄できます。クラスターを休止、再開、およびデタッチすることもできます。クラスターライフサイクル機能の詳細は、以下のドキュメントを参照してください。
ハブクラスターとマネージドクラスターの要件とサポートについては、サポートマトリクス にアクセスしてください。
情報:
- クラスターは、Hive リソースとともに OpenShift Container Platform クラスターインストーラーを使用して作成されます。OpenShift Container Platform クラスターのインストールプロセスの詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの OpenShift Container Platform クラスターのインストールおよび設定 を参照してください。
- OpenShift Container Platform クラスターでは、multicluster engine Operator を、クラスターライフサイクル機能のスタンドアロンクラスターマネージャーとして使用することも、Red Hat Advanced Cluster Management ハブクラスターの一部として使用することもできます。
- OpenShift Container Platform のみを使用している場合、Operator はサブスクリプションに含まれます。OpenShift Container Platform ドキュメントから、Kubernetes Operator 用のマルチクラスターエンジンについて を参照してください。
- Red Hat Advanced Cluster Management にサブスクライブすると、インストールとともに Operator も受信されます。Red Hat Advanced Cluster Management ハブクラスターを使用して、他の Kubernetes クラスターを作成、管理、および監視できます。Red Hat Advanced Cluster Management インストールおよびアップグレード に関するドキュメントを参照してください。
リリースイメージは、クラスターの作成時に使用する OpenShift Container Platform のバージョンです。Red Hat Advanced Cluster Management を使用して作成されたクラスターの場合、リリースイメージの自動アップグレードを有効にできます。Red Hat Advanced Cluster Management のリリースイメージの詳細は、リリースイメージ を参照してください。
クラスターライフサイクル管理アーキテクチャーのコンポーネントは、クラスターライフサイクルアーキテクチャー に含まれています。
1.1. リリースノート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
現在のリリースについて学びます。
非推奨: multicluster engine Operator 2.3 以前のバージョンはサポートされなくなりました。ドキュメントはそのまま利用できますが、エラータやその他の更新は提供されません。
ベストプラクティス: 最新バージョンにアップグレードします。
現在サポートされているリリースのいずれか、製品ドキュメントで問題が発生した場合は、Red Hat サポート にアクセスして、トラブルシューティングを行ったり、ナレッジベース の記事を表示したり、サポートチームに連絡したり、ケースを開いたりすることができます。認証情報でログインする必要があります。
Red Hat Customer Portal FAQ で、カスタマーポータルのドキュメントの詳細を確認することもできます。
このドキュメントでは、特定のコンポーネントまたは機能が OpenShift Container Platform のより新しいバージョンでのみデプロイおよびテストされている場合を除き、サポートされている最も古い OpenShift Container Platform バージョンを参照します。
フルサポート情報については、サポートマトリックス を参照してください。ライフサイクルの情報は、Red Hat OpenShift Container Platform ライフサイクルポリシー を参照してください。
1.1.1. マルチクラスターエンジン Operator を使用したクラスターライフサイクルの新機能 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
重要: 一部の機能およびコンポーネントは テクノロジープレビュー として指定され、リリースされます。
詳細は、本リリースの新機能を参照してください。
1.1.1.1. クラスターライフサイクル リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マルチクラスターエンジン Operator とクラスターライフサイクルに関連する新機能について説明します。
- マネージドクラスターが HTTP および HTTPS プロキシーサーバー経由でハブクラスターと通信できるように、クラスタープロキシーアドオンのプロキシー設定を指定できるようになりました。詳細は、クラスタープロキシーアドオンのプロキシー設定 を参照してください。
-
ManagedServiceAccountアドオンがデフォルトで有効になるようになりました。マルチクラスターエンジン Operator バージョン 2.4 からアップグレードする場合にアドオンを有効にする方法の詳細は、ManagedServiceAccount アドオンの有効化 を参照してください。 - テクノロジープレビュー: サーバー URL とハブクラスター API CA バンドルをカスタマイズできるようになりました。これにより、中間コンポーネントがある場合でも、マルチクラスターエンジン Operator ハブクラスターにマネージドクラスターをインポートできるようになります。詳細は、サーバー URL とハブクラスター API CA バンドルのカスタマイズ (テクノロジープレビュー) を参照してください。
- 各リクエストで HTTP/HTTPS ヘッダーとクエリーパラメーターを渡して、OS イメージを取得できるようになりました。詳細は、非接続環境での Central Infrastructure Management の有効化 を参照してください。
-
認証に自己署名証明書またはサードパーティーの CA 証明書を使用して、TLS が有効な HTTPS
osImagesを保存およびダウンロードできるようになりました。詳細は、非接続環境での Central Infrastructure Management の有効化 を参照してください。
1.1.1.2. 認証情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 統合されたコンソールを使用して、Cluster OS image フィールドを設定し、VMware vSphere での非接続インストール用に認証情報を作成できるようになりました。詳細は、コンソールを使用した認証情報の管理 を参照してください。
1.1.1.3. Hosted Control Plane リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- テクノロジープレビュー: 非ベアメタルエージェントマシンを使用して、Hosted Control Plane クラスターをプロビジョニングできます。詳細は、非ベアメタルエージェントマシンを使用した Hosted Control Plane クラスターの設定 を参照してください。
- コンソールを使用して、ホステッドクラスターを KubeVirt プラットフォームで作成できるようになりました。詳細は、コンソールを使用したホステッドクラスターの作成 を参照してください。
- 追加のネットワークの設定、仮想マシン (VM) 用の Guaranteed CPU へのアクセス要求、およびノードプールの KubeVirt 仮想マシンのスケジュール管理を実行できるようになりました。詳細は、ノードプールの追加ネットワーク、保証された CPU、および仮想マシンスケジュールの設定 を参照してください。
1.1.1.4. Red Hat Advanced Cluster Management の統合 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Advanced Cluster Management のインストール後に可観測性を有効にすると、Grafana ダッシュボードを使用して、Hosted Control Plane クラスター容量の推定値と既存の Hosted Control Plane のリソース使用率を表示できます。詳細は、Red Hat Advanced Cluster Management の統合 を参照してください。
1.1.2. クラスターライフサイクルの既知の問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マルチクラスターエンジン Operator を使用したクラスターライフサイクルの既知の問題を確認します。以下のリストには、本リリースの既知の問題、または以前のリリースから持ち越された既知の問題が記載されています。OpenShift Container Platform クラスターについては、OpenShift Container Platform リリースノート を参照してください。
1.1.2.1. クラスター管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターライフサイクルの既知の問題と制限は、マルチクラスターエンジン Operator のドキュメントを使用したクラスターライフサイクルの一部です。
1.1.2.1.1. nmstate の制限事項 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コピーアンドペースト機能を設定することで、開発を迅速化します。assisted-installer で copy-from-mac 機能を設定するには、nmstate 定義インターフェイスと mac-mapping インターフェイスに mac-address を追加する必要があります。mac-mapping インターフェイスは、nmstate 定義インターフェイスの外部で提供されます。そのため、同じ mac-address を 2 回指定する必要があります。
1.1.2.1.2. プリフックに問題があっても、ホステッドクラスターの作成は失敗しない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターの作成に自動化テンプレートを使用し、プリフックジョブが失敗した場合は、ホステッドクラスターの作成がまだ進行中であるように見えます。ホステッドクラスターは完全な障害状態を想定して設計されていないため、クラスターの作成を試行し続けるため、これは正常です。
1.1.2.1.3. アドオンの削除時にマネージドクラスターで必要な VolSync CSV の手動削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ハブクラスターから VolSync ManagedClusterAddOn を削除すると、マネージドクラスターの VolSync Operator サブスクリプションが削除されますが、クラスターサービスバージョン (CSV) は削除されません。マネージドクラスターから CSV を削除するには、VolSync を削除する各マネージドクラスターで以下のコマンドを実行します。
oc delete csv -n openshift-operators volsync-product.v0.6.0
oc delete csv -n openshift-operators volsync-product.v0.6.0
別のバージョンの VolSync がインストールされている場合は、v0.6.0 をインストール済みバージョンに置き換えます。
1.1.2.1.4. マネージドクラスターセットを削除してもそのラベルが自動的に削除されない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ManagedClusterSet を削除した後に、クラスターセットに関連付ける各マネージドクラスターに追加されるラベルは自動的に削除されません。削除したマネージドクラスターセットに含まれる各マネージドクラスターからラベルを手動で削除します。ラベルは cluster.open-cluster-management.io/clusterset:<ManagedClusterSet Name> のようになります。
1.1.2.1.5. ClusterClaim エラー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ClusterPool に対して Hive ClusterClaim を作成し、ClusterClaimspec ライフタイムフィールドを無効な golang 時間値に手動で設定すると、製品は不正な要求だけでなく、すべての ClusterClaims を満たし、調整を停止します。
このエラーが発生すると、clusterclaim-controller Pod ログに以下の内容が表示されます。これは、プール名と、無効な有効期限が含まれた特定の例です。
E0203 07:10:38.266841 1 reflector.go:138] sigs.k8s.io/controller-runtime/pkg/cache/internal/informers_map.go:224: Failed to watch *v1.ClusterClaim: failed to list *v1.ClusterClaim: v1.ClusterClaimList.Items: []v1.ClusterClaim: v1.ClusterClaim.v1.ClusterClaim.Spec: v1.ClusterClaimSpec.Lifetime: unmarshalerDecoder: time: unknown unit "w" in duration "1w", error found in #10 byte of ...|time":"1w"}},{"apiVe|..., bigger context ...|clusterPoolName":"policy-aas-hubs","lifetime":"1w"}},{"apiVersion":"hive.openshift.io/v1","kind":"Cl|...
E0203 07:10:38.266841 1 reflector.go:138] sigs.k8s.io/controller-runtime/pkg/cache/internal/informers_map.go:224: Failed to watch *v1.ClusterClaim: failed to list *v1.ClusterClaim: v1.ClusterClaimList.Items: []v1.ClusterClaim: v1.ClusterClaim.v1.ClusterClaim.Spec: v1.ClusterClaimSpec.Lifetime: unmarshalerDecoder: time: unknown unit "w" in duration "1w", error found in #10 byte of ...|time":"1w"}},{"apiVe|..., bigger context ...|clusterPoolName":"policy-aas-hubs","lifetime":"1w"}},{"apiVersion":"hive.openshift.io/v1","kind":"Cl|...
無効な要求を削除できます。
不正な要求が削除されると、要求は追加の対話なしに正常に調整を開始します。
1.1.2.1.6. 製品チャネルが、プロビジョニングされたクラスターと同期されない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
clusterimageset は fast チャネルに置かれますが、プロビジョニングされたクラスターは stable チャネルにあります。現時点で、製品は channel をプロビジョニングされた OpenShift Container Platform クラスターと同期しません。
OpenShift Container Platform コンソールで適切なチャネルに切り替えます。Administration > Cluster Settings > Details Channel の順にクリックします。
1.1.2.1.7. カスタム CA 証明書を使用したマネージドクラスターの、復元されたハブクラスターへの接続の復元は失敗する可能性がある リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
カスタム CA 証明書を使用してクラスターを管理したハブクラスターのバックアップを復元した後、マネージドクラスターとハブクラスター間の接続が失敗する場合があります。これは、復元されたハブクラスターで CA 証明書がバックアップされなかったためです。接続を復元するには、マネージドクラスターの namespace にあるカスタム CA 証明書情報を、復元されたハブクラスターの <managed_cluster>-admin-kubeconfig シークレットにコピーします。
ヒント: バックアップコピーを作成する前にこの CA 証明書をハブクラスターにコピーする場合は、バックアップコピーにシークレット情報が含まれます。将来、バックアップコピーを使用して復元する場合、ハブとマネージドクラスター間の接続は自動的に完了します。
1.1.2.1.8. local-cluster が自動的に再作成されない場合がある リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
disableHubSelfManagement が false に設定されている場合、local-cluster は MulticlusterHub Operator によって再作成されます。local-cluster をデタッチした後、local-cluster が自動的に再作成されない場合があります。
この問題を解決するには、
MulticlusterHubによって監視されるリソースを変更します。以下の例を参照してください。oc delete deployment multiclusterhub-repo -n <namespace>
oc delete deployment multiclusterhub-repo -n <namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
local-cluster を適切にデタッチするには、
MultiClusterHubでdisableHubSelfManagementを true に設定します。
1.1.2.1.9. オンプレミスクラスターを作成する場合は、サブネットを選択する必要がある リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用してオンプレミスクラスターを作成する場合は、クラスターで利用可能なサブネットを選択する必要があります。必須フィールドとしてマークされていません。
1.1.2.1.10. Infrastructure Operator を使用したクラスターのプロビジョニングに失敗する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Infrastructure Operator を使用して OpenShift Container Platform クラスターを作成する場合、ISO イメージのファイル名は長すぎる可能性があります。長いイメージ名により、イメージのプロビジョニングとクラスターのプロビジョニングが失敗します。この問題が生じるかどうかを確認するには、以下の手順を実行します。
以下のコマンドを実行して、プロビジョニングするクラスターのベアメタルホスト情報を表示します。
oc get bmh -n <cluster_provisioning_namespace>
oc get bmh -n <cluster_provisioning_namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow describeコマンドを実行して、エラー情報を表示します。oc describe bmh -n <cluster_provisioning_namespace> <bmh_name>
oc describe bmh -n <cluster_provisioning_namespace> <bmh_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の例と同様のエラーは、ファイル名の長さが問題であることを示します。
Status: Error Count: 1 Error Message: Image provisioning failed: ... [Errno 36] File name too long ...
Status: Error Count: 1 Error Message: Image provisioning failed: ... [Errno 36] File name too long ...Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
この問題が発生する場合、これは通常 OpenShift Container Platform の以下のバージョンで発生します。インフラストラクチャー Operator がイメージサービスを使用していないためです。
- 4.8.17 以前
- 4.9.6 以前
このエラーを回避するには、OpenShift Container Platform をバージョン 4.8.18 以降、または 4.9.7 以降にアップグレードしてください。
1.1.2.1.11. ホストインベントリーを使用して検出イメージで起動し、ホストを自動的に追加できない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホストインベントリーまたは InfraEnv カスタムリソースを使用して検出イメージで起動し、ホストを自動的に追加できません。BareMetalHost リソースに以前の InfraEnv リソースを使用していて、自分でイメージを起動する場合は、新しい InfraEnv リソースを作成することで問題を回避できます。
1.1.2.1.12. 別の名前で再インポートした後に local-cluster のステータスがオフラインになる リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
local-cluster という名前のクラスターを、誤って別の名前のクラスターとして再インポートしようとすると、local-cluster と再インポートしたクラスターのステータスが offline と表示されます。
このケースから回復するには、以下の手順を行います。
ハブクラスターで以下のコマンドを実行して、ハブクラスターの自己管理の設定を一時的に編集します。
oc edit mch -n open-cluster-management multiclusterhub
oc edit mch -n open-cluster-management multiclusterhubCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
spec.disableSelfManagement=trueの設定を追加します。 ハブクラスターで以下のコマンドを実行し、local-cluster を削除し、再デプロイします。
oc delete managedcluster local-cluster
oc delete managedcluster local-clusterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して
local-cluster管理設定を削除します。oc edit mch -n open-cluster-management multiclusterhub
oc edit mch -n open-cluster-management multiclusterhubCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
前の手順で追加した
spec.disableSelfManagement=trueを削除します。
1.1.2.1.13. Ansible 自動化を使用したクラスタープロビジョニングがプロキシー環境で失敗する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターを自動的にプロビジョニングするように設定された自動化テンプレートは、次の両方の条件が満たされた場合に失敗する可能性があります。
- ハブクラスターで、クラスター全体のプロキシーが有効になっている。
- Ansible Automation Platform には、プロキシー経由でのみアクセスできます。
1.1.2.1.14. klusterlet Operator のバージョンは、ハブクラスターと同じである必要がある リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
klusterlet Operator をインストールしてマネージドクラスターをインポートする場合には、klusterlet Operator のバージョンは、ハブクラスターのバージョンと同じでなければなりません。そうでないと、klusterlet Operator は動作しません。
1.1.2.1.15. マネージドクラスター namespace を手動で削除できない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターの namespace を手動で削除できません。マネージドクラスター namespace は、マネージドクラスターの割り当てを解除した後に自動的に削除されます。マネージドクラスターの割り当てを解除する前に手動でマネージドクラスター namespace を削除する場合は、マネージドクラスターの削除後にマネージドクラスターに継続的な終了ステータスが表示されます。この終了マネージドクラスターを削除するには、割り当てを解除したマネージドクラスターからファイナライザーを手動で削除します。
1.1.2.1.16. ハブクラスターとマネージドクラスターのクロックが同期されない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ハブクラスターおよびマネージドクラスターの時間が同期されず、コンソールで unknown と表示され、最数的に、数分以内に available と表示されます。OpenShift Container Platform ハブクラスターの時間が正しく設定されていることを確認します。ノードのカスタマイズ を参照してください。
1.1.2.1.17. IBM OpenShift Container Platform Kubernetes Service クラスターの特定のバージョンのインポートはサポートされていない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
IBM OpenShift Container Platform Kubernetes Service バージョン 3.11 のクラスターをインポートすることはできません。IBM OpenShift Kubernetes Service の 3.11 よりも後のバージョンはサポート対象です。
1.1.2.1.18. プロビジョニングされたクラスターのシークレットの自動更新はサポートされていない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラウドプロバイダー側でクラウドプロバイダーのアクセスキーを変更する場合は、multicluster engine Operator のコンソールでこのクラウドプロバイダーの対応する認証情報を更新する必要もあります。これは、マネージドクラスターがホストされ、マネージドクラスターの削除を試みるクラウドプロバイダーで認証情報の有効期限が切れる場合に必要です。
1.1.2.1.19. マネージドクラスターからのノード情報を検索で表示できない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
検索で、ハブクラスターのリソース用の RBAC がマッピングされます。ユーザー RBAC の設定によっては、マネージドクラスターからのノードデータが表示されない場合があります。また検索の結果は、クラスターの Nodes ページに表示される内容と異なる場合があります。
1.1.2.1.20. クラスターを破棄するプロセスが完了しない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターを破棄してから 1 時間経過してもステータスが Destroying のままで、クラスターが破棄されません。この問題を解決するには、以下の手順を実行します。
- クラウドに孤立したリソースがなく、マネージドクラスターに関連付けられたプロバイダーリソースがすべて消去されていることを確認します。
以下のコマンドを入力して、削除するマネージドクラスターの
ClusterDeployment情報を開きます。oc edit clusterdeployment/<mycluster> -n <namespace>
oc edit clusterdeployment/<mycluster> -n <namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow myclusterは、破棄するマネージドクラスターの名前に置き換えます。namespaceは、マネージドクラスターの namespace に置き換えます。-
hive.openshift.io/deprovisionファイナライザーを削除し、クラウドのクラスターリソースを消去しようとするプロセスを強制的に停止します。 -
変更を保存して、
ClusterDeploymentが削除されていることを確認します。 以下のコマンドを実行してマネージドクラスターの namespace を手動で削除します。
oc delete ns <namespace>
oc delete ns <namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow namespaceは、マネージドクラスターの namespace に置き換えます。
Red Hat Advanced Cluster Management コンソールを使用して、OpenShift Container Platform Dedicated 環境にある OpenShift Container Platform マネージドクラスターをアップグレードすることはできません。
1.1.2.1.22. ワークマネージャーのアドオン検索の詳細 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
特定のマネージドクラスターにある特定のリソースの検索詳細ページで問題が発生する可能性があります。マネージドクラスターの work-manager アドオンが Available ステータスであることを確認してから検索する必要があります。
Red Hat Advanced Cluster Management 2.10 以降の新規インストールを使用している場合、Red Hat OpenShift Container Platform クラスターと非 OpenShift Container Platform クラスターの両方が Pod ログ機能をサポートしています。
Red Hat Advanced Cluster Management 2.9 から 2.10 にアップグレードした場合、OpenShift Container Platform 以外のマネージドクラスターで Pod ログ機能を使用するには、ManagedServiceAccount アドオンを手動で有効にする必要があります。ManagedServiceAccount を有効にする方法については、ManagedServiceAccount アドオン を参照してください。
または、ManagedServiceAccount の代わりに LoadBalancer を使用して、OpenShift Container Platform 以外のマネージドクラスターで Pod ログ機能を有効にすることもできます。
LoadBalancer を有効にするには、以下の手順を実行します。
-
クラウドプロバイダーごとに
LoadBalancer設定が異なります。詳細は、クラウドプロバイダーのドキュメントを参照してください。 -
managedClusterInfoのステータスでloggingEndpointをチェックして、LoadBalancerが Red Hat Advanced Cluster Management で有効にされているかどうかを確認します。 以下のコマンドを実行して、
loggingEndpoint.IPまたはloggingEndpoint.Hostに有効な IP アドレスまたはホスト名が設定されていることを確認します。oc get managedclusterinfo <clusterName> -n <clusterNamespace> -o json | jq -r '.status.loggingEndpoint'
oc get managedclusterinfo <clusterName> -n <clusterNamespace> -o json | jq -r '.status.loggingEndpoint'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
LoadBalancer のタイプについての詳細は、Kubernetes のドキュメント のService ページを参照してください。
1.1.2.1.24. OpenShift Container Platform 4.10.z では、プロキシー設定を使用する Hosted Control Plane クラスターはサポートされません リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform 4.10.z でクラスター全体のプロキシー設定を使用してホスティングサービスクラスターを作成すると、nodeip-configuration.service サービスがワーカーノードで開始されません。
1.1.2.1.25. Azure で OpenShift Container Platform 4.11 クラスターをプロビジョニングできない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Azure で OpenShift Container Platform 4.11 クラスターをプロビジョニングすると、認証 Operator のタイムアウトエラーが原因で失敗します。この問題を回避するには、install-config.yaml ファイルで別のワーカーノードタイプを使用するか、vmNetworkingType パラメーターを Basic に設定します。次の install-config.yaml の例を参照してください。
1.1.2.1.26. クライアントが iPXE スクリプトにアクセスできない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
iPXE は、オープンソースのネットワークブートファームウェアです。詳細は、iPXE を参照してください。
ノードの起動時に、一部の DHCP サーバーの URL の長さ制限により、InfraEnv カスタムリソース定義の ipxeScript URL が切り取られ、コンソールに次のエラーメッセージが表示されます。
起動可能なデバイスがありません
この問題を回避するには、以下の手順を実行します。
自動インストールを使用して
bootArtifactsを公開する場合は、InfraEnvカスタムリソース定義を適用します。これは次のファイルのようになります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
短い URL で
bootArtifactsを公開するプロキシーサーバーを作成します。 次のコマンドを実行して、
bootArtifactsをコピーし、プロキシーに追加します。for artifact in oc get infraenv qe2 -ojsonpath="{.status.bootArtifacts}" | jq ". | keys[]" | sed "s/\"//g" do curl -k oc get infraenv qe2 -ojsonpath="{.status.bootArtifacts.${artifact}}"` -o $artifactfor artifact in oc get infraenv qe2 -ojsonpath="{.status.bootArtifacts}" | jq ". | keys[]" | sed "s/\"//g" do curl -k oc get infraenv qe2 -ojsonpath="{.status.bootArtifacts.${artifact}}"` -o $artifactCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
ipxeScriptアーティファクトプロキシー URL をlibvirt.xmlのbootpパラメーターに追加します。
1.1.2.1.27. Red Hat Advanced Cluster Management のアップグレード後に ClusterDeployment を削除できない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Advanced Cluster Management 2.6 で削除された BareMetalAssets API を使用している場合、BareMetalAssets API が ClusterDeployment にバインドされているため、Red Hat Advanced Cluster Management 2.7 にアップグレードした後に ClusterDeployment を削除することはできません。
この問題を回避するには、以下のコマンドを実行して、Red Hat Advanced Cluster Management 2.7 にアップグレードする前に finalizers を削除します。
oc patch clusterdeployment <clusterdeployment-name> -p '{"metadata":{"finalizers":null}}' --type=merge
oc patch clusterdeployment <clusterdeployment-name> -p '{"metadata":{"finalizers":null}}' --type=merge
1.1.2.1.28. Central Infrastructure Management サービスを使用して非接続環境にデプロイされたクラスターがインストールされない場合がある リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Central Infrastructure Management サービスを使用して非接続環境でクラスターをデプロイすると、クラスターノードのインストールが開始されない場合があります。
この問題は、OpenShift Container Platform バージョン 4.12.0 から 4.12.2 に同梱されている Red Hat Enterprise Linux CoreOS ライブ ISO イメージから作成された検出 ISO イメージをクラスターが使用するために発生します。イメージには、registry.redhat.io および registry.access.redhat.com から取得したイメージの署名を必要とする制限付きの /etc/containers/policy.json ファイルが含まれています。非接続環境では、ミラーリングされたイメージにミラーリングされた署名がない場合があり、その結果、クラスターノードの検出時にイメージのプルが失敗します。Agent イメージがクラスターノードとの接続に失敗するため、Assisted Service との通信が失敗します。
この問題を回避するには、/etc/containers/policy.json ファイルを制限なしに設定する ignition オーバーライドをクラスターに適用します。ignition オーバーライドは、InfraEnv カスタムリソース定義で設定できます。次の例は、オーバーライドを使用した InfraEnv カスタムリソース定義を示しています。
次の例は、作成される制限なしのファイルを示しています。
この設定を変更すると、クラスターがインストールされます。
1.1.2.1.29. マネージドクラスターがデプロイ後に Pending ステータスのままになる リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デフォルトのプロビジョニングプロセスは、コンバージドフローです。Bare Metal Operator (BMO) の BareMetalHost リソースを使用してホストをライブ ISO に接続すると、Ironic Python Agent が次のアクションを実行します。
- ベアメタル installer-provisioned-infrastructure の手順を実行します。
- Assisted Installer エージェントを起動します。エージェントが残りのインストールおよびプロビジョニングプロセスを処理します。
Assisted Installer エージェントの起動が遅く、マネージドクラスターをデプロイすると、マネージドクラスターが Pending ステータスのままになり、エージェントリソースがなくなる可能性があります。この問題は、コンバージドフローを無効にすることで回避できます。
重要: コンバージドフローを無効にすると、ライブ ISO で Assisted Installer エージェントのみが実行されるため、開いているポートの数が減り、Ironic Python Agent で有効にした以下の機能がすべて無効になります。
- プロビジョニング前のディスククリーニング
- iPXE ブートファームウェア
- BIOS 設定
コンバージドフローを無効にせずに有効または無効にするポート番号を決定するには、ネットワーク設定 を参照してください。
コンバージドフローを無効にするには、次の手順を実行します。
ハブクラスター上に次の ConfigMap を作成します。
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- パラメーター値を "false" に設定すると、Ironic Python Agent によって有効になっている機能もすべて無効になります。
次のコマンドを実行して、ConfigMap を適用します。
oc annotate --overwrite AgentServiceConfig agent unsupported.agent-install.openshift.io/assisted-service-configmap=my-assisted-service-config
oc annotate --overwrite AgentServiceConfig agent unsupported.agent-install.openshift.io/assisted-service-configmap=my-assisted-service-configCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.1.2.1.30. ManagedClusterSet API 仕様の制限 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Clustersets API を使用する場合、selectorType: LaberSelector 設定がサポートされません。selectorType: ExclusiveClusterSetLabel 設定がサポートされています。
1.1.2.1.31. ハブクラスター通信の制限 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ハブクラスターがマネージドクラスターにアクセスできない、またはマネージドクラスターと通信できない場合、次の制限が発生します。
- コンソールを使用して新しいマネージドクラスターを作成できません。コマンドラインインターフェイスを使用するか、コンソールで Run import commands manually オプションを使用して、マネージドクラスターを手動でインポートできます。
- コンソールを使用して Application または ApplicationSet をデプロイする場合、またはマネージドクラスターを ArgoCD にインポートする場合、ハブクラスター ArgoCD コントローラーはマネージドクラスター API サーバーを呼び出します。AppSub または ArgoCD pull モデルを使用して問題を回避できます。
Pod ログのコンソールページは機能せず、以下のようなエラーメッセージが表示されます。
Error querying resource logs: Service unavailable
Error querying resource logs: Service unavailableCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.1.2.1.32. Managed Service Account アドオンの制限 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
managed-serviceaccount アドオンの既知の問題と制限事項は次のとおりです。
1.1.2.1.32.1. installNamespace フィールドには値を 1 つだけ指定できる リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
managed-serviceaccount アドオンを有効にする場合、ManagedClusterAddOn リソースの installNamespace フィールドの値として open-cluster-management-agent-addon が必要です。その他の値は無視されます。managed-serviceaccount アドオンエージェントは、マネージドクラスターの open-cluster-management-agent-addon namespace に常にデプロイされます。
1.1.2.1.32.2. マネージドサービスアカウント エージェントは tolerations と nodeSelector の設定による影響を受けない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
MultiClusterEngine および MultiClusterHub リソースに設定された tolerations と nodeSelector 設定は、ローカルクラスターにデプロイされた managed-serviceaccount エージェントには影響しません。マネージドサービスアカウント アドオンは、ローカルクラスターでは必ずしも必要というわけではありません。
managed-serviceaccount アドオンが必要な場合は、次の手順を実行することで問題を回避できます。
-
addonDeploymentConfigカスタムリソースを作成します。 -
ローカルクラスターおよび
managed-serviceaccountエージェントのtolerationsおよびnodeSelectorの値を設定します。 -
作成した
addonDeploymentConfigカスタムリソースを使用するように、ローカルクラスター namespace でmanaged-serviceaccountManagedClusterAddonを更新します。
addonDeploymentConfig カスタムリソースを使用してアドオンの tolerations と nodeSelector を設定する方法の詳細は、klusterlet アドオン の nodeSelectors と tolerations の設定を参照してください。
1.1.2.1.33. KubeVirt ホステッドクラスターの一括破棄オプションでホステッドクラスターが破棄されない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
KubeVirt ホステッドクラスターのコンソールで一括破棄オプションを使用しても、KubeVirt ホステッドクラスターが破棄されません。
代わりに、行のアクションドロップダウンメニューを使用して、KubeVirt ホステッドクラスターを破棄してください。
1.1.2.1.34. クラスターキュレーターが OpenShift Container Platform Dedicated クラスターをサポートしていない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ClusterCurator リソースを使用して OpenShift Container Platform Dedicated クラスターをアップグレードすると、クラスターキュレーターが OpenShift Container Platform Dedicated クラスターをサポートしていないため、アップグレードが失敗します。
1.1.2.1.35. カスタム Ingress ドメインが正しく適用されない リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターのインストール中に ClusterDeployment リソースを使用してカスタム Ingress ドメインを指定できますが、変更はインストール後に SyncSet リソースを使用してのみ適用されます。その結果、clusterdeployment.yaml ファイルの spec フィールドには、指定したカスタム Ingress ドメインが表示されますが、status には引き続きデフォルトのドメインが表示されます。
Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 4.16 より前のバージョンを使用してシングルノード OpenShift クラスターをインストールする場合、InfraEnv カスタムリソースと起動されるホストが、シングルノード OpenShift クラスターのインストールに使用するのと同じ OpenShift Container Platform バージョンを使用する必要があります。バージョンが一致しない場合はインストールが失敗します。
この問題を回避するには、Discovery ISO を使用してホストを起動する前に InfraEnv リソースを編集し、次の内容を含めます。
apiVersion: agent-install.openshift.io/v1beta1 kind: InfraEnv spec: osImageVersion: 4.15
apiVersion: agent-install.openshift.io/v1beta1
kind: InfraEnv
spec:
osImageVersion: 4.15
osImageVersion フィールドは、インストールする Red Hat OpenShift Container Platform クラスターのバージョンと一致している必要があります。
1.1.2.2. Hosted Control Plane リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
1.1.2.2.1. コンソールにホステッドクラスターが Pending import として表示される リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
アノテーションと ManagedCluster 名が一致しない場合、コンソールはクラスターを Pending import と表示します。クラスターはマルチクラスターエンジン Operator では使用できません。アノテーションがなく、ManagedCluster 名が HostedCluster リソースの Infra-ID 値と一致しない場合は、同じ問題が発生します。
1.1.2.2.2. コンソールは、ホステッドクラスターにノードプールを追加する際に、同じバージョンを複数回、一覧表示する場合があります。 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用して既存のホステッドクラスターに新規ノードプールを追加すると、同じバージョンの OpenShift Container Platform がオプションの一覧に複数回、表示される可能性があります。必要なバージョンの一覧で任意のインスタンスを選択できます。
1.1.2.2.3. Web コンソールには、ノードがクラスターから削除されインフラストラクチャー環境に戻された後でもノードがリストされます。 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ノードプールが 0 ワーカーにスケールダウンされても、コンソールのホストのリストには、Ready 状態のノードが表示されます。ノードの数は、次の 2 つの方法で確認できます。
- コンソールでノードプールに移動し、ノードが 0 であることを確認します。
コマンドラインインターフェイスで、以下のコマンドを実行します。
次のコマンドを実行して、ノードプールにあるノード数が 0 個であることを確認します。
oc get nodepool -A
oc get nodepool -ACopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、クラスター内にあるノード数が 0 個であることを確認します。
oc get nodes --kubeconfig
oc get nodes --kubeconfigCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 次のコマンドを実行して、クラスターにバインドされているエージェント数が 0 と報告されていることを確認します。
oc get agents -A
oc get agents -ACopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.1.2.2.4. デュアルスタックネットワーク用に設定されたホステッドクラスターで DNS の問題が発生する可能性がある リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デュアルスタックネットワークを使用する環境でホステッドクラスターを作成すると、次の DNS 関連の問題が発生する可能性があります。
-
service-ca-operatorPod のCrashLoopBackOff状態: Pod が Hosted Control Plane 経由で Kubernetes API サーバーに到達しようとすると、kube-systemnamespace のデータプレーンプロキシーがリクエストを解決できないため、Pod はサーバーに到達できません。この問題は、HAProxy セットアップでフロントエンドが IP アドレスを使用し、バックエンドが Pod が解決できない DNS 名を使用するために発生します。 -
Pod が
ContainerCreating状態でスタックする: この問題は、openshift-service-ca-operatorが DNS Pod が DNS 解決に必要とするmetrics-tlsシークレットを生成できないために発生します。その結果、Pod は Kubernetes API サーバーを解決できません。
これらの問題を解決するには、デュアルスタックネットワーク用の DNS の設定 のガイドラインに従って DNS サーバー設定を指定します。
1.1.3. エラータの更新 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マルチクラスターエンジン Operator の場合、エラータの更新はリリース時に自動的に適用されます。
重要: 参照できるように、エラータ リンクと GitHub 番号がコンテンツに追加され、内部で使用される可能性があります。ユーザーは、アクセス権が必要なリンクを利用できない可能性があります。
1.1.3.1. Errata 2.5.9 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 1 つ以上の製品コンテナーイメージに更新を配信します。
1.1.3.2. Errata 2.5.8 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 1 つ以上の製品コンテナーイメージに更新を配信します。
1.1.3.3. エラータ 2.5.7 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 1 つ以上の製品コンテナーイメージに更新を配信します。
1.1.3.4. エラータ 2.5.6 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
同時に実行されていた 2 つのバージョンの
cluster-proxy-addonからのアップグレード問題を修正しました。これにより、マニフェストが相互に上書きしていました。(ACM-19094) - 1 つ以上の製品コンテナーイメージに更新を配信します。
1.1.3.5. エラータ 2.5.5 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
マルチクラスターエンジン Operator バージョン 2.5.3 またはバージョン 2.5.4.にアップグレードした後、単一ノードの OpenShift マネージドクラスターが
不明なステータスを表示する原因となっていた問題を修正します。(ACM-19094) - 1 つ以上の製品コンテナーイメージに更新を配信します。
1.1.3.6. エラータ 2.5.4 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 1 つ以上の製品コンテナーイメージに更新を配信します。
1.1.3.7. エラータ 2.5.3 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
KubeVirt 作成ウィザードに、Hosted Control Plane クラスターのデフォルトモードを
HighAvailabilityモードに設定するフィールドが追加されました。(ACM-19094) - 1 つ以上の製品コンテナーイメージに更新を配信します。
1.1.3.8. エラータ 2.5.2 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- バックアップ/復元シナリオを実行し、Red Hat OpenShift Data Foundation (ODF) の Regional-DR ソリューションを使用すると、データ損失が発生する可能性がある問題を修正しました。(ACM-10407)
- 1 つ以上の製品コンテナーイメージに更新を配信します。
1.1.3.9. エラータ 2.5.1 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 1 つ以上の製品コンテナーイメージに更新を配信します。
1.1.4. 非推奨とクラスターライフサイクルの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
製品の一部が非推奨になる、またはマルチクラスターエンジン Operator から削除されるタイミングを説明します。推奨アクション および詳細にある、代わりのアクションを検討してください。これは、現在のリリースおよび、1 つ前のリリースと 2 つ前のリリースの表に記載されています。
非推奨: multicluster engine Operator 2.3 以前のバージョンはサポートされなくなりました。ドキュメントはそのまま利用できますが、エラータやその他の更新は提供されません。
ベストプラクティス: 最新バージョンにアップグレードします。
1.1.4.1. API の非推奨化と削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator は、Kubernetes の API 非推奨ガイドラインに従います。このポリシーの詳細は、Kubernetes Deprecation Policy を参照してください。multicluster engine Operator の API は、次のタイムラインから外れた場合にのみ非推奨化または削除されます。
-
V1API はすべて、12 ヶ月間またはリリース 3 回分 (いずれか長い方) の期間は一般公開され、サポート対象となります。V1 API は削除されませんが、この期間を過ぎると非推奨になる可能性があります。 -
Beta版 API はすべて、9 ヶ月間またはリリース 3 回分 (いずれか長い方) の期間は一般公開されます。Beta 版 API は、この期間を過ぎても削除されません。 -
alpha版 API はサポートの必要はありませんが、ユーザーにとってメリットがある場合には、非推奨または削除予定として記載される場合があります。
1.1.4.1.1. API の非推奨化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
| 製品またはカテゴリー | 影響を受けるアイテム | バージョン | 推奨されるアクション | 詳細およびリンク |
|---|---|---|---|---|
| ManagedServiceAccount |
| 2.9 |
| なし |
1.1.4.1.2. API の削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
| 製品またはカテゴリー | 影響を受けるアイテム | バージョン | 推奨されるアクション | 詳細およびリンク |
1.1.4.2. 非推奨 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
非推奨 のコンポーネント、機能またはサービスはサポートされますが、使用は推奨されておらず、今後のリリースで廃止される可能性があります。以下の表に記載されている 推奨アクション と詳細の代替アクションを検討してください。
| 製品またはカテゴリー | 影響を受けるアイテム | バージョン | 推奨されるアクション | 詳細およびリンク |
|---|---|---|---|---|
| クラスターライフサイクル | Red Hat Virtualization でのクラスターの作成 | 2.9 | なし | なし |
| クラスターライフサイクル | klusterlet OLM Operator | 2.4 | なし | なし |
1.1.4.3. 削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
通常、削除 された項目は、以前のリリースで非推奨となった機能で、製品では利用できなくなっています。削除された機能には、代わりの方法を使用する必要があります。以下の表に記載されている 推奨アクション と詳細の代替アクションを検討してください。
| 製品またはカテゴリー | 影響を受けるアイテム | バージョン | 推奨されるアクション | 詳細およびリンク |
1.2. マルチクラスターエンジン Operator を使用したクラスターライフサイクルについて リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Kubernetes Operator のマルチクラスターエンジンは、Red Hat OpenShift Container Platform および Red Hat Advanced Cluster Management ハブクラスターにクラスター管理機能を提供するクラスターライフサイクル Operator です。Red Hat Advanced Cluster Management をインストールした場合は、自動的にインストールされるため、マルチクラスターエンジン Operator をインストールする必要はありません。
ハブクラスター、マネージドクラスターの要件およびサポート情報については、サポートマトリクス と以下のドキュメントを参照してください。
続行するには、マルチクラスターエンジン Operator を使用したクラスターライフサイクルについて で、残りのクラスターライフスタイルドキュメントを参照してください。
1.2.1. コンソールの概要 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform コンソールプラグインは OpenShift Container Platform Web コンソールで利用可能であり、統合することができます。この機能を使用するには、コンソールプラグインを有効にしておく必要があります。Infrastructure および Credentials ナビゲーション項目の一部のコンソール機能は、multicluster engine Operator によって表示されます。Red Hat Advanced Cluster Management をインストールすると、より多くのコンソール機能が表示されます。
注記: プラグインが有効になっている場合、ドロップダウンメニューから All Clusters を選択することにより、クラスタースイッチャーから OpenShift Container Platform コンソール内の Red Hat Advanced Cluster Management にアクセスできます。
- プラグインを無効にするには、OpenShift Container Platform コンソールの Administrator パースペクティブにいることを確認してください。
- ナビゲーションで Administration を探し、Cluster Settings をクリックし、続いて Configuration タブをクリックします。
-
Configuration resources のリストから、
operator.openshift.ioAPI グループが含まれる Console リソースをクリックします。この API グループには、Web コンソールのクラスター全体の設定が含まれています。 -
Console plug-ins タブをクリックします。
mceプラグインがリスト表示されます。注記: Red Hat Advanced Cluster Management がインストールされている場合は、acmとしても表示されます。 - テーブルからプラグインのステータスを変更します。しばらくすると、コンソールを更新するように求められます。
1.2.2. multicluster engine Operator のロールベースのアクセス制御 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
RBAC はコンソールレベルと API レベルで検証されます。コンソール内のアクションは、ユーザーのアクセスロールの権限に基づいて有効化/無効化できます。製品の特定ライフサイクルの RBAC の詳細は、以下のセクションを参照してください。
1.2.2.1. ロールの概要 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスター別の製品リソースと、スコープに namespace が指定されている製品リソースがあります。アクセス制御に一貫性を持たせるため、クラスターのロールバインディングと、namespace のロールバインディングをユーザーに適用する必要があります。サポートされている次のロール定義の表リストを表示します。
1.2.2.1.1. ロール定義表 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
| ロール | 定義 |
|---|---|
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|
これは OpenShift Container Platform のデフォルトのロールです。 |
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|
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admin、edit、および view は OpenShift Container Platform のデフォルトロールです。これらのロールに対して namespace に限定されたバインディングが指定されているユーザーは、特定の namespace 内の |
重要:
- ユーザーは OpenShift Container Platform からプロジェクトを作成できます。これにより、namespace の管理者ロール権限が付与されます。
-
ユーザーにクラスターへのロールアクセスがない場合、クラスター名は表示されません。クラスター名は、
-の記号で表示されます。
RBAC はコンソールレベルと API レベルで検証されます。コンソール内のアクションは、ユーザーのアクセスロールの権限に基づいて有効化/無効化できます。製品の特定ライフサイクルの RBAC の詳細は、以下のセクションを参照してください。
1.2.2.2. クラスターライフサイクル RBAC リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下のクラスターライフサイクル RBAC 操作を確認してください。
すべてのマネージドクラスターのクラスターロールバインドを作成および管理します。たとえば、以下のコマンドを入力してクラスターロール
open-cluster-management:cluster-manager-adminにバインドするクラスターロールを作成します。oc create clusterrolebinding <role-binding-name> --clusterrole=open-cluster-management:cluster-manager-admin --user=<username>
oc create clusterrolebinding <role-binding-name> --clusterrole=open-cluster-management:cluster-manager-admin --user=<username>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このロールはスーパーユーザーであるため、すべてのリソースとアクションにアクセスできます。このロールを使用すると、クラスターレベルの
managedclusterリソース、マネージドクラスターを管理するリソースの namespace、namespace 内のリソースを作成できます。権限エラーを回避するために、ロールの関連付けが必要な ID のusernameを追加する必要がある場合があります。以下のコマンドを実行して、
cluster-nameという名前のマネージドクラスターのクラスターロールバインドを管理します。oc create clusterrolebinding (role-binding-name) --clusterrole=open-cluster-management:admin:<cluster-name> --user=<username>
oc create clusterrolebinding (role-binding-name) --clusterrole=open-cluster-management:admin:<cluster-name> --user=<username>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このロールを使用すると、クラスターレベルの
managedclusterリソースに読み取り/書き込みアクセスができるようになります。managedclusterはクラスターレベルのリソースで、namespace レベルのリソースではないので、このロールが必要です。以下のコマンドを入力して、クラスターロール
adminにバインドする namespace ロールを作成します。oc create rolebinding <role-binding-name> -n <cluster-name> --clusterrole=admin --user=<username>
oc create rolebinding <role-binding-name> -n <cluster-name> --clusterrole=admin --user=<username>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このロールでは、マネージドクラスターの namespace 内にあるリソースに対して読み取り/書き込みアクセスができるようになります。
open-cluster-management:view:<cluster-name>クラスターロールのクラスターロールバインドを作成して、cluster-nameという名前のマネージドクラスターを表示します。次のコマンドを入力します。oc create clusterrolebinding <role-binding-name> --clusterrole=open-cluster-management:view:<cluster-name> --user=<username>
oc create clusterrolebinding <role-binding-name> --clusterrole=open-cluster-management:view:<cluster-name> --user=<username>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このロールを使用すると、クラスターレベルの
managedclusterリソースに読み取りアクセスができるようになります。これは、managedclusterがクラスタースコープのリソースであるために必要です。以下のコマンドを入力して、クラスターロール
viewにバインドする namespace ロールを作成します。oc create rolebinding <role-binding-name> -n <cluster-name> --clusterrole=view --user=<username>
oc create rolebinding <role-binding-name> -n <cluster-name> --clusterrole=view --user=<username>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このロールでは、マネージドクラスターの namespace 内にあるリソースに対して読み取り専用アクセスができるようになります。
以下のコマンドを入力して、アクセス可能なマネージドクラスターの一覧を表示します。
oc get managedclusters.clusterview.open-cluster-management.io
oc get managedclusters.clusterview.open-cluster-management.ioCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは、クラスター管理者権限なしで、管理者およびユーザーが使用できます。
以下のコマンドを入力して、アクセス可能なマネージドクラスターセットの一覧を表示します。
oc get managedclustersets.clusterview.open-cluster-management.io
oc get managedclustersets.clusterview.open-cluster-management.ioCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは、クラスター管理者権限なしで、管理者およびユーザーが使用できます。
1.2.2.2.1. クラスタープール RBAC リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下のクラスタープール RBAC 操作を確認します。
クラスター管理者は、クラスタープールのプロビジョニングクラスターを使用して、マネージドクラスターセットを作成し、ロールをグループに追加して管理者権限をロールに付与します。以下の例を参照してください。
以下のコマンドを使用して、
server-foundation-clustersetマネージドクラスターセットにadmin権限を付与します。oc adm policy add-cluster-role-to-group open-cluster-management:clusterset-admin:server-foundation-clusterset server-foundation-team-admin
oc adm policy add-cluster-role-to-group open-cluster-management:clusterset-admin:server-foundation-clusterset server-foundation-team-adminCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを使用して、
server-foundation-clustersetマネージドクラスターセットにview権限を付与します。oc adm policy add-cluster-role-to-group open-cluster-management:clusterset-view:server-foundation-clusterset server-foundation-team-user
oc adm policy add-cluster-role-to-group open-cluster-management:clusterset-view:server-foundation-clusterset server-foundation-team-userCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
クラスタープールの namespace (
server-foundation-clusterpool) を作成します。ロール権限を付与するには、以下の例を参照してください。以下のコマンドを実行して、
server-foundation-team-adminのserver-foundation-clusterpoolにadmin権限を付与します。oc adm new-project server-foundation-clusterpool oc adm policy add-role-to-group admin server-foundation-team-admin --namespace server-foundation-clusterpool
oc adm new-project server-foundation-clusterpool oc adm policy add-role-to-group admin server-foundation-team-admin --namespace server-foundation-clusterpoolCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
チーム管理者として、クラスタープール namespace にクラスターセットラベル
cluster.open-cluster-management.io/clusterset=server-foundation-clustersetを使用してocp46-aws-clusterpoolという名前のクラスタープールを作成します。-
server-foundation-webhookは、クラスタープールにクラスターセットラベルがあるかどうか、またユーザーにクラスターセットのクラスタープールを作成する権限があるかどうかを確認します。 -
server-foundation-controllerは、server-foundation-team-userのserver-foundation-clusterpoolnamespace にview権限を付与します。
-
クラスタープールが作成されると、クラスタープールは
clusterdeploymentを作成します。詳細は、以下を参照してください。-
server-foundation-controllerは、server-foundation-team-adminのclusterdeploymentnamespace にadmin権限を付与します。 server-foundation-controllerは、server-foundation-team-userのclusterdeploymentnamespace にview権限を付与します。注記:
team-adminおよびteam-userには、clusterpool、clusterdeployment、およびclusterclaimへのadmin権限があります。
-
1.2.2.2.2. クラスターライフサイクルのコンソールおよび API RBAC の表 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターライフサイクルの以下のコンソールおよび API RBAC の表を表示します。
| リソース | 管理 | 編集 | 表示 |
|---|---|---|---|
| クラスター | read, update, delete | - | read |
| クラスターセット | get, update, bind, join | 編集ロールなし | get |
| マネージドクラスター | read, update, delete | 編集ロールなし | get |
| プロバイダー接続 | create, read, update, delete | - | read |
| API | 管理 | 編集 | 表示 |
|---|---|---|---|
|
この API のコマンドでは、 | create, read, update, delete | read, update | read |
|
この API のコマンドでは、 | read | read | read |
|
| update | update | |
|
この API のコマンドでは、 | create, read, update, delete | read, update | read |
|
| read | read | read |
|
この API のコマンドでは、 | create, read, update, delete | read, update | read |
|
| create, read, update, delete | read, update | read |
|
| create, read, update, delete | read, update | read |
|
| create, read, update, delete | read, update | read |
|
| create, read, update, delete | read, update | read |
|
| create, read, update, delete | read, update | read |
|
| create, read, update, delete | read, update | read |
|
| create, read, update, delete | read, update | read |
1.2.2.2.3. 認証情報ロールベースのアクセス制御 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
認証情報へのアクセスは Kubernetes で制御されます。認証情報は Kubernetes Secret として保存され、セキュリティーを確保します。以下の権限は、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes のシークレットのアクセスに関係します。
- namespace でシークレットの作成権限のあるユーザーは認証情報を作成できます。
- namespace でシークレットの読み取り権限のあるユーザーは、認証情報を表示することもできます。
-
Kubernetes ロール
adminおよびeditのあるユーザーは、シークレットの作成と編集が可能です。 -
Kubernetes クラスターロール
viewのあるユーザーは、シークレットの内容を読み取ると、サービスアカウントの認証情報にアクセスできるようになるため、シークレットを表示できません。
1.2.3. ネットワーク設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
接続を許可するようにネットワーク設定を設定します。
重要: 信頼できる CA バンドルを multicluster engine Operator の namespace で利用できますが、その拡張にはネットワークの変更が必要です。信頼できる CA バンドル ConfigMap は、trusted-ca-bundle のデフォルト名を使用します。この名前は、TRUSTED_CA_BUNDLE という名前の環境変数で Operator に提供すると変更できます。詳細は、Red Hat OpenShift Container Platform の ネットワーク セクションの クラスター全体のプロキシーの設定 を参照してください。
注記: マネージドクラスターの Registration Agent および Work Agent は、プロキシーを通過できない mTLS 接続の確立によりハブクラスターの apiserver と通信するため、プロキシー設定をサポートしません。
multicluster engine Operator のクラスターネットワーク要件は、次の表を参照してください。
| 方向 | ソース | 宛先 | プロトコル | ポート | 説明 |
|---|---|---|---|---|---|
| マネージドクラスターへのアウトバウンド |
ハブクラスター上の Hive および | プロビジョニングしたマネージドクラスターの Kubernetes API サーバー | HTTPS | 6443 | プロビジョニングしたマネージドクラスターの Kubernetes API サーバー |
| マネージドクラスターへのアウトバウンド | ハブクラスター上の Ironic サービス | マネージドクラスター上の Ironic Python エージェント | TCP | 9999 | Ironic Python Agent が実行されているベアメタルノードと Ironic conductor サービス間の通信 |
| マネージドクラスターへのアウトバウンド |
ハブクラスターの |
マネージドクラスターの | TCP | 443 |
|
| マネージドクラスターからの受信 | Baseboard Management Controller (BMC) (ベースボード管理コントローラー: BMC) | Ironic サービスの横にある HTTP サーバー | TCP | 6180, 6183 | ベースボード管理コントローラー(BMC)は、仮想メディアのポート 6180 および 6183 にアクセスします。ブートファームウェアがポート 6180 にアクセスします。 |
| マネージドクラスターからの受信 | マネージドクラスター上の Ironic Python エージェント | ハブクラスター上の Ironic サービス | TCP | 6385 | Ironic Python Agent とハブクラスター上の Ironic サービス間の通信 |
| マネージドクラスターからの受信 | マネージドクラスターのクラスタープロキシーアドオンエージェント | クラスタープロキシー ANP サービス | TCP | 443 | マネージドクラスターのクラスタープロキシーアドオンエージェントと、ハブクラスターのクラスタープロキシーアドオン ANP サービス間の通信 |
| マネージドクラスターからの受信 | klusterlet エージェントとアドオンエージェント | ハブクラスター上の Kubernetes API サーバー | HTTPS | 6443 | マネージドクラスターからのマルチクラスターエンジン Operator クラスターの Kubernetes API サーバー |
注記: マネージドクラスターの klusterlet エージェントに、直接接続するのではなく、ハブクラスターの apiserver にアクセスするためにプロキシー設定が必要な場合は、ハブクラスターと マネージドクラスター間のプロキシー設定の設定 を参照し てください。
1.3. マルチクラスターエンジン Operator のインストールとアップグレード リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator は、クラスターフリートの管理を強化するソフトウェア Operator です。multicluster engine Operator は、クラウドおよびデータセンター全体の Red Hat OpenShift Container Platform および Kubernetes クラスターライフサイクル管理をサポートします。
非推奨: マルチクラスターエンジン Operator 2.3 以前のバージョンはサポートされなくなりました。ドキュメントはそのまま利用できますが、エラータやその他の更新は提供されません。
ベストプラクティス: 最新バージョンにアップグレードします。
このドキュメントでは、特定のコンポーネントまたは機能が OpenShift Container Platform のより新しいバージョンでのみデプロイおよびテストされている場合を除き、サポートされている最も古い OpenShift Container Platform バージョンを参照します。
フルサポート情報については、サポートマトリックス を参照してください。ライフサイクルの情報は、Red Hat OpenShift Container Platform ライフサイクルポリシー を参照してください。
重要: バージョン 2.5 以降で Red Hat Advanced Cluster Management を使用している場合、Kubernetes Operator 用のマルチクラスターエンジンはすでにクラスターにインストールされています。
以下のドキュメントを参照してください。
1.3.1. ネットワーク接続時のオンラインインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator は、Operator Lifecycle Manager によってインストールされます。これは、multicluster engine Operator を含むコンポーネントのインストール、アップグレード、および削除を管理します。
必要なアクセス権: クラスター管理者
重要:
-
外部クラスターに
ManagedClusterリソースが設定されているクラスターに multicluster engine Operator をインストールできません。multicluster engine Operator をインストールする前に、外部クラスターからManagedClusterリソースを削除する必要があります。 -
OpenShift Container Platform 専用環境の場合は、
cluster-admin権限が必要です。デフォルトで、dedicated-adminロールには OpenShift Container Platform Dedicated 環境で namespace を作成するために必要な権限がありません。 - デフォルトでは、multicluster engine Operator コンポーネントは追加設定なしで OpenShift Container Platform クラスターのワーカーノードにインストールされます。OpenShift Container Platform OperatorHub Web コンソールインターフェイスを使用するか、OpenShift Container Platform CLI を使用して multicluster engine Operator をワーカーノードにインストールできます。
- OpenShift Container Platform クラスターをインフラストラクチャーノードで設定している場合は、OpenShift Container Platform CLI を使用し、追加のリソースパラメーターを指定して multicluster engine Operator をそのインフラストラクチャーノードにインストールできます。詳細については、インフラストラクチャーノードへのマルチクラスターエンジンのインストール セクションを参照してください。
OpenShift Container Platform または Kubernetes Operator のマルチクラスターエンジンによって作成されていない Kubernetes クラスターをインポートする場合は、イメージプルシークレットを設定する必要があります。イメージプルシークレットおよびその他の高度な設定方法については、このドキュメントの 詳細設定 セクションのオプションを参照してください。
1.3.1.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Kubernetes Operator 用のマルチクラスターエンジンをインストールする前に、次の要件を確認してください。
- Red Hat OpenShift Container Platform クラスターが、OpenShift Container Platform コンソールから OperatorHub カタログの multicluster engine Operator にアクセスできる。
- catalog.redhat.com へのアクセスがある。
-
クラスターに外部クラスターに設定された
ManagedClusterリソースが ない。 お使いの環境に OpenShift Container Platform 4.13 以降をデプロイし、OpenShift Container Platform CLI でログインしている。以下の OpenShift Container Platform のインストールドキュメントを参照してください。
-
OpenShift Container Platform のコマンドラインインターフェイス (CLI) は、
ocコマンドを実行できるように設定している。OpenShift Container Platform CLI のインストールおよび設定の詳細は、CLI の使用方法 を参照してください。 - namespace の作成が可能な OpenShift Container Platform のパーミッションを設定している。
- operator の依存関係にアクセスするには、インターネット接続が必要。
OpenShift Container Platform Dedicated 環境にインストールするには、以下を参照してください。
- OpenShift Container Platform Dedicated 環境が設定され、実行している。
-
エンジンのインストール先の OpenShift Container Platform Dedicated 環境での
cluster-adminがある。
- Red Hat OpenShift Container Platform に付属する Assisted Installer を使用してマネージドクラスターを作成する予定の場合は、要件について、OpenShift Container Platform ドキュメントの Assisted Installer を使用したインストールの準備 トピックを参照してください。
1.3.1.2. OpenShift Container Platform インストールの確認 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
レジストリー、ストレージサービスなど、サポート対象の OpenShift Container Platform バージョンがインストールされ、機能する状態である必要があります。OpenShift Container Platform のインストールの詳細は、OpenShift Container Platform のドキュメントを参照してください。
- multicluster engine Operator が OpenShift Container Platform クラスターにインストールされていないことを確認します。インストールできる multicluster engine Operator は、OpenShift Container Platform クラスターごとに 1 つだけです。インストールがない場合は、次の手順に進みます。
OpenShift Container Platform クラスターが正しく設定されていることを確認するには、以下のコマンドを使用して OpenShift Container Platform Web コンソールにアクセスします。
kubectl -n openshift-console get route console
kubectl -n openshift-console get route consoleCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
console console-openshift-console.apps.new-coral.purple-chesterfield.com console https reencrypt/Redirect None
console console-openshift-console.apps.new-coral.purple-chesterfield.com console https reencrypt/Redirect NoneCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
ブラウザーで URL を開き、結果を確認します。コンソール URL の表示が
console-openshift-console.router.default.svc.cluster.localの場合は、OpenShift Container Platform のインストール時にopenshift_master_default_subdomainを設定します。https://console-openshift-console.apps.new-coral.purple-chesterfield.comの例を参照してください。
multicluster engine Operator のインストールに進むことができます。
1.3.1.3. OperatorHub Web コンソールインターフェイスからのインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ベストプラクティス: OpenShift Container Platform ナビゲーションの Administrator ビューから、OpenShift Container Platform で提供される OperatorHub Web コンソールインターフェイスをインストールします。
- Operators > OperatorHub を選択して利用可能な operator のリストにアクセスし、multicluster engine for Kubernetes Operator を選択します。
-
Installをクリックします。 Operator Installation ページで、インストールのオプションを選択します。
Namespace:
- multicluster engine Operator エンジンは、独自の namespace またはプロジェクトにインストールする必要があります。
-
デフォルトでは、OperatorHub コンソールのインストールプロセスにより、
multicluster-engineという名前の namespace が作成されます。ベストプラクティス:multicluster-enginenamespace が使用可能な場合は、引き続き使用します。 -
multicluster-engineという名前の namespace が存在する場合は、別の namespace を選択してください。
- チャネル: インストールするリリースに対応するチャネルを選択します。チャネルを選択すると、指定のリリースがインストールされ、そのリリース内の今後のエラータ更新が取得されます。
承認ストラテジー: 承認ストラテジーでは、サブスクライブ先のチャネルまたはリリースに更新を適用するのに必要な人の間のやり取りを特定します。
- そのリリース内の更新が自動的に適用されるようにするには、デフォルトで選択されている Automatic を選択します。
- Manual を選択して、更新が利用可能になると通知を受け取ります。更新がいつ適用されるかについて懸念がある場合は、これがベストプラクティスになる可能性があります。
注記: 次のマイナーリリースにアップグレードするには、OperatorHub ページに戻り、最新リリースの新規チャネルを選択する必要があります。
- Install を選択して変更を適用し、Operator を作成します。
MultiClusterEngine カスタムリソースを作成するには、次のプロセスを参照してください。
- OpenShift Container Platform コンソールナビゲーションで、Installed Operators > multicluster engine for Kubernetes を選択します。
- MultiCluster Engine タブを選択します。
- Create MultiClusterEngine を選択します。
YAML ファイルのデフォルト値を更新します。このドキュメントの MultiClusterEngine advanced configuration のオプションを参照してください。
- 次の例は、エディターにコピーできるデフォルトのテンプレートを示しています。
apiVersion: multicluster.openshift.io/v1 kind: MultiClusterEngine metadata: name: multiclusterengine spec: {}apiVersion: multicluster.openshift.io/v1 kind: MultiClusterEngine metadata: name: multiclusterengine spec: {}Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
Create を選択して、カスタムリソースを初期化します。multicluster engine Operator エンジンがビルドされて起動するまで、最大 10 分かかる場合があります。
MultiClusterEngine リソースが作成されると、リソースのステータスが MultiCluster Engine タブで
Availableになります。
1.3.1.4. OpenShift Container Platform CLI からのインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Operator の要件を満たす、multicluster engine Operator エンジンの namespace を作成します。次のコマンドを実行します。
namespaceは、multicluster engine for Kubernetes Operator の namespace の名前です。namespaceの値は、OpenShift Container Platform 環境では プロジェクト と呼ばれる場合があります。oc create namespace <namespace>
oc create namespace <namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow プロジェクトの namespace を、作成した namespace に切り替えます。
namespaceは、ステップ 1 で作成した multicluster engine for Kubernetes Operator の名前に置き換えます。oc project <namespace>
oc project <namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow OperatorGroupリソースを設定するために YAML ファイルを作成します。namespace ごとに割り当てることができる Operator グループは 1 つだけです。defaultはお使いの operator グループ名に置き換えます。namespaceはお使いのプロジェクトの namespace 名に置き換えます。以下の例を参照してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して
OperatorGroupリソースを作成します。operator-groupは、作成した operator グループの YAML ファイル名に置き換えます。oc apply -f <path-to-file>/<operator-group>.yaml
oc apply -f <path-to-file>/<operator-group>.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow OpenShift Container Platform サブスクリプションを設定するための YAML ファイルを作成します。ファイルは以下の例のようになります。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記: インフラストラクチャーノードに Kubernetes Operator 用のマルチクラスターエンジンをインストールする場合は、Operator Lifecycle Manager サブスクリプションの追加設定 セクションを参照してください。
以下のコマンドを実行して OpenShift Container Platform サブスクリプションを作成します。
subscriptionは、作成したサブスクリプションファイル名に置き換えます。oc apply -f <path-to-file>/<subscription>.yaml
oc apply -f <path-to-file>/<subscription>.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow YAML ファイルを作成して、
MultiClusterEngineカスタムリソースを設定します。デフォルトのテンプレートは、以下の例のようになります。apiVersion: multicluster.openshift.io/v1 kind: MultiClusterEngine metadata: name: multiclusterengine spec: {}apiVersion: multicluster.openshift.io/v1 kind: MultiClusterEngine metadata: name: multiclusterengine spec: {}Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記: インフラストラクチャーノードに multicluster engine Operator をインストールする場合は、MultiClusterEngine カスタムリソースの追加設定 セクションを参照してください。
次のコマンドを実行して、
MultiClusterEngineカスタムリソースを作成します。custom-resourceは、カスタムリソースファイル名に置き換えます。oc apply -f <path-to-file>/<custom-resource>.yaml
oc apply -f <path-to-file>/<custom-resource>.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のエラーで、この手順に失敗した場合でも、リソースは作成され、適用されます。リソースが作成されてから数分後にもう一度コマンドを実行します。
error: unable to recognize "./mce.yaml": no matches for kind "MultiClusterEngine" in version "operator.multicluster-engine.io/v1"
error: unable to recognize "./mce.yaml": no matches for kind "MultiClusterEngine" in version "operator.multicluster-engine.io/v1"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行してカスタムリソースを編集します。次のコマンドを実行した後、
MultiClusterEngineカスタムリソースステータスがstatus.phaseフィールドにAvailableとして表示されるまでに最大 10 分かかる場合があります。oc get mce -o=jsonpath='{.items[0].status.phase}'oc get mce -o=jsonpath='{.items[0].status.phase}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
multicluster engine Operator を再インストールしても Pod が起動しない場合は、再インストールに失敗する場合のトラブルシューティング で、この問題を回避する手順を参照してください。
注記:
-
ClusterRoleBindingが指定されたServiceAccountは、クラスター管理者権限をマルチクラスターエンジン Operator と、マルチクラスターエンジン Operator をインストールする namespace にアクセスできるすべてのユーザー認証情報に自動的に付与します。
1.3.1.5. インフラストラクチャーノードへのインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform クラスターを、承認された管理コンポーネントを実行するためのインフラストラクチャーノードを組み込むように設定できます。インフラストラクチャーノードでコンポーネントを実行すると、それらの管理コンポーネントを実行しているノードの OpenShift Container Platform サブスクリプションクォータの割り当てる必要がなくなります。
OpenShift Container Platform クラスターにインフラストラクチャーノードを追加した後に、OpenShift Container Platform CLI からのインストール 手順に従い、以下の設定を Operator Lifecycle Manager サブスクリプションおよび MultiClusterEngine カスタムリソースに追加します。
1.3.1.5.1. インフラストラクチャーノードを OpenShift Container Platform クラスターに追加する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform ドキュメントの インフラストラクチャーマシンセットの作成 で説明されている手順に従ってください。インフラストラクチャーノードは、Kubernetes の taint および label で設定され、管理以外のワークロードがそれらで稼働し続けます。
マルチクラスターエンジン Operator が提供するインフラストラクチャーノードの有効化と互換性を持たせるには、インフラストラクチャーノードに次の taint と label が適用されていることを確認します。
1.3.1.5.2. Operator Lifecycle Manager サブスクリプションの追加設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Operator Lifecycle Manager サブスクリプションを適用する前に、以下の追加設定を追加します。
1.3.1.5.3. MultiClusterEngine カスタムリソースの追加設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
MultiClusterEngine カスタムリソースを適用する前に、以下の設定を追加します。
spec:
nodeSelector:
node-role.kubernetes.io/infra: ""
spec:
nodeSelector:
node-role.kubernetes.io/infra: ""
1.3.2. ネットワーク切断状態でのインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
場合によっては、インターネットに接続されていない Red Hat OpenShift Container Platform クラスターに multicluster engine Operator をインストールする必要があります。ネットワーク接続のないエンジンにインストールする手順でも一部、オンラインインストールと同じ手順が必要になります。
重要: 2 つの製品が同じ管理コンポーネントを提供するため、Red Hat Advanced Cluster Management がインストールされていないクラスターにマルチクラスターエンジン Operator をインストールします。Red Hat Advanced Cluster Management がインストールされていないクラスターにマルチクラスターエンジン Operator をインストールします。Red Hat Advanced Cluster Management バージョン 2.5.0 以降を使用している場合は、マルチクラスターエンジン Operator はすでにクラスターにインストールされています。
インストール時にネットワークから直接パッケージにアクセスするのではなく、パッケージをダウンロードしておき、インストール時にアクセスできるようにする必要があります。
1.3.2.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マルチクラスターエンジン Operator をインストールする前に、次の要件を満たしている必要があります。
- お使いの環境に Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降をインストールし、コマンドラインインターフェイス (CLI) でログインしている。
catalog.redhat.com にアクセスできる。
注記: ベアメタルクラスターを管理する場合は、OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降が必要です。
OpenShift Container Platform のインストール を参照してください。
-
Red Hat OpenShift Container Platform の CLI がバージョン 4.13 以降であり、
ocコマンドを実行するように設定されている。 - namespace の作成が可能な Red Hat OpenShift Container Platform の権限を設定している。
- Operator の依存関係をダウンロードするために、インターネット接続のあるワークステーションが必要。
1.3.2.2. OpenShift Container Platform インストールの確認 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- レジストリー、ストレージサービスなど、サポート対象の OpenShift Container Platform バージョンがクラスターにインストールされ、機能する状態である必要があります。OpenShift Container Platform バージョン 4.13 の詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメント を参照してください。
接続されている場合は、以下のコマンドを使用して OpenShift Container Platform Web コンソールにアクセスすることにより、OpenShift Container Platform クラスターが正しく設定されていることを確認できます。
kubectl -n openshift-console get route console
kubectl -n openshift-console get route consoleCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
console console-openshift-console.apps.new-coral.purple-chesterfield.com console https reencrypt/Redirect None
console console-openshift-console.apps.new-coral.purple-chesterfield.com console https reencrypt/Redirect NoneCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この例のコンソール URL は
https:// console-openshift-console.apps.new-coral.purple-chesterfield.comです。ブラウザーで URL を開き、結果を確認します。コンソール URL の表示が
console-openshift-console.router.default.svc.cluster.localの場合は、OpenShift Container Platform のインストール時にopenshift_master_default_subdomainを設定します。
1.3.2.3. 非接続環境でのインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
重要: 必要なイメージをミラーリングレジストリーにダウンロードし、非接続環境で Operator をインストールする必要があります。ダウンロードがないと、デプロイメント時に ImagePullBackOff エラーが表示される可能性があります。
非接続環境に multicluster engine Operator をインストールするには、次の手順に従います。
ミラーレジストリーを作成します。ミラーレジストリーがまだない場合は、Red Hat OpenShift Container Platform ドキュメントの 非接続インストールのミラーリング の手順を実行してミラーレジストリーを作成してください。
ミラーレジストリーがすでにある場合は、既存のレジストリーを設定して使用できます。
注記: ベアメタルの場合のみ、
install-config.yamlファイルに、接続なしのレジストリーの証明書情報を指定する必要があります。保護された非接続レジストリー内のイメージにアクセスするには、multicluster engine Operator がレジストリーにアクセスできるように、証明書情報を指定する必要があります。- レジストリーから証明書情報をコピーします。
-
エディターで
install-config.yamlファイルを開きます。 -
additionalTrustBundle: |のエントリーを検索します。 additionalTrustBundleの行の後に証明書情報を追加します。追加後の内容は以下の例のようになります。additionalTrustBundle: | -----BEGIN CERTIFICATE----- certificate_content -----END CERTIFICATE----- sshKey: >-
additionalTrustBundle: | -----BEGIN CERTIFICATE----- certificate_content -----END CERTIFICATE----- sshKey: >-Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
重要: 以下のガバナンスポリシーが必要な場合は、非接続イメージレジストリーの追加ミラーが必要です。
-
Container Security Operator ポリシー:
registry.redhat.io/quayソースでイメージを見つけます。 -
Compliance Operator ポリシー:
registry.redhat.io/complianceソースでイメージを見つけます。 Gatekeeper Operator ポリシー:
registry.redhat.io/gatekeeperソースでイメージを見つけます。3 つのすべての Operator は、以下のミラー一覧を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
Container Security Operator ポリシー:
-
install-config.yamlファイルを保存します。 mce-policy.yamlという名前のImageContentSourcePolicyを含む YAML ファイルを作成します。注記: 実行中のクラスターでこれを変更すると、すべてのノードのローリング再起動が実行されます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを入力して ImageContentSourcePolicy ファイルを適用します。
oc apply -f mce-policy.yaml
oc apply -f mce-policy.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ネットワーク接続されていない Operator Lifecycle Manager の Red Hat Operator とコミュニティーの Operator を有効にします。
multicluster engine Operator は、Operator Lifecycle Manager Red Hat Operator カタログに含まれています。
- Red Hat Operator カタログの非接続 Operator Lifecycle Manager を設定します。Red Hat OpenShift Container Platform ドキュメントの ネットワークが制限された環境での Operator Lifecycle Manager の使用 の手順を実行します。
- 非接続の Operator Lifecycle Manager にイメージを取得したので、引き続き Operator Lifecycle Manager カタログから Kubernetes 用のマルチクラスターエンジン Operator をインストールします。
必要な手順については、ネットワーク接続時のオンラインインストール を参照してください。
1.3.3. 詳細設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator は、必要なすべてのコンポーネントをデプロイする Operator を使用してインストールされます。multicluster engine Operator は、インストール中またはインストール後にさらに設定できます。ここでは、詳細設定オプションを説明します。
1.3.3.1. デプロイされるコンポーネント リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の属性を 1 つ以上 MultiClusterEngine カスタムリソースに追加します。
| 名前 | 説明 | 有効 |
| assisted-service | 最小限のインフラストラクチャー前提条件と包括的なプリフライト検証を使用して OpenShift Container Platform をインストールします。 | True |
| cluster-lifecycle | OpenShift Container Platform および Kubernetes ハブクラスターにクラスター管理機能を提供します。 | True |
| cluster-manager | クラスター環境内のさまざまなクラスター関連操作を管理します。 | True |
| cluster-proxy-addon |
リバースプロキシーサーバーを使用して、ハブクラスターとマネージドクラスター両方での | True |
| console-mce | multicluster engine Operator コンソールのプラグインを有効にします。 | True |
| discovery | OpenShift Cluster Manager 内の新しいクラスターを検出して識別します。 | True |
| hive | OpenShift Container Platform クラスターの初期設定をプロビジョニングして実行します。 | True |
| hypershift | コストと時間の効率性、クラウド間の移植性を備えた OpenShift Container Platform コントロールプレーンを大規模にホストします。 | True |
| hypershift-local-hosting | ローカルクラスター環境内でのローカルホスティング機能を有効にします。 | True |
| local-cluster | multicluster engine Operator がデプロイされるローカルハブクラスターのインポートと自己管理を有効にします。 | True |
| managedserviceacccount | サービスアカウントをマネージドクラスターに同期し、トークンをシークレットリソースとして収集してハブクラスターに戻します。 | False |
| server-foundation | マルチクラスター環境内のサーバー側操作のための基本的なサービスを提供します。 | True |
multicluster engine Operator をクラスターにインストールする場合、上記のコンポーネントすべてがデフォルトで有効になるわけではありません。
MultiClusterEngine カスタムリソースに 1 つ以上の属性を追加することで、インストール中またはインストール後に multicluster engine Operator をさらに設定できます。追加できる属性は、このまま読み進めてください。
1.3.3.2. コンソールとコンポーネントの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の例では、コンポーネントを有効または無効にするために使用できる spec.overrides デフォルトテンプレートを表示します。
-
nameをコンポーネントの名前に置き換えます。
あるいは、以下のコマンドを実行します。namespace プロジェクトの名前に置き換え、name をコンポーネントの名前に置き換えます。
oc patch MultiClusterEngine <multiclusterengine-name> --type=json -p='[{"op": "add", "path": "/spec/overrides/components/-","value":{"name":"<name>","enabled":true}}]'
oc patch MultiClusterEngine <multiclusterengine-name> --type=json -p='[{"op": "add", "path": "/spec/overrides/components/-","value":{"name":"<name>","enabled":true}}]'
1.3.3.3. local-cluster の有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デフォルトでは、multicluster engine Operator を実行しているクラスターが、そのクラスターを自己管理します。クラスターの自己管理なしで multicluster engine Operator をインストールするには、MultiClusterEngine セクションの spec.overrides.components 設定で次の値を指定します。
-
name値は、ハブクラスターをlocal-clusterとして識別します。 -
enabled設定は、機能を有効にするか無効にするかを指定します。値がtrueの場合、ハブクラスターは自身を管理します。値がfalseの場合、ハブクラスターは自身を管理しません。
自己管理されるハブクラスターは、クラスターの一覧で local-cluster として指定されます。
1.3.3.4. カスタムイメージプルシークレット リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform または multicluster engine Operator によって作成されていない Kubernetes クラスターをインポートする予定の場合は、配布レジストリーから権限のあるコンテンツにアクセスするために、OpenShift Container Platform プルシークレット情報を含むシークレットを生成します。
OpenShift Container Platform クラスターのシークレット要件は、OpenShift Container Platform および multicluster engine for Kubernetes Operator によって自動的に解決されます。そのため、管理対象とする他のタイプの Kubernetes クラスターをインポートしない場合は、シークレットを作成する必要はありません。
重要: これらのシークレットは namespace に依存するため、エンジンに使用する namespace にいることを確認してください。
- cloud.redhat.com/openshift/install/pull-secret から Download pull secret を選択して、OpenShift Container Platform のプルシークレットファイルをダウンロードします。OpenShift Container Platform プルシークレットは Red Hat カスタマーポータル ID に関連しており、すべての Kubernetes プロバイダーで同じです。
以下のコマンドを実行してシークレットを作成します。
oc create secret generic <secret> -n <namespace> --from-file=.dockerconfigjson=<path-to-pull-secret> --type=kubernetes.io/dockerconfigjson
oc create secret generic <secret> -n <namespace> --from-file=.dockerconfigjson=<path-to-pull-secret> --type=kubernetes.io/dockerconfigjsonCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
secretは作成するシークレット名に置き換えます。 -
シークレットは namespace 固有であるため、
namespaceはプロジェクトの namespace に置き換えます。 -
path-to-pull-secretはダウンロードした OpenShift Container Platform のプルシークレットへのパスに置き換えます。
-
以下の例では、カスタムプルシークレットを使用する場合に使用する spec.imagePullSecret テンプレートを表示しています。secret は、プルシークレット名に置き換えます。
1.3.3.5. ターゲット namespace リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
MultiClusterEngine カスタムリソースで場所を指定することにより、指定された namespace にオペランドをインストールできます。この namespace は、MultiClusterEngine カスタムリソースの適用時に作成されます。
重要: ターゲット namespace が指定されていない場合、Operator は multicluster-engine namespace にインストールし、MultiClusterEngine カスタムリソース仕様で設定します。
次の例は、ターゲット namespace を指定するために使用できる spec.targetNamespace テンプレートを示しています。target を宛先 namespace の名前に置き換えます。注記: target namespace を default namespace にすることはできません。
1.3.3.6. availabilityConfig リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ハブクラスターには、High と Basic の 2 つの可用性があります。デフォルトでは、ハブクラスターには High の可用性があります。これにより、ハブクラスターコンポーネントに replicaCount 2 が提供されます。これにより、フェイルオーバー時のサポートが向上しますが、Basic 可用性よりも多くのリソースを消費します。これにより、コンポーネントには replicaCount 1 が提供されます。
重要: シングルノード OpenShift クラスターで multicluster engine Operator を使用している場合は、spec.availabilityConfig を Basic に設定してください。
以下の例は、Basic の可用性のある spec.availabilityConfig テンプレートを示しています。
1.3.3.7. nodeSelector リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
MultiClusterEngine でノードセレクターのセットを定義して、クラスター上の特定のノードにインストールできます。次の例は、ラベル node-role.kubernetes.io/infra を持つノードに Pod を割り当てる spec.nodeSelector を示しています。
spec:
nodeSelector:
node-role.kubernetes.io/infra: ""
spec:
nodeSelector:
node-role.kubernetes.io/infra: ""
1.3.3.8. toleration リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
許容範囲のリストを定義して、MultiClusterEngine がクラスターで定義された特定の taint を許容できるようにすることができます。以下の例は、node-role.kubernetes.io/infra taint に一致する spec.tolerations を示しています。
spec:
tolerations:
- key: node-role.kubernetes.io/infra
effect: NoSchedule
operator: Exists
spec:
tolerations:
- key: node-role.kubernetes.io/infra
effect: NoSchedule
operator: Exists
以前の infra-node toleration は、設定に toleration を指定せずにデフォルトで Pod に設定されます。設定で許容値をカスタマイズすると、このデフォルトの動作が置き換えられます。
1.3.3.9. ManagedServiceAccount アドオン リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ManagedServiceAccount アドオンを使用すると、マネージドクラスターでサービスアカウントを作成または削除できます。このアドオンを有効にしてインストールするには、spec.overrides の MultiClusterEngine 仕様に以下を含めます。
ManagedServiceAccount アドオンは、MultiClusterEngine の作成後にコマンドラインでリソースを編集し、managedserviceaccount コンポーネントを enabled: true に設定することで有効にできます。または、次のコマンドを実行して、<multiclusterengine-name> を MultiClusterEngine リソースの名前に置き換えることもできます。
oc patch MultiClusterEngine <multiclusterengine-name> --type=json -p='[{"op": "add", "path": "/spec/overrides/components/-","value":{"name":"managedserviceaccount","enabled":true}}]'
oc patch MultiClusterEngine <multiclusterengine-name> --type=json -p='[{"op": "add", "path": "/spec/overrides/components/-","value":{"name":"managedserviceaccount","enabled":true}}]'
1.3.4. アンインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine for Kubernetes Operator のアンインストールには、カスタムリソースの削除 と 完全な Operator アンインストール という 2 つの異なるレベルのプロセスがあります。アンインストールプロセスの完了に最長 5 分かかる可能性があります。
-
カスタムリソースの削除は、最も基本的なアンインストールの種類で、
MultiClusterEngineインスタンスのカスタムリソースを削除しますが、他の必要なコンポーネントが残されたままになります。このレベルのアンインストールは、同じ設定とコンポーネントを使用して再インストールする予定の場合に役立ちます。 - 2 番目のレベルは、より完全なアンインストールで、カスタムリソース定義などのコンポーネントを除き、ほとんどの Operator コンポーネントを削除します。この手順を続行すると、カスタムリソースの削除で削除されていないコンポーネントおよびサブスクリプションがすべて削除されます。アンインストールが済むと、カスタムリソースの前に Operator を再インストールする必要があります。
1.3.4.1. 前提条件: 有効化されたサービスのデタッチ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine for Kubernetes Operator をアンインストールする前に、そのエンジンによって管理されているすべてのクラスターをデタッチする必要があります。エラーを回避するには、エンジンによって管理されているすべてのクラスターをデタッチしてから、アンインストールを再試行してください。
マネージドクラスターがアタッチされている場合は、以下のメッセージが表示される可能性があります。
Cannot delete MultiClusterEngine resource because ManagedCluster resource(s) exist
Cannot delete MultiClusterEngine resource because ManagedCluster resource(s) existCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow クラスターのデタッチの詳細は、クラスター作成の概要 でお使いのプロバイダーの情報を選択して、マネージメントからのクラスターの削除 セクションを参照してください。
1.3.4.2. コマンドを使用したリソースの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
まだの場合には、
ocコマンドが実行できるように、OpenShift Container Platform CLI が設定されていることを確認してください。ocコマンドの設定方法の詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの OpenShift CLI スタートガイド を参照してください。 以下のコマンドを入力してプロジェクトの namespace に移動します。namespace はお使いのプロジェクトの namespace 名に置き換えます。
oc project <namespace>
oc project <namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、
MultiClusterEngineカスタムリソースを削除します。oc delete multiclusterengine --all
oc delete multiclusterengine --allCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを入力して進捗を表示できます。
oc get multiclusterengine -o yaml
oc get multiclusterengine -o yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
以下のコマンドを入力し、インストールされている namespace の multicluster-engine
ClusterServiceVersionを削除します。
ここに表示されている CSV バージョンは異なる場合があります。
1.3.4.3. コンソールを使用したコンポーネントの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat OpenShift Container Platform コンソールを使用してアンインストールする場合に、Operator を削除します。コンソールを使用してアンインストールを行うには、以下の手順を実行します。
- OpenShift Container Platform コンソールナビゲーションで、Operators > Installed Operators > multicluster engine for Kubernetes を選択します。
MultiClusterEngineカスタムリソースを削除します。- Multiclusterengine のタブを選択します。
- MultiClusterEngine カスタムリソースの Options メニューを選択します。
- Delete MultiClusterEngine を選択します。
次のセクションの手順に従って、クリーンアップスクリプトを実行します。
ヒント: 同じ multicluster engine for Kubernetes Operator バージョンを再インストールする場合は、この手順の残りのステップをスキップして、カスタムリソースを再インストールできます。
- Installed Operators に移動します。
- Options メニューから Uninstall operator を選択して、_ multicluster engine for Kubernetes_ Operator を削除してください。
1.3.4.4. アンインストールのトラブルシューティング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マルチクラスターエンジンのカスタムリソースが削除されていない場合は、クリーンアップスクリプトを実行して、残っている可能性のあるアーティファクトをすべて削除します。
以下のスクリプトをファイルにコピーします。
#!/bin/bash oc delete apiservice v1.admission.cluster.open-cluster-management.io v1.admission.work.open-cluster-management.io oc delete validatingwebhookconfiguration multiclusterengines.multicluster.openshift.io oc delete mce --all
#!/bin/bash oc delete apiservice v1.admission.cluster.open-cluster-management.io v1.admission.work.open-cluster-management.io oc delete validatingwebhookconfiguration multiclusterengines.multicluster.openshift.io oc delete mce --allCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
詳細は 非接続インストールミラーリング を参照してください。
1.3.5. Red Hat Advanced Cluster Management の統合 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Advanced Cluster Management を有効にしてマルチクラスターエンジン Operator を使用している場合は、さらに多くのマルチクラスター管理機能を利用できます。
1.3.5.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Advanced Cluster Management 機能と統合するには、次の前提条件を参照してください。
- Red Hat Advanced Cluster Management がインストールされている。インストールするには、インストールとアップグレード を参照してください。
1.3.5.2. 可観測性の統合 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster-observability Pod を有効にすると、Red Hat Advanced Cluster Management Observability Grafana ダッシュボードを使用して、Hosted Control Plane に関する次の情報を表示できます。
- ACM > Hosted Control Planes Overview で、Hosted Control Plane をホストするためのクラスター容量の推定値、関連するクラスターリソース、および既存の Hosted Control Plane のリストとステータスを確認できます。
- ACM > Resources > Hosted Control Plane ダッシュボード (Overview ページからアクセス可能) で、選択した Hosted Control Plane のリソース使用率を確認できます。
有効にするには、可観測性サービスについて を参照してください。
1.4. 認証情報の管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator を使用して、クラウドサービスプロバイダー上で Red Hat OpenShift Container Platform クラスターを作成および管理するには、認証情報 が必要です。認証情報では、クラウドプロバイダーのアクセス情報を保存します。1 つのプロバイダーのドメインごとに独自の認証情報が必要になるのと同様に、プロバイダーアカウントごとに独自の認証情報が必要です。
クラスターの認証情報を作成して管理できます。認証情報は Kubernetes Secret として保存されます。シークレットはマネージドクラスターの namespace にコピーされ、マネージドクラスターのコントローラーがシークレットにアクセスできるようになります。認証情報が更新されると、シークレットのコピーはマネージドクラスターの namespace で自動的に更新されます。
注記: クラウドプロバイダーの認証情報のプルシークレット、SSH キー、またはベースドメインへの変更は、元の認証情報を使用してすでにプロビジョニングされているため、既存のマネージドクラスターには反映されません。
必要なアクセス権限: 編集
1.4.1. Amazon Web Services の認証情報の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールを使用して、Amazon Web Services (AWS) 上で Red Hat OpenShift Container Platform クラスターをデプロイおよび管理するには、認証情報が必要です。
必要なアクセス権限: 編集
注記: この手順は、multicluster engine Operator でクラスターを作成する前に実行する必要があります。
1.4.1.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
認証情報を作成する前に、以下の前提条件を満たす必要があります。
- デプロイされた multicluster engine Operator ハブクラスター
- multicluster engine Operator ハブクラスターのインターネットアクセス。これは、Amazon Web Services (AWS) 上に Kubernetes クラスターを作成できるようにするために必要です。
- アクセスキー ID およびシークレットアクセスキーなど、AWS のログイン認証情報。Understanding and getting your security credentials を参照してください。
- AWS でクラスターをインストールできるようにするアカウントの権限。Configuring an AWS account は、AWS アカウントの設定を参照してください。
1.4.1.2. コンソールを使用した認証情報の管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールから認証情報を作成するには、コンソールで手順を実行します。
ナビゲーションメニューから開始します。Credentials をクリックし、既存の認証情報オプションから選択します。ヒント: 利便性とセキュリティー強化のために、認証情報をホストする専用の namespace を作成します。
オプションで、認証情報の ベース DNS ドメイン を追加できます。ベース DNS ドメインを認証情報に追加した場合は、この認証情報でクラスターを作成すると、このベース DNS ドメインは自動的に正しいフィールドに設定されます。以下の手順を参照してください。
- AWS アカウントの AWS アクセスキー ID を追加します。ID を確認するには、Log in to AWS を参照してください。
- 新しい AWS Secret Access Key の内容を提供します。
プロキシーを有効にする必要がある場合は、プロキシー情報を入力します。
-
HTTP プロキシー URL:
HTTPトラフィックのプロキシーとして使用する URL。 -
HTTPS プロキシー URL:
HTTPSトラフィックに使用するセキュアなプロキシー URL。値の指定がない場合は、HTTP Proxy URLと同じ値がHTTPおよびHTTPSの両方に使用されます。 -
プロキシードメインなし: プロキシーをバイパスする必要のあるドメインのコンマ区切りリスト。ドメイン名をピリオド (
.) で開始し、そのドメインにあるすべてのサブドメインを組み込みます。アステリスク (*) を追加し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。 - 追加の信頼バンドル: HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書。
-
HTTP プロキシー URL:
- Red Hat OpenShift プルシークレットを入力します。プルシークレットをダウンロードするには、Download your Red Hat OpenShift pull secret を参照してください。
- SSH 秘密鍵 と SSH 公開鍵 を追加し、クラスターに接続できるようにします。既存のキーペアを使用するか、キー生成プログラムで新しいキーを作成できます。
Amazon Web Services でのクラスターの作成 または Amazon Web Services GovCloud でのクラスターの作成 の手順を完了することで、この認証情報を使用するクラスターを作成できます。
コンソールで認証情報を編集できます。このプロバイダー接続を使用してクラスターが作成された場合には、<cluster-namespace> からの <cluster-name>-aws-creds> シークレットが新規の認証情報に更新されます。
注記: クラスタープールが要求したクラスターでは、認証情報は更新されません。
認証情報を使用するクラスターの管理を終了する場合は、認証情報を削除して認証情報内にある情報を保護します。Actions を選択して、一括削除するか、削除する認証情報の横にあるオプションメニューを選択します。
1.4.1.2.1. S3 シークレットの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Amazon Simple Storage Service (S3) シークレットを作成するには、コンソールから次のタスクを実行します。
- Add credential > AWS > S3 Bucket をクリックします。For Hosted Control Plane の場合をクリックすると、名前とネームスペースが提供されます。
表示される次のフィールドに情報を入力します。
-
bucket name: S3 バケットの名前を追加します。 -
aws_access_key_id: AWS アカウントの AWS アクセスキー ID を追加します。AWS にログインして ID を見つけます。 -
aws_secret_access_key: 新しい AWS シークレットアクセスキーの内容を指定します。 -
Region: AWS リージョンを入力します。
-
1.4.1.3. API を使用した不透明なシークレットの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
API を使用して Amazon Web Services の不透明なシークレットを作成するには、次の例のような YAML プレビューウィンドウで YAML コンテンツを適用します。
注記:
- 不透明なシークレットはコンソールに表示されません。
- 不透明なシークレットは、選択したマネージドクラスターの namespace に作成されます。Hive は不透明なシークレットを使用してクラスターをプロビジョニングします。Red Hat Advanced Cluster Management コンソールを使用してクラスターをプロビジョニングすると、事前に作成された認証情報は、不透明なシークレットとしてマネージドクラスターの namespace にコピーされます。
-
ラベルを認証情報に追加して、コンソールでシークレットを表示します。たとえば、以下の AWS S3 Bucket
oc label secretにtype=awss3およびcredentials --from-file=….が追加されます。
oc label secret hypershift-operator-oidc-provider-s3-credentials -n local-cluster "cluster.open-cluster-management.io/type=awss3" oc label secret hypershift-operator-oidc-provider-s3-credentials -n local-cluster "cluster.open-cluster-management.io/credentials=credentials="
oc label secret hypershift-operator-oidc-provider-s3-credentials -n local-cluster "cluster.open-cluster-management.io/type=awss3"
oc label secret hypershift-operator-oidc-provider-s3-credentials -n local-cluster "cluster.open-cluster-management.io/credentials=credentials="
1.4.1.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- Understanding and getting your security credentials を参照してください。
- AWS アカウントの設定 を参照してください。
- AWS にログインします。
- Red Hat OpenShift プルシークレットをダウンロードします。
- キーを生成する方法の詳細は、クラスターノード SSH アクセス用のキーペアの生成 を参照してください。
- Amazon Web Services でのクラスターの作成 を参照してください。
- Amazon Web Services GovCloud でのクラスターの作成 を参照してください。
- Amazon Web Services の認証情報の作成 に戻ります。
1.4.2. Microsoft Azure の認証情報の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールを使用して、Microsoft Azure または Microsoft Azure Government 上で Red Hat OpenShift Container Platform クラスターを作成および管理するには、認証情報が必要です。
必要なアクセス権限: 編集
注記: この手順は、multicluster engine Operator を使用してクラスターを作成するための前提条件です。
1.4.2.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
認証情報を作成する前に、以下の前提条件を満たす必要があります。
- デプロイされた multicluster engine Operator ハブクラスター。
- multicluster engine Operator ハブクラスターのインターネットアクセス。これは、Azure 上に Kubernetes クラスターを作成できるようにするために必要です。
- ベースドメインのリソースグループおよび Azure Service Principal JSON などの Azure ログイン認証情報。ログイン認証情報を取得するには、Microsoft Azure ポータル を参照してください。
- Azure でクラスターがインストールできるようにするアカウントの権限。詳細は、How to configure Cloud Services および Azure アカウントの設定 を参照してください。
1.4.2.2. コンソールを使用した認証情報の管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールから認証情報を作成するには、コンソールで手順を実行します。ナビゲーションメニューから開始します。Credentials をクリックし、既存の認証情報オプションから選択します。ヒント: 利便性とセキュリティー強化のために、認証情報をホストする専用の namespace を作成します。
- オプション: 認証情報の ベース DNS ドメイン を追加します。ベース DNS ドメインを認証情報に追加した場合は、この認証情報でクラスターを作成すると、このベース DNS ドメインは自動的に正しいフィールドに設定されます。
-
クラスターの環境が
AzurePublicCloudまたは、AzureUSGovernmentCloudであるかを選択します。この設定は Azure Government 環境とは異なるため、これが正しく設定されていることを確認します。 - Azure アカウントの ベースドメインリソースグループ名 を追加します。このエントリーは、Azure アカウントで作成したリソース名です。Azure インターフェイスで Home > DNS Zones を選択することで、ベースドメインのリソースグループ名を検索できます。ベースドメインリソースグループ名を見つけるには、Create an Azure service principal with the Azure CLI を参照してください。
クライアント ID の内容を入力します。この値は、以下のコマンドを使用してサービスプリンシパルを作成すると、
appIdプロパティーとして設定されます。az ad sp create-for-rbac --role Contributor --name <service_principal> --scopes <subscription_path>
az ad sp create-for-rbac --role Contributor --name <service_principal> --scopes <subscription_path>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow service_principal は、お使いのサービスプリンシパル名に置き換えます。
Client Secret を追加します。この値は、以下のコマンドを使用してサービスプリンシパルを作成すると、
passwordプロパティーとして設定されます。az ad sp create-for-rbac --role Contributor --name <service_principal> --scopes <subscription_path>
az ad sp create-for-rbac --role Contributor --name <service_principal> --scopes <subscription_path>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow service_principal は、お使いのサービスプリンシパル名に置き換えます。
Subscription ID を追加します。以下のコマンドの出力では、この値は、
idプロパティーになります。az account show
az account showCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Tenant ID を追加します。以下のコマンドの出力では、この値は、
tenantIdプロパティーになります。az account show
az account showCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow プロキシーを有効にする場合は、プロキシー情報を入力します。
-
HTTP プロキシー URL:
HTTPトラフィックのプロキシーとして使用する URL。 -
HTTPS プロキシー URL:
HTTPSトラフィックに使用するセキュアなプロキシー URL。値の指定がない場合は、HTTP Proxy URLと同じ値がHTTPおよびHTTPSの両方に使用されます。 -
プロキシードメインなし: プロキシーをバイパスする必要のあるドメインのコンマ区切りリスト。ドメイン名をピリオド (
.) で開始し、そのドメインにあるすべてのサブドメインを組み込みます。アステリスク (*) を追加し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。 - 追加の信頼バンドル: HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書。
-
HTTP プロキシー URL:
- Red Hat OpenShift pull secret を入力します。プルシークレットをダウンロードするには、Download your Red Hat OpenShift pull secret を参照してください。
- クラスターへの接続に使用する SSH 秘密鍵 と SSH 公開鍵 を追加します。既存のキーペアを使用するか、キー生成プログラムで新しいキーを作成できます。
Microsoft Azure でのクラスターの作成 の手順を実行して、この認証情報を使用するクラスターを作成します。
コンソールで認証情報を編集できます。
認証情報を使用するクラスターの管理を終了する場合は、認証情報を削除して認証情報内にある情報を保護します。Actions を選択して、一括削除するか、削除する認証情報の横にあるオプションメニューを選択します。
1.4.2.3. API を使用した不透明なシークレットの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールの代わりに API を使用して Microsoft Azure の不透明なシークレットを作成するには、次の例のような YAML プレビューウィンドウで YAML コンテンツを適用します。
注記:
- 不透明なシークレットはコンソールに表示されません。
- 不透明なシークレットは、選択したマネージドクラスターの namespace に作成されます。Hive は不透明なシークレットを使用してクラスターをプロビジョニングします。Red Hat Advanced Cluster Management コンソールを使用してクラスターをプロビジョニングすると、事前に作成された認証情報は、不透明なシークレットとしてマネージドクラスターの namespace にコピーされます。
1.4.2.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- Microsoft Azure Portal を参照してください。
- クラウドサービスの設定方法 を参照してください。
- Azure アカウントの設定 を参照してください。
- ベースドメインリソースグループ名を見つけるには、Create an Azure service principal with the Azure CLI を参照してください。
- Red Hat OpenShift プルシークレットをダウンロードします。
- キーを生成する方法の詳細は、クラスターノード SSH アクセス用のキーペアの生成 を参照してください。
- Microsoft Azure でのクラスターの作成 を参照してください。
- Microsoft Azure の認証情報の作成 に戻ります。
1.4.3. Google Cloud Platform の認証情報の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールを使用して、Google Cloud Platform (GCP) 上で Red Hat OpenShift Container Platform クラスターを作成および管理するには、認証情報が必要です。
必要なアクセス権限: 編集
注記: この手順は、multicluster engine Operator を使用してクラスターを作成するための前提条件です。
1.4.3.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
認証情報を作成する前に、以下の前提条件を満たす必要があります。
- デプロイされた multicluster engine Operator ハブクラスター
- multicluster engine Operator ハブクラスターのインターネットアクセス。これは、GCP 上に Kubernetes クラスターを作成できるようにするために必要です。
- ユーザーの Google Cloud Platform プロジェクト ID および Google Cloud Platform サービスアカウント JSON キーなど、GCP ログインの認証情報。Creating and managing projects を参照してください。
- GCP でクラスターがインストールできるようにするアカウントの権限。アカウントの設定方法は、GCP プロジェクトの設定 を参照してください。
1.4.3.2. コンソールを使用した認証情報の管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールから認証情報を作成するには、コンソールで手順を実行します。
ナビゲーションメニューから開始します。Credentials をクリックし、既存の認証情報オプションから選択します。ヒント: 利便性とセキュリティー強化のために、認証情報をホストする専用の namespace を作成します。
オプションで、認証情報の ベース DNS ドメイン を追加できます。ベース DNS ドメインを認証情報に追加した場合は、この認証情報でクラスターを作成すると、このベース DNS ドメインは自動的に正しいフィールドに設定されます。以下の手順を参照してください。
- GCP アカウントの Google Cloud Platform project ID を追加します。設定を取得するには、Log in to GCP を参照してください。
- Google Cloud Platform service account JSON key を追加します。サービスアカウントの JSON キーを作成するには、サービスアカウントの作成 に関するドキュメントを参照してください。GCP コンソールの手順に従います。
- 新しい Google Cloud Platform サービスアカウントの JSON キー の内容を提供します。
プロキシーを有効にする場合は、プロキシー情報を入力します。
-
HTTP プロキシー URL:
HTTPトラフィックのプロキシーとして使用する URL。 -
HTTPS プロキシー URL:
HTTPSトラフィックに使用するセキュアなプロキシー URL。値の指定がない場合は、HTTP Proxy URLと同じ値がHTTPおよびHTTPSの両方に使用されます。 -
プロキシードメインなし: プロキシーをバイパスする必要のあるドメインのコンマ区切りリスト。ドメイン名をピリオド (
.) で開始し、そのドメインにあるすべてのサブドメインを組み込みます。アステリスク (*) を追加し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。 - 追加の信頼バンドル: HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書。
-
HTTP プロキシー URL:
- Red Hat OpenShift プルシークレットを入力します。プルシークレットをダウンロードするには、Download your Red Hat OpenShift pull secret を参照してください。
- クラスターにアクセスできるように SSH 秘密鍵 と SSH 公開鍵 を追加します。既存のキーペアを使用するか、キー生成プログラムで新しいキーを作成できます。
Google Cloud Platform でのクラスターの作成 の手順を実行することで、クラスターの作成時にこの接続を使用できます。
コンソールで認証情報を編集できます。
認証情報を使用するクラスターの管理を終了する場合は、認証情報を削除して認証情報内にある情報を保護します。Actions を選択して、一括削除するか、削除する認証情報の横にあるオプションメニューを選択します。
1.4.3.3. API を使用した不透明なシークレットの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールの代わりに API を使用して Google Cloud Platform の不透明なシークレットを作成するには、次の例のような YAML プレビューウィンドウで YAML コンテンツを適用します。
注記:
- 不透明なシークレットはコンソールに表示されません。
- 不透明なシークレットは、選択したマネージドクラスターの namespace に作成されます。Hive は不透明なシークレットを使用してクラスターをプロビジョニングします。Red Hat Advanced Cluster Management コンソールを使用してクラスターをプロビジョニングすると、事前に作成された認証情報は、不透明なシークレットとしてマネージドクラスターの namespace にコピーされます。
1.4.3.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- Creating and managing projects を参照してください。
- GCP プロジェクトの設定 を参照してください。
- GCP にログインします。
- サービスアカウントの JSON キーを作成するには、サービスアカウントの作成 を参照してください。
- Red Hat OpenShift プルシークレットをダウンロードします。
- キーを生成する方法の詳細は、クラスターノード SSH アクセス用のキーペアの生成 を参照してください。
- Google Cloud Platform でのクラスターの作成 を参照してください。
1.4.4. VMware vSphere の認証情報の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールを使用して、VMware vSphere 上で Red Hat OpenShift Container Platform クラスターをデプロイおよび管理するには、認証情報が必要です。
必要なアクセス権限: 編集
注記:
- マルチクラスターエンジンオペレータを使用してクラスターを作成する前に、VMware vSphere の認証情報を作成する必要があります。
- OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降がサポートされます。
1.4.4.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
認証情報を作成する前に、以下の前提条件を満たす必要があります。
- OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降にデプロイされたハブクラスター。
- VMware vSphere に Kubernetes クラスターを作成できるようにするハブクラスターのインターネットアクセス。
インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーを使用する場合に OpenShift Container Platform 向けに設定された VMware vSphere ログイン認証情報および vCenter 要件。カスタマイズによる vSphere へのクラスターのインストール を参照してください。これらの認証除法には、以下の情報が含まれます。
- vCenter アカウントの権限
- クラスターリソース
- DHCP が利用できる
- 時間を同期した ESXi ホスト (例: NTP)
1.4.4.2. コンソールを使用した認証情報の管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールから認証情報を作成するには、コンソールで手順を実行します。
ナビゲーションメニューから開始します。Credentials をクリックし、既存の認証情報オプションから選択します。ヒント: 利便性とセキュリティー強化のために、認証情報をホストする専用の namespace を作成します。
オプションで、認証情報の ベース DNS ドメイン を追加できます。ベース DNS ドメインを認証情報に追加した場合は、この認証情報でクラスターを作成すると、このベース DNS ドメインは自動的に正しいフィールドに設定されます。以下の手順を参照してください。
- VMware vCenter サーバーの完全修飾ホスト名または IP アドレス を追加します。値は vCenter サーバーのルート CA 証明書に定義する必要があります。可能な場合は、完全修飾ホスト名を使用します。
- VMware vCenter のユーザー名 を追加します。
- VMware vCenter パスワード を追加します。
VMware vCenter ルート CA 証明書 を追加します。
-
VMware vCenter サーバー (
https://<vCenter_address>/certs/download.zip) からdownload.zipとして証明書をダウンロードできます。vCenter_address は、vCenter サーバーのアドレスに置き換えます。 -
download.zipのパッケージを展開します。 拡張子が
.0のcerts/<platform>ディレクトリーの証明書を使用します。ヒント:
ls certs/<platform>コマンドを使用して、お使いのプラットフォームで使用可能な全証明書を一覧表示できます。<platform>は、lin、mac、またはwinなど、お使いのプラットフォームに置き換えます。例:
certs/lin/3a343545.0ベストプラクティス:
cat certs/lin/*.0 > ca.crtコマンドを実行して、拡張子.0を持つ複数の証明書をリンクします。- VMware vSphere クラスター名 を追加します。
- VMware vSphere データセンター を追加します。
- VMware vSphere デフォルトデータストア を追加します。
- VMware vSphere ディスクタイプ を追加します。
- VMware vSphere フォルダー を追加します。
- VMware vSphere リソースプール を追加します。
-
VMware vCenter サーバー (
オフラインインストールのみ: Configuration for disconnected installation サブセクションのフィールドに必要な情報を入力します。
- Cluster OS image: この値には、Red Hat OpenShift Container Platform クラスターマシンに使用するイメージの URL が含まれます。
Image content source: この値には、オフラインのレジストリーパスが含まれます。このパスには、オフラインインストールに使用する全インストールイメージのホスト名、ポート、レジストリーパスが含まれます。たとえば、
repository.com:5000/openshift/ocp-releaseとなります。このパスは、Red Hat OpenShift Container Platform リリースイメージに対して、
install-config.yamlのイメージコンテンツソースポリシーのマッピングを作成します。たとえば、repository.com:5000は以下のimageContentSourceコンテンツを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Additional trust bundle: この値で、ミラーレジストリーへのアクセスに必要な証明書ファイルのコンテンツを指定します。
注記: 非接続環境にあるハブクラスターからマネージドクラスターをデプロイして、インストール後の設定を自動的にインポートする場合は、
YAMLエディターを使用してイメージコンテンツソースポリシーをinstall-config.yamlファイルに追加します。エントリーの例を以下に示します。- mirrors: - registry.example.com:5000/rhacm2 source: registry.redhat.io/rhacm2
- mirrors: - registry.example.com:5000/rhacm2 source: registry.redhat.io/rhacm2Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
プロキシーを有効にする場合は、プロキシー情報を入力します。
-
HTTP プロキシー URL:
HTTPトラフィックのプロキシーとして使用する URL。 -
HTTPS プロキシー URL:
HTTPSトラフィックに使用するセキュアなプロキシー URL。値の指定がない場合は、HTTP Proxy URLと同じ値がHTTPおよびHTTPSの両方に使用されます。 -
プロキシードメインなし: プロキシーをバイパスする必要のあるドメインのコンマ区切りリスト。ドメイン名をピリオド (
.) で開始し、そのドメインにあるすべてのサブドメインを組み込みます。アステリスク (*) を追加し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。 - 追加の信頼バンドル: HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書。
-
HTTP プロキシー URL:
- Red Hat OpenShift プルシークレットを入力します。プルシークレットをダウンロードするには、Download your Red Hat OpenShift pull secret を参照してください。
SSH 秘密鍵 と SSH 公開鍵 を追加し、クラスターに接続できるようにします。
既存のキーペアを使用するか、キー生成プログラムで新しいキーを作成できます。
VMware vSphere でのクラスターの作成 の手順を完了することで、この認証情報を使用するクラスターを作成できます。
コンソールで認証情報を編集できます。
認証情報を使用するクラスターの管理を終了する場合は、認証情報を削除して認証情報内にある情報を保護します。Actions を選択して、一括削除するか、削除する認証情報の横にあるオプションメニューを選択します。
1.4.4.3. API を使用した不透明なシークレットの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールの代わりに API を使用して VMware vSphere の不透明なシークレットを作成するには、次の例のような YAML プレビューウィンドウで YAML コンテンツを適用します。
注記:
- 不透明なシークレットはコンソールに表示されません。
- 不透明なシークレットは、選択したマネージドクラスターの namespace に作成されます。Hive は不透明なシークレットを使用してクラスターをプロビジョニングします。Red Hat Advanced Cluster Management コンソールを使用してクラスターをプロビジョニングすると、事前に作成された認証情報は、不透明なシークレットとしてマネージドクラスターの namespace にコピーされます。
1.4.4.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- カスタマイズによる vSphere へのクラスターのインストール を参照してください。
- Red Hat OpenShift プルシークレットをダウンロードします。
- 詳細は、クラスターノード SSH アクセス用のキーペアの生成 を参照してください。
- VMware vSphere でのクラスターの作成 を参照してください。
- VMware vSphere の認証情報の作成 に戻ります。
1.4.5. Red Hat OpenStack の認証情報の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マルチクラスターエンジン Operator コンソールを使用して、Red Hat OpenStack Platform で Red Hat OpenShift Container Platform クラスターをデプロイおよび管理するには、認証情報が必要です。
注記:
- マルチクラスターエンジン Operator を使用してクラスターを作成する前に、Red Hat OpenStack Platform の認証情報を作成する必要があります。
- OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降のみがサポートされます。
1.4.5.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
認証情報を作成する前に、以下の前提条件を満たす必要があります。
- OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降にデプロイされたハブクラスター。
- Red Hat OpenStack Platform で Kubernetes クラスターを作成できるようにするハブクラスターのインターネットアクセス。
- インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーを使用する場合に OpenShift Container Platform 向けに設定された Red Hat OpenStack Platform ログイン認証情報および Red Hat OpenStack Platform の要件。カスタマイズによる OpenStack へのクラスターのインストール を参照してください。
CloudStack API にアクセスするための
clouds.yamlファイルをダウンロードまたは作成する。clouds.yamlファイルで以下を行います。- 使用する cloud auth セクション名を決定します。
- username 行の直後に、password の行を追加します。
1.4.5.2. コンソールを使用した認証情報の管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールから認証情報を作成するには、コンソールで手順を実行します。
ナビゲーションメニューから開始します。Credentials をクリックし、既存の認証情報オプションから選択します。セキュリティーと利便性を高めるために、認証情報をホストする専用の namespace を作成できます。
- オプション: 認証情報のベース DNS ドメインを追加できます。ベース DNS ドメインを追加すると、この認証情報を使用してクラスターを作成するときに、正しいフィールドに自動的に入力されます。
-
Red Hat OpenStack Platform の
clouds.yamlファイルの内容を追加します。パスワードを含むclouds.yamlファイルの内容で、Red Hat OpenStack Platform サーバーへの接続に必要な情報を提供します。ファイルの内容には、usernameの直後に新たに追加したパスワードを含める必要があります。 -
Red Hat OpenStack Platform クラウド名を追加します。このエントリーは、Red Hat OpenStack Platform サーバーへの通信確立に使用する
clouds.yamlの cloud セクションで指定した名前です。 -
オプション: 内部認証局を使用する設定の場合は、内部 CA 証明書 フィールドに証明書を入力して、証明書情報で
clouds.yamlを自動的に更新します。 オフラインインストールのみ: Configuration for disconnected installation サブセクションのフィールドに必要な情報を入力します。
- Cluster OS image: この値には、Red Hat OpenShift Container Platform クラスターマシンに使用するイメージの URL が含まれます。
イメージコンテンツソース: この値には、オフラインのレジストリーパスが含まれます。このパスには、オフラインインストールに使用する全インストールイメージのホスト名、ポート、レジストリーパスが含まれます。たとえば、
repository.com:5000/openshift/ocp-releaseとなります。このパスは、Red Hat OpenShift Container Platform リリースイメージに対して、
install-config.yamlのイメージコンテンツソースポリシーのマッピングを作成します。たとえば、repository.com:5000は以下のimageContentSourceコンテンツを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Additional trust bundle: この値で、ミラーレジストリーへのアクセスに必要な証明書ファイルのコンテンツを指定します。
注記: 非接続環境にあるハブクラスターからマネージドクラスターをデプロイして、インストール後の設定を自動的にインポートする場合は、
YAMLエディターを使用してイメージコンテンツソースポリシーをinstall-config.yamlファイルに追加します。エントリーの例を以下に示します。- mirrors: - registry.example.com:5000/rhacm2 source: registry.redhat.io/rhacm2
- mirrors: - registry.example.com:5000/rhacm2 source: registry.redhat.io/rhacm2Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
プロキシーを有効にする必要がある場合は、プロキシー情報を入力します。
-
HTTP プロキシー URL:
HTTPトラフィックのプロキシーとして使用する URL。 -
HTTPS プロキシー URL:
HTTPSトラフィックに使用するセキュアなプロキシー URL。値の指定がない場合は、HTTP Proxy URLと同じ値がHTTPおよびHTTPSの両方に使用されます。 -
プロキシードメインなし: プロキシーをバイパスする必要のあるドメインのコンマ区切りリスト。ドメイン名をピリオド (
.) で開始し、そのドメインにあるすべてのサブドメインを組み込みます。アステリスク (*) を追加し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。 - 追加の信頼バンドル: HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書。
-
HTTP プロキシー URL:
- Red Hat OpenShift プルシークレットを入力します。プルシークレットをダウンロードするには、Download your Red Hat OpenShift pull secret を参照してください。
- SSH 秘密鍵と SSH 公開鍵を追加し、クラスターに接続できるようにします。既存のキーペアを使用するか、キー生成プログラムで新しいキーを作成できます。
- Create をクリックします。
- 新規の認証情報を確認し、Add をクリックします。認証情報を追加すると、認証情報のリストに追加されます。
Red Hat OpenStack Platform でのクラスターの作成 の手順を実行して、この認証情報を使用するクラスターを作成します。
コンソールで認証情報を編集できます。
認証情報を使用するクラスターの管理を終了する場合は、認証情報を削除して認証情報内にある情報を保護します。Actions を選択して、一括削除するか、削除する認証情報の横にあるオプションメニューを選択します。
1.4.5.3. API を使用した不透明なシークレットの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールの代わりに API を使用して Red Hat OpenStack Platform の不透明なシークレットを作成するには、次の例のような YAML プレビューウィンドウで YAML コンテンツを適用します。
注記:
- 不透明なシークレットはコンソールに表示されません。
- 不透明なシークレットは、選択したマネージドクラスターの namespace に作成されます。Hive は不透明なシークレットを使用してクラスターをプロビジョニングします。Red Hat Advanced Cluster Management コンソールを使用してクラスターをプロビジョニングすると、事前に作成された認証情報は、不透明なシークレットとしてマネージドクラスターの namespace にコピーされます。
1.4.5.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- カスタマイズによる OpenStack へのクラスターのインストール を参照してください。
- Red Hat OpenShift プルシークレットをダウンロードします。
- 詳細は、クラスターノード SSH アクセス用のキーペアの生成 を参照してください。
- Red Hat OpenStack Platform でのクラスターの作成 を参照してください。
- Red Hat OpenStack の認証情報の作成 に戻ります。
1.4.6. Red Hat Virtualization の認証情報の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
非推奨: Red Hat Virtualization 認証情報とクラスター作成機能は非推奨となり、サポートされなくなりました。
マルチクラスターエンジン Operator コンソールを使用して、Red Hat Virtualization で Red Hat OpenShift Container Platform クラスターをデプロイおよび管理するには、認証情報が必要です。
注記: この手順は、マルチクラスターエンジン Operator でクラスターを作成する前に実行する必要があります。
1.4.6.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
認証情報を作成する前に、以下の前提条件を満たす必要があります。
- OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降にデプロイされたハブクラスター。
- Red Hat Virtualization で Kubernetes クラスターを作成できるようにするハブクラスターのインターネットアクセス。
設定済み Red Hat Virtualization 環境の Red Hat Virtualization ログイン認証情報。Red Hat Virtualization ドキュメントの インストールガイド を参照してください。以下のリストは、必要な情報を示しています。
- oVirt URL
- oVirt 完全修飾ドメイン名 (FQDN)
- oVirt ユーザー名
- oVirt パスワード
- oVirt CA/証明書
- オプション: プロキシーを有効にした場合にはプロキシー情報。
- Red Hat OpenShift Container Platform のプルシークレット情報。Pull secret からプルシークレットをダウンロードします。
- 最終的なクラスターの情報を転送するための SSH 秘密鍵と公開鍵。
- oVirt でクラスターをインストールできるようにするアカウントの権限。
1.4.6.2. コンソールを使用した認証情報の管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールから認証情報を作成するには、コンソールで手順を実行します。
ナビゲーションメニューから開始します。Credentials をクリックし、既存の認証情報オプションから選択します。ヒント: 便宜上およびセキュリティー向上のため、認証情報のホスト専用の namespace を作成します。
- 新しい認証情報の基本情報を追加します。オプションで、この認証情報を使用してクラスターを作成すると自動的に正しいフィールドにデータが投入される Base DNS ドメインを追加できます。認証情報に追加しない場合は、クラスターの作成時に追加できます。
- Red Hat Virtualization 環境に必要な情報を追加します。
プロキシーを有効にする必要がある場合は、プロキシー情報を入力します。
-
HTTP Proxy URL:
HTTPトラフィックのプロキシーとして使用する URL。 -
HTTPS Proxy URL:
HTTPSトラフィックに使用する必要のあるセキュアなプロキシー URL。値の指定がない場合は、HTTP Proxy URLと同じ値がHTTPおよびHTTPSの両方に使用されます。 -
プロキシードメインなし: プロキシーをバイパスする必要のあるドメインのコンマ区切りリスト。ドメイン名をピリオド (
.) で開始し、そのドメインにあるすべてのサブドメインを組み込みます。アステリスク (*) を追加し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。
-
HTTP Proxy URL:
- Red Hat OpenShift Container Platform プルシークレットを入力します。Pull secret からプルシークレットをダウンロードします。
- SSH 秘密鍵と SSH 公開鍵を追加し、クラスターに接続できるようにします。既存のキーペアを使用するか、キー生成プログラムで新しいキーを作成できます。詳細は、クラスターノード SSH アクセス用のキーペアの生成 を参照してください。
- 新規の認証情報を確認し、Add をクリックします。認証情報を追加すると、認証情報のリストに追加されます。
Red Hat Virtualization でのクラスターの作成 (非推奨) の手順を実行して、この認証情報を使用するクラスターを作成します。
コンソールで認証情報を編集できます。
認証情報を使用するクラスターの管理を終了する場合は、認証情報を削除して認証情報内にある情報を保護します。Actions を選択して、一括削除するか、削除する認証情報の横にあるオプションメニューを選択します。
1.4.7. Red Hat OpenShift Cluster Manager の認証情報の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターを検出できるように OpenShift Cluster Manager の認証情報を追加します。
必要なアクセス権限: 管理者
1.4.7.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
console.redhat.com アカウントへのアクセスが必要です。console.redhat.com/openshift/token から取得できる値が後で必要になります。
1.4.7.2. コンソールを使用した認証情報の管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスター検出用の認証情報を追加する必要があります。マルチクラスターエンジン Operator コンソールから認証情報を作成するには、コンソールで手順を実行します。
ナビゲーションメニューから開始します。Credentials をクリックし、既存の認証情報オプションから選択します。ヒント: 便宜上およびセキュリティー上、認証情報のホスト専用の namespace を作成します。
OpenShift Cluster Manager API トークンは、console.redhat.com/openshift/token から取得できます。
コンソールで認証情報を編集できます。
認証情報を使用するクラスターの管理を終了する場合は、認証情報を削除して認証情報内にある情報を保護します。Actions を選択して、一括削除するか、削除する認証情報の横にあるオプションメニューを選択します。
認証情報が削除されるか、OpenShift Cluster Manager API トークンの有効期限が切れるか、取り消されると、関連付けられた検出クラスターが削除されます。
1.4.8. Ansible Automation Platform の認証情報の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールを使用して、Red Hat Ansible Automation Platform を使用する Red Hat OpenShift Container Platform クラスターをデプロイおよび管理するには、認証情報が必要です。
必要なアクセス権限: 編集
注記: この手順は、自動化テンプレートを作成して、クラスターで自動化を有効にする前に、実行する必要があります。
1.4.8.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
認証情報を作成する前に、以下の前提条件を満たす必要があります。
- デプロイされた multicluster engine Operator ハブクラスター
- multicluster engine Operator ハブクラスターのインターネットアクセス
- Ansible Automation Platform ホスト名と OAuth トークンを含む Ansible ログイン認証情報。Ansible Automation Platform の認証情報 を参照してください。
- ハブクラスターのインストールおよび Ansible 操作をできるようにするアカウント権限。Ansible ユーザー の詳細を確認してください。
1.4.8.2. コンソールを使用した認証情報の管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールから認証情報を作成するには、コンソールで手順を実行します。
ナビゲーションメニューから開始します。Credentials をクリックし、既存の認証情報オプションから選択します。ヒント: 利便性とセキュリティー強化のために、認証情報をホストする専用の namespace を作成します。
Ansible 認証情報の作成時に指定する Ansible トークンとホストの URL は、認証情報の編集時にその認証情報を使用する自動化向けに、自動で更新されます。更新は、クラスターライフサイクル、ガバナンス、およびアプリケーション管理の自動化に関連するものなど、Ansible 認証情報を使用する自動化にコピーされます。これにより、認証情報の更新後も自動化が引き続き実行されます。
コンソールで認証情報を編集できます。Ansible 認証情報は、認証情報の更新時に、対象の認証情報を使用する自動化で、自動的に更新されあす。
マネージドクラスターで実行する Ansible Automation Platform タスクの設定 の手順を完了することで、この認証情報を使用する Ansible ジョブを作成できます。
認証情報を使用するクラスターの管理を終了する場合は、認証情報を削除して認証情報内にある情報を保護します。Actions を選択して、一括削除するか、削除する認証情報の横にあるオプションメニューを選択します。
1.4.9. オンプレミス環境の認証情報の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用してオンプレミス環境で Red Hat OpenShift Container Platform クラスターをデプロイおよび管理するには、認証情報が必要です。認証情報では、クラスターに使用される接続を指定します。
必要なアクセス権限: 編集
1.4.9.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
認証情報を作成する前に、以下の前提条件を満たす必要があります。
- デプロイされたハブクラスター。
- インフラストラクチャー環境に Kubernetes クラスターを作成できるようにするハブクラスターのインターネットアクセス。
- オフライン環境では、クラスター作成用のリリースイメージをコピーできるミラーレジストリーを設定している。詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの 非接続インストールミラーリング を参照してください。
- オンプレミス環境でのクラスターのインストールをサポートするアカウントの権限。
1.4.9.2. コンソールを使用した認証情報の管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールから認証情報を作成するには、コンソールで手順を完了します。
ナビゲーションメニューから開始します。Credentials をクリックし、既存の認証情報オプションから選択します。ヒント: 利便性とセキュリティー強化のために、認証情報をホストする専用の namespace を作成します。
- 認証情報の種類に Host inventory を選択します。
- オプションで、認証情報の ベース DNS ドメイン を追加できます。ベース DNS ドメインを認証情報に追加した場合は、この認証情報でクラスターを作成すると、このベース DNS ドメインは自動的に正しいフィールドに設定されます。DNS ドメインを追加していない場合は、クラスターの作成時に追加できます。
- Red Hat OpenShift pull secret を入力します。このプルシークレットは、クラスターを作成してこの認証情報を指定すると、自動的に入力されます。Pull secret からプルシークレットをダウンロードします。プルシークレットの詳細は、イメージプルシークレットの使用 を参照してください。
-
SSH public keyを入力します。このSSH public keyクラスターを作成してこの認証情報を指定するときにも自動的に入力されます。 - Add を選択して認証情報を作成します。
オンプレミス環境でのクラスターの作成 の手順を完了することで、この認証情報を使用するクラスターを作成できます。
認証情報を使用するクラスターの管理を終了する場合は、認証情報を削除して認証情報内にある情報を保護します。Actions を選択して、一括削除するか、削除する認証情報の横にあるオプションメニューを選択します。
1.5. クラスターライフサイクルの概要 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator は、OpenShift Container Platform および Red Hat Advanced Cluster Management ハブクラスターにクラスター管理機能を提供するクラスターライフサイクル Operator です。multicluster engine Operator は、クラスターフリートの管理を強化し、クラウドとデータセンター全体の OpenShift Container Platform クラスターライフサイクル管理を支援するソフトウェア Operator です。multicluster engine Operator は、Red Hat Advanced Cluster Management の有無にかかわらず使用できます。Red Hat Advanced Cluster Management は、multicluster engine Operator を自動的にインストールし、さらにマルチクラスター機能を提供します。
以下のドキュメントを参照してください。
- クラスターライフサイクルのアーキテクチャー
- 認証情報の管理の概要
- ホストインベントリーの概要
- CLI を使用したクラスターの作成
- クラスター作成時の追加のマニフェストの設定
- Amazon Web Services でのクラスターの作成
- Amazon Web Services GovCloud でのクラスターの作成
- Microsoft Azure でのクラスターの作成
- Google Cloud Platform でのクラスターの作成
- VMware vSphere でのクラスターの作成
- Red Hat OpenStack Platform でのクラスターの作成
- Red Hat Virtualization でのクラスターの作成 (非推奨)
- オンプレミス環境でのクラスターの作成
- プロキシー環境でのクラスターの作成
- クラスターへのアクセス
- マネージドクラスターのスケーリング
- 作成されたクラスターの休止
- クラスタープロキシーアドオンの有効化
- マネージドクラスターで実行する Ansible Automation Platform タスクの設定
- Placement
- ManagedServiceAccount の有効化
- クラスターのライフサイクルの詳細設定
- 管理からのクラスターの削除
1.5.1. クラスターライフサイクルのアーキテクチャー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターライフサイクルには、ハブクラスター と マネージドクラスター の 2 種類のクラスターが必要です。
ハブクラスターは、multicluster engine Operator が自動的にインストールされる OpenShift Container Platform (または Red Hat Advanced Cluster Management) のメインクラスターです。ハブクラスターを使用して他の Kubernetes クラスターの作成、管理、および監視を行うことができます。ハブクラスターを使用してクラスターを作成できますが、ハブクラスターが管理する既存のクラスターをインポートすることもできます。
マネージドクラスターを作成すると、クラスターは Red Hat OpenShift Container Platform クラスターインストーラーと Hive リソースを使用して作成されます。OpenShift Container Platform インストーラーを使用してクラスターをインストールするプロセスの詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの OpenShift Container Platform クラスターのインストールおよび設定 を参照してください。
次の図は、クラスター管理用の multicluster engine for Kubernetes Operator とともにインストールされるコンポーネントを示しています。
クラスターライフサイクル管理のアーキテクチャーのコンポーネントには、以下の項目が含まれます。
1.5.1.1. ハブクラスター リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- マネージドクラスターのインポートコントローラー は、klusterlet Operator をマネージドクラスターにデプロイします。
- Hive コントローラー は、multicluster engine for Kubernetes Operator を使用して作成したクラスターをプロビジョニングします。また、Hive コントローラーは、multicluster engine for Kubernetes Operator によって作成されたマネージドクラスターを破棄します。
- クラスターキュレーターコントローラー は、マネージドクラスターの作成またはアップグレード時にクラスターインフラストラクチャー環境を設定するためのプレフックまたはポストフックとして Ansible ジョブを作成します。
- マネージドクラスターアドオンがハブクラスターで有効になると、その アドオンハブコントローラー がハブクラスターにデプロイされます。アドオンハブコントローラー は、アドオンエージェント をマネージドクラスターにデプロイします。
1.5.1.2. マネージドクラスター リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- klusterlet Operator マネージドクラスターに登録およびワークコントローラーをデプロイします。
登録エージェント は、マネージドクラスターとマネージドクラスターアドオンをハブクラスターに登録します。また、登録エージェントは、マネージドクラスターとマネージドクラスターアドオンのステータスを維持します。次のアクセス許可が Clusterrole 内に自動的に作成され、マネージドクラスターがハブクラスターにアクセスできるようになります。
- エージェントは、ハブクラスターが管理する所有クラスターを取得または更新できます。
- エージェントが、ハブクラスターが管理する所有クラスターのステータスを更新できるようにします。
- エージェントが証明書をローテーションできるようにします。
-
エージェントが
coordination.k8s.ioリースをgetまたはupdateできるようにします。 -
エージェントがマネージドクラスターアドオンを
getできるようにします。 - エージェントがマネージドクラスターアドオンのステータスを更新できるようにします。
- ワークエージェント は、アドオンエージェントをマネージドクラスターに適用します。マネージドクラスターによるハブクラスターへのアクセスを許可する権限は、Clusterrole 内に自動的に作成され、エージェントはイベントをハブクラスターに送信できます。
クラスターの追加と管理を続行するには、クラスターライフサイクルの概要 を参照してください。
1.5.2. リリースイメージ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターをビルドするときは、リリースイメージで指定されているバージョンの Red Hat OpenShift Container Platform を使用します。デフォルトでは、OpenShift Container Platform は clusterImageSets リソースを使用して、サポートされているリリースイメージのリストを取得します。
リリースイメージの詳細は、読み続けてください。
1.5.2.1. リリースイメージの指定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine for Kubernetes Operator を使用してプロバイダー上にクラスターを作成する場合は、新しいクラスターに使用するリリースイメージを指定します。リリースイメージを指定するには、次のトピックを参照してください。
1.5.2.1.1. ClusterImageSets の検索 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リリースイメージを参照する YAML ファイルは、acm-hive-openshift-releases GitHub リポジトリーに保持されます。これらのファイルは、コンソールで利用可能なリリースイメージのリストを作成します。これには、OpenShift Container Platform における最新の fast チャネルイメージが含まれます。
コンソールには、OpenShift Container Platform の 3 つの最新バージョンの最新リリースイメージのみが表示されます。たとえば、コンソールオプションに以下のリリースイメージが表示される可能性があります。
quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.13.1-x86_64
コンソールには最新バージョンが表示され、最新のリリースイメージを使用してクラスターを作成するのに役立ちます。特定のバージョンのクラスターを作成する必要がある場合は、古いリリースイメージバージョンも利用できます。
注記: コンソールでクラスターを作成する場合は、visible: 'true' ラベルを持つイメージのみを選択できます。ClusterImageSet リソース内のこのラベルの例は、以下の内容で提供されます。4.x.1 は、製品の最新バージョンに置き換えます。
追加のリリースイメージは保管されますが、コンソールには表示されません。利用可能なリリースイメージをすべて表示するには、次のコマンドを実行します。
oc get clusterimageset
oc get clusterimageset
リポジトリーには、clusterImageSets ディレクトリーがあります。これは、リリースイメージを操作するときに使用するディレクトリーです。clusterImageSets ディレクトリーには、次のディレクトリーがあります。
- Fast: サポート対象の各 OpenShift Container Platform バージョンのリリースイメージの内、最新バージョンを参照するファイルが含まれます。このフォルダー内のリリースイメージはテストされ、検証されており、サポートされます。
Releases: 各 OpenShift Container Platform バージョン (stable、fast、および candidate チャネル) のリリースイメージすべてを参照するファイルが含まれます。
注記: これらのリリースすべてがテストされおらず、安定版とみなされているわけではありません。
Stable: サポート対象の各 OpenShift Container Platform バージョンのリリースイメージの内、最新の安定版 2 つを参照するファイルが含まれます。
注記: デフォルトでは、リリースイメージの現在のリストは 1 時間ごとに更新されます。製品をアップグレードした後、リストに製品の新しいバージョンの推奨リリースイメージバージョンが反映されるまでに最大 1 時間かかる場合があります。
1.5.2.1.2. ClusterImageSets の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次のオプションを使用して ClusterImageSets を設定できます。
オプション 1: コンソールでクラスターを作成するには、使用する特定の
ClusterImageSetのイメージ参照を指定します。指定した新しいエントリーはそれぞれ保持され、将来のすべてのクラスタープロビジョニングで使用できます。次のエントリーの例を参照してください。quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.6.8-x86_64
quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.6.8-x86_64Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
オプション 2: GitHub リポジトリー
acm-hive-openshift-releasesから YAML ファイルClusterImageSetsを手動で作成し、適用します。 -
オプション 3: フォークされた GitHub リポジトリーから
ClusterImageSetsの自動更新を有効にするには、cluster-image-set-controller GitHub リポジトリーのREADME.mdに従います。
1.5.2.1.3. 別のアーキテクチャーにクラスターをデプロイするためのリリースイメージの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
両方のアーキテクチャーのファイルを持つリリースイメージを手動で作成することで、ハブクラスターのアーキテクチャーとは異なるアーキテクチャーでクラスターを作成できます。
たとえば、ppc64le、aarch64、または s390x アーキテクチャーで実行されているハブクラスターから x86_64 クラスターを作成する必要があるとします。両方のファイルセットでリリースイメージを作成する場合に、新規のリリースイメージにより OpenShift Container Platform リリースレジストリーがマルチアーキテクチャーイメージマニフェストを提供できるので、クラスターの作成は成功します。
OpenShift Container Platform 4.13 以降では、デフォルトで複数のアーキテクチャーがサポートされます。以下の clusterImageSet を使用してクラスターをプロビジョニングできます。4.x.0 は、最新バージョンに置き換えます。
複数のアーキテクチャーをサポートしない OpenShift Container Platform イメージのリリースイメージを作成するには、アーキテクチャータイプについて以下のような手順を実行します。
OpenShift Container Platform リリースレジストリー から、
x86_64、s390x、aarch64、およびppc64leリリースイメージを含む マニフェスト一覧 を作成します。以下のコマンド例を実行して、Quay リポジトリー から環境内の両方のアーキテクチャーのマニフェストリストをプルします。
4.x.1は、製品の最新バージョンに置き換えます。podman pull quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-x86_64 podman pull quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-ppc64le podman pull quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-s390x podman pull quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-aarch64
podman pull quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-x86_64 podman pull quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-ppc64le podman pull quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-s390x podman pull quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-aarch64Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、イメージを管理するプライベートリポジトリーにログインします。
<private-repo>は、リポジトリーへのパスに置き換えます。podman login <private-repo>
podman login <private-repo>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 環境に適用される以下のコマンドを実行して、リリースイメージマニフェストをプライベートリポジトリーに追加します。
4.x.1は、製品の最新バージョンに置き換えます。<private-repo>は、リポジトリーへのパスに置き換えます。podman push quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-x86_64 <private-repo>/ocp-release:4.x.1-x86_64 podman push quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-ppc64le <private-repo>/ocp-release:4.x.1-ppc64le podman push quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-s390x <private-repo>/ocp-release:4.x.1-s390x podman push quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-aarch64 <private-repo>/ocp-release:4.x.1-aarch64
podman push quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-x86_64 <private-repo>/ocp-release:4.x.1-x86_64 podman push quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-ppc64le <private-repo>/ocp-release:4.x.1-ppc64le podman push quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-s390x <private-repo>/ocp-release:4.x.1-s390x podman push quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.1-aarch64 <private-repo>/ocp-release:4.x.1-aarch64Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、新しい情報のマニフェストを作成します。
podman manifest create mymanifest
podman manifest create mymanifestCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、両方のリリースイメージへの参照をマニフェストリストに追加します。
4.x.1は、製品の最新バージョンに置き換えます。<private-repo>は、リポジトリーへのパスに置き換えます。podman manifest add mymanifest <private-repo>/ocp-release:4.x.1-x86_64 podman manifest add mymanifest <private-repo>/ocp-release:4.x.1-ppc64le podman manifest add mymanifest <private-repo>/ocp-release:4.x.1-s390x podman manifest add mymanifest <private-repo>/ocp-release:4.x.1-aarch64
podman manifest add mymanifest <private-repo>/ocp-release:4.x.1-x86_64 podman manifest add mymanifest <private-repo>/ocp-release:4.x.1-ppc64le podman manifest add mymanifest <private-repo>/ocp-release:4.x.1-s390x podman manifest add mymanifest <private-repo>/ocp-release:4.x.1-aarch64Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、マニフェストリスト内のリストを既存のマニフェストとマージします。
<private-repo>は、リポジトリーへのパスに置き換えます。4.x.1は、最新バージョンに置き換えます。podman manifest push mymanifest docker://<private-repo>/ocp-release:4.x.1
podman manifest push mymanifest docker://<private-repo>/ocp-release:4.x.1Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
ハブクラスターで、リポジトリーのマニフェストを参照するリリースイメージを作成します。
以下の例のような情報を含む YAML ファイルを作成します。
<private-repo>は、リポジトリーへのパスに置き換えます。4.x.1は、最新バージョンに置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ハブクラスターで以下のコマンドを実行し、変更を適用します。
<file-name>を、先の手順で作成した YAML ファイルの名前に置き換えます。oc apply -f <file-name>.yaml
oc apply -f <file-name>.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
- OpenShift Container Platform クラスターの作成時に新規リリースイメージを選択します。
- Red Hat Advanced Cluster Management コンソールを使用してマネージドクラスターをデプロイする場合は、クラスター作成プロセス時に Architecture フィールドにマネージドクラスターのアーキテクチャーを指定します。
作成プロセスでは、マージされたリリースイメージを使用してクラスターを作成します。
1.5.2.1.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- リリースイメージを参照する YAML ファイルについては、acm-hive-openshift-releases GitHub リポジトリーを参照してください。
-
フォークされた GitHub リポジトリーから
ClusterImageSetsの自動更新を有効にする方法については、cluster-image-set-controller GitHub リポジトリーを参照してください。
1.5.2.2. 接続時におけるリリースイメージのカスタム一覧の管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
すべてのクラスターに同じリリースイメージを使用することもできます。クラスターの作成時に利用可能なリリースイメージのカスタムリストを作成し、作業を簡素化します。利用可能なリリースイメージを管理するには、以下の手順を実行します。
- acm-hive-openshift-releases GitHub をフォークします。
-
クラスターの作成時に使用できるイメージの YAML ファイルを追加します。Git コンソールまたはターミナルを使用して、イメージを
./clusterImageSets/stable/または./clusterImageSets/fast/ディレクトリーに追加します。 -
cluster-image-set-git-repoという名前のmulticluster-enginenamespace にConfigMapを作成します。次の例を参照してください。ただし、2.xは 2.5 に置き換えてください。
次の手順でフォークされたリポジトリーに変更をマージすることで、メインリポジトリーから利用可能な YAML ファイルを取得できます。
- フォークしたリポジトリーに変更をコミットし、マージします。
-
acm-hive-openshift-releasesリポジトリーのクローンを作成した後に高速リリースイメージのリストを同期するには、cluster-image-set-git-repoConfigMapの channel フィールドの値をfastに更新します。 -
安定版リリースイメージを同期して表示するには、
cluster-image-set-git-repoConfigMapの channel フィールドの値をstableに更新します。
ConfigMap を更新すると、約 1 分以内に、利用可能な安定リリースイメージのリストが現在利用可能なイメージで更新されます。
以下のコマンドを使用して、利用可能ものを表示し、デフォルトの設定を削除します。
<clusterImageSet_NAME>を正しい名前に置き換えます。oc get clusterImageSets oc delete clusterImageSet <clusterImageSet_NAME>
oc get clusterImageSets oc delete clusterImageSet <clusterImageSet_NAME>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
クラスターの作成時に、コンソールで現在利用可能なリリースイメージの一覧を表示します。
ConfigMap を通じて利用できる他のフィールドは、cluster-image-set-controller GitHub リポジトリーの README を参照してください。
1.5.2.3. 非接続環境におけるリリースイメージのカスタムリストの管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
場合によっては、ハブクラスターにインターネット接続がないときに、リリースイメージのカスタムリストを管理する必要があります。リリースイメージの独自のカスタムリストを作成しておくと、クラスターの作成時にそのリストを使用できます。非接続時に、利用可能なリリースイメージを管理するには、以下の手順を実行します。
- オンライン接続されているシステムを使用している場合は、acm-hive-openshift-releases GitHub リポジトリー に移動し、利用可能なクラスターイメージセットにアクセスします。
-
clusterImageSetsディレクトリーを非接続マルチクラスターエンジン Operator クラスターにアクセスできるシステムにコピーします。 マネージドクラスターに合わせて次の手順を実行して、クラスターイメージセットを含むオフラインリポジトリーとマネージドクラスター間のマッピングを追加します。
-
OpenShift Container Platform マネージドクラスターの場合は、
ImageContentSourcePolicyオブジェクトを使用してマッピングを完了する方法についての詳細は、イメージレジストリーリポジトリーのミラーリングの設定 を参照してください。 -
OpenShift Container Platform クラスターではないマネージドクラスターの場合は、
ManageClusterImageRegistryカスタムリソース定義を使用してイメージセットの場所を上書きします。マッピング用にクラスターを上書きする方法は、インポート用のマネージドクラスターでのレジストリーイメージの指定 を参照してください。
-
OpenShift Container Platform マネージドクラスターの場合は、
-
コンソールまたは CLI を使用して、
clusterImageSetYAML コンテンツを手動で追加することにより、クラスターを作成するときに使用できるイメージの YAML ファイルを追加します。 残りの OpenShift Container Platform リリースイメージの
clusterImageSetYAML ファイルを、イメージの保存先の正しいオフラインリポジトリーを参照するように変更します。変更後は次の例のようになります。spec.releaseImageはリリースイメージのオフラインイメージレジストリーを使用します。リリースイメージはダイジェストによって参照されます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - YAML ファイルで参照されているオフラインイメージレジストリーにイメージがロードされていることを確認します。
次のコマンドを実行して、イメージダイジェストを取得します。
oc adm release info <tagged_openshift_release_image> | grep "Pull From"
oc adm release info <tagged_openshift_release_image> | grep "Pull From"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <tagged_openshift_release_image>は、サポートされている OpenShift Container Platform バージョンのタグ付きイメージに置き換えます。以下の出力例を参照してください。Pull From: quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:69d1292f64a2b67227c5592c1a7d499c7d00376e498634ff8e1946bc9ccdddfe
Pull From: quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:69d1292f64a2b67227c5592c1a7d499c7d00376e498634ff8e1946bc9ccdddfeCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow イメージタグとダイジェストの詳細は、イメージストリームでのイメージの参照 を参照してください。
各 YAML ファイルに以下のコマンドを入力して、各
clusterImageSetsを作成します。oc create -f <clusterImageSet_FILE>
oc create -f <clusterImageSet_FILE>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow clusterImageSet_FILEを、クラスターイメージセットファイルの名前に置き換えます。以下に例を示します。oc create -f img4.11.9-x86_64.yaml
oc create -f img4.11.9-x86_64.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 追加するリソースごとにこのコマンドを実行すると、使用可能なリリースイメージのリストが表示されます。
-
または、クラスターの作成コンソールに直接イメージ URL を貼り付けることもできます。イメージ URL を追加すると、新しい
clusterImageSetsが存在しない場合に作成されます。 - クラスターの作成時に、コンソールで現在利用可能なリリースイメージの一覧を表示します。
1.5.3. ホストインベントリーの概要 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホストインベントリー管理とオンプレミスクラスターのインストールは、マルチクラスターエンジン Operator の Central Infrastructure Management 機能を使用して利用できます。Central Infrastructure Management は、Assisted Installer (infrastructure Operator とも呼ばれる) をハブクラスターの Operator として実行します。
コンソールを使用してホストインベントリーを作成できます。これは、オンプレミスの OpenShift Container Platform クラスターの作成に使用できるベアメタルまたは仮想マシンのプールです。クラスターは、コントロールプレーン専用のマシンを備えたスタンドアロンクラスターにすることも、コントロールプレーンがハブクラスター上の Pod として実行される Hosted Control Plane にすることもできます。
スタンドアロンクラスターは、コンソール、API、またはゼロタッチプロビジョニング (ZTP) を使用する GitOps を使用してインストールできます。詳細は、Red Hat OpenShift Container Platform ドキュメントの 非接続環境での GitOps ZTP のインストール を参照してください。
マシンは、Discovery Image で起動した後、ホストインベントリーに参加します。Discovery Image は、以下を含む Red Hat CoreOS ライブイメージです。
- 検出、検証、およびインストールタスクを実行するエージェント。
- ハブクラスター上のサービスにアクセスするために必要な設定 (該当する場合、エンドポイント、トークン、静的ネットワーク設定など)。
通常、インフラストラクチャー環境ごとに 1 つの Discovery Image があり、これは共通のプロパティーセットを共有するホストのセットです。InfraEnv カスタムリソース定義は、このインフラストラクチャー環境と関連する Discovery Image を表します。使用されるイメージは OpenShift Container Platform のバージョンに基づいており、選択したオペレーティングシステムのバージョンが決まります。
ホストが起動し、エージェントがサービスに接続すると、サービスはそのホストを表すハブクラスター上に新しい Agent カスタムリソースを作成します。Agent リソースはホストインベントリーを設定します。
後でホストを OpenShift ノードとしてインベントリーにインストールできます。エージェントは、必要な設定とともにオペレーティングシステムをディスクに書き込み、ホストを再起動します。
注記: Red Hat Advanced Cluster Management 2.9 以降および Central infrastructure management は、AgentClusterInstall を使用して Nutanix プラットフォームをサポートしますが、これには Nutanix 仮想マシンを作成することによる追加の設定が必要です。詳細は、Assisted Installer ドキュメントの オプション: Nutanix へのインストール を参照してください。
ホストインベントリーと Central Infrastructure Management の詳細は、以下を参照してください。
1.5.3.1. Central Infrastructure Management サービスの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Central Infrastructure Management サービスはマルチクラスターエンジン Operator とともに提供され、OpenShift Container Platform クラスターをデプロイします。ハブクラスターで MultiClusterHub Operator を有効にすると、Central Infrastructure Management が自動的にデプロイされますが、サービスを手動で有効にする必要があります。
1.5.3.1.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Central Infrastructure Management サービスを有効にする前に、次の前提条件を確認してください。
- サポートされているバージョンの Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes を備えた OpenShift Container Platform 4.13 以降にハブクラスターがデプロイされている。
- クラスターを作成するために必要なイメージを取得するためのハブクラスターへのインターネットアクセス (接続済み)、あるいはインターネットへの接続がある内部またはミラーレジストリーへの接続 (非接続) がある。
- ベアメタルプロビジョニングに必要なポートが開いている。OpenShift Container Platform ドキュメントの 必須ポートが開いていることを確認する を参照してください。
- ベアメタルホストのカスタムリソース定義がある。
- OpenShift Container Platform プルシークレット がある。詳細は、イメージプルシークレットの使用 を参照してください。
- 設定済みのデフォルトのストレージクラスがある。
- 切断された環境の場合のみ、OpenShift Container Platform ドキュメントの ネットワーク遠端のクラスター に関する手順を完了してください。
1.5.3.1.2. ベアメタルホストのカスタムリソース定義の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Central Infrastructure Management サービスを有効にする前に、ベアメタルホストのカスタムリソース定義が必要です。
次のコマンドを実行して、ベアメタルホストのカスタムリソース定義がすでに存在するかどうかを確認します。
oc get crd baremetalhosts.metal3.io
oc get crd baremetalhosts.metal3.ioCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - ベアメタルホストのカスタムリソース定義がある場合、出力にはリソースが作成された日付が表示されます。
リソースがない場合は、次のようなエラーが表示されます。
Error from server (NotFound): customresourcedefinitions.apiextensions.k8s.io "baremetalhosts.metal3.io" not found
Error from server (NotFound): customresourcedefinitions.apiextensions.k8s.io "baremetalhosts.metal3.io" not foundCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
ベアメタルホストのカスタムリソース定義がない場合は、metal3.io_baremetalhosts.yaml ファイルをダウンロードし、次のコマンドを実行することでコンテンツを適用して、リソースを作成します。
oc apply -f
oc apply -fCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.3.1.3. Provisioning リソースの作成または変更 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Central Infrastructure Management サービスを有効にする前に、Provisioning リソースが必要です。
次のコマンドを実行して、
Provisioningリソースがあるかどうかを確認します。oc get provisioning
oc get provisioningCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
すでに
Provisioningリソースがある場合は、Provisioningリソースの変更 に進みます。 -
Provisioningリソースがない場合は、No resources foundというエラーが表示されます。Provisioningリソースの作成 に進みます。
-
すでに
1.5.3.1.3.1. Provisioning リソースの変更 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
すでに Provisioning リソースがある場合は、ハブクラスターが次のいずれかのプラットフォームにインストールされている場合、リソースを変更する必要があります。
- ベアメタル
- Red Hat OpenStack Platform
- VMware vSphere
-
ユーザープロビジョニングインフラストラクチャー (UPI) 方式とプラットフォームは
Noneです
ハブクラスターが別のプラットフォームにインストールされている場合は、非接続環境での Central Infrastructure Management の有効化 または 接続環境での Central Infrastructure Management の有効化 に進みます。
provisioningリソースを変更し、以下のコマンドを実行してベアメタル Operator がすべての namespace を監視できるようにします。oc patch provisioning provisioning-configuration --type merge -p '{"spec":{"watchAllNamespaces": true }}'oc patch provisioning provisioning-configuration --type merge -p '{"spec":{"watchAllNamespaces": true }}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.3.1.3.2. Provisioning リソースの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Provisioning リソースがない場合は、次の手順を実行します。
次の YAML コンテンツを追加して、
Provisioningリソースを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行してコンテンツを適用します。
oc apply -f
oc apply -fCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.3.1.4. 非接続環境での Central Infrastructure Management の有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
非接続環境で Central Infrastructure Management を有効にするには、以下の手順を実行します。
インフラストラクチャー Operator と同じ namespace に
ConfigMapを作成し、ミラーレジストリーのca-bundle.crtおよびregistries.confの値を指定します。ファイルのConfigMapは次の例のようになります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記: リリースイメージはダイジェストを使用して指定されるため、
mirror-by-digest-onlyをtrueに設定する必要があります。unqualified-search-registriesのリストにあるレジストリーは、PUBLIC_CONTAINER_REGISTRIES環境変数の認証無視リストに自動的に追加されます。マネージドクラスターのプルシークレットの検証時に、指定されたレジストリーは認証を必要としません。-
すべての
osImageリクエストで送信するヘッダーとクエリーパラメーターを表すキーペアを書き込みます。両方のパラメーターが必要ない場合は、ヘッダーのみ、またはクエリーパラメーターのみのキーペアを作成します。
重要: ヘッダーとクエリーパラメーターは、HTTPS を使用する場合にのみ暗号化されます。セキュリティーの問題を避けるために、必ず HTTPS を使用してください。
headersという名前のファイルを作成し、次の例のような内容を追加します。{ "Authorization": "Basic xyz" }{ "Authorization": "Basic xyz" }Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow query_paramsという名前のファイルを作成し、次の例のような内容を追加します。{ "api_key": "myexampleapikey", }{ "api_key": "myexampleapikey", }Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、作成したパラメーターファイルからシークレットを作成します。パラメーターファイルを 1 つだけ作成した場合は、作成しなかったファイルの引数を削除します。
oc create secret generic -n multicluster-engine os-images-http-auth --from-file=./query_params --from-file=./headers
oc create secret generic -n multicluster-engine os-images-http-auth --from-file=./query_params --from-file=./headersCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 自己署名証明書またはサードパーティー CA 証明書とともに HTTPS
osImageを使用する場合は、証明書をimage-service-additional-caConfigMapに追加します。証明書を作成するには、次のコマンドを実行します。oc -n multicluster-engine create configmap image-service-additional-ca --from-file=tls.crt
oc -n multicluster-engine create configmap image-service-additional-ca --from-file=tls.crtCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次の YAML コンテンツを
agent_service_config.yamlファイルに保存して、AgentServiceConfigカスタムリソースを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1 1
mirror_configは、ミラーレジストリー設定の詳細が含まれるConfigMapの名前に置き換えます。- 2
- 認証を必要としないミラーレジストリーを使用している場合は、オプションの
unauthenticated_registryパラメーターを含めます。このリストのエントリーは検証されず、プルシークレットにエントリーを含める必要はありません。 - 3
img_volume_sizeをimageStorageフィールドのボリュームのサイズに置き換えます (例: オペレーティングシステムイメージごとに10Gi)。最小値は10Giですが、推奨される値は50Gi以上です。この値は、クラスターのイメージに割り当てられるストレージの量を指定します。実行中の Red Hat Enterprise Linux CoreOS の各インスタンスに 1 GB のイメージストレージを許可する必要があります。Red Hat Enterprise Linux CoreOS のクラスターおよびインスタンスが多数ある場合は、より高い値を使用する必要がある場合があります。- 4
ocp_versionは、インストールする OpenShift Container Platform バージョンに置き換えます (例:4.13)。- 5
ocp_release_versionは、特定のインストールバージョン (例:49.83.2021032516400) に置き換えます。- 6
iso_urlは、ISO URL に置き換えます (例:https://mirror.openshift.com/pub/openshift-v4/x86_64/dependencies/rhcos/4.13/4.13.3/rhcos-4.13.3-x86_64-live.x86_64.iso)。その他の値は 4.12.3 の依存関係 にあります。
自己署名証明書またはサードパーティー CA 証明書を持つ HTTPS osImage を使用している場合は、OSImageCACertRef 仕様でその証明書を参照してください。
重要: 遅延バインディング機能を使用しており、AgentServiceConfig カスタムリソースの spec.osImages リリースがバージョン 4.13 以降である場合、クラスターの作成時に使用する OpenShift Container Platform リリースイメージはバージョン 4.13 以降である必要があります。バージョン 4.13 以降の Red Hat Enterprise Linux CoreOS イメージは、バージョン 4.13 より前のイメージとは互換性がありません。
assisted-service デプロイメントおよび assisted-image-service デプロイメントをチェックし、その Pod が準備ができており実行中であることを確認することで、中央インフラストラクチャー管理サービスが正常であることを確認できます。
1.5.3.1.5. 接続環境での Central Infrastructure Management の有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
接続環境で Central Infrastructure Management を有効にするには、以下の YAML コンテンツを agent_service_config.yaml ファイルに保存して、AgentServiceConfig カスタムリソースを作成します。
- 1
db_volume_sizeはdatabaseStorageフィールドのボリュームサイズに置き換えます (例:10Gi)。この値は、クラスターのデータベーステーブルやデータベースビューなどのファイルを格納するために割り当てられるストレージの量を指定します。必要な最小値は1Giです。クラスターが多い場合は、より高い値を使用する必要がある場合があります。- 2
fs_volume_sizeはfilesystemStorageフィールドのボリュームのサイズに置き換えます (例: クラスターごとに200M、サポートされる OpenShift Container Platform バージョンごとに2-3Gi)。必要な最小値は1Giですが、推奨される値は100Gi以上です。この値は、クラスターのログ、マニフェスト、およびkubeconfigファイルを保存するために割り当てられるストレージのサイズを指定します。クラスターが多い場合は、より高い値を使用する必要がある場合があります。- 3
img_volume_sizeをimageStorageフィールドのボリュームのサイズに置き換えます (例: オペレーティングシステムイメージごとに10Gi)。最小値は10Giですが、推奨される値は50Gi以上です。この値は、クラスターのイメージに割り当てられるストレージの量を指定します。実行中の Red Hat Enterprise Linux CoreOS の各インスタンスに 1 GB のイメージストレージを許可する必要があります。Red Hat Enterprise Linux CoreOS のクラスターおよびインスタンスが多数ある場合は、より高い値を使用する必要がある場合があります。
Central Infrastructure Management サービスが設定されている。assisted-service と assisted-image-service デプロイメントをチェックして、Pod の準備ができ、実行されていることを確認して、正常性を検証できます。
1.5.3.1.6. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- ゼロタッチプロビジョニングの詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの ネットワーク遠端のクラスター を参照してください。
- イメージプルシークレットの使用 を参照してください。
1.5.3.2. Amazon Web Services での Central Infrastructure Management の有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Amazon Web Services でハブクラスターを実行していて、Central Infrastructure Management サービスを有効にする場合は、Central Infrastructure Management を Central Infrastructure Management の有効化 後に、次の手順を実行します。
ハブクラスターにログインしていることを確認し、次のコマンドを実行して、
assisted-image-serviceで設定された一意のドメインを見つけます。oc get routes --all-namespaces | grep assisted-image-service
oc get routes --all-namespaces | grep assisted-image-serviceCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ドメインは
assisted-image-service-multicluster-engine.apps.<yourdomain>.comのようになります。ハブクラスターにログインしていることを確認し、
NLBtypeパラメーターを使用して一意のドメインで新しいIngressControllerを作成します。以下の例を参照してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
nlb-apps.<domain>.comの<domain>を<yourdomain>に置き換えて、IngressControllerのdomainパラメーターに<yourdomain>を追加します。 次のコマンドを実行して、新しい
IngressControllerを適用します。oc apply -f ingresscontroller.yaml
oc apply -f ingresscontroller.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次の手順を実行して、新しい
IngressControllerのspec.domainパラメーターの値が既存のIngressControllerと競合していないことを確認します。次のコマンドを実行して、すべての
IngressControllerを一覧表示します。oc get ingresscontroller -n openshift-ingress-operator
oc get ingresscontroller -n openshift-ingress-operatorCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 先ほど作成した
ingress-controller-with-nlbを除く各IngressControllersで次のコマンドを実行します。oc edit ingresscontroller <name> -n openshift-ingress-operator
oc edit ingresscontroller <name> -n openshift-ingress-operatorCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow spec.domainレポートが見つからない場合は、nlb-apps.<domain>.comを除く、クラスターで公開されているすべてのルートに一致するデフォルトドメインを追加します。spec.domainレポートが提供されている場合は、指定された範囲からnlb-apps.<domain>.comルートが除外されていることを確認してください。
次のコマンドを実行して、
assisted-image-serviceルートを編集し、nlb-appsの場所を使用します。oc edit route assisted-image-service -n <namespace>
oc edit route assisted-image-service -n <namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow デフォルトの namespace は、multicluster engine Operator をインストールした場所です。
次の行を
assisted-image-serviceルートに追加します。metadata: labels: router-type: nlb name: assisted-image-servicemetadata: labels: router-type: nlb name: assisted-image-serviceCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow assisted-image-serviceルートで、spec.hostの URL 値を見つけます。URL は次の例のようになります。assisted-image-service-multicluster-engine.apps.<yourdomain>.com
assisted-image-service-multicluster-engine.apps.<yourdomain>.comCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
URL 内の
appsをnlb-appsに置き換えて、新しいIngressControllerで設定されたドメインと一致させます。 Central Infrastructure Management サービスが Amazon Web Services で有効になっていることを確認するには、次のコマンドを実行して Pod が正常であることを確認します。
oc get pods -n multicluster-engine | grep assist
oc get pods -n multicluster-engine | grep assistCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
新しいホストインベントリーを作成し、ダウンロード URL が新しい
nlb-appsURL を使用していることを確認します。
1.5.3.3. コンソールを使用したホストインベントリーの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホストインベントリー (インフラストラクチャー環境) を作成して、OpenShift Container Platform クラスターをインストールできる物理マシンまたは仮想マシンを検出できます。
1.5.3.3.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- Central Infrastructure Management サービスを有効にする。詳細は、Central Infrastructure Management サービスの有効化 を参照してください。
1.5.3.3.2. ホストインベントリーの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用してホストインベントリーを作成するには、次の手順を実行します。
- コンソールから、Infrastructure > Host inventory に移動して、Create infrastructure environment をクリックします。
次の情報をホストインベントリー設定に追加します。
-
名前: インフラストラクチャー環境の一意の名前。コンソールを使用してインフラストラクチャー環境を作成すると、選択した名前で
InfraEnvリソースの新しい namespace も作成されます。コマンドラインインターフェイスを使用してInfraEnvリソースを作成し、コンソールでリソースを監視する場合は、namespace とInfraEnvに同じ名前を使用します。 - ネットワークタイプ: インフラストラクチャー環境に追加するホストが DHCP または静的ネットワークを使用するかどうかを指定します。静的ネットワーク設定には、追加の手順が必要です。
- 場所: ホストの地理的な場所を指定します。地理的なロケーションを使用して、ホストが配置されているデータセンターを定義できます。
- ラベル: このインフラストラクチャー環境で検出されたホストにラベルを追加できるオプションのフィールド。指定した場所はラベルのリストに自動的に追加されます。
- インフラストラクチャープロバイダーの認証情報: インフラストラクチャープロバイダーの認証情報を選択すると、プルシークレットおよび SSH 公開鍵フィールドに認証情報内の情報が自動的に入力されます。詳細は、オンプレミス環境の認証情報の作成 を参照してください。
- プルシークレット: OpenShift Container Platform リソースへのアクセスを可能にする OpenShift Container Platform プルシークレット。インフラストラクチャープロバイダーの認証情報を選択した場合、このフィールドには自動的に入力されます。
-
SSH 公開鍵: ホストとのセキュアな通信を可能にする SSH キー。これを使用してホストに接続し、トラブルシューティングを行うことができます。クラスターをインストールした後は、SSH 鍵を使用してホストに接続できなくなります。通常、鍵は
id_rsa.pubファイルにあります。デフォルトのファイルパスは~/.ssh/id_rsa.pubです。SSH 公開鍵の値を含むインフラストラクチャープロバイダーの認証情報を選択した場合、このフィールドには自動的に入力されます。 ホストのプロキシー設定を有効にする場合は、有効にする設定を選択し、次の情報を入力します。
- HTTP プロキシー URL: HTTP リクエストのプロキシーの URL。
- HTTPS プロキシー URL: HTTP リクエストのプロキシーの URL。URL は HTTP で始まる必要があります。HTTPS はサポートされていません。値を指定しない場合、デフォルトで HTTP 接続と HTTPS 接続の両方に HTTP プロキシー URL が使用されます。
-
プロキシーなしドメイン: プロキシーを使用しないドメインのコンマ区切りのリスト。ドメイン名をピリオド (
.) で開始し、そのドメインにあるすべてのサブドメインを組み込みます。アステリスク (*) を追加し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。
- 必要に応じて、NTP プールまたはサーバーの IP 名またはドメイン名のコンマ区切りリストを指定して、独自のネットワークタイムプロトコル (NTP) ソースを追加します。
-
名前: インフラストラクチャー環境の一意の名前。コンソールを使用してインフラストラクチャー環境を作成すると、選択した名前で
コンソールでは使用できない詳細な設定オプションが必要な場合は、コマンドラインインターフェイスを使用したホストインベントリーの作成 に進みます。
高度な設定オプションが必要ない場合は、必要に応じて静的ネットワークの設定を続行し、インフラストラクチャー環境へのホストの追加を開始できます。
1.5.3.3.3. ホストインベントリーへのアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホストインベントリーにアクセスするには、コンソールで Infrastructure > Host inventory を選択します。一覧からインフラストラクチャー環境を選択し、詳細とホストを表示します。
1.5.3.3.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- Central Infrastructure Management サービスの有効化 を参照してください。
- オンプレミス環境の認証情報の作成 を参照してください。
- コマンドラインインターフェイスを使用したホストインベントリーの作成 を参照してください。
ベアメタル上で Hosted Control Plane を設定するプロセスの一部としてこの手順を完了した場合は、次の手順を完了してください。
1.5.3.4. コマンドラインインターフェイスを使用したホストインベントリーの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホストインベントリー (インフラストラクチャー環境) を作成して、OpenShift Container Platform クラスターをインストールできる物理マシンまたは仮想マシンを検出できます。自動化されたデプロイメントや、以下の高度な設定オプションには、コンソールの代わりにコマンドラインインターフェイスを使用します。
- 検出されたホストを既存のクラスター定義に自動的にバインドする
- Discovery Image の Ignition 設定をオーバーライドする
- iPXE の動作を制御する
- Discovery Image のカーネル引数を変更する
- 検出フェーズ中にホストに信頼させる追加の証明書を渡す
- 最新バージョンのデフォルトオプションではない、テスト用に起動する Red Hat CoreOS バージョンを選択する
1.5.3.4.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- Central Infrastructure Management サービスを有効にする。詳細は、Central Infrastructure Management サービスの有効化 を参照してください。
1.5.3.4.2. ホストインベントリーの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コマンドラインインターフェイスを使用してホストインベントリー (インフラストラクチャー環境) を作成するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、ハブクラスターにログインします。
oc login
oc loginCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow リソースの namespace を作成します。
namespace.yamlファイルを作成し、以下の内容を追加します。apiVersion: v1 kind: Namespace metadata: name: <your_namespace>
apiVersion: v1 kind: Namespace metadata: name: <your_namespace>1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- コンソールでインベントリーを監視するには、namespace とインフラストラクチャー環境に同じ名前を使用します。
以下のコマンドを実行して YAML コンテンツを適用します。
oc apply -f namespace.yaml
oc apply -f namespace.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
OpenShift Container Platform プルシークレット を含む
Secretカスタムリソースを作成します。インフラストラクチャー環境を作成します。
infra-env.yamlファイルを作成し、以下の内容を追加します。必要に応じて値を置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
| フィールド | 任意または必須 | 説明 |
|---|---|---|
|
| 任意 |
|
|
| 任意 |
HTTP リクエストのプロキシーの URLURL は |
|
| 任意 |
HTTP リクエストのプロキシーの URLURL は |
|
| 任意 | プロキシーを使用しない場合は、コンマで区切られたドメインおよび CIDR のリスト。 |
|
| 任意 | すべてのホストに追加するネットワークタイムプロトコル (NTP) ソース (ホスト名または IP) のリスト。これらは、DHCP などの他のオプションを使用して設定された NTP ソースに追加されます。 |
|
| 任意 | 検出フェーズ中のデバッグに使用するためにすべてのホストに追加される SSH 公開鍵。検出フェーズは、ホストを Discovery Image を起動するときです。 |
|
| 必須 | プルシークレットが含まれる Kubernetes シークレットの名前。 |
|
| 任意 |
|
|
| 任意 |
ホストの静的 IP、ブリッジ、ボンディングなどの高度なネットワーク設定を統合します。ホストネットワーク設定は、選択したラベルを持つ 1 つ以上の |
|
| 任意 |
スタンドアロンのオンプレミスクラスターを記述する既存の |
|
| 任意 |
ファイルの追加など、Red Hat CoreOS ライブイメージの Ignition 設定を変更します。必要に応じて |
|
| 任意 | サポートされている CPU アーキテクチャー x86_64、aarch64、ppc64le、または s390x のいずれかを選択します。デフォルト値は x86_64 です。 |
|
| 任意 |
起動に iPXE を使用している場合に、デフォルト値である |
|
| 任意 |
Discovery Image の起動時にカーネル引数を変更できます。 |
|
| 任意 |
PEM エンコードされた X.509 証明書バンドル。通常、ホストが再暗号化中間者 (MITM) プロキシーを備えたネットワーク内にある場合、またはコンテナーイメージレジストリーなど、他の目的でホストが証明書を信頼しなければならない場合に必要です。 |
|
| 任意 |
|
以下のコマンドを実行して YAML コンテンツを適用します。
oc apply -f infra-env.yaml
oc apply -f infra-env.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ホストインベントリーが作成されたことを確認するには、次のコマンドでステータスを確認します。
oc describe infraenv myinfraenv -n <your_namespace>
oc describe infraenv myinfraenv -n <your_namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
重要なプロパティーのリストは次のとおりです。
-
conditions: イメージが正常に作成されたかどうかを示す標準の Kubernetes の状態。 -
isoDownloadURL: Discovery Image をダウンロードするための URL。 -
createdTime: イメージが最後に作成された時刻。InfraEnvを変更する場合は、新しいイメージをダウンロードする前にタイムスタンプが更新されていることを確認してください。
注: InfraEnv リソースを変更する場合は、createdTime プロパティーを確認して、InfraEnv が新しい Discovery Image を作成したことを確認してください。すでにホストを起動している場合は、最新の Discovery Image でホストを再起動します。
必要に応じて静的ネットワークを設定し、インフラストラクチャー環境へのホストの追加を開始することで続行できます。
1.5.3.4.3. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- Central Infrastructure Management サービスの有効化 を参照してください。
1.5.3.5. インフラストラクチャー環境用の高度なネットワークの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
1 つのインターフェイスで DHCP 以外のネットワークを必要とするホストの場合は、高度なネットワークを設定する必要があります。必要な設定には、1 つ以上のホストのネットワークを記述する NMStateConfig リソースの 1 つ以上のインスタンスの作成が含まれます。
各 NMStateConfig リソースには、InfraEnv リソースの nmStateConfigLabelSelector に一致するラベルが含まれている必要があります。nmStateConfigLabelSelector の詳細は、コマンドラインインターフェイスを使用したホストインベントリーの作成 を参照してください。
Discovery Image には、参照されているすべての NMStateConfig リソースで定義されたネットワーク設定が含まれています。起動後、各ホストは各設定をそのネットワークインターフェイスと比較し、適切な設定を適用します。
1.5.3.5.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- Central Infrastructure Management サービスを有効にする。
- ホストインベントリーを作成する。
1.5.3.5.2. コマンドラインインターフェイスを使用した高度なネットワークの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コマンドラインインターフェイスを使用してインフラストラクチャー環境の詳細ネットワークを設定するには、以下の手順を実行します。
nmstateconfig.yamlという名前のファイルを作成し、以下のテンプレートのようなコンテンツを追加します。必要に応じて値を置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
| フィールド | 任意または必須 | 説明 |
|---|---|---|
|
| 必須 | 設定しているホストに関連した名前を使用してください。 |
|
| 必須 |
namespace は、 |
|
| 必須 |
|
|
| 任意 |
|
|
| 任意 |
指定された |
注: イメージサービスは、InfraEnv プロパティーを更新するか、そのラベルセレクターに一致する NMStateConfig リソースを変更すると、新しいイメージを自動的に作成します。InfraEnv リソースの作成後に NMStateConfig リソースを追加する場合は、InfraEnv の createdTime プロパティーを確認して、InfraEnv が新しい Discovery Image を作成していることを確認してください。すでにホストを起動している場合は、最新の Discovery Image でホストを再起動します。
以下のコマンドを実行して YAML コンテンツを適用します。
oc apply -f nmstateconfig.yaml
oc apply -f nmstateconfig.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.3.5.3. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- コマンドラインインターフェイスを使用したホストインベントリーの作成 を参照してください。
- Declarative Network API を参照してください。
1.5.3.6. Discovery Image を使用したホストのホストインベントリーへの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホストインベントリー (インフラストラクチャー環境) を作成した後、ホストを検出してインベントリーに追加できます。インベントリーにホストを追加するには、ISO をダウンロードし、各サーバーにアタッチする方法を選択します。たとえば、仮想メディアを使用するか、ISO を USB ドライブに書き込むことで、ISO をダウンロードできます。
重要: インストールが失敗しないようにするには、インストールプロセス中は Discovery ISO メディアをデバイスに接続したままにし、各ホストがデバイスから 1 回起動するように設定します。
1.5.3.6.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- Central Infrastructure Management サービスを有効にする。詳細は、Central Infrastructure Management サービスの有効化 を参照してください。
- ホストインベントリーを作成する。詳細は、コンソールを使用したホストインベントリーの作成 を参照してください。
1.5.3.6.2. コンソールを使用したホストの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の手順を実行して ISO をダウンロードします。
- コンソールで Infrastructure > Host inventory を選択します。
- 一覧からお使いのインフラストラクチャー環境を選択します。
- Add hosts をクリックし、With Discovery ISO を選択します。
ISO をダウンロードするための URL が表示されます。ブートされたホストがホストインベントリーテーブルに表示されます。ホストが表示されるまでに数分かかる場合があります。使用する前に、各ホストを承認する必要があります。Actions をクリックして Approve を選択し、インベントリーテーブルからホストを選択できます。
1.5.3.6.3. コマンドラインインターフェイスを使用したホストの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ISO をダウンロードするための URL は、InfraEnv リソースのステータスの isoDownloadURL プロパティーで確認できます。InfraEnv リソースの詳細は、コマンドラインインターフェイスを使用したホストインベントリーの作成を参照してください。
起動したホストごとに、同じ namespace に Agent リソースを作成します。使用する前に、各ホストを承認する必要があります。
1.5.3.6.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
1.5.3.7. ベアメタルホストのホストインベントリーへの自動追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホストインベントリー (インフラストラクチャー環境) を作成した後、ホストを検出してインベントリーに追加できます。各ホストの BareMetalHost リソースおよび関連する BMC シークレットを作成することで、ベアメタル Operator が各ベアメタルホストのベースボード管理コントローラー (BMC) と通信できるようにすることで、インフラストラクチャー環境の Discovery Image の起動を自動化できます。自動化は、インフラストラクチャー環境を参照する BareMetalHost のラベルによって設定されます。
自動化により以下のアクションが実行されます。
- インフラストラクチャー環境で表される Discovery Image を使用して、各ベアメタルホストを起動します。
- インフラストラクチャー環境または関連するネットワーク設定が更新された場合に、各ホストを最新の Discovery Image で再起動します。
-
検出時に各
Agentリソースを対応するBareMetalHostリソースに関連付けます。 -
BareMetalHostからの情報 (ホスト名、ロール、インストールディスクなど) に基づいてAgentリソースのプロパティーを更新します。 -
Agentをクラスターノードとして使用することを承認します。
1.5.3.7.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- Central Infrastructure Management サービスを有効にする。
- ホストインベントリーを作成する。
1.5.3.7.2. コンソールを使用したベアメタルホストの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用してベアメタルホストをホストインベントリーに自動的に追加するには、次の手順を実行します。
- コンソールで Infrastructure > Host inventory を選択します。
- 一覧からお使いのインフラストラクチャー環境を選択します。
- Add hosts をクリックし、With BMC Form を選択します。
- 必要な情報を追加し、Create をクリックします。
BMC アドレスのフォーマットの詳細は、関連情報セクションの BMC アドレス指定 を参照してください。
1.5.3.7.3. コマンドラインインターフェイスを使用したベアメタルホストの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コマンドラインインターフェイスを使用してベアメタルホストをホストインベントリーに自動的に追加するには、以下の手順を実施します。
次の YAML コンテンツを適用し、必要に応じて値を置き換えて、BMC シークレットを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- namespace は
InfraEnvの namespace と同じである必要があります。
以下の YAML コンテンツを適用し、必要に応じて値を置き換えてベアメタルホストを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- namespace は
InfraEnvの namespace と同じである必要があります。 - 2
- オプション: ホストの名前に置き換えます。
- 3
- オプション: 使用できる値は
masterおよびworkerです。 - 4
- この名前は
InfrEnvの名前と一致し、同じ namespace に存在する必要があります。 - 5
- 値を設定しない場合、
metadataの値が自動的に使用されます。 - 6
- MAC アドレスが、いずれかのホストインターフェイスの MAC アドレスと一致していることを確認します。
- 7
- BMC のアドレスを使用します。詳細は、関連情報セクションの 帯域外管理 IP アドレスのポートアクセス と BMC アドレス指定 を参照してください。
- 8
credentialsNameの値が、作成した BMC シークレットの名前と一致していることを確認してください。- 9
- オプション: インストールディスクを選択します。利用可能なルートデバイスのヒントは、BareMetalHost spec を参照してください。ホストが Discovery Image で起動され、対応する
Agentリソースが作成された後、このヒントに従ってインストールディスクが設定されます。
ホストの電源をオンにすると、イメージのダウンロードが開始されます。これには数分かかる場合があります。ホストが検出されると、Agent カスタムリソースが自動的に作成されます。
1.5.3.7.4. コンバージドフローを無効にする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デフォルトでは、コンバージドフローが有効になっています。ホストが表示されない場合は、一時的にコンバージドフローを無効にする必要がある場合があります。コンバージドフローを無効にするには、次の手順を実行します。
ハブクラスターに次の config map を作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注意:
ALLOW_CONVERGED_FLOWを"false"に設定すると、Ironic Python エージェントによって有効になっている機能もすべて無効になります。以下のコマンドを実行して config map を適用します。
oc annotate --overwrite AgentServiceConfig agent unsupported.agent-install.openshift.io/assisted-service-configmap=my-assisted-service-config
oc annotate --overwrite AgentServiceConfig agent unsupported.agent-install.openshift.io/assisted-service-configmap=my-assisted-service-configCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.3.7.5. コマンドラインインターフェイスを使用したマネージドクラスターノードの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターからマネージドクラスターノードを削除するには、OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降を実行しているハブクラスターが必要です。ノードの起動に必要な静的ネットワーク設定が利用可能である必要があります。エージェントとベアメタルホストを削除するときに、NMStateConfig リソースを削除しないようにしてください。
1.5.3.7.5.1. ベアメタルホストを使用したマネージドクラスターノードの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ハブクラスター上にベアメタルホストがあり、マネージドクラスターからマネージドクラスターノードを削除する場合は、次の手順を実行します。
削除するノードの
BareMetalHostリソースに次のアノテーションを追加します。bmac.agent-install.openshift.io/remove-agent-and-node-on-delete: true
bmac.agent-install.openshift.io/remove-agent-and-node-on-delete: trueCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、
BareMetalHostリソースを削除します。<bmh-name>は、BareMetalHostの名前に置き換えます。oc delete bmh <bmh-name>
oc delete bmh <bmh-name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.3.7.5.2. ベアメタルホストを使用しないマネージドクラスターノードの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ハブクラスターにベアメタルホストがなく、マネージドクラスターからマネージドクラスターノードを削除する場合は、OpenShift Container Platform ドキュメントの ノードの削除 手順に従ってください。
1.5.3.7.6. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- ゼロタッチプロビジョニングの詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの ネットワーク遠端のクラスター を参照してください。
- ベアメタルホストを使用するために必要なポートの詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの 帯域外管理 IP アドレスのポートアクセス を参照してください。
- ルートデバイスのヒントについては、OpenShift Container Platform ドキュメントの BareMetalHost 仕様 を参照してください。
- イメージプルシークレットの使用 を参照してください。
- オンプレミス環境の認証情報の作成 を参照してください。
- コンピュートマシンのスケーリングの詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの コンピュートマシンセットの手動によるスケーリング を参照してください。
- コンバージドフローの詳細は、デプロイメント後にマネージドクラスターが Pending 状態のままになる を参照してください。
- BMC 形式のアドレス指定の詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの BMC アドレス 指定を参照してください。
1.5.3.8. ホストインベントリーの管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールまたはコマンドラインインターフェイスを使用して、Agent リソースの編集、ホストインベントリーの管理、既存のホストの編集が可能です。
1.5.3.8.1. コンソールを使用したホストインベントリーの管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Discovery ISO で正常に起動した各ホストは、ホストインベントリーの行として表示されます。コンソールを使用してホストを編集および管理できます。ホストを手動で起動し、ベアメタル Operator の自動化を使用していない場合は、使用する前にコンソールでホストを承認する必要があります。OpenShift ノードとしてインストールできるホストが Available ステータスになっています。
1.5.3.8.2. コマンドラインインターフェイスを使用したホストインベントリーの管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Agent リソースは、各ホストを表します。Agent リソースで次のプロパティーを設定できます。
clusterDeploymentNameこのプロパティーは、クラスターにノードとしてインストールする場合に使用する
ClusterDeploymentの namespace および名前に設定します。任意:
roleクラスター内のホストのロールを設定します。使用できる値は、
master、worker、およびauto-assignです。デフォルト値はauto-assignです。hostnameホストのホスト名を設定します。ホストに有効なホスト名が自動的に割り当てられる場合は任意です (例: DHCP を使用)。
approvedホストを OpenShift ノードとしてインストールできるかどうかを示します。このプロパティーは、デフォルト値が
Falseのブール値です。ホストを手動で起動しており、ベアメタル Operator の自動化を使用していない場合は、ホストをインストールする前にこのプロパティーをTrueに設定する必要があります。installation_disk_idホストのインベントリーに表示されるインストールディスクの ID。
installerArgsホストの coreos-installer 引数のオーバーライドが含まれる JSON 形式の文字列。このプロパティーを使用して、カーネル引数を変更できます。構文例を以下に示します。
["--append-karg", "ip=192.0.2.2::192.0.2.254:255.255.255.0:core0.example.com:enp1s0:none", "--save-partindex", "4"]
["--append-karg", "ip=192.0.2.2::192.0.2.254:255.255.255.0:core0.example.com:enp1s0:none", "--save-partindex", "4"]Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ignitionConfigOverridesホストの Ignition 設定のオーバーライドが含まれる JSON 形式の文字列。このプロパティーを使用して、ignition を使用してファイルをホストに追加できます。構文例を以下に示します。
{"ignition": "version": "3.1.0"}, "storage": {"files": [{"path": "/tmp/example", "contents": {"source": "data:text/plain;base64,aGVscGltdHJhcHBlZGluYXN3YWdnZXJzcGVj"}}]}}{"ignition": "version": "3.1.0"}, "storage": {"files": [{"path": "/tmp/example", "contents": {"source": "data:text/plain;base64,aGVscGltdHJhcHBlZGluYXN3YWdnZXJzcGVj"}}]}}Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow nodeLabelsホストのインストール後にノードに適用されるラベルのリスト。
Agent リソースの status には、以下のプロパティーがあります。
roleクラスター内のホストのロールを設定します。これまでに
Agentリソースでroleをしたことがある場合は、その値がstatusに表示されます。inventoryホスト上で実行されているエージェントが検出するホストプロパティーが含まれます。
progressホストのインストールの進行状況。
ntpSourcesホストの設定済みの Network Time Protocol (NTP) ソース。
conditions次の標準 Kubernetes 条件 (
TrueまたはFalse値) が含まれます。-
SpecSynced: 指定されたすべてのプロパティーが正常に適用される場合は
True。何らかのエラーが発生した場合は、False。 -
Connected: インストールサービスへのエージェント接続が禁止されていない場合は
True。エージェントがしばらくの間インストールサービスに接続していない場合はFalse。 -
RequirementsMet: ホストがインストールを開始する準備ができている場合は
True。 -
Validated: すべてのホスト検証に合格した場合は
True。 -
installed: ホストが OpenShift ノードとしてインストールされている場合は
True。 -
Bound: ホストがクラスターにバインドされている場合は
True。 -
Cleanup:
Agentリソースの削除リクエストが失敗した場合はFalse。
-
SpecSynced: 指定されたすべてのプロパティーが正常に適用される場合は
debugInfoインストールログおよびイベントをダウンロードするための URL が含まれています。
validationsInfoホストの検出後にインストールが成功したことを確認するためにエージェントが実行する検証の情報が含まれます。値が
Falseの場合は、トラブルシューティングを行ってください。installation_disk_idホストのインベントリーに表示されるインストールディスクの ID。
1.5.3.8.3. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- ホストインベントリーへのアクセス を参照してください。
- coreos-installer install を参照してください。
1.5.4. クラスター作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マルチクラスターエンジン Operator を使用して、クラウドプロバイダー全体で Red Hat OpenShift Container Platform クラスターを作成する方法を説明します。
multicluster engine Operator は、OpenShift Container Platform で提供される Hive Operator を使用して、オンプレミスクラスターと Hosted Control Plane を除くすべてのプロバイダーのクラスターをプロビジョニングします。オンプレミスクラスターをプロビジョニングする場合、multicluster engine Operator は OpenShift Container Platform で提供される Central Infrastructure Management および Assisted Installer 機能を使用します。Hosted Control Plane のホステッドクラスターは、HyperShift Operator を使用してプロビジョニングされます。
- クラスター作成時の追加のマニフェストの設定
- Amazon Web Services でのクラスターの作成
- Amazon Web Services GovCloud でのクラスターの作成
- Microsoft Azure でのクラスターの作成
- Google Cloud Platform でのクラスターの作成
- VMware vSphere でのクラスターの作成
- Red Hat OpenStack Platform でのクラスターの作成
- Red Hat Virtualization でのクラスターの作成 (非推奨)
- オンプレミス環境でのクラスターの作成
- AgentClusterInstall プロキシーの設定
- Hosted Control Plane
1.5.4.1. CLI を使用したクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Multicluster engine for Kubernetes Operator は、内部の Hive コンポーネントを使用して Red Hat OpenShift Container Platform クラスターを作成します。クラスターの作成方法は、以下の情報を参照してください。
1.5.4.1.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターを作成する前に、clusterImageSets リポジトリーのクローンを作成し、ハブクラスターに適用する必要があります。以下の手順を参照してください。
次のコマンドを実行してクローンを作成します。ただし、
2.xは 2.5 に置き換えてください。git clone https://github.com/stolostron/acm-hive-openshift-releases.git cd acm-hive-openshift-releases git checkout origin/backplane-<2.x>
git clone https://github.com/stolostron/acm-hive-openshift-releases.git cd acm-hive-openshift-releases git checkout origin/backplane-<2.x>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、ハブクラスターに適用します。
find clusterImageSets/fast -type d -exec oc apply -f {} \; 2> /dev/nullfind clusterImageSets/fast -type d -exec oc apply -f {} \; 2> /dev/nullCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
クラスターを作成するときに、Red Hat OpenShift Container Platform リリースイメージを選択します。
注記: Nutanix プラットフォームを使用する場合は、ClusterImageSet リソースの releaseImage に x86_64 アーキテクチャーを使用し、visible のラベル値を 'true' に設定してください。以下の例を参照してください。
1.5.4.1.2. ClusterDeployment を使用してクラスターを作成する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ClusterDeployment は、クラスターのライフサイクルを制御するために使用される Hive カスタムリソースです。
Using Hive のドキュメントに従って ClusterDeployment カスタムリソースを作成し、個別のクラスターを作成します。
1.5.4.1.3. ClusterPool を使用してクラスターを作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ClusterPool は、複数のクラスターを作成するために使用される Hive カスタムリソースでもあります。
Cluster Pools のドキュメントに従って、Hive ClusterPool API でクラスターを作成します。
1.5.4.2. クラスター作成時の追加のマニフェストの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
追加の Kubernetes リソースマニフェストは、クラスター作成のインストールプロセス中に設定できます。これは、ネットワークの設定やロードバランサーの設定など、シナリオの追加マニフェストを設定する必要がある場合に役立ちます。
クラスターを作成する前に、追加のリソースマニフェストが含まれる ConfigMap を指定する ClusterDeployment リソースへの参照を追加する必要があります。
注記: ClusterDeployment リソースと ConfigMap は同じ namespace にある必要があります。以下の例で、どのような内容かを紹介しています。
リソースマニフェストを含む ConfigMap
ConfigMapリソースが別のマニフェストが含まれるConfigMap。リソースマニフェストのConfigMapには、data.<resource_name>\.yamlパターンに追加されたリソース設定が指定されたキーを複数含めることができます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow リソースマニフェスト
ConfigMapが参照される ClusterDeploymentリソースマニフェスト
ConfigMapはspec.provisioning.manifestsConfigMapRefで参照されます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.4.3. Amazon Web Services でのクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールを使用して、Amazon Web Services (AWS) 上に Red Hat OpenShift Container Platform クラスターを作成できます。
クラスターを作成する場合、作成プロセスでは、Hive リソースを使用して OpenShift Container Platform インストーラーを使用します。この手順の完了後にクラスターの作成について不明な点がある場合は、OpenShift Container Platform ドキュメントの AWS へのインストール でプロセスの詳細を確認してください。
1.5.4.3.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS でクラスターを作成する前に、以下の前提条件を確認してください。
- ハブクラスターをデプロイしている。
- AWS 認証情報がある。詳細は、Amazon Web Services の認証情報の作成 を参照してください。
- AWS で設定されたドメインがある。ドメインの設定方法は、AWS アカウントの設定 を参照してください。
- ユーザー名、パスワード、アクセスキー ID およびシークレットアクセスキーなど、Amazon Web Services (AWS) のログイン認証情報がある。Understanding and Getting Your Security Credentials を参照してください。
OpenShift Container Platform イメージのプルシークレットがある。イメージプルシークレットの使用 を参照してください。
注記: クラウドプロバイダーでクラウドプロバイダーのアクセスキーを変更する場合は、コンソールでクラウドプロバイダーの対応する認証情報を手動で更新する必要もあります。これは、マネージドクラスターがホストされ、マネージドクラスターの削除を試みるクラウドプロバイダーで認証情報の有効期限が切れる場合に必要です。
1.5.4.3.2. AWS クラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS クラスターの作成に関する次の重要な情報を参照してください。
-
クラスターを作成する前に情報を確認し、必要に応じてカスタマイズする場合は、YAML: On を選択して、パネルに
install-config.yamlファイルの内容を表示できます。更新がある場合は、カスタム設定で YAML ファイルを編集できます。 - クラスターを作成すると、コントローラーはクラスターとリソースの namespace を作成します。その namespace には、そのクラスターインスタンスのリソースのみを含めるようにしてください。
- クラスターを 破棄 すると、namespace とその中のすべてのリソースが削除されます。
-
クラスターを既存のクラスターセットに追加する場合は、そのクラスターセットで追加できる適切なパーミッションが必要です。クラスターの作成時に
cluster-admin権限がない場合に、clusterset-admin権限があるクラスターセットを選択する必要があります。 -
指定されたクラスターセットに対して適切なパーミッションがないと、クラスターの作成に失敗します。選択するクラスターセットがない場合には、クラスター管理者に連絡して、任意のクラスターセットへの
clusterset-admin権限を受け取ってください。 -
マネージドクラスターはすべて、マネージドクラスターセットに関連付けられている必要があります。マネージドクラスターを
ManagedClusterSetに割り当てない場合は、デフォルトのマネージドクラスターセットに自動的に追加されます。 - AWS アカウントで設定した、選択した認証情報に関連付けられているベース DNS ドメインがすでに存在する場合、その値がフィールドに入力されます。値は、上書きすると変更できます。この名前はクラスターのホスト名で使用されます。
- このリリースイメージで、クラスターの作成に使用される OpenShift Container Platform イメージのバージョンを特定します。利用可能なイメージのリストからイメージを選択します。使用したいイメージがない場合は、使用したいイメージの URL を入力します。
ノードプールには、コントロールプレーンプールとワーカープールが含まれます。コントロールプレーンノードは、クラスターアクティビティーの管理を共有します。情報には以下のフィールドが含まれます。
- region: ノードプールが必要なリージョンを指定します。
- CPU アーキテクチャー: マネージドクラスターのアーキテクチャータイプがハブクラスターのアーキテクチャーと同じでない場合は、プール内のマシンの命令セットアーキテクチャーの値を入力します。有効な値は amd64、ppc64le、s390x、および arm64 です。
- ゾーン: コントロールプレーンプールを実行する場所を指定します。より分散されているコントロールプレーンノードグループでは、リージョンで複数のゾーンを選択できます。ゾーンが近くにある場合はパフォーマンスの速度が向上しますが、ゾーンの距離が離れると、より分散されます。
- インスタンスタイプ: コントロールプレーンノードのインスタンスタイプを指定します。インスタンスの作成後にインスタンスのタイプやサイズを変更できます。
- ルートストレージ: クラスターに割り当てるルートストレージの量を指定します。
ワーカープールにワーカーノードを作成し、クラスターのコンテナーワークロードを実行できます。ワーカーノードは、1 つのワーカープールに属することも、複数のワーカープールに分散させることもできます。ワーカーノードが指定されていない場合は、コントロールプレーンノードもワーカーノードとして機能します。オプションの情報には以下のフィールドが含まれます。
- ゾーン: ワーカープールを実行する場所を指定します。より分散されているノードグループでは、リージョンで複数のゾーンを選択できます。ゾーンが近くにある場合はパフォーマンスの速度が向上しますが、ゾーンの距離が離れると、より分散されます。
- インスタンスタイプ: ワーカープールのインスタンスタイプを指定します。インスタンスの作成後にインスタンスのタイプやサイズを変更できます。
- ノード数: ワーカープールのノード数を指定します。ワーカープールを定義する場合にこの設定は必須です。
- ルートストレージ: ワーカープールに割り当てるルートストレージの量を指定します。ワーカープールを定義する場合にこの設定は必須です。
- クラスターにはネットワークの詳細が必要であり、IPv6 を使用するには複数のネットワークが必要です。Add network をクリックして、追加のネットワークを追加できます。
認証情報で提供されるプロキシー情報は、プロキシーフィールドに自動的に追加されます。情報をそのまま使用することも、上書きすることも、プロキシーを有効にする場合に情報を追加することもできます。次のリストには、プロキシーの作成に必要な情報が含まれています。
-
HTTP プロキシー:
HTTPトラフィックのプロキシーとして使用する URL を指定します。 -
HTTPS プロキシー:
HTTPSトラフィックに使用するセキュアなプロキシー URL を指定します。値の指定がない場合は、HTTP Proxy URLと同じ値がHTTPおよびHTTPSの両方に使用されます。 -
プロキシーサイトなし: プロキシーをバイパスする必要のあるサイトのコンマ区切りリスト。ドメイン名をピリオド (
.) で開始し、そのドメインにあるすべてのサブドメインを組み込みます。アステリスク (*) を追加し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。 - 追加の信頼バンドル: HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書。
-
HTTP プロキシー:
1.5.4.3.3. コンソールを使用したクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
新しいクラスターを作成するには、次の手順を参照してください。代わりに既存のクラスターを インポート する場合は、クラスターのインポート を参照してください。
注記: クラスターのインポートには、クラスターの詳細で提示された oc コマンドを実行する必要はありません。クラスターを作成すると、multicluster engine Operator で管理されるように自動的に設定されます。
- Infrastructure > Clusters に移動します。
- Clusters ページで、以下を実行します。Cluster > Create cluster をクリックし、コンソールで手順を完了します。
- 任意: コンソールに情報を入力するときにコンテンツの更新を表示するには、YAML: On を選択します。
認証情報を作成する必要がある場合は、Amazon Web Services の認証情報の作成 を参照してください。
クラスターの名前はクラスターのホスト名で使用されます。
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes を使用しており、マネージドクラスターの klusterlet を特定のノードで実行するように設定する場合は、オプション: 特定のノードで実行するように klusterlet を設定する で必要な手順を参照してください。
1.5.4.3.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- AWS プライベート設定情報は、AWS GovCloud クラスターの作成時に使用されます。その環境での クラスターの作成は、Amazon Web Services GovCloud でのクラスターの作成 を参照してください。
- 詳細は、AWS アカウントの設定 を参照してください。
- リリースイメージの詳細については、リリースイメージ を参照してください。
- サポートされているインスタントタイプの詳細は、AWS 汎用インスタンス などのクラウドプロバイダーのサイトにアクセスしてください。
1.5.4.4. Amazon Web Services GovCloud でのクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用して、Amazon Web Services (AWS) または AWS GovCloud で Red Hat OpenShift Container Platform クラスターを作成できます。この手順では、AWS GovCloud でクラスターを作成する方法を説明します。AWS でクラスターを作成する手順は、Amazon Web Services でのクラスターの作成 を参照してください。
AWS GovCloud は、政府のドキュメントをクラウドに保存するために必要な追加の要件を満たすクラウドサービスを提供します。AWS GovCloud でクラスターを作成する場合、環境を準備するために追加の手順を実行する必要があります。
クラスターを作成する場合、作成プロセスでは、Hive リソースを使用して OpenShift Container Platform インストーラーを使用します。この手順の完了後にクラスターの作成について不明な点がある場合は、OpenShift Container Platform ドキュメントの AWS の government リージョンへのクラスターのインストール を参照して、プロセスの詳細を確認してください。以下のセクションでは、AWS GovCloud でクラスターを作成する手順を説明します。
1.5.4.4.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS GovCloud クラスターを作成する前に、以下の前提条件を満たす必要があります。
- ユーザー名、パスワード、アクセスキー ID、およびシークレットアクセスキーなどの AWS ログイン認証情報が必要です。Understanding and Getting Your Security Credentials を参照してください。
- AWS 認証情報がある。詳細は、Amazon Web Services の認証情報の作成 を参照してください。
- AWS で設定されたドメインがある。ドメインの設定方法は、AWS アカウントの設定 を参照してください。
- OpenShift Container Platform イメージのプルシークレットがある。イメージプルシークレットの使用 を参照してください。
- ハブクラスター用の既存の Red Hat OpenShift Container Platform クラスターを備えた Amazon Virtual Private Cloud (VPC) が必要です。この VPC は、マネージドクラスターリソースまたはマネージドクラスターサービスエンドポイントに使用される VPC とは異なる必要があります。
- マネージドクラスターリソースがデプロイされる VPC が必要です。これは、ハブクラスターまたはマネージドクラスターサービスエンドポイントに使用される VPC と同じにすることはできません。
- マネージドクラスターサービスエンドポイントを提供する 1 つ以上の VPC が必要です。これは、ハブクラスターまたはマネージドクラスターリソースに使用される VPC と同じにすることはできません。
- Classless Inter-Domain Routing (CIDR) によって指定される VPC の IP アドレスが重複しないようにしてください。
-
Hive namespace 内で認証情報を参照する
HiveConfigカスタムリソースが必要です。このカスタムリソースは、マネージドクラスターサービスエンドポイント用に作成した VPC でリソースを作成するためにアクセスできる必要があります。
注記: クラウドプロバイダーでクラウドプロバイダーのアクセスキーを変更する場合は、multicluster engine Operator コンソールでクラウドプロバイダーの対応する認証情報を手動で更新する必要もあります。これは、マネージドクラスターがホストされ、マネージドクラスターの削除を試みるクラウドプロバイダーで認証情報の有効期限が切れる場合に必要です。
1.5.4.4.2. Hive を AWS GovCloud にデプロイするように設定します。 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS GovCloud でのクラスターの作成は、標準の AWS でクラスターを作成することとほぼ同じですが、AWS GovCloud でクラスターの AWS PrivateLink を準備するために追加の手順を実行する必要があります。
1.5.4.4.2.1. リソースおよびエンドポイントの VPC の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
前提条件に記載されているように、ハブクラスターが含まれる VPC に加えて、2 つの VPC が必要です。VPC を作成する具体的な手順は、Amazon Web Services ドキュメントの VPC の作成 を参照してください。
- プライベートサブネットを使用してマネージドクラスターの VPC を作成します。
- プライベートサブネットを使用して、マネージドクラスターサービスエンドポイントの 1 つ以上の VPC を作成します。リージョンの各 VPC には 255 VPC エンドポイントの制限があるため、そのリージョン内の 255 を超えるクラスターをサポートするには、複数の VPC が必要です。
各 VPC について、リージョンのサポートされるすべてのアベイラビリティーゾーンにサブネットを作成します。コントローラーの要件があるため、各サブネットには少なくとも 255 以上の使用可能な IP アドレスが必要です。
以下の例は、
us-gov-east-1リージョンに 6 つのアベイラビリティーゾーンを持つ VPC のサブネットを設定する方法を示しています。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - すべてのハブクラスター (ハブクラスター VPC) に、ピアリング、転送ゲートウェイ、およびすべての DNS 設定が有効になっている VPC エンドポイント用に作成した VPC へのネットワーク接続があることを確認します。
- AWS GovCloud 接続に必要な AWS PrivateLink の DNS 設定を解決するために必要な VPC のリストを収集します。これには、少なくとも設定中の multicluster engine Operator インスタンスの VPC を含めます。さまざまな Hive コントローラーが存在するすべての VPC のリストを含めることもできます。
1.5.4.4.2.2. VPC エンドポイントのセキュリティーグループの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS の各 VPC エンドポイントには、エンドポイントへのアクセスを制御するためにセキュリティーグループが割り当てられます。Hive が VPC エンドポイントを作成する場合、セキュリティーグループは指定しません。VPC のデフォルトのセキュリティーグループは VPC エンドポイントに割り当てられます。VPC のデフォルトのセキュリティーグループには、VPC エンドポイントが Hive インストーラー Pod から作成されるトラフィックを許可するルールが必要です。詳細は、AWS ドキュメントの エンドポイントポリシーを使用した VPC エンドポイントへのアクセスの制御 を参照してください。
たとえば、Hive が hive-vpc (10.1.0.0/16) で実行されている場合は、VPC エンドポイントが作成される VPC のデフォルトセキュリティーグループに、10.1.0.0/16 からのイングレスを許可するルールが必要です。
1.5.4.4.2.3. AWS PrivateLink の権限の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS PrivateLink を設定するには、複数の認証情報が必要です。これらの認証情報に必要な権限は、認証情報のタイプによって異なります。
ClusterDeployment の認証情報には、以下の権限が必要です。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow エンドポイント VPC アカウントの HiveConfig の認証情報
.spec.awsPrivateLink.credentialsSecretRefには、以下の権限が必要です。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow VPC をプライベートホストゾーンに関連付けるために
HiveConfigカスタムリソースに指定された認証情報 (.spec.awsPrivateLink.associatedVPCs[$idx].credentialsSecretRef)。VPC が置かれているアカウントには、以下の権限が必要です。route53:AssociateVPCWithHostedZone route53:DisassociateVPCFromHostedZone ec2:DescribeVPCs
route53:AssociateVPCWithHostedZone route53:DisassociateVPCFromHostedZone ec2:DescribeVPCsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
ハブクラスターの Hive namespace 内に認証情報シークレットがあることを確認します。
HiveConfig カスタムリソースは、特定の提供される VPC でリソースを作成する権限を持つ Hive namespace 内で認証情報を参照する必要があります。AWS GovCloud での AWS クラスターのプロビジョニングに使用する認証情報がすでに Hive namespace にある場合は、別の認証情報を作成する必要はありません。AWS GovCloud での AWS クラスターのプロビジョニングに使用する認証情報がまだ Hive namespace にない場合、現在の認証情報を置き換えるか、Hive namespace に追加の認証情報を作成できます。
HiveConfig カスタムリソースには、以下の内容が含まれている必要があります。
- 指定された VPC のリソースをプロビジョニングするために必要な権限を持つ AWS GovCloud 認証情報。
OpenShift Container Platform クラスターインストールの VPC のアドレス、およびマネージドクラスターのサービスエンドポイント。
ベストプラクティス: OpenShift Container Platform クラスターのインストールおよびサービスエンドポイントに異なる VPC を使用します。
以下の例は、認証情報の内容を示しています。
AWS PrivateLink が endpointVPCInventory 一覧でサポートされているすべてのリージョンから VPC を含めることができます。コントローラーは、ClusterDeployment の要件を満たす VPC を選択します。
詳細は、Hive ドキュメント を参照してください。
1.5.4.4.3. コンソールを使用したクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールからクラスターを作成するには、Infrastructure > Clusters > Create cluster AWS > Standalone に移動して、コンソールで手順を実行します。
注記: この手順では、クラスターを作成します。既存のクラスターをインポートする場合は、クラスターのインポート でインポート手順を参照してください。
AWS GovCloud クラスターを作成する場合、選択する認証情報は AWS GovCloud リージョンのリソースにアクセスできる必要があります。クラスターをデプロイするために必要な権限を持つ場合は、Hive namespace にある AWS GovCloud シークレットを使用できます。コンソールに既存の認証情報が表示されます。認証情報を作成する必要がある場合は、Amazon Web Services の認証情報の作成 を参照してください。
クラスターの名前はクラスターのホスト名で使用されます。
重要: クラスターを作成すると、コントローラーはクラスターとそのリソースの namespace を作成します。その namespace には、そのクラスターインスタンスのリソースのみを含めるようにしてください。クラスターを破棄すると、namespace とその中のすべてのリソースが削除されます。
ヒント: YAML: On を選択すると、コンソールに情報を入力する際にコンテンツの更新が表示されます。
クラスターを既存のクラスターセットに追加する場合は、そのクラスターセットで追加できる適切なパーミッションが必要です。クラスターの作成時に cluster-admin 権限がない場合に、clusterset-admin 権限があるクラスターセットを選択する必要があります。指定されたクラスターセットに対して適切なパーミッションがないと、クラスターの作成に失敗します。選択するクラスターセットがない場合には、クラスター管理者に連絡して、任意のクラスターセットへの clusterset-admin 権限を受け取ってください。
マネージドクラスターはすべて、マネージドクラスターセットに関連付けられている必要があります。マネージドクラスターを ManagedClusterSet に割り当てない場合は、デフォルト のマネージドクラスターセットに自動的に追加されます。
AWS または AWS GovCloud アカウントで設定した、選択した認証情報に関連付けられているベース DNS ドメインがすでに存在する場合、その値がフィールドに入力されます。値は、上書きすると変更できます。この名前はクラスターのホスト名で使用されます。詳細は、AWS アカウントの設定 を参照してください。
このリリースイメージで、クラスターの作成に使用される OpenShift Container Platform イメージのバージョンを特定します。使用するバージョンが利用可能な場合は、イメージの一覧からイメージを選択できます。標準イメージ以外のイメージを使用する場合は、使用するイメージの URL を入力できます。リリースイメージの詳細は、リリースイメージ を参照してください。
ノードプールには、コントロールプレーンプールとワーカープールが含まれます。コントロールプレーンノードは、クラスターアクティビティーの管理を共有します。情報には以下のフィールドが含まれます。
-
リージョン: クラスターリソースを作成するリージョン。AWS GovCloud プロバイダーでクラスターを作成する場合、ノードプールの AWS GovCloud リージョンを含める必要があります。たとえば、
us-gov-west-1です。 - CPU アーキテクチャー: マネージドクラスターのアーキテクチャータイプがハブクラスターのアーキテクチャーと同じでない場合は、プール内のマシンの命令セットアーキテクチャーの値を入力します。有効な値は amd64、ppc64le、s390x、および arm64 です。
- ゾーン: コントロールプレーンプールを実行する場所を指定します。より分散されているコントロールプレーンノードグループでは、リージョンで複数のゾーンを選択できます。ゾーンが近くにある場合はパフォーマンスの速度が向上しますが、ゾーンの距離が離れると、より分散されます。
- インスタンスタイプ: コントロールプレーンノードのインスタンスタイプを指定します。これは、以前に指定した CPU アーキテクチャー と同じにする必要があります。インスタンスの作成後にインスタンスのタイプやサイズを変更できます。
- ルートストレージ: クラスターに割り当てるルートストレージの量を指定します。
ワーカープールにワーカーノードを作成し、クラスターのコンテナーワークロードを実行できます。ワーカーノードは、1 つのワーカープールに属することも、複数のワーカープールに分散させることもできます。ワーカーノードが指定されていない場合は、コントロールプレーンノードもワーカーノードとして機能します。オプションの情報には以下のフィールドが含まれます。
- プール名: プールの一意の名前を指定します。
- ゾーン: ワーカープールを実行する場所を指定します。より分散されているノードグループでは、リージョンで複数のゾーンを選択できます。ゾーンが近くにある場合はパフォーマンスの速度が向上しますが、ゾーンの距離が離れると、より分散されます。
- インスタンスタイプ: ワーカープールのインスタンスタイプを指定します。インスタンスの作成後にインスタンスのタイプやサイズを変更できます。
- ノード数: ワーカープールのノード数を指定します。ワーカープールを定義する場合にこの設定は必須です。
- ルートストレージ: ワーカープールに割り当てるルートストレージの量を指定します。ワーカープールを定義する場合にこの設定は必須です。
クラスターにはネットワークの詳細が必要であり、IPv6 を使用するには複数のネットワークが必要です。AWS GovCloud クラスターの場合は、Machine CIDR フィールドに Hive VPC のアドレスのブロックの値を入力します。Add network をクリックして、追加のネットワークを追加できます。
認証情報で提供されるプロキシー情報は、プロキシーフィールドに自動的に追加されます。情報をそのまま使用することも、上書きすることも、プロキシーを有効にする場合に情報を追加することもできます。次のリストには、プロキシーの作成に必要な情報が含まれています。
-
HTTP プロキシー URL:
HTTPトラフィックのプロキシーとして使用する URL を指定します。 -
HTTPS プロキシー URL:
HTTPSトラフィックに使用するセキュアなプロキシー URL を指定します。値の指定がない場合は、HTTP Proxy URLと同じ値がHTTPおよびHTTPSの両方に使用されます。 -
プロキシードメインなし: プロキシーをバイパスする必要のあるドメインのコンマ区切りリスト。ドメイン名をピリオド (
.) で開始し、そのドメインにあるすべてのサブドメインを組み込みます。アステリスク (*) を追加し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。 - 追加の信頼バンドル: HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書。
AWS GovCloud クラスターを作成するか、プライベート環境を使用する場合は、AMI ID およびサブネット値を使用して、AWS プライベート設定 ページのフィールドに入力します。ClusterDeployment.yaml ファイルで spec:platform:aws:privateLink:enabled の値が true に設定されていることを確認します。これは、Use private configuration を選択すると自動的に設定されます。
クラスターを作成する前に情報を確認し、必要に応じてカスタマイズする場合は、YAML: On を選択して、パネルに install-config.yaml ファイルの内容を表示できます。更新がある場合は、カスタム設定で YAML ファイルを編集できます。
注記: クラスターのインポートには、クラスターの詳細で提示された oc コマンドを実行する必要はありません。クラスターを作成すると、そのクラスターは multicluster engine for Kubernetes Operator の管理下で自動的に設定されます。
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes を使用しており、マネージドクラスターの klusterlet を特定のノードで実行するように設定する場合は、オプション: 特定のノードで実行するように klusterlet を設定する で必要な手順を参照してください。
クラスターにアクセスする 手順は、クラスターへのアクセスに進みます。
1.5.4.5. Microsoft Azure でのクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールを使用して、Microsoft Azure または Microsoft Azure Government に Red Hat OpenShift Container Platform クラスターをデプロイできます。
クラスターを作成する場合、作成プロセスでは、Hive リソースを使用して OpenShift Container Platform インストーラーを使用します。この手順の完了後にクラスターの作成について不明な点がある場合は、OpenShift Container Platform ドキュメントの Azure へのインストール でプロセスの詳細を確認してください。
1.5.4.5.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Azure でクラスターを作成する前に、以下の前提条件を確認してください。
- ハブクラスターをデプロイしている。
- Azure 認証情報がある。詳細は、Microsoft Azure の認証情報の作成 を参照してください。
- Azure または Azure Government に設定済みドメインがある。ドメイン設定の方法は、Configuring a custom domain name for an Azure cloud service を参照してください。
- ユーザー名とパスワードなどの Azure ログイン認証情報がある。Microsoft Azure Portal を参照してください。
-
clientId、clientSecretおよびtenantIdなどの Azure サービスプリンシパルがある。azure.microsoft.com を参照してください。 - OpenShift Container Platform イメージプルシークレットがある。イメージプルシークレットの使用 を参照してください。
注記: クラウドプロバイダーでクラウドプロバイダーのアクセスキーを変更する場合は、multicluster engine Operator のコンソールでクラウドプロバイダーの対応する認証情報を手動で更新する必要もあります。これは、マネージドクラスターがホストされ、マネージドクラスターの削除を試みるクラウドプロバイダーで認証情報の有効期限が切れる場合に必要です。
1.5.4.5.2. コンソールを使用したクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールからクラスターを作成するには、Infrastructure > Clusters に移動します。Clusters ページで、Create cluster をクリックし、コンソールの手順を実行します。
注記: この手順では、クラスターを作成します。既存のクラスターをインポートする場合は、クラスターのインポート でインポート手順を参照してください。
認証情報を作成する必要がある場合は、Microsoft Azure の認証情報の作成 に記載される詳細を参照してください。
クラスターの名前はクラスターのホスト名で使用されます。
重要: クラスターを作成すると、コントローラーはクラスターとそのリソースの namespace を作成します。その namespace には、そのクラスターインスタンスのリソースのみを含めるようにしてください。クラスターを破棄すると、namespace とその中のすべてのリソースが削除されます。
ヒント: YAML: On を選択すると、コンソールに情報を入力する際にコンテンツの更新が表示されます。
クラスターを既存のクラスターセットに追加する場合は、そのクラスターセットで追加できる適切なパーミッションが必要です。クラスターの作成時に cluster-admin 権限がない場合に、clusterset-admin 権限があるクラスターセットを選択する必要があります。指定されたクラスターセットに対して適切なパーミッションがないと、クラスターの作成に失敗します。選択するクラスターセットがない場合には、クラスター管理者に連絡して、任意のクラスターセットへの clusterset-admin 権限を受け取ってください。
マネージドクラスターはすべて、マネージドクラスターセットに関連付けられている必要があります。マネージドクラスターを ManagedClusterSet に割り当てない場合は、デフォルト のマネージドクラスターセットに自動的に追加されます。
Azure アカウントで設定した、選択した認証情報に関連付けられているベース DNS ドメインがすでに存在する場合、その値がフィールドに入力されます。値は、上書きすると変更できます。詳細は、Configuring a custom domain name for an Azure cloud service を参照してください。この名前はクラスターのホスト名で使用されます。
このリリースイメージで、クラスターの作成に使用される OpenShift Container Platform イメージのバージョンを特定します。使用するバージョンが利用可能な場合は、イメージの一覧からイメージを選択できます。標準イメージ以外のイメージを使用する場合は、使用するイメージの URL を入力できます。リリースイメージの詳細は、リリースイメージ を参照してください。
ノードプールには、コントロールプレーンプールとワーカープールが含まれます。コントロールプレーンノードは、クラスターアクティビティーの管理を共有します。この情報には、次のオプションフィールドが含まれます。
- リージョン: ノードプールを実行するリージョンを指定します。より分散されているコントロールプレーンノードグループでは、リージョンで複数のゾーンを選択できます。ゾーンが近くにある場合はパフォーマンスの速度が向上しますが、ゾーンの距離が離れると、より分散されます。
- CPU アーキテクチャー: マネージドクラスターのアーキテクチャータイプがハブクラスターのアーキテクチャーと同じでない場合は、プール内のマシンの命令セットアーキテクチャーの値を入力します。有効な値は amd64、ppc64le、s390x、および arm64 です。
クラスターの作成後に、コントロールプレーンプールのタイプおよびルートストレージの割り当て (必須) を変更できます。
ワーカープールに 1 つまたは複数のワーカーノードを作成し、クラスターのコンテナーワークロードを実行できます。ワーカーノードは、1 つのワーカープールに属することも、複数のワーカープールに分散させることもできます。ワーカーノードが指定されていない場合は、コントロールプレーンノードもワーカーノードとして機能します。情報には以下のフィールドが含まれます。
- ゾーン: ワーカープールを実行することを指定します。より分散されているノードグループでは、リージョンで複数のゾーンを選択できます。ゾーンが近くにある場合はパフォーマンスの速度が向上しますが、ゾーンの距離が離れると、より分散されます。
- インスタンスタイプ: インスタンスのタイプとサイズは、作成後に変更できます。
Add network をクリックして、追加のネットワークを追加できます。IPv6 アドレスを使用している場合は、複数のネットワークが必要です。
認証情報で提供されるプロキシー情報は、プロキシーフィールドに自動的に追加されます。情報をそのまま使用することも、上書きすることも、プロキシーを有効にする場合に情報を追加することもできます。次のリストには、プロキシーの作成に必要な情報が含まれています。
-
HTTP プロキシー:
HTTPトラフィックのプロキシーとして使用する URL。 -
HTTPS プロキシー:
HTTPSトラフィックに使用するセキュアなプロキシー URL。値の指定がない場合は、HTTP Proxy URLと同じ値がHTTPおよびHTTPSの両方に使用されます。 -
プロキシーなし: プロキシーをバイパスする必要のあるドメインのコンマ区切りリスト。ドメイン名をピリオド (
.) で開始し、そのドメインにあるすべてのサブドメインを組み込みます。アステリスク (*) を追加し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。 - 追加の信頼バンドル: HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書。
クラスターを作成する前に情報を確認し、必要に応じてカスタマイズする場合は、YAML スイッチをクリックして On にすると、パネルに install-config.yaml ファイルの内容が表示されます。更新がある場合は、カスタム設定で YAML ファイルを編集できます。
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes を使用しており、マネージドクラスターの klusterlet を特定のノードで実行するように設定する場合は、オプション: 特定のノードで実行するように klusterlet を設定する で必要な手順を参照してください。
注記: クラスターのインポートには、クラスターの詳細で提示された oc コマンドを実行する必要はありません。クラスターを作成すると、multicluster engine Operator で管理されるように自動的に設定されます。
クラスターにアクセスする 手順は、クラスターへのアクセスに進みます。
1.5.4.6. Google Cloud Platform でのクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Google Cloud Platform (GCP) で Red Hat OpenShift Container Platform クラスターを作成する手順に従います。GCP の詳細は、Google Cloud Platform を参照してください。
クラスターを作成する場合、作成プロセスでは、Hive リソースを使用して OpenShift Container Platform インストーラーを使用します。この手順の完了後にクラスターの作成について不明な点がある場合は、OpenShift Container Platform ドキュメントの GCP へのインストール でプロセスの詳細を確認してください。
1.5.4.6.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
GCP でクラスターを作成する前に、次の前提条件を確認してください。
- ハブクラスターをデプロイしている。
- GCP 認証情報がある。詳細は、Google Cloud Platform の認証情報の作成 を参照してください。
- GCP に設定済みのドメインがある。ドメインの設定方法は、Setting up a custom domain を参照してください。
- ユーザー名とパスワードを含む GCP ログイン認証情報がある。
- OpenShift Container Platform イメージのプルシークレットがある。イメージプルシークレットの使用 を参照してください。
注記: クラウドプロバイダーでクラウドプロバイダーのアクセスキーを変更する場合は、multicluster engine Operator のコンソールでクラウドプロバイダーの対応する認証情報を手動で更新する必要もあります。これは、マネージドクラスターがホストされ、マネージドクラスターの削除を試みるクラウドプロバイダーで認証情報の有効期限が切れる場合に必要です。
1.5.4.6.2. コンソールを使用したクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールからクラスターを作成するには、Infrastructure > Clusters に移動します。Clusters ページで、Create cluster をクリックし、コンソールの手順を実行します。
注記: この手順では、クラスターを作成します。既存のクラスターをインポートする場合は、クラスターのインポート でインポート手順を参照してください。
認証情報を作成する必要がある場合は、Google Cloud Platform の認証情報の作成 を参照してください。
クラスターの名前はクラスターのホスト名で使用されます。GCP クラスターの命名に適用される制限がいくつかあります。この制限には、名前を goog で開始しないことや、名前に google に類似する文字および数字のグループが含まれないことなどがあります。制限の完全な一覧は、Bucket naming guidelines を参照してください。
重要: クラスターを作成すると、コントローラーはクラスターとそのリソースの namespace を作成します。その namespace には、そのクラスターインスタンスのリソースのみを含めるようにしてください。クラスターを破棄すると、namespace とその中のすべてのリソースが削除されます。
ヒント: YAML: On を選択すると、コンソールに情報を入力する際にコンテンツの更新が表示されます。
クラスターを既存のクラスターセットに追加する場合は、そのクラスターセットで追加できる適切なパーミッションが必要です。クラスターの作成時に cluster-admin 権限がない場合に、clusterset-admin 権限があるクラスターセットを選択する必要があります。指定されたクラスターセットに対して適切なパーミッションがないと、クラスターの作成に失敗します。選択するクラスターセットがない場合には、クラスター管理者に連絡して、任意のクラスターセットへの clusterset-admin 権限を受け取ってください。
マネージドクラスターはすべて、マネージドクラスターセットに関連付けられている必要があります。マネージドクラスターを ManagedClusterSet に割り当てない場合は、デフォルト のマネージドクラスターセットに自動的に追加されます。
選択した GCP アカウントの認証情報に関連付けられているベース DNS ドメインがすでに存在する場合、その値がフィールドに入力されます。値は、上書きすると変更できます。詳細は、Setting up a custom domain を参照してください。この名前はクラスターのホスト名で使用されます。
このリリースイメージで、クラスターの作成に使用される OpenShift Container Platform イメージのバージョンを特定します。使用するバージョンが利用可能な場合は、イメージの一覧からイメージを選択できます。標準イメージ以外のイメージを使用する場合は、使用するイメージの URL を入力できます。リリースイメージの詳細は、リリースイメージ を参照してください。
ノードプールには、コントロールプレーンプールとワーカープールが含まれます。コントロールプレーンノードは、クラスターアクティビティーの管理を共有します。情報には以下のフィールドが含まれます。
- リージョン: コントロールプレーンプールを実行するリージョンを指定します。リージョンが近くにある場合はパフォーマンスの速度が向上しますが、リージョンの距離が離れると、より分散されます。
- CPU アーキテクチャー: マネージドクラスターのアーキテクチャータイプがハブクラスターのアーキテクチャーと同じでない場合は、プール内のマシンの命令セットアーキテクチャーの値を入力します。有効な値は amd64、ppc64le、s390x、および arm64 です。
コントロールプレーンプールのインスタンスタイプを指定できます。インスタンスの作成後にインスタンスのタイプやサイズを変更できます。
ワーカープールに 1 つまたは複数のワーカーノードを作成し、クラスターのコンテナーワークロードを実行できます。ワーカーノードは、1 つのワーカープールに属することも、複数のワーカープールに分散させることもできます。ワーカーノードが指定されていない場合は、コントロールプレーンノードもワーカーノードとして機能します。情報には以下のフィールドが含まれます。
- インスタンスタイプ: インスタンスのタイプとサイズは、作成後に変更できます。
- ノード数: ワーカープールを定義するときに必要な設定です。
ネットワークの詳細が必要であり、IPv6 アドレスを使用するには複数のネットワークが必要です。Add network をクリックして、追加のネットワークを追加できます。
認証情報で提供されるプロキシー情報は、プロキシーフィールドに自動的に追加されます。情報をそのまま使用することも、上書きすることも、プロキシーを有効にする場合に情報を追加することもできます。次のリストには、プロキシーの作成に必要な情報が含まれています。
-
HTTP プロキシー:
HTTPトラフィックのプロキシーとして使用する URL。 -
HTTPS プロキシー:
HTTPSトラフィックに使用するセキュアなプロキシー URL。値の指定がない場合は、HTTP Proxy URLと同じ値がHTTPおよびHTTPSの両方に使用されます。 -
プロキシーサイトなし: プロキシーをバイパスする必要のあるサイトのコンマ区切りリスト。ドメイン名をピリオド (
.) で開始し、そのドメインにあるすべてのサブドメインを組み込みます。アステリスク (*) を追加し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。 - 追加の信頼バンドル: HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書。
クラスターを作成する前に情報を確認し、必要に応じてカスタマイズする場合は、YAML: On を選択して、パネルに install-config.yaml ファイルの内容を表示できます。更新がある場合は、カスタム設定で YAML ファイルを編集できます。
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes を使用しており、マネージドクラスターの klusterlet を特定のノードで実行するように設定する場合は、オプション: 特定のノードで実行するように klusterlet を設定する で必要な手順を参照してください。
注記: クラスターのインポートには、クラスターの詳細で提示された oc コマンドを実行する必要はありません。クラスターを作成すると、multicluster engine Operator で管理されるように自動的に設定されます。
クラスターにアクセスする 手順は、クラスターへのアクセスに進みます。
1.5.4.7. VMware vSphere でのクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールを使用して、VMware vSphere に Red Hat OpenShift Container Platform クラスターをデプロイできます。
クラスターを作成する場合、作成プロセスでは、Hive リソースを使用して OpenShift Container Platform インストーラーを使用します。この手順の完了後にクラスターの作成について不明な点がある場合は、OpenShift Container Platform ドキュメントの vSphere へのインストール でプロセスの詳細を確認してください。
1.5.4.7.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
vSphere でクラスターを作成する前に、次の前提条件を確認してください。
- OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降にデプロイされたハブクラスターがある。
- vSphere 認証情報がある。詳細は、VMware vSphere の認証情報の作成 を参照してください。
- OpenShift Container Platform イメージプルシークレットがある。イメージプルシークレットの使用 を参照してください。
デプロイする VMware インスタンスについて、以下の情報がある。
- API および Ingress インスタンスに必要な静的 IP アドレス
以下の DNS レコード。
次の API ベースドメインは静的 API VIP を指す必要があります。
api.<cluster_name>.<base_domain>
api.<cluster_name>.<base_domain>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のアプリケーションベースドメインは、Ingress VIP の静的 IP アドレスを指す必要があります。
*.apps.<cluster_name>.<base_domain>
*.apps.<cluster_name>.<base_domain>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.4.7.2. コンソールを使用したクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールからクラスターを作成するには、Infrastructure > Clusters に移動します。Clusters ページで、Create cluster をクリックし、コンソールの手順を実行します。
注記: この手順では、クラスターを作成します。既存のクラスターをインポートする場合は、クラスターのインポート でインポート手順を参照してください。
認証情報を作成する必要がある場合は、認証情報の作成の詳細について、VMware vSphere の認証情報の作成 を参照してください。
クラスターの名前はクラスターのホスト名で使用されます。
重要: クラスターを作成すると、コントローラーはクラスターとそのリソースの namespace を作成します。その namespace には、そのクラスターインスタンスのリソースのみを含めるようにしてください。クラスターを破棄すると、namespace とその中のすべてのリソースが削除されます。
ヒント: YAML: On を選択すると、コンソールに情報を入力する際にコンテンツの更新が表示されます。
クラスターを既存のクラスターセットに追加する場合は、そのクラスターセットで追加できる適切なパーミッションが必要です。クラスターの作成時に cluster-admin 権限がない場合に、clusterset-admin 権限があるクラスターセットを選択する必要があります。指定されたクラスターセットに対して適切なパーミッションがないと、クラスターの作成に失敗します。選択するクラスターセットがない場合には、クラスター管理者に連絡して、任意のクラスターセットへの clusterset-admin 権限を受け取ってください。
マネージドクラスターはすべて、マネージドクラスターセットに関連付けられている必要があります。マネージドクラスターを ManagedClusterSet に割り当てない場合は、デフォルト のマネージドクラスターセットに自動的に追加されます。
vSphere アカウントで設定した、選択した認証情報に関連付けられているベースドメインがすでに存在する場合、その値がフィールドに入力されます。値は、上書きすると変更できます。詳細は、カスタマイズによる vSphere へのクラスターのインストール を参照してください。値は、要件セクションに記載されている DNS レコードの作成に使用した名前と一致させる必要があります。この名前はクラスターのホスト名で使用されます。
このリリースイメージで、クラスターの作成に使用される OpenShift Container Platform イメージのバージョンを特定します。使用するバージョンが利用可能な場合は、イメージの一覧からイメージを選択できます。標準イメージ以外のイメージを使用する場合は、使用するイメージの URL を入力できます。リリースイメージの詳細については、リリースイメージ を参照してください。
注記: OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降のリリースイメージがサポートされています。
ノードプールには、コントロールプレーンプールとワーカープールが含まれます。コントロールプレーンノードは、クラスターアクティビティーの管理を共有します。この情報には、CPU アーキテクチャー フィールドが含まれます。次のフィールドの説明を表示します。
- CPU アーキテクチャー: マネージドクラスターのアーキテクチャータイプがハブクラスターのアーキテクチャーと同じでない場合は、プール内のマシンの命令セットアーキテクチャーの値を入力します。有効な値は amd64、ppc64le、s390x、および arm64 です。
ワーカープールに 1 つまたは複数のワーカーノードを作成し、クラスターのコンテナーワークロードを実行できます。ワーカーノードは、1 つのワーカープールに属することも、複数のワーカープールに分散させることもできます。ワーカーノードが指定されていない場合は、コントロールプレーンノードもワーカーノードとして機能します。この情報には、ソケットあたりのコア数、CPU、Memory_min MiB、GiB 単位の _Disk サイズ、および ノード数 が含まれます。
ネットワーク情報が必要です。IPv6 を使用するには、複数のネットワークが必要です。必要なネットワーク情報の一部は、次のフィールドに含まれています。
- vSphere ネットワーク名: VMware vSphere ネットワーク名を指定します。
API VIP: 内部 API 通信に使用する IP アドレスを指定します。
注記: 値は、要件セクションに記載されている DNS レコードの作成に使用した名前と一致させる必要があります。指定しない場合は、DNS を事前設定して
api.が正しく解決されるようにします。Ingress VIP: Ingress トラフィックに使用する IP アドレスを指定します。
注記: 値は、要件セクションに記載されている DNS レコードの作成に使用した名前と一致させる必要があります。指定しない場合は、DNS を事前設定して
test.apps.が正しく解決されるようにします。
Add network をクリックして、追加のネットワークを追加できます。IPv6 アドレスを使用している場合は、複数のネットワークが必要です。
認証情報で提供されるプロキシー情報は、プロキシーフィールドに自動的に追加されます。情報をそのまま使用することも、上書きすることも、プロキシーを有効にする場合に情報を追加することもできます。次のリストには、プロキシーの作成に必要な情報が含まれています。
-
HTTP プロキシー:
HTTPトラフィックのプロキシーとして使用する URL を指定します。 -
HTTPS プロキシー:
HTTPSトラフィックに使用するセキュアなプロキシー URL を指定します。値の指定がない場合は、HTTP Proxy URLと同じ値がHTTPおよびHTTPSの両方に使用されます。 -
プロキシーサイトなし: プロキシーをバイパスする必要のあるサイトのコンマ区切りリストを指定します。ドメイン名をピリオド (
.) で開始し、そのドメインにあるすべてのサブドメインを組み込みます。アステリスク (*) を追加し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。 - 追加の信頼バンドル: HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書。
Disconnected installation をクリックして、非接続インストールを定義します。VMware vSphere プロバイダーと切断されたインストールを使用してクラスターを作成する場合、ミラーレジストリーにアクセスするために証明書が必要な場合は、認証情報の設定時に Configuration for disconnected installation セクションの Additional trust bundle フィールドに証明書を入力するか、クラスターを作成する際の Disconnected installation セクション の Disconnected installation セクションに証明書を入力する必要があります。
Add automation template をクリックしてテンプレートを作成できます。
クラスターを作成する前に情報を確認し、必要に応じてカスタマイズする場合は、YAML スイッチをクリックして On にすると、パネルに install-config.yaml ファイルの内容が表示されます。更新がある場合は、カスタム設定で YAML ファイルを編集できます。
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes を使用しており、マネージドクラスターの klusterlet を特定のノードで実行するように設定する場合は、オプション: 特定のノードで実行するように klusterlet を設定する で必要な手順を参照してください。
注記: クラスターのインポートには、クラスターの詳細で提示された oc コマンドを実行する必要はありません。クラスターを作成すると、multicluster engine Operator で管理されるように自動的に設定されます。
クラスターにアクセスする 手順は、クラスターへのアクセスに進みます。
1.5.4.8. Red Hat OpenStack Platform でのクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールを使用して、Red Hat OpenStack Platform に Red Hat OpenShift Container Platform クラスターをデプロイできます。
クラスターを作成する場合、作成プロセスでは、Hive リソースを使用して OpenShift Container Platform インストーラーを使用します。この手順の完了後にクラスターの作成について不明な点がある場合は、OpenShift Container Platform ドキュメントの OpenStack へのインストール でプロセスの詳細を確認してください。
1.5.4.8.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat OpenStack Platform でクラスターを作成する前に、以下の前提条件を確認してください。
- OpenShift Container Platform バージョン 4.6 以降にデプロイされたハブクラスターが必要です。
- Red Hat OpenStack Platform の認証情報がある。詳細は、Red Hat OpenStack Platform の認証情報の作成 を参照してください。
- OpenShift Container Platform イメージプルシークレットがある。イメージプルシークレットの使用 を参照してください。
デプロイする Red Hat OpenStack Platform インスタンスに関する以下の情報がある。
-
コントロールプレーンとワーカーインスタンスのフレーバー名 (例:
m1.xlarge) - Floating IP アドレスを提供する外部ネットワークのネットワーク名
- API および Ingress インスタンスに必要な静的 IP アドレス
以下の DNS レコード。
次の API ベースドメインは、API のフローティング IP アドレスを指す必要があります。
api.<cluster_name>.<base_domain>
api.<cluster_name>.<base_domain>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のアプリケーションベースドメインは、ingress:app-name のフローティング IP アドレスを指す必要があります。
*.apps.<cluster_name>.<base_domain>
*.apps.<cluster_name>.<base_domain>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
-
コントロールプレーンとワーカーインスタンスのフレーバー名 (例:
1.5.4.8.2. コンソールを使用したクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールからクラスターを作成するには、Infrastructure > Clusters に移動します。Clusters ページで、Create cluster をクリックし、コンソールの手順を実行します。
注記: この手順では、クラスターを作成します。既存のクラスターをインポートする場合は、クラスターのインポート でインポート手順を参照してください。
認証情報を作成する必要がある場合は、Red Hat OpenStack Platform の認証情報の作成 を参照してください。
クラスターの名前はクラスターのホスト名で使用されます。名前には 15 文字以上指定できません。値は、認証情報の要件セクションに記載されている DNS レコードの作成に使用した名前と一致させる必要があります。
重要: クラスターを作成すると、コントローラーはクラスターとそのリソースの namespace を作成します。その namespace には、そのクラスターインスタンスのリソースのみを含めるようにしてください。クラスターを破棄すると、namespace とその中のすべてのリソースが削除されます。
ヒント: YAML: On を選択すると、コンソールに情報を入力する際にコンテンツの更新が表示されます。
クラスターを既存のクラスターセットに追加する場合は、そのクラスターセットで追加できる適切なパーミッションが必要です。クラスターの作成時に cluster-admin 権限がない場合に、clusterset-admin 権限があるクラスターセットを選択する必要があります。指定されたクラスターセットに対して適切なパーミッションがないと、クラスターの作成に失敗します。選択するクラスターセットがない場合には、クラスター管理者に連絡して、任意のクラスターセットへの clusterset-admin 権限を受け取ってください。
マネージドクラスターはすべて、マネージドクラスターセットに関連付けられている必要があります。マネージドクラスターを ManagedClusterSet に割り当てない場合は、デフォルト のマネージドクラスターセットに自動的に追加されます。
Red Hat OpenStack Platform アカウントで設定した、選択した認証情報に関連付けられているベース DNS ドメインがすでに存在する場合、その値がフィールドに入力されます。値は、上書きすると変更できます。詳細は、Red Hat OpenStack Platform ドキュメントの ドメインの管理 を参照してください。この名前はクラスターのホスト名で使用されます。
このリリースイメージで、クラスターの作成に使用される OpenShift Container Platform イメージのバージョンを特定します。使用するバージョンが利用可能な場合は、イメージの一覧からイメージを選択できます。標準イメージ以外のイメージを使用する場合は、使用するイメージの URL を入力できます。リリースイメージの詳細は、リリースイメージ を参照してください。OpenShift Container Platform バージョン 4.6.x 以降のリリースイメージのみがサポートされます。
ノードプールには、コントロールプレーンプールとワーカープールが含まれます。コントロールプレーンノードは、クラスターアクティビティーの管理を共有します。マネージドクラスターのアーキテクチャータイプがハブクラスターのアーキテクチャーと同じでない場合は、プール内のマシンの命令セットアーキテクチャーの値を入力します。有効な値は amd64、ppc64le、s390x、および arm64 です。
コントロールプレーンプールのインスタンスタイプを追加する必要がありますが、インスタンスの作成後にインスタンスのタイプとサイズを変更できます。
ワーカープールに 1 つまたは複数のワーカーノードを作成し、クラスターのコンテナーワークロードを実行できます。ワーカーノードは、1 つのワーカープールに属することも、複数のワーカープールに分散させることもできます。ワーカーノードが指定されていない場合は、コントロールプレーンノードもワーカーノードとして機能します。情報には以下のフィールドが含まれます。
- インスタンスタイプ: インスタンスのタイプとサイズは、作成後に変更できます。
- ノード数: ワーカープールのノード数を指定します。ワーカープールを定義する場合にこの設定は必須です。
クラスターにはネットワークの詳細が必要です。IPv4 ネットワーク用に 1 つ以上のネットワークの値を指定する必要があります。IPv6 ネットワークの場合は、複数のネットワークを定義する必要があります。
Add network をクリックして、追加のネットワークを追加できます。IPv6 アドレスを使用している場合は、複数のネットワークが必要です。
認証情報で提供されるプロキシー情報は、プロキシーフィールドに自動的に追加されます。情報をそのまま使用することも、上書きすることも、プロキシーを有効にする場合に情報を追加することもできます。次のリストには、プロキシーの作成に必要な情報が含まれています。
-
HTTP プロキシー:
HTTPトラフィックのプロキシーとして使用する URL を指定します。 -
HTTPS プロキシー:
HTTPSトラフィックに使用するセキュアなプロキシー URL。値が指定されていない場合、HTTP Proxyと同じ値がHTTPとHTTPSの両方に使用されます。 -
プロキシーなし: プロキシーをバイパスする必要のあるサイトのコンマ区切りリストを定義します。ドメイン名をピリオド (
.) で開始し、そのドメインにあるすべてのサブドメインを組み込みます。アステリスク (*) を追加し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。 - 追加の信頼バンドル: HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書。
Disconnected installation をクリックして、オフラインインストールイメージを定義できます。Red Hat OpenStack Platform プロバイダーとオフラインインストールを使用してクラスターを作成する際に、ミラーレジストリーにアクセスするための証明書が必要な場合は、クラスターを作成する際の認証情報または Disconnected installation セクションを設定するときに、Configuration for disconnected installation セクションの Additional trust bundle フィールドにその証明書を入力する必要があります。
クラスターを作成する前に情報を確認し、必要に応じてカスタマイズする場合は、YAML スイッチをクリックして On にすると、パネルに install-config.yaml ファイルの内容が表示されます。更新がある場合は、カスタム設定で YAML ファイルを編集できます。
内部認証局 (CA) を使用するクラスターを作成する場合、以下の手順を実行してクラスターの YAML ファイルをカスタマイズする必要があります。
レビューステップで YAML スイッチをオンにし、CA 証明書バンドルを使用してリストの上部に
Secretオブジェクトを挿入します。注記: Red Hat OpenStack Platform 環境が複数の機関によって署名された証明書を使用してサービスを提供する場合、バンドルには、必要なすべてのエンドポイントを検証するための証明書を含める必要があります。ocp3という名前のクラスターの追加は以下の例のようになります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の例のように、Hive
ClusterDeploymentオブジェクトを変更して、spec.platform.openstackにcertificatesSecretRefの値を指定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 上記の例では、
clouds.yamlファイルのクラウド名がopenstackであることを前提としています。
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes を使用しており、マネージドクラスターの klusterlet を特定のノードで実行するように設定する場合は、オプション: 特定のノードで実行するように klusterlet を設定する で必要な手順を参照してください。
注記: クラスターのインポートには、クラスターの詳細で提示された oc コマンドを実行する必要はありません。クラスターを作成すると、multicluster engine Operator で管理されるように自動的に設定されます。
クラスターにアクセスする 手順については、クラスターへのアクセスに進みます。
1.5.4.9. Red Hat Virtualization でのクラスターの作成 (非推奨) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
非推奨: Red Hat Virtualization 認証情報とクラスター作成機能は非推奨となり、サポートされなくなりました。
マルチクラスターエンジン Operator コンソールを使用して、Red Hat Virtualization に Red Hat OpenShift Container Platform クラスターを作成できます。
クラスターを作成する場合、作成プロセスでは、Hive リソースを使用して OpenShift Container Platform インストーラーを使用します。この手順の完了後にクラスターの作成について不明な点がある場合は、OpenShift Container Platform ドキュメントの RHV へのインストール でプロセスの詳細を確認してください。
1.5.4.9.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Virtualization でクラスターを作成する前に、以下の前提条件を確認してください (非推奨)。
- ハブクラスターをデプロイしている。
- Red Hat Virtualization の認証情報がある。詳細は、Red Hat Virtualization の認証情報の作成 を参照してください。
- oVirt Engine 仮想マシンに設定されたドメインおよび仮想マシンプロキシーがある。ドメインの設定方法は、Red Hat OpenShift Container Platform ドキュメントの RHV へのインストール を参照してください。
- Red Hat Virtualization のログイン認証情報 (Red Hat カスタマーポータルのユーザー名およびパスワードを含む) がある。
- OpenShift Container Platform イメージプルシークレットがある。プルシークレットは、Pull secret ページからダウンロードできます。プルシークレットの詳細は、イメージプルシークレットの使用 を参照してください。
注記: クラウドプロバイダーでクラウドプロバイダーのアクセスキーを変更する場合は、マルチクラスターエンジン Operator のコンソールでクラウドプロバイダーの対応する認証情報を手動で更新する必要もあります。これは、マネージドクラスターがホストされ、マネージドクラスターの削除を試みるクラウドプロバイダーで認証情報の有効期限が切れる場合に必要です。
次の DNS レコードが必要です。
次の API ベースドメインは静的 API VIP を指す必要があります。
api.<cluster_name>.<base_domain>
api.<cluster_name>.<base_domain>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のアプリケーションベースドメインは、Ingress VIP の静的 IP アドレスを指す必要があります。
*.apps.<cluster_name>.<base_domain>
*.apps.<cluster_name>.<base_domain>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.4.9.2. コンソールを使用したクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator コンソールからクラスターを作成するには、Infrastructure > Clusters に移動します。Clusters ページで、Create cluster をクリックし、コンソールの手順を実行します。
注記: この手順では、クラスターを作成します。既存のクラスターをインポートする場合は、クラスターのインポート でインポート手順を参照してください。
認証情報を作成する必要がある場合は Red Hat Virtualization の認証情報の作成 を参照してください。
クラスターの名前はクラスターのホスト名で使用されます。
重要: クラスターを作成すると、コントローラーはクラスターとそのリソースの namespace を作成します。その namespace には、そのクラスターインスタンスのリソースのみを含めるようにしてください。クラスターを破棄すると、namespace とその中のすべてのリソースが削除されます。
ヒント: YAML: On を選択すると、コンソールに情報を入力する際にコンテンツの更新が表示されます。
クラスターを既存のクラスターセットに追加する場合は、そのクラスターセットで追加できる適切なパーミッションが必要です。クラスターの作成時に cluster-admin 権限がない場合に、clusterset-admin 権限があるクラスターセットを選択する必要があります。指定されたクラスターセットに対して適切なパーミッションがないと、クラスターの作成に失敗します。選択するクラスターセットがない場合には、クラスター管理者に連絡して、任意のクラスターセットへの clusterset-admin 権限を受け取ってください。
マネージドクラスターはすべて、マネージドクラスターセットに関連付けられている必要があります。マネージドクラスターを ManagedClusterSet に割り当てない場合は、デフォルト のマネージドクラスターセットに自動的に追加されます。
Red Hat Virtualization アカウントで設定した、選択した認証情報に関連付けられているベース DNS ドメインがすでに存在する場合、その値がフィールドに入力されます。値を上書きして変更できます。
このリリースイメージで、クラスターの作成に使用される OpenShift Container Platform イメージのバージョンを特定します。使用するバージョンが利用可能な場合は、イメージの一覧からイメージを選択できます。標準イメージ以外のイメージを使用する場合は、使用するイメージの URL を入力できます。リリースイメージの詳細については、リリースイメージ を参照してください。
コントロールプレーンプールのコア、ソケット、メモリー、およびディスクサイズの数など、ノードプールの情報。3 つのコントロールプレーンノードは、クラスターアクティビティーの管理を共有します。この情報には、Architecture フィールドが含まれます。次のフィールドの説明を表示します。
- CPU アーキテクチャー: マネージドクラスターのアーキテクチャータイプがハブクラスターのアーキテクチャーと同じでない場合は、プール内のマシンの命令セットアーキテクチャーの値を入力します。有効な値は amd64、ppc64le、s390x、および arm64 です。
ワーカープール情報には、ワーカープールのプール名、コア数、メモリー割り当て、ディスクサイズ割り当て、およびノード数が必要です。ワーカープール内のワーカーノードは単一のワーカープールに配置するか、複数のワーカープールに分散できます。
事前設定された oVirt 環境には、以下のネットワークの詳細が必要です。
- oVirt ネットワーク名
- vNIC Profile ID: 仮想ネットワークインターフェイスカードのプロファイル ID を指定します。
API VIP: 内部 API 通信に使用する IP アドレスを指定します。
注記: 値は、要件セクションに記載されている DNS レコードの作成に使用した名前と一致させる必要があります。指定しない場合は、DNS を事前設定して
api.が正しく解決されるようにします。Ingress VIP: Ingress トラフィックに使用する IP アドレスを指定します。
注記: 値は、要件セクションに記載されている DNS レコードの作成に使用した名前と一致させる必要があります。指定しない場合は、DNS を事前設定して
test.apps.が正しく解決されるようにします。-
ネットワークタイプ: デフォルト値は
OpenShiftSDNです。IPv6 を使用するには、OVNKubernetes の設定は必須です。 -
クラスターネットワーク CIDR: これは、Pod IP アドレスに使用できる IP アドレスの数およびリストです。このブロックは他のネットワークブロックと重複できません。デフォルト値は
10.128.0.0/14です。 -
ネットワークホストの接頭辞: 各ノードのサブネット接頭辞の長さを設定します。デフォルト値は
23です。 -
サービスネットワーク CIDR: サービスの IP アドレスのブロックを指定します。このブロックは他のネットワークブロックと重複できません。デフォルト値は
172.30.0.0/16です。 マシン CIDR: OpenShift Container Platform ホストで使用される IP アドレスのブロックを指定します。このブロックは他のネットワークブロックと重複できません。デフォルト値は
10.0.0.0/16です。Add network をクリックして、追加のネットワークを追加できます。IPv6 アドレスを使用している場合は、複数のネットワークが必要です。
認証情報で提供されるプロキシー情報は、プロキシーフィールドに自動的に追加されます。情報をそのまま使用することも、上書きすることも、プロキシーを有効にする場合に情報を追加することもできます。次のリストには、プロキシーの作成に必要な情報が含まれています。
-
HTTP プロキシー:
HTTPトラフィックのプロキシーとして使用する URL を指定します。 -
HTTPS プロキシー:
HTTPSトラフィックに使用するセキュアなプロキシー URL を指定します。値の指定がない場合は、HTTP Proxy URLと同じ値がHTTPおよびHTTPSの両方に使用されます。 -
プロキシーサイトなし: プロキシーをバイパスする必要のあるサイトのコンマ区切りリストを指定します。ドメイン名をピリオド (
.) で開始し、そのドメインにあるすべてのサブドメインを組み込みます。アステリスク (*) を追加し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。 - 追加の信頼バンドル: HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書。
クラスターを作成する前に情報を確認し、必要に応じてカスタマイズする場合は、YAML スイッチをクリックして On にすると、パネルに install-config.yaml ファイルの内容が表示されます。更新がある場合は、カスタム設定で YAML ファイルを編集できます。
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes を使用しており、マネージドクラスターの klusterlet を特定のノードで実行するように設定する場合は、オプション: 特定のノードで実行するように klusterlet を設定する で必要な手順を参照してください。
注記: クラスターのインポートには、クラスターの詳細で提示された oc コマンドを実行する必要はありません。クラスターを作成すると、multicluster engine Operator で管理されるように自動的に設定されます。
クラスターにアクセスする 手順は、クラスターへのアクセスに進みます。
1.5.4.10. オンプレミス環境でのクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用して、オンプレミスの Red Hat OpenShift Container Platform クラスターを作成できます。クラスターに指定できるのは、VMware vSphere、Red Hat OpenStack、Red Hat Virtualization Platform (非推奨)、Nutanix、またはベアメタル環境上の、シングルノード OpenShift クラスター、マルチノードクラスター、およびコンパクトな 3 ノードクラスターです。
プラットフォームの値が platform=none に設定されているため、クラスターをインストールするプラットフォームとのプラットフォーム統合はありません。シングルノード OpenShift クラスターには、コントロールプレーンサービスとユーザーワークロードをホストするシングルノードのみが含まれます。この設定は、クラスターのリソースフットプリントを最小限に抑えたい場合に役立ちます。
Red Hat OpenShift Container Platform で利用できる機能であるゼロタッチプロビジョニング機能を使用して、エッジリソース上に複数のシングルノード OpenShift クラスターをプロビジョニングすることもできます。ゼロタッチプロビジョニングの詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの ネットワークファーエッジのクラスター を参照してください。
1.5.4.10.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
オンプレミス環境にクラスターを作成する前に、以下の前提条件を確認してください。
- OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降にデプロイされたハブクラスターがある。
- 設定済みホストのホストインベントリーを備えた設定済みインフラストラクチャー環境がある。
- クラスターの作成に必要なイメージを取得できるように、ハブクラスターにインターネットアクセスがある (接続環境) か、インターネットに接続されている内部レジストリーまたはミラーレジストリーへの接続がある (非接続環境)。
- オンプレミス認証情報が設定されている。
- OpenShift Container Platform イメージプルシークレットがある。イメージプルシークレットの使用 を参照してください。
次の DNS レコードが必要です。
次の API ベースドメインは静的 API VIP を指す必要があります。
api.<cluster_name>.<base_domain>
api.<cluster_name>.<base_domain>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のアプリケーションベースドメインは、Ingress VIP の静的 IP アドレスを指す必要があります。
*.apps.<cluster_name>.<base_domain>
*.apps.<cluster_name>.<base_domain>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.4.10.2. コンソールを使用したクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールからクラスターを作成するには、次の手順を実行します。
- Infrastructure > Clusters に移動します。
- Clusters ページで、Create cluster をクリックし、コンソールの手順を実行します。
- クラスターのタイプとして Host inventory を選択します。
支援インストールでは、次のオプションを使用できます。
- 既存の検出されたホストを使用する: 既存のホストインベントリーにあるホストのリストからホストを選択します。
- 新規ホストの検出: 既存のインフラストラクチャー環境にないホストを検出します。インフラストラクチャー環境にあるものを使用するのではなく、独自のホストを検出します。
認証情報を作成する必要がある場合、詳細は オンプレミス環境の認証情報の作成 を参照してください。
クラスターの名前は、クラスターのホスト名で使用されます。
重要: クラスターを作成すると、コントローラーはクラスターとそのリソースの namespace を作成します。その namespace には、そのクラスターインスタンスのリソースのみを含めるようにしてください。クラスターを破棄すると、namespace とその中のすべてのリソースが削除されます。
注記: YAML: On を選択すると、コンソールに情報を入力する際にコンテンツの更新が表示されます。
クラスターを既存のクラスターセットに追加する場合は、そのクラスターセットで追加できる適切なパーミッションが必要です。クラスターの作成時に cluster-admin 権限がない場合に、clusterset-admin 権限があるクラスターセットを選択する必要があります。指定されたクラスターセットに対して適切なパーミッションがないと、クラスターの作成に失敗します。選択するクラスターセットがない場合には、クラスター管理者に連絡して、任意のクラスターセットへの clusterset-admin 権限を受け取ってください。
マネージドクラスターはすべて、マネージドクラスターセットに関連付けられている必要があります。マネージドクラスターを ManagedClusterSet に割り当てない場合は、デフォルト のマネージドクラスターセットに自動的に追加されます。
プロバイダーアカウントで設定した、選択した認証情報に関連付けられているベース DNS ドメインがすでに存在する場合、その値がフィールドに入力されます。値は上書きすると変更できますが、この設定はクラスターの作成後には変更できません。プロバイダーのベースドメインは、Red Hat OpenShift Container Platform クラスターコンポーネントへのルートの作成に使用されます。これは、クラスタープロバイダーの DNS で Start of Authority (SOA) レコードとして設定されます。
OpenShift version は、クラスターの作成に使用される OpenShift Container Platform イメージのバージョンを特定します。使用するバージョンが利用可能な場合は、イメージの一覧からイメージを選択できます。標準イメージ以外のイメージを使用する場合は、使用するイメージの URL を入力できます。詳細は、リリースイメージ を参照してください。
サポート対象の OpenShift Container Platform バージョンを選択すると、Install single node OpenShift を選択するオプションが表示されます。シングルノード OpenShift クラスターには、コントロールプレーンサービスとユーザーワークロードをホストするシングルノードが含まれます。シングルノード OpenShift クラスターの作成後にノードを追加する方法の詳細は、インフラストラクチャー環境へのホストのスケーリング を参照してください。
クラスターをシングルノード OpenShift クラスターにする場合は、シングルノード OpenShift オプションを選択します。以下の手順を実行することで、シングルノードの OpenShift クラスターにワーカーを追加できます。
- コンソールから、Infrastructure > Clusters に移動し、作成したクラスターまたはアクセスするクラスターの名前を選択します。
- Actions > Add hosts を選択して、ワーカーを追加します。
注記: シングルノード OpenShift コントロールプレーンには 8 つの CPU コアが必要ですが、マルチノードコントロールプレーンクラスターのコントロールプレーンノードには 4 つの CPU コアしか必要ありません。
クラスターを確認して保存すると、クラスターはドラフトクラスターとして保存されます。Clusters ページでクラスター名を選択すると、作成プロセスを閉じてプロセスを終了することができます。
既存のホストを使用している場合は、ホストを独自に選択するか、自動的に選択するかどうかを選択します。ホストの数は、選択したノード数に基づいています。たとえば、シングルノード OpenShift クラスターではホストが 1 つだけ必要ですが、標準の 3 ノードクラスターには 3 つのホストが必要です。
このクラスターの要件を満たす利用可能なホストの場所は、ホストの場所 のリストに表示されます。ホストと高可用性設定の分散には、複数の場所を選択します。
既存のインフラストラクチャー環境がない新しいホストを検出する場合は、Discovery Image を使用したホストインベントリーへのホストの追加 の手順を実行します。
ホストがバインドされ、検証に合格したら、以下の IP アドレスを追加してクラスターのネットワーク情報を入力します。
API VIP: 内部 API 通信に使用する IP アドレスを指定します。
注記: 値は、要件セクションに記載されている DNS レコードの作成に使用した名前と一致させる必要があります。指定しない場合は、DNS を事前設定して
api.が正しく解決されるようにします。Ingress VIP: Ingress トラフィックに使用する IP アドレスを指定します。
注記: 値は、要件セクションに記載されている DNS レコードの作成に使用した名前と一致させる必要があります。指定しない場合は、DNS を事前設定して
test.apps.が正しく解決されるようにします。
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes を使用しており、マネージドクラスターの klusterlet を特定のノードで実行するように設定する場合は、オプション: 特定のノードで実行するように klusterlet を設定する で必要な手順を参照してください。
Clusters ナビゲーションページで、インストールのステータスを表示できます。
クラスターにアクセスする 手順は、クラスターへのアクセスに進みます。
1.5.4.10.3. コマンドラインを使用したクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Central Infrastructure Management 管理コンポーネント内のアシステッドインストーラー機能を使用して、コンソールを使用せずにクラスターを作成することもできます。この手順を完了したら、生成された検出イメージからホストを起動できます。通常、手順の順序は重要ではありませんが、順序が必要な場合は注意してください。
1.5.4.10.3.1. namespace を作成します。 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リソースの namespace が必要です。すべてのリソースを共有 namespace に保持すると便利です。この例では、namespace の名前に sample-namespace を使用していますが、assisted-installer 以外の任意の名前を使用できます。次のファイルを作成して適用して namespace を作成します。
apiVersion: v1 kind: Namespace metadata: name: sample-namespace
apiVersion: v1
kind: Namespace
metadata:
name: sample-namespace
1.5.4.10.3.2. プルシークレットを namespace に追加する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下のカスタムリソースを作成し、適用して プルシークレット を namespace に追加します。
- 1
- プルシークレットの内容を追加します。たとえば、これには
cloud.openshift.com、quay.io、またはregistry.redhat.io認証を含めることができます。
1.5.4.10.3.3. ClusterImageSet の生成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下のカスタムリソースを作成して適用することで、CustomImageSet を生成してクラスターの OpenShift Container Platform のバージョンを指定します。
注記: ハブクラスターとは異なるアーキテクチャーを持つマネージドクラスターをインストールする場合は、マルチアーキテクチャーの ClusterImageSet を作成する必要があります。詳細は、別のアーキテクチャーにクラスターをデプロイするためのリリースイメージの作成 を参照してください。
1.5.4.10.3.4. ClusterDeployment カスタムリソースを作成します。 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ClusterDeployment カスタムリソース定義は、クラスターのライフサイクルを制御する API です。これは、クラスターリソースを定義する spec.ClusterInstallRef 設定で AgentClusterInstall カスタムリソースを参照します。
以下の例に基づいて ClusterDeployment カスタムリソースを作成して適用します。
- 1
AgentClusterInstallリソースの名前を使用します。- 2
- Add the pull secret to the namespace でダウンロードしたプルシークレットを使用します。
1.5.4.10.3.5. AgentClusterInstall カスタムリソースを作成します。 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AgentClusterInstall カスタムリソースでは、クラスターの要件の多くを指定できます。たとえば、クラスターネットワーク設定、プラットフォーム、コントロールプレーンの数、およびワーカーノードを指定できます。
次の例のようなカスタムリソースを作成して追加します。
- 1
- クラスターが作成される環境のプラットフォームタイプを指定します。有効な値は、
BareMetal、None、VSphere、Nutanix、またはExternalです。 - 2
ClusterDeploymentリソースに使用したものと同じ名前を使用します。- 3
- Generate a ClusterImageSet で生成した
ClusterImageSetを使用します。 - 4
- SSH 公開鍵を指定すると、インストール後にホストにアクセスできるようになります。
1.5.4.10.3.6. オプション: NMStateConfig カスタムリソースを作成する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
NMStateConfig カスタムリソースは、静的 IP アドレスなどのホストレベルのネットワーク設定がある場合にのみ必要です。このカスタムリソースを含める場合は、InfraEnv カスタムリソースを作成する前にこの手順を完了する必要があります。NMStateConfig は、InfraEnv カスタムリソースの spec.nmStateConfigLabelSelector の値によって参照されます。
次の例のような NMStateConfig カスタムリソースを作成して適用します。必要に応じて値を置き換えます。
注記: demo-nmstate-label ラベル名と値は、InfraEnv リソースの spec.nmStateConfigLabelSelector.matchLabels フィールドに含める必要があります。
1.5.4.10.3.7. InfraEnv カスタムリソースを作成します。 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
InfraEnv カスタムリソースは、検出 ISO を作成する設定を提供します。このカスタムリソース内で、プロキシー設定、Ignition オーバーライドの値を特定し、NMState ラベルを指定します。このカスタムリソースの spec.nmStateConfigLabelSelector の値は、NMStateConfig カスタムリソースを参照します。
注: オプションの NMStateConfig カスタムリソースを含める場合は、InfraEnv カスタムリソースでそちらを参照する必要があります。NMStateConfig カスタムリソースを作成する前に InfraEnv カスタムリソースを作成した場合は、InfraEnv カスタムリソースを編集して NMStateConfig カスタムリソースを参照し、参照の追加後に ISO をダウンロードします。
以下のカスタムリソースを作成して適用します。
- 1
- Create the ClusterDeployment の
clusterDeploymentリソース名を置き換えます。 - 2
- ClusterDeployment の作成 の
clusterDeploymentリソース namespace を置き換えます。
1.5.4.10.3.7.1. InfraEnv のフィールドの表 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
| フィールド | 任意または必須 | 説明 |
|---|---|---|
|
| 任意 | SSH 公開鍵を指定できます。指定すると、検出 ISO イメージからホストを起動するときにホストにアクセスできるようになります。 |
|
| 任意 |
ホストの静的 IP、ブリッジ、ボンディングなどの高度なネットワーク設定を統合します。ホストネットワーク設定は、選択したラベルを持つ 1 つ以上の |
|
| 任意 | proxy セクションでは、検出中にホストに必要なプロキシー設定を指定できます。 |
注記: IPv6 を使用してプロビジョニングする場合、noProxy 設定で CIDR アドレスブロックを定義することはできません。各アドレスを個別に定義する必要があります。
1.5.4.10.3.8. 検出イメージからホストを起動します。 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
残りの手順では、前の手順で取得した検出 ISO イメージからホストを起動する方法を説明します。
次のコマンドを実行して、namespace から検出イメージをダウンロードします。
curl --insecure -o image.iso $(kubectl -n sample-namespace get infraenvs.agent-install.openshift.io myinfraenv -o=jsonpath="{.status.isoDownloadURL}")curl --insecure -o image.iso $(kubectl -n sample-namespace get infraenvs.agent-install.openshift.io myinfraenv -o=jsonpath="{.status.isoDownloadURL}")Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 検出イメージを仮想メディア、USB ドライブ、または別の保管場所に移動し、ダウンロードしたディスカバリーイメージからホストを起動します。
Agentリソースは自動的に作成されます。これはクラスターに登録されており、検出イメージから起動したホストを表します。次のコマンドを実行して、Agentのカスタムリソースを承認し、インストールを開始します。oc -n sample-namespace patch agents.agent-install.openshift.io 07e80ea9-200c-4f82-aff4-4932acb773d4 -p '{"spec":{"approved":true}}' --type mergeoc -n sample-namespace patch agents.agent-install.openshift.io 07e80ea9-200c-4f82-aff4-4932acb773d4 -p '{"spec":{"approved":true}}' --type mergeCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow エージェント名と UUID は、実際の値に置き換えます。
前のコマンドの出力に、
APPROVEDパラメーターの値がtrueであるターゲットクラスターのエントリーが含まれている場合、承認されたことを確認できます。
1.5.4.10.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- CLI を使用して Nutanix プラットフォーム上にクラスターを作成するときに必要な追加の手順については、Red Hat OpenShift Container Platform ドキュメントの API を使用した Nutanix へのホストの追加 および Nutanix インストール後の設定 を参照してください。
- ゼロタッチプロビジョニングの詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの ネットワーク遠端のクラスター を参照してください。
- イメージプルシークレットの使用 を参照してください。
- オンプレミス環境の認証情報の作成 を参照してください。
- リリースイメージ を参照してください。
- Discovery Image を使用したホストのホストインベントリーへの追加 を参照してください。
1.5.4.11. プロキシー環境でのクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ハブクラスターがプロキシーサーバー経由で接続されている場合は、Red Hat OpenShift Container Platform クラスターを作成できます。クラスターを正常に作成するには、以下のいずれかの状況に該当している必要があります。
- マルチクラスターエンジン Operator に、作成するマネージドクラスターとのプライベートネットワーク接続があり、マネージドクラスターがプロキシーを使用してインターネットにアクセスできる。
- マネージドクラスターはインフラストラクチャープロバイダーにあるが、ファイアウォールポートを使用することでマネージドクラスターからハブクラスターへの通信が可能になる。
プロキシーで設定されたクラスターを作成するには、以下の手順を実行します。
シークレットに保存されている
install-configYAML に次の情報を追加して、ハブクラスターでcluster-wide-proxy設定を設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow usernameは、プロキシーサーバーのユーザー名に置き換えます。passwordは、プロキシーサーバーへのアクセス時に使用するパスワードに置き換えます。proxy.example.comは、プロキシーサーバーのパスに置き換えます。portは、プロキシーサーバーとの通信ポートに置き換えます。wildcard-of-domainは、プロキシーをバイパスするドメインのエントリーに置き換えます。provisioning-network/CIDRは、プロビジョニングネットワークの IP アドレスと割り当てられた IP アドレスの数 (CIDR 表記) に置き換えます。BMC-address-range/CIDRは、BMC アドレスおよびアドレス数 (CIDR 表記) に置き換えます。以前の値を追加すると、設定はクラスターに適用されます。
- クラスターの作成手順を実行してクラスターをプロビジョニングします。クラスターの作成 を参照してプロバイダーを選択します。
注: install-config YAML は、クラスターをデプロイする場合にのみ使用できます。クラスターをデプロイした後、install-config YAML に加えた新しい変更は適用されません。導入後に設定を更新するには、ポリシーを使用する必要があります。詳細は、Pod ポリシー を参照してください。
1.5.4.11.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- プロバイダーを選択するには、クラスターの作成 を参照してください。
- クラスターのデプロイ後に設定を変更する方法は、Pod ポリシー を参照してください。
- その他のトピックは クラスターライフサイクルの概要 を参照してください。
- プロキシー環境でのクラスターの作成 に戻ります。
1.5.4.12. AgentClusterInstall プロキシーの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AgentClusterInstall プロキシーフィールドは、インストール中のプロキシー設定を決定し、作成されたクラスターにクラスター全体のプロキシーリソースを作成するために使用されます。
1.5.4.12.1. AgentClusterInstall の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AgentClusterInstall プロキシーを設定するには、プロキシー 設定を AgentClusterInstall リソースに追加します。httpProxy、httpsProxy、noProxy を使用した次の YAML サンプルを参照してください。
- 1
httpProxyは、HTTP リクエストのプロキシーの URL です。ユーザー名とパスワードの値は、プロキシーサーバーの認証情報に置き換えます。proxy.example.comは、プロキシーサーバーのパスに置き換えます。- 2
httpsProxyは、HTTPS リクエストのプロキシーの URL です。値を自分の認証情報に置き換えます。portは、プロキシーサーバーとの通信ポートに置き換えます。- 3
noProxyは、プロキシーを使用しないドメインと CIDR のコンマ区切りリストです。wildcard-of-domainは、プロキシーをバイパスするドメインのエントリーに置き換えます。provisioning-network/CIDRは、プロビジョニングネットワークの IP アドレスと割り当てられた IP アドレスの数 (CIDR 表記) に置き換えます。BMC-address-range/CIDRは、BMC アドレスおよびアドレス数 (CIDR 表記) に置き換えます。
1.5.5. クラスターのインポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
別の Kubernetes クラウドプロバイダーからクラスターをインポートできます。インポート後、ターゲットのクラスターが multicluster engine Operator ハブクラスターのマネージドクラスターになります。特に指定されていない限りは通常、ハブクラスターとターゲットのマネージドクラスターにアクセスできる場所で、インポートタスクを実行できます。
ハブクラスターは 他 のハブクラスターの管理はできず、自己管理のみが可能です。ハブクラスターは、自動的にインポートして自己管理できるように設定されています。ハブクラスターは手動でインポートする必要はありません。
ハブクラスターを削除して再度インポートする場合は、local-cluster:true ラベルを ManagedCluster リソースに追加する必要があります。
クラスターを管理できるようにクラスターをインポートする方法についての詳細は、次のトピックを参照してください。
必要なユーザータイプまたはアクセスレベル: クラスター管理者
1.5.5.1. コンソールを使用したマネージドクラスターのインポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine for Kubernetes Operator をインストールしたら、クラスターをインポートして管理できるようになります。コンソールを使用してマネージドクラスターをインポートする方法は、以下を参照してください。
1.5.5.1.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- デプロイされたハブクラスター。ベアメタルクラスターをインポートする場合は、ハブクラスターを Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降にインストールする必要があります。
- 管理するクラスター。
-
base64コマンドラインツール。 -
OpenShift Container Platform によって作成されていないクラスターをインポートする場合、定義された
multiclusterhub.spec.imagePullSecret。このシークレットは、multicluster engine for Kubernetes Operator のインストール時に作成済みである可能性があります。このシークレットを定義する方法の詳細については、カスタムイメージプルシークレット を参照してください。
Required user type or access level: クラスター管理者
1.5.5.1.2. 新規プルシークレットの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
新しいプルシークレットを作成する必要がある場合は、以下の手順を実行します。
- cloud.redhat.com から Kubernetes プルシークレットをダウンロードします。
- プルシークレットをハブクラスターの namespace に追加します。
次のコマンドを実行して、
open-cluster-managementnamespace に新しいシークレットを作成します。oc create secret generic pull-secret -n <open-cluster-management> --from-file=.dockerconfigjson=<path-to-pull-secret> --type=kubernetes.io/dockerconfigjson
oc create secret generic pull-secret -n <open-cluster-management> --from-file=.dockerconfigjson=<path-to-pull-secret> --type=kubernetes.io/dockerconfigjsonCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow open-cluster-managementをハブクラスターの namespace の名前に置き換えます。ハブクラスターのデフォルトの namespace はopen-cluster-managementです。path-to-pull-secretを、ダウンロードしたプルシークレットへのパスに置き換えます。シークレットは、インポート時にマネージドクラスターに自動的にコピーされます。
-
以前にインストールされたエージェントが、インポートするクラスターから削除されていることを確認します。エラーを回避するには、
open-cluster-management-agentおよびopen-cluster-management-agent-addonnamespace を削除する必要があります。 Red Hat OpenShift Dedicated 環境にインポートする場合には、以下の注意点を参照してください。
- ハブクラスターを Red Hat OpenShift Dedicated 環境にデプロイしている必要があります。
-
Red Hat OpenShift Dedicated のデフォルト権限は dedicated-admin ですが、namespace を作成するための権限がすべて含まれているわけではありません。multicluster engine Operator を使用してクラスターをインポートおよび管理するには、
cluster-admin権限が必要です。
-
以前にインストールされたエージェントが、インポートするクラスターから削除されていることを確認します。エラーを回避するには、
1.5.5.1.3. クラスターのインポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
利用可能なクラウドプロバイダーごとに、コンソールから既存のクラスターをインポートできます。
注記: ハブクラスターは別のハブクラスターを管理できません。ハブクラスターは、自動的にインポートおよび自己管理するように設定されるため、ハブクラスターを手動でインポートして自己管理する必要はありません。
デフォルトでは、namespace がクラスター名と namespace に使用されますが、これは変更できます。
重要: クラスターを作成すると、コントローラーはクラスターとそのリソースの namespace を作成します。その namespace には、そのクラスターインスタンスのリソースのみを含めるようにしてください。クラスターを破棄すると、namespace とその中のすべてのリソースが削除されます。
マネージドクラスターはすべて、マネージドクラスターセットに関連付けられている必要があります。マネージドクラスターを ManagedClusterSet に割り当てない場合は、クラスターは default マネージドクラスターセットに自動的に追加されます。
クラスターを別のクラスターセットに追加する場合は、クラスターセットへの clusterset-admin 権限が必要です。クラスターのインポート時に cluster-admin 権限がない場合は、clusterset-admin 権限を持つクラスターセットを選択する必要があります。指定されたクラスターセットに適切な権限がない場合、クラスターのインポートは失敗します。選択するクラスターセットが存在しない場合は、クラスター管理者に連絡して、クラスターセットへの clusterset-admin 権限を受け取ってください。
OpenShift Container Platform Dedicated クラスターをインポートし、vendor=OpenShiftDedicated のラベルを追加してベンダーを指定しない場合、vendor=auto-detect のラベルを追加すると、managed-by=platform ラベルがクラスターに自動的に追加されます。この追加されたラベルを使用して、クラスターを OpenShift Container Platform Dedicated クラスターとして識別し、OpenShift Container Platform Dedicated クラスターをグループとして取得できます。
以下の表は、クラスターをインポートする方法を指定する インポートモード で使用できるオプションを示しています。
| import コマンドの手動実行 | Red Hat Ansible Automation Platform テンプレートなど、コンソールで情報を完了および送信した後に、提供されたコマンドをターゲットクラスターで実行してクラスターをインポートします。OpenShift Container Platform Dedicated 環境でクラスターをインポートし、import コマンドを手動で実行する場合は、コンソールに情報を入力する前に OpenShift Container Platform Dedicated 環境での import コマンドの手動実行 の手順を完了してください。 |
| 既存クラスターのサーバー URL および API トークンを入力します。 | インポートするクラスターのサーバー URL および API トークンを指定します。クラスターのアップグレード時に実行する Red Hat Ansible Automation Platform テンプレートを指定できます。 |
|
|
インポートするクラスターの |
注記: Ansible Automation Platform ジョブを作成して実行するには、OperatorHub から Red Hat Ansible Automation Platform Resource Operator をインストールし、実行する必要があります。
クラスター API アドレスを設定するには、任意: Configuring the cluster API address を参照してください。
マネージドクラスター klusterlet を特定のノードで実行するように設定するには、オプション: 特定のノードで実行するように klusterlet を設定する を参照してください。
1.5.5.1.3.1. OpenShift Container Platform Dedicated 環境での import コマンドの手動実行 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
注: Klusterlet OLM Operator と次の手順は非推奨になりました。
OpenShift Container Platform Dedicated 環境にクラスターをインポートし、import コマンドを手動で実行する場合は、追加で手順を完了する必要があります。
- インポートするクラスターの OpenShift Container Platform コンソールにログインします。
-
インポートするクラスター上に
open-cluster-management-agentおよびopen-cluster-managementnamespace またはプロジェクトを作成します。 - OpenShift Container Platform カタログで klusterlet Operator を検索します。
作成した
open-cluster-managementnamespace またはプロジェクトに klusterlet Operator をインストールします。重要:
open-cluster-management-agentnamespace に Operator をインストールしないでください。以下の手順を実行して、import コマンドからブートストラップシークレットをデプロイメントします。
-
import-commandという名前で作成したファイルに、import コマンドを貼り付けます。 以下のコマンドを実行して、新しいファイルにコンテンツを挿入します。
cat import-command | awk '{split($0,a,"&&"); print a[3]}' | awk '{split($0,a,"|"); print a[1]}' | sed -e "s/^ echo //" | base64 -dcat import-command | awk '{split($0,a,"&&"); print a[3]}' | awk '{split($0,a,"|"); print a[1]}' | sed -e "s/^ echo //" | base64 -dCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
出力で
bootstrap-hub-kubeconfigという名前のシークレットを見つけ、コピーします。 -
シークレットをマネージドクラスターの
open-cluster-management-agentnamespace に適用します。 インストールされた Operator の例を使用して klusterlet リソースを作成します。
clusterName値をインポート時に設定されたクラスター名と同じ名前に変更します。注記:
managedclusterリソースがハブに正常に登録されると、2 つの Klusterlet Operator がインストールされます。klusterlet Operator の 1 つはopen-cluster-managementnamespace に、もう 1 つはopen-cluster-management-agentnamespace にあります。複数の Operator を使用しても、Klusterlet の機能には影響しません。
-
- Cluster > Import cluster を選択してから、コンソールに情報を提供します。
1.5.5.1.3.2. オプション: クラスター API アドレスの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
oc get managedcluster コマンドの実行時に表に表示される URL を設定して、クラスターの詳細ページにある Cluster API アドレス をオプションで設定します。
-
cluster-admin権限がある ID でハブクラスターにログインします。 -
ターゲットに設定されたマネージドクラスターの
kubeconfigファイルを設定します。 次のコマンドを実行して、インポートするクラスターのマネージドクラスターエントリーを編集します。
cluster -nameをマネージドクラスターの名前に置き換えます。oc edit managedcluster <cluster-name>
oc edit managedcluster <cluster-name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の例のように、YAML ファイルの
ManagedCluster仕様にManagedClusterClientConfigsセクションを追加します。spec: hubAcceptsClient: true managedClusterClientConfigs: - url: <https://api.new-managed.dev.redhat.com>
spec: hubAcceptsClient: true managedClusterClientConfigs: - url: <https://api.new-managed.dev.redhat.com>1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- URL の値を、インポートするマネージドクラスターへの外部アクセスを提供する URL に置き換えます。
1.5.5.1.3.3. オプション: 特定のノードで実行するように klusterlet を設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターの nodeSelector と tolerations アノテーションを設定することで、マネージドクラスター klusterlet を実行するノードを指定できます。これらを設定するには、次の手順を実行します。
- コンソールのクラスターページから、更新するマネージドクラスターを選択します。
YAML コンテンツを表示するには、YAML スイッチを
Onに設定します。注記: YAML エディターは、クラスターをインポートまたは作成するときにのみ使用できます。インポートまたは作成後にマネージドクラスターの YAML 定義を編集するには、OpenShift Container Platform コマンドラインインターフェイスまたは Red Hat Advanced Cluster Management 検索機能を使用する必要があります。
-
nodeSelectorアノテーションをマネージドクラスターの YAML 定義に追加します。このアノテーションのキーは、open-cluster-management/nodeSelectorです。このアノテーションの値は、JSON 形式の文字列マップです。 tolerationsエントリーをマネージドクラスターの YAML 定義に追加します。このアノテーションのキーは、open-cluster-management/tolerationsです。このアノテーションの値は、JSON 形式の toleration リストを表します。結果の YAML は次の例のようになります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
KlusterletConfig を使用して、マネージドクラスターの nodeSelector と tolerations を設定することもできます。これらを設定するには、次の手順を実行します。
注: KlusterletConfig を使用する場合、マネージドクラスターは、マネージドクラスターのアノテーションの設定ではなく、KlusterletConfig 設定の構成を使用します。
次のサンプル YAML の内容を適用します。必要に応じて値を置き換えます。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
agent.open-cluster-management.io/klusterlet-config: `<klusterletconfigName>アノテーションをマネージドクラスターに追加し、<klusterletconfigName>をKlusterletConfigの名前に置き換えます。
1.5.5.1.4. インポートされたクラスターの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の手順を実行して、インポートされたクラスターと、マネージドクラスターで作成された open-cluster-management-agent-addon を削除します。
Clusters ページで、Actions > Detach cluster をクリックしてマネージメントからクラスターを削除します。
注記: local-cluster という名前のハブクラスターをデタッチしようとする場合は、デフォルトの disableHubSelfManagement 設定が false である点に注意してください。この設定が原因で、ハブクラスターがデタッチされると、自身を再インポートして管理し、MultiClusterHub コントローラーが調整されます。ハブクラスターがデタッチプロセスを完了して再インポートするのに時間がかかる場合があります。プロセスが完了するのを待たずにハブクラスターを再インポートする場合は、次のコマンドを実行して multiclusterhub-operator Pod を再起動し、再インポートを高速化できます。
oc delete po -n open-cluster-management `oc get pod -n open-cluster-management | grep multiclusterhub-operator| cut -d' ' -f1`
oc delete po -n open-cluster-management `oc get pod -n open-cluster-management | grep multiclusterhub-operator| cut -d' ' -f1`
disableHubSelfManagement の値を true に指定して、自動的にインポートされないように、ハブクラスターの値を変更できます。詳細は、disableHubSelfManagement のトピックを参照してください。
1.5.5.1.4.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- カスタムイメージプルシークレット の定義方法の詳細は、カスタムイメージプルシークレットを参照してください。
- disableHubSelfManagement トピックを参照してください。
1.5.5.2. CLI を使用したマネージドクラスターのインポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine for Kubernetes Operator をインストールしたら、Red Hat OpenShift Container Platform CLI を使用して、クラスターをインポートおよび管理できるようになります。自動インポートシークレットを使用するか、man コマンドを使用して、CLI でマネージドクラスターをインポートする方法は、以下のトピックを参照してください。
重要: ハブクラスターは別のハブクラスターを管理できません。ハブクラスターは、ローカルクラスター として自動的にインポートおよび管理されるようにセットアップされます。ハブクラスターは、手動でインポートして自己管理する必要はありません。ハブクラスターを削除して再度インポートする場合は、local-cluster:true ラベルを追加する必要があります。
1.5.5.2.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- デプロイされたハブクラスター。ベアメタルクラスターをインポートする場合は、ハブクラスターを OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降にインストールする必要があります。
- 管理する別のクラスター。
-
ocコマンドを実行する OpenShift Container Platform CLI バージョン 4.13 以降。OpenShift Container Platform CLI のインストールと設定については、OpenShift CLI の使用方法 を参照してください。 -
OpenShift Container Platform によって作成されていないクラスターをインポートする場合、定義された
multiclusterhub.spec.imagePullSecret。このシークレットは、multicluster engine for Kubernetes Operator のインストール時に作成済みである可能性があります。このシークレットを定義する方法の詳細については、カスタムイメージプルシークレット を参照してください。
1.5.5.2.2. サポート対象のアーキテクチャー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- Linux (x86_64, s390x, ppc64le)
- macOS
1.5.5.2.3. クラスターインポートの準備 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
CLI を使用してマネージドクラスターをインポートする前に、以下の手順を実行する必要があります。
次のコマンドを実行して、ハブクラスターにログインします。
oc login
oc loginCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ハブクラスターで次のコマンドを実行して、プロジェクトおよび namespace を作成します。
<cluster_name>で定義されているクラスター名は、YAML ファイルとコマンドでクラスター namespace としても使用されます。oc new-project <cluster_name>
oc new-project <cluster_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 重要:
cluster.open-cluster-management.io/managedClusterラベルは、マネージドクラスターの namespace に対して自動的に追加および削除されます。手動でマネージドクラスター namespace に追加したり、削除したりしないでください。以下の内容例で
managed-cluster.yamlという名前のファイルを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow cloudおよびvendorの値をauto-detectする場合、Red Hat Advanced Cluster Management はインポートしているクラスターからクラウドおよびベンダータイプを自動的に検出します。オプションで、auto-detectの値をクラスターのクラウドおよびベンダーの値に置き換えることができます。以下の例を参照してください。cloud: Amazon vendor: OpenShift
cloud: Amazon vendor: OpenShiftCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して、YAML ファイルを
ManagedClusterリソースに適用します。oc apply -f managed-cluster.yaml
oc apply -f managed-cluster.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
これで、自動インポートシークレットを使用してクラスターをインポートする か、手動でクラスターをインポートする のいずれかに進むことができます。
1.5.5.2.4. 自動インポートシークレットを使用したクラスターのインポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
自動インポートシークレットを使用してマネージドクラスターをインポートするには、クラスターの kubeconfig ファイルへの参照、またはクラスターの kube API サーバーとトークンのペアのいずれかの参照を含むシークレットを作成する必要があります。自動インポートシークレットを使用してクラスターをインポートするには、以下の手順を実行します。
-
インポートするマネージドクラスターの
kubeconfigファイル、または kube API サーバーおよびトークンを取得します。kubeconfigファイルまたは kube API サーバーおよびトークンの場所を特定する方法は、Kubernetes クラスターのドキュメントを参照してください。 ${CLUSTER_NAME} namespace に
auto-import-secret.yamlファイルを作成します。以下のテンプレートのようなコンテンツを使用して、
auto-import-secret.yamlという名前の YAML ファイルを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して、<cluster_name> namespace に YAML ファイルを適用します。
oc apply -f auto-import-secret.yaml
oc apply -f auto-import-secret.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記: デフォルトでは、自動インポートシークレットは 1 回使用され、インポートプロセスが完了すると削除されます。自動インポートシークレットを保持する場合は、
managedcluster-import-controller.open-cluster-management.io/keeping-auto-import-secretをシークレットに追加します。これを追加するには、以下のコマンドを実行します。oc -n <cluster_name> annotate secrets auto-import-secret managedcluster-import-controller.open-cluster-management.io/keeping-auto-import-secret=""
oc -n <cluster_name> annotate secrets auto-import-secret managedcluster-import-controller.open-cluster-management.io/keeping-auto-import-secret=""Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
インポートしたクラスターのステータス (
JOINEDおよびAVAILABLE) を確認します。ハブクラスターから以下のコマンドを実行します。oc get managedcluster <cluster_name>
oc get managedcluster <cluster_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow クラスターで以下のコマンドを実行して、マネージドクラスターにログインします。
oc login
oc loginCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して、インポートするクラスターの Pod ステータスを検証できます。
oc get pod -n open-cluster-management-agent
oc get pod -n open-cluster-management-agentCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
klusterlet アドオンのインポート に進むことができます。
1.5.5.2.5. クラスターの手動インポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
重要: import コマンドには、インポートされた各マネージドクラスターにコピーされるプルシークレット情報が含まれます。インポートしたクラスターにアクセスできるユーザーであれば誰でも、プルシークレット情報を表示することもできます。
マネージドクラスターを手動でインポートするには、以下の手順を実行します。
以下のコマンドを実行して、ハブクラスターでインポートコントローラーによって生成された
klusterlet-crd.yamlファイルを取得します。oc get secret <cluster_name>-import -n <cluster_name> -o jsonpath={.data.crds\\.yaml} | base64 --decode > klusterlet-crd.yamloc get secret <cluster_name>-import -n <cluster_name> -o jsonpath={.data.crds\\.yaml} | base64 --decode > klusterlet-crd.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して、ハブクラスターにインポートコントローラーによって生成された
import.yamlファイルを取得します。oc get secret <cluster_name>-import -n <cluster_name> -o jsonpath={.data.import\\.yaml} | base64 --decode > import.yamloc get secret <cluster_name>-import -n <cluster_name> -o jsonpath={.data.import\\.yaml} | base64 --decode > import.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow インポートするクラスターで次の手順を実行します。
次のコマンドを入力して、インポートするマネージドクラスターにログインします。
oc login
oc loginCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して、手順 1 で生成した
klusterlet-crd.yamlを適用します。oc apply -f klusterlet-crd.yaml
oc apply -f klusterlet-crd.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して、以前に生成した
import.yamlファイルを適用します。oc apply -f import.yaml
oc apply -f import.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ハブクラスターから次のコマンドを実行して、インポートするマネージドクラスターの
JOINEDおよびAVAILABLEステータスを検証できます。oc get managedcluster <cluster_name>
oc get managedcluster <cluster_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
klusterlet アドオンのインポート に進むことができます。
1.5.5.2.6. klusterlet アドオンのインポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
KlusterletAddonConfig klusterlet アドオン設定を実装して、マネージドクラスターで他のアドオンを有効にします。次の手順を実行して、設定ファイルを作成して適用します。
以下の例のような YAML ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
ファイルは
klusterlet-addon-config.yamlとして保存します。 以下のコマンドを実行して YAML を適用します。
oc apply -f klusterlet-addon-config.yaml
oc apply -f klusterlet-addon-config.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow アドオンは、インポートするマネージドクラスターのステータスが
AVAILABLEになると、インストールされます。以下のコマンドを実行して、インポートするクラスターのアドオンの Pod ステータスを検証できます。
oc get pod -n open-cluster-management-agent-addon
oc get pod -n open-cluster-management-agent-addonCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.5.2.7. コマンドラインインターフェイスを使用したインポート済みクラスターの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コマンドラインインターフェイスを使用してマネージドクラスターを削除するには、以下のコマンドを実行します。
oc delete managedcluster <cluster_name>
oc delete managedcluster <cluster_name>
<cluster_name> をクラスターの名前に置き換えます。
1.5.5.3. エージェント登録を使用したマネージドクラスターのインポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine for Kubernetes Operator をインストールしたら、エージェント登録エンドポイントを使用して、クラスターをインポートおよび管理できるようになります。エージェント登録エンドポイントを使用してマネージドクラスターをインポートする方法は、次のトピックをそのまま参照してください。
1.5.5.3.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- デプロイされたハブクラスター。ベアメタルクラスターをインポートする場合は、ハブクラスターを OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降にインストールする必要があります。
- 管理するクラスター。
-
base64コマンドラインツール。 OpenShift Container Platform によって作成されていないクラスターをインポートする場合、定義された
multiclusterhub.spec.imagePullSecret。このシークレットは、multicluster engine for Kubernetes Operator のインストール時に作成済みである可能性があります。このシークレットを定義する方法の詳細は、カスタムイメージプルシークレット を参照してください。新規シークレットを作成する必要がある場合は、新規プルシークレットの作成 を参照してください。
1.5.5.3.2. サポートされているアーキテクチャー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- Linux (x86_64, s390x, ppc64le)
- macOS
1.5.5.3.3. クラスターのインポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
エージェント登録エンドポイントを使用してマネージドクラスターをインポートするには、次の手順を実行します。
ハブクラスターで次のコマンドを実行して、エージェント登録サーバーの URL を取得します。
export agent_registration_host=$(oc get route -n multicluster-engine agent-registration -o=jsonpath="{.spec.host}")export agent_registration_host=$(oc get route -n multicluster-engine agent-registration -o=jsonpath="{.spec.host}")Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注: ハブクラスターがクラスター全体のプロキシーを使用している場合は、マネージドクラスターがアクセスできる URL を使用していることを確認してください。
次のコマンドを実行して、cacert を取得します。
oc get configmap -n kube-system kube-root-ca.crt -o=jsonpath="{.data['ca\.crt']}" > ca.crt_oc get configmap -n kube-system kube-root-ca.crt -o=jsonpath="{.data['ca\.crt']}" > ca.crt_Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記:
kube-root-ca発行エンドポイントを使用していない場合は、kube-root-caCA の代わりにパブリックagent-registrationAPI エンドポイント CA を使用してください。次の YAML コンテンツを適用して、エージェント登録サーバーが承認するトークンを取得します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行してトークンをエクスポートします。
export token=$(oc get secret -n multicluster-engine managed-cluster-import-agent-registration-sa-token -o=jsonpath='{.data.token}' | base64 -d)export token=$(oc get secret -n multicluster-engine managed-cluster-import-agent-registration-sa-token -o=jsonpath='{.data.token}' | base64 -d)Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、自動承認を有効にし、コンテンツを
cluster-managerにパッチを適用します。oc patch clustermanager cluster-manager --type=merge -p '{"spec":{"registrationConfiguration":{"featureGates":[ {"feature": "ManagedClusterAutoApproval", "mode": "Enable"}], "autoApproveUsers":["system:serviceaccount:multicluster-engine:agent-registration-bootstrap"]}}}'oc patch clustermanager cluster-manager --type=merge -p '{"spec":{"registrationConfiguration":{"featureGates":[ {"feature": "ManagedClusterAutoApproval", "mode": "Enable"}], "autoApproveUsers":["system:serviceaccount:multicluster-engine:agent-registration-bootstrap"]}}}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注: 自動承認を無効にして、マネージドクラスターからの証明書署名リクエストを手動で承認することもできます。
次のコマンドを実行して、マネージドクラスターに切り替え、cacert を取得します。
curl --cacert ca.crt -H "Authorization: Bearer $token" https://$agent_registration_host/agent-registration/crds/v1 | oc apply -f -
curl --cacert ca.crt -H "Authorization: Bearer $token" https://$agent_registration_host/agent-registration/crds/v1 | oc apply -f -Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、マネージドクラスターをハブクラスターにインポートします。
<clusterName>は、クラスターの名前に置き換えます。オプション:
<klusterletconfigName>は KlusterletConfig の名前に置き換えます。curl --cacert ca.crt -H "Authorization: Bearer $token" https://$agent_registration_host/agent-registration/manifests/<clusterName>?klusterletconfig=<klusterletconfigName> | oc apply -f -
curl --cacert ca.crt -H "Authorization: Bearer $token" https://$agent_registration_host/agent-registration/manifests/<clusterName>?klusterletconfig=<klusterletconfigName> | oc apply -f -Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.5.4. オンプレミスの Red Hat OpenShift Container Platform クラスターの手動インポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Kubernetes Operator 用のマルチクラスターエンジンをインストールすると、クラスターをインポートして管理できるようになります。既存の OpenShift Container Platform クラスターをインポートして、ノードを追加できます。マルチクラスターエンジン Operator をインストールするとハブクラスターが自動的にインポートされるため、手順を完了しなくてもハブクラスターにノードを追加できます。詳細は、次のトピックを引き続きお読みください。
1.5.5.4.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- Central Infrastructure Management サービスの有効化
1.5.5.4.2. クラスターのインポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
静的ネットワークまたはベアメタルホストなしで OpenShift Container Platform クラスターを手動でインポートし、ノードを追加する準備をするには、以下の手順を実行します。
次の YAML コンテンツを適用して、インポートする OpenShift Container Platform クラスターの namespace を作成します。
apiVersion: v1 kind: Namespace metadata: name: managed-cluster
apiVersion: v1 kind: Namespace metadata: name: managed-clusterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の YAML コンテンツを適用して、インポートしている OpenShift Container Platform クラスターに一致する ClusterImageSet が存在することを確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次の YAML コンテンツを適用して、イメージにアクセスするためのプルシークレットを追加します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- <pull-secret-json> をプルシークレット JSON に置き換えます。
kubeconfigを OpenShift Container Platform クラスターからハブクラスターにコピーします。次のコマンドを実行して、OpenShift Container Platform クラスターから
kubeconfigを取得します。kubeconfigがインポートされるクラスターとして設定されていることを確認します。oc get secret -n openshift-kube-apiserver node-kubeconfigs -ojson | jq '.data["lb-ext.kubeconfig"]' --raw-output | base64 -d > /tmp/kubeconfig.some-other-cluster
oc get secret -n openshift-kube-apiserver node-kubeconfigs -ojson | jq '.data["lb-ext.kubeconfig"]' --raw-output | base64 -d > /tmp/kubeconfig.some-other-clusterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記: クラスター API にカスタムドメイン経由でアクセスする場合は、まずこの
kubeconfigを編集して、certificate-authority-dataフィールドにカスタム証明書を追加し、serverフィールドをカスタムドメインに合わせて変更する必要があります。次のコマンドを実行して、
kubeconfigをハブクラスターにコピーします。kubeconfigがハブクラスターとして設定されていることを確認します。oc -n managed-cluster create secret generic some-other-cluster-admin-kubeconfig --from-file=kubeconfig=/tmp/kubeconfig.some-other-cluster
oc -n managed-cluster create secret generic some-other-cluster-admin-kubeconfig --from-file=kubeconfig=/tmp/kubeconfig.some-other-clusterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
次の YAML コンテンツを適用して、
AgentClusterInstallカスタムリソースを作成します。必要に応じて値を置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次の YAML コンテンツを適用して、
ClusterDeploymentを作成します。必要に応じて値を置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次の YAML コンテンツを適用することで、
InfraEnvカスタムリソースを追加して、クラスターに追加する新しいホストを検出します。必要に応じて値を置き換えます。注記: 静的 IP アドレスを使用していない場合、次の例では追加の設定が必要になる場合があります。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
| フィールド | 任意または必須 | 説明 |
|---|---|---|
|
| 任意 |
遅延バインディングを使用している場合、 |
|
| 任意 |
トラブルシューティングのためにノードにログインできるように、オプションの |
インポートに成功すると、ISO ファイルをダウンロードする URL が表示されます。次のコマンドを実行して ISO ファイルをダウンロードします。<url> は表示される URL に置き換えます。
注記: ベアメタルホストを使用すると、ホストの検出を自動化できます。
oc get infraenv -n managed-cluster some-other-infraenv -ojson | jq ".status.<url>" --raw-output | xargs curl -k -o /storage0/isos/some-other.iso
oc get infraenv -n managed-cluster some-other-infraenv -ojson | jq ".status.<url>" --raw-output | xargs curl -k -o /storage0/isos/some-other.isoCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
オプション: OpenShift Container Platform クラスターで、ポリシーなどの Red Hat Advanced Cluster Management 機能を使用する場合は、
ManagedClusterリソースを作成します。ManagedClusterリソースの名前は、ClusterDeplpoymentリソースの名前と一致させてください。ManagedClusterリソースがない場合、コンソールではクラスターのステータスがdetachedになります。
1.5.5.5. インポート用のマネージドクラスターでのイメージレジストリーの指定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
インポートしているマネージドクラスターのイメージレジストリーを上書きする必要がある場合があります。これには、ManagedClusterImageRegistry カスタムリソース定義を作成します。
ManagedClusterImageRegistry カスタムリソース定義は、namespace スコープのリソースです。
ManagedClusterImageRegistry カスタムリソース定義は、Placement が選択するマネージドクラスターのセットを指定しますが、カスタムイメージレジストリーとは異なるイメージが必要になります。マネージドクラスターが新規イメージで更新されると、識別用に各マネージドクラスターに、open-cluster-management.io/image-registry=<namespace>.<managedClusterImageRegistryName> のラベルが追加されます。
以下の例は、ManagedClusterImageRegistry カスタムリソース定義を示しています。
- 1
- マネージドクラスターのセットを選択するのと同じ namespace 内の配置の名前に置き換えます。
- 2
- カスタムイメージレジストリーからイメージをプルするために使用されるプルシークレットの名前に置き換えます。
- 3
ソースおよびミラーレジストリーのそれぞれの値をリスト表示します。mirrored-image-registry-addressおよびimage-registry-addressは、レジストリーの各ミラーおよびソース値に置き換えます。-
例 1:
registry.redhat.io/rhacm2という名前のソースイメージレジストリーをlocalhost:5000/rhacm2に、registry.redhat.io/multicluster-engineをlocalhost:5000/multicluster-engineに置き換えるには、以下の例を使用します。
-
例 1:
registries:
- mirror: localhost:5000/rhacm2/
source: registry.redhat.io/rhacm2
- mirror: localhost:5000/multicluster-engine
source: registry.redhat.io/multicluster-engine
registries:
- mirror: localhost:5000/rhacm2/
source: registry.redhat.io/rhacm2
- mirror: localhost:5000/multicluster-engine
source: registry.redhat.io/multicluster-engine
例 2: ソースイメージ
registry.redhat.io/rhacm2/registration-rhel8-operatorをlocalhost:5000/rhacm2-registration-rhel8-operatorに置き換えるには、以下の例を使用します。registries: - mirror: localhost:5000/rhacm2-registration-rhel8-operator source: registry.redhat.io/rhacm2/registration-rhel8-operatorregistries: - mirror: localhost:5000/rhacm2-registration-rhel8-operator source: registry.redhat.io/rhacm2/registration-rhel8-operatorCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
重要: エージェント登録を使用してマネージドクラスターをインポートする場合は、イメージレジストリーを含む KlusterletConfig を作成する必要があります。以下の例を参照してください。必要に応じて値を置き換えます。
詳細は、エージェント登録エンドポイントを使用したマネージドクラスターのインポート を参照してください。
1.5.5.5.1. ManagedClusterImageRegistry を持つクラスターのインポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ManagedClusterImageRegistry カスタムリソース定義でカスタマイズされるクラスターをインポートするには、以下の手順を実行します。
クラスターをインポートする必要のある namespace にプルシークレットを作成します。これらの手順では、namespace は
myNamespaceです。kubectl create secret docker-registry myPullSecret \ --docker-server=<your-registry-server> \ --docker-username=<my-name> \ --docker-password=<my-password>
$ kubectl create secret docker-registry myPullSecret \ --docker-server=<your-registry-server> \ --docker-username=<my-name> \ --docker-password=<my-password>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 作成した namespace に Placement を作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記: Placement がクラスターを選択できるようにするには、toleration を
unreachableに指定する必要があります。ManagedClusterSetリソースを作成し、これを namespace にバインドします。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow namespace に
ManagedClusterImageRegistryカスタムリソース定義を作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - コンソールからマネージドクラスターをインポートし、マネージドクラスターセットに追加します。
-
open-cluster-management.io/image-registry=myNamespace.myImageRegistryラベルをマネージドクラスターに追加した後に、マネージドクラスターで import コマンドをコピーして実行します。
1.5.6. クラスターへのアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
作成され、管理されている Red Hat OpenShift Container Platform クラスターにアクセスするには、以下の手順を実行します。
- コンソールから、Infrastructure > Clusters に移動し、作成したクラスターまたはアクセスするクラスターの名前を選択します。
Reveal credentials を選択し、クラスターのユーザー名およびパスワードを表示します。クラスターにログインする際に使用するため、この値を書き留めてください。
注記: インポートしたクラスターでは、Reveal credentials オプションは利用できません。
- クラスターにリンクする Console URL を選択します。
- 手順 3 で確認したユーザー ID およびパスワードを使用して、クラスターにログインします。
1.5.7. マネージドクラスターのスケーリング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
作成したクラスターは、仮想マシンのサイズやノード数など、マネージドクラスターの仕様をカスタマイズおよびサイズ変更できます。インストーラーでプロビジョニングされたインフラストラクチャーをクラスターデプロイメントに使用している場合は、次のオプションを参照してください。
クラスターのデプロイメントに Central Infrastructure Management を使用している場合は、次のオプションを参照してください。
1.5.7.1. MachinePool によるスケーリング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator を使用してプロビジョニングするクラスターの場合、MachinePool リソースが自動的に作成されます。MachinePool を使用して、仮想マシンのサイズやノード数など、マネージドクラスターの仕様をさらにカスタマイズおよびサイズ変更できます。
-
MachinePoolリソースの使用は、ベアメタルクラスターではサポートされていません。 -
MachinePoolリソースは、ハブクラスター上の Kubernetes リソースで、MachineSetリソースをマネージドクラスターでグループ化します。 -
MachinePoolリソースは、ゾーンの設定、インスタンスタイプ、ルートストレージなど、マシンリソースのセットを均一に設定します。 -
MachinePoolでは、マネージドクラスターで、必要なノード数を手動で設定したり、ノードの自動スケーリングを設定したりするのに役立ちます。
1.5.7.1.1. 自動スケーリングの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
自動スケーリングを設定すると、トラフィックが少ない場合にリソースをスケールダウンし、多くのリソースが必要な場合に十分にリソースを確保できるようにスケールアップするなど、必要に応じてクラスターに柔軟性を持たせることができます。
コンソールを使用して
MachinePoolリソースで自動スケーリングを有効にするには、以下の手順を実行します。- ナビゲーションで、Infrastructure > Clusters を選択します。
- ターゲットクラスターの名前をクリックし、Machine pools タブを選択します。
- マシンプールページのターゲットマシンプールの Options メニューから Enable autoscale を選択します。
マシンセットレプリカの最小数および最大数を選択します。マシンセットレプリカは、クラスターのノードに直接マップします。
Scale をクリックした後、変更がコンソールに反映されるまでに数分かかる場合があります。Machine pools タブの通知がある場合は、View machines をクリックしてスケーリング操作のステータスを表示できます。
コマンドラインを使用して
MachinePoolリソースで自動スケーリングを有効にするには、以下の手順を実行します。次のコマンドを入力して、マシンプールのリストを表示します。このとき、
managed-cluster-namespaceは、ターゲットのマネージドクラスターの namespace に置き換えます。oc get machinepools -n <managed-cluster-namespace>
oc get machinepools -n <managed-cluster-namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを入力してマシンプールの YAML ファイルを編集します。
oc edit machinepool <MachinePool-resource-name> -n <managed-cluster-namespace>
oc edit machinepool <MachinePool-resource-name> -n <managed-cluster-namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
MachinePool-resource-nameはMachinePoolリソースの名前に置き換えます。 -
managed-cluster-namespaceはマネージドクラスターの namespace の名前に置き換えます。
-
-
YAML ファイルから
spec.replicasフィールドを削除します。 -
spec.autoscaling.minReplicas設定およびspec.autoscaling.maxReplicasフィールドをリソース YAML に追加します。 -
レプリカの最小数を
minReplicas設定に追加します。 -
レプリカの最大数を
maxReplicas設定に追加します。 - ファイルを保存して変更を送信します。
1.5.7.1.2. 自動スケーリングの無効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールまたはコマンドラインを使用して自動スケーリングを無効にできます。
コンソールを使用して自動スケーリングを無効にするには、次の手順を実行します。
- ナビゲーションで、Infrastructure > Clusters を選択します。
- ターゲットクラスターの名前をクリックし、Machine pools タブを選択します。
- マシンプールページから、ターゲットマシンプールの Options メニューから autoscale を無効にします。
必要なマシンセットのレプリカ数を選択します。マシンセットのレプリカは、クラスター上のノードを直接マップします。
Scale をクリックした後、表示されるまでに数分かかる場合があります。Machine pools タブの通知で View machines をクリックすると、スケーリングの状態を表示できます。
コマンドラインを使用して自動スケーリングを無効にするには、以下の手順を実行します。
以下のコマンドを実行して、マシンプールのリストを表示します。
oc get machinepools -n <managed-cluster-namespace>
oc get machinepools -n <managed-cluster-namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow managed-cluster-namespaceは、ターゲットのマネージドクラスターの namespace に置き換えます。以下のコマンドを入力してマシンプールの YAML ファイルを編集します。
oc edit machinepool <name-of-MachinePool-resource> -n <namespace-of-managed-cluster>
oc edit machinepool <name-of-MachinePool-resource> -n <namespace-of-managed-cluster>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow name-of-MachinePool-resourceは、MachinePoolリソースの名前に置き換えます。namespace-of-managed-clusterは、マネージドクラスターの namespace 名に置き換えます。-
YAML ファイルから
spec.autoscalingフィールドを削除します。 -
spec.replicasフィールドをリソース YAML に追加します。 -
replicasの設定にレプリカ数を追加します。 - ファイルを保存して変更を送信します。
1.5.7.1.3. 手動スケーリングの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールおよびコマンドラインから手動でスケーリングできます。
1.5.7.1.3.1. コンソールでの手動スケーリングの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用して MachinePool リソースをスケーリングするには、次の手順を実行します。
-
有効になっている場合は、
MachinePoolの自動スケーリングを無効にします。前の手順を参照してください。 - コンソールから、Infrastructure > Clusters をクリックします。
- ターゲットクラスターの名前をクリックし、Machine pools タブを選択します。
- マシンプールページで、対象のマシンプールの Options メニューから Scale machine pool を選択します。
- 必要なマシンセットのレプリカ数を選択します。マシンセットのレプリカは、クラスター上のノードを直接マップします。Scale をクリックした後、変更がコンソールに反映されるまでに数分かかる場合があります。マシンプールタブの通知から View machines をクリックすると、スケーリング操作の状態を表示できます。
1.5.7.1.3.2. コマンドラインでの手動スケーリングの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コマンドラインを使用して MachinePool リソースをスケーリングするには、次の手順を実行します。
次のコマンドを入力して、マシンプールのリストを表示します。このとき、
<managed-cluster-namespace>は、ターゲットのマネージドクラスターの namespace に置き換えます。oc get machinepools -n <managed-cluster-namespace>
oc get machinepools -n <managed-cluster-namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを入力してマシンプールの YAML ファイルを編集します。
oc edit machinepool <MachinePool-resource-name> -n <managed-cluster-namespace>
oc edit machinepool <MachinePool-resource-name> -n <managed-cluster-namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
MachinePool-resource-nameはMachinePoolリソースの名前に置き換えます。 -
managed-cluster-namespaceはマネージドクラスターの namespace の名前に置き換えます。
-
-
YAML ファイルから
spec.autoscalingフィールドを削除します。 -
YAML ファイルの
spec.replicasフィールドを必要な数のレプリカに変更します。 - ファイルを保存して変更を送信します。
1.5.7.2. OpenShift Container Platform クラスターへのワーカーノードの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Central Infrastructure Management を使用している場合は、実稼働環境ノードを追加することで OpenShift Container Platform クラスターをカスタマイズできます。
必要なアクセス権限: 管理者
1.5.7.2.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスター API を信頼するために必要な新しい CA 証明書が必要です。
1.5.7.2.2. 有効な kubeconfig の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
実稼働環境のワーカーノードを OpenShift Container Platform クラスターに追加する前に、有効な kubeconfig があるかどうかを確認する必要があります。
マネージドクラスターの API 証明書が変更された場合は、次の手順を実行して、kubeconfig を新しい CA 証明書で更新します。
次のコマンドを実行して、
clusterDeploymentのkubeconfigが有効かどうかを確認します。<kubeconfig_name>を現在のkubeconfigの名前に置き換え、<cluster_name>をクラスターの名前に置き換えます。export <kubeconfig_name>=$(oc get cd $<cluster_name> -o "jsonpath={.spec.clusterMetadata.adminKubeconfigSecretRef.name}") oc extract secret/$<kubeconfig_name> --keys=kubeconfig --to=- > original-kubeconfig oc --kubeconfig=original-kubeconfig get nodeexport <kubeconfig_name>=$(oc get cd $<cluster_name> -o "jsonpath={.spec.clusterMetadata.adminKubeconfigSecretRef.name}") oc extract secret/$<kubeconfig_name> --keys=kubeconfig --to=- > original-kubeconfig oc --kubeconfig=original-kubeconfig get nodeCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のエラーメッセージが表示された場合は、
kubeconfigシークレットを更新する必要があります。エラーメッセージが表示されない場合は、ワーカーノードの追加 に進みます。Unable to connect to the server: tls: failed to verify certificate: x509: certificate signed by unknown authority
Unable to connect to the server: tls: failed to verify certificate: x509: certificate signed by unknown authorityCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kubeconfigのcertificate-authority-dataフィールドからbase64でエンコードされた証明書バンドルを取得し、次のコマンドを実行してデコードします。echo <base64 encoded blob> | base64 --decode > decoded-existing-certs.pem
echo <base64 encoded blob> | base64 --decode > decoded-existing-certs.pemCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 元のファイルをコピーして、更新された
kubeconfigファイルを作成します。次のコマンドを実行し、<new_kubeconfig_name>を新しいkubeconfigファイルの名前に置き換えます。cp original-kubeconfig <new_kubeconfig_name>
cp original-kubeconfig <new_kubeconfig_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、デコードされた pem に新しい証明書を追加します。
cat decoded-existing-certs.pem new-ca-certificate.pem | openssl base64 -A
cat decoded-existing-certs.pem new-ca-certificate.pem | openssl base64 -ACopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
テキストエディターを使用して、前のコマンドの
base64出力を新しいkubeconfigファイルのcertificate-authority-dataキーの値として追加します。 新しい
kubeconfigを使用して API をクエリーし、新しいkubeconfigが有効かどうかを確認します。以下のコマンドを実行します。<new_kubeconfig_name>を新しいkubeconfigファイルの名前に置き換えます。KUBECONFIG=<new_kubeconfig_name> oc get nodes
KUBECONFIG=<new_kubeconfig_name> oc get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 成功した出力を受け取った場合、
kubeconfigは有効です。次のコマンドを実行して、Red Hat Advanced Cluster Management ハブクラスターの
kubeconfigシークレットを更新します。<new_kubeconfig_name>を新しいkubeconfigファイルの名前に置き換えます。oc patch secret $original-kubeconfig --type='json' -p="[{'op': 'replace', 'path': '/data/kubeconfig', 'value': '$(openssl base64 -A -in <new_kubeconfig_name>)'},{'op': 'replace', 'path': '/data/raw-kubeconfig', 'value': '$(openssl base64 -A -in <new_kubeconfig_name>)'}]"oc patch secret $original-kubeconfig --type='json' -p="[{'op': 'replace', 'path': '/data/kubeconfig', 'value': '$(openssl base64 -A -in <new_kubeconfig_name>)'},{'op': 'replace', 'path': '/data/raw-kubeconfig', 'value': '$(openssl base64 -A -in <new_kubeconfig_name>)'}]"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.7.2.3. ワーカーノードの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
有効な kubeconfig がある場合は、以下の手順を実行して、実稼働環境のワーカーノードを OpenShift Container Platform クラスターに追加します。
ワーカーノードとして使用するマシンを、以前にダウンロードした ISO から起動します。
注記: ワーカーノードが OpenShift Container Platform ワーカーノードの要件を満たしていることを確認してください。
次のコマンドを実行した後、エージェントが登録されるまで待ちます。
watch -n 5 "oc get agent -n managed-cluster"
watch -n 5 "oc get agent -n managed-cluster"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow エージェントの登録が成功すると、エージェントがリストされます。インストールのためにエージェントを承認します。これには数分かかる場合があります。
注記: エージェントがリストにない場合は、Ctrl キーと C キーを押して
watchコマンドを終了し、ワーカーノードにログインしてトラブルシューティングを行ってください。遅延バインディングを使用している場合は、次のコマンドを実行して、保留中のバインドされていないエージェントを OpenShift Container Platform クラスターに関連付けます。遅延バインディングを使用していない場合は、ステップ 5 に進みます。
oc get agent -n managed-cluster -ojson | jq -r '.items[] | select(.spec.approved==false) |select(.spec.clusterDeploymentName==null) | .metadata.name'| xargs oc -n managed-cluster patch -p '{"spec":{"clusterDeploymentName":{"name":"some-other-cluster","namespace":"managed-cluster"}}}' --type merge agentoc get agent -n managed-cluster -ojson | jq -r '.items[] | select(.spec.approved==false) |select(.spec.clusterDeploymentName==null) | .metadata.name'| xargs oc -n managed-cluster patch -p '{"spec":{"clusterDeploymentName":{"name":"some-other-cluster","namespace":"managed-cluster"}}}' --type merge agentCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、保留中のエージェントのインストールを承認します。
oc get agent -n managed-cluster -ojson | jq -r '.items[] | select(.spec.approved==false) | .metadata.name'| xargs oc -n managed-cluster patch -p '{"spec":{"approved":true}}' --type merge agentoc get agent -n managed-cluster -ojson | jq -r '.items[] | select(.spec.approved==false) | .metadata.name'| xargs oc -n managed-cluster patch -p '{"spec":{"approved":true}}' --type merge agentCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
ワーカーノードのインストールを待ちます。ワーカーノードのインストールが完了すると、ワーカーノードは証明書署名要求 (CSR) を使用してマネージドクラスターに接続し、参加プロセスを開始します。CSR は自動的に署名されます。
1.5.7.3. マネージドクラスターへのコントロールプレーンノードの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
問題のあるコントロールプレーンを置き換えるには、コントロールプレーンノードを正常または正常でないマネージドクラスターに追加します。
必要なアクセス権限: 管理者
1.5.7.3.1. 正常なマネージドクラスターへのコントロールプレーンノードの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の手順を実行して、コントロールプレーンノードを正常なマネージドクラスターに追加します。
- 新規コントロールプレーンノードの OpenShift Container Platform クラスターへのワーカーノードの追加 の手順を実行します。
Discovery ISO を使用してノードを追加する場合は、エージェントを承認する前にエージェントを
masterに設定します。以下のコマンドを実行します。oc patch agent <AGENT-NAME> -p '{"spec":{"role": "master"}}' --type=mergeoc patch agent <AGENT-NAME> -p '{"spec":{"role": "master"}}' --type=mergeCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記: CSR は自動的に承認されません。
BareMetalHostを使用してノードを追加する場合は、BareMetalHostリソースの作成時に、BareMetalHostアノテーションに次の行を追加します。bmac.agent-install.openshift.io/role: master
bmac.agent-install.openshift.io/role: masterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - OpenShift Container Platform の Assisted Installer ドキュメントの 正常なクラスターへのプライマリーコントロールプレーンノードのインストール の手順に従ってください。
1.5.7.3.2. 正常でないマネージドクラスターへのコントロールプレーンノードの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の手順を実行して、コントロールプレーンノードを正常でないマネージドクラスターに追加します。
- 正常でないコントロールプレーンノードのエージェントを削除します。
- デプロイメントにゼロタッチプロビジョニングフローを使用した場合は、ベアメタルホストを削除します。
- 新規コントロールプレーンノードの OpenShift Container Platform クラスターへのワーカーノードの追加 の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、エージェントを承認する前にエージェントを
masterに設定します。oc patch agent <AGENT-NAME> -p '{"spec":{"role": "master"}}' --type=mergeoc patch agent <AGENT-NAME> -p '{"spec":{"role": "master"}}' --type=mergeCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記: CSR は自動的に承認されません。
- OpenShift Container Platform の Assisted Installer ドキュメントの 正常でないクラスターへのプライマリーコントロールプレーンノードのインストール の手順に従ってください。
1.5.8. 作成されたクラスターの休止 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リソースを節約するために、multicluster engine Operator を使用して作成されたクラスターを休止状態にすることができます。休止状態のクラスターに必要となるリソースは、実行中のものより少なくなるので、クラスターを休止状態にしたり、休止状態を解除したりすることで、プロバイダーのコストを削減できる可能性があります。この機能は、次の環境の multicluster engine Operator によって作成されたクラスターにのみ適用されます。
- Amazon Web Services
- Microsoft Azure
- Google Cloud Platform
1.5.8.1. コンソールを使用したクラスターの休止 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用して、multicluster engine Operator によって作成されたクラスターを休止状態にするには、次の手順を実行します。
- ナビゲーションメニューから Infrastructure > Clusters を選択します。Manage clusters タブが選択されていることを確認します。
- そのクラスターの Options メニューから Hibernate cluster を選択します。注記: Hibernate cluster オプションが利用できない場合には、クラスターを休止状態にすることはできません。これは、クラスターがインポートされたものであり、multicluster engine Operator によって作成されたものでない場合に発生する可能性があります。
Clusters ページのクラスターのステータスは、プロセスが完了すると Hibernating になります。
ヒント: Clusters ページで休止するするクラスターを選択し、Actions > Hibernate clusters を選択して、複数のクラスターを休止できます。
選択したクラスターが休止状態になりました。
1.5.8.2. CLI を使用したクラスターの休止 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
CLI を使用して、multicluster engine Operator によって作成されたクラスターを休止状態にするには、次の手順を実行します。
以下のコマンドを入力して、休止するクラスターの設定を編集します。
oc edit clusterdeployment <name-of-cluster> -n <namespace-of-cluster>
oc edit clusterdeployment <name-of-cluster> -n <namespace-of-cluster>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow name-of-clusterは、休止するクラスター名に置き換えます。namespace-of-clusterは、休止するクラスターの namespace に置き換えます。-
spec.powerStateの値はHibernatingに変更します。 以下のコマンドを実行して、クラスターのステータスを表示します。
oc get clusterdeployment <name-of-cluster> -n <namespace-of-cluster> -o yaml
oc get clusterdeployment <name-of-cluster> -n <namespace-of-cluster> -o yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow name-of-clusterは、休止するクラスター名に置き換えます。namespace-of-clusterは、休止するクラスターの namespace に置き換えます。クラスターを休止するプロセスが完了すると、クラスターのタイプの値は
type=Hibernatingになります。
選択したクラスターが休止状態になりました。
1.5.8.3. コンソールを使用して休止中のクラスターの通常操作を再開する手順 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用して、休止中のクラスターの通常操作を再開するには、以下の手順を実行します。
- ナビゲーションメニューから Infrastructure > Clusters を選択します。Manage clusters タブが選択されていることを確認します。
- 再開するクラスターの Options メニューから Resume cluster を選択します。
プロセスを完了すると、Clusters ページのクラスターのステータスは Ready になります。
ヒント: Clusters ページで、再開するクラスターを選択し、Actions > Resume cluster の順に選択して、複数のクラスターを再開できます。
選択したクラスターで通常の操作が再開されました。
1.5.8.4. CLI を使用して休止中のクラスターの通常操作を再開する手順 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
CLI を使用して、休止中のクラスターの通常操作を再開するには、以下の手順を実行します。
以下のコマンドを入力してクラスターの設定を編集します。
oc edit clusterdeployment <name-of-cluster> -n <namespace-of-cluster>
oc edit clusterdeployment <name-of-cluster> -n <namespace-of-cluster>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow name-of-clusterは、休止するクラスター名に置き換えます。namespace-of-clusterは、休止するクラスターの namespace に置き換えます。-
spec.powerStateの値をRunningに変更します。 以下のコマンドを実行して、クラスターのステータスを表示します。
oc get clusterdeployment <name-of-cluster> -n <namespace-of-cluster> -o yaml
oc get clusterdeployment <name-of-cluster> -n <namespace-of-cluster> -o yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow name-of-clusterは、休止するクラスター名に置き換えます。namespace-of-clusterは、休止するクラスターの namespace に置き換えます。クラスターの再開プロセスが完了すると、クラスターのタイプの値は
type=Runningになります。
選択したクラスターで通常の操作が再開されました。
1.5.9. クラスターのアップグレード リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator で管理する Red Hat OpenShift Container Platform クラスターを作成した後、multicluster engine Operator コンソールを使用して、マネージドクラスターが使用するバージョンチャネルで利用できる最新のマイナーバージョンにこれらのクラスターをアップグレードできます。
接続された環境では、コンソールでアップグレードが必要な各クラスターに提供される通知によって、更新が自動的に識別されます。
注記:
メジャーバージョンへのアップグレードには、そのバージョンへのアップグレードの前提条件をすべて満たしていることを確認する必要があります。コンソールでクラスターをアップグレードする前に、マネージドクラスターのバージョンチャネルを更新する必要があります。
マネージドクラスターでバージョンチャネルを更新すると、マルチクラスターエンジン Operator コンソールに、アップグレードに使用できる最新バージョンが表示されます。
このアップグレードの手法は、ステータスが Ready の OpenShift Container Platform のマネージドクラスタークラスターでだけ使用できます。
重要: マルチクラスターエンジン Operator コンソールを使用して、Red Hat OpenShift Kubernetes Service マネージドクラスターまたは OpenShift Container Platform マネージドクラスターを Red Hat OpenShift Dedicated でアップグレードすることはできません。
オンライン環境でクラスターをアップグレードするには、以下の手順を実行します。
- ナビゲーションメニューから Infrastructure > Clusters に移動します。アップグレードが利用可能な場合には、Distribution version の列に表示されます。
- アップグレードする Ready 状態のクラスターを選択します。クラスターはコンソールを使用してアップグレードされる OpenShift Container Platform クラスターである必要があります。
- Upgrade を選択します。
- 各クラスターの新しいバージョンを選択します。
- Upgrade を選択します。
クラスターのアップグレードに失敗すると、Operator は通常アップグレードを数回再試行し、停止し、コンポーネントに問題があるステータスを報告します。場合によっては、アップグレードプロセスは、プロセスの完了を繰り返し試行します。アップグレードに失敗した後にクラスターを以前のバージョンにロールバックすることはサポートされていません。クラスターのアップグレードに失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
1.5.9.1. チャネルの選択 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用して、OpenShift Container Platform でクラスターをアップグレードするためのチャネルを選択できます。チャネルを選択すると、エラータバージョンとリリースバージョンの両方で利用可能なクラスターアップグレードが自動的に通知されます。
クラスターのチャネルを選択するには、以下の手順を実行します。
- ナビゲーションメニューから Infrastructure > Clusters をクリックします。
- 変更するクラスターの名前を選択して、Cluster details ページを表示します。クラスターに別のチャネルが利用可能な場合は、編集アイコンが Channel フィールドに表示されます。
- 編集アイコンをクリックして、フィールドの設定を変更します。
- New channel フィールドでチャネルを選択します。
利用可能なチャネル更新のリマインダーは、クラスターの Cluster details ページで見つけることができます。
1.5.9.2. オフラインクラスターのアップグレード リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マルチクラスターエンジン Operator と Red Hat OpenShift Update Service を使用し、オフライン環境でクラスターをアップグレードできます。
セキュリティー上の理由で、クラスターがインターネットに直接接続できない場合があります。このような場合は、アップグレードが利用可能なタイミングや、これらのアップグレードの処理方法を把握するのが困難になります。OpenShift Update Service を設定すると便利です。
OpenShift Update Service は、個別の Operator およびオペランドで、非接続環境で利用可能なマネージドクラスターを監視して、クラスターのアップグレードで利用できるようにします。OpenShift Update Service の設定後に、以下のアクションを実行できます。
- オフラインのクラスター向けにいつアップグレードが利用できるかを監視します。
- グラフデータファイルを使用してアップグレード用にどの更新がローカルサイトにミラーリングされているかを特定します。
- コンソールを使用して、クラスターのアップグレードが利用可能であることを通知します。
次のトピックでは、オフラインクラスターをアップグレードする手順を説明します。
1.5.9.2.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Update Service を使用して非接続クラスターをアップグレードするには、以下の前提条件を満たす必要があります。
制限付き OLM が設定された Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降で実行されているデプロイ済みハブクラスター。制限付きの OLM の設定方法については、ネットワークが制限された環境での Operator Lifecycle Manager の使用 を参照してください。
Note: 制限付きの OLM の設定時に、カタログソースイメージをメモします。
- ハブクラスターによって管理される OpenShift Container Platform クラスター
クラスターイメージをミラーリング可能なローカルレジストリーにアクセスするための認証情報。このリポジトリーを作成する方法の詳細は、非接続インストールミラーリング を参照してください。
注記: アップグレードするクラスターの現行バージョンのイメージは、ミラーリングされたイメージの 1 つとして常に利用可能でなければなりません。アップグレードに失敗すると、クラスターはアップグレード試行時のクラスターのバージョンに戻ります。
1.5.9.2.2. 非接続ミラーレジストリーの準備 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ローカルのミラーリングレジストリーに、アップグレード前の現行のイメージと、アップグレード後のイメージの療法をミラーリングする必要があります。イメージをミラーリングするには以下の手順を実行します。
以下の例のような内容を含むスクリプトファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
path-to-pull-secretは、OpenShift Container Platform のプルシークレットへのパスに置き換えます。
スクリプトを実行して、イメージのミラーリング、設定の設定、リリースイメージとリリースコンテンツの分離を行います。
ImageContentSourcePolicyの作成時に、このスクリプトの最後の行にある出力を使用できます。
1.5.9.2.3. OpenShift Update Service の Operator のデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform 環境で OpenShift Update Service の Operator をデプロイするには、以下の手順を実行します。
- ハブクラスターで、OpenShift Container Platform Operator のハブにアクセスします。
-
Red Hat OpenShift Update Service Operatorを選択して Operator をデプロイします。必要に応じてデフォルト値を更新します。Operator をデプロイすると、openshift-cincinnatiという名前の新規プロジェクトが作成されます。 Operator のインストールが完了するまで待ちます。
OpenShift Container Platform コマンドラインで
oc get podsコマンドを入力すると、インストールのステータスを確認できます。Operator の状態がrunningであることを確認します。
1.5.9.2.4. グラフデータの init コンテナーの構築 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Update Service はグラフデータ情報を使用して、利用可能なアップグレードを判別します。オンライン環境では、OpenShift Update Service は Cincinnati グラフデータの GitHub リポジトリー から直接利用可能なアップグレードがないか、グラフデータ情報をプルします。非接続環境を設定しているため、init container を使用してローカルリポジトリーでグラフデータを利用できるようにする必要があります。以下の手順を実行して、グラフデータの init container を作成します。
以下のコマンドを入力して、グラフデータ Git リポジトリーのクローンを作成します。
git clone https://github.com/openshift/cincinnati-graph-data
git clone https://github.com/openshift/cincinnati-graph-dataCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow グラフデータの
initの情報が含まれるファイルを作成します。このサンプル Dockerfile は、cincinnati-operatorGitHub リポジトリーにあります。ファイルの内容は以下の例のようになります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この例では、以下のように設定されています。
以下のコマンドを実行して、
graph data init containerをビルドします。podman build -f <path_to_Dockerfile> -t <${DISCONNECTED_REGISTRY}/cincinnati/cincinnati-graph-data-container>:latest podman push <${DISCONNECTED_REGISTRY}/cincinnati/cincinnati-graph-data-container><2>:latest --authfile=</path/to/pull_secret>.jsonpodman build -f <path_to_Dockerfile> -t <${DISCONNECTED_REGISTRY}/cincinnati/cincinnati-graph-data-container>:latest1 2 podman push <${DISCONNECTED_REGISTRY}/cincinnati/cincinnati-graph-data-container><2>:latest --authfile=</path/to/pull_secret>.json3 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記:
podmanがインストールされていない場合は、コマンドのpodmanをdockerに置き換えることもできます。
1.5.9.2.5. ミラーリングされたレジストリーの証明書の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
セキュアな外部コンテナーレジストリーを使用してミラーリングされた OpenShift Container Platform リリースイメージを保存する場合は、アップグレードグラフをビルドするために OpenShift Update Service からこのレジストリーへのアクセス権が必要です。OpenShift Update Service Pod と連携するように CA 証明書を設定するには、以下の手順を実行します。
image.config.openshift.ioにある OpenShift Container Platform 外部レジストリー API を検索します。これは、外部レジストリーの CA 証明書の保存先です。詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの イメージレジストリーアクセス用の追加のトラストストアの設定 を参照してください。
-
openshift-confignamespace に ConfigMap を作成します。 キー
updateservice-registryの下に CA 証明書を追加します。OpenShift Update Service はこの設定を使用して、証明書を特定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow image.config.openshift.ioAPI のclusterリソースを編集して、additionalTrustedCAフィールドを作成した ConfigMap 名に設定します。oc patch image.config.openshift.io cluster -p '{"spec":{"additionalTrustedCA":{"name":"trusted-ca"}}}' --type mergeoc patch image.config.openshift.io cluster -p '{"spec":{"additionalTrustedCA":{"name":"trusted-ca"}}}' --type mergeCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow trusted-caは、新しい ConfigMap へのパスに置き換えます。
OpenShift Update Service Operator は、変更がないか、image.config.openshift.io API と、openshift-config namespace に作成した ConfigMap を監視し、CA 証明書が変更された場合はデプロイメントを再起動します。
1.5.9.2.6. OpenShift Update Service インスタンスのデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ハブクラスターへの OpenShift Update Service インスタンスのデプロイが完了したら、このインスタンスは、クラスターのアップグレードのイメージをミラーリングして非接続マネージドクラスターに提供する場所に配置されます。インスタンスをデプロイするには、以下の手順を実行します。
デフォルトの Operator の namespace (
openshift-cincinnati) を使用しない場合は、お使いの OpenShift Update Service インスタンスの namespace を作成します。- OpenShift Container Platform ハブクラスターコンソールのナビゲーションメニューで、Administration > Namespaces を選択します。
- Create Namespace を選択します。
- namespace 名と、namespace のその他の情報を追加します。
- Create を選択して namespace を作成します。
- OpenShift Container Platform コンソールの Installed Operators セクションで、Red Hat OpenShift Update Service Operator を選択します。
- メニューから Create Instance を選択します。
OpenShift Update Service インスタンスからコンテンツを貼り付けます。YAML ファイルは以下のマニフェストのようになります。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - Create を選択してインスタンスを作成します。
-
ハブクラスター CLI で
oc get podsコマンドを入力し、インスタンス作成のステータスを表示します。時間がかかる場合がありますが、コマンド結果でインスタンスと Operator が実行中である旨が表示されたらプロセスは完了です。
1.5.9.2.7. デフォルトのレジストリーの上書き (オプション) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
注記: このセクションの手順は、ミラーレジストリーにリリースをミラーリングした場合にのみ該当します。
OpenShift Container Platform にはイメージレジストリーのデフォルト値があり、この値でアップグレードパッケージの検索先を指定します。オフライン環境では、オーバーライドを作成して、その値をリリースイメージをミラーリングしたローカルイメージレジストリーへのパスに置き換えることができます。
デフォルトのレジストリーを上書きするには、次の手順を実行します。
次の内容のような、
mirror.yamlという名前の YAML ファイルを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記:
oc adm release mirrorコマンドを入力すると、ローカルミラーへのパスが分かります。マネージドクラスターのコマンドラインを使用して、次のコマンドを実行してデフォルトのレジストリーをオーバーライドします。
oc apply -f mirror.yaml
oc apply -f mirror.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.9.2.8. オフラインカタログソースのデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターで、デフォルトのカタログソースをすべて無効にし、新しいカタログソースを作成します。デフォルトの場所を接続された場所からオフラインローカルレジストリーに変更するには、次の手順を実行します。
次の内容のような、
source.yamlという名前の YAML ファイルを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
spec.imageの値を、ローカルの制約付きカタログソースイメージへのパスに置き換えます。
マネージドクラスターのコマンドラインで、次のコマンドを実行してカタログソースを変更します。
oc apply -f source.yaml
oc apply -f source.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.9.2.9. マネージドクラスターのパラメーターを変更する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターの ClusterVersion リソース情報を更新して、アップグレードを取得するデフォルトの場所を変更します。
マネージドクラスターから、以下のコマンドを入力して
ClusterVersionアップストリームパラメーターがデフォルトの OpenShift Update Service オペランドであることを確認します。oc get clusterversion -o yaml
oc get clusterversion -o yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 返される内容は以下のようになります。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ハブクラスターから、次のコマンドを入力して、OpenShift Update Service オペランドへのルート URL を特定します。
oc get routes
oc get routesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 後のステップのために戻り値に注意してください。
マネージドクラスターのコマンドラインで、次のコマンドを入力して
ClusterVersionリソースを編集します。oc edit clusterversion version
oc edit clusterversion versionCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow spec.channelの値を新しいバージョンに置き換えます。spec.upstreamの値は、ハブクラスター OpenShift Update Service オペランドへのパスに置き換えます。次の手順を実行して、オペランドへのパスを決定できます。ハブクラスターで以下のコマンドを実行してください。
oc get routes -A
oc get routes -ACopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
cincinnatiへのパスを見つけます。オペランドのパスは、HOST/PORTフィールドの値です。
マネージドクラスターのコマンドラインで、次のコマンドを入力して、
ClusterVersionのアップストリームパラメーターがローカルハブクラスターの OpenShift Update Service URL で更新されていることを確認します。oc get clusterversion -o yaml
oc get clusterversion -o yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 結果は次のような内容になります。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.9.2.10. 利用可能なアップグレードの表示 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Cluster ページでは、オフラインレジストリーにアップグレードがある場合、クラスターの Distribution version に、利用可能なアップグレードがあることが示されます。クラスターを選択し、Actions メニューから Upgrade clusters を選択すると、利用可能なアップグレードを表示できます。オプションのアップグレードパスが利用可能な場合は、利用可能なアップグレードがリストされます。
注記: 現行バージョンがローカルのイメージリポジトリーにミラーリングされていないと、利用可能なアップグレードバージョンは表示されません。
1.5.9.2.11. チャネルの選択 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用して、OpenShift Container Platform バージョン 4.6 以降でクラスターをアップグレードするためのチャネルを選択できます。これらのバージョンはミラーレジストリーで利用可能である必要があります。チャネルの選択 の手順を実行して、アップグレードチャネルを指定します。
1.5.9.2.12. クラスターのアップグレード リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
非接続レジストリーを設定すると、multicluster engine Operator と OpenShift Update Service が非接続レジストリーを使用して、アップグレードが利用可能かどうかを判断します。利用可能なアップグレードが表示されない場合は、クラスターの現行のリリースイメージと、1 つ後のイメージがローカルリポジトリーにミラーリングされていることを確認します。クラスターの現行バージョンのリリースイメージが利用できないと、アップグレードは利用できません。
Cluster ページでは、オフラインレジストリーにアップグレードがある場合、クラスターの Distribution version に、利用可能なアップグレードがあることが示されます。イメージをアップグレードするには、Upgrade available をクリックし、アップグレードするバージョンを選択します。
マネージドクラスターは、選択したバージョンに更新されます。
クラスターのアップグレードに失敗すると、Operator は通常アップグレードを数回再試行し、停止し、コンポーネントに問題があるステータスを報告します。場合によっては、アップグレードプロセスは、プロセスの完了を繰り返し試行します。アップグレードに失敗した後にクラスターを以前のバージョンにロールバックすることはサポートされていません。クラスターのアップグレードに失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください。
1.5.10. クラスタープロキシーアドオンの使用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
一部の環境では、マネージドクラスターはファイアウォールの背後にあり、ハブクラスターから直接アクセスすることはできません。アクセスを取得するには、プロキシーアドオンを設定してマネージドクラスターの kube-apiserver にアクセスし、よりセキュアな接続を提供できます。
重要: ハブクラスター上にクラスター全体のプロキシー設定を配置しないようにしてください。
必要なアクセス権限: 編集
ハブクラスターとマネージドクラスターのクラスタープロキシーアドオンを設定するには、次の手順を実行します。
次の手順を実行してマネージドクラスター
kube-apiserverにアクセスするようにkubeconfigファイルを設定します。マネージドクラスターに有効なアクセストークンを指定します。
注記: サービスアカウントの対応するトークンを使用できます。デフォルトの namespace にあるデフォルトのサービスアカウントを使用することもできます。
次のコマンドを実行して、マネージドクラスターの
kubeconfigファイルをエクスポートします。export KUBECONFIG=<managed-cluster-kubeconfig>
export KUBECONFIG=<managed-cluster-kubeconfig>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、Pod へのアクセス権があるロールをサービスアカウントに追加します。
oc create role -n default test-role --verb=list,get --resource=pods oc create rolebinding -n default test-rolebinding --serviceaccount=default:default --role=test-role
oc create role -n default test-role --verb=list,get --resource=pods oc create rolebinding -n default test-rolebinding --serviceaccount=default:default --role=test-roleCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、サービスアカウントトークンのシークレットを見つけます。
oc get secret -n default | grep <default-token>
oc get secret -n default | grep <default-token>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow default-tokenは、シークレット名に置き換えます。次のコマンドを実行して、トークンをコピーします。
export MANAGED_CLUSTER_TOKEN=$(kubectl -n default get secret <default-token> -o jsonpath={.data.token} | base64 -d)export MANAGED_CLUSTER_TOKEN=$(kubectl -n default get secret <default-token> -o jsonpath={.data.token} | base64 -d)Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow default-tokenは、シークレット名に置き換えます。
Red Hat Advanced Cluster Management ハブクラスターで
kubeconfigファイルを設定します。次のコマンドを実行して、ハブクラスター上の現在の
kubeconfigファイルをエクスポートします。oc config view --minify --raw=true > cluster-proxy.kubeconfig
oc config view --minify --raw=true > cluster-proxy.kubeconfigCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow エディターで
serverファイルを変更します。この例では、sedの使用時にコマンドを使用します。OSX を使用している場合は、alias sed=gsedを実行します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、元のユーザー認証情報を削除します。
sed -i'' -e '/client-certificate-data/d' cluster-proxy.kubeconfig sed -i'' -e '/client-key-data/d' cluster-proxy.kubeconfig sed -i'' -e '/token/d' cluster-proxy.kubeconfig
sed -i'' -e '/client-certificate-data/d' cluster-proxy.kubeconfig sed -i'' -e '/client-key-data/d' cluster-proxy.kubeconfig sed -i'' -e '/token/d' cluster-proxy.kubeconfigCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow サービスアカウントのトークンを追加します。
sed -i'' -e '$a\ token: '"$MANAGED_CLUSTER_TOKEN"'' cluster-proxy.kubeconfig
sed -i'' -e '$a\ token: '"$MANAGED_CLUSTER_TOKEN"'' cluster-proxy.kubeconfigCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
次のコマンドを実行して、ターゲットマネージドクラスターのターゲット namespace にあるすべての Pod をリスト表示します。
oc get pods --kubeconfig=cluster-proxy.kubeconfig -n <default>
oc get pods --kubeconfig=cluster-proxy.kubeconfig -n <default>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow defaultnamespace は、使用する namespace に置き換えます。マネージドクラスター上の他のサービスにアクセスします。この機能は、マネージドクラスターが Red Hat OpenShift Container Platform クラスターの場合に利用できます。サービスは
service-serving-certificateを使用してサーバー証明書を生成する必要があります。マネージドクラスターから、以下のサービスアカウントトークンを使用します。
export PROMETHEUS_TOKEN=$(kubectl get secret -n openshift-monitoring $(kubectl get serviceaccount -n openshift-monitoring prometheus-k8s -o=jsonpath='{.secrets[0].name}') -o=jsonpath='{.data.token}' | base64 -d)export PROMETHEUS_TOKEN=$(kubectl get secret -n openshift-monitoring $(kubectl get serviceaccount -n openshift-monitoring prometheus-k8s -o=jsonpath='{.secrets[0].name}') -o=jsonpath='{.data.token}' | base64 -d)Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ハブクラスターから、以下のコマンドを実行して認証局をファイルに変換します。
oc get configmap kube-root-ca.crt -o=jsonpath='{.data.ca\.crt}' > hub-ca.crtoc get configmap kube-root-ca.crt -o=jsonpath='{.data.ca\.crt}' > hub-ca.crtCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
以下のコマンドを使用して、マネージドクラスターの Prometheus メトリックを取得します。
export SERVICE_NAMESPACE=openshift-monitoring export SERVICE_NAME=prometheus-k8s export SERVICE_PORT=9091 export SERVICE_PATH="api/v1/query?query=machine_cpu_sockets" curl --cacert hub-ca.crt $NEW_SERVER/api/v1/namespaces/$SERVICE_NAMESPACE/services/$SERVICE_NAME:$SERVICE_PORT/proxy-service/$SERVICE_PATH -H "Authorization: Bearer $PROMETHEUS_TOKEN"
export SERVICE_NAMESPACE=openshift-monitoring export SERVICE_NAME=prometheus-k8s export SERVICE_PORT=9091 export SERVICE_PATH="api/v1/query?query=machine_cpu_sockets" curl --cacert hub-ca.crt $NEW_SERVER/api/v1/namespaces/$SERVICE_NAMESPACE/services/$SERVICE_NAME:$SERVICE_PORT/proxy-service/$SERVICE_PATH -H "Authorization: Bearer $PROMETHEUS_TOKEN"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.10.1. クラスタープロキシーアドオンのプロキシー設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターが HTTP および HTTPS プロキシーサーバー経由でハブクラスターと通信できるように、クラスタープロキシーアドオンのプロキシー設定を指定できます。クラスタープロキシーアドオンエージェントがプロキシーサーバー経由でハブクラスターにアクセスする必要がある場合は、プロキシー設定が必要な可能性があります。
クラスタープロキシーアドオンのプロキシー設定を指定するには、次の手順を実行します。
ハブクラスターに
AddOnDeploymentConfigリソースを作成し、spec.proxyConfigパラメーターを追加します。以下の例を参照してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 作成した
AddOnDeploymentConfigリソースを参照して、ManagedClusterAddOnリソースを更新します。以下の例を参照してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.11. マネージドクラスターで実行する Ansible Automation Platform タスクの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator は Red Hat Ansible Automation Platform と統合されているため、クラスターの作成またはアップグレードの前後に実行される prehook および posthook Ansible ジョブインスタンスを作成できます。クラスター破棄の prehook および posthook ジョブの設定やクラスターのスケールアクションはサポートされません。
必要なアクセス権: クラスター管理者
1.5.11.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターで自動化テンプレートを実行するには、次の前提条件を満たす必要があります。
- OpenShift Container Platform 4.13 以降
- Ansible Automation Platform Resource Operator をインストールして、Ansible ジョブを Git サブスクリプションのライフサイクルに接続している。自動化テンプレートを使用して Ansible Automation Platform ジョブを起動する場合に最良の結果を得るには、Ansible Automation Platform ジョブテンプレートを実行時にべき等にする必要があります。Ansible Automation Platform Resource Operator は、OpenShift Container Platform OperatorHub ページから検索できます。
1.5.11.2. コンソールを使用して、クラスターで実行するように、自動化テンプレートを設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターの作成時、クラスターのインポート時、またはクラスターの作成後、クラスターに使用する自動化テンプレートを指定できます。
クラスターの作成時またはインポート時にテンプレートを指定するには、Automation の手順でクラスターに適用する Ansible テンプレートを選択します。自動化テンプレートがない場合は、Add automation template をクリックして作成します。
クラスターの作成後にテンプレートを指定するには、既存のクラスターのアクションメニューで Update automation template をクリックします。Update automation template オプションを使用して、既存の自動化テンプレートを更新することもできます。
1.5.11.3. 自動化テンプレートの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターのインストールまたはアップグレードで Ansible ジョブを開始するには、自動化テンプレートを作成して、いつジョブを実行するかを指定する必要があります。これらは、クラスターのインストールまたはアップグレード前後に実行するように設定できます。
テンプレートの作成時に Ansible テンプレートの実行に関する詳細を指定するには、コンソールで以下の手順を実行します。
- ナビゲーションから Infrastructure > Automation を選択します。
状況に適したパスを選択します。
- 新規テンプレートを作成する場合には、Create Ansible template をクリックして手順 3 に進みます。
- 既存のテンプレートを変更する場合は、変更するテンプレートの Options メニューの Edit template をクリックして、手順 5 に進みます。
- 一意のテンプレート名を入力します。名前には小文字の英数字またはハイフン (-) を指定してください。
- 新規テンプレートの認証情報を選択します。
認証情報を選択した後、すべてのジョブに使用する Ansible インベントリーを選択できます。Ansible 認証情報を Ansible テンプレートにリンクするには、以下の手順を実行します。
- ナビゲーションから Automation を選択します。認証情報にリンクされていないテンプレートの一覧内のテンプレートには、テンプレートを既存の認証情報にリンクするために使用できるリンク 認証情報へのリンク アイコンが含まれています。テンプレートと同じ namespace の認証情報のみが表示されます。
- 選択できる認証情報がない場合や、既存の認証情報を使用しない場合は、リンクするテンプレートの Options メニューから Edit template を選択します。
- 認証情報を作成する場合は、Add credential をクリックして、Ansible Automation Platform の認証情報の作成 の手順を行います。
- テンプレートと同じ namespace に認証情報を作成したら、テンプレートの編集時に Ansible Automation Platform credential フィールドで認証情報を選択します。
- クラスターをインストールする前に、Ansible ジョブを開始する場合は、Pre-install Automation templates セクションの Add an Automation template を選択します。
表示されるモーダルで
Job templateまたはWorkflow job templateを選択します。job_tags、Skip_tags、およびワークフロータイプを追加することもできます。-
Extra variables フィールドを使用して、
キー=値ペアの形式でデータをAnsibleJobリソースに渡します。 -
特殊キーの
cluster_deploymentとinstall_configは、追加の変数として自動的に渡されます。こちらには、クラスターに関する一般情報とクラスターのインストール設定に関する詳細が含まれています。
-
Extra variables フィールドを使用して、
- クラスターのインストールまたはアップグレードに追加するプリフックおよびポストフックの Ansible ジョブの名前を選択します。
- 必要に応じて、Ansible ジョブをドラッグして、順番を変更します。
-
インストール後の自動化テンプレート セクション、アップグレード前の自動化テンプレート セクション、および アップグレード後の自動化テンプレート セクションでクラスターのインストール後に開始するすべての自動化テンプレートに手順 5 〜 7 を繰り返します。クラスターをアップグレードする場合、
Extra variablesフィールドを使用して、key=valueペアの形式でAnsibleJobリソースにデータを渡すことができます。cluster_deployment特殊キーおよびinstall_config特殊キーに加えて、cluster_info特殊キーも、ManagedClusterInfoリソースからのデータを含む追加変数として自動的に渡されます。
Ansible テンプレートは、指定のアクションが起こるタイミングで、このテンプレートを指定するクラスターで実行するように設定されます。
1.5.11.4. Ansible ジョブのステータスの表示 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
実行中の Ansible ジョブのステータスを表示して、起動し、正常に実行されていることを確認できます。実行中の Ansible ジョブの現在のステータスを表示するには、以下の手順を実行します。
- メニューで、Infrastructure > Clusters を選択して、Clusters ページにアクセスします。
- クラスターの名前を選択して、その詳細を表示します。
クラスター情報で Ansible ジョブの最後の実行ステータスを表示します。エントリーには、以下のステータスの 1 つが表示されます。
-
インストール prehook または posthook ジョブが失敗すると、クラスターのステータスは
Failedと表示されます。 - アップグレード prehook または posthook ジョブが失敗すると、アップグレードに失敗した Distribution フィールドに警告が表示されます。
-
インストール prehook または posthook ジョブが失敗すると、クラスターのステータスは
1.5.11.5. 失敗した Ansible ジョブを再度実行する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターの prehook または posthook が失敗した場合は、Clusters ページからアップグレードを再試行できます。
時間を節約するために、クラスター自動化テンプレートの一部である失敗した Ansible ポストフックのみを実行できるようになりました。アップグレード全体を再試行せずに、ポストフックのみを再度実行するには、次の手順を実行します。
次のコンテンツを
ClusterCuratorリソースのルートに追加して、インストールポストフックを再度実行します。operation: retryPosthook: installPosthook
operation: retryPosthook: installPosthookCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコンテンツを
ClusterCuratorリソースのルートに追加して、アップグレードポストフックを再度実行します。operation: retryPosthook: upgradePosthook
operation: retryPosthook: upgradePosthookCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
コンテンツを追加すると、Ansible ポストフックを実行するための新しいジョブが作成されます。
1.5.11.6. すべてのジョブに使用する Ansible インベントリーの指定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ClusterCurator リソースを使用して、すべてのジョブに使用する Ansible インベントリーを指定できます。以下の例を参照してください。channel と desiredUpdate を ClusterCurator の正しい値に置き換えます。
注記: サンプルリソースを使用するには、インベントリーが Ansible にすでに存在している必要があります。
コンソールから利用可能な Ansible インベントリーのリストを確認すると、インベントリーが作成されていることを確認できます。
1.5.12. Ansible Automation Platform ジョブをホステッドクラスター上で実行されるように設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Ansible Automation Platform は multicluster engine Operator と統合されているため、ホステッドクラスターの作成または更新の前後に実行される prehook および posthook Ansible Automation Platform ジョブインスタンスを作成できます。
必要なアクセス権: クラスター管理者
1.5.12.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターで自動化テンプレートを実行するには、次の前提条件を満たす必要があります。
- OpenShift Container Platform 4.14 以降
- Ansible Automation Platform Resource Operator をインストールして、Ansible Automation Platform ジョブを Git サブスクリプションのライフサイクルに接続する。Automation テンプレートを使用して Ansible Automation Platform ジョブを開始する場合は、実行時に Ansible Automation Platform ジョブテンプレートが冪等である。Ansible Automation Platform Resource Operator は、OpenShift Container Platform OperatorHub ページから検索できます。
1.5.12.2. Ansible Automation Platform ジョブを実行してホステッドクラスターをインストールする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターをインストールする Ansible Automation Platform ジョブを開始するには、次の手順を実行します。
pausedUntil: trueフィールドを含むHostedClusterおよびNodePoolリソースを作成します。hcp create clusterコマンドラインインターフェイスコマンドを使用する場合は、--pausedUntil: trueフラグを指定できます。以下の例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow HostedClusterリソースと同じ名前とHostedClusterリソースと同じ namespace で、ClusterCuratorリソースを作成します。以下の例を参照してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Ansible Automation Platform Tower で認証が必要な場合は、シークレットリソースを作成します。以下の例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.12.3. Ansible Automation Platform ジョブを実行してホステッドクラスターを更新する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターを更新する Ansible Automation Platform ジョブを実行するには、更新するホステッドクラスターの ClusterCurator リソースを編集します。以下の例を参照してください。
- 1
- サポート対象バージョンの詳細は、Hosted Control Plane を参照してください。
注: この方法でホステッドクラスターを更新すると、Hosted Control Plane とノードプールの両方が同じバージョンに更新されます。Hosted Control Plane とノードプールを別のバージョンに更新することはサポートされていません。
1.5.12.4. Ansible Automation Platform ジョブを実行してホステッドクラスターを削除する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターを削除する Ansible Automation Platform ジョブを実行するには、削除するホステッドクラスターの ClusterCurator リソースを編集します。以下の例を参照してください。
注記: AWS 上のホステッドクラスターの削除はサポートされていません。
1.5.12.5. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイス (
hcp) の詳細は、Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイスのインストール を参照してください。 - サポートされているバージョンなど、ホステッドクラスターの詳細は、Hosted Control Plane を参照してください。
1.5.13. ClusterClaims リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ClusterClaim は、マネージドクラスター上のカスタムリソース定義 (CRD) です。ClusterClaim は、マネージドクラスターが要求する情報の一部を表します。ClusterClaim を使用して、ターゲットクラスターでのリソースの Placement を解除できます。
以下の例は、YAML ファイルで特定された ClusterClaim を示しています。
次の表は、マルチクラスターエンジン Operator が管理するクラスターにある可能性がある定義済みの ClusterClaim を示しています。
| 要求名 | 予約 | 変更可能 | 説明 |
|---|---|---|---|
|
| true | false | アップストリームの提案で定義された ClusterID |
|
| true | true | Kubernetes バージョン |
|
| true | false | AWS、GCE、Equinix Metal など、マネージドクラスターが稼働しているプラットフォーム |
|
| true | false | OpenShift、Anthos、EKS、および GKE などの製品名 |
|
| false | false | OpenShift Container Platform クラスターでのみ利用できる OpenShift Container Platform 外部 ID |
|
| false | true | OpenShift Container Platform クラスターでのみ利用できる管理コンソールの URL |
|
| false | true | OpenShift Container Platform クラスターでのみ利用できる OpenShift Container Platform バージョン |
マネージドクラスターで以前の要求が削除されるか、更新されると、自動的に復元またはロールバックされます。
マネージドクラスターがハブに参加すると、マネージドクラスターで作成された ClusterClaim は、ハブの ManagedCluster リソースのステータスと同期されます。ClusterClaims のマネージドクラスターは、以下の例のようになります。
1.5.13.1. 既存の ClusterClaim の表示 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
kubectl コマンドを使用して、マネージドクラスターに適用される ClusterClaim をリスト表示できます。これは、ClusterClaim をエラーメッセージと比較する場合に便利です。
注記: clusterclaims.cluster.open-cluster-management.io のリソースに list の権限があることを確認します。
以下のコマンドを実行して、マネージドクラスターにある既存の ClusterClaim のリストを表示します。
kubectl get clusterclaims.cluster.open-cluster-management.io
kubectl get clusterclaims.cluster.open-cluster-management.io
1.5.13.2. カスタム ClusterClaims の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ClusterClaim は、マネージドクラスターでカスタム名を使用して作成できるため、簡単に識別できます。カスタム ClusterClaim は、ハブクラスターの ManagedCluster リソースのステータスと同期されます。以下のコンテンツでは、カスタマイズされた ClusterClaim の定義例を示しています。
spec.value フィールドの最大長は 1024 です。ClusterClaim を作成するには clusterclaims.cluster.open-cluster-management.io リソースの create 権限が必要です。
1.5.14. ManagedClusterSets リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ManagedClusterSet は、マネージドクラスターのグループです。マネージドクラスターセット。すべてのマネージドクラスターへのアクセスを管理するのに役立ちます。ManagedClusterSetBinding リソースを作成して ManagedClusterSet リソースを namespace にバインドすることもできます。
各クラスターは、マネージドクラスターセットのメンバーである必要があります。ハブクラスターをインストールすると、default という名前の ManagedClusterSet リソースが作成されます。マネージドクラスターセットに割り当てられていないすべてのクラスターは、default マネージドクラスターセットに自動的に割り当てられます。default マネージドクラスターセットを削除または更新することはできません。
マネージドクラスターセットの作成および管理方法の詳細は、以下を参照してください。
1.5.14.1. ManagedClusterSet の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターセットにマネージドクラスターをグループ化して、マネージドクラスターでのユーザーのアクセス権限を制限できます。
必要なアクセス権: クラスター管理者
ManagedClusterSet は、クラスタースコープのリソースであるため、ManagedClusterSet の作成先となるクラスターで管理者権限が必要です。マネージドクラスターは、複数の ManagedClusterSet に追加できません。マネージドクラスターセットは、multicluster engine Operator コンソールまたは CLI から作成できます。
注記: マネージドクラスターセットに追加されていないクラスタープールは、デフォルトの ManagedClusterSet リソースに追加されません。クラスターがクラスタープールから要求されると、クラスターはデフォルトの ManagedClusterSet に追加されます。
マネージドクラスターを作成すると、管理を容易にするために次のものが自動的に作成されます。
-
globalと呼ばれるManagedClusterSet。 -
open-cluster-management-global-setという namespace。 globalと呼ばれるManagedClusterSetBindingは、globalManagedClusterSetをopen-cluster-management-global-setnamespace にバインドします。重要:
globalマネージドクラスターセットを削除、更新、または編集することはできません。globalマネージドクラスターセットには、すべてのマネージドクラスターが含まれます。以下の例を参照してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.14.1.1. CLI を使用した ManagedClusterSet の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
CLI を使用してマネージドクラスターセットの定義を YAML ファイルに追加し、マネージドクラスターセットを作成します。
apiVersion: cluster.open-cluster-management.io/v1beta2 kind: ManagedClusterSet metadata: name: <cluster_set>
apiVersion: cluster.open-cluster-management.io/v1beta2
kind: ManagedClusterSet
metadata:
name: <cluster_set>
<cluster_set> をマネージドクラスターセットの名前に置き換えます。
1.5.14.1.2. クラスターの ManagedClusterSet への追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ManagedClusterSet の作成後に、コンソールまたは CLI を使用してクラスターをマネージドクラスターセットに追加できます。
1.5.14.1.3. CLI を使用したクラスターの ManagedClusterSet への追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
CLI を使用してクラスターをマネージドクラスターに追加するには、以下の手順を実行します。
managedclustersets/joinの仮想サブリソースに作成できるように、RBACClusterRoleエントリーが追加されていることを確認します。注記: この権限がないと、マネージドクラスターを
ManagedClusterSetに割り当てることはできません。このエントリーが存在しない場合は、YAML ファイルに追加します。以下の例を参照してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <cluster_set>をManagedClusterSetの名前に置き換えます。注記: マネージドクラスターを別の
ManagedClusterSetに移動する場合には、両方のマネージドクラスターセットで権限の設定が必要です。YAML ファイルでマネージドクラスターの定義を検索します。以下の定義例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow cluster.open-cluster-management.io/clustersetパラメーターを追加し、ManagedClusterSetの名前を指定します。以下の例を参照してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.14.2. ManagedClusterSet への RBAC 権限の割り当て リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ハブクラスターに設定したアイデンティティープロバイダーが提供するクラスターセットに、ユーザーまたはグループを割り当てることができます。
必要なアクセス権: クラスター管理者
ManagedClusterSet API RBAC 権限レベルは、以下の表を参照してください。
| クラスターセット | アクセス権限 | 権限の作成 |
|---|---|---|
|
| マネージドクラスターセットに割り当てられたすべてのクラスターおよびクラスタープールリソースへのフルアクセス権限。 | クラスターの作成、クラスターのインポート、クラスタープールの作成権限。権限は、作成時にマネージドクラスターセットに割り当てる必要があります。 |
|
|
| クラスターの作成、クラスターのインポート、またはクラスタープールの作成を実行する権限なし。 |
|
| マネージドクラスターセットに割り当てられたすべてのクラスターおよびクラスタープールリソースに対する読み取り専用権限。 | クラスターの作成、クラスターのインポート、またはクラスタープールの作成を実行する権限なし。 |
注記: グローバルクラスターセットにクラスターセットの admin 権限を適用することはできません。
コンソールからマネージドクラスターセットにユーザーまたはグループを割り当てるには、次の手順を実行します。
- OpenShift Container Platform コンソールから、Infrastructure > Clusters に移動します。
- Cluster sets タブを選択します。
- ターゲットクラスターセットを選択します。
- Access management タブを選択します。
- Add user or group を選択します。
- アクセス権を割り当てるユーザーまたはグループを検索して選択します。
- Cluster set admin または Cluster set view ロールを選択して、選択したユーザーまたはグループに付与します。詳細は、multicluster engine Operator のロールベースのアクセス制御 の ロールの概要 を参照してください。
- Add を選択して変更を送信します。
テーブルにユーザーまたはグループが表示されます。全マネージドクラスターセットリソースの権限の割り当てがユーザーまたはグループに伝播されるまでに数秒かかる場合があります。
placement 情報は、ManagedCusterSets からの ManagedClusters のフィルタリング を参照してください。
1.5.14.3. ManagedClusterSetBinding リソースの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ManagedClusterSetBinding リソースは、ManagedClusterSet リソースを namespace にバインドします。同じ namespace で作成されたアプリケーションおよびポリシーは、バインドされたマネージドクラスターセットリソースに含まれるクラスターにのみアクセスできます。
namespace へのアクセス権限は、その namespace にバインドされるマネージドクラスターセットに自動的に適用されます。その namespace へのアクセス権限を持つ場合、その namespace にバインドされるマネージドクラスターセットへのアクセス権限が自動的に付与されます。マネージドクラスターセットにアクセスする権限のみがある場合、namespace の他のマネージドクラスターセットにアクセスする権限は自動的に割り当てられません。
コンソールまたはコマンドラインを使用してマネージドクラスターセットバインドを作成できます。
1.5.14.3.1. コンソールを使用した ManagedClusterSetBinding の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用して ManagedClusterSetBinding を作成するには、以下の手順を実行します。
- OpenShift Container Platform コンソールから、Infrastructure > Clusters に移動し、Cluster sets タブを選択します。
- バインドを作成するクラスターセットの名前を選択します。
- Actions > Edit namespace bindings に移動します。
- Edit namespace bindings ページで、ドロップダウンメニューからクラスターセットをバインドする namespace を選択します。
1.5.14.3.2. CLI を使用した ManagedClusterSetBinding の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
CLI を使用して ManagedClusterSetBinding を作成するには、以下の手順を実行します。
YAML ファイルに
ManagedClusterSetBindingリソースを作成します。注記: マネージドクラスターセットバインドを作成する場合、マネージドクラスターセットバインドの名前は、バインドするマネージドクラスターセットの名前と一致する必要があります。
ManagedClusterSetBindingリソースは、以下の情報のようになります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ターゲットのマネージドクラスターセットでのバインド権限を割り当てておく必要があります。次の
ClusterRoleリソースの例を表示します。これには、ユーザーが<cluster_set>にバインドすることを許可するルールが含まれています。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.14.4. taint と toleration を使用したマネージドクラスターの配置 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
taint と toleration を使用して、マネージドクラスターまたはマネージドクラスターセットの placement を制御できます。taint と toleration は、特定の placement でマネージドクラスターが選択されないようにする方法を提供します。この制御は、特定のマネージドクラスターが一部の placement に含まれないようにする場合に役立ちます。taint をマネージドクラスターに、toleration を placement に追加できます。taint と toleration が一致しないと、マネージドクラスターはその placement に選択されません。
1.5.14.4.1. マネージドクラスターへの taint の追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
taint はマネージドクラスターのプロパティーで指定され、placement がマネージドクラスターまたはマネージドクラスターのセットを除外できます。以下の例のようなコマンドを入力して、taint をマネージドクラスターに追加できます。
oc taint ManagedCluster <managed_cluster_name> key=value:NoSelect
oc taint ManagedCluster <managed_cluster_name> key=value:NoSelect
taint の仕様には以下のフィールドが含まれます。
-
(必須) Key: クラスターに適用される taint キー。この値は、その placement に追加される基準を満たすように、マネージドクラスターの toleration の値と一致させる必要があります。この値は確認できます。たとえば、この値は
barまたはfoo.example.com/barです。 -
(オプション) Value: taint キーの taint 値。この値は、その placement に追加される基準を満たすように、マネージドクラスターの toleration の値と一致させる必要があります。たとえば、この値は
valueとすることができます。 (必須) Effect: taint を許容しない placement における taint の効果、または placement の taint と toleration が一致しないときに何が起こるか。effect の値は、以下のいずれかの値である必要があります。
-
NoSelect: placement は、この taint を許容しない限り、クラスターを選択できません。taint の設定前に placement でクラスターが選択された場合は、クラスターは placement の決定から削除されます。 -
NoSelectIfNew: スケジューラーは、クラスターが新しい場合にそのクラスターを選択できません。プレイスメントは、taint を許容し、すでにクラスター決定にそのクラスターがある場合にのみ、そのクラスターを選択することができます。
-
-
(必須)
TimeAdded: taint を追加した時間。この値は自動的に設定されます。
1.5.14.4.2. マネージドクラスターのステータスを反映させる組み込み taint の特定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターにアクセスできない場合には、クラスターを placement に追加しないでください。以下の taint は、アクセスできないマネージドクラスターに自動的に追加されます。
cluster.open-cluster-management.io/unavailable: この taint は、ステータスがFalseのManagedClusterConditionAvailableの条件がある場合にマネージドクラスターに追加されます。taint にはNoSelectと同じ効果があり、空の値を指定すると、利用不可のクラスターがスケジュールされないようにできます。この taint の例は、以下の内容のようになります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow cluster.open-cluster-management.io/unreachable-ManagedClusterConditionAvailableの条件のステータスがUnknownであるか、条件がない場合に、この taint はマネージドクラスターに追加されます。この taint にはNoSelectと同じ効果があり、空の値を指定すると、到達不可のクラスターがスケジュールされないようにできます。この taint の例は、以下の内容のようになります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.14.4.3. toleration の placement への追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
toleration は placement に適用され、placement の toleration と taint が同じでないマネージドクラスターを placement から除外できます。toleration の仕様には以下のフィールドが含まれます。
- (任意) Key: キーは placement ができるように taint キーに一致します。
- (任意) Value: toleration の値は、placement を許可する toleration の taint の値と一致する必要があります。
(任意) Operator: 演算子はキーと値の関係を表します。有効な演算子は
equalとexistsです。デフォルト値はequalです。toleration は、キーが同じ場合、効果が同じ場合、さらび Operator が以下の値のいずれかである場合に、taint にマッチします。-
equal: Operator がequalで、値は taint および toleration と同じになります。 -
exists: 値のワイルドカード。これにより、placement は特定のカテゴリーのすべての taint を許容できます。
-
-
(任意) Effect: 一致する taint の効果。空のままにすると、すべての taint の効果と一致します。指定可能な値は、
NoSelectまたはNoSelectIfNewです。 -
(任意) TolerationSeconds: マネージドクラスターを新しい placement に移動する前に、taint を許容する時間の長さ (秒単位) です。effect 値が
NoSelectまたはPreferNoSelectでない場合は、このフィールドは無視されます。デフォルト値はnilで、時間制限がないことを示します。TolerationSecondsのカウント開始時刻は、クラスターのスケジュール時刻やTolerationSeconds加算時刻の値ではなく、自動的に taint のTimeAddedの値として記載されます。
以下の例は、taint が含まれるクラスターを許容する toleration を設定する方法を示しています。
この例のマネージドクラスターの taint:
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow taint を許容できる placement の toleration
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow toleration の定義例では、
key: gpuとvalue: "true"が一致するため、placement でcluster1を選択できます。
注記: マネージドクラスターは、taint の toleration が含まれる placement に置かれる保証はありません。他の placement に同じ toleration が含まれる場合には、マネージドクラスターはそれらの placement のいずれかに置かれる可能性があります。
1.5.14.4.4. 一時的な toleration の指定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
TolerationSeconds の値は、toleration が taint を許容する期間を指定します。この一時的な toleration は、マネージドクラスターがオフラインで、このクラスターにデプロイされているアプリケーションを、許容時間中に別のマネージドクラスターに転送できる場合に役立ちます。
たとえば、以下の taint を持つマネージドクラスターに到達できなくなります。
以下の例のように、TolerationSeconds の値で placement を定義すると、ワークロードは 5 分後に利用可能な別のマネージドクラスターに転送されます。
マネージドクラスターに到達できなくなると、アプリケーションが 5 分間別のマネージドクラスターに移動されます。
1.5.14.5. ManagedClusterSet からのマネージドクラスターの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターセットからマネージドクラスターを削除して別のマネージドクラスターセットに移動するか、セットの管理設定から削除する必要がある場合があります。コンソールまたは CLI を使用して、マネージドクラスターセットからマネージドクラスターを削除できます。
注記:
-
マネージドクラスターはすべて、マネージドクラスターセットに割り当てる必要があります。
ManagedClusterSetからマネージドクラスターを削除し、別のManagedClusterSetに割り当てない場合は、そのクラスターはdefaultのマネージドクラスターセットに自動的に追加されます。 -
Submariner アドオンがマネージドクラスターにインストールされている場合は、アドオンをアンインストールしてから、マネージドクラスターを
ManagedClusterSetから削除する必要があります。
1.5.14.5.1. コンソールを使用した ManagedClusterSet からのクラスターの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用してマネージドクラスターセットからクラスターを削除するには、次の手順を実行します。
- Infrastructure > Clusters をクリックし、Cluster sets タブが選択されていることを確認します。
- マネージドクラスターセットから削除するクラスターセットの名前を選択し、クラスターセットの詳細を表示します。
- Actions > Manage resource assignments を選択します。
Manage resource assignments ページで、クラスターセットから削除するリソースのチェックボックスをオフにします。
この手順では、すでにクラスターセットのメンバーであるリソースを削除します。マネージドクラスターの詳細を表示して、リソースがすでにクラスターセットのメンバーであるかどうかを確認できます。
注記: マネージドクラスターを別のマネージドクラスターセットに移動する場合には、マネージドクラスターセット両方で RBAC 権限の設定が必要です。
1.5.14.5.2. CLI を使用した ManagedClusterSet からのクラスターの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コマンドラインを使用してマネージドクラスターセットからクラスターを削除するには、以下の手順を実行します。
以下のコマンドを実行して、マネージドクラスターセットでマネージドクラスターのリストを表示します。
oc get managedclusters -l cluster.open-cluster-management.io/clusterset=<cluster_set>
oc get managedclusters -l cluster.open-cluster-management.io/clusterset=<cluster_set>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <cluster_set>をマネージドクラスターセットの名前に置き換えます。- 削除するクラスターのエントリーを見つけます。
削除するクラスターの YAML エントリーからラベルを削除します。ラベルの例は、以下のコードを参照してください。
labels: cluster.open-cluster-management.io/clusterset: clusterset1
labels: cluster.open-cluster-management.io/clusterset: clusterset1Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
注記: マネージドクラスターを別のクラスターセットに移動する場合は、マネージドクラスターセット両方で RBAC 権限の設定が必要です。
1.5.15. Placement リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
placement リソースは、placement namespace にバインドされている ManagedClusterSets から ManagedClusters のセットを選択するルールを定義する、namespace スコープのリソースです。
必要なアクセス権: クラスター管理者、クラスターセット管理者
プレースメントの使用方法の詳細は、読み続けてください。
1.5.15.1. Placement の概要 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターを使用した配置がどのように機能するかは、次の情報を参照してください。
-
Kubernetes クラスターは、cluster スコープの
ManagedClustersとしてハブクラスターに登録されます。 -
ManagedClustersは、クラスタースコープのManagedClusterSetsに編成されます。 -
ManagedClusterSetsはワークロード namespace にバインドされます。 -
namespace スコープの placement では、潜在的な
ManagedClustersの作業セットを選択するManagedClusterSetsの一部を指定します。 -
placement は、
labelSelectorとclaimSelectorを使用して、ManagedClusterSetsからManagedClustersをフィルター処理します。 -
ManagedClustersの placement は、taint と toleration を使用して制御できます。 - Placements は、要件によってクラスターをランク付けし、そこからクラスターのサブセットを選択します。
注記:
-
namespace に
ManagedClusterSetBindingを作成して、その namespace にManagedClusterSetを最低でも 1 つバインドする必要があります。 -
managedclustersets/bindの仮想サブリソースのCREATEに対してロールベースのアクセスが必要です。
1.5.15.1.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 詳細は、taint と toleration を使用したマネージドクラスターの配置 を参照してください。
- API の詳細は、Placements API を参照してください。
- placement を伴う ManagedClusters の選択 に戻ります。
1.5.15.2. ManagedClusterSets からの ManagedClusters のフィルタリング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
labelSelector または claimSelector を使用して、フィルタリングする ManagedClusters を選択できます。両方のフィルターの使用方法は、次の例を参照してください。
次の例では、
labelSelectorはラベルvendor: OpenShiftを持つクラスターのみを照合します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次の例では、
claimSelectorは、region.open-cluster-management.ioとus-west-1を持つクラスターのみを照合します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow また、
clusterSetsパラメーターを使用して、特定のクラスターセットからManagedClustersをフィルター処理することもできます。次の例では、claimSelectorはクラスターセットclusterset1およびclusterset2のみに一致します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
また、numberOfClusters パラメーターを使用して、フィルタリングする ManagedClusters の数を選択することもできます。以下の例を参照してください。
- 1
- 選択する
ManagedClustersの数を指定します。前の例では3に設定されています。
1.5.15.2.1. placement を使用して許容範囲を定義することによる ManagedClusters のフィルタリング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
一致するテイントを使用して ManagedClusters をフィルタリングする方法は、次の例を参照してください。
デフォルトでは、次の例では、placement で
cluster1を選択できません。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow cluster1を選択するには、許容範囲を定義する必要があります。以下の例を参照してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
tolerationSeconds パラメーターを使用して、指定した期間、一致するテイントを持つ ManagedClusters を選択することもできます。tolerationSeconds は、許容がテイントにバインドされ続ける期間を定義します。tolerationSeconds は、指定された時間が経過すると、オフラインになったクラスターにデプロイされたアプリケーションを別のマネージドクラスターに自動的に転送できます。
次の例を見て、tolerationSeconds の使用方法を学習します。
次の例では、マネージドクラスターにアクセスできなくなります。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow tolerationSecondsを使用して配置を定義すると、ワークロードは別の使用可能なマネージドクラスターに転送されます。以下の例を参照してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- 何秒後にワークロードを転送するかを指定します。
1.5.15.2.2. 配置を使用して prioritizerPolicy を定義することによる ManagedClusters の優先順位付け リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の例を参照して、prioritizerPolicy パラメーターと配置を使用して ManagedClusters に優先順位を付ける方法を学習します。
次の例では、割り当て可能なメモリーが最大のクラスターを選択します。
注記: Kubernetes Node Allocatable と同様に、'allocatable' は、各クラスターの Pod で利用可能なコンピュートリソースの量として定義されます。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次の例では、割り当て可能な最大の CPU とメモリーを持つクラスターを選択し、リソースの変更に敏感な配置を行います。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次の例では、
addOnスコアの CPU 比率が最も大きい 2 つのクラスターを選択し、配置の決定を固定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.15.2.3. アドオンのステータスに基づいた ManagedClusters のフィルタリング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デプロイされているアドオンのステータスに基づいて、プレースメント用のマネージドクラスターを選択することもできます。たとえば、マネージドクラスターで有効になっている特定のアドオンがある場合にのみ、placement にマネージドクラスターを選択できます。
placement を作成するときに、アドオンのラベルとそのステータスを指定できます。マネージドクラスターでアドオンが有効になっている場合、ラベルは ManagedCluster リソース上に自動的に作成されます。アドオンが無効になると、ラベルは自動的に削除されます。
各アドオンは、feature.open-cluster-management.io/addon-<addon_name>=<status_of_addon> の形式でラベルで表現します。
addon_name を選択したマネージドクラスターで有効にするアドオンの名前に置き換えます。
status_of_addon をマネージドクラスターが選択されている場合にアドオンに設定するステータスに置き換えます。
status_of_addon に指定できる値は、次の表を参照してください。
| 値 | 説明 |
|---|---|
|
| アドオンは有効化されており、利用可能です。 |
|
| アドオンは有効ですが、リースは継続的に更新されません。 |
|
| アドオンは有効ですが、そのアドオンのリースが見つかりません。これは、マネージドクラスターがオフライン時にも発生する可能性があります。 |
たとえば、使用可能な application-manager. アドオンは、マネージドクラスター上の次のようなラベルで表されます。
feature.open-cluster-management.io/addon-application-manager: available
feature.open-cluster-management.io/addon-application-manager: available
アドオンとそのステータスに基づいて placement を作成する方法は、次の例を参照してください。
次の placement 例には、
application-managerが有効になっているすべてのマネージドクラスターが含まれています。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次の placement 例には、
application-managerがavailableステータスで有効になっているすべてのマネージドクラスターが含まれています。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次の placement 例には、
application-managerが無効になっているすべてのマネージドクラスターが含まれています。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.15.2.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 詳細は、ノード割り当て可能 を参照してください。
- 他のトピックは Selecting ManagedClusters with placement に戻ります。
1.5.15.3. PlacementDecisions を使用した選択した ManagedClusters の確認 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ラベル cluster.open-cluster-management.io/placement={placement_name} を持つ 1 つ以上の PlacementDecision 種類が、プレースメントによって選択された ManagedClusters を表すために作成されます。
ManagedCluster が選択され、PlacementDecision に追加された場合、この配置を使用するコンポーネントがこの ManagedCluster にワークロードを適用する可能性があります。ManagedCluster が選択されなくなり、PlacementDecision から削除されると、この ManagedCluster に適用されているワークロードが削除されます。API の詳細は、PlacementDecisions API を参照してください。
次の PlacementDecision の例を参照してください。
1.5.15.3.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 詳細は、PlacementDecisions API を参照してください。
1.5.16. クラスタープールの管理 (テクノロジープレビュー) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスタープールは、Red Hat OpenShift Container Platform クラスターにオンデマンドで、スケーリングする場合に、迅速かつコスト効果を高く保ちながら、アクセスできるようにします。クラスタープールは、Amazon Web Services、Google Cloud Platform または Microsoft Azure で設定可能な数多くの OpenShift Container Platform クラスターをプロビジョニングします。このプールは、開発、継続統合、および実稼働のシナリオにおいてクラスター環境を提供したり、置き換えたりする場合に特に便利です。実行を継続するクラスターの数を指定して、すぐに要求できるようにすることができます。残りのクラスターは休止状態に保たれるため、数分以内に再開して要求できます。
ClusterClaim リソースは、クラスタープールからクラスターをチェックアウトするために使用されます。クラスター要求が作成されると、その要求にプールは実行中のクラスターを割り当てます。実行中のクラスターがない場合は、休止状態のクラスターを再開してクラスターを提供するか、新規クラスターをプロビジョニングします。クラスタープールは自動的に新しいクラスターを作成し、休止状態のクラスターを再開して、プール内で利用可能な実行中のクラスターの指定サイズおよび数を維持します。
クラスタープールを作成する手順は、クラスターの作成手順と似ています。クラスタープールのクラスターは、すぐ使用するために作成されるわけではありません。
1.5.16.1. クラスタープールの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスタープールを作成する手順は、クラスターの作成手順と似ています。クラスタープールのクラスターは、すぐ使用するために作成されるわけではありません。
必要なアクセス権限: 管理者
1.5.16.1.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスタープールを作成する前に、次の前提条件を参照してください。
- multicluster engine Operator ハブクラスターをデプロイする必要があります。
- プロバイダー環境で Kubernetes クラスターを作成できるように、multicluster engine Operator ハブクラスターのインターネットアクセスが必要です。
- AWS、GCP、または Microsoft Azure プロバイダーのクレデンシャルが必要です。詳細は、認証情報の管理の概要 を参照してください。
- プロバイダー環境で設定済みのドメインが必要です。ドメインの設定方法は、プロバイダーのドキュメントを参照してください。
- プロバイダーのログイン認証情報が必要です。
- OpenShift Container Platform イメージプルシークレットが必要です。イメージプルシークレットの使用 を参照してください。
注意: この手順でクラスタープールを追加すると、プールからクラスターを要求するときに、マルチクラスターエンジン Operator によって管理されるクラスターが自動的にインポートされるように設定されます。クラスター要求で管理用に、要求されたクラスターを自動的にインポートしないようにクラスタープールを作成する場合には、clusterClaim 理 s−すを以下ののテーションに追加します。
kind: ClusterClaim
metadata:
annotations:
cluster.open-cluster-management.io/createmanagedcluster: "false"
kind: ClusterClaim
metadata:
annotations:
cluster.open-cluster-management.io/createmanagedcluster: "false"
- 1
- 文字列であることを示すには、
"false"という単語を引用符で囲む必要があります。
1.5.16.1.2. クラスタープールを作成する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスタープールを作成するには、ナビゲーションメニューで Infrastructure > Clusters を選択します。Cluster pools タブには、アクセス可能なクラスタープールがリスト表示されます。Create cluster pool を選択し、コンソールの手順を実行します。
クラスタープールに使用するインフラストラクチャー認証情報がない場合は、Add credential を選択して作成できます。
リストから既存の namespace を選択するか、作成する新規 namespace の名前を入力します。クラスタープールは、クラスターと同じ namespace に配置する必要はありません。
クラスタープールの RBAC ロールを使用して、既存クラスターセットのロール割り当てを共有する場合は、クラスターセット名を選択します。クラスタープールのクラスターセットは、クラスタープールの作成時にのみ設定できます。クラスタープールの作成後には、クラスタープールまたはクラスタープールのクラスターセットの関連付けを変更できません。クラスタープールから要求したクラスターは、クラスタープールと同じクラスターセットに自動的に追加されます。
注記: cluster admin の権限がない場合は、クラスターセットを選択する必要があります。この状況でクラスターセットの名前が含まれない場合は、禁止エラーで、クラスターセットの作成要求が拒否されます。選択できるクラスターセットがない場合は、クラスター管理者に連絡してクラスターセットを作成し、clusterset admin 権限を付与してもらいます。
cluster pool size は、クラスタープールにプロビジョニングするクラスターの数を指定し、クラスタープールの実行回数は、プールが実行を継続し、すぐに使用できるように要求できるクラスターの数を指定します。
この手順は、クラスターを作成する手順と非常に似ています。
プロバイダーに必要な固有の情報は、以下を参照してください。
1.5.16.2. クラスタープールからのクラスターの要求 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ClusterClaim リソースは、クラスタープールからクラスターをチェックアウトするために使用されます。クラスターの稼働中で、クラスタープールで準備できると、要求が完了します。クラスタープールは、クラスタープールに指定された要件を維持するために、クラスタープールに新しい実行中およびハイバネートされたクラスターを自動的に作成します。
注記: クラスタープールから要求されたクラスターが不要になり、破棄されると、リソースは削除されます。クラスターはクラスタープールに戻りません。
必要なアクセス権限: 管理者
1.5.16.2.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスタープールからクラスターを要求する前に、以下を利用意する必要があります。
利用可能なクラスターのある/ないクラスタープール。クラスタープールに利用可能なクラスターがある場合、利用可能なクラスターが要求されます。クラスタープールに利用可能なクラスターがない場合は、要求を満たすためにクラスターが作成されます。クラスタープールの作成方法は、クラスタープールの作成 を参照してください。
1.5.16.2.2. クラスタープールからのクラスターの要求 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスター要求の作成時に、クラスタープールから新規クラスターを要求します。クラスターが利用可能になると、クラスターはプールからチェックアウトされます。自動インポートを無効にしていない限り、要求されたクラスターはマネージドクラスターの 1 つとして自動的にインポートされます。
以下の手順を実行してクラスターを要求します。
- ナビゲーションメニューから Infrastructure > Clusters をクリックし、Cluster pools タブを選択します。
- クラスターを要求するクラスタープールの名前を見つけ、Claim cluster を選択します。
クラスターが利用可能な場合には、クラスターが要求され、マネージドクラスター タブにすぐに表示されます。利用可能なクラスターがない場合は、休止状態のクラスターの再開や、新しいクラスターのプロビジョニングに数分かかる場合があります。この間、要求のステータスは pending です。クラスタープールをデプロイメントして、保留中の要求を表示または削除します。
要求されたクラスターは、クラスタープールにあった時に関連付けられたクラスターセットに所属します。要求時には、要求したクラスターのクラスターセットは変更できません。
注記: クラウドプロバイダー認証情報のプルシークレット、SSH キー、またはベースドメインへの変更は、元の認証情報を使用してすでにプロビジョニングされているため、クラスタープールから要求された既存のクラスターには反映されません。コンソールを使用してクラスタープール情報を編集することはできませんが、CLI インターフェイスを使用してその情報を更新することで更新できます。更新された情報を含む認証情報を使用して、新しいクラスタープールを作成することもできます。新しいプールで作成されるクラスターは、新しい認証情報で提供される設定を使用します。
1.5.16.3. クラスタープールリリースイメージの更新 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスタープールのクラスターが一定期間、休止状態のままになると、クラスターの Red Hat OpenShift Container Platform リリースイメージがバックレベルになる可能性があります。このような場合は、クラスタープールにあるクラスターのリリースイメージのバージョンをアップグレードしてください。
必要なアクセス: 編集
クラスタープールにあるクラスターの OpenShift Container Platform リリースイメージを更新するには、以下の手順を実行します。
注記: この手順では、クラスタープールですでに要求されているクラスタープールからクラスターを更新しません。この手順を完了すると、リリースイメージの更新は、クラスタープールに関連する次のクラスターにのみ適用されます。
- この手順でリリースイメージを更新した後にクラスタープールによって作成されたクラスター。
- クラスタープールで休止状態になっているクラスター。古いリリースイメージを持つ既存の休止状態のクラスターは破棄され、新しいリリースイメージを持つ新しいクラスターがそれらを置き換えます。
- ナビゲーションメニューから Infrastructure > Clusters をクリックします。
- Cluster pools タブを選択します。
- クラスタープール の表で、更新するクラスタープールの名前を見つけます。
- 表の Cluster pools の Options メニューをクリックし、Update release image を選択します。
- このクラスタープールから今後、クラスターの作成に使用する新規リリースイメージを選択します。
クラスタープールのリリースイメージが更新されました。
ヒント: アクション 1 つで複数のクラスターのリリースイメージを更新するには、各クラスタープールのボックスを選択して Actions メニューを使用し、選択したクラスタープールのリリースイメージを更新します。
1.5.16.4. Scaling cluster pools (Technology Preview) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスタープールのクラスター数は、クラスタープールサイズのクラスター数を増やしたり、減らしたりして変更できます。
必要なアクセス権限: クラスターの管理者
クラスタープールのクラスター数を変更するには、以下の手順を実行します。
- ナビゲーションメニューから Infrastructure > Clusters をクリックします。
- Cluster pools タブを選択します。
- 変更するクラスタープールの Options メニューで、Scale cluster pool を選択します。
- プールサイズの値を変更します。
- オプションで、実行中のクラスターの数を更新して、要求時にすぐに利用可能なクラスター数を増減できます。
クラスタープールは、新しい値を反映するようにスケーリングされます。
1.5.16.5. クラスタープールの破棄 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスタープールを作成し、不要になった場合は、そのクラスタープールを破棄できます。
重要: クラスター要求がないクラスタープールのみ破棄できます。
必要なアクセス権限: クラスターの管理者
クラスタープールを破棄するには、以下の手順を実行します。
- ナビゲーションメニューから Infrastructure > Clusters をクリックします。
- Cluster pools タブを選択します。
削除するクラスタープールの Options メニューで、確認ボックスに
confirmと入力して Destroy を選択します。注記:
- クラスタープールにクラスター要求がある場合、Destroy ボタンは無効になります。
- クラスタープールを含む namespace は削除されません。namespace を削除すると、これらのクラスターのクラスター要求リソースが同じ namespace で作成されるため、クラスタープールから要求されたクラスターが破棄されます。
ヒント: アクション 1 つで複数のクラスタープールを破棄するには、各クラスタープールのボックスを選択して Actions メニューを使用し、選択したクラスタープールを破棄します。
1.5.17. ManagedServiceAccount アドオンの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マルチクラスターエンジン Operator バージョン 2.5 以降をインストールすると、ManagedServiceAccount アドオンがデフォルトで有効になります。ハブクラスターをマルチクラスターエンジン Operator バージョン 2.4 からアップグレードし、アップグレード前に ManagedServiceAccount アドオンを有効にしていなかった場合は、アドオンを手動で有効にする必要があります。
ManagedServiceAccount を使用すると、マネージドクラスターでサービスアカウントを作成または削除できます。
必要なアクセス権限: 編集
ManagedServiceAccount カスタムリソースがハブクラスターの <managed_cluster> namespace に作成されると、ServiceAccount がマネージドクラスターに作成されます。
TokenRequest は、マネージドクラスターの ServiceAccount を使用して、マネージドクラスターの Kubernetes API サーバーに対して行われます。トークンは、ハブクラスターの <target_managed_cluster> namespace の Secret に保存されます。
注記 トークンは期限切れになり、ローテーションされる可能性があります。トークンリクエストの詳細は、TokenRequest を参照してください。
1.5.17.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- お使いの環境に Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降をインストールし、コマンドラインインターフェイス (CLI) でログインしている。
- マルチクラスターエンジン Operator がインストールされている必要がある。
1.5.17.2. ManagedServiceAccount の有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ハブクラスターとマネージドクラスターの ManagedServiceAccount アドオンを有効にするには、次の手順を実行します。
-
ハブクラスターで
ManagedServiceAccountアドオンを有効にします。詳細は、詳細設定 を参照してください。 ManagedServiceAccountアドオンをデプロイし、それをターゲットのマネージドクラスターに適用します。次の YAML ファイルを作成し、target_managed_clusterをManaged-ServiceAccountアドオンを適用するマネージドクラスターの名前に置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、ファイルを適用します。
oc apply -f -
oc apply -f -Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow これで、マネージドクラスターの
ManagedServiceAccountプラグインが有効になりました。ManagedServiceAccountを設定するには、次の手順を参照してください。次の YAML ソースを使用して
ManagedServiceAccountカスタムリソースを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
managed_serviceaccount_nameをManagedServiceAccountの名前に置き換えます。 -
target_managed_clusterを、ManagedServiceAccountを適用するマネージドクラスターの名前に置き換えます。
-
確認するには、
ManagedServiceAccountオブジェクトのステータスでtokenSecretRef属性を表示して、シークレット名と namespace を見つけます。アカウントとクラスター名を使用して次のコマンドを実行します。oc get managedserviceaccount <managed_serviceaccount_name> -n <target_managed_cluster> -o yaml
oc get managedserviceaccount <managed_serviceaccount_name> -n <target_managed_cluster> -o yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow マネージドクラスターで作成された
ServiceAccountに接続されている取得されたトークンを含むSecretを表示します。以下のコマンドを実行します。oc get secret <managed_serviceaccount_name> -n <target_managed_cluster> -o yaml
oc get secret <managed_serviceaccount_name> -n <target_managed_cluster> -o yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.18. クラスターのライフサイクルの詳細設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
一部のクラスター設定は、インストール中またはインストール後に設定できます。
1.5.18.1. API サーバー証明書のカスタマイズ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターは、OpenShift Kube API サーバーの外部ロードバランサーとの相互接続を介してハブクラスターと通信します。デフォルトの OpenShift Kube API サーバー証明書は、OpenShift Container Platform のインストール時に内部 Red Hat OpenShift Container Platform クラスター認証局 (CA) によって発行されます。必要に応じて、証明書を追加または変更できます。
API サーバー証明書を変更すると、マネージドクラスターとハブクラスター間の通信に影響を与える可能性があります。製品をインストールする前に名前付き証明書を追加すると、マネージドクラスターがオフライン状態になる可能性がある問題を回避できます。
次のリストには、証明書の更新が必要となる場合の例がいくつか含まれています。
外部ロードバランサーのデフォルトの API サーバー証明書を独自の証明書に置き換える必要がある。OpenShift Container Platform ドキュメントの API サーバー証明書の追加 のガイダンスに従い、ホスト名
api.<cluster_name>.<base_domain>の名前付き証明書を追加して、外部ロードバランサーのデフォルトの API サーバー証明書を置き換えることができます。証明書を置き換えると、マネージドクラスターの一部がオフライン状態に移行する可能性があります。証明書のアップグレード後にクラスターがオフライン状態になった場合は、Troubleshooting imported clusters offline after certificate change のトラブルシューティング手順に従って問題を解決してください。注記: 製品をインストールする前に名前付き証明書を追加すると、クラスターがオフライン状態に移行するのを回避できます。
外部ロードバランサーの名前付き証明書の有効期限が切れているため、証明書を置き換える必要がある。中間証明書の数に関係なく、古い証明書と新しい証明書の両方が同じルート CA 証明書を共有する場合は、OpenShift Container Platform ドキュメントの API サーバー証明書の追加 のガイダンスに従って、新しい証明書の新しいシークレットを作成できます。次に、ホスト名
api.<cluster_name>.<base_domain>のサービス証明書参照をAPIServerカスタムリソース内の新しいシークレットに更新します。それ以外の場合、古い証明書と新しい証明書に異なるルート CA 証明書がある場合は、次の手順を実行して証明書を置き換えます。次の例のような
APIServerカスタムリソースを見つけます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、既存の証明書と新しい証明書の内容を含む新しいシークレットを
openshift-confignamespace に作成します。古い証明書を新しい証明書にコピーします。
cp old.crt combined.crt
cp old.crt combined.crtCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 新しい証明書の内容を古い証明書のコピーに追加します。
cat new.crt >> combined.crt
cat new.crt >> combined.crtCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 結合した証明書を適用してシークレットを作成します。
oc create secret tls combined-certs-secret --cert=combined.crt --key=old.key -n openshift-config
oc create secret tls combined-certs-secret --cert=combined.crt --key=old.key -n openshift-configCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
APIServerリソースを更新して、結合された証明書をservingCertificateとして参照します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 約 15 分後、新しい証明書と古い証明書の両方を含む CA バンドルがマネージドクラスターに伝播されます。
次のコマンドを入力して、新しい証明書情報のみを含む
new-cert-secretという名前の別のシークレットをopenshift-confignamespace に作成します。oc create secret tls new-cert-secret --cert=new.crt --key=new.key -n openshift-config {code}oc create secret tls new-cert-secret --cert=new.crt --key=new.key -n openshift-config {code}Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow new-cert-secretを参照するようにservingCertificateの名前を変更して、APIServerリソースを更新します。リソースは以下の例のようになります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 約 15 分後、古い証明書が CA バンドルから削除され、変更がマネージドクラスターに自動的に伝播されます。
注記: マネージドクラスターは、ホスト名 api.<cluster_name>.<base_domain> を使用してハブクラスターにアクセスする必要があります。他のホスト名で設定された名前付き証明書は使用できません。
1.5.18.2. ハブクラスターとマネージドクラスター間のプロキシーの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターを multicluster engine for Kubernetes Operator に登録するには、マネージドクラスターを multicluster engine Operator ハブクラスターに転送する必要があります。場合によっては、マネージドクラスターが multicluster engine Operator ハブクラスターに直接アクセスできないことがあります。この例では、マネージドクラスターからの通信が HTTP または HTTPS プロキシーサーバー経由で multicluster engine Operator ハブクラスターにアクセスできるようにプロキシー設定を指定します。
たとえば、multicluster engine Operator ハブクラスターはパブリッククラウドにあり、マネージドクラスターはファイアウォールの背後にあるプライベートクラウド環境にあります。プライベートクラウドからの通信は、HTTP または HTTPS プロキシーサーバーのみを経由できます。
1.5.18.2.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- HTTP トンネルをサポートする HTTP または HTTPS プロキシーサーバーが実行されている。(例: HTTP connect メソッド)
- HTTP または HTTPS プロキシーサーバーに到達できるマネージドクラスターがあり、プロキシーサーバーが multicluster engine Operator ハブクラスターにアクセスできる。
ハブクラスターとマネージドクラスターとの間でプロキシー設定を指定するには、以下の手順を実行します。
プロキシー設定を使用して
KlusterConfigリソースを作成します。以下の HTTP プロキシー設定を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の HTTPS プロキシー設定を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注: HTTPS プロキシーサーバーを設定する場合は、CA 証明書が必要です。HTTP プロキシーと HTTPS プロキシーの両方が指定されている場合は、HTTPS プロキシーが使用されます。
マネージドクラスターの作成時に、
KlusterletConfigリソースを参照するアノテーションを追加して、KlusterletConfigリソースを選択します。以下の例を参照してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注: マルチクラスターエンジンの operator コンソールで操作する場合は、YAML ビューを切り替えて
ManagedClusterリソースにアノテーションを追加する必要がある場合があります。
1.5.18.2.2. ハブクラスターとマネージドクラスター間のプロキシーの無効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
開発が変更された場合は、HTTP または HTTPS プロキシーを無効にする必要がある場合があります。
-
ManagedClusterリソースに移動します。 -
アノテーション
agent.open-cluster-management.io/klusterlet-configを削除します。
1.5.18.2.3. オプション: 特定のノードで実行するように klusterlet を設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes を使用してクラスターを作成する場合、マネージドクラスターの nodeSelector および tolerations アノテーションを設定することで、マネージドクラスター klusterlet を実行するノードを指定できます。これらを設定するには、次の手順を実行します。
- コンソールのクラスターページから、更新するマネージドクラスターを選択します。
YAML コンテンツを表示するには、YAML スイッチを
Onに設定します。注記: YAML エディターは、クラスターをインポートまたは作成するときにのみ使用できます。インポートまたは作成後にマネージドクラスターの YAML 定義を編集するには、OpenShift Container Platform コマンドラインインターフェイスまたは Red Hat Advanced Cluster Management 検索機能を使用する必要があります。
-
nodeSelectorアノテーションをマネージドクラスターの YAML 定義に追加します。このアノテーションのキーは、open-cluster-management/nodeSelectorです。このアノテーションの値は、JSON 形式の文字列マップです。 tolerationsエントリーをマネージドクラスターの YAML 定義に追加します。このアノテーションのキーは、open-cluster-management/tolerationsです。このアノテーションの値は、JSON 形式の toleration リストを表します。結果の YAML は次の例のようになります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.18.3. マネージドクラスターをインポートする際のハブクラスター API サーバーのサーバー URL と CA バンドルのカスタマイズ (テクノロジープレビュー) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターとハブクラスターの間に中間コンポーネントが存在する場合、multicluster engine Operator ハブクラスターにマネージドクラスターを登録できない可能性があります。中間コンポーネントの例には、仮想 IP、ロードバランサー、リバースプロキシー、API ゲートウェイなどがあります。中間コンポーネントがある場合は、マネージドクラスターをインポートするときに、ハブクラスター API サーバーのカスタムサーバー URL と CA バンドルを使用する必要があります。
1.5.18.3.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- マネージドクラスターからハブクラスター API サーバーにアクセスできるように、中間コンポーネントを設定する必要があります。
中間コンポーネントがマネージドクラスターとハブクラスター API サーバー間の SSL 接続を終端する場合は、SSL 接続をブリッジし、元のリクエストからの認証情報をハブクラスター API サーバーのバックエンドに渡す必要があります。Kubernetes API サーバーのユーザー偽装機能を使用すると、SSL 接続をブリッジできます。
中間コンポーネントは、元のリクエストからクライアント証明書を抽出し、証明書サブジェクトのコモンネーム (CN) と組織 (O) を偽装ヘッダーとして追加し、変更された偽装リクエストをハブクラスター API サーバーのバックエンドに転送します。
注記: SSL 接続をブリッジすると、クラスタープロキシーアドオンが機能しなくなります。
1.5.18.3.2. サーバー URL とハブクラスター CA バンドルのカスタマイズ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターをインポートするときにカスタムハブ API サーバー URL と CA バンドルを使用するには、次の手順を実行します。
カスタムのハブクラスター API サーバー URL と CA バンドルを使用して
KlusterConfigリソースを作成します。以下の例を参照してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow マネージドクラスターを作成するときに、リソースを参照するアノテーションを追加して
KlusterletConfigリソースを選択します。以下の例を参照してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
注記: コンソールを使用する場合は、ManagedCluster リソースにアノテーションを追加するために、YAML ビューを有効にする必要がある場合があります。
1.5.18.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
1.5.19. 管理からのクラスターの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
multicluster engine Operator で作成された OpenShift Container Platform クラスターを管理から削除する場合は、クラスターを デタッチ または 破棄 することができます。クラスターをデタッチするとマネージメントから削除されますが、完全には削除されません。管理する場合には、もう一度インポートし直すことができます。このオプションは、クラスターが Ready 状態にある場合にだけ利用できます。
次の手順により、次のいずれかの状況でクラスターが管理から削除されます。
- すでにクラスターを削除しており、削除したクラスターを Red Hat Advanced Cluster Management から削除したいと考えています。
- クラスターを管理から削除したいが、クラスターを削除していない。
重要:
- クラスターを破棄すると、マネージメントから削除され、クラスターのコンポーネントが削除されます。
マネージドクラスターを接続解除または破棄すると、関連する namespace が自動的に削除されます。この namespace にカスタムリソースを配置しないでください。
1.5.19.1. コンソールを使用したクラスターの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ナビゲーションメニューから、Infrastructure > Clusters に移動し、管理から削除するクラスターの横にあるオプションメニューから Destroy cluster または Detach cluster を選択します。
ヒント: 複数のクラスターをデタッチまたは破棄するには、デタッチまたは破棄するクラスターのチェックボックスを選択して、Detach または Destroy を選択します。
注記: local-cluster と呼ばれる管理対象時にハブクラスターをデタッチしようとすると、disableHubSelfManagement のデフォルト設定が false かどうかを確認してください。この設定が原因で、ハブクラスターはデタッチされると、自身を再インポートして管理し、MultiClusterHub コントローラーが調整されます。ハブクラスターがデタッチプロセスを完了して再インポートするのに時間がかかる場合があります。
プロセスが終了するのを待たずにハブクラスターを再インポートするには、以下のコマンドを実行して multiclusterhub-operator Pod を再起動して、再インポートの時間を短縮できます。
oc delete po -n open-cluster-management `oc get pod -n open-cluster-management | grep multiclusterhub-operator| cut -d' ' -f1`
oc delete po -n open-cluster-management `oc get pod -n open-cluster-management | grep multiclusterhub-operator| cut -d' ' -f1`
ネットワーク接続時のオンラインインストール で説明されているように、disableHubSelfManagement の値を true に変更して、自動的にインポートされないようにハブクラスターの値を変更できます。
1.5.19.2. コマンドラインを使用したクラスターの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ハブクラスターのコマンドラインを使用してマネージドクラスターをデタッチするには、以下のコマンドを実行します。
oc delete managedcluster $CLUSTER_NAME
oc delete managedcluster $CLUSTER_NAME
切断後にマネージドクラスターを破棄するには、次のコマンドを実行します。
oc delete clusterdeployment <CLUSTER_NAME> -n $CLUSTER_NAME
oc delete clusterdeployment <CLUSTER_NAME> -n $CLUSTER_NAME
注記:
-
マネージドクラスターの破壊を防ぐには、
ClusterDeploymentカスタムリソースでspec.preserveOnDeleteパラメーターをtrueに設定します。 disableHubSelfManagementのデフォルト設定はfalseです。false`setting causes the hub cluster, also called `local-cluster切り離されたときに再インポートして管理し、MultiClusterHubコントローラーを調整します。切り離しと再インポートのプロセスには数時間かかる場合があり、ハブクラスターが完了するまでに数時間かかる場合があります。プロセスが終了するのを待たずにハブクラスターを再インポートする場合は、以下のコマンドを実行して
multiclusterhub-operatorPod を再起動して、再インポートの時間を短縮できます。oc delete po -n open-cluster-management `oc get pod -n open-cluster-management | grep multiclusterhub-operator| cut -d' ' -f1`
oc delete po -n open-cluster-management `oc get pod -n open-cluster-management | grep multiclusterhub-operator| cut -d' ' -f1`Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow disableHubSelfManagementの値をtrueに指定して、自動的にインポートされないように、ハブクラスターの値を変更できます。ネットワーク接続時のオンラインインストール を参照してください。
1.5.19.3. クラスター削除後の残りのリソースの削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
削除したマネージドクラスターにリソースが残っている場合は、残りのすべてのコンポーネントを削除するための追加の手順が必要になります。これらの追加手順が必要な場合には、以下の例が含まれます。
-
マネージドクラスターは、完全に作成される前にデタッチされ、
klusterletなどのコンポーネントはマネージドクラスターに残ります。 - マネージドクラスターをデタッチする前に、クラスターを管理していたハブが失われたり、破棄されているため、ハブからマネージドクラスターをデタッチする方法はありません。
- マネージドクラスターは、デタッチ時にオンライン状態ではありませんでした。
これらの状況の 1 つがマネージドクラスターのデタッチの試行に該当する場合は、マネージドクラスターから削除できないリソースがいくつかあります。マネージドクラスターをデタッチするには、以下の手順を実行します。
-
ocコマンドラインインターフェイスが設定されていることを確認してください。 また、マネージドクラスターに
KUBECONFIGが設定されていることを確認してください。oc get ns | grep open-cluster-management-agentを実行すると、2 つの namespace が表示されるはずです。open-cluster-management-agent Active 10m open-cluster-management-agent-addon Active 10m
open-cluster-management-agent Active 10m open-cluster-management-agent-addon Active 10mCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを使用して、
klusterletカスタムリソースを削除します。oc get klusterlet | grep klusterlet | awk '{print $1}' | xargs oc patch klusterlet --type=merge -p '{"metadata":{"finalizers": []}}'oc get klusterlet | grep klusterlet | awk '{print $1}' | xargs oc patch klusterlet --type=merge -p '{"metadata":{"finalizers": []}}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、残りのリソースを削除します。
oc delete namespaces open-cluster-management-agent open-cluster-management-agent-addon --wait=false oc get crds | grep open-cluster-management.io | awk '{print $1}' | xargs oc delete crds --wait=false oc get crds | grep open-cluster-management.io | awk '{print $1}' | xargs oc patch crds --type=merge -p '{"metadata":{"finalizers": []}}'oc delete namespaces open-cluster-management-agent open-cluster-management-agent-addon --wait=false oc get crds | grep open-cluster-management.io | awk '{print $1}' | xargs oc delete crds --wait=false oc get crds | grep open-cluster-management.io | awk '{print $1}' | xargs oc patch crds --type=merge -p '{"metadata":{"finalizers": []}}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、namespaces と開いているすべてのクラスター管理
crdsの両方が削除されていることを確認します。oc get crds | grep open-cluster-management.io | awk '{print $1}' oc get ns | grep open-cluster-management-agentoc get crds | grep open-cluster-management.io | awk '{print $1}' oc get ns | grep open-cluster-management-agentCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.5.19.4. クラスターの削除後の etcd データベースのデフラグ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターが多数ある場合は、ハブクラスターの etcd データベースのサイズに影響を与える可能性があります。OpenShift Container Platform 4.8 では、マネージドクラスターを削除すると、ハブクラスターの etcd データベースのサイズは自動的に縮小されません。シナリオによっては、etcd データベースは領域不足になる可能性があります。etcdserver: mvcc: database space exceeded のエラーが表示されます。このエラーを修正するには、データベース履歴を圧縮し、etcd データベースのデフラグを実行して etcd データベースのサイズを縮小します。
注記: OpenShift Container Platform バージョン 4.9 以降では、etcd Operator はディスクを自動的にデフラグし、etcd 履歴を圧縮します。手動による介入は必要ありません。以下の手順は、OpenShift Container Platform 4.8 以前のバージョン向けです。
以下の手順を実行して、ハブクラスターで etcd 履歴を圧縮し、ハブクラスターで etcd データベースをデフラグします。
1.5.19.4.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
OpenShift CLI (
oc) がインストールされている。 -
cluster-admin権限を持つユーザーとしてログインしている。
1.5.19.4.2. 手順 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
etcd履歴を圧縮します。次に、
etcdメンバーへのリモートシェルセッションを開きます。oc rsh -n openshift-etcd etcd-control-plane-0.example.com etcdctl endpoint status --cluster -w table
$ oc rsh -n openshift-etcd etcd-control-plane-0.example.com etcdctl endpoint status --cluster -w tableCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して
etcd履歴を圧縮します。sh-4.4#etcdctl compact $(etcdctl endpoint status --write-out="json" | egrep -o '"revision":[0-9]*' | egrep -o '[0-9]*' -m1)
sh-4.4#etcdctl compact $(etcdctl endpoint status --write-out="json" | egrep -o '"revision":[0-9]*' | egrep -o '[0-9]*' -m1)Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
compacted revision 158774421
$ compacted revision 158774421Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
-
etcdデータのデフラグの説明 に従って、etcdデータベースをデフラグし、NOSPACEアラームをクリアします。
1.6. Discovery サービスの概要 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Cluster Manager で利用可能な OpenShift 4 クラスターを検出できます。検出後に、クラスターをインポートして管理できます。Discovery サービスは、バックエンドおよびコンソールでの用途に Discover Operator を使用します。
OpenShift Cluster Manager 認証情報が必要になります。認証情報を作成する必要がある場合は、Red Hat OpenShift Cluster Manager の認証情報の作成 を参照してください。
必要なアクセス権限: 管理者
1.6.1. コンソールでの検出の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
製品のコンソールを使用して検出を有効にします。
必要なアクセス権: 認証情報が作成された namespace へのアクセス権。
1.6.1.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 認証情報が必要です。OpenShift Cluster Manager に接続するには、Red Hat OpenShift Cluster Manager の認証情報の作成 を参照してください。
1.6.1.2. 検出の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールで検出を設定し、クラスターを検索します。個別の認証情報を使用して複数の DiscoveryConfig リソースを作成できます。コンソールの指示に従います。
1.6.1.3. 検出されたクラスターの表示 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
認証情報を設定してインポートするクラスターを検出した後に、コンソールで表示できます。
- Clusters > Discovered clusters の順にクリックします。
以下の情報が投入された表を確認してください。
- name は、OpenShift Cluster Manager で指定された表示名です。クラスターに表示名がない場合は、クラスターコンソール URL をもとに生成された名前が表示されます。OpenShift Cluster Manager でコンソール URL がない場合や手動で変更された場合には、クラスターの外部 ID が表示されます。
- Namespace は、認証情報および検出クラスターを作成した namespace です。
- type は検出されたクラスターの Red Hat OpenShift タイプです。
- Distribution version は、検出されたクラスターの Red Hat OpenShift バージョンです。
- Infrastructure provider は検出されたクラスターのクラウドプロバイダーです。
- Last active は、検出されたクラスターが最後にアクティブであった時間です。
- Created は検出クラスターが作成された時間です。
- Discovered は検出クラスターが検出された時間です。
- 表の中にある情報はどれでも検索できます。たとえば、特定の namespace で Discovered clusters のみを表示するには、その namespace を検索します。
- Import cluster をクリックすると、マネージドクラスターを作成できます。検出クラスターのインポート を参照してください。
1.6.1.4. 検出クラスターのインポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターの検出後に、コンソールの Discovered clusters に表示されるクラスターをインポートできます。
1.6.1.5. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
検出の設定に使用した namespace へのアクセス権が必要である。
1.6.1.6. 検出クラスターのインポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 既存の Clusters ページに移動し、Discovered clusters タブをクリックします。
- Discovered clusters の表から、インポートするクラスターを見つけます。
- オプションメニューから Import cluster を選択します。
- 検出クラスターの場合は、このドキュメントを使用して手動でインポートしたり、Import cluster を自動的に選択したりできます。
- 認証情報または Kubeconfig ファイルを使用して自動でインポートするには、コンテンツをコピーして貼り付けます。
- Import をクリックします。
1.6.2. CLI を使用した検出の有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
CLI を使用して検出を有効にし、Red Hat OpenShift Cluster Manager が入手できるクラスターを見つけます。
必要なアクセス権限: 管理者
1.6.2.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- Red Hat OpenShift Cluster Manager に接続するための認証情報を作成している。
1.6.2.2. 検出の設定とプロセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
注記: DiscoveryConfig は discovery という名前に指定し、選択した credential と同じ namespace に作成する必要があります。以下の DiscoveryConfig のサンプルを参照してください。
-
SECRET_NAMEは、以前に設定した認証情報に置き換えます。 -
NAMESPACE_NAMEはSECRET_NAMEの namespace に置き換えます。 -
クラスターの最後のアクティビティー (日数) からの最大時間を入力します。たとえば、
lastActive: 7では、過去 7 日間にアクティブなクラスターが検出されます。 -
Red Hat OpenShift クラスターのバージョンを入力して、文字列の一覧として検出します。注記:
openshiftVersions一覧に含まれるエントリーはすべて、OpenShift のメジャーバージョンとマイナーバージョンを指定します。たとえば、"4.11"には OpenShift バージョン4.11のすべてのパッチリリース (4.11.1、4.11.2など) が含まれます。
1.6.2.3. 検出されたクラスターの表示 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
検出されたクラスターを表示するには、oc get discoveredclusters -n <namespace> を実行して、namespace は検出認証情報が存在する namespace に置き換えます。
1.6.2.3.1. DiscoveredClusters リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
オブジェクトは Discovery コントローラーにより作成されます。このような DiscoveredClusters は、DiscoveryConfig discoveredclusters.discovery.open-cluster-management.io API で指定したフィルターと認証情報を使用して OpenShift Cluster Manager で検出されたクラスターを表します。name の値はクラスターの外部 ID です。
1.7. Hosted Control Plane リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マルチクラスターエンジン Operator クラスター管理では、スタンドアロンまたは Hosted Control Plane の 2 つの異なるコントロールプレーン設定を使用して、OpenShift Container Platform クラスターをデプロイできます。スタンドアロン設定では、専用の仮想マシンまたは物理マシンを使用して、OpenShift Container Platform のコントロールプレーンをホストします。OpenShift Container Platform の Hosted Control Plane を使用すると、コントロールプレーンごとに専用の物理マシンを必要とせずに、ホスティングクラスター上にコントロールプレーンを Pod として作成できます。
OpenShift Container Platform の Hosted Control Plane は、ベアメタルおよび Red Hat OpenShift Virtualization で、また Amazon Web Services (AWS) の テクノロジープレビュー 機能として利用できます。コントロールプレーンは、OpenShift Container Platform バージョン 4.14 以降でホスティングできます。Hosted Control Plane 機能がデフォルトで有効になりました。
1.7.1. 要件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の表は、各プラットフォームでサポートされている OpenShift Container Platform のバージョンを示しています。この表では、ホスティング OpenShift Container Platform バージョン は、マルチクラスターエンジン Operator が有効になっている OpenShift Container Platform バージョンを指します。
| プラットフォーム | ホスティング OpenShift Container Platform のバージョン | ホステッド OpenShift Container Platform バージョン |
| ベアメタル | 4.14 - 4.15 | 4.14 - 4.15 のみ |
| Red Hat OpenShift Virtualization | 4.14 - 4.15 | 4.14 - 4.15 のみ |
| AWS (テクノロジープレビュー) | 4.11 - 4.15 | 4.14 - 4.15 のみ |
注記: Hosted Control Plane の同じプラットフォームで、ハブクラスターとワーカーを実行します。
コントロールプレーンは、単一の namespace に含まれる Pod として実行され、Hosted Control Plane クラスターに関連付けられます。OpenShift Container Platform がこのタイプのホステッドクラスターを作成すると、コントロールプレーンから独立したワーカーノードが作成されます。
プロキシーを使用しており、Pod から Kubernetes API サーバーへのトラフィックでプロキシーを使用しないようにする場合は、デフォルトの Kubernetes API サーバーアドレス 172.20.0.1 を no_proxy リストに追加します。
Hosted Control Plane クラスターには、いくつかの利点があります。
- 専用コントロールプレーンノードをホストする必要がなくなるため、コストを節約できます。
- コントロールプレーンとワークロードを分離することで、分離が改善され、変更が必要になる設定エラーが減少します。
- コントロールプレーンノードのブートストラップの要件をなくすことで、クラスターの作成時間を短縮します。
- ターンキーデプロイメントまたは完全にカスタマイズされた OpenShift Container Platform プロビジョニングをサポートします。
Hosted Control Plane を使用するには、次のドキュメントから始めてください。
次に、使用する予定のプラットフォームに関連するドキュメントを参照してください。
- AWS での Hosted Control Plane クラスターの設定 (テクノロジープレビュー)
- ベアメタルでの Hosted Control Plane クラスターの設定
- 64 ビット x86 OpenShift Container Platform クラスターでのホスティングクラスターの設定による、IBM Power コンピュートノードの Hosted Control Plane の作成 (テクノロジープレビュー)
-
IBM Z コンピュートノード用の
x86ベアメタル上でのホスティングクラスターの設定 (テクノロジープレビュー) - OpenShift Virtualization での Hosted Control Plane クラスターの管理
- 非接続環境での Hosted Control Plane の設定
- ホステッドコントロール機能の無効化
追加のネットワーク、Guaranteed CPU、およびノードプールの仮想マシンスケジューリングを設定するには、次のドキュメントを参照してください。
Hosted Control Plane の追加リソースについては、次の OpenShift Container Platform ドキュメントを参照してください。
1.7.2. Hosted Control Plane のサイジングに関するガイダンス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターのワークロードやワーカーノード数などの多くの要因が、一定数のコントロールプレーンノード内に収容できるホステッドクラスターの数に影響します。このサイジングガイドを使用して、ホステッドクラスターの容量計画に役立ちます。このガイダンスは、可用性の高い Hosted Control Plane トポロジーを前提としています。ロードベースのサイジングの例は、ベアメタルクラスターで測定されています。クラウドベースのインスタンスには、メモリーサイズなど、さまざまな制限要因が含まれる場合があります。高可用性の Hosted Control Plane トポロジーの詳細は、ホステッドクラスターのワークロードの分散 を参照してください。
次のリソース使用率のサイズ測定をオーバーライドし、メトリクスサービスの監視を無効化できます。詳細は、関連情報 セクションの リソース使用率測定のオーバーライド を参照してください。
OpenShift Container Platform バージョン 4.12.9 以降でテストされた、次の高可用性 Hosted Control Plane 要件を参照してください。
- 78 pods
- etcd 用の 3 つの 8 GiB PV
- 最小仮想 CPU: 約 5.5 コア
- 最小メモリー: 約 19 GiB
1.7.2.1. Pod の制限 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
各ノードの maxPods 設定は、コントロールプレーンノードに収容できるホステッドクラスターの数に影響します。すべてのコントロールプレーンノードの maxPods 値に注意することが重要です。高可用性の Hosted Control Plane ごとに約 75 個の Pod を計画します。
ベアメタルノードの場合、マシンに十分なリソースがある場合でも、Pod 要件を考慮すると、各ノードに約 3 つの Hosted Control Plane が使用されるため、デフォルトで maxPods 設定に 250 が指定されていることが制限要因となる可能性があります。KubeletConfig 値を設定して maxPods 値を 500 に設定すると、Hosted Control Plane の密度が増し、追加のコンピューティングリソースを活用できるようになります。詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの ノードあたりの最大 Pod 数の設定 を参照してください。
1.7.2.2. 要求ベースのリソース制限 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターがホストできる Hosted Control Plane の最大数は、Pod からの Hosted Control Plane CPU およびメモリー要求に基づいて計算されます。
可用性の高い Hosted Control Plane は、5 つの仮想 CPU と 18 GB のメモリーを要求する 78 個の Pod で構成されています。これらのベースライン数値は、クラスターワーカーノードのリソース容量と比較され、Hosted Control Plane の最大数を推定します。
1.7.2.3. 負荷ベースの制限 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターがホストできる Hosted Control Plane の最大数は、Hosted Control Plane の Kubernetes API サーバーに何らかのワークロードが配置されたときの Hosted Control Plane Pod の CPU とメモリーの使用量に基づいて計算されます。
次の方法を使用して、ワークロードの増加に伴う Hosted Control Plane のリソース使用量を測定しました。
- KubeVirt プラットフォームを使用し、それぞれ 8 つの仮想 CPU と 32 GiB を使用する 9 つのワーカーを持つホステッドクラスター
次の定義に基づいて、API コントロールプレーンのストレスに重点を置くように設定されたワークロードテストプロファイル:
- 各 namespace にオブジェクトを作成し、合計 100 の namespace まで拡張しました。
- オブジェクトの継続的な削除と作成により、API のストレスを増加させます。
- ワークロードの 1 秒あたりのクエリー数 (QPS) とバースト設定を高く設定して、クライアント側のスロットリングを排除します。
負荷が 1000 QPS 増加すると、Hosted Control Plane のリソース使用量が、仮想 CPU 9 個分およびメモリー 2.5 GB 分増加します。
一般的なサイズ設定の目的で、中程度 のホストクラスター負荷である 1000 QPS API レートと、重い ホストクラスター負荷である 2000 QPS API レートを検討してください。
注記: このテストは、予想される API 負荷に基づいてコンピューティングリソースの使用率を高めるための推定係数を提供します。正確な使用率は、クラスターのワークロードのタイプとペースによって異なる場合があります。
| Hosted Control Plane のリソース使用量のスケーリング | 仮想 CPU | メモリー (GiB) |
|---|---|---|
| 負荷がないときのリソース使用量 | 2.9 | 11.1 |
| 1000 QPS でのリソース使用量 | 9.0 | 2.5 |
負荷が 1000 QPS 増加すると、Hosted Control Plane のリソース使用量が、仮想 CPU 9 個分およびメモリー 2.5 GB 分増加します。
一般的なサイジングが目的の場合は、1000 QPS API レートを中程度のホステッドクラスターの負荷、2000 QPS API を高程度のホステッドクラスターの負荷とみなしてください。
次の例は、ワークロードおよび API レート定義の Hosted Control Plane リソースのスケーリングを示しています。
| QPS (API レート) | 仮想 CPU の使用量 | メモリーの使用量 (GiB) |
|---|---|---|
| 低負荷 (50 QPS 未満) | 2.9 | 11.1 |
| 中負荷 (1000 QPS) | 11.9 | 13.6 |
| 高負荷 (2000 QPS) | 20.9 | 16.1 |
Hosted Control Plane のサイジングは、コントロールプレーンの負荷と、大量の API アクティビティー、etcd アクティビティー、またはその両方を引き起こすワークロードに関係します。データベースの実行など、データプレーンの負荷に重点を置くホスト型 Pod ワークロードでは、API レートが高い可能性があります。
1.7.2.4. サイジング計算の例 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
この例では、次のシナリオに対してサイジングのガイダンスを提供します。
-
hypershift.openshift.io/control-planeノードとしてラベル付けされたベアメタルワーカー 3 つ -
maxPods値を 500 に設定している - 負荷ベースの制限に応じて、予想される API レートは中または約 1000 である
| 制限の説明 | サーバー 1 | サーバー 2 |
|---|---|---|
| ワーカーノード上の仮想 CPU 数 | 64 | 128 |
| ワーカーノードのメモリー (GiB) | 128 | 256 |
| ワーカーあたりの最大 Pod 数 | 500 | 500 |
| コントロールプレーンのホストに使用されるワーカーの数 | 3 | 3 |
| 最大 QPS ターゲットレート (1 秒あたりの API リクエスト) | 1000 | 1000 |
| ワーカーノードのサイズと API レートに基づいた計算値 | サーバー 1 | サーバー 2 | 計算の注記 |
| 仮想 CPU リクエストに基づくワーカーあたりの最大ホストコントロールプレーン数 | 12.8 | 25.6 | Hosted Control Plane ごとにワーカー仮想 CPU/5 合計仮想 CPU 要求の数 |
| 仮想 CPU 使用率に基づくワーカーあたりの最大 Hosted Control Plane 数 | 5.4 | 10.7 | 仮想 CPU の数 ÷ (2.9 測定されたアイドル状態の仮想 CPU 使用率 + (QPS ターゲットレート ÷ 1000) × 9.0 1000 QPS 増加あたりの測定された仮想 CPU 使用率) |
| メモリーリクエストに基づくワーカーごとの最大 Hosted Control Plane | 7.1 | 14.2 | Hosted Control Plane ごとにワーカーメモリー GiB/18 GiB の合計メモリーリクエスト |
| メモリー使用量に基づくワーカーあたりの最大 Hosted Control Plane 数 | 9.4 | 18.8 | ワーカーメモリー GiB ÷ (11.1 測定されたアイドルメモリー使用量 + (QPS ターゲットレート ÷ 1000) × 2.5 1000 QPS 増加あたりの測定されたメモリー使用量) |
| ノードごとの Pod の制限に基づくワーカーごとの最大 Hosted Control Plane | 6.7 | 6.7 |
500 |
| 前述の最大値の中の最小値 | 5.4 | 6.7 | |
| 仮想 CPU の制限要因 |
| ||
| 管理クラスター内の Hosted Control Plane の最大数 | 16 | 20 | 前述の最大 3 つのコントロールプレーンワーカーの最小数。 |
| 名前 | 説明 |
|
| 高可用性 Hosted Control Plane リソース要求に基づいて、クラスターがホストできる Hosted Control Plane の推定最大数。 |
|
| すべての Hosted Control Plane がクラスターの Kube API サーバーに約 50 QPS を送信する場合、クラスターがホストできる Hosted Control Plane の推定最大数。 |
|
| すべての Hosted Control Plane がクラスターの Kube API サーバーに約 1000 QPS を送信する場合、クラスターがホストできる Hosted Control Plane の推定最大数。 |
|
| すべての Hosted Control Plane がクラスターの Kube API サーバーに約 2000 QPS を送信する場合、クラスターがホストできる Hosted Control Plane の推定最大数。 |
|
| Hosted Control Plane の既存の平均 QPS に基づいて、クラスターがホストできる Hosted Control Plane の推定最大数。アクティブな Hosted Control Plane がない場合は、QPS が低くなることが予想されます。 |
1.7.2.5. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
1.7.3. リソース使用率測定のオーバーライド リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リソース使用率のベースライン測定セットは、クラスターごとに異なる場合があります。詳細は、Hosted Control Plane のサイズガイダンス を参照してください。
クラスターのワークロードの種類とペースに基づいて、リソース使用率の測定をオーバーライドできます。以下の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、
ConfigMapリソースを作成します。oc create -f <your-config-map-file.yaml>
oc create -f <your-config-map-file.yaml>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <your-config-map-file.yaml>はhcp-sizing-baselineconfig map を含む YAML ファイルの名前に置き換えます。local-clusternamespace にhcp-sizing-baselineconfig map を作成し、オーバーライドする測定値を指定します。config map は、次の YAML ファイルのようになります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して
hypershift-addon-agentデプロイメントを削除し、hypershift-addon-agentPod を再起動します。oc delete deployment hypershift-addon-agent -n open-cluster-management-agent-addon
oc delete deployment hypershift-addon-agent -n open-cluster-management-agent-addonCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow hypershift-addon-agentPod ログを監視します。次のコマンドを実行して、オーバーライドされた測定値が config map 内で更新されていることを確認します。oc logs hypershift-addon-agent -n open-cluster-management-agent-addon
oc logs hypershift-addon-agent -n open-cluster-management-agent-addonCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ログは以下の出力のようになります。
2024-01-05T19:41:05.392Z INFO agent.agent-reconciler agent/agent.go:793 setting cpuRequestPerHCP to 5 2024-01-05T19:41:05.392Z INFO agent.agent-reconciler agent/agent.go:802 setting memoryRequestPerHCP to 18 2024-01-05T19:53:54.070Z INFO agent.agent-reconciler agent/hcp_capacity_calculation.go:141 The worker nodes have 12.000000 vCPUs 2024-01-05T19:53:54.070Z INFO agent.agent-reconciler agent/hcp_capacity_calculation.go:142 The worker nodes have 49.173369 GB memory
2024-01-05T19:41:05.392Z INFO agent.agent-reconciler agent/agent.go:793 setting cpuRequestPerHCP to 5 2024-01-05T19:41:05.392Z INFO agent.agent-reconciler agent/agent.go:802 setting memoryRequestPerHCP to 18 2024-01-05T19:53:54.070Z INFO agent.agent-reconciler agent/hcp_capacity_calculation.go:141 The worker nodes have 12.000000 vCPUs 2024-01-05T19:53:54.070Z INFO agent.agent-reconciler agent/hcp_capacity_calculation.go:142 The worker nodes have 49.173369 GB memoryCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow オーバーライドされた測定値が
hcp-sizing-baselineconfig map で適切に更新されない場合、hypershift-addon-agentPod ログに次のエラーメッセージが表示されることがあります。2024-01-05T19:53:54.052Z ERROR agent.agent-reconciler agent/agent.go:788 failed to get configmap from the hub. Setting the HCP sizing baseline with default values. {"error": "configmaps \"hcp-sizing-baseline\" not found"}2024-01-05T19:53:54.052Z ERROR agent.agent-reconciler agent/agent.go:788 failed to get configmap from the hub. Setting the HCP sizing baseline with default values. {"error": "configmaps \"hcp-sizing-baseline\" not found"}Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.3.1. メトリクスサービスモニタリングの無効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
hypershift-addon マネージドクラスターアドオンを有効にすると、メトリクスサービスモニタリングがデフォルトで設定され、OpenShift Container Platform モニタリングが hypershift-addon からメトリクスを収集できるようになります。次の手順を実行して、メトリクスサービスの監視を無効化できます。
次のコマンドを実行して、ハブクラスターにログインします。
oc login
oc loginCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、
hypershift-addon-deploy-configアドオンデプロイメント設定仕様を開いて編集します。oc edit addondeploymentconfig hypershift-addon-deploy-config -n multicluster-engine
oc edit addondeploymentconfig hypershift-addon-deploy-config -n multicluster-engineCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次の例に示すように、
disableMetrics=trueカスタマイズ変数を仕様に追加します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
変更を保存します。カスタマイズ変数
disableMetrics=trueは、新規および既存のhypershift-addonマネージドクラスターアドオンの両方のメトリクスサービス監視設定を無効にします。
1.7.3.2. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
1.7.4. Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイスのインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の手順を実行して、Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイス (hcp) をインストールできます。
- OpenShift Container Platform コンソールから、Help icon > Command Line Tools をクリックします。
- お使いのプラットフォーム用の Download hcp CLI をクリックします。
次のコマンドを実行して、ダウンロードしたアーカイブを解凍します。
tar xvzf hcp.tar.gz
tar xvzf hcp.tar.gzCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、バイナリーファイルを実行可能にします。
chmod +x hcp
chmod +x hcpCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、バイナリーファイルをパス内のディレクトリーに移動します。
sudo mv hcp /usr/local/bin/.
sudo mv hcp /usr/local/bin/.Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
hcp create cluster コマンドを使用して、ホステッドクラスターを作成および管理できるようになりました。使用可能なパラメーターをリストするには、次のコマンドを入力します。
hcp create cluster <platform> --help
hcp create cluster <platform> --help
- 1
- サポートされているプラットフォームは、
aws、agent、およびkubevirtです。
1.7.4.1. CLI を使用した Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイスのインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の手順を実行すると、CLI を使用して Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイス (hcp) をインストールできます。
次のコマンドを実行して、
hcpバイナリーをダウンロードするための URL を取得します。oc get ConsoleCLIDownload hcp-cli-download -o json | jq -r ".spec"
oc get ConsoleCLIDownload hcp-cli-download -o json | jq -r ".spec"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して
hcpバイナリーをダウンロードします。wget <hcp_cli_download_url>
wget <hcp_cli_download_url>1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
hcp_cli_download_urlは、前の手順で取得した URL に置き換えます。
次のコマンドを実行して、ダウンロードしたアーカイブを解凍します。
tar xvzf hcp.tar.gz
tar xvzf hcp.tar.gzCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、バイナリーファイルを実行可能にします。
chmod +x hcp
chmod +x hcpCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、バイナリーファイルをパス内のディレクトリーに移動します。
sudo mv hcp /usr/local/bin/.
sudo mv hcp /usr/local/bin/.Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.4.2. コンテンツゲートウェイを使用した Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイスのインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンテンツゲートウェイを使用して、Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイス (hcp) をインストールできます。以下の手順を実行します。
-
コンテンツゲートウェイ に移動し、
hcpバイナリーをダウンロードします。 次のコマンドを実行して、ダウンロードしたアーカイブを解凍します。
tar xvzf hcp.tar.gz
tar xvzf hcp.tar.gzCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、バイナリーファイルを実行可能にします。
chmod +x hcp
chmod +x hcpCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、バイナリーファイルをパス内のディレクトリーに移動します。
sudo mv hcp /usr/local/bin/.
sudo mv hcp /usr/local/bin/.Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
hcp create cluster コマンドを使用して、ホステッドクラスターを作成および管理できるようになりました。使用可能なパラメーターをリストするには、次のコマンドを入力します。
hcp create cluster <platform> --help
hcp create cluster <platform> --help
- 1
- サポートされているプラットフォームは、
aws、agent、およびkubevirtです。
1.7.5. ホステッドクラスターのワークロードの分散 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform の Hosted Control Plane を使い始める前に、ホスト型クラスター Pod をインフラストラクチャーノードにスケジュールするためにノードにラベルを付ける必要があります。
ノードのラベル付けにより、次の機能が保証されます。
-
高可用性と適切なワークロードのデプロイメント。たとえば、
node-role.kubernetes.io/infraラベルを設定して、OpenShift Container Platform サブスクリプションに control-plane ワークロード数が割り当てられないようにできます。 - コントロールプレーンのワークロードを管理クラスター内の他のワークロードから分離します。
重要: ワークロードには管理クラスターを使用しないでください。ワークロードは、コントロールプレーンが実行されるノード上で実行してはなりません。
1.7.5.1. 管理クラスターノードのラベルとテイント リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
管理クラスター管理者は、管理クラスターノードで次のラベルとテイントを使用して、コントロールプレーンのワークロードをスケジュールします。
-
hypershift.openshift.io/control-plane: true: このラベルとテイントを使用して、Hosted Control Plane ワークロードの実行専用にノードを割り当てます。trueを設定すると、コントロールプレーンノードを他のコンポーネントと共有することがなくなります。 -
hypershift.openshift.io/cluster: <hosted-control-plane-namespace>: ノードを単一のホストされたクラスター専用にする場合は、このラベルとテイントを使用します。
コントロールプレーン Pod をホストするノードに以下のラベルを適用します。
-
node-role.kubernetes.io/infra: このラベルを使用して、サブスクリプションにコントロールプレーンワークロード数が割り当てられないようにします。 -
topology.kubernetes.io/zone: このラベルを管理クラスターノードで使用して、障害ドメイン全体に高可用性クラスターをデプロイします。ゾーンは、ゾーンが設定されているノードの場所、ラック名、またはホスト名である場合があります。
各ラックを管理クラスターノードのアベイラビリティーゾーンとして使用するには、次のコマンドを入力します。
oc label node/<management_node1_name> node/<management_node2_name> topology.kubernetes.io/zone=<rack_name>
oc label node/<management_node1_name> node/<management_node2_name> topology.kubernetes.io/zone=<rack_name>
ホステッドクラスターの Pod には許容範囲があり、スケジューラーはアフィニティールールを使用して Pod をスケジュールします。スケジューラーは、hypershift.openshift.io/control-plane および hypershift.openshift.io/cluster: <hosted_control_plane_namespace> でラベル付けされたノードへの Pod のスケジューリングを優先します。
ControllerAvailabilityPolicy オプションには、HighlyAvailable を使用します。これは、Hosted Control Plane のコマンドラインインターフェイス (hcp) がデプロイメントするデフォルト値です。このオプションを使用する場合は、topology.kubernetes.io/zone をトポロジーキーとして設定することで、さまざまな障害ドメインにわたるホステッドクラスター内のデプロイメントごとに Pod をスケジュールできます。高可用性ではないコントロールプレーンはサポートされていません。
1.7.5.2. ホステッドクラスターのノードのラベル付け リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
重要: Hosted Control Plane をデプロイする前に、ノードにラベルを追加する必要があります。
ホストされたクラスターで実行している Pod をインフラストラクチャーノードにスケジュールするには、HostedCluster カスタムリソース (CR) に role.kubernetes.io/infra: "" ラベルを追加します。以下の例を参照してください。
spec:
nodeSelector:
role.kubernetes.io/infra: ""
spec:
nodeSelector:
role.kubernetes.io/infra: ""
1.7.5.3. 優先クラス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
4 つの組み込み優先クラスは、ホステッドクラスター Pod の優先順位とプリエンプションに影響を与えます。管理クラスター内に Pod は、次の上位から下位の順序で作成できます。
-
hypershift-operator: HyperShift Operator Pod。 -
hypershift-etcd: etcd 用の Pod。 -
hypershift-api-critical: API 呼び出しとリソース許可が成功するために必要な Pod。この優先クラスには、kube-apiserver(集約された API サーバー) や Web フックなどの Pod が含まれます。 -
hypershift-control-plane: API クリティカルではないものの、クラスターバージョンの Operator など、高い優先順位が必要なコントロールプレーン内の Pod。
1.7.5.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Hosted Control Plane の詳細は、次のトピックを参照してください。
1.7.6. AWS での Hosted Control Plane クラスターの設定 (テクノロジープレビュー) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Hosted Control Plane を設定するには、ホスティングクラスターとホステッドクラスターが必要です。hypershift-addon マネージドクラスターアドオンを使用して既存のマネージドクラスターに HyperShift Operator をデプロイすることにより、そのクラスターをホスティングクラスターとして有効にして、ホステッドクラスターを作成し始めることができます。hypershift-addon マネージドクラスターアドオンは、マルチクラスターエンジン Operator 2.5 および Red Hat Advanced Cluster Management 2.10 ハブクラスターの local-cluster マネージドクラスターに対してデフォルトで有効になっています。
ホストされたクラスター は、ホスティングクラスターでホストされる API エンドポイントとコントロールプレーンを含む OpenShift Container Platform クラスターです。ホステッドクラスターには、コントロールプレーンとそれに対応するデータプレーンが含まれます。マルチクラスターエンジンの Operator コンソールまたは Hosted Control Plane のコマンドラインインターフェイス hcp を使用して、ホステッドクラスターを作成できます。ホステッドクラスターは、マネージドクラスターとして自動的にインポートされます。この自動インポート機能を無効にする場合は、マルチクラスターエンジン Operator へのホストクラスターの自動インポートの無効化 を参照してください。
重要:
- 各ホステッドクラスターに、クラスター全体で一意の名前が必要です。マルチクラスターエンジン Operator によってホストクラスターを管理するには、ホストクラスター名を既存のマネージドクラスターと同じにすることはできません。
-
ホステッドクラスター名として
clustersを使用しないでください。 - Hosted Control Plane の同じプラットフォームで、ハブクラスターとワーカーを実行します。
- ホステッドクラスターは、マルチクラスターエンジンの operator 管理クラスターの namespace には作成できません。
1.7.6.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホスティングクラスターを設定するには、次の前提条件を満たす必要があります。
- OpenShift Container Platform クラスターにインストールされた Kubernetes Operator 2.5 以降のマルチクラスターエンジン。マルチクラスターエンジン Operator は、Red Hat Advanced Cluster Management をインストールすると自動的にインストールされます。マルチクラスターエンジン Operator は、Red Hat Advanced Cluster Management を使用せずに OpenShift Container Platform OperatorHub から Operator としてインストールすることもできます。
マルチクラスターエンジン Operator には、少なくとも 1 つのマネージド OpenShift Container Platform クラスターが必要です。
local-clusterは、マルチクラスターエンジン Operator 2.5 以降で自動的にインポートされます。local-clusterの詳細については、詳細設定 を参照してください。次のコマンドを実行して、ハブクラスターの状態を確認できます。oc get managedclusters local-cluster
oc get managedclusters local-clusterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - AWS コマンドラインインターフェイス
- Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイス
Hosted Control Plane の関連資料については、次のドキュメントを参照してください。
- Hosted Control Plane 機能を無効にするか、すでに無効にしていて手動で有効にする場合は、Hosted Control Plane 機能の有効化または無効化 を参照してください。
- Red Hat Ansible Automation Platform ジョブを実行してホステッドクラスターを管理するには、ホステッドクラスターで実行するための Ansible Automation Platform ジョブの設定 を参照してください。
- SR-IOV Operator をデプロイするには、Hosted Control Plane への SR-IOV Operator のデプロイ を参照してください。
1.7.6.2. Amazon Web Services S3 バケットと S3 OIDC シークレットの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS でホステッドクラスターを作成および管理する予定の場合は、次の手順を実行します。
クラスターの OIDC 検出ドキュメントをホストするためのパブリックアクセスを持つ S3 バケットを作成します。
us-east-1 リージョンにバケットを作成するには、次のコードを入力します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - us-east-1 リージョン以外のリージョンにバケットを作成するには、次のコードを入力します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
HyperShift Operator 用に
hypershift-operator-oidc-provider-s3-credentialsという名前の OIDC S3 シークレットを作成します。 -
シークレットを
local-clusternamespace に保存します。 次の表を参照して、シークレットに次のフィールドが含まれていることを確認します。
Expand フィールド名 説明 bucketホステッドクラスターの OIDC 検出ドキュメントをホストするためのパブリックアクセスを備えた S3 バケットが含まれています。
credentialsバケットにアクセスできる
defaultプロファイルの認証情報を含むファイルへの参照。デフォルトでは、HyperShift はdefaultプロファイルのみを使用してバケットを操作します。regionS3 バケットのリージョンを指定します。
次の例は、サンプルの AWS シークレットテンプレートを示しています。
oc create secret generic hypershift-operator-oidc-provider-s3-credentials --from-file=credentials=<path>/.aws/credentials --from-literal=bucket=<s3-bucket-for-hypershift> --from-literal=region=<region> -n local-cluster
oc create secret generic hypershift-operator-oidc-provider-s3-credentials --from-file=credentials=<path>/.aws/credentials --from-literal=bucket=<s3-bucket-for-hypershift> --from-literal=region=<region> -n local-clusterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記: シークレットのリカバリーバックアップは自動的に有効になりません。以下のコマンドを実行して、障害復旧用に
hypershift-operator-oidc-provider-s3-credentialsシークレットのバックアップを有効にするラベルを追加します。oc label secret hypershift-operator-oidc-provider-s3-credentials -n local-cluster cluster.open-cluster-management.io/backup=true
oc label secret hypershift-operator-oidc-provider-s3-credentials -n local-cluster cluster.open-cluster-management.io/backup=trueCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.6.3. ルーティング可能なパブリックゾーンの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ゲストクラスター内のアプリケーションにアクセスするには、パブリックゾーンがルーティング可能である必要があります。パブリックゾーンが存在する場合は、この手順を省略します。省力しない場合は、パブリックゾーンが既存の機能に影響を及ぼします。
次のコマンドを実行して、クラスター DNS レコードのパブリックゾーンを作成します。
aws route53 create-hosted-zone --name <your-basedomain> --caller-reference $(whoami)-$(date --rfc-3339=date)
aws route53 create-hosted-zone --name <your-basedomain> --caller-reference $(whoami)-$(date --rfc-3339=date)
your-basedomain をベースドメインに置き換えます (例: www.example.com)。
1.7.6.4. 外部 DNS の有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Hosted Control Plane では、コントロールプレーンとデータプレーンが分離されています。DNS は、次の 2 つの独立した領域で設定できます。
-
次のドメインなど、ホステッドクラスター内のワークロードの Ingress:
*.apps.service-consumer-domain.com -
サービスプロバイダードメインを介した API または OAUTH エンドポイントなど、管理クラスター内のサービスエンドポイントの受信:
*.service-provider-domain.com
hostedCluster.spec.dns の入力は、ホストされたクラスター内のワークロードの Ingress を管理します。hostedCluster.spec.services.servicePublishingStrategy.route.hostname の入力は、管理クラスター内のサービスエンドポイントの Ingress を決定します。
外部 DNS は、LoadBalancer または Route の公開タイプを指定し、その公開タイプのホスト名を提供するホステッドクラスター Services の名前レコードを作成します。Private または PublicAndPrivate エンドポイントアクセスタイプを持つホステッドクラスターの場合、APIServer サービスと OAuth サービスのみがホスト名をサポートします。Private ホステッドクラスターの場合、DNS レコードが VPC 内の Virtual Private Cloud (VPC) エンドポイントのプライベート IP アドレスに解決されます。
Hosted Control Plane は、次のサービスを公開します。
-
APIServer -
OAuthServer -
Konnectivity -
Ignition -
OVNSbDb -
OIDC
これらのサービスは、HostedCluster 仕様の servicePublishingStrategy フィールドを使用して公開できます。デフォルトでは、servicePublishingStrategy の LoadBalancer および Route タイプの場合、次のいずれかの方法でサービスを公開できます。
-
LoadBalancerタイプのServiceステータスにあるロードバランサーのホスト名を使用する -
Routeリソースのstatus.hostフィールドを使用する方法
ただし、Hosted Control Plane をマネージドサービスコンテキストにデプロイメントする場合、これらの方法では、基盤となる管理クラスターの Ingress サブドメインが公開され、管理クラスターのライフサイクルとディザスターリカバリーのオプションが制限される可能性があります。
DNS 間接化が LoadBalancer および Route 公開タイプに階層化されている場合、マネージドサービスオペレーターは、サービスレベルドメインを使用してすべてのパブリックホステッドクラスターサービスを公開できます。このアーキテクチャーでは、DNS 名を新しい LoadBalancer または Route に再マッピングできますが、管理クラスターの Ingress ドメインは公開されません。Hosted Control Plane は、外部 DNS を使用して間接層を実現します。
管理クラスターの hypershift namespace に HyperShift Operator と一緒に external-dns をデプロイできます。外部 DNS は、external-dns.alpha.kubernetes.io/hostname アノテーションを持つ Services または Routes を監視します。このアノテーションは、レコードなどの Service、または CNAME レコードなどの Route を指す DNS レコードを作成するために使用されます。
外部 DNS はクラウド環境でのみ使用できます。その他の環境では、DNS とサービスを手動で設定する必要があります。
外部 DNS の詳細は、外部 DNS を参照してください。
1.7.6.4.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Hosted Control Plane の外部 DNS を設定する前に、次の前提条件を満たす必要があります。
- 外部のパブリックドメインを作成している
- AWS Route53 Management コンソールにアクセスできる。
1.7.6.4.2. Hosted Control Plane の外部 DNS の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Hosted Control Plane クラスターをサービスレベル DNS (外部 DNS) でプロビジョニングする場合は、次の手順を実行します。
-
HyperShift Operator の AWS 認証情報シークレットを作成し、
local-clusternamespace でhypershift-operator-external-dns-credentialsという名前を付けます。 次の表を参照して、シークレットに必須フィールドが含まれていることを確認してください。
Expand フィールド名 説明 任意または必須 providerサービスレベル DNS ゾーンを管理する DNS プロバイダー。
必須
domain-filterサービスレベルドメイン。
必須
credentialsすべての外部 DNS タイプをサポートする認証情報ファイル。
AWS キーを使用する場合はオプション
aws-access-key-id認証情報アクセスキー ID。
AWS DNS サービスを使用する場合はオプション
aws-secret-access-key認証情報アクセスキーのシークレット。
AWS DNS サービスを使用する場合はオプション
次の例は、サンプルの
hypershift-operator-external-dns-credentialsシークレットテンプレートを示しています。oc create secret generic hypershift-operator-external-dns-credentials --from-literal=provider=aws --from-literal=domain-filter=<domain_name> --from-file=credentials=<path_to_aws_credentials_file> -n local-cluster
oc create secret generic hypershift-operator-external-dns-credentials --from-literal=provider=aws --from-literal=domain-filter=<domain_name> --from-file=credentials=<path_to_aws_credentials_file> -n local-clusterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記: シークレットのリカバリーバックアップは自動的に有効になりません。障害復旧のためにシークレットをバックアップするには、次のコマンドを入力して
hypershift-Operator-external-dns-credentialsを追加します。oc label secret hypershift-operator-external-dns-credentials -n local-cluster cluster.open-cluster-management.io/backup=""
oc label secret hypershift-operator-external-dns-credentials -n local-cluster cluster.open-cluster-management.io/backup=""Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.6.4.3. パブリック DNS ホストゾーンの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
パブリック DNS ホストゾーンは、パブリックホステッドクラスターを作成するために、External DNS Operator によって使用されます。
外部 DNS ドメインフィルターとして使用するパブリック DNS ホストゾーンを作成できます。AWS Route 53 管理コンソールで次の手順を実行します。
- Route 53 管理コンソールで、Create hosted zone をクリックします。
- Hosted zone configuration ページでドメイン名を入力し、タイプとして Publish hosted zone が選択されていることを確認し、Create hosted zone をクリックします。
- ゾーンが作成されたら、Records タブの Value/Route traffic to 列の値をメモします。
- メインドメインで、DNS 要求を委任ゾーンにリダイレクトするための NS レコードを作成します。Value フィールドに、前の手順でメモした値を入力します。
- Create records をクリックします。
新しいサブゾーンにテストエントリーを作成し、次の例のような
digコマンドでテストすることにより、DNS ホストゾーンが機能していることを確認します。dig +short test.user-dest-public.aws.kerberos.com 192.168.1.1
dig +short test.user-dest-public.aws.kerberos.com 192.168.1.1Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow LoadBalancerおよびRouteサービスのホスト名を設定するホストクラスターを作成するには、次のコマンドを入力します。hcp create cluster aws --name=<hosted_cluster_name> --endpoint-access=PublicAndPrivate --external-dns-domain=<public_hosted_zone> ...
hcp create cluster aws --name=<hosted_cluster_name> --endpoint-access=PublicAndPrivate --external-dns-domain=<public_hosted_zone> ...Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <public_hosted_zone>は、作成したパブリックホストゾーンに置き換えます。
この例は、ホステッドクラスターの結果として生じる services ブロックを示しています。
Control Plane Operator は、Services と Routes リソースを作成し、external-dns.alpha.kubernetes.io/hostname のアノテーションを付けます。Services と Routes の場合、Control Plane Operator は、サービスエンドポイントの servicePublishingStrategy フィールドの hostname パラメーターの値を使用します。DNS レコードを作成するには、external-dns デプロイメントなどのメカニズムを使用できます。
サービスレベルの DNS 間接化をパブリックサービスにのみ設定できます。プライベートサービスは hypershift.local プライベートゾーンを使用するため、hostname を設定できません。
次の表は、サービスとエンドポイントの組み合わせに対して hostname を設定することが有効な場合を示しています。
| サービス | Public | PublicAndPrivate | Private |
|---|---|---|---|
|
| Y | Y | N |
|
| Y | Y | N |
|
| Y | N | N |
|
| Y | N | N |
1.7.6.4.4. コマンドラインインターフェイスと外部 DNS を使用したクラスターのデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
PublicAndPrivate または Public 公開ストラテジーを使用してホストされたクラスターを作成するには、管理クラスターで次のアーティファクトが設定されている必要があります。
- パブリック DNS ホストゾーン
- External DNS Operator
- HyperShift Operator
コマンドラインインターフェイスを使用してホストされたクラスターをデプロイするには、次の手順を実行します。
管理クラスターにアクセスするには、次のコマンドを入力します。
export KUBECONFIG=<path_to_management_cluster_kubeconfig>
export KUBECONFIG=<path_to_management_cluster_kubeconfig>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、外部 DNS Operator が実行されていることを確認します。
oc get pod -n hypershift -lapp=external-dns
oc get pod -n hypershift -lapp=external-dnsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME READY STATUS RESTARTS AGE external-dns-7c89788c69-rn8gp 1/1 Running 0 40s
NAME READY STATUS RESTARTS AGE external-dns-7c89788c69-rn8gp 1/1 Running 0 40sCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 外部 DNS を使用してホストされたクラスターを作成するには、次のコマンドを入力します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- AWS 認証情報ファイルへのパスを指定します (例:
/user/name/.aws/credentials)。 - 2
- インスタンスタイプを指定します (例:
m6i.xlarge)。 - 3
- AWS リージョンを指定します (例:
us-east-1)。 - 4
- ホストされたクラスター名を指定します (例:
my-external-aws)。 - 5
- サービスコンシューマーが所有するパブリックホストゾーンを指定します (例:
service-consumer-domain.com)。 - 6
- ノードのレプリカ数を指定します (例:
2)。 - 7
- プルシークレットファイルへのパスを指定します。
- 8
- 使用するサポートされている OpenShift Container Platform のバージョンを指定します (例:
4.14.0-x86_64)。 - 9
- サービスプロバイダーが所有するパブリックホストゾーンを指定します (例:
service-provider-domain.com)。 - 10
PublicAndPrivateとして設定します。外部 DNS は、PublicまたはPublicAndPrivate設定でのみ使用できます。
1.7.6.5. AWS PrivateLink の有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
PrivateLink を使用して AWS プラットフォームで Hosted Control Plane クラスターをプロビジョニングする予定の場合は、次の手順を実行します。
-
HyperShift Operator の AWS 認証情報シークレットを作成し、
hypershift-operator-private-link-credentialsという名前を付けます。シークレットは、ホスティングクラスターとして使用されるマネージドクラスターの namespace であるマネージドクラスター namespace に存在する必要があります。local-clusterを使用した場合は、local-clusternamespace にシークレットを作成します シークレットに必要なフィールドが含まれることを確認するには、以下の表を参照してください。
Expand フィールド名
説明
任意または必須
regionPrivate Link で使用するリージョン
必須
aws-access-key-id認証情報アクセスキー ID。
必須
aws-secret-access-key認証情報アクセスキーのシークレット。
必須
次の例は、サンプルの
hypershift-operator-private-link-credentialsシークレットテンプレートを示しています。oc create secret generic hypershift-operator-private-link-credentials --from-literal=aws-access-key-id=<aws-access-key-id> --from-literal=aws-secret-access-key=<aws-secret-access-key> --from-literal=region=<region> -n local-cluster
oc create secret generic hypershift-operator-private-link-credentials --from-literal=aws-access-key-id=<aws-access-key-id> --from-literal=aws-secret-access-key=<aws-secret-access-key> --from-literal=region=<region> -n local-clusterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記: シークレットのリカバリーバックアップは自動的に有効になりません。以下のコマンドを実行して、障害復旧用に
hypershift-operator-private-link-credentialsシークレットのバックアップを有効にするラベルを追加します。oc label secret hypershift-operator-private-link-credentials -n local-cluster cluster.open-cluster-management.io/backup=""
oc label secret hypershift-operator-private-link-credentials -n local-cluster cluster.open-cluster-management.io/backup=""Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.6.6. ホステッドクラスターのディザスタリカバリー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Hosted Control Plane は、マルチクラスターエンジン Operator ハブクラスター上で実行されます。データプレーンは、選択した別のプラットフォーム上で実行されます。マルチクラスターエンジンの operator ハブクラスターを災害から復旧する場合、ホストされているコントロールプレーンも復旧する必要がある場合があります。
Hosted Control Plane クラスターをバックアップし、別のクラスターに復元する方法は、AWS リージョン内のホステッドクラスターのディザスターリカバリー を参照してください。
重要: ホステッドクラスターの障害復旧は AWS でのみ利用できます。
1.7.6.7. ホステッドクラスターの AWS へのデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Hosted Control Plane マンドラインインターフェイス (hcp) を設定し、local-cluster ホスティングクラスターとして有効にしたら、次の手順を実行して、AWS にホステッドクラスターをデプロイできます。プライベートホストクラスターをデプロイするには、AWS でのプライベートホストクラスターのデプロイ を参照してください。
各変数の説明を表示するには、次のコマンドを実行します。
hcp create cluster aws --help
hcp create cluster aws --helpCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - ハブクラスターにログインしていることを確認します。
次のコマンドを実行して、ホステッドクラスターを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
- 1
- ホステッドクラスターの名前を指定します (例:
example)。<hosted_cluster_name>と<infra_id>の値が同じであることを確認してください。そうしないと、クラスターが Kubernetes Operator コンソールのマルチクラスターエンジンに正しく表示されない可能性があります。 - 2
- インフラストラクチャーの名前を指定します (例:
clc-name-hs1)。 - 3
- ベースドメインを指定します (例:
dev09.red-chesterfield.com)。 - 4
- AWS 認証情報ファイルへのパスを指定します (例:
/user/name/.aws/credentials)。 - 5
- プルシークレットへのパスを指定します (例:
/user/name/pullsecret)。 - 6
- AWS リージョン名を指定します (例:
us-east-1)。 - 7
- ノードプールのレプリカ数を指定します (例:
2)。 - 8
- ホストされたクラスターの namespace を指定します (例:
clusters)。注記: デフォルトでは、
HostedClusterとNodePoolのすべてのカスタムリソースがclustersnamespace に作成されます。--namespace <namespace>パラメーターを指定すると、選択した namespace にHostedClusterおよびNodePoolカスタムリソースが作成されます。以下のコマンドを実行して、ホステッドクラスターのステータスを確認することもできます。
oc get hostedclusters -n <hosted_cluster_namespace>
oc get hostedclusters -n <hosted_cluster_namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 以下のコマンドを実行してノードプールを確認できます。
oc get nodepools --namespace <hosted_cluster_namespace>
oc get nodepools --namespace <hosted_cluster_namespace>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.6.8. AWS 上の複数のゾーンにホステッドクラスターを作成する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次のコマンドを入力して、パブリックゾーンのベースドメインを指定してクラスターを作成します。
- 1
- ホストされているクラスターの名前を指定します (例:
example)。 - 2
- ノードプールのレプリカ数を指定します (例:
2)。 - 3
- ベースドメインを指定します (例:
example.com)。 - 4
- プルシークレットへのパスを指定します (例:
/user/name/pullsecret)。 - 5
- AWS 認証情報ファイルへのパスを指定します (例:
/user/name/.aws/credentials)。 - 6
- AWS リージョン名を指定します (例:
us-east-1)。 - 7
- AWS リージョン内のアベイラビリティーゾーンを指定します (例:
us-east-1a、us-east-1b)。
指定したゾーンごとに、次のインフラストラクチャーが作成されます。
- パブリックサブネット
- プライベートサブネット
- NAT ゲートウェイ
- プライベートルートテーブル (パブリックルートテーブルはパブリックサブネット間で共有されます)
ゾーンごとに 1 つの NodePool リソースが作成されます。ノードプール名の末尾にはゾーン名が付けられます。ゾーンのプライベートサブネットは spec.platform.aws.subnet.id に設定されます。
1.7.6.8.1. AWS でホストされたクラスターを作成するための認証情報の提供 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
hcp create cluster aws コマンドを使用してホステッドクラスターを作成する場合は、クラスターのインフラストラクチャーリソースを作成する権限が割り当てられた AWS アカウント認証情報を指定する必要があります。インフラストラクチャーリソースの例としては、VPC、サブネット、NAT ゲートウェイなどがあります。AWS 認証情報は、--aws-creds フラグを使用する方法と、マルチクラスターエンジン Operator からの AWS クラウドプロバイダーのシークレットを使用する方法の 2 つの方法で指定できます。
1.7.6.8.1.1. --aws-creds フラグを使用した認証情報の指定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
--aws-creds フラグを使用して認証情報を指定する場合は、そのフラグを AWS 認証情報ファイルパスの値に使用します。
以下の例を参照してください。
1.7.6.8.1.2. AWS クラウドプロバイダーシークレットを使用した認証情報の提供 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
シークレットには、SSH キー、プルシークレット、ベースドメイン、AWS 認証情報が含まれます。したがって、--secret-creds フラグを指定した hcp create cluster aws コマンドを使用して、AWS 認証情報を提供できます。以下の例を参照してください。
hcp create cluster aws \ --name <hosted-cluster-name> \ --region <region> \ --namespace <hosted-cluster-namespace> \ --secret-creds <my-aws-cred>
hcp create cluster aws \
--name <hosted-cluster-name> \
--region <region> \
--namespace <hosted-cluster-namespace> \
--secret-creds <my-aws-cred>
このシークレットを使用すると、以下のフラグはオプションです。これらのフラグを --secret-creds フラグと合わせて指定すると、クラウドプロバイダーのシークレットの値よりも優先されます。
-
--aws-creds -
--base-domain -
--pull-secret -
--ssh-key
- {mce-shortF} コンソールを使用してシークレットを作成するには、ナビゲーションメニューから Credentials を選択し、コンソールで認証情報の作成手順に従います。
コマンドラインでシークレットを作成するには、次のコマンドを入力します。
oc create secret generic <my-secret> -n <namespace> --from-literal=baseDomain=<your-basedomain> --from-literal=aws_access_key_id=<your-aws-access-key> --from-literal=aws_secret_access_key=<your-aws-secret-key> --from-literal=pullSecret='{"auths":{"cloud.openshift.com":{"auth":"<auth>", "email":"<your-email>"}, "quay.io":{"auth":"<auth>", "email":"<your-email>"} } }' --from-literal=ssh-publickey=<your-ssh-publickey> --from-literal=ssh-privatekey=<your-ssh-privatekey>$ oc create secret generic <my-secret> -n <namespace> --from-literal=baseDomain=<your-basedomain> --from-literal=aws_access_key_id=<your-aws-access-key> --from-literal=aws_secret_access_key=<your-aws-secret-key> --from-literal=pullSecret='{"auths":{"cloud.openshift.com":{"auth":"<auth>", "email":"<your-email>"}, "quay.io":{"auth":"<auth>", "email":"<your-email>"} } }' --from-literal=ssh-publickey=<your-ssh-publickey> --from-literal=ssh-privatekey=<your-ssh-privatekey>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow シークレットの形式は次のとおりです。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.6.8.2. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターに AWS Elastic File Service (EFS) CSI Driver Operator をインストールする手順は、セキュリティートークンサービスを使用した AWS EFS CSI Driver Operator の設定 を参照してください。
1.7.6.9. ARM64 OpenShift Container Platform クラスターで Hosted Control Plane を有効にする (テクノロジープレビュー) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ARM64 でホストされるコントロールプレーンを有効にして、管理クラスター環境で OpenShift Container Platform ARM64 データプレーンと連携できるようにすることができます。この機能は、AWS 上の Hosted Control Plane でのみ利用できます。
1.7.6.9.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
64 ビット ARM インフラストラクチャーにインストールされた OpenShift Container Platform クラスターが必要です。詳細は、OpenShift クラスターの作成: AWS (ARM) を参照してください。
1.7.6.9.2. ARM64 OpenShift Container Platform クラスター上でホステッドクラスターを実行する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ARM64 OpenShift Container Platform クラスター上でホステッドクラスターを実行するには、次の手順を完了します。
デフォルトのリリースイメージをマルチアーキテクチャーリリースイメージでオーバーライドするホステッドクラスターを作成します。
たとえば、Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイス (
hcp) を介して、次のコマンドを入力します。クラスター名、ノードプールレプリカ、ベースドメイン、プルシークレット、AWS 認証情報、およびリージョンを実際の情報に置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この例では、
--node-pool-replicasフラグを使用してデフォルトのNodePoolオブジェクトを追加します。64 ビット x_86
NodePoolオブジェクトをホステッドクラスターに追加します。たとえば、Hosted Control Plane (
hcp) コマンドラインインターフェイスを使用して、次のコマンドを入力します。クラスター名、ノードプール名、ノードプールレプリカを実際の情報に置き換えるよう注意してください。hcp create nodepool aws \ --cluster-name $CLUSTER_NAME \ --name $NODEPOOL_NAME \ --node-count=$NODEPOOL_REPLICAS
hcp create nodepool aws \ --cluster-name $CLUSTER_NAME \ --name $NODEPOOL_NAME \ --node-count=$NODEPOOL_REPLICASCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.6.9.3. AWS がホストするクラスターでの ARM NodePool オブジェクトの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
同じ Hosted Control Plane から、64 ビット ARM および AMD64 上のアプリケーションワークロード (NodePool オブジェクト) をスケジュールできます。これを行うには、NodePool 仕様で Arch フィールドを定義し、NodePool オブジェクトに必要なプロセッサーアーキテクチャーを設定します。arch フィールドの有効な値は次のとおりです。
-
arm64 -
amd64
arch フィールドの値を指定しない場合は、デフォルトで amd64 値が使用されます。
AWS 上のホストされたクラスター上に ARM NodePool オブジェクトを作成するには、次の手順を実行します。
HostedClusterカスタムリソースで使用するマルチアーキテクチャーイメージがあることを確認してください。マルチアーキテクチャーの夜間イメージには https://multi.ocp.releases.ci.openshift.org/ でアクセスできます。マルチアーキテクチャーの夜間イメージは次の例のようになります。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Hosted Control Plane のコマンドラインインターフェイス (
hcp) で次のコマンドを入力して、NodePoolオブジェクトをレンダリングします。hcp create nodepool aws --cluster-name $CLUSTER_NAME --name $ARM64_NODEPOOL_NAME --node-count=$NODEPOOL_REPLICAS --render > arm_nodepool_spec.yml
hcp create nodepool aws --cluster-name $CLUSTER_NAME --name $ARM64_NODEPOOL_NAME --node-count=$NODEPOOL_REPLICAS --render > arm_nodepool_spec.ymlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは、次の例に示すように、
NodePoolオブジェクトの CPU アーキテクチャーを指定する YAML ファイルを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、YAML ファイルの
arch値とinstanceType値を変更します。このコマンドでは、ARM インスタンスタイプはm6g.largeですが、どの ARM インスタンスタイプでも機能します。sed 's/arch: amd64/arch: arm64/g; s/instanceType: m5.large/instanceType: m6g.large/g' arm_nodepool_spec.yml > temp.yml && mv temp.yml arm_nodepool_spec.yml
sed 's/arch: amd64/arch: arm64/g; s/instanceType: m5.large/instanceType: m6g.large/g' arm_nodepool_spec.yml > temp.yml && mv temp.yml arm_nodepool_spec.ymlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、レンダリングされた YAML ファイルをホステッドクラスターに適用します。
oc apply -f arm_nodepool_spec.yml
oc apply -f arm_nodepool_spec.ymlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.6.10. ホステッドクラスターへのアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターにアクセスするには、kubeconfig ファイルと kubeadmin 認証情報をリソースから直接取得するか、hcp コマンドラインインターフェイスを使用して kubeconfig ファイルを生成します。
リソースから
kubeconfigファイルと認証情報を直接取得し、ホステッドクラスターにアクセスするには、Hosted Control Plane クラスターのアクセスシークレットを理解しておく必要があります。シークレットは、ホステッドクラスター (ホスティング) namespace に保存されます。ホステッドクラスター (ホスティング) namespace にはホステッドクラスターリソースが含まれており、Hosted Control Plane namespace では Hosted Control Plane が実行されます。シークレット名の形式は次のとおりです。
-
kubeconfigシークレット:<hosted-cluster-namespace>-<name>-admin-kubeconfig(clusters-hypershift-demo-admin-kubeconfig) kubeadminパスワードシークレット:<hosted-cluster-namespace>-<name>-kubeadmin-password(clusters-hypershift-demo-kubeadmin-password)kubeconfigシークレットには Base64 でエンコードされたkubeconfigフィールドが含まれており、これをデコードしてファイルに保存し、次のコマンドで使用できます。oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>.kubeconfig get nodes
oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>.kubeconfig get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
kubeadminパスワードシークレットも Base64 でエンコードされます。これをデコードし、そのパスワードを使用して、ホステッドクラスターの API サーバーまたはコンソールにログインできます。-
hcpCLI を使用してホステッドクラスターにアクセスしてkubeconfigファイルを生成するには、次の手順を実行します。次のコマンドを入力して、
kubeconfigファイルを生成します。hcp create kubeconfig --namespace <hosted-cluster-namespace> --name <hosted-cluster-name> > <hosted-cluster-name>.kubeconfig
hcp create kubeconfig --namespace <hosted-cluster-namespace> --name <hosted-cluster-name> > <hosted-cluster-name>.kubeconfigCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kubeconfigファイルを保存した後、次のコマンド例を入力して、ホステッドクラスターにアクセスできます。oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>.kubeconfig get nodes
oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>.kubeconfig get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.6.10.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターへのアクセス後に、ノードプールをスケーリングしたり、ホステッドクラスターのノード自動スケーリングを有効にしたりできます。詳細は、以下のトピックを参照してください。
ホステッドクラスターのノード調整を設定するには、次のトピックを参照してください。
1.7.6.11. プライベートのホステッドクラスターを AWS にデプロイする (テクノロジープレビュー) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Hosted Control Plane (hcp) コマンドラインインターフェイスを設定し、ローカルクラスターを ホスティングクラスターとして有効にすると、ホステッドクラスターまたはプライベートのホステッドクラスターを AWS にデプロイできます。パブリックのホステッドクラスターを AWS にデプロイするには、AWS でのホステッドクラスターのデプロイ を参照してください。
デフォルトでは、Hosted Control Plane のゲストクラスターは、パブリック DNS および管理クラスターのデフォルトルーターを通じてパブリックにアクセスできます。
AWS のプライベートクラスターの場合、ゲストクラスターとのすべての通信は AWS PrivateLink 経由で行われます。AWS でプライベートクラスターをサポートするように Hosted Control Plane を設定するには、次の手順を実行します。
重要: パブリッククラスターは任意のリージョンに作成できますが、プライベートクラスターは --aws-private-region で指定されたリージョンにのみ作成できます。
1.7.6.11.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS のプライベートホストクラスターを有効にするには、まず AWS PrivateLink を有効にする必要があります。詳細は、AWS PrivateLink の有効化 を参照してください。
1.7.6.11.2. AWS 上でプライベートホストクラスターを作成する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次のコマンドを入力して、プライベートクラスター IAM ポリシードキュメントを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、AWS で IAM ポリシーを作成します。
aws iam create-policy --policy-name=hypershift-operator-policy --policy-document=file://policy.json
aws iam create-policy --policy-name=hypershift-operator-policy --policy-document=file://policy.jsonCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、
hypershift-operatorIAM ユーザーを作成します。aws iam create-user --user-name=hypershift-operator
aws iam create-user --user-name=hypershift-operatorCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、ポリシーを
hypershift-operatorユーザーにアタッチします。<policy-arn>は、作成したポリシーの ARN に置き換えます。aws iam attach-user-policy --user-name=hypershift-operator --policy-arn=<policy-arn>
aws iam attach-user-policy --user-name=hypershift-operator --policy-arn=<policy-arn>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、ユーザーの IAM アクセスキーを作成します。
aws iam create-access-key --user-name=hypershift-operator
aws iam create-access-key --user-name=hypershift-operatorCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、プライベートホストクラスターを作成します。必要に応じて、変数を実際の値に置き換えます。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow クラスターの API エンドポイントには、プライベート DNS ゾーンを通じてアクセスできます。
-
api.<hosted-cluster-name>.hypershift.local -
*.apps.<hosted-cluster-name>.hypershift.local
-
1.7.6.11.3. AWS 上のプライベートホスティングクラスターへのアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
踏み台インスタンスを使用してプライベートクラスターにアクセスできます。
次のコマンドを入力して、踏み台インスタンスを起動します。
hypershift create bastion aws --aws-creds=<aws-creds> --infra-id=<infra-id> --region=<region> --ssh-key-file=<ssh-key>
hypershift create bastion aws --aws-creds=<aws-creds> --infra-id=<infra-id> --region=<region> --ssh-key-file=<ssh-key>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <ssh-key>を、踏み台に接続するための SSH 公開鍵ファイルに置き換えます。SSH 公開鍵ファイルのデフォルトの場所は~/.ssh/id_rsa.pubです。<aws-creds>を AWS 認証情報ファイルへのパスに置き換えます (例:/user/name/.aws/credentials)。
注記: hypershift CLI はダウンロードできません。次のコマンドを使用して、hypershift namespace に存在する HyperShift Operator Pod を使用して CLI を抽出してください。<hypershift-operator-pod-name> は、HyperShift Operator Pod 名に置き換えてください。
oc project hypershift oc rsync <hypershift-operator-pod-name>:/usr/bin/hypershift-no-cgo . mv hypershift-no-cgo hypershift
oc project hypershift
oc rsync <hypershift-operator-pod-name>:/usr/bin/hypershift-no-cgo .
mv hypershift-no-cgo hypershift
次のコマンドを入力して、クラスターノードプール内のノードのプライベート IP を検索します。
aws ec2 describe-instances --filter="Name=tag:kubernetes.io/cluster/<infra-id>,Values=owned" | jq '.Reservations[] | .Instances[] | select(.PublicDnsName=="") | .PrivateIpAddress'
aws ec2 describe-instances --filter="Name=tag:kubernetes.io/cluster/<infra-id>,Values=owned" | jq '.Reservations[] | .Instances[] | select(.PublicDnsName=="") | .PrivateIpAddress'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、ノードにコピーできるクラスターの
kubeconfigファイルを作成します。hcp create kubeconfig > <cluster-kubeconfig>
hcp create kubeconfig > <cluster-kubeconfig>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、
create bastionコマンドから出力された IP を使用して踏み台を介していずれかのノードに SSH 接続します。ssh -o ProxyCommand="ssh ec2-user@<bastion-ip> -W %h:%p" core@<node-ip>
ssh -o ProxyCommand="ssh ec2-user@<bastion-ip> -W %h:%p" core@<node-ip>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow SSH シェルから、次のコマンドを入力して、
kubeconfigファイルの内容をノード上のファイルにコピーします。mv <path-to-kubeconfig-file> <new-file-name>
mv <path-to-kubeconfig-file> <new-file-name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、kubeconfig ファイルをエクスポートします。
export KUBECONFIG=<path-to-kubeconfig-file>
export KUBECONFIG=<path-to-kubeconfig-file>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、ゲストクラスターのステータスを確認します。
oc get clusteroperators clusterversion
oc get clusteroperators clusterversionCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.6.11.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS でのパブリックホステッドクラスターのデプロイの詳細は、AWS でのホステッドクラスターのデプロイ を参照してください。
1.7.6.12. AWS インフラストラクチャーと Hosted Control Plane の IAM 権限の管理 (テクノロジープレビュー) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS で Red Hat OpenShift Container Platform のホストされているコントロールプレーンを使用する場合、インフラストラクチャーの要件はセットアップに応じて異なります。
1.7.6.12.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Hosted Control Plane クラスターを作成する前に、Hosted Control Plane を設定する必要があります。詳細は、AWS での Hosted Control Plane クラスターの設定 (テクノロジープレビュー) を参照してください。
1.7.6.12.2. AWS インフラストラクチャーの要件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS で Hosted Control Plane を使用する場合、インフラストラクチャー要件は次のカテゴリーに当てはまります。
- 任意の AWS アカウントの HyperShift Operator に必要なマネージド外のインフラストラクチャー
- ホステッドクラスターの AWS アカウント内の事前に必要な管理対象外インフラストラクチャー
- 管理 AWS アカウント内の Hosted Control Plane によって管理されるインフラストラクチャー
- ホステッドクラスターの AWS アカウント内の Hosted Control Plane によって管理されるインフラストラクチャー
- ホステッドクラスターの Kubernetes 管理インフラストラクチャー AWS アカウント
Prerequired とは、Hosted Control Plane が適切に動作するために AWS インフラストラクチャーが必要であることを意味します。Unmanaged とは、Operator またはコントローラーがインフラストラクチャーを作成しないことを意味します。次のセクションには、AWS リソースの作成に関する詳細が含まれています。
1.7.6.12.2.1. 任意の AWS アカウントの HyperShift Operator に必要なマネージド外のインフラストラクチャー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
任意の AWS アカウントは、ホストされるコントロールプレーンサービスのプロバイダーに依存します。
自己管理型の Hosted Control Plane では、クラスターサービスプロバイダーが AWS アカウントを制御します。クラスターサービスプロバイダー は、クラスターコントロールプレーンをホストする管理者であり、アップタイムを行います。管理対象の Hosted Control Plane では、AWS アカウントは Red Hat に属します。
HyperShift Operator の必須の非管理インフラストラクチャーでは、管理クラスター AWS アカウントに次のインフラストラクチャー要件が適用されます。
1 つの S3 バケット
- OpenID Connect (OIDC)
ルート 53 のホステッドゾーン
- ホステッドクラスターのプライベートおよびパブリックエントリーをホストするドメイン
1.7.6.12.2.2. ホステッドクラスターの AWS アカウントで事前に必要なマネージド外のインフラストラクチャー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
インフラストラクチャーが事前に必要であり、ホステッドクラスター AWS アカウントで管理されていない場合、すべてのアクセスモードのインフラストラクチャー要件は次のとおりです。
- 1 つの VPC
- 1 つの DHCP オプション
2 つのサブネット
- 内部データプレーンサブネットであるプライベートサブネット
- データプレーンからインターネットへのアクセスを可能にするパブリックサブネット
- 1 つのインターネットゲートウェイ
- 1 つの Elastic IP
- 1 つの NAT ゲートウェイ
- 1 つのセキュリティーグループ (ワーカーノード)
- 2 つのルートテーブル (1 つはプライベート、もう 1 つはパブリック)
- 2 つの Route 53 のホステッドゾーン
次の項目に対する十分なクォータ:
- パブリックホステッドクラスター用の 1 つの Ingress サービスロードバランサー
- プライベートホストクラスター用の 1 つのプライベートリンクエンドポイント
注記: プライベートリンクネットワーキングが機能するには、ホステッドクラスター AWS アカウントのエンドポイントゾーンが、管理クラスター AWS アカウントのサービスエンドポイントによって解決されるインスタンスのゾーンと一致する必要があります。AWS では、ゾーン名は us-east-2b などのエイリアスであり、異なるアカウントの同じゾーンにマップされるとは限りません。そのため、プライベートリンクが機能するには、管理クラスターのリージョンのすべてのゾーンにサブネットまたはワーカーが必要です。
1.7.6.12.2.3. 管理 AWS アカウント内の Hosted Control Plane 管理インフラストラクチャー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
インフラストラクチャーが管理 AWS アカウントの Hosted Control Plane によって管理されている場合、インフラストラクチャーの要件は、クラスターがパブリック、プライベート、またはその組み合わせであるかによって異なります。
パブリッククラスターを使用するアカウントの場合、インフラストラクチャー要件は次のとおりです。
ネットワークロードバランサー: ロードバランサー Kube API サーバー
- Kubernetes がセキュリティーグループを作成する
ボリューム
- etcd の場合 (高可用性に応じて 1 つまたは 3 つ)
- OVN-Kube の場合
プライベートクラスターを使用するアカウントの場合、インフラストラクチャー要件は次のとおりです。
- ネットワークロードバランサー: ロードバランサーのプライベートルーター
- エンドポイントサービス (プライベートリンク)
パブリッククラスターとプライベートクラスターを持つアカウントの場合、インフラストラクチャー要件は次のとおりです。
- ネットワークロードバランサー: ロードバランサーのパブリックルーター
- ネットワークロードバランサー: ロードバランサーのプライベートルーター
- エンドポイントサービス (プライベートリンク)
Volumes:
- etcd の場合 (高可用性に応じて 1 つまたは 3 つ)
- OVN-Kube の場合
1.7.6.12.2.4. ホステッドクラスター内の Hosted Control Plane 管理インフラストラクチャー AWS アカウント リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
インフラストラクチャーがホステッドクラスター AWS アカウントの Hosted Control Plane によって管理されている場合、インフラストラクチャー要件は、クラスターがパブリック、プライベート、またはその組み合わせであるかによって異なります。
パブリッククラスターを使用するアカウントの場合、インフラストラクチャー要件は次のとおりです。
-
ノードプールには、
RoleとRolePolicyが定義された EC2 インスタンスが必要です。
プライベートクラスターを使用するアカウントの場合、インフラストラクチャー要件は次のとおりです。
- アベイラビリティーゾーンごとに 1 つのプライベートリンクエンドポイント
- ノードプールの EC2 インスタンス
パブリッククラスターとプライベートクラスターを持つアカウントの場合、インフラストラクチャー要件は次のとおりです。
- アベイラビリティーゾーンごとに 1 つのプライベートリンクエンドポイント
- ノードプールの EC2 インスタンス
1.7.6.12.2.5. ホステッドクラスターの Kubernetes 管理インフラストラクチャー AWS アカウント リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Kubernetes がホステッドクラスター AWS アカウントでインフラストラクチャーを管理する場合、インフラストラクチャー要件は次のとおりです。
- デフォルトの Ingress 用のネットワークロードバランサー
- レジストリー用の S3 バケット
1.7.6.12.3. Identity and Access Management (IAM) 権限 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Hosted Control Plane のコンテキストでは、コンシューマーが Amazon Resource Name (ARN) ロールを作成する役割を果たします。コンシューマー は、アクセス許可ファイルを生成する自動プロセスです。コンシューマーはコマンドラインインターフェイスまたは OpenShift Cluster Manager である可能性があります。Hosted Control Plane は、最小特権コンポーネントの原則を尊重する粒度を有効にしようとします。つまり、すべてのコンポーネントが独自のロールを使用して AWS オブジェクトを操作または作成し、ロールは製品が正常に機能するために必要なものに限定されます。
コマンドラインインターフェイスで ARN ロールを作成する方法の例は、「AWS インフラストラクチャーと IAM リソースを個別に作成する」を参照してください。
ホステッドクラスターは ARN ロールを入力として受け取り、コンシューマーは各コンポーネントの AWS 権限設定を作成します。その結果、コンポーネントは STS および事前設定された OIDC IDP を通じて認証できるようになります。
次のロールは、コントロールプレーン上で実行され、データプレーン上で動作する、Hosted Control Plane の一部のコンポーネントによって消費されます。
-
controlPlaneOperatorARN -
imageRegistryARN -
ingressARN -
kubeCloudControllerARN -
nodePoolManagementARN -
storageARN -
networkARN
次の例は、ホステッドクラスターからの IAM ロールへの参照を示しています。
Hosted Control Plane が使用するロールを次の例に示します。
ingressARNCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow imageRegistryARNCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow storageARNCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow networkARNCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kubeCloudControllerARNCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow nodePoolManagementARNCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow controlPlaneOperatorARNCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.6.12.4. AWS インフラストラクチャーと IAM リソースを個別に作成する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デフォルトでは、hcp create cluster aws コマンドは、ホステッドクラスターを使用してクラウドインフラストラクチャーを作成し、それを適用します。クラウドインフラストラクチャー部分を個別に作成して、hcp create cluster aws コマンドをクラスターの作成のみに使用したり、クラスターを適用する前に変更できるようにレンダリングしたりすることができます。
クラウドインフラストラクチャー部分を個別に作成するには、AWS インフラストラクチャーを作成し、AWS Identity and Access (IAM) リソースを作成し、クラスターを作成する必要があります。
1.7.6.12.4.1. AWS インフラストラクチャーの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS インフラストラクチャーを作成するには、次のコマンドを入力します。
- 1
CLUSTER_NAMEを、作成しているホステッドクラスターの名前に置き換えます。この値は、クラスターの Route 53 プライベートのホステッドゾーンを作成するために使用されます。- 2
AWS_CREDENTIALS_FILEを、VPC、サブネット、NAT ゲートウェイなどのクラスターのインフラストラクチャーリソースを作成する権限を持つ AWS 認証情報ファイルの名前に置き換えます。この値は、ワーカーが存在するゲストクラスターの AWS アカウントに対応する必要があります。- 3
BASEDOMAINを、ホステッドクラスター Ingress に使用する予定のベースドメインの名前に置き換えます。この値は、レコードを作成できる Route 53 パブリックゾーンに対応している必要があります。- 4
INFRA_IDをタグを使用してインフラストラクチャーを識別する一意の名前に置き換えます。この値は、Kubernetes のクラウドコントローラーマネージャーとクラスター API マネージャーによってクラスターのインフラストラクチャーを識別するために使用されます。通常、この値はクラスターの名前 (CLUSTER_NAME) に接尾辞を追加したものです。- 5
REGIONをクラスターのインフラストラクチャーを作成するリージョンに置き換えます。- 6
OUTPUT_INFRA_FILEをインフラストラクチャーの ID を JSON 形式で保存するファイルの名前に置き換えます。このファイルをhcp create cluster awsコマンドへの入力として使用し、HostedClusterリソースとNodePoolリソースのフィールドに値を設定できます。
注記: hypershift CLI はダウンロードできません。次のコマンドを使用して、hypershift namespace に存在する HyperShift Operator Pod を使用して CLI を抽出してください。<hypershift-operator-pod-name> は、HyperShift Operator Pod 名に置き換えてください。
+
oc project hypershift oc rsync <hypershift-operator-pod-name>:/usr/bin/hypershift-no-cgo . mv hypershift-no-cgo hypershift
oc project hypershift
oc rsync <hypershift-operator-pod-name>:/usr/bin/hypershift-no-cgo .
mv hypershift-no-cgo hypershift
コマンドを入力すると、次のリソースが作成されます。
- 1 つの VPC
- 1 つの DHCP オプション
- 1 つのプライベートサブネット
- 1 つのパブリックサブネット
- 1 つのインターネットゲートウェイ
- 1 つの NAT ゲートウェイ
- ワーカーノード用の 1 つのセキュリティーグループ
- 2 つのルートテーブル: 1 つはプライベート、もう 1 つはパブリック
- 2 つのプライベートホストゾーン: クラスター Ingress 用に 1 つ、PrivateLink 用に 1 つ (プライベートクラスターを作成する場合)
これらのリソースにはすべて、kubernetes.io/cluster/INFRA_ID=owned タグが含まれています。ここで、INFRA_ID はコマンドで指定した値です。
1.7.6.12.4.2. AWS IAM リソースの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS IAM リソースを作成するには、次のコマンドを入力します。
- 1
INFRA_IDをcreate infra awsコマンドで指定したのと同じ ID に置き換えます。この値は、ホステッドクラスターに関連付けられている IAM リソースを識別します。- 2
AWS_CREDENTIALS_FILEをロールなどの IAM リソースを作成する権限を持つ AWS 認証情報ファイルの名前に置き換えます。このファイルは、インフラストラクチャーを作成するために指定した認証情報ファイルと同じである必要はありませんが、同じ AWS アカウントに対応している必要があります。- 3
OIDC_BUCKET_NAMEを、OIDC ドキュメントを保存するバケットの名前に置き換えます。このバケットは、Hosted Control Plane をインストールするための前提条件として作成されました。バケットの名前は、このコマンドによって作成される OIDC プロバイダーの URL を構築するために使用されます。- 4
OIDC_BUCKET_REGIONを、OIDC バケットが存在するリージョンに置き換えます。- 5
REGIONをクラスターのインフラストラクチャーが配置されているリージョンに置き換えます。この値は、ホステッドクラスターに属するマシンのワーカーインスタンスプロファイルを作成するために使用されます。- 6
PUBLIC_ZONE_IDをゲストクラスターのパブリックゾーンの ID に置き換えます。この値は、Ingress Operator のポリシーを作成するために使用されます。この値はcreate infra awsコマンドによって生成されるOUTPUT_INFRA_FILEで確認できます。- 7
PRIVATE_ZONE_IDをゲストクラスターのプライベートゾーンの ID に置き換えます。この値は、Ingress Operator のポリシーを作成するために使用されます。この値はcreate infra awsコマンドによって生成されるOUTPUT_INFRA_FILEで確認できます。- 8
LOCAL_ZONE_IDは、プライベートクラスターの作成時にゲストクラスターのローカルゾーンの ID に置き換えます。この値は、コントロールプレーンオペレーターのポリシーを作成するために使用され、PrivateLink エンドポイントのレコードを管理できるようになります。この値はcreate infra awsコマンドによって生成されるOUTPUT_INFRA_FILEで確認できます。- 9
OUTPUT_IAM_FILEを IAM リソースの ID を JSON 形式で保存するファイルの名前に置き換えます。その後、このファイルをhcp create cluster awsコマンドへの入力として使用して、HostedClusterリソースとNodePoolリソースのフィールドに値を設定できます。
コマンドを入力すると、次のリソースが作成されます。
- 1 つの OIDC プロバイダー。STS 認証を有効にするために必要です。
- 7 つのロール。Kubernetes コントローラーマネージャー、クラスター API プロバイダー、レジストリーなど、プロバイダーと対話するコンポーネントごとに分かれています。
- 1 つのインスタンスプロファイル。クラスターのすべてのワーカーインスタンスに割り当てられるプロファイルです。
1.7.6.12.4.3. クラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターを作成するには、次のコマンドを入力します。
- 1
INFRA_IDをcreate infra awsコマンドで指定したのと同じ ID に置き換えます。この値は、ホステッドクラスターに関連付けられている IAM リソースを識別します。- 2
CLUSTER_NAMEをcreate infra awsコマンドで指定したのと同じ名前に置き換えます。- 3
AWS_CREDENTIALSをcreate infra awsコマンドで指定したのと同じ値に置き換えます。- 4
PULL_SECRET_FILEを有効な OpenShift Container Platform プルシークレットを含むファイルの名前に置き換えます。- 5
--generate-sshフラグはオプションですが、ワーカーに SSH 接続する必要がある場合に含めるとよいでしょう。SSH キーが生成され、ホステッドクラスターと同じ名 namespace にシークレットとして保存されます。
コマンドに --render フラグを追加して、クラスターに適用する前にリソースを編集できるファイルに出力をリダイレクトすることもできます。
コマンドを実行すると、次のリソースがクラスターに適用されます。
- namespace
- プルシークレットを含むシークレット
-
HostedCluster -
NodePool - コントロールプレーンコンポーネントの 3 つの AWS STS シークレット
-
--generate-sshフラグを指定した場合は、1 つの SSH キーシークレット。
1.7.6.13. AWS でのホステッドクラスターの破棄 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターとそのマネージドクラスターリソースを破棄するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、マルチクラスターエンジン Operator のマネージドクラスターリソースを削除します。
oc delete managedcluster <managed_cluster_name>
oc delete managedcluster <managed_cluster_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここで、
<managed_cluster_name>は管理対象クラスターの名前です。次のコマンドを実行して、ホステッドクラスターとそのバックエンドリソースを削除します。
hcp destroy cluster aws --name <hosted_cluster_name> --infra-id <infra_id> --aws-creds <path_to_aws_creds> --base-domain <basedomain>
hcp destroy cluster aws --name <hosted_cluster_name> --infra-id <infra_id> --aws-creds <path_to_aws_creds> --base-domain <basedomain>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 必要に応じて名前を置き換えます。
1.7.7. ベアメタルでの Hosted Control Plane クラスターの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホスティングクラスターとして機能するようにクラスターを設定することで、Hosted Control Plane をデプロイメントできます。ホスティングクラスターは、コントロールプレーンがホストされる OpenShift Container Platform クラスターです。ホスティングクラスターは 管理 クラスターとも呼ばれます。
注記: 管理クラスターは、マネージド クラスターとは異なります。マネージドクラスターは、ハブクラスターが管理するクラスターです。
Hosted Control Plane 機能がデフォルトで有効になりました。
マルチクラスターエンジン Operator 2.5 は、管理対象のハブクラスターであるデフォルトの local-cluster と、ホスティングクラスターとしてのハブクラスターのみをサポートします。Red Hat Advanced Cluster Management 2.10 では、マネージドハブクラスター (local-cluster) をホスティングクラスターとして使用できます。
ホストされたクラスター は、ホスティングクラスターでホストされる API エンドポイントとコントロールプレーンを含む OpenShift Container Platform クラスターです。ホステッドクラスターには、コントロールプレーンとそれに対応するデータプレーンが含まれます。マルチクラスターエンジンの Operator コンソールまたは Hosted Control Plane のコマンドラインインターフェイス hcp を使用して、ホステッドクラスターを作成できます。ホステッドクラスターは、マネージドクラスターとして自動的にインポートされます。この自動インポート機能を無効にする場合は、マルチクラスターエンジン Operator へのホストクラスターの自動インポートの無効化 を参照してください。
重要:
- Hosted Control Plane の同じプラットフォームで、ハブクラスターとワーカーを実行します。
- 各ホステッドクラスターに、クラスター全体で一意の名前が必要です。マルチクラスターエンジン Operator によってホストクラスターを管理するには、ホストクラスター名を既存のマネージドクラスターと同じにすることはできません。
-
ホステッドクラスター名として
clustersを使用しないでください。 - ホステッドクラスターは、マルチクラスターエンジンの operator 管理クラスターの namespace には作成できません。
- エージェントプラットフォームを使用して、Hosted Control Plane をベアメタルでプロビジョニングできます。Agent プラットフォームは、Central Infrastructure Management サービスを使用して、ホステッドクラスターにワーカーノードを追加します。Central Infrastructure Management の概要は、central infrastructure management の有効化 を参照してください。
-
すべてのベアメタルホストでは、Central Infrastructure Management が提供する検出イメージ ISO を使用して手動でブートする必要があります。ホストは手動で起動することも、
Cluster-Baremetal-Operatorを使用して自動化することもできます。各ホストが起動すると、エージェントプロセスが実行され、ホストの詳細が検出され、インストールが完了します。Agentカスタムリソースは、各ホストを表します。 - Agent プラットフォームでホステッドクラスターを作成すると、HyperShift は Hosted Control Plane namespace に Agent Cluster API プロバイダーをインストールします。
- ノードプールによってレプリカをスケーリングすると、マシンが作成されます。クラスター API プロバイダーは、すべてのマシンに対して、ノードプール仕様で指定された要件を満たすエージェントを見つけてインストールします。エージェントのステータスと状態を確認することで、エージェントのインストールを監視できます。
- ノードプールをスケールダウンすると、エージェントは対応するクラスターからバインド解除されます。Agent を再利用するには、Discovery イメージを使用してエージェントを再起動する必要があります。
- Hosted Control Plane のストレージを設定する場合は、etcd の推奨プラクティスを考慮してください。レイテンシー要件を満たすには、各コントロールプレーンノードで実行されるすべての Hosted Control Plane の etcd インスタンス専用の高速ストレージデバイスを使用します。LVM ストレージを使用して、ホストされた etcd Pod のローカルストレージクラスを設定できます。詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの 推奨される etcd プラクティス および 論理ボリュームマネージャーストレージを使用した永続ストレージ を参照してください。
1.7.7.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホスティングクラスターを設定するには、次の前提条件を満たす必要があります。
- OpenShift Container Platform クラスターにインストールされた Kubernetes Operator 2.2 以降のマルチクラスターエンジンが必要です。マルチクラスターエンジン Operator は、Red Hat Advanced Cluster Management をインストールすると自動的にインストールされます。OpenShift Container Platform OperatorHub から Operator として Red Hat Advanced Cluster Management を使用せずに、マルチクラスターエンジン Operator をインストールすることもできます。
マルチクラスターエンジン Operator には、少なくとも 1 つのマネージド OpenShift Container Platform クラスターが必要です。
local-clusterは、マルチクラスターエンジン Operator 2.2 以降で自動的にインポートされます。local-clusterの詳細については、詳細設定 を参照してください。次のコマンドを実行して、ハブクラスターの状態を確認できます。oc get managedclusters local-cluster
oc get managedclusters local-clusterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
管理クラスター上のベアメタルホストに
topology.kubernetes.io/zoneラベルを追加する必要があります。そうしないと、すべての Hosted Control Plane Pod が単一ノードでスケジュールされ、単一障害点が発生します。 - Central Infrastructure Management を有効にする必要があります。詳細は、Central Infrastructure Management サービスの有効化 を参照してください。
- Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイスをインストールする 必要があります。
-
ホステッドクラスター API エンドポイントに到達するためのプロキシー設定を持つハブクラスターの場合は、すべてのホステッドクラスター API エンドポイントをプロキシーオブジェクトの
noProxyフィールドに追加します。詳細は、クラスター全体のプロキシーの設定 を参照してください。
1.7.7.2. ベアメタルファイアウォール、ポート、およびサービスの要件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
管理クラスター、コントロールプレーン、ホストされたクラスター間でポートの通信ができるように、ファイアウォール、ポート、およびサービスの要件を満たす必要があります。
注記: サービスはデフォルトのポートで実行されます。ただし、NodePort 公開ストラテジーを使用する場合、サービスは NodePort サービスによって割り当てられたポートで実行されます。
ファイアウォールルール、セキュリティーグループ、またはその他のアクセス制御を使用して、必要なソースだけにアクセスを制限します。必要な場合を除き、ポートを公開しないでください。実稼働環境の場合は、ロードバランサーを使用して、単一の IP アドレスによるアクセスを簡素化します。
Hosted Control Plane はベアメタル上で次のサービスを公開します。
APIServer-
APIServerサービスはデフォルトでポート 6443 で実行され、コントロールプレーンコンポーネント間の通信には ingress アクセスが必要です。 - MetalLB ロードバランシングを使用する場合は、ロードバランサーの IP アドレスに使用される IP 範囲への ingress アクセスを許可します。
-
OAuthServer-
ルートと Ingress を使用してサービスを公開する場合、
OAuthServerサービスはデフォルトでポート 443 で実行されます。 -
NodePort公開ストラテジーを使用する場合は、OAuthServerサービスにファイアウォールルールを使用します。
-
ルートと Ingress を使用してサービスを公開する場合、
Konnectivity-
ルートと Ingress を使用してサービスを公開する場合、
Konnectivityサービスはデフォルトでポート 443 で実行されます。 -
Konnectivityエージェントは、ホステッドクラスター上で双方向通信を可能にするリバーストンネルを確立し、ポート 6443 でクラスター API サーバーアドレスへの egress アクセスを必要とします。この egress アクセスを使用すると、エージェントはAPIServerサービスにアクセスできます。 - クラスター API サーバーのアドレスが内部 IP アドレスの場合は、ワークロードサブネットからポート 6443 の IP アドレスへのアクセスを許可します。
- アドレスが外部 IP アドレスの場合は、ノードからその外部 IP アドレスにポート 6443 で送信できるように許可します。
-
ルートと Ingress を使用してサービスを公開する場合、
Ignition-
ルートと Ingress を使用してサービスを公開する場合、
Ignitionサービスはデフォルトでポート 443 で実行されます。 -
NodePort公開ストラテジーを使用する場合は、Ignitionサービスにファイアウォールルールを使用します。
-
ルートと Ingress を使用してサービスを公開する場合、
ベアメタルで以下のサービスは必要ありません。
-
OVNSbDb -
OIDC
1.7.7.3. ベアメタルのインフラストラクチャー要件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
エージェントプラットフォームはインフラストラクチャーを作成しませんが、インフラストラクチャーに関して次の要件があります。
- Agent: Agent は、Discovery イメージで起動され、OpenShift Container Platform ノードとしてプロビジョニングされる準備ができているホストを表します。
- DNS: API および Ingress エンドポイントは、ルーティング可能である必要があります。
ベアメタル上の Hosted Control Plane の関連資料については、次のドキュメントを参照してください。
- etcd および LVM ストレージの推奨事項の詳細は、推奨される etcd プラクティス および 論理ボリュームマネージャーストレージを使用した永続ストレージ を参照してください。
- 非接続環境でベアメタル上に Hosted Control Plane を設定するには、非接続環境での Hosted Control Plane の設定 を参照してください。
- Hosted Control Plane 機能を無効にするか、すでに無効にしていて手動で有効にする場合は、Hosted Control Plane 機能の有効化または無効化 を参照してください。
- Red Hat Ansible Automation Platform ジョブを実行してホステッドクラスターを管理するには、ホステッドクラスターで実行するための Ansible Automation Platform ジョブの設定 を参照してください。
- SR-IOV Operator をデプロイするには、Hosted Control Plane への SR-IOV Operator のデプロイ を参照してください。
- この自動インポート機能を無効にする場合は、マルチクラスターエンジン Operator へのホストクラスターの自動インポートの無効化 を参照してください。
1.7.7.4. ベアメタルでの DNS の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターの API サーバーは、NodePort サービスとして公開されます。API サーバーに到達できる宛先を指す api.${HOSTED_CLUSTER_NAME}.${BASEDOMAIN} に、DNS エントリーが存在する必要があります。
DNS エントリーは、Hosted Control Plane を実行しているマネージドクラスター内のノードの 1 つを指すレコードと同様、単純化できます。エントリーは、受信トラフィックを Ingress Pod にリダイレクトするためにデプロイされるロードバランサーを指すこともできます。
次の DNS 設定の例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow IPv6 ネットワークで非接続環境の DNS を設定する場合は、次の DNS 設定の例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow デュアルスタックネットワークの非接続環境で DNS を設定する場合は、IPv4 と IPv6 の両方の DNS エントリーを含めるようにしてください。次の DNS 設定の例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
次に、ベアメタルに Hosted Control Plane の ホストインベントリーを作成 します。
1.7.7.5. ベアメタルでのホステッドクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ベアメタルでホステッドクラスターを作成するか、インポートできます。ホステッドクラスターをインポートする手順は、ホステッドクラスターのインポート を参照してください。
次のコマンドを入力して、Hosted Control Plane namespace を作成します。
oc create ns <hosted_cluster_namespace>-<hosted_cluster_name>
oc create ns <hosted_cluster_namespace>-<hosted_cluster_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <hosted_cluster_namespace>を、ホストされたクラスターの namespace 名 (例:clusters) に置き換えます。<hosted_cluster_name>は、ホステッドクラスターの名前に置き換えます。クラスターにデフォルトのストレージクラスが設定されていることを確認します。そうしないと、保留中の PVC が表示される場合があります。以下のコマンドを実行します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- ホステッドクラスターの名前を指定します (例:
example)。 - 2
- プルシークレットへのパスを指定します (例:
/user/name/pullsecret)。 - 3
- Hosted Control Plane namespace を指定します (例:
clusters-example)。oc get agent -n <hosted_control_plane_namespace>コマンドを使用して、この namespace でエージェントが使用可能であることを確認します。 - 4
- ベースドメインを指定します (例:
krnl.es)。 - 5
- etcd ストレージクラス名を指定します (例:
lvm-storageclass)。 - 6
- SSH 公開鍵へのパスを指定します。デフォルトのファイルパスは
~/.ssh/id_rsa.pubです。 - 7
- ホストされたクラスターの namespace を指定します。
- 8
- 使用するサポートされている OpenShift Container Platform のバージョンを指定します (例:
4.14.0-x86_64)。非接続環境を使用している場合は、<ocp_release_image>をダイジェストイメージに置き換えます。OpenShift Container Platform リリースイメージダイジェストを抽出するには、OpenShift Container Platform リリースイメージダイジェストの抽出 を参照してください。
しばらくしてから、次のコマンドを入力して、Hosted Control Plane の Pod が稼働中であることを確認します。
oc -n <hosted_control_plane_namespace> get pods
oc -n <hosted_control_plane_namespace> get podsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME READY STATUS RESTARTS AGE capi-provider-7dcf5fc4c4-nr9sq 1/1 Running 0 4m32s catalog-operator-6cd867cc7-phb2q 2/2 Running 0 2m50s certified-operators-catalog-884c756c4-zdt64 1/1 Running 0 2m51s cluster-api-f75d86f8c-56wfz 1/1 Running 0 4m32s
NAME READY STATUS RESTARTS AGE capi-provider-7dcf5fc4c4-nr9sq 1/1 Running 0 4m32s catalog-operator-6cd867cc7-phb2q 2/2 Running 0 2m50s certified-operators-catalog-884c756c4-zdt64 1/1 Running 0 2m51s cluster-api-f75d86f8c-56wfz 1/1 Running 0 4m32sCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.7.5.1. コンソールを使用してベアメタル上にホストされたクラスターを作成する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- OpenShift Container Platform Web コンソールを開き、管理者の認証情報を入力してログインします。コンソールを開く手順については、OpenShift Container Platform ドキュメントの Web コンソールへのアクセス を参照してください。
- コンソールヘッダーで、All Clusters が選択されていることを確認します。
- Infrastructure > Clusters をクリックします。
Create cluster > Host inventory > Hosted control plane をクリックします。
Create cluster ページが表示されます。
Create cluster ページでプロンプトに従い、クラスター、ノードプール、ネットワーク、および自動化に関する詳細を入力します。
注: クラスターに関する詳細を入力する際には、次のヒントが役立つ場合があります。
- 事前定義された値を使用してコンソールのフィールドに自動的に値を入力する場合は、ホストインベントリーの認証情報を作成できます。詳細は、オンプレミス環境の認証情報の作成 を参照してください。
- Cluster details ページのプルシークレットは、OpenShift Container Platform リソースへのアクセスに使用する OpenShift Container Platform プルシークレットです。ホストインベントリー認証情報を選択した場合は、プルシークレットが自動的に入力されます。
- Node pools ページでは、namespace にノードプールのホストが含まれます。コンソールを使用してホストインベントリーを作成した場合、コンソールは専用の namespace を作成します。
-
Networking ページで、API サーバー公開ストラテジーを選択します。ホステッドクラスターの API サーバーは、既存のロードバランサーを使用するか、
NodePortタイプのサービスとして公開できます。API サーバーに到達できる宛先を指すapi.${HOSTED_CLUSTER_NAME}.${BASEDOMAIN}設定に DNS エントリーを含める必要があります。このエントリーとして、管理クラスター内のノードの 1 つを指すレコード、または受信トラフィックを Ingress Pod にリダイレクトするロードバランサーを指すレコードを指定できます。
エントリーを確認し、Create をクリックします。
Hosted cluster ビューが表示されます。
- Hosted cluster ビューでホストされたクラスターのデプロイメントを監視します。
- ホストされたクラスターに関する情報が表示されない場合は、All Clusters が選択されていることを確認し、クラスター名をクリックします。
- コントロールプレーンコンポーネントの準備が整うまで待ちます。このプロセスには数分かかる場合があります。
- ノードプールのステータスを表示するには、NodePool セクションまでスクロールします。ノードをインストールするプロセスには約 10 分かかります。Nodes をクリックして、ノードがホストされたクラスターに参加したかどうかを確認することもできます。
1.7.7.5.2. ミラーレジストリーを使用してベアメタル上にホストされたクラスターを作成する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ミラーレジストリーを使用して、hcp create cluster コマンドで --image-content-sources フラグを指定して、ベアメタル上にホステッドクラスターを作成できます。以下の手順を実行します。
YAML ファイルを作成して、イメージコンテンツソースポリシー (ICSP) を定義します。以下の例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
ファイルを
icsp.yamlとして保存します。このファイルにはミラーレジストリーが含まれます。 ミラーレジストリーを使用してホステッドクラスターを作成するには、次のコマンドを実行します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- ホステッドクラスターの名前を指定します (例:
example)。 - 2
- プルシークレットへのパスを指定します (例:
/user/name/pullsecret)。 - 3
- Hosted Control Plane namespace を指定します (例:
clusters-example)。oc get agent -n <hosted-control-plane-namespace>コマンドを使用して、この namespace でエージェントが使用可能であることを確認します。 - 4
- ベースドメインを指定します (例:
krnl.es)。 - 5
- ICSP およびミラーレジストリーを定義する
icsp.yamlファイルを指定します。 - 6
- SSH 公開鍵へのパスを指定します。デフォルトのファイルパスは
~/.ssh/id_rsa.pubです。 - 7
- ホストされたクラスターの namespace を指定します。
- 8
- 使用するサポートされている OpenShift Container Platform のバージョンを指定します (例:
4.14.0-x86_64)。非接続環境を使用している場合は、<ocp_release_image>をダイジェストイメージに置き換えます。OpenShift Container Platform リリースイメージダイジェストを抽出するには、OpenShift Container Platform リリースイメージダイジェストの抽出 を参照してください。
1.7.7.5.3. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- コンソールでホステッドクラスターを作成するときに再利用できる認証情報を作成するには、オンプレミス環境の認証情報の作成 を参照してください。
- ホステッドクラスターをインポートするには、Hosted Control Plane クラスターの手動インポート を参照してください。
- ホステッドクラスターにアクセスするには、ホステッドクラスターへのアクセス を参照してください。
- Discovery Image を使用してホストインベントリーにホストを追加するには、Discovery Image を使用したホストインベントリーへのホストの追加 を参照してください。
- OpenShift Container Platform リリースイメージダイジェストを抽出するには、OpenShift Container Platform リリースイメージダイジェストの抽出 を参照してください。
1.7.7.6. ホステッドクラスター作成の確認 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デプロイメントプロセスが完了したら、ホステッドクラスターが正常に作成されたことを確認できます。ホステッドクラスターの作成から数分後に、次の手順に従います。
次の extract コマンドを入力して、新しいホステッドクラスターの kubeconfig を取得します。
oc extract -n <hosted-control-plane-namespace> secret/admin-kubeconfig --to=- > kubeconfig-<hosted-cluster-name>
oc extract -n <hosted-control-plane-namespace> secret/admin-kubeconfig --to=- > kubeconfig-<hosted-cluster-name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kubeconfig を使用して、ホステッドクラスターのクラスター Operator を表示します。以下のコマンドを入力します。
oc get co --kubeconfig=kubeconfig-<hosted-cluster-name>
oc get co --kubeconfig=kubeconfig-<hosted-cluster-name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME VERSION AVAILABLE PROGRESSING DEGRADED SINCE MESSAGE console 4.10.26 True False False 2m38s dns 4.10.26 True False False 2m52s image-registry 4.10.26 True False False 2m8s ingress 4.10.26 True False False 22m
NAME VERSION AVAILABLE PROGRESSING DEGRADED SINCE MESSAGE console 4.10.26 True False False 2m38s dns 4.10.26 True False False 2m52s image-registry 4.10.26 True False False 2m8s ingress 4.10.26 True False False 22mCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、ホステッドクラスター上で実行中の Pod を表示することもできます。
oc get pods -A --kubeconfig=kubeconfig-<hosted-cluster-name>
oc get pods -A --kubeconfig=kubeconfig-<hosted-cluster-name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.7.7. ホステッドクラスターの NodePool オブジェクトのスケーリング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホストされたクラスターにノードを追加することで、NodePool オブジェクトをスケールアップできます。
NodePoolオブジェクトを 2 つのノードにスケーリングします。oc -n <hosted-cluster-namespace> scale nodepool <nodepool-name> --replicas 2
oc -n <hosted-cluster-namespace> scale nodepool <nodepool-name> --replicas 2Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Cluster API エージェントプロバイダーは、ホステッドクラスターに割り当てられる 2 つのエージェントをランダムに選択します。これらのエージェントはさまざまな状態を経て、最終的に OpenShift Container Platform ノードとしてホステッドクラスターに参加します。エージェントは次の順序で状態を通過します。
-
binding -
discovering -
insufficient -
installing -
installing-in-progress -
added-to-existing-cluster
-
以下のコマンドを入力します。
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get agent
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get agentCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 4dac1ab2-7dd5-4894-a220-6a3473b67ee6 hypercluster1 true auto-assign d9198891-39f4-4930-a679-65fb142b108b true auto-assign da503cf1-a347-44f2-875c-4960ddb04091 hypercluster1 true auto-assign
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 4dac1ab2-7dd5-4894-a220-6a3473b67ee6 hypercluster1 true auto-assign d9198891-39f4-4930-a679-65fb142b108b true auto-assign da503cf1-a347-44f2-875c-4960ddb04091 hypercluster1 true auto-assignCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを入力します。
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get agent -o jsonpath='{range .items[*]}BMH: {@.metadata.labels.agent-install\.openshift\.io/bmh} Agent: {@.metadata.name} State: {@.status.debugInfo.state}{"\n"}{end}'oc -n <hosted-control-plane-namespace> get agent -o jsonpath='{range .items[*]}BMH: {@.metadata.labels.agent-install\.openshift\.io/bmh} Agent: {@.metadata.name} State: {@.status.debugInfo.state}{"\n"}{end}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
BMH: ocp-worker-2 Agent: 4dac1ab2-7dd5-4894-a220-6a3473b67ee6 State: binding BMH: ocp-worker-0 Agent: d9198891-39f4-4930-a679-65fb142b108b State: known-unbound BMH: ocp-worker-1 Agent: da503cf1-a347-44f2-875c-4960ddb04091 State: insufficient
BMH: ocp-worker-2 Agent: 4dac1ab2-7dd5-4894-a220-6a3473b67ee6 State: binding BMH: ocp-worker-0 Agent: d9198891-39f4-4930-a679-65fb142b108b State: known-unbound BMH: ocp-worker-1 Agent: da503cf1-a347-44f2-875c-4960ddb04091 State: insufficientCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次の extract コマンドを入力して、新しいホステッドクラスターの kubeconfig を取得します。
oc extract -n <hosted-cluster-namespace> secret/<hosted-cluster-name>-admin-kubeconfig --to=- > kubeconfig-<hosted-cluster-name>
oc extract -n <hosted-cluster-namespace> secret/<hosted-cluster-name>-admin-kubeconfig --to=- > kubeconfig-<hosted-cluster-name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow エージェントが
added-to-existing-cluster状態に達したら、次のコマンドを入力して、ホステッドクラスターの OpenShift Container Platform ノードが表示されることを確認します。oc --kubeconfig kubeconfig-<hosted-cluster-name> get nodes
oc --kubeconfig kubeconfig-<hosted-cluster-name> get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME STATUS ROLES AGE VERSION ocp-worker-1 Ready worker 5m41s v1.24.0+3882f8f ocp-worker-2 Ready worker 6m3s v1.24.0+3882f8f
NAME STATUS ROLES AGE VERSION ocp-worker-1 Ready worker 5m41s v1.24.0+3882f8f ocp-worker-2 Ready worker 6m3s v1.24.0+3882f8fCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Cluster Operator は、ワークロードをノードに追加することによって調整を開始します。
次のコマンドを入力して、
NodePoolオブジェクトをスケールアップしたときに 2 台のマシンが作成されたことを確認します。oc -n <hosted-control-plane-namespace> get machines
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get machinesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME CLUSTER NODENAME PROVIDERID PHASE AGE VERSION hypercluster1-c96b6f675-m5vch hypercluster1-b2qhl ocp-worker-1 agent://da503cf1-a347-44f2-875c-4960ddb04091 Running 15m 4.13z hypercluster1-c96b6f675-tl42p hypercluster1-b2qhl ocp-worker-2 agent://4dac1ab2-7dd5-4894-a220-6a3473b67ee6 Running 15m 4.13z
NAME CLUSTER NODENAME PROVIDERID PHASE AGE VERSION hypercluster1-c96b6f675-m5vch hypercluster1-b2qhl ocp-worker-1 agent://da503cf1-a347-44f2-875c-4960ddb04091 Running 15m 4.13z hypercluster1-c96b6f675-tl42p hypercluster1-b2qhl ocp-worker-2 agent://4dac1ab2-7dd5-4894-a220-6a3473b67ee6 Running 15m 4.13zCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow clusterversion調整プロセスは最終的に、Ingress および Console クラスター Operator のみが欠落しているポイントに到達します。以下のコマンドを入力します。
oc --kubeconfig kubeconfig-<hosted-cluster-name> get clusterversion,co
oc --kubeconfig kubeconfig-<hosted-cluster-name> get clusterversion,coCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.7.7.1. ノードプールの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
名前、レプリカの数、およびエージェントラベルセレクターなどの追加情報を指定して、ホステッドクラスターのノードプールを作成できます。
ノードプールを作成するには、次の情報を入力します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
--agentLabelSelectorは任意です。ノードプールは、"size" : "medium"ラベルを持つエージェントを使用します。
clustersnamespace 内のnodepoolリソースをリスト表示して、ノードプールのステータスを確認します。oc get nodepools --namespace clusters
oc get nodepools --namespace clustersCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、
admin-kubeconfigシークレットを抽出します。oc extract -n <hosted-control-plane-namespace> secret/admin-kubeconfig --to=./hostedcluster-secrets --confirm
oc extract -n <hosted-control-plane-namespace> secret/admin-kubeconfig --to=./hostedcluster-secrets --confirmCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
hostedcluster-secrets/kubeconfig
hostedcluster-secrets/kubeconfigCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow しばらくしてから、次のコマンドを入力してノードプールのステータスを確認できます。
oc --kubeconfig ./hostedcluster-secrets get nodes
oc --kubeconfig ./hostedcluster-secrets get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、使用可能なノードプールの数が予想されるノードプールの数と一致することを確認します。
oc get nodepools --namespace clusters
oc get nodepools --namespace clustersCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.7.7.2. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- データプレーンをゼロにスケールダウンするには、データプレーンをゼロにスケールダウンする を参照してください。
1.7.7.8. ベアメタル上のホステッドクラスターでの Ingress の処理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
すべての OpenShift Container Platform クラスターには、通常、外部 DNS レコードが関連付けられているデフォルトのアプリケーション Ingress コントローラーがあります。たとえば、ベースドメイン krnl.es で example という名前のホストされたクラスターを作成する場合は、ワイルドカードドメイン *.apps.example.krnl.es がルーティング可能であると予想することができます。
*.apps ドメインのロードバランサーとワイルドカード DNS レコードを設定するには、ゲストクラスターで次のアクションを実行します。
MetalLB Operator の設定を含む YAML ファイルを作成して MetalLB をデプロイします。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
ファイルを
metallb-operator-config.yamlとして保存します。 以下のコマンドを入力して設定を適用します。
oc apply -f metallb-operator-config.yaml
oc apply -f metallb-operator-config.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Operator の実行後、MetalLB インスタンスを作成します。
MetalLB インスタンスの設定を含む YAML ファイルを作成します。
apiVersion: metallb.io/v1beta1 kind: MetalLB metadata: name: metallb namespace: metallb
apiVersion: metallb.io/v1beta1 kind: MetalLB metadata: name: metallb namespace: metallbCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
ファイルを
metallb-instance-config.yamlとして保存します。 - 次のコマンドを入力して、MetalLB インスタンスを作成します。
oc apply -f metallb-instance-config.yaml
oc apply -f metallb-instance-config.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 2 つのリソースを作成して MetalLB Operator を設定します。
-
単一の IP アドレスを持つ
IPAddressPoolリソース。この IP アドレスは、クラスターノードが使用するネットワークと同じサブネット上にある必要があります。 IPAddressPoolリソースが BGP プロトコルを通じて提供するロードバランサーの IP アドレスをアドバタイズするためのBGPアドバタイズリソース。- 設定を含む YAML ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
単一の IP アドレスを持つ
- 1 4
IPAddressPoolリソース名を指定します。- 2
- 環境の IP アドレスを指定します (例:
192.168.122.23)。 - 3
BGPAdvertisementリソース名を指定します。-
ファイルを
ipaddresspool-bgpadvertisement-config.yamlとして保存します。 次のコマンドを入力してリソースを作成します。
oc apply -f ipaddresspool-bgpadvertisement-config.yaml
oc apply -f ipaddresspool-bgpadvertisement-config.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
LoadBalancerタイプのサービスを作成すると、MetalLB はサービスに外部 IP アドレスを追加します。
-
metallb-loadbalancer-service.yamlという名前の YAML ファイルを作成して、Ingress トラフィックを Ingress デプロイメントにルーティングする新しいロードバランサーサービスを設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
metallb-loadbalancer-service.yamlファイルを保存します。 YAML 設定を適用するには、次のコマンドを入力します。
oc apply -f metallb-loadbalancer-service.yaml
oc apply -f metallb-loadbalancer-service.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、OpenShift Container Platform コンソールにアクセスします。
curl -kI https://console-openshift-console.apps.example.krnl.es HTTP/1.1 200 OK
curl -kI https://console-openshift-console.apps.example.krnl.es HTTP/1.1 200 OKCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow clusterversionとclusteroperatorの値をチェックして、すべてが実行されていることを確認します。以下のコマンドを入力します。oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get clusterversion,co
oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get clusterversion,coCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow +
4.x.yは、使用する OpenShift Container Platform サポート対象バージョン (例:4.14.0-x86_64に置き換えます。-
ファイルを
1.7.7.8.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- MetalLB の詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの MetalLB および MetalLB Operator について を参照してください。
1.7.7.9. ホステッドクラスターのノード自動スケーリングの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターにさらに容量が必要で、予備のエージェントが利用可能な場合は、自動スケーリングを有効にして新しいワーカーノードをインストールできます。
自動スケーリングを有効にするには、次のコマンドを入力します。
oc -n <hosted-cluster-namespace> patch nodepool <hosted-cluster-name> --type=json -p '[{"op": "remove", "path": "/spec/replicas"},{"op":"add", "path": "/spec/autoScaling", "value": { "max": 5, "min": 2 }}]'oc -n <hosted-cluster-namespace> patch nodepool <hosted-cluster-name> --type=json -p '[{"op": "remove", "path": "/spec/replicas"},{"op":"add", "path": "/spec/autoScaling", "value": { "max": 5, "min": 2 }}]'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
注記: この例では、ノードの最小数は 2、最大数は 5 です。追加できるノードの最大数は、プラットフォームによって制限される場合があります。たとえば、エージェントプラットフォームを使用する場合、ノードの最大数は使用可能なエージェントの数によって制限されます。
新しいノードを必要とするワークロードを作成します。
次の例を使用して、ワークロード設定を含む YAML ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
ファイルを
workload-config.yamlとして保存します。 - 以下のコマンドを入力して、YAML を適用します。
oc apply -f workload-config.yaml
oc apply -f workload-config.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、
admin-kubeconfigシークレットを抽出します。oc extract -n <hosted-cluster-namespace> secret/<hosted-cluster-name>-admin-kubeconfig --to=./hostedcluster-secrets --confirm
oc extract -n <hosted-cluster-namespace> secret/<hosted-cluster-name>-admin-kubeconfig --to=./hostedcluster-secrets --confirmCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
hostedcluster-secrets/kubeconfig
hostedcluster-secrets/kubeconfigCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、新しいノードが
Readyステータスであるかどうかを確認できます。oc --kubeconfig ./hostedcluster-secrets get nodes
oc --kubeconfig ./hostedcluster-secrets get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ノードを削除するには、次のコマンドを入力してワークロードを削除します。
oc --kubeconfig ./hostedcluster-secrets -n default delete deployment reversewords
oc --kubeconfig ./hostedcluster-secrets -n default delete deployment reversewordsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 数分間待ちます。その間に、容量の追加が必要にならないようにします。エージェントプラットフォームでは、エージェントは廃止され、再利用できます。次のコマンドを入力すると、ノードが削除されたことを確認できます。
oc --kubeconfig ./hostedcluster-secrets get nodes
oc --kubeconfig ./hostedcluster-secrets get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.7.9.1. ホストされたクラスターのノードの自動スケーリングを無効にする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ノードの自動スケーリングを無効にするには、次のコマンドを入力します。
oc -n <hosted-cluster-namespace> patch nodepool <hosted-cluster-name> --type=json -p '[\{"op":"remove", "path": "/spec/autoScaling"}, \{"op": "add", "path": "/spec/replicas", "value": <specify-value-to-scale-replicas>]'
oc -n <hosted-cluster-namespace> patch nodepool <hosted-cluster-name> --type=json -p '[\{"op":"remove", "path": "/spec/autoScaling"}, \{"op": "add", "path": "/spec/replicas", "value": <specify-value-to-scale-replicas>]'
このコマンドは、YAML ファイルから "spec.autoScaling" を削除し、"spec.replicas" を追加し、"spec.replicas" を指定の整数値に設定します。
1.7.7.10. ベアメタルでのホステッドクラスターの破棄 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用して、ベアメタルホステッドクラスターを破棄できます。ベアメタル上のホステッドクラスターを破壊するには、次の手順を実行します。
- コンソールで、Infrastructure > Clusters に移動します。
- Clusters ページで、破棄するクラスターを選択します。
- Actions メニューで Destroy clusters を選択し、クラスターを削除します。
1.7.7.10.1. コマンドラインを使用したベアメタル上でのホステッドクラスターの破棄 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターを破棄するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、ホステッドクラスターとそのバックエンドリソースを削除します。
hcp destroy cluster agent --name <hosted_cluster_name>
hcp destroy cluster agent --name <hosted_cluster_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <hosted_cluster_name>をホストされたクラスターの名前に置き換えます。
1.7.8. 非ベアメタルエージェントマシンを使用した Hosted Control Plane クラスターの設定 (テクノロジープレビュー) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホスティングクラスターとして機能するようにクラスターを設定することで、Hosted Control Plane をデプロイメントできます。ホスティングクラスターは、コントロールプレーンがホストされる OpenShift Container Platform クラスターです。ホスティングクラスターは 管理 クラスターとも呼ばれます。
注記: 管理クラスターは、マネージド クラスターとは異なります。マネージドクラスターは、ハブクラスターが管理するクラスターです。
Hosted Control Plane 機能がデフォルトで有効になりました。
マルチクラスターエンジン Operator 2.5 は、管理対象のハブクラスターであるデフォルトの local-cluster と、ホスティングクラスターとしてのハブクラスターのみをサポートします。Red Hat Advanced Cluster Management 2.10 では、マネージドハブクラスター (local-cluster) をホスティングクラスターとして使用できます。
ホストされたクラスター は、ホスティングクラスターでホストされる API エンドポイントとコントロールプレーンを含む OpenShift Container Platform クラスターです。ホステッドクラスターには、コントロールプレーンとそれに対応するデータプレーンが含まれます。マルチクラスターエンジンの Operator コンソールまたは Hosted Control Plane のコマンドラインインターフェイス hcp を使用して、ホステッドクラスターを作成できます。ホステッドクラスターは、マネージドクラスターとして自動的にインポートされます。この自動インポート機能を無効にする場合は、マルチクラスターエンジン Operator へのホストクラスターの自動インポートの無効化 を参照してください。
重要:
- 各ホステッドクラスターに、クラスター全体で一意の名前が必要です。マルチクラスターエンジン Operator によってホストクラスターを管理するには、ホストクラスター名を既存のマネージドクラスターと同じにすることはできません。
-
ホステッドクラスター名として
clustersを使用しないでください。 - Hosted Control Plane の同じプラットフォームで、ハブクラスターとワーカーを実行します。
- ホステッドクラスターは、マルチクラスターエンジンの operator 管理クラスターの namespace には作成できません。
- エージェントプラットフォームを使用して、エージェントマシンをワーカーノードとしてホステッドクラスターに追加できます。エージェントマシンは、Discovery Image でブートされ、OpenShift Container Platform ノードとしてプロビジョニングされる準備ができているホストを表します。Agent プラットフォームは、Central Infrastructure Management サービスの一部です。詳細は、Central Infrastructure Management サービスの有効化 を参照してください。
- ベアメタルではないすべてのホストは、Central Infrastructure Management が提供する Discovery Image ISO を使用して手動でブートする必要があります。
- Agent プラットフォームでホステッドクラスターを作成すると、HyperShift は Hosted Control Plane namespace に Agent Cluster API プロバイダーをインストールします。
- ノードプールをスケールアップすると、レプリカごとにマシンが作成されます。Cluster API プロバイダーは、マシンごとに、承認済みで、検証に合格し、現在使用されておらず、ノードプール仕様で指定されている要件を満たしているエージェントを検索してインストールします。エージェントのステータスと状態を確認することで、エージェントのインストールを監視できます。
- ノードプールをスケールダウンすると、エージェントは対応するクラスターからバインド解除されます。Agent を再利用するには、Discovery イメージを使用してエージェントを再起動する必要があります。
- Hosted Control Plane のストレージを設定する場合は、etcd の推奨プラクティスを考慮してください。レイテンシー要件を満たすには、各コントロールプレーンノードで実行されるすべての Hosted Control Plane の etcd インスタンス専用の高速ストレージデバイスを使用します。LVM ストレージを使用して、ホストされた etcd Pod のローカルストレージクラスを設定できます。詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの 推奨される etcd プラクティス および 論理ボリュームマネージャーストレージを使用した永続ストレージ を参照してください。
1.7.8.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホスティングクラスターを設定するには、次の前提条件を満たす必要があります。
- OpenShift Container Platform クラスターにインストールされた Kubernetes Operator 2.5 以降のマルチクラスターエンジン。マルチクラスターエンジン Operator は、Red Hat Advanced Cluster Management をインストールすると自動的にインストールされます。OpenShift Container Platform OperatorHub から Operator として Red Hat Advanced Cluster Management を使用せずに、マルチクラスターエンジン Operator をインストールすることもできます。
マルチクラスターエンジン Operator には、少なくとも 1 つのマネージド OpenShift Container Platform クラスターが必要です。
local-clusterは自動的にインポートされます。local-clusterの詳細については、詳細設定 を参照してください。次のコマンドを実行して、ハブクラスターの状態を確認できます。oc get managedclusters local-cluster
oc get managedclusters local-clusterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - Central Infrastructure Management を有効にする必要があります。詳細は、Central Infrastructure Management サービスの有効化 を参照してください。
- Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイスをインストールする 必要があります。
1.7.8.2. 非ベアメタルエージェントマシンのファイアウォールとポートの要件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ポートが管理クラスター、コントロールプレーン、ホストクラスター間で通信できるように、ファイアウォールとポートの要件を満たしていることを確認します。
kube-apiserverサービスはデフォルトでポート 6443 で実行され、コントロールプレーンコンポーネント間の通信には ingress アクセスが必要です。-
NodePort公開ストラテジーを使用する場合は、kube-apiserverサービスに割り当てられたノードポートが公開されていることを確認してください。 - MetalLB ロードバランシングを使用する場合は、ロードバランサーの IP アドレスに使用される IP 範囲への ingress アクセスを許可します。
-
-
NodePort公開ストラテジーを使用する場合は、ignition-serverおよびOauth-server設定にファイアウォールルールを使用します。 konnectivityエージェントは、ホステッドクラスター上で双方向通信を可能にするリバーストンネルを確立し、ポート 6443 でクラスター API サーバーアドレスへの egress アクセスを必要とします。この egress アクセスを使用すると、エージェントはkube-apiserverサービスにアクセスできます。- クラスター API サーバーのアドレスが内部 IP アドレスの場合は、ワークロードサブネットからポート 6443 の IP アドレスへのアクセスを許可します。
- アドレスが外部 IP アドレスの場合は、ノードからその外部 IP アドレスにポート 6443 で送信できるように許可します。
- デフォルトのポート 6443 を変更する場合は、その変更を反映するようにルールを調整します。
- クラスター内で実行されるワークロードに必要なポートがすべて開いていることを確認してください。
- ファイアウォールルール、セキュリティーグループ、またはその他のアクセス制御を使用して、必要なソースだけにアクセスを制限します。必要な場合を除き、ポートを公開しないでください。
- 実稼働環境の場合は、ロードバランサーを使用して、単一の IP アドレスによるアクセスを簡素化します。
1.7.8.3. 非ベアメタルエージェントマシンのインフラストラクチャー要件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
エージェントプラットフォームはインフラストラクチャーを作成しませんが、インフラストラクチャーに関して次の要件があります。
- Agent: Agent は、Discovery イメージで起動され、OpenShift Container Platform ノードとしてプロビジョニングされる準備ができているホストを表します。
- DNS: API および Ingress エンドポイントは、ルーティング可能である必要があります。
1.7.8.4. 非ベアメタルエージェントマシンでの DNS の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターの API サーバーは、NodePort サービスとして公開されます。API サーバーに到達できる宛先を指す api.<hosted-cluster-name>.<basedomain> に、DNS エントリーが存在する必要があります。
DNS エントリーは、Hosted Control Plane を実行しているマネージドクラスター内のノードの 1 つを指すレコードと同様、単純化できます。エントリーは、受信トラフィックを Ingress Pod にリダイレクトするためにデプロイされるロードバランサーを指すこともできます。
次の DNS 設定の例を参照してください。
api-int.example.krnl.es. IN A 192.168.122.22 `*`.apps.example.krnl.es. IN A 192.168.122.23
api-int.example.krnl.es. IN A 192.168.122.22 `*`.apps.example.krnl.es. IN A 192.168.122.23Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow IPv6 ネットワークで非接続環境の DNS を設定する場合は、次の DNS 設定の例を参照してください。
api-int.example.krnl.es. IN A 2620:52:0:1306::7 `*`.apps.example.krnl.es. IN A 2620:52:0:1306::10
api-int.example.krnl.es. IN A 2620:52:0:1306::7 `*`.apps.example.krnl.es. IN A 2620:52:0:1306::10Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow デュアルスタックネットワークの非接続環境で DNS を設定する場合は、IPv4 と IPv6 の両方の DNS エントリーを含めるようにしてください。次の DNS 設定の例を参照してください。
host-record=api-int.hub-dual.dns.base.domain.name,2620:52:0:1306::2 address=/apps.hub-dual.dns.base.domain.name/2620:52:0:1306::3 dhcp-host=aa:aa:aa:aa:10:01,ocp-master-0,[2620:52:0:1306::5]
host-record=api-int.hub-dual.dns.base.domain.name,2620:52:0:1306::2 address=/apps.hub-dual.dns.base.domain.name/2620:52:0:1306::3 dhcp-host=aa:aa:aa:aa:10:01,ocp-master-0,[2620:52:0:1306::5]Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.8.5. 非ベアメタルエージェントマシンでのホステッドクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターの作成やインポートが可能です。ホステッドクラスターをインポートする手順は、ホステッドクラスターのインポート を参照してください。
次のコマンドを入力して、Hosted Control Plane namespace を作成します。
oc create ns <hosted-cluster-namespace>-<hosted-cluster-name>
oc create ns <hosted-cluster-namespace>-<hosted-cluster-name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <hosted-cluster-namespace>を、ホストされたクラスターの namespace 名 (例:clusters) に置き換えます。<hosted-cluster-name>をホストされたクラスター名に置き換えます。クラスターにデフォルトのストレージクラスが設定されていることを確認します。設定されていない場合は、PVC が保留になる可能性があります。次のコマンドを入力し、変数例を実際の情報に置き換えます。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- ホステッドクラスターの名前を指定します (例:
example)。 - 2
- プルシークレットへのパスを指定します (例:
/user/name/pullsecret)。 - 3
- Hosted Control Plane namespace を指定します (例:
clusters-example)。oc get agent -n <hosted-control-plane-namespace>コマンドを使用して、この namespace でエージェントが使用可能であることを確認します。 - 4
- ベースドメインを指定します (例:
krnl.es)。 - 5
- etcd ストレージクラス名を指定します (例:
lvm-storageclass)。 - 6
- SSH 公開鍵へのパスを指定します。デフォルトのファイルパスは
~/.ssh/id_rsa.pubです。 - 7
- ホストされたクラスターの namespace を指定します。
- 8
- 使用するサポートされている OpenShift Container Platform のバージョンを指定します (例:
4.14.0-x86_64)。
しばらくしてから、次のコマンドを入力して、Hosted Control Plane の Pod が稼働中であることを確認します。
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get pods
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get podsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME READY STATUS RESTARTS AGE catalog-operator-6cd867cc7-phb2q 2/2 Running 0 2m50s control-plane-operator-f6b4c8465-4k5dh 1/1 Running 0 4m32s
NAME READY STATUS RESTARTS AGE catalog-operator-6cd867cc7-phb2q 2/2 Running 0 2m50s control-plane-operator-f6b4c8465-4k5dh 1/1 Running 0 4m32sCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.8.5.1. コンソールを使用した非ベアメタルエージェントマシンでのホステッドクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- OpenShift Container Platform Web コンソールを開き、管理者の認証情報を入力してログインします。コンソールを開く手順については、OpenShift Container Platform ドキュメントの Web コンソールへのアクセス を参照してください。
- コンソールヘッダーで、All Clusters が選択されていることを確認します。
- Infrastructure > Clusters をクリックします。
Create cluster Host inventory > Hosted control plane をクリックします。
Create cluster ページが表示されます。
Create cluster ページでプロンプトに従い、クラスター、ノードプール、ネットワーク、および自動化に関する詳細を入力します。
注: クラスターに関する詳細を入力する際には、次のヒントが役立つ場合があります。
- 事前定義された値を使用してコンソールのフィールドに自動的に値を入力する場合は、ホストインベントリーの認証情報を作成できます。詳細は、オンプレミス環境の認証情報の作成 を参照してください。
- Cluster details ページのプルシークレットは、OpenShift Container Platform リソースへのアクセスに使用する OpenShift Container Platform プルシークレットです。ホストインベントリー認証情報を選択した場合は、プルシークレットが自動的に入力されます。
- Node pools ページでは、namespace にノードプールのホストが含まれます。コンソールを使用してホストインベントリーを作成した場合、コンソールは専用の namespace を作成します。
-
Networking ページで、API サーバー公開ストラテジーを選択します。ホステッドクラスターの API サーバーは、既存のロードバランサーを使用するか、
NodePortタイプのサービスとして公開できます。API サーバーに到達できる宛先を指すapi.${HOSTED_CLUSTER_NAME}.${BASEDOMAIN}設定に DNS エントリーを含める必要があります。このエントリーとして、管理クラスター内のノードの 1 つを指すレコード、または受信トラフィックを Ingress Pod にリダイレクトするロードバランサーを指すレコードを指定できます。
エントリーを確認し、Create をクリックします。
Hosted cluster ビューが表示されます。
- Hosted cluster ビューでホストされたクラスターのデプロイメントを監視します。ホストされたクラスターに関する情報が表示されない場合は、All Clusters が選択されていることを確認し、クラスター名をクリックします。コントロールプレーンコンポーネントの準備が整うまで待ちます。このプロセスには数分かかる場合があります。
- ノードプールのステータスを表示するには、NodePool セクションまでスクロールします。ノードをインストールするプロセスには約 10 分かかります。Nodes をクリックして、ノードがホストされたクラスターに参加したかどうかを確認することもできます。
1.7.8.5.2. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- コンソールでホステッドクラスターを作成するときに再利用できる認証情報を作成するには、オンプレミス環境の認証情報の作成 を参照してください。
- ホステッドクラスターをインポートするには、Hosted Control Plane クラスターの手動インポート を参照してください。
- ホステッドクラスターにアクセスするには、ホステッドクラスターへのアクセス を参照してください。
- Discovery Image を使用してホストインベントリーにホストを追加するには、Discovery Image を使用したホストインベントリーへのホストの追加 を参照してください。
1.7.8.6. ホステッドクラスター作成の確認 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デプロイメントプロセスが完了したら、ホステッドクラスターが正常に作成されたことを確認できます。ホステッドクラスターの作成から数分後に、次の手順に従います。
次の extract コマンドを入力して、新しいホステッドクラスターの kubeconfig を取得します。
oc extract -n <hosted-cluster-namespace> secret/<hosted-cluster-name>-admin-kubeconfig --to=- > kubeconfig-<hosted-cluster-name>
oc extract -n <hosted-cluster-namespace> secret/<hosted-cluster-name>-admin-kubeconfig --to=- > kubeconfig-<hosted-cluster-name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kubeconfig を使用して、ホステッドクラスターのクラスター Operator を表示します。以下のコマンドを入力します。
oc get co --kubeconfig=kubeconfig-<hosted_cluster_name>
oc get co --kubeconfig=kubeconfig-<hosted_cluster_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME VERSION AVAILABLE PROGRESSING DEGRADED SINCE MESSAGE console 4.10.26 True False False 2m38s csi-snapshot-controller 4.10.26 True False False 4m3s dns 4.10.26 True False False 2m52s
NAME VERSION AVAILABLE PROGRESSING DEGRADED SINCE MESSAGE console 4.10.26 True False False 2m38s csi-snapshot-controller 4.10.26 True False False 4m3s dns 4.10.26 True False False 2m52sCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、ホステッドクラスター上で実行中の Pod を表示することもできます。
oc get pods -A --kubeconfig=kubeconfig-<hosted-cluster-name>
oc get pods -A --kubeconfig=kubeconfig-<hosted-cluster-name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAMESPACE NAME READY STATUS RESTARTS AGE kube-system konnectivity-agent-khlqv 0/1 Running 0 3m52s openshift-cluster-samples-operator cluster-samples-operator-6b5bcb9dff-kpnbc 2/2 Running 0 20m openshift-monitoring alertmanager-main-0 6/6 Running 0 100s openshift-monitoring openshift-state-metrics-677b9fb74f-qqp6g 3/3 Running 0 104s
NAMESPACE NAME READY STATUS RESTARTS AGE kube-system konnectivity-agent-khlqv 0/1 Running 0 3m52s openshift-cluster-samples-operator cluster-samples-operator-6b5bcb9dff-kpnbc 2/2 Running 0 20m openshift-monitoring alertmanager-main-0 6/6 Running 0 100s openshift-monitoring openshift-state-metrics-677b9fb74f-qqp6g 3/3 Running 0 104sCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.8.7. ホステッドクラスターの NodePool オブジェクトのスケーリング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
NodePool オブジェクトをスケーリングして、ホステッドクラスターにノードを追加します。
NodePoolオブジェクトを 2 つのノードにスケーリングします。oc -n <hosted-cluster-namespace> scale nodepool <nodepool-name> --replicas 2
oc -n <hosted-cluster-namespace> scale nodepool <nodepool-name> --replicas 2Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Cluster API エージェントプロバイダーは、ホステッドクラスターに割り当てられる 2 つのエージェントをランダムに選択します。これらのエージェントはさまざまな状態を経て、最終的に OpenShift Container Platform ノードとしてホステッドクラスターに参加します。エージェントは次の順序で状態を通過します。
-
binding -
discovering -
insufficient -
installing -
installing-in-progress -
added-to-existing-cluster
-
以下のコマンドを入力します。
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get agent
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get agentCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 4dac1ab2-7dd5-4894-a220-6a3473b67ee6 hypercluster1 true auto-assign
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 4dac1ab2-7dd5-4894-a220-6a3473b67ee6 hypercluster1 true auto-assignCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを入力します。
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get agent -o jsonpath='{range .items[*]}BMH: {@.metadata.labels.agent-install\.openshift\.io/bmh} Agent: {@.metadata.name} State: {@.status.debugInfo.state}{"\n"}{end}'oc -n <hosted-control-plane-namespace> get agent -o jsonpath='{range .items[*]}BMH: {@.metadata.labels.agent-install\.openshift\.io/bmh} Agent: {@.metadata.name} State: {@.status.debugInfo.state}{"\n"}{end}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
BMH: ocp-worker-2 Agent: 4dac1ab2-7dd5-4894-a220-6a3473b67ee6 State: binding BMH: ocp-worker-1 Agent: da503cf1-a347-44f2-875c-4960ddb04091 State: insufficient
BMH: ocp-worker-2 Agent: 4dac1ab2-7dd5-4894-a220-6a3473b67ee6 State: binding BMH: ocp-worker-1 Agent: da503cf1-a347-44f2-875c-4960ddb04091 State: insufficientCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次の extract コマンドを入力して、新しいホステッドクラスターの kubeconfig を取得します。
oc extract -n <hosted-cluster-namespace> secret/<hosted-cluster-name>-admin-kubeconfig --to=- > kubeconfig-<hosted-cluster-name>
oc extract -n <hosted-cluster-namespace> secret/<hosted-cluster-name>-admin-kubeconfig --to=- > kubeconfig-<hosted-cluster-name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow エージェントが
added-to-existing-cluster状態に達したら、次のコマンドを入力して、ホステッドクラスターの OpenShift Container Platform ノードが表示されることを確認します。oc --kubeconfig kubeconfig-<hosted-cluster-name> get nodes
oc --kubeconfig kubeconfig-<hosted-cluster-name> get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME STATUS ROLES AGE VERSION ocp-worker-1 Ready worker 5m41s v1.24.0+3882f8f
NAME STATUS ROLES AGE VERSION ocp-worker-1 Ready worker 5m41s v1.24.0+3882f8fCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Cluster Operator は、ワークロードをノードに追加することによって調整を開始します。
次のコマンドを入力して、
NodePoolオブジェクトをスケールアップしたときに 2 台のマシンが作成されたことを確認します。oc -n <hosted-control-plane-namespace> get machines
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get machinesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME CLUSTER NODENAME PROVIDERID PHASE AGE VERSION hypercluster1-c96b6f675-m5vch hypercluster1-b2qhl ocp-worker-1 agent://da503cf1-a347-44f2-875c-4960ddb04091 Running 15m 4.13z
NAME CLUSTER NODENAME PROVIDERID PHASE AGE VERSION hypercluster1-c96b6f675-m5vch hypercluster1-b2qhl ocp-worker-1 agent://da503cf1-a347-44f2-875c-4960ddb04091 Running 15m 4.13zCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow clusterversion調整プロセスは最終的に、Ingress および Console クラスター Operator のみが欠落しているポイントに到達します。以下のコマンドを入力します。
oc --kubeconfig kubeconfig-<hosted-cluster-name> get clusterversion,co
oc --kubeconfig kubeconfig-<hosted-cluster-name> get clusterversion,coCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.8.7.1. ノードプールの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
名前、レプリカの数、およびエージェントラベルセレクターなどの追加情報を指定して、ホステッドクラスターのノードプールを作成できます。
ノードプールを作成するには、次の情報を入力します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
--agentLabelSelectorは任意です。ノードプールは、"size" : "medium"ラベルを持つエージェントを使用します。
clustersnamespace 内のnodepoolリソースをリスト表示して、ノードプールのステータスを確認します。oc get nodepools --namespace clusters
oc get nodepools --namespace clustersCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、
admin-kubeconfigシークレットを抽出します。oc extract -n <hosted-cluster-namespace> secret/<hosted-cluster-name>-admin-kubeconfig --to=./hostedcluster-secrets --confirm
oc extract -n <hosted-cluster-namespace> secret/<hosted-cluster-name>-admin-kubeconfig --to=./hostedcluster-secrets --confirmCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
hostedcluster-secrets/kubeconfig
hostedcluster-secrets/kubeconfigCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow しばらくしてから、次のコマンドを入力してノードプールのステータスを確認できます。
oc --kubeconfig ./hostedcluster-secrets get nodes
oc --kubeconfig ./hostedcluster-secrets get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、使用可能なノードプールの数が予想されるノードプールの数と一致することを確認します。
oc get nodepools --namespace clusters
oc get nodepools --namespace clustersCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.8.7.2. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- データプレーンをゼロにスケールダウンするには、データプレーンをゼロにスケールダウンする を参照してください。
1.7.8.8. 非ベアメタルエージェントマシン上のホステッドクラスターでの Ingress の処理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
すべての OpenShift Container Platform クラスターには、通常、外部 DNS レコードが関連付けられているデフォルトのアプリケーション Ingress コントローラーがあります。たとえば、ベースドメイン krnl.es で example という名前のホストされたクラスターを作成する場合は、ワイルドカードドメイン *.apps.example.krnl.es がルーティング可能であると予想することができます。
*.apps ドメインのロードバランサーとワイルドカード DNS レコードを設定するには、ゲストクラスターで次のアクションを実行します。
MetalLB Operator の設定を含む YAML ファイルを作成して MetalLB をデプロイします。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
ファイルを
metallb-operator-config.yamlとして保存します。 以下のコマンドを入力して設定を適用します。
oc apply -f metallb-operator-config.yaml
oc apply -f metallb-operator-config.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Operator の実行後、MetalLB インスタンスを作成します。
MetalLB インスタンスの設定を含む YAML ファイルを作成します。
apiVersion: metallb.io/v1beta1 kind: MetalLB metadata: name: metallb namespace: metallb
apiVersion: metallb.io/v1beta1 kind: MetalLB metadata: name: metallb namespace: metallbCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
ファイルを
metallb-instance-config.yamlとして保存します。 - 次のコマンドを入力して、MetalLB インスタンスを作成します。
oc apply -f metallb-instance-config.yaml
oc apply -f metallb-instance-config.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 2 つのリソースを作成して MetalLB Operator を設定します。
-
単一の IP アドレスを持つ
IPAddressPoolリソース。この IP アドレスは、クラスターノードが使用するネットワークと同じサブネット上にある必要があります。 IPAddressPoolリソースが BGP プロトコルを通じて提供するロードバランサーの IP アドレスをアドバタイズするためのBGPアドバタイズリソース。- 設定を含む YAML ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
単一の IP アドレスを持つ
- 1 4
IPAddressPoolリソース名を指定します。- 2
- 環境の IP アドレスを指定します (例:
192.168.122.23)。 - 3
BGPAdvertisementリソース名を指定します。-
ファイルを
ipaddresspool-bgpadvertisement-config.yamlとして保存します。 次のコマンドを入力してリソースを作成します。
oc apply -f ipaddresspool-bgpadvertisement-config.yaml
oc apply -f ipaddresspool-bgpadvertisement-config.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
LoadBalancerタイプのサービスを作成すると、MetalLB はサービスに外部 IP アドレスを追加します。
-
metallb-loadbalancer-service.yamlという名前の YAML ファイルを作成して、Ingress トラフィックを Ingress デプロイメントにルーティングする新しいロードバランサーサービスを設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
ファイルを
metallb-loadbalancer-service.yamlとして保存します。 YAML 設定を適用するには、次のコマンドを入力します。
oc apply -f metallb-loadbalancer-service.yaml
oc apply -f metallb-loadbalancer-service.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、OpenShift Container Platform コンソールにアクセスします。
curl -kI https://console-openshift-console.apps.example.krnl.es HTTP/1.1 200 OK
curl -kI https://console-openshift-console.apps.example.krnl.es HTTP/1.1 200 OKCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow clusterversionとclusteroperatorの値をチェックして、すべてが実行されていることを確認します。以下のコマンドを入力します。oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get clusterversion,co
oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get clusterversion,coCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow +
4.x.yは、使用する OpenShift Container Platform サポート対象バージョン (例:4.14.0-x86_64に置き換えます。-
ファイルを
1.7.8.8.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- MetalLB の詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの MetalLB および MetalLB Operator について を参照してください。
1.7.8.9. ホステッドクラスターのノード自動スケーリングの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターにさらに容量が必要で、予備のエージェントが利用可能な場合は、自動スケーリングを有効にして新しいワーカーノードをインストールできます。
自動スケーリングを有効にするには、次のコマンドを入力します。この例では、ノードの最小数は 2 で、最大数は 5 です。追加できるノードの最大数は、プラットフォームによって制限される場合があります。たとえば、エージェントプラットフォームを使用する場合、ノードの最大数は使用可能なエージェントの数によって制限されます。
oc -n <hosted-cluster-namespace> patch nodepool <hosted-cluster-name> --type=json -p '[{"op": "remove", "path": "/spec/replicas"},{"op":"add", "path": "/spec/autoScaling", "value": { "max": 5, "min": 2 }}]'oc -n <hosted-cluster-namespace> patch nodepool <hosted-cluster-name> --type=json -p '[{"op": "remove", "path": "/spec/replicas"},{"op":"add", "path": "/spec/autoScaling", "value": { "max": 5, "min": 2 }}]'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 新しいノードを必要とするワークロードを作成します。
次の例で使用して、ワークロード設定を含む YAML ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
ファイルを
workload-config.yamlとして保存します。 - 以下のコマンドを入力して、YAML を適用します。
oc apply -f workload-config.yaml
oc apply -f workload-config.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、
admin-kubeconfigシークレットを抽出します。oc extract -n <hosted-cluster-namespace> secret/<hosted-cluster-name>admin-kubeconfig --to=./hostedcluster-secrets --confirm
oc extract -n <hosted-cluster-namespace> secret/<hosted-cluster-name>admin-kubeconfig --to=./hostedcluster-secrets --confirmCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
hostedcluster-secrets/kubeconfig
hostedcluster-secrets/kubeconfigCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、新しいノードが
Readyステータスであるかどうかを確認できます。oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>.kubeconfig get nodes
oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>.kubeconfig get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ノードを削除するには、次のコマンドを入力してワークロードを削除します。
oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>.kubeconfig -n default delete deployment reversewords
oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>.kubeconfig -n default delete deployment reversewordsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 数分間待ちます。その間に、容量の追加が必要にならないようにします。エージェントプラットフォームでは、エージェントは廃止され、再利用できます。次のコマンドを入力すると、ノードが削除されたことを確認できます。
oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>.kubeconfig get nodes
oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>.kubeconfig get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.8.9.1. ホストされたクラスターのノードの自動スケーリングを無効にする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ノードの自動スケーリングを無効にするには、次のコマンドを入力します。
oc -n <hosted-cluster-namespace> patch nodepool <hosted-cluster-name> --type=json -p '[\{"op":"remove", "path": "/spec/autoScaling"}, \{"op": "add", "path": "/spec/replicas", "value": <specify-value-to-scale-replicas>]'
oc -n <hosted-cluster-namespace> patch nodepool <hosted-cluster-name> --type=json -p '[\{"op":"remove", "path": "/spec/autoScaling"}, \{"op": "add", "path": "/spec/replicas", "value": <specify-value-to-scale-replicas>]'
このコマンドは、YAML ファイルから "spec.autoScaling" を削除し、"spec.replicas" を追加し、"spec.replicas" を指定の整数値に設定します。
1.7.8.10. 非ベアメタルエージェントマシン上のホステッドクラスターの破棄 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用して、非ベアメタルのホステッドクラスターを破棄できます。非ベアメタルエージェントマシン上のホステッドクラスターを破棄するには、次の手順を実行します。
- コンソールで、Infrastructure > Clusters に移動します。
- Clusters ページで、破棄するクラスターを選択します。
- Actions メニューで Destroy clusters を選択し、クラスターを削除します。
1.7.8.10.1. コマンドラインを使用した非ベアメタルエージェントマシン上のホステッドクラスターの破棄 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターを破棄するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、ホステッドクラスターとそのバックエンドリソースを削除します。
hcp destroy cluster agent --name <hosted_cluster_name>
hcp destroy cluster agent --name <hosted_cluster_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <hosted_cluster_name>をホストされたクラスターの名前に置き換えます。
テクノロジープレビュー: IBM Power (ppc64le) コンピュートノード用の 64 ビット x86 ベアメタル上でのホスティングクラスターの設定のサポートには制限があります。
ホスティングクラスターとして機能するようにクラスターを設定することで、Hosted Control Plane をデプロイメントできます。ホスティングクラスターは、コントロールプレーンがホストされる OpenShift Container Platform クラスターです。ホスティングクラスターは 管理 クラスターとも呼ばれます。
注:management クラスターは マネージド クラスターではありません。マネージドクラスターは、ハブクラスターが管理するクラスターです。
マルチクラスターエンジン Operator 2.5 は、管理対象のハブクラスターであるデフォルトの local-cluster と、ホスティングクラスターとしてのハブクラスターのみをサポートします。
重要:
- エージェントプラットフォームを使用して、Hosted Control Plane をベアメタルでプロビジョニングできます。Agent プラットフォームは、Central Infrastructure Management サービスを使用して、ホステッドクラスターにワーカーノードを追加します。中央インフラストラクチャー管理サービスの概要については、ホストインベントリーの作成 を参照してください。
- 各 IBM Power システムホストは、中央インフラストラクチャー管理が提供する Discovery イメージを使用して起動する必要があります。各ホストが起動すると、エージェントプロセスが実行されてホストの詳細が検出され、インストールが完了します。Agent カスタムリソースは、各ホストを表します。
- Agent プラットフォームでホステッドクラスターを作成すると、HyperShift は Hosted Control Plane namespace に Agent Cluster API プロバイダーをインストールします。
- ノードプールをスケールアップすると、マシンが作成されます。Cluster API プロバイダーは、承認され、検証に合格し、現在使用されておらず、ノードプールの仕様で指定されている要件を満たすエージェントを見つけます。エージェントのステータスと状態を確認することで、エージェントのインストールを監視できます。
- ノードプールをスケールダウンすると、エージェントは対応するクラスターからバインド解除されます。クラスターを再利用する前に、Discovery イメージを使用してクラスターを再起動し、ノード数を更新する必要があります。
1.7.9.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホスティングクラスターを設定するには、次の前提条件を満たす必要があります。
- OpenShift Container Platform クラスターにインストールされた Kubernetes Operator 2.5 以降のマルチクラスターエンジン。マルチクラスターエンジン Operator は、Red Hat Advanced Cluster Management をインストールすると自動的にインストールされます。OpenShift Container Platform OperatorHub から Operator として Red Hat Advanced Cluster Management を使用せずに、マルチクラスターエンジン Operator をインストールすることもできます。
マルチクラスターエンジン Operator には、少なくとも 1 つのマネージド OpenShift Container Platform クラスターが必要です。
local-clusterは、マルチクラスターエンジン Operator 2.5 以降で自動的にインポートされます。local-clusterの詳細については、詳細設定 を参照してください。次のコマンドを実行して、ハブクラスターの状態を確認できます。oc get managedclusters local-cluster
oc get managedclusters local-clusterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - HyperShift Operator を実行するには、3 つ以上のワーカーノードを含むホスティングクラスターが必要です。
- Central Infrastructure Management サービスが有効である。詳細は、Central Infrastructure Management サービスの有効化 を参照してください。
- Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイスをインストールする。Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイスのインストール を参照してください。
1.7.9.2. IBM Power インフラストラクチャーの要件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
エージェントプラットフォームはインフラストラクチャーを作成しませんが、インフラストラクチャーとして次のものが必要です。
- Agents: Agent は Discovery イメージで起動され、OpenShift Container Platform ノードとしてプロビジョニングする準備ができているホストを表します。
- DNS: API および Ingress エンドポイントは、ルーティング可能である必要があります。
1.7.9.3. IBM Power 設定ドキュメント リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
前提条件を満たしたら、次のトピックを参照して、ベアメタル上に Hosted Control Plane を設定します。
1.7.9.4. InfraEnv リソースにエージェントを追加する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
エージェントを追加するには、ライブ ISO で開始するようにマシンを手動で設定できます。
-
ライブ ISO をダウンロードし、それを使用してホスト (ベアメタルまたは VM) を起動します。ライブ ISO の URL は、
InfraEnvリソースのstatus.isoDownloadURLフィールドにあります。起動時に、ホストは Assisted Service と通信し、InfraEnvリソースと同じ namespace にエージェントとして登録します。 エージェントとそのプロパティーの一部を一覧表示するには、次のコマンドを入力します。
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get agents
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get agentsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 86f7ac75-4fc4-4b36-8130-40fa12602218 auto-assign e57a637f-745b-496e-971d-1abbf03341ba auto-assign
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 86f7ac75-4fc4-4b36-8130-40fa12602218 auto-assign e57a637f-745b-496e-971d-1abbf03341ba auto-assignCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 各エージェントが作成された後、オプションでその
install_disk_idとhostnameを仕様に設定し、次のコマンドを入力してエージェントを承認できます。oc -n <hosted-control-plane-namespace> patch agent 86f7ac75-4fc4-4b36-8130-40fa12602218 -p '{"spec":{"installation_disk_id":"/dev/sda","approved":true,"hostname":"worker-0.example.krnl.es"}}' --type merge oc -n <hosted-control-plane-namespace> patch agent 23d0c614-2caa-43f5-b7d3-0b3564688baa -p '{"spec":{"installation_disk_id":"/dev/sda","approved":true,"hostname":"worker-1.example.krnl.es"}}' --type mergeoc -n <hosted-control-plane-namespace> patch agent 86f7ac75-4fc4-4b36-8130-40fa12602218 -p '{"spec":{"installation_disk_id":"/dev/sda","approved":true,"hostname":"worker-0.example.krnl.es"}}' --type merge oc -n <hosted-control-plane-namespace> patch agent 23d0c614-2caa-43f5-b7d3-0b3564688baa -p '{"spec":{"installation_disk_id":"/dev/sda","approved":true,"hostname":"worker-1.example.krnl.es"}}' --type mergeCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow エージェントの使用が承認されていることを確認するには、次のコマンドを入力して出力を確認します。
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get agents
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get agentsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 86f7ac75-4fc4-4b36-8130-40fa12602218 true auto-assign e57a637f-745b-496e-971d-1abbf03341ba true auto-assign
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 86f7ac75-4fc4-4b36-8130-40fa12602218 true auto-assign e57a637f-745b-496e-971d-1abbf03341ba true auto-assignCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.9.5. IBM Power での Hosted Control Plane の DNS の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターの API サーバーが公開されます。API サーバーに到達可能な宛先を指す api.<hosted-cluster-name>.<base-domain> エントリーの DNS エントリーが存在する必要があります。
DNS エントリーは、Hosted Control Plane を実行しているマネージドクラスター内のノードの 1 つを指すレコードと同様、単純化できます。
エントリーは、受信トラフィックを Ingress Pod にリダイレクトするためにデプロイされるロードバランサーを指すこともできます。
次の DNS 設定例を参照してください。
cat /var/named/<example.krnl.es.zone>
$ cat /var/named/<example.krnl.es.zone>
以下の出力例を参照してください。
- 1
- このレコードは、Hosted Control Plane の受信トラフィックと送信トラフィックを処理する API ロードバランサーの IP アドレスを参照します。
IBM Power の場合、エージェントの IP アドレスに対応する IP アドレスを追加します。
compute-0 IN A 1xx.2x.2xx.1yy compute-1 IN A 1xx.2x.2xx.1yy
compute-0 IN A 1xx.2x.2xx.1yy
compute-1 IN A 1xx.2x.2xx.1yy
1.7.9.6. IBM Power コンピューティングノード用の 64 ビット x86 ベアメタル上への Hosted Control Plane 用の InfraEnv リソース作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
InfraEnv は、ライブ ISO を開始しているホストがエージェントとして参加できる環境です。この場合、エージェントは Hosted Control Plane と同じ namespace に作成されます。
InfraEnv リソースを作成するには、次の手順を実行します。
設定を含む YAML ファイルを作成します。以下の例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
ファイルを
infraenv-config.yamlとして保存します。 次のコマンドを入力して設定を適用します。
oc apply -f infraenv-config.yaml
oc apply -f infraenv-config.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow URL を取得してライブ ISO をダウンロードし、IBM Power マシンがエージェントとして参加できるようにするには、以下のコマンドを入力します。
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get InfraEnv <hosted-cluster-name> -o json
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get InfraEnv <hosted-cluster-name> -o jsonCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.9.7. IBM Power 上のホステッドクラスターの NodePool オブジェクトのスケーリング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
NodePool オブジェクトは、ホステッドクラスターの作成時に作成されます。NodePool オブジェクトをスケーリングすることで、Hosted Control Plane にさらに多くのコンピュートノードを追加できます。
次のコマンドを実行して、
NodePoolオブジェクトを 2 つのノードにスケーリングします。oc -n <clusters_namespace> scale nodepool <nodepool_name> --replicas 2
oc -n <clusters_namespace> scale nodepool <nodepool_name> --replicas 2Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Cluster API エージェントプロバイダーは、ホステッドクラスターに割り当てられる 2 つのエージェントをランダムに選択します。これらのエージェントはさまざまな状態を経て、最終的に OpenShift Container Platform ノードとしてホステッドクラスターに参加します。エージェントは次の順序で移行フェーズを通過します。
-
binding -
discovering -
insufficient -
installing -
installing-in-progress -
added-to-existing-cluster
-
次のコマンドを実行して、スケールされた特定のエージェントのステータスを確認します。
oc -n <hosted_control_plane_namespace> get agent -o jsonpath='{range .items[*]}BMH: {@.metadata.labels.agent-install\.openshift\.io/bmh} Agent: {@.metadata.name} State: {@.status.debugInfo.state}{"\n"}{end}'oc -n <hosted_control_plane_namespace> get agent -o jsonpath='{range .items[*]}BMH: {@.metadata.labels.agent-install\.openshift\.io/bmh} Agent: {@.metadata.name} State: {@.status.debugInfo.state}{"\n"}{end}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力を参照してください。
BMH: Agent: 50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d State: known-unbound BMH: Agent: 5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a State: insufficient
BMH: Agent: 50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d State: known-unbound BMH: Agent: 5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a State: insufficientCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、移行フェーズを表示します。
oc -n <hosted_control_plane_namespace> get agent
oc -n <hosted_control_plane_namespace> get agentCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力を参照してください。
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d hosted-forwarder true auto-assign 5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a true auto-assign da503cf1-a347-44f2-875c-4960ddb04091 hosted-forwarder true auto-assign
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d hosted-forwarder true auto-assign 5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a true auto-assign da503cf1-a347-44f2-875c-4960ddb04091 hosted-forwarder true auto-assignCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、ホステッドクラスターにアクセスするための
kubeconfigファイルを生成します。hcp create kubeconfig --namespace <clusters_namespace> --name <hosted_cluster_namespace> > <hosted_cluster_name>.kubeconfig
hcp create kubeconfig --namespace <clusters_namespace> --name <hosted_cluster_namespace> > <hosted_cluster_name>.kubeconfigCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow エージェントが
added-to-existing-cluster状態に達したら、次のコマンドを入力して、OpenShift Container Platform ノードが表示されることを確認します。oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get nodes
oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力を参照してください。
NAME STATUS ROLES AGE VERSION worker-zvm-0.hostedn.example.com Ready worker 5m41s v1.24.0+3882f8f worker-zvm-1.hostedn.example.com Ready worker 6m3s v1.24.0+3882f8f
NAME STATUS ROLES AGE VERSION worker-zvm-0.hostedn.example.com Ready worker 5m41s v1.24.0+3882f8f worker-zvm-1.hostedn.example.com Ready worker 6m3s v1.24.0+3882f8fCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、
NodePoolオブジェクトをスケールアップしたときに 2 台のマシンが作成されたことを確認します。oc -n <hosted_control_plane_namespace> get machine.cluster.x-k8s.io
oc -n <hosted_control_plane_namespace> get machine.cluster.x-k8s.ioCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力を参照してください。
NAME CLUSTER NODENAME PROVIDERID PHASE AGE VERSION hosted-forwarder-79558597ff-5tbqp hosted-forwarder-crqq5 worker-zvm-0.hostedn.example.com agent://50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d Running 41h 4.15.0 hosted-forwarder-79558597ff-lfjfk hosted-forwarder-crqq5 worker-zvm-1.hostedn.example.com agent://5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a Running 41h 4.15.0
NAME CLUSTER NODENAME PROVIDERID PHASE AGE VERSION hosted-forwarder-79558597ff-5tbqp hosted-forwarder-crqq5 worker-zvm-0.hostedn.example.com agent://50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d Running 41h 4.15.0 hosted-forwarder-79558597ff-lfjfk hosted-forwarder-crqq5 worker-zvm-1.hostedn.example.com agent://5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a Running 41h 4.15.0Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、クラスターのバージョンとクラスター Operator のステータスを確認します。
oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get clusterversion
oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get clusterversionCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力を参照してください。
NAME VERSION AVAILABLE PROGRESSING SINCE STATUS clusterversion.config.openshift.io/version 4.15.0 True False 40h Cluster version is 4.15.0
NAME VERSION AVAILABLE PROGRESSING SINCE STATUS clusterversion.config.openshift.io/version 4.15.0 True False 40h Cluster version is 4.15.0Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して、クラスター Operator のステータスを確認します。
oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get clusteroperators
oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get clusteroperatorsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
クラスターの各コンポーネントの出力には、NAME、VERSION、AVAILABLE、PROGRESSING、DEGRADED、SINCE、および MESSAGE のクラスター Operator のステータスが表示されます。
出力例は、OpenShift Container Platform ドキュメントの 初期 Operator 設定 セクションを参照してください。
1.7.9.7.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- データプレーンをゼロにスケールダウンするには、データプレーンをゼロにスケールダウンする を参照してください。
1.7.10. IBM Z コンピュートノード用の x86 ベアメタル上でのホスティングクラスターの設定 (テクノロジープレビュー) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
テクノロジープレビュー: IBM Z (s390x) コンピュートノード用の x86 ベアメタル上でのホスティングクラスターの設定は、テクノロジープレビュー状態であり、サポートに制限があります。
ホスティングクラスターとして機能するようにクラスターを設定することで、Hosted Control Plane をデプロイメントできます。ホスティングクラスターは、コントロールプレーンがホストされる OpenShift Container Platform クラスターです。ホスティングクラスターは 管理 クラスターとも呼ばれます。
注:management クラスターは マネージド クラスターではありません。マネージドクラスターは、ハブクラスターが管理するクラスターです。
hypershift アドオンを使用してマネージドクラスターをホスティングクラスターに変換し、そのクラスターに HyperShift Operator をデプロイできます。その後、ホステッドクラスターの作成を開始できます。
マルチクラスターエンジン Operator 2.5 は、管理対象のハブクラスターであるデフォルトの local-cluster と、ホスティングクラスターとしてのハブクラスターのみをサポートします。
重要:
- エージェントプラットフォームを使用して、Hosted Control Plane をベアメタルでプロビジョニングできます。Agent プラットフォームは、Central Infrastructure Management サービスを使用して、ホステッドクラスターにワーカーノードを追加します。Central Infrastructure Management サービスの概要は、Kube API - Getting Started Guide を参照してください。
- 各 IBM Z システムホストは、Central Infrastructure Management によって提供される PXE イメージを使用して起動する必要があります。各ホストが起動すると、エージェントプロセスが実行されてホストの詳細が検出され、インストールが完了します。Agent カスタムリソースは、各ホストを表します。
- Agent プラットフォームでホステッドクラスターを作成すると、HyperShift Operator は Hosted Control Plane namespace に Agent Cluster API プロバイダーをインストールします。
- ノードプールをスケールアップすると、マシンが作成されます。Cluster API プロバイダーは、承認され、検証に合格し、現在使用されておらず、ノードプールの仕様で指定されている要件を満たすエージェントを見つけます。エージェントのステータスと状態を確認することで、エージェントのインストールを監視できます。
- ノードプールをスケールダウンすると、エージェントは対応するクラスターからバインド解除されます。クラスターを再利用する前に、PXE イメージを使用してクラスターを起動し、ノード数を更新する必要があります。
1.7.10.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- OpenShift Container Platform クラスターに Kubernetes Operator バージョン 2.5 以降のマルチクラスターエンジンをインストールする。マルチクラスターエンジン Operator は、Red Hat Advanced Cluster Management をインストールすると自動的にインストールされます。OpenShift Container Platform OperatorHub から Operator として Red Hat Advanced Cluster Management を使用せずに、マルチクラスターエンジン Operator をインストールすることもできます。
マルチクラスターエンジン Operator には、少なくとも 1 つのマネージド OpenShift Container Platform クラスターが必要です。
local-clusterは、マルチクラスターエンジン Operator 2.5 以降で自動的にインポートされます。local-clusterの詳細については、詳細設定 を参照してください。次のコマンドを実行して、ハブクラスターの状態を確認できます。oc get managedclusters local-cluster
oc get managedclusters local-clusterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - HyperShift Operator を実行するために 3 つ以上のワーカーノードを含むホスティングクラスターがある。
- Central Infrastructure Management サービスが有効である。詳細は、Central Infrastructure Management サービスの有効化 を参照してください。
- Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイスをインストールする。Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイスのインストール を参照してください。
1.7.10.2. IBM Z インフラストラクチャーの要件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
エージェントプラットフォームはインフラストラクチャーを作成しませんが、インフラストラクチャーとして次のものが必要です。
- Agents: Agent は Discovery イメージまたは PXE イメージで起動され、OpenShift Container Platform ノードとしてプロビジョニングする準備ができているホストを表します。
- DNS: API および Ingress エンドポイントは、ルーティング可能である必要があります。
Hosted Control Plane 機能はデフォルトで有効になっています。機能を無効にした後、手動で有効にする場合、または機能を無効にする必要がある場合は、Hosted Control Plane 機能の有効化または無効化 を参照してください。
1.7.10.3. IBM Z 設定ドキュメント リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
前提条件を満たしたら、次のトピックを参照して、ベアメタル上に Hosted Control Plane を設定します。
1.7.10.4. IBM Z エージェントを InfraEnv リソースに追加する (テクノロジープレビュー) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
IBM Z 環境にエージェントを追加するには、追加の手順が必要です。これについては、このセクションで詳しく説明します。
注: 特に明記されていない限り、これらの手順は、IBM Z および IBM LinuxONE 上の z/VM と RHEL KVM の両方のインストールに適用されます。
1.7.10.4.1. KVM を使用した IBM Z のエージェントの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
KVM を使用する IBM Z の場合は、次のコマンドを実行して、InfraEnv リソースからダウンロードした PXE イメージを使用して IBM Z 環境を開始します。エージェントが作成されると、ホストは Assisted Service と通信し、管理クラスター上の InfraEnv リソースと同じ namespace に登録します。
ISO ブートの場合は、InfraEnv リソースから ISO をダウンロードし、次のコマンドを実行してノードを起動します。
1.7.10.4.2. z/VM を使用した IBM のエージェントの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
注記: z/VM ゲストに静的 IP を使用する場合は、IP パラメーターが 2 回目の起動でも持続するように、z/VM エージェントの NMStateConfig 属性を設定する必要があります。
InfraEnv リソースからダウンロードした PXE イメージを使用して IBM Z 環境を開始するには、以下の手順を実行します。エージェントが作成されると、ホストは Assisted Service と通信し、管理クラスター上の InfraEnv リソースと同じ namespace に登録します。
パラメーターファイルを更新して、
rootfs_url、network_adaptor、およびdisk_typeの値を追加します。以下のパラメーターファイルの例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、
initrd、カーネルイメージ、およびパラメーターファイルをゲスト VM に移動します。vmur pun -r -u -N kernel.img $INSTALLERKERNELLOCATION/<image name>
vmur pun -r -u -N kernel.img $INSTALLERKERNELLOCATION/<image name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow vmur pun -r -u -N generic.parm $PARMFILELOCATION/paramfilename
vmur pun -r -u -N generic.parm $PARMFILELOCATION/paramfilenameCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow vmur pun -r -u -N initrd.img $INSTALLERINITRAMFSLOCATION/<image name>
vmur pun -r -u -N initrd.img $INSTALLERINITRAMFSLOCATION/<image name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ゲスト VM コンソールから次のコマンドを実行します。
cp ipl c
cp ipl cCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow エージェントとそのプロパティーをリスト表示するには、次のコマンドを入力します。
oc -n <hosted_control_plane_namespace> get agents
oc -n <hosted_control_plane_namespace> get agentsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d auto-assign 5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a auto-assign
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d auto-assign 5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a auto-assignCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行してエージェントを承認します。オプション: 仕様でエージェント ID
<installation_disk_id>と<hostname>を設定できます。oc -n <hosted_control_plane_namespace> patch agent 50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d -p '{"spec":{"installation_disk_id":"/dev/sda","approved":true,"hostname":"worker-zvm-0.hostedn.example.com"}}' --type mergeoc -n <hosted_control_plane_namespace> patch agent 50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d -p '{"spec":{"installation_disk_id":"/dev/sda","approved":true,"hostname":"worker-zvm-0.hostedn.example.com"}}' --type mergeCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、エージェントが承認されていることを確認します。
oc -n <hosted_control_plane_namespace> get agents
oc -n <hosted_control_plane_namespace> get agentsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d true auto-assign 5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a true auto-assign
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d true auto-assign 5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a true auto-assignCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.10.5. IBM Z を使用した Hosted Control Plane の DNS の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターの API サーバーは、'NodePort' サービスとして公開されます。API サーバーに到達可能な宛先を指す api.<hosted-cluster-name>.<base-domain> の DNS エントリーが存在する必要があります。
DNS エントリーは、Hosted Control Plane を実行しているマネージドクラスター内のノードの 1 つを指すレコードと同様、単純化できます。
エントリーは、受信トラフィックを Ingress Pod にリダイレクトするためにデプロイされるロードバランサーを指すこともできます。
次の DNS 設定例を参照してください。
cat /var/named/<example.krnl.es.zone>
$ cat /var/named/<example.krnl.es.zone>
以下の出力例を参照してください。
- 1
- このレコードは、Hosted Control Plane の受信トラフィックと送信トラフィックを処理する API ロードバランサーの IP アドレスを参照します。
IBM z/VM の場合、エージェントの IP アドレスに対応する IP アドレスを追加します。
compute-0 IN A 1xx.2x.2xx.1yy compute-1 IN A 1xx.2x.2xx.1yy
compute-0 IN A 1xx.2x.2xx.1yy
compute-1 IN A 1xx.2x.2xx.1yy
1.7.10.6. IBM Z コンピューティングノードの x86 ベアメタル上への Hosted Control Plane 用の InfraEnv リソース作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
InfraEnv は、PXE イメージを使用して起動されるホストがエージェントとして参加できる環境です。この場合、エージェントは Hosted Control Plane と同じ namespace に作成されます。
InfraEnv リソースを作成するには、次の手順を参照してください。
設定を含む YAML ファイルを作成します。以下の例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
ファイルを
infraenv-config.yamlとして保存します。 次のコマンドを入力して設定を適用します。
oc apply -f infraenv-config.yaml
oc apply -f infraenv-config.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow initrd.img、kernel.img、またはrootfs.imgなどの PXE イメージをダウンロードする URL を取得するには、次のコマンドを入力します。このイメージは、IBM Z マシンがエージェントとして参加できるようにします。oc -n <hosted-control-plane-namespace> get InfraEnv <hosted-cluster-name> -o json
oc -n <hosted-control-plane-namespace> get InfraEnv <hosted-cluster-name> -o jsonCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.10.7. IBM Z 上のホステッドクラスターの NodePool オブジェクトのスケーリング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
NodePool オブジェクトは、ホステッドクラスターの作成時に作成されます。NodePool オブジェクトをスケーリングすることで、Hosted Control Plane にさらに多くのコンピュートノードを追加できます。
次のコマンドを実行して、
NodePoolオブジェクトを 2 つのノードにスケーリングします。oc -n <clusters_namespace> scale nodepool <nodepool_name> --replicas 2
oc -n <clusters_namespace> scale nodepool <nodepool_name> --replicas 2Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Cluster API エージェントプロバイダーは、ホステッドクラスターに割り当てられる 2 つのエージェントをランダムに選択します。これらのエージェントはさまざまな状態を経て、最終的に OpenShift Container Platform ノードとしてホステッドクラスターに参加します。エージェントは次の順序で移行フェーズを通過します。
-
binding -
discovering -
insufficient -
installing -
installing-in-progress -
added-to-existing-cluster
-
次のコマンドを実行して、スケールされた特定のエージェントのステータスを確認します。
oc -n <hosted_control_plane_namespace> get agent -o jsonpath='{range .items[*]}BMH: {@.metadata.labels.agent-install\.openshift\.io/bmh} Agent: {@.metadata.name} State: {@.status.debugInfo.state}{"\n"}{end}'oc -n <hosted_control_plane_namespace> get agent -o jsonpath='{range .items[*]}BMH: {@.metadata.labels.agent-install\.openshift\.io/bmh} Agent: {@.metadata.name} State: {@.status.debugInfo.state}{"\n"}{end}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力を参照してください。
BMH: Agent: 50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d State: known-unbound BMH: Agent: 5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a State: insufficient
BMH: Agent: 50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d State: known-unbound BMH: Agent: 5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a State: insufficientCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、移行フェーズを表示します。
oc -n <hosted_control_plane_namespace> get agent
oc -n <hosted_control_plane_namespace> get agentCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力を参照してください。
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d hosted-forwarder true auto-assign 5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a true auto-assign da503cf1-a347-44f2-875c-4960ddb04091 hosted-forwarder true auto-assign
NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE 50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d hosted-forwarder true auto-assign 5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a true auto-assign da503cf1-a347-44f2-875c-4960ddb04091 hosted-forwarder true auto-assignCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、ホステッドクラスターにアクセスするための
kubeconfigファイルを生成します。hcp create kubeconfig --namespace <clusters_namespace> --name <hosted_cluster_namespace> > <hosted_cluster_name>.kubeconfig
hcp create kubeconfig --namespace <clusters_namespace> --name <hosted_cluster_namespace> > <hosted_cluster_name>.kubeconfigCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow エージェントが
added-to-existing-cluster状態に達したら、次のコマンドを入力して、OpenShift Container Platform ノードが表示されることを確認します。oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get nodes
oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力を参照してください。
NAME STATUS ROLES AGE VERSION worker-zvm-0.hostedn.example.com Ready worker 5m41s v1.24.0+3882f8f worker-zvm-1.hostedn.example.com Ready worker 6m3s v1.24.0+3882f8f
NAME STATUS ROLES AGE VERSION worker-zvm-0.hostedn.example.com Ready worker 5m41s v1.24.0+3882f8f worker-zvm-1.hostedn.example.com Ready worker 6m3s v1.24.0+3882f8fCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Cluster Operator は、ワークロードをノードに追加することによって調整を開始します。
次のコマンドを入力して、
NodePoolオブジェクトをスケールアップしたときに 2 台のマシンが作成されたことを確認します。oc -n <hosted_control_plane_namespace> get machine.cluster.x-k8s.io
oc -n <hosted_control_plane_namespace> get machine.cluster.x-k8s.ioCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力を参照してください。
NAME CLUSTER NODENAME PROVIDERID PHASE AGE VERSION hosted-forwarder-79558597ff-5tbqp hosted-forwarder-crqq5 worker-zvm-0.hostedn.example.com agent://50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d Running 41h 4.15.0 hosted-forwarder-79558597ff-lfjfk hosted-forwarder-crqq5 worker-zvm-1.hostedn.example.com agent://5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a Running 41h 4.15.0
NAME CLUSTER NODENAME PROVIDERID PHASE AGE VERSION hosted-forwarder-79558597ff-5tbqp hosted-forwarder-crqq5 worker-zvm-0.hostedn.example.com agent://50c23cda-cedc-9bbd-bcf1-9b3a5c75804d Running 41h 4.15.0 hosted-forwarder-79558597ff-lfjfk hosted-forwarder-crqq5 worker-zvm-1.hostedn.example.com agent://5e498cd3-542c-e54f-0c58-ed43e28b568a Running 41h 4.15.0Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、クラスターのバージョンを確認します。
oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get clusterversion,co
oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get clusterversion,coCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力を参照してください。
NAME VERSION AVAILABLE PROGRESSING SINCE STATUS clusterversion.config.openshift.io/version 4.15.0-ec.2 True False 40h Cluster version is 4.15.0-ec.2
NAME VERSION AVAILABLE PROGRESSING SINCE STATUS clusterversion.config.openshift.io/version 4.15.0-ec.2 True False 40h Cluster version is 4.15.0-ec.2Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して、クラスター Operator のステータスを確認します。
oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get clusteroperators
oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get clusteroperatorsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
クラスターの各コンポーネントの出力には、NAME、VERSION、AVAILABLE、PROGRESSING、DEGRADED、SINCE、および MESSAGE のクラスター Operator のステータスが表示されます。
出力例は、OpenShift Container Platform ドキュメントの 初期 Operator 設定 セクションを参照してください。
1.7.10.7.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- データプレーンをゼロにスケールダウンするには、データプレーンをゼロにスケールダウンする を参照してください。
1.7.11. OpenShift Virtualization での Hosted Control Plane クラスターの管理 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Hosted Control Plane と Red Hat OpenShift Virtualization を使用すると、KubeVirt 仮想マシンによってホストされるワーカーノードを含む OpenShift Container Platform クラスターを作成できます。OpenShift Virtualization 上の Hosted Control Plane には、次のようないくつかの利点があります。
- Hosted Control Plane とホステッドクラスターを同じ基盤となるベアメタルインフラストラクチャーにまとめることで、リソースの使用率が向上する
- Hosted Control Plane とホステッドクラスターを分離して強力な分離を実現する
- ベアメタルノードのブートストラッププロセスを排除することで、クラスターのプロビジョニング時間を短縮する
- 同じベース OpenShift Container Platform クラスターで多くのリリースを管理する
Hosted Control Plane 機能はデフォルトで有効になっています。
Hosted Control Plane のコマンドラインインターフェイス (hcp) を使用して、OpenShift Container Platform のホステッドクラスターを作成できます。ホステッドクラスターは、マネージドクラスターとして自動的にインポートされます。この自動インポート機能を無効にする場合は、マルチクラスターエンジン Operator へのホストクラスターの自動インポートの無効化 を参照してください。
重要:
- Hosted Control Plane の同じプラットフォームで、ハブクラスターとワーカーを実行します。
- 各ホステッドクラスターに、クラスター全体で一意の名前が必要です。マルチクラスターエンジン Operator によってホストクラスターを管理するには、ホストクラスター名を既存のマネージドクラスターと同じにすることはできません。
-
ホステッドクラスター名として
clustersを使用しないでください。 - ホステッドクラスターは、マルチクラスターエンジンの operator 管理クラスターの namespace には作成できません。
- Hosted Control Plane のストレージを設定する場合は、etcd の推奨プラクティスを考慮してください。レイテンシー要件を満たすには、各コントロールプレーンノードで実行されるすべての Hosted Control Plane の etcd インスタンス専用の高速ストレージデバイスを使用します。LVM ストレージを使用して、ホストされた etcd Pod のローカルストレージクラスを設定できます。詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの 推奨される etcd プラクティス および 論理ボリュームマネージャーストレージを使用した永続ストレージ を参照してください。
1.7.11.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Virtualization 上に OpenShift Container Platform クラスターを作成するには、以下の前提条件を満たす必要があります。
-
KUBECONFIG環境変数で指定された OpenShift Container Platform クラスター、バージョン 4.14 以降への管理者アクセスが必要です。 OpenShift Container Platform ホスティングクラスターでは、次の DNS に示すように、ワイルドカード DNS ルートが有効になっている必要があります。
oc patch ingresscontroller -n openshift-ingress-operator default --type=json -p '[{ "op": "add", "path": "/spec/routeAdmission", "value": {wildcardPolicy: "WildcardsAllowed"}}]'oc patch ingresscontroller -n openshift-ingress-operator default --type=json -p '[{ "op": "add", "path": "/spec/routeAdmission", "value": {wildcardPolicy: "WildcardsAllowed"}}]'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - OpenShift Container Platform ホスティングクラスターには、OpenShift Virtualization バージョン 4.14 以降がインストールされている必要があります。詳細は、Web コンソールを使用した OpenShift Virtualization のインストール を参照してください。
- OpenShift Container Platform ホスティングクラスターは、デフォルトの Pod ネットワーク CNI として OVNKubernetes を使用して設定する必要があります。
OpenShift Container Platform ホスティングクラスターにはデフォルトのストレージクラスが必要です。詳細は、インストール後のストレージ設定 を参照してください。次の例は、デフォルトのストレージクラスを設定する方法を示しています。
oc patch storageclass ocs-storagecluster-ceph-rbd -p '{"metadata": {"annotations":{"storageclass.kubernetes.io/is-default-class":"true"}}}'oc patch storageclass ocs-storagecluster-ceph-rbd -p '{"metadata": {"annotations":{"storageclass.kubernetes.io/is-default-class":"true"}}}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
quay.io/openshift-release-devリポジトリーの有効なプルシークレットファイルが必要です。詳細は、ユーザーがプロビジョニングしたインフラストラクチャーを使用して x86_64 プラットフォームに OpenShift をインストールする を参照してください。 - Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイスをインストールする 必要があります。
- クラスターをプロビジョニングする前に、ロードバランサーを設定する必要があります。詳細は、オプション: MetalLB の設定 を参照してください。
- ネットワークパフォーマンスを最適化するには、KubeVirt 仮想マシンをホストする OpenShift Container Platform クラスターで 9000 以上のネットワーク最大伝送単位 (MTU) を使用します。低い MTU 設定を使用すると、ネットワーク遅延とホストされる Pod のスループットに影響があります。MTU が 9000 以上の場合にのみ、ノードプールでマルチキューを有効にします。
マルチクラスターエンジン Operator には、少なくとも 1 つのマネージド OpenShift Container Platform クラスターが必要です。
local-clusterは自動的にインポートされます。local-clusterの詳細については、詳細設定 を参照してください。次のコマンドを実行して、ハブクラスターの状態を確認できます。oc get managedclusters local-cluster
oc get managedclusters local-clusterCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.11.2. ファイアウォールのポートの要件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
管理クラスター、コントロールプレーン、ホステッドクラスター間でポートが通信できるように、ファイアウォールとポートの要件を満たしていることを確認します。
kube-apiserverサービスはデフォルトでポート 6443 で実行され、コントロールプレーンコンポーネント間の通信には ingress アクセスが必要です。-
NodePort公開ストラテジーを使用する場合は、kube-apiserverサービスに割り当てられたノードポートが公開されていることを確認してください。 - MetalLB ロードバランシングを使用する場合は、ロードバランサーの IP アドレスに使用される IP 範囲への ingress アクセスを許可します。
-
-
NodePort公開ストラテジーを使用する場合は、ignition-serverおよびOauth-server設定にファイアウォールルールを使用します。 konnectivityエージェントは、ホステッドクラスター上で双方向通信を可能にするリバーストンネルを確立し、ポート 6443 でクラスター API サーバーアドレスへの egress アクセスを必要とします。この egress アクセスを使用すると、エージェントはkube-apiserverサービスにアクセスできます。- クラスター API サーバーのアドレスが内部 IP アドレスの場合は、ワークロードサブネットからポート 6443 の IP アドレスへのアクセスを許可します。
- アドレスが外部 IP アドレスの場合は、ノードからその外部 IP アドレスにポート 6443 で送信できるように許可します。
- デフォルトのポート 6443 を変更する場合は、その変更を反映するようにルールを調整します。
- クラスター内で実行されるワークロードに必要なポートがすべて開いていることを確認してください。
- ファイアウォールルール、セキュリティーグループ、またはその他のアクセス制御を使用して、必要なソースだけにアクセスを制限します。必要な場合を除き、ポートを公開しないでください。
- 実稼働環境の場合は、ロードバランサーを使用して、単一の IP アドレスによるアクセスを簡素化します。
Red Hat OpenShift Virtualization 上の Hosted Control Plane に関する関連資料は、次のドキュメントを参照してください。
- etcd および LVM ストレージの推奨事項の詳細は、推奨される etcd プラクティス および 論理ボリュームマネージャーストレージを使用した永続ストレージ を参照してください。
- 非接続環境で Red Hat OpenShift Virtualization に Hosted Control Plane を設定するには、非接続環境での Hosted Control Plane の設定 を参照してください。
- Hosted Control Plane 機能を無効にするか、すでに無効にしていて手動で有効にする場合は、Hosted Control Plane 機能の有効化または無効化 を参照してください。
- Red Hat Ansible Automation Platform ジョブを実行してホステッドクラスターを管理するには、ホステッドクラスターで実行するための Ansible Automation Platform ジョブの設定 を参照してください。
1.7.11.3. KubeVirt プラットフォームを使用したホステッドクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform 4.14 以降では、KubeVirt を使用してクラスターを作成でき、外部インフラストラクチャーを使用して作成することも可能です。KubeVirt を使用した作成プロセスの詳細は、以下をご覧ください。
1.7.11.3.1. ホストされたクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホストされたクラスターを作成するには、Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイス
hcpを使用します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記:
--release-imageフラグを使用して、特定の OpenShift Container Platform リリースでホステッドクラスターをセットアップできます。--node-pool-replicasフラグに従って、2 つの仮想マシンワーカーレプリカを持つクラスターに対してデフォルトのノードプールが作成されます。しばらくすると、次のコマンドを入力して、ホストされているコントロールプレーン Pod が実行されていることを確認できます。
oc -n clusters-<hosted-cluster-name> get pods
oc -n clusters-<hosted-cluster-name> get podsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow KubeVirt 仮想マシンによってサポートされるワーカーノードを含むホステッドクラスターは、通常、完全にプロビジョニングされるまでに 10 ~ 15 分かかります。
ホステッドクラスターのステータスを確認するには、次のコマンドを入力して、対応する
HostedClusterリソースを確認します。oc get --namespace clusters hostedclusters
oc get --namespace clusters hostedclustersCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 完全にプロビジョニングされた
HostedClusterオブジェクトを示す以下の出力例を参照してください。NAMESPACE NAME VERSION KUBECONFIG PROGRESS AVAILABLE PROGRESSING MESSAGE clusters example 4.x.0 example-admin-kubeconfig Completed True False The hosted control plane is available
NAMESPACE NAME VERSION KUBECONFIG PROGRESS AVAILABLE PROGRESSING MESSAGE clusters example 4.x.0 example-admin-kubeconfig Completed True False The hosted control plane is availableCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 4.x.0を、使用するサポートされている OpenShift Container Platform バージョンに置き換えます。- ホステッドクラスターへのアクセス の説明に従って、ホステッドクラスターにアクセスします。
1.7.11.3.2. 外部インフラストラクチャーを使用したホステッドクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デフォルトでは、HyperShift Operator は、ホステッドクラスターのコントロールプレーン Pod と、同じクラスター内の KubeVirt ワーカー VM の両方をホストします。外部インフラストラクチャー機能を使用すると、ワーカーノード VM をコントロールプレーン Pod とは別のクラスターに配置できます。
- 管理クラスター は HyperShift Operator を実行し、ホステッドクラスターのコントロールプレーン Pod をホストする OpenShift Container Platform クラスターです。
- インフラストラクチャークラスター は、ホステッドクラスターの KubeVirt ワーカー VM を実行する OpenShift Container Platform クラスターです。
- デフォルトでは、管理クラスターは VM をホストするインフラストラクチャークラスターとしても機能します。ただし、外部インフラストラクチャーの場合、管理クラスターとインフラストラクチャークラスターは異なります。
1.7.11.3.2.1. 外部インフラストラクチャーの前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- KubeVirt ノードをホストする外部インフラストラクチャークラスター上に namespace が必要です。
-
外部インフラストラクチャークラスター用の
kubeconfigファイルが必要です。
1.7.11.3.2.2. hcp コマンドラインインターフェイスを使用したホステッドクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
hcp コマンドラインインターフェイスを使用して、ホステッドクラスターを作成できます。
KubeVirt ワーカーの仮想マシンをインフラストラクチャークラスターに配置するには、次の例に示すように、
--infra-kubeconfig-fileおよび--infra-namespace引数を使用します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドを入力すると、コントロールプレーン Pod は HyperShift Operator が実行される管理クラスターでホストされ、KubeVirt VM は別のインフラストラクチャークラスターでホストされます。
- ホステッドクラスターへのアクセス の説明に従って、ホステッドクラスターにアクセスします。
1.7.11.3.3. コンソールを使用したホステッドクラスターの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
コンソールを使用して KubeVirt プラットフォームでホステッドクラスターを作成するには、次の手順を実行します。
- OpenShift Container Platform Web コンソールを開き、管理者の認証情報を入力してログインします。コンソールを開く手順については、OpenShift Container Platform ドキュメントの Web コンソールへのアクセス を参照してください。
- コンソールヘッダーで、All Clusters が選択されていることを確認します。
- Infrastructure > Clusters をクリックします。
- Create cluster > Red Hat OpenShift Virtualization > Hosted をクリックします。
Create cluster ページで、プロンプトに従ってクラスターとノードプールの詳細を入力します。
注記:
- 事前定義された値を使用してコンソールのフィールドに自動的に値を入力する場合は、Red Hat OpenShift Virtualization の認証情報を作成します。詳細は、オンプレミス環境の認証情報の作成 を参照してください。
- Cluster details ページのプルシークレットは、OpenShift Container Platform リソースへのアクセスに使用する OpenShift Container Platform プルシークレットです。Red Hat OpenShift Virtualization の認証情報を選択した場合、プルシークレットが自動的に入力されます。
エントリーを確認し、Create をクリックします。
Hosted cluster ビューが表示されます。
- Hosted cluster ビューでホストされたクラスターのデプロイメントを監視します。ホストされたクラスターに関する情報が表示されない場合は、All Clusters が選択されていることを確認し、クラスター名をクリックします。
- コントロールプレーンコンポーネントの準備が整うまで待ちます。このプロセスには数分かかる場合があります。
- ノードプールのステータスを表示するには、NodePool セクションまでスクロールします。ノードをインストールするプロセスには約 10 分かかります。Nodes をクリックして、ノードがホストされたクラスターに参加したかどうかを確認することもできます。
1.7.11.3.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- コンソールでホステッドクラスターを作成するときに再利用できる認証情報を作成するには、オンプレミス環境の認証情報の作成 を参照してください。
- ホステッドクラスターにアクセスするには、ホステッドクラスターへのアクセス を参照してください。
1.7.11.4. デフォルトの Ingress と DNS の動作 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
すべての OpenShift Container Platform クラスターにはデフォルトのアプリケーション Ingress コントローラーが含まれており、これにはワイルドカード DNS レコードが関連付けられている必要があります。デフォルトでは、HyperShift KubeVirt プロバイダーを使用して作成されたホステッドクラスターは、自動的に KubeVirt 仮想マシンが実行される OpenShift Container Platform クラスターのサブドメインになります。
たとえば、OpenShift Container Platform クラスターには次のデフォルトの Ingress DNS エントリーがある可能性があります。
*.apps.mgmt-cluster.example.com
*.apps.mgmt-cluster.example.com
その結果、guest という名前が付けられ、その基礎となる OpenShift Container Platform クラスター上で実行される KubeVirt ホステッドクラスターには、次のデフォルト Ingress が設定されます。
*.apps.guest.apps.mgmt-cluster.example.com
*.apps.guest.apps.mgmt-cluster.example.com
デフォルトの Ingress DNS が適切に機能するには、KubeVirt 仮想マシンをホストするクラスターでワイルドカード DNS ルートを許可する必要があります。この動作は、以下のコマンドを入力して設定できます。
oc patch ingresscontroller -n openshift-ingress-operator default --type=json -p '[{ "op": "add", "path": "/spec/routeAdmission", "value": {wildcardPolicy: "WildcardsAllowed"}}]'
oc patch ingresscontroller -n openshift-ingress-operator default --type=json -p '[{ "op": "add", "path": "/spec/routeAdmission", "value": {wildcardPolicy: "WildcardsAllowed"}}]'
注: デフォルトのホステッドクラスター Ingress を使用する場合は、接続はポート 443 経由の HTTPS トラフィックに制限されます。ポート 80 経由のプレーン HTTP トラフィックは拒否されます。この制限は、デフォルトの Ingress の動作にのみ適用されます。
1.7.11.4.1. Ingress と DNS の動作のカスタマイズ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デフォルトの Ingress および DNS 動作を使用しない場合は、作成時に一意のベースドメインを使用して KubeVirt ホステッドクラスターを設定できます。このオプションでは、作成時に手動の設定手順が必要であり、クラスターの作成、ロードバランサーの作成、およびワイルドカード DNS 設定の 3 つの主要な手順が含まれます。
1.7.11.4.1.1. 基本ドメインを指定するホステッドクラスターのデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
基本ドメインを指定するホステッドクラスターを作成するには、次のコマンドを入力します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
その結果、ホストされたクラスターには、クラスター名とベースドメイン用に設定された Ingress ワイルドカード (例: .apps.example.hypershift.lab) が含まれます。ホストされたクラスターは Partial ステータスのままです。一意のベースドメインを持つホストされたクラスターを作成した後、必要な DNS レコードとロードバランサーを設定する必要があるためです。
次のコマンドを入力して、ホストされたクラスターのステータスを表示します。
oc get --namespace clusters hostedclusters
oc get --namespace clusters hostedclustersCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME VERSION KUBECONFIG PROGRESS AVAILABLE PROGRESSING MESSAGE example example-admin-kubeconfig Partial True False The hosted control plane is available
NAME VERSION KUBECONFIG PROGRESS AVAILABLE PROGRESSING MESSAGE example example-admin-kubeconfig Partial True False The hosted control plane is availableCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力してクラスターにアクセスします。
hcp create kubeconfig --name <hosted-cluster-name> > <hosted-cluster-name>-kubeconfig
hcp create kubeconfig --name <hosted-cluster-name> > <hosted-cluster-name>-kubeconfigCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>-kubeconfig get co
oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>-kubeconfig get coCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME VERSION AVAILABLE PROGRESSING DEGRADED SINCE MESSAGE console 4.x.0 False False False 30m RouteHealthAvailable: failed to GET route (https://console-openshift-console.apps.example.hypershift.lab): Get "https://console-openshift-console.apps.example.hypershift.lab": dial tcp: lookup console-openshift-console.apps.example.hypershift.lab on 172.31.0.10:53: no such host ingress 4.x.0 True False True 28m The "default" ingress controller reports Degraded=True: DegradedConditions: One or more other status conditions indicate a degraded state: CanaryChecksSucceeding=False (CanaryChecksRepetitiveFailures: Canary route checks for the default ingress controller are failing)
NAME VERSION AVAILABLE PROGRESSING DEGRADED SINCE MESSAGE console 4.x.0 False False False 30m RouteHealthAvailable: failed to GET route (https://console-openshift-console.apps.example.hypershift.lab): Get "https://console-openshift-console.apps.example.hypershift.lab": dial tcp: lookup console-openshift-console.apps.example.hypershift.lab on 172.31.0.10:53: no such host ingress 4.x.0 True False True 28m The "default" ingress controller reports Degraded=True: DegradedConditions: One or more other status conditions indicate a degraded state: CanaryChecksSucceeding=False (CanaryChecksRepetitiveFailures: Canary route checks for the default ingress controller are failing)Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 4.x.0を、使用するサポートされている OpenShift Container Platform バージョンに置き換えます。次の手順では、出力内のエラーを修正します。
注記: ホストされたクラスターがベアメタル上にある場合は、ロードバランサーサービスを設定するために MetalLB が必要になる場合があります。詳細は、オプション: MetalLB の設定 を参照してください。
1.7.11.4.1.2. ロードバランサーのセットアップ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Ingress トラフィックを KubeVirt 仮想マシンにルーティングし、ロードバランサー IP アドレスにワイルドカード DNS エントリーを割り当てるロードバランサーサービスを設定します。
ホストされたクラスターの Ingress を公開する
NodePortサービスがすでに存在します。ノードポートをエクスポートし、それらのポートをターゲットとするロードバランサーサービスを作成できます。次のコマンドを入力して、HTTP ノードポートを取得します。
oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>-kubeconfig get services -n openshift-ingress router-nodeport-default -o jsonpath='{.spec.ports[?(@.name=="http")].nodePort}'oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>-kubeconfig get services -n openshift-ingress router-nodeport-default -o jsonpath='{.spec.ports[?(@.name=="http")].nodePort}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次の手順で使用する HTTP ノードポート値をメモします。
次のコマンドを入力して、HTTPS ノードポートを取得します。
oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>-kubeconfig get services -n openshift-ingress router-nodeport-default -o jsonpath='{.spec.ports[?(@.name=="https")].nodePort}'oc --kubeconfig <hosted-cluster-name>-kubeconfig get services -n openshift-ingress router-nodeport-default -o jsonpath='{.spec.ports[?(@.name=="https")].nodePort}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
次の手順で使用する HTTPS ノードポート値をメモします。
次のコマンドを入力して、ロードバランサーサービスを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.11.4.1.3. ワイルドカード DNS の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ロードバランサーサービスの外部 IP を参照するワイルドカード DNS レコードまたは CNAME を設定します。
次のコマンドを入力して外部 IP アドレスを取得します。
oc -n clusters-<hosted-cluster-name> get service <hosted-cluster-name>-apps -o jsonpath='{.status.loadBalancer.ingress[0].ip}'oc -n clusters-<hosted-cluster-name> get service <hosted-cluster-name>-apps -o jsonpath='{.status.loadBalancer.ingress[0].ip}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
192.168.20.30
192.168.20.30Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 外部 IP アドレスを参照するワイルドカード DNS エントリーを設定します。次の DNS エントリーの例を表示します。
*.apps.<hosted-cluster-name\>.<base-domain\>.
*.apps.<hosted-cluster-name\>.<base-domain\>.Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow DNS エントリーは、クラスターの内部と外部にルーティングできる必要があります。次の DNS 解決の例を参照してください。
dig +short test.apps.example.hypershift.lab 192.168.20.30
dig +short test.apps.example.hypershift.lab 192.168.20.30Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを実行して、ホストされたクラスターのステータスが
PartialからCompletedに移行したことを確認します。oc get --namespace clusters hostedclusters
oc get --namespace clusters hostedclustersCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME VERSION KUBECONFIG PROGRESS AVAILABLE PROGRESSING MESSAGE example 4.x.0 example-admin-kubeconfig Completed True False The hosted control plane is available
NAME VERSION KUBECONFIG PROGRESS AVAILABLE PROGRESSING MESSAGE example 4.x.0 example-admin-kubeconfig Completed True False The hosted control plane is availableCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 4.x.0を、使用するサポートされている OpenShift Container Platform バージョンに置き換えます。
1.7.11.4.1.4. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
1.7.11.5. オプション: MetalLB の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
MetalLB を設定する前に、MetalLB Operator をインストールする必要があります。詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの MetalLB Operator のインストール を参照してください。
ゲストクラスターで MetalLB を設定するには、次の手順を実行します。
次のサンプル YAML コンテンツを
configure-metallb.yamlファイルに保存して、MetalLBリソースを作成します。apiVersion: metallb.io/v1beta1 kind: MetalLB metadata: name: metallb namespace: metallb-system
apiVersion: metallb.io/v1beta1 kind: MetalLB metadata: name: metallb namespace: metallb-systemCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、YAML コンテンツを適用します。
oc apply -f configure-metallb.yaml
oc apply -f configure-metallb.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
metallb.metallb.io/metallb created
metallb.metallb.io/metallb createdCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のサンプル YAML コンテンツを
create-ip-address-pool.yamlファイルに保存して、IPAddressPoolリソースを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- ノードネットワーク内で使用可能な IP アドレスの範囲を使用してアドレスプールを作成します。IP アドレス範囲は、ネットワーク内で使用可能な IP アドレスの未使用のプールに置き換えます。
次のコマンドを入力して、YAML コンテンツを適用します。
oc apply -f create-ip-address-pool.yaml
oc apply -f create-ip-address-pool.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
ipaddresspool.metallb.io/metallb created
ipaddresspool.metallb.io/metallb createdCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のサンプル YAML コンテンツを
l2advertisement.yamlファイルに保存して、L2Advertisementリソースを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、YAML コンテンツを適用します。
oc apply -f l2advertisement.yaml
oc apply -f l2advertisement.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
l2advertisement.metallb.io/metallb created
l2advertisement.metallb.io/metallb createdCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.11.5.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- MetalLB の詳細は、MetalLB Operator のインストール を参照してください。
1.7.11.6. 追加のネットワーク、Guaranteed CPU、およびノードプールの仮想マシンのスケジュールを設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ノードプール用に追加のネットワークを設定する必要がある場合、仮想マシン (VM) 用の Guaranteed CPU へのアクセスを要求する場合、または KubeVirt 仮想マシンのスケジュールを管理する必要がある場合は、次の手順を参照してください。
1.7.11.6.1. ノードプールへの複数のネットワークの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デフォルトでは、ノードプールによって生成されたノードは、Pod ネットワークに割り当てられます。Multus および NetworkAttachmentDefinitions を使用すると、追加のネットワークをノードに割り当てることができます。
ノードに複数のネットワークを追加するには、次のコマンドを実行して --additional-network 引数を使用します。
1.7.11.6.2. Guaranteed CPU リソースの要求 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デフォルトでは、KubeVirt 仮想マシンはノード上の他のワークロードと CPU を共有する場合があります。これにより、仮想マシンのパフォーマンスに影響が出る可能性があります。パフォーマンスへの影響を回避するために、仮想マシン用の Guaranteed CPU へのアクセスを要求できます。
保証された CPU リソースを要求するには、次のコマンドを実行して --qos-class 引数を Guaranteed に設定します。
1.7.11.6.3. ノードセットに KubeVirt 仮想マシンをスケジュールする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デフォルトでは、ノードプールによって作成された KubeVirt 仮想マシンは、使用可能な任意のノードにスケジュールされます。KubeVirt 仮想マシンは、仮想マシンを実行するのに十分な容量を持つ特定のノードセットにスケジュールすることもできます。
特定のノードセット上のノードプール内で KubeVirt 仮想マシンをスケジュールするには、次のコマンドを実行して -- 仮想マシン -node-selector 引数を使用します。
1.7.11.7. ノードプールのスケーリング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
oc scaleコマンドを使用して、ノードプールを手動でスケーリングできます。NODEPOOL_NAME=${CLUSTER_NAME}-work NODEPOOL_REPLICAS=5 oc scale nodepool/$NODEPOOL_NAME --namespace clusters --replicas=$NODEPOOL_REPLICASNODEPOOL_NAME=${CLUSTER_NAME}-work NODEPOOL_REPLICAS=5 oc scale nodepool/$NODEPOOL_NAME --namespace clusters --replicas=$NODEPOOL_REPLICASCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow しばらくしてから、次のコマンドを入力して、ノードプールのステータスを確認します。
oc --kubeconfig $CLUSTER_NAME-kubeconfig get nodes
oc --kubeconfig $CLUSTER_NAME-kubeconfig get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.11.7.1. ノードプールの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
名前、レプリカの数、およびメモリーや CPU 要件などの追加情報を指定して、ホステッドクラスターのノードプールを作成できます。
ノードプールを作成するには、次の情報を入力します。この例では、ノードプールには VM に割り当てられたより多くの CPU があります。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow clustersnamespace 内のノードプールリソースをリストして、nodepoolプールのステータスを確認します。oc get nodepools --namespace clusters
oc get nodepools --namespace clustersCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME CLUSTER DESIRED NODES CURRENT NODES AUTOSCALING AUTOREPAIR VERSION UPDATINGVERSION UPDATINGCONFIG MESSAGE example example 5 5 False False 4.x.0 example-extra-cpu example 2 False False True True Minimum availability requires 2 replicas, current 0 available
NAME CLUSTER DESIRED NODES CURRENT NODES AUTOSCALING AUTOREPAIR VERSION UPDATINGVERSION UPDATINGCONFIG MESSAGE example example 5 5 False False 4.x.0 example-extra-cpu example 2 False False True True Minimum availability requires 2 replicas, current 0 availableCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 4.x.0を、使用するサポートされている OpenShift Container Platform バージョンに置き換えます。しばらくしてから、次のコマンドを入力してノードプールのステータスを確認できます。
oc --kubeconfig $CLUSTER_NAME-kubeconfig get nodes
oc --kubeconfig $CLUSTER_NAME-kubeconfig get nodesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、ノードプールが予期したステータスになっていることを確認します。
oc get nodepools --namespace clusters
oc get nodepools --namespace clustersCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAME CLUSTER DESIRED NODES CURRENT NODES AUTOSCALING AUTOREPAIR VERSION UPDATINGVERSION UPDATINGCONFIG MESSAGE example example 5 5 False False 4.x.0 example-extra-cpu example 2 2 False False 4.x.0
NAME CLUSTER DESIRED NODES CURRENT NODES AUTOSCALING AUTOREPAIR VERSION UPDATINGVERSION UPDATINGCONFIG MESSAGE example example 5 5 False False 4.x.0 example-extra-cpu example 2 2 False False 4.x.0Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 4.x.0を、使用するサポートされている OpenShift Container Platform バージョンに置き換えます。
1.7.11.7.1.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- OpenShift Virtualization での Hosted Control Plane クラスターの管理
- このトピックの最初の ノードプールのスケーリング に戻ります。
- データプレーンをゼロにスケールダウンするには、データプレーンをゼロにスケールダウンする を参照してください。
1.7.11.8. OpenShift Virtualization でのホステッドクラスターの作成の検証 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターが正常に作成されたことを確認するには、次の手順を完了します。
次のコマンドを入力して、
HostedClusterリソースがcompleted状態に移行したことを確認します。oc get --namespace clusters hostedclusters ${CLUSTER_NAME}oc get --namespace clusters hostedclusters ${CLUSTER_NAME}Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
NAMESPACE NAME VERSION KUBECONFIG PROGRESS AVAILABLE PROGRESSING MESSAGE clusters example 4.12.2 example-admin-kubeconfig Completed True False The hosted control plane is available
NAMESPACE NAME VERSION KUBECONFIG PROGRESS AVAILABLE PROGRESSING MESSAGE clusters example 4.12.2 example-admin-kubeconfig Completed True False The hosted control plane is availableCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、ホステッドクラスター内のすべてのクラスターオペレーターがオンラインであることを確認します。
hcp create kubeconfig --name $CLUSTER_NAME > $CLUSTER_NAME-kubeconfig
hcp create kubeconfig --name $CLUSTER_NAME > $CLUSTER_NAME-kubeconfigCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow oc get co --kubeconfig=$CLUSTER_NAME-kubeconfig
oc get co --kubeconfig=$CLUSTER_NAME-kubeconfigCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力例を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.11.9. OpenShift Virtualization での Hosted Control Plane のストレージの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
高度な設定が提供されていない場合、デフォルトのストレージクラスが KubeVirt 仮想マシン (VM) イメージ、KubeVirt CSI マッピング、および etcd ボリュームに使用されます。
1.7.11.9.1. KubeVirt CSI ストレージクラスのマッピング リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
KubeVirt CSI では、ReadWriteMany アクセスモードを持つインフラストラクチャーストレージクラスをホステッドクラスターに公開することができます。--infra-storage-class-mapping 引数を使用して、クラスターの作成時にインフラストラクチャークラスターストレージクラスとホストクラスターストレージクラスのマッピングを設定できます。
インフラストラクチャーストレージクラスをホステッドストレージクラスにマップするには、次の例を参照してください。
- 1
- ホストされているクラスターの名前を指定します (例:
example)。 - 2
- ワーカー数を指定します (例:
2)。 - 3
- プルシークレットへのパスを指定します (例:
/user/name/pullsecret)。 - 4
- メモリーの値を指定します (例:
6Gi)。 - 5
- CPU の値を指定します (例:
2)。 - 6
<storage-class>をインフラストラクチャーストレージクラス名に置き換え、<hosted-storage-class>をホストされたクラスターストレージクラス名に置き換えます。createコマンド内で--infra-storage-class-mapping引数を複数回使用できます。
ホスト型クラスターを作成すると、インフラストラクチャーストレージクラスがホストされたクラスター内に表示されます。これらのストレージクラスのいずれかを使用するホステッドクラスター内に PVC を作成すると、KubeVirt CSI はクラスターの作成時に設定したインフラストラクチャーストレージクラスマッピングを使用してそのボリュームをプロビジョニングします。
注記: KubeVirt CSI は、ReadWriteMany (RWX) アクセスが可能なインフラストラクチャーストレージクラスのマッピングのみをサポートします。
1.7.11.9.2. KubeVirt VM ルートボリュームの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターの作成時に、--root-volume-storage-class 引数を使用して、KubeVirt 仮想マシンルートボリュームをホストするために使用されるストレージクラスを設定できます。
KubeVirt VM のカスタムストレージクラスとボリュームサイズを設定するには、次の例を参照してください。
結果は、ocs-storagecluster-ceph-rdb ストレージクラスにホストされる PVC 上でホストされる仮想マシンを含むホストされたクラスターになります。
1.7.11.9.3. KubeVirt VM イメージキャッシュの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
KubeVirt イメージキャッシュは、クラスターの起動時間とストレージ使用率の両方を最適化するために使用できる高度な機能です。この機能には、スマートクローン作成と ReadWriteMany アクセスモードが可能なストレージクラスの使用が必要です。スマートクローン作成の詳細は、smart-cloning を使用したデータボリュームのクローン作成 を参照してください。
イメージのキャッシュは次のように機能します。
- VM イメージは、ホステッドクラスターに関連付けられた PVC にインポートされます。
- その PVC の一意のクローンは、クラスターにワーカーノードとして追加されるすべての KubeVirt VM に対して作成されます。
イメージキャッシュを使用すると、イメージのインポートが 1 つだけ必要になるため、VM の起動時間が短縮されます。ストレージクラスがコピーオンライトクローン作成をサポートしている場合、クラスター全体のストレージ使用量をさらに削減できます。
イメージキャッシュを有効にするには、クラスターの作成時に、次の例に示すように、--root-volume-cache-strategy=PVC 引数を使用します。
1.7.11.9.4. etcd ストレージの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスターの作成時に、--etcd-storage-class 引数を使用して、etcd データをホストするために使用されるストレージクラスを設定できます。
etcd のストレージクラスを設定するには、次の例を参照してください。
1.7.11.9.4.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
1.7.11.10. OpenShift Virtualization 上のホステッドクラスターの破棄 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターとそのマネージドクラスターリソースを破棄するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、マルチクラスターエンジン Operator のマネージドクラスターリソースを削除します。
oc delete managedcluster <managed_cluster_name>
oc delete managedcluster <managed_cluster_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここで、
<managed_cluster_name>は管理対象クラスターの名前です。次のコマンドを実行して、ホステッドクラスターとそのバックエンドリソースを削除します。
hcp destroy cluster kubevirt --name <hosted_cluster_name>
hcp destroy cluster kubevirt --name <hosted_cluster_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <hosted_cluster_name>は、ホステッドクラスターの名前に置き換えます。
1.7.12. 非接続環境での Hosted Control Plane の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
非接続環境は、インターネットに接続されておらず、Hosted Control Plane をベースとして使用する OpenShift Container Platform クラスターです。
テクノロジープレビュー: IPv4 または IPv6 ネットワークを使用して、ベアメタルプラットフォーム上の非接続環境に Hosted Control Plane をデプロイメントできます。さらに、非接続環境の Hosted Control Plane は、テクノロジープレビュー機能としてデュアルスタックネットワークで使用できます。Red Hat OpenShift Virtualization プラットフォームを使用する場合は、オフライン環境の Hosted Control Plane がテクノロジープレビュー機能として利用できます。
1.7.12.1. 非接続環境のアーキテクチャー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Agent プラットフォームを使用して、ベアメタル上に Hosted Control Plane をプロビジョニングできます。Agent プラットフォームは、Central Infrastructure Management サービスを使用して、ホステッドクラスターにワーカーノードを追加します。Central Infrastructure Management の概要は、central infrastructure management の有効化 を参照してください。
非接続環境の次のアーキテクチャー図を参照してください。
- TLS サポートを備えたレジストリー証明書のデプロイメント、Web サーバー、DNS などのインフラストラクチャーサービスを設定して、非接続デプロイメントが確実に機能するようにします。
openshift-confignamespace に config map を作成します。config map の内容はレジストリー CA 証明書です。config map の data フィールドには、次のキーと値が含まれている必要があります。-
キー:
<registry_dns_domain_name>..<port>(例:registry.hypershiftdomain.lab..5000:)ポートを指定するときは、レジストリー DNS ドメイン名の後に..を配置するようにしてください。 - 値: 証明書の内容
config map の作成に関する詳細は、IPv4 ネットワークの TLS 証明書の設定 を参照してください。
-
キー:
-
images.config.openshift.ioカスタムリソース (CR) に、name: registry-configという値を持つadditionalTrustedCAフィールドを追加します。 multicluster-enginenamespace に config map を作成します。次のサンプル設定を参照してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
- 1
- レジストリーの CA 証明書が含まれます。
- 2
registries.confファイルの内容がRAW形式で含まれています。-
マルチクラスターエンジン Operator namespace では、
multiclusterengineCR を作成します。これにより、Agent アドオンとhypershift-addonアドオンの両方が有効になります。切断されたデプロイメントでの動作を変更するには、マルチクラスターエンジン Operator namespace に config map が含まれている必要があります。namespace には、multicluster-engine、assisted-service、およびhypershift-addon-managerPod も含まれます。 ホストされたクラスターをデプロイするには、次のコンポーネントのオブジェクトを作成します。
- シークレット: シークレットには、プルシークレット、SSH キー、etcd 暗号化キーが含まれます。
- config map: config map には、プライベートレジストリーの CA 証明書が含まれています。
-
HostedCluster:HostedClusterリソースは、ホストされたクラスターの設定を定義します。 -
NodePool:NodePoolリソースは、データプレーンに使用するマシンを参照するノードプールを識別します。
-
ホストされたクラスターオブジェクトを作成すると、HyperShift Operator は
HostedControlPlanenamespace にコントロールプレーン Pod を作成します。HostedControlPlanenamespace は、Agent、ベアメタルホスト、InfraEnvリソースなどのコンポーネントもホストします。 -
InfraEnvリソースを作成します。ISO イメージを生成した後、ベースボード管理コントローラー (BMC) の認証情報を含むベアメタルホストとそのシークレットを作成します。 -
openshift-machine-apinamespace の Metal3 Operator は、新しいベアメタルホストを検査します。 -
Metal3 Operator は、
LiveISO値およびRootFS値を使用して BMC に接続し、起動しようとします。マルチクラスターエンジン Operator の namespace のAgentServiceConfigCR を通じて、LiveISO値とRootFS値を指定できます。 -
HostedClusterリソースのワーカーノードが起動された後、エージェントコンテナーが起動されます。 -
NodePoolリソースを、HostedClusterリソースのワーカーノードの数に合わせてスケーリングします。 - デプロイメントプロセスが完了するまで待ちます。
-
マルチクラスターエンジン Operator namespace では、
1.7.12.2. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
オフライン環境で Hosted Control Plane を設定するには、次の前提条件を満たす必要があります。
- CPU: 提供される CPU の数によって、同時に実行できるホストクラスターの数が決まります。通常、3 つのノードの場合、各ノードに 16 個の CPU を使用します。最小限の開発では、3 つのノードの場合、各ノードに 12 個の CPU を使用できます。
- メモリー: RAM の量は、ホストできるホストクラスターの数に影響します。各ノードに 48 GB の RAM を使用します。最小限の開発であれば、18 GB の RAM で十分です。
ストレージ: マルチクラスターエンジン Operator には SSD ストレージを使用します。
- 管理クラスター: 250 GB。
- レジストリー: 必要なレジストリーストレージは、ホストされるリリース、Operator、およびイメージの数によって異なります。500 GB が必要になる場合があります。ホストされたクラスターをホストするディスクとは別にすることを推奨します。
- Web サーバー: 必要な Web サーバーストレージは、ホストされる ISO とイメージの数によって異なります。500 GB 必要になる場合があります。
実稼働環境: 実稼働環境の場合、管理クラスター、レジストリー、および Web サーバーを異なるディスク上に分離します。本番環境では次の設定例を参照してください。
- レジストリー: 2 TB
- 管理クラスター: 500 GB
- Web サーバー:2TB
1.7.12.3. OpenShift Container Platform リリースイメージダイジェストの抽出 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
タグ付けされたイメージを使用して、OpenShift Container Platform リリースイメージダイジェストを抽出できます。以下の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、イメージダイジェストを取得します。
oc adm release info <tagged_openshift_release_image> | grep "Pull From"
oc adm release info <tagged_openshift_release_image> | grep "Pull From"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <tagged_openshift_release_image>を、サポートされている OpenShift Container Platform バージョンのタグ付きイメージに置き換えます (例:quay.io/openshift-release-dev/ocp-release:4.14.0-x8_64)。以下の出力例を参照してください。
Pull From: quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:69d1292f64a2b67227c5592c1a7d499c7d00376e498634ff8e1946bc9ccdddfe
Pull From: quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:69d1292f64a2b67227c5592c1a7d499c7d00376e498634ff8e1946bc9ccdddfeCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow イメージタグとダイジェストの詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの イメージストリームでのイメージの参照 を参照してください。
1.7.12.3.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
1.7.12.4. オフライン環境でのユーザーワークロードの監視 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
hypershift-addon マネージドクラスターアドオンは、HyperShift Operator の --enable-uwm-telemetry-remote-write オプションを有効にします。このオプションを有効にすると、ユーザーワークロードの監視が有効になり、コントロールプレーンから Telemetry メトリックをリモートで書き込むことができるようになります。
インターネットに接続されていない OpenShift Container Platform クラスターにマルチクラスターエンジン Operator をインストールした場合、次のコマンドを入力して HyperShift Operator のユーザーワークロードモニタリング機能を実行しようとすると、この機能はエラーで失敗します。
oc get events -n hypershift
oc get events -n hypershift
エラーの例を以下に示します。
LAST SEEN TYPE REASON OBJECT MESSAGE 4m46s Warning ReconcileError deployment/operator Failed to ensure UWM telemetry remote write: cannot get telemeter client secret: Secret "telemeter-client" not found
LAST SEEN TYPE REASON OBJECT MESSAGE
4m46s Warning ReconcileError deployment/operator Failed to ensure UWM telemetry remote write: cannot get telemeter client secret: Secret "telemeter-client" not found
このエラーを回避するには、local-cluster namespace に config map を作成して、ユーザーワークロード監視オプションを無効にする必要があります。アドオンを有効にする前または後に config map を作成できます。アドオンエージェントは、HyperShift Operator を再設定します。
次の config map を作成します。
1.7.12.4.1. Hosted Control Plane 機能のステータス確認 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Hosted Control Plane 機能がデフォルトで有効になりました。
この機能が無効になっており、有効にする場合は、次のコマンドを入力します。
multiclusterengineは、マルチクラスターエンジン Operator インスタンスの名前に置き換えます。oc patch mce <multiclusterengine> --type=merge -p '{"spec":{"overrides":{"components":[{"name":"hypershift","enabled": true}]}}}'oc patch mce <multiclusterengine> --type=merge -p '{"spec":{"overrides":{"components":[{"name":"hypershift","enabled": true}]}}}'Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この機能を有効にすると、
hypershift-addonマネージドクラスターアドオンがlocal-clusterマネージドクラスターにインストールされ、アドオンエージェントはマルチクラスターエンジン Operator ハブクラスターに HyperShift Operator をインストールします。次のコマンドを入力して、
hypershift-addonマネージドクラスターアドオンがインストールされていることを確認します。oc get managedclusteraddons -n local-cluster hypershift-addon
oc get managedclusteraddons -n local-cluster hypershift-addonCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 結果の出力を確認します。
NAME AVAILABLE DEGRADED PROGRESSING hypershift-addon True False
NAME AVAILABLE DEGRADED PROGRESSING hypershift-addon True FalseCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このプロセス時のタイムアウトを回避するには、以下のコマンドを入力します。
oc wait --for=condition=Degraded=True managedclusteraddons/hypershift-addon -n local-cluster --timeout=5m
oc wait --for=condition=Degraded=True managedclusteraddons/hypershift-addon -n local-cluster --timeout=5mCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow oc wait --for=condition=Available=True managedclusteraddons/hypershift-addon -n local-cluster --timeout=5m
oc wait --for=condition=Available=True managedclusteraddons/hypershift-addon -n local-cluster --timeout=5mCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow プロセスが完了すると、
hypershift-addonマネージドクラスターアドオンと HyperShift Operator がインストールされ、local-clusterマネージドクラスターがホステッドクラスターをホストおよび管理できるようになります。
1.7.12.4.2. インフラストラクチャーノード上で実行する hypershift-addon マネージドクラスターアドオンの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デフォルトでは、hypershift-addon マネージドクラスターアドオンに対してノード配置設定は指定されていません。インフラストラクチャーノード上でアドオンを実行することを検討してください。そうすることで、サブスクリプション数に対する請求コストの発生や、個別のメンテナンスおよび管理タスクの発生を防ぐことができます。
- ハブクラスターにログインします。
次のコマンドを入力して、
hypershift-addon-deploy-configアドオンデプロイメント設定仕様を開いて編集します。oc edit addondeploymentconfig hypershift-addon-deploy-config -n multicluster-engine
oc edit addondeploymentconfig hypershift-addon-deploy-config -n multicluster-engineCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の例のように、
nodePlacementフィールドを仕様に追加します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
変更を保存します。
hypershift-addonマネージドクラスターアドオンは、新規および既存のマネージドクラスターのインフラストラクチャーノードにデプロイされます。
1.7.12.5. IPv4 を使用して非接続環境で Hosted Control Plane を設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
IPv4 ネットワークを使用して、非接続環境で Hosted Control Plane を設定できます。IPv4 範囲では、IPv6 またはデュアルスタック設定よりも必要な外部コンポーネントが少なくなります。
IPv4 ネットワーク上で Hosted Control Plane を設定するには、次の手順を確認してください。
- IPv4 ネットワーク用のハイパーバイザーを設定する
- IPv4 ネットワークの DNS を設定する
- IPv4 ネットワーク用のレジストリーをデプロイする
- IPv4 ネットワークの管理クラスターを設定する
- IPv4 ネットワーク用の Web サーバーを設定する
- IPv4 ネットワークのイメージミラーリングを設定する
- IPv4 ネットワーク用のマルチクラスターエンジン Operator をデプロイする
- IPv4 ネットワークの TLS 証明書を設定する
- IPv4 ネットワークのホステッドクラスターをデプロイする
- IPv4 ネットワークのデプロイメントを終了する
1.7.12.5.1. IPv4 ネットワーク用のハイパーバイザーを設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の情報は、仮想マシン環境にのみ適用されます。
1.7.12.5.1.1. 仮想 OpenShift Container Platform クラスターのパッケージへのアクセスおよびデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
仮想 OpenShift Container Platform 管理クラスターをデプロイするには、以下のコマンドを入力して必要なパッケージにアクセスします。
sudo dnf install dnsmasq radvd vim golang podman bind-utils net-tools httpd-tools tree htop strace tmux -y
sudo dnf install dnsmasq radvd vim golang podman bind-utils net-tools httpd-tools tree htop strace tmux -yCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、Podman サービスを有効にして起動します。
systemctl enable --now podman
systemctl enable --now podmanCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kcliを使用して OpenShift Container Platform 管理クラスターおよびその他の仮想コンポーネントをデプロイするには、以下のコマンドを入力してハイパーバイザーをインストールおよび設定します。sudo yum -y install libvirt libvirt-daemon-driver-qemu qemu-kvm
sudo yum -y install libvirt libvirt-daemon-driver-qemu qemu-kvmCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo usermod -aG qemu,libvirt $(id -un)
sudo usermod -aG qemu,libvirt $(id -un)Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo newgrp libvirt
sudo newgrp libvirtCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo systemctl enable --now libvirtd
sudo systemctl enable --now libvirtdCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo dnf -y copr enable karmab/kcli
sudo dnf -y copr enable karmab/kcliCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo dnf -y install kcli
sudo dnf -y install kcliCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo kcli create pool -p /var/lib/libvirt/images default
sudo kcli create pool -p /var/lib/libvirt/images defaultCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kcli create host kvm -H 127.0.0.1 local
kcli create host kvm -H 127.0.0.1 localCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo setfacl -m u:$(id -un):rwx /var/lib/libvirt/images
sudo setfacl -m u:$(id -un):rwx /var/lib/libvirt/imagesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kcli create network -c 192.168.122.0/24 default
kcli create network -c 192.168.122.0/24 defaultCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.12.5.1.2. ネットワークマネージャーディスパッチャーの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ネットワークマネージャーのディスパッチャーを有効にして、仮想マシンが必要なドメイン、ルート、およびレジストリーを解決できるようにします。ネットワークマネージャーディスパッチャーを有効にするには、
/etc/NetworkManager/dispatcher.d/ディレクトリーに次の内容を含むforcednsという名前のスクリプトを作成し、環境に合わせて必要に応じて値を置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ファイルを作成したら、次のコマンドを入力してパーミッションを追加します。
chmod 755 /etc/NetworkManager/dispatcher.d/forcedns
chmod 755 /etc/NetworkManager/dispatcher.d/forcednsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
スクリプトを実行し、出力が
okを返すことを確認します。
1.7.12.5.1.3. BMC アクセスの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
仮想マシンのベースボード管理コントローラー (BMC) をシミュレートするように
ksushyを設定します。次のコマンドを入力します。sudo dnf install python3-pyOpenSSL.noarch python3-cherrypy -y
sudo dnf install python3-pyOpenSSL.noarch python3-cherrypy -yCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kcli create sushy-service --ssl --port 9000
kcli create sushy-service --ssl --port 9000Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl daemon-reloadCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow systemctl enable --now ksushy
systemctl enable --now ksushyCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、サービスが正しく機能しているかどうかをテストします。
systemctl status ksushy
systemctl status ksushyCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.12.5.1.4. 接続を許可するためのハイパーバイザーシステムの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
開発環境で作業している場合は、環境内の各種仮想ネットワークを介したさまざまなタイプの接続を許可するようにハイパーバイザーシステムを設定します。
注: 実稼働環境で作業している場合は、安全な環境を維持するために、firewalld サービスの適切なルールを確立し、SELinux ポリシーを設定する必要があります。
SELinux の場合は、次のコマンドを入力します。
sed -i s/^SELINUX=.*$/SELINUX=permissive/ /etc/selinux/config; setenforce 0
sed -i s/^SELINUX=.*$/SELINUX=permissive/ /etc/selinux/config; setenforce 0Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow firewalldの場合は、次のコマンドを入力します。systemctl disable --now firewalld
systemctl disable --now firewalldCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow libvirtdの場合は、以下のコマンドを入力します。systemctl restart libvirtd
systemctl restart libvirtdCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow systemctl enable --now libvirtd
systemctl enable --now libvirtdCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
次に、環境に合わせて DNS を設定します。
1.7.12.5.1.5. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
kcli, の詳細は、公式の kcli ドキュメント を参照してください。
1.7.12.5.2. IPv4 ネットワークの DNS を設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
この手順は、仮想環境とベアメタル環境の両方で、オフライン環境とオンライン環境の両方で必須です。仮想環境とベアメタル環境の主な違いは、リソースを設定する場所にあります。ベアメタル環境では、dnsmasq のような軽量のソリューションではなく、Bind のようなソリューションを使用してください。
- 仮想環境で IPv4 ネットワークの DNS を設定するには、デフォルトの Ingress と DNS の動作 を参照してください。
- ベアメタル上で IPv4 ネットワークの DNS を設定するには、ベアメタル上での DNS の設定 を参照してください。
次にレジストリーをデプロイします。
1.7.12.5.3. IPv4 ネットワーク用のレジストリーをデプロイする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
開発環境の場合は、Podman コンテナーを使用して、小規模な自己ホスト型レジストリーをデプロイします。実稼働環境では、Red Hat Quay、Nexus、Artifactory などのエンタープライズでホストされるレジストリーを使用します。
Podman を使用して小規模なレジストリーをデプロイするには、以下の手順を実行します。
特権ユーザーとして
${HOME}ディレクトリーにアクセスし、次のスクリプトを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
PULL_SECRETの場所は、設定に適した場所に置き換えます。
スクリプトファイル
registry.shという名前を指定して保存します。スクリプトを実行すると、以下の情報がプルされます。- ハイパーバイザーのホスト名に基づくレジストリー名
- 必要な認証情報およびユーザーアクセスの詳細
次のように実行フラグを追加して、パーミッションを調整します。
chmod u+x ${HOME}/registry.shchmod u+x ${HOME}/registry.shCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow パラメーターを指定せずにスクリプトを実行するには、以下のコマンドを入力します。
${HOME}/registry.sh${HOME}/registry.shCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このスクリプトはサーバーを起動します。
このスクリプトは、管理目的で
systemdサービスを使用します。スクリプトを管理する必要がある場合は、以下のコマンドを使用できます。systemctl status
systemctl statusCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow systemctl start
systemctl startCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow systemctl stop
systemctl stopCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
レジストリーのルートフォルダーは /opt/registry ディレクトリー内にあり、次のサブディレクトリーが含まれています。
-
certsには TLS 証明書が含まれます。 -
authには認証情報が含まれます。 -
dataにはレジストリーイメージが含まれます。 -
confにはレジストリー設定が含まれています。
1.7.12.5.4. IPv4 ネットワークの管理クラスターの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform 管理クラスターを設定するには、dev-scripts を使用できます。または、仮想マシンをベースにしている場合は、kcli ツールを使用できます。以下は、kcli ツールに固有のものです。
ハイパーバイザーで使用するために適切なネットワークの準備が完了していることを確認します。ネットワークは、管理クラスターとホステッドクラスターの両方をホストします。以下の
kcliコマンドを入力します。kcli create network -c 192.168.125.0/24 -P dhcp=false -P dns=false --domain dns.base.domain.name ipv4
kcli create network -c 192.168.125.0/24 -P dhcp=false -P dns=false --domain dns.base.domain.name ipv4Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここでは、以下のようになります。
-
-cは、ネットワークの CIDR を指定します。 -
-p dhcp=falseは、設定したdnsmasqによって処理される DHCP を無効にするようにネットワークを設定します。 -
-P dns=false は、DNS を無効にするようにネットワークを設定します。これも、設定したdnsmasqによって処理されます。 -
--domainは、検索するドメインを設定します。 -
dns.base.domain.nameは DNS ベースドメイン名です。 -
ipv4は、作成するネットワークの名前です。
-
ネットワークを作成したら、以下の出力を確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow OpenShift Container Platform 管理クラスターをデプロイできるように、プルシークレットと
kcliプランファイルが配置されていることを確認します。-
プルシークレットが
kcliプランと同じフォルダーにあり、プルシークレットファイルの名前がopenshift_pull.jsonであることを確認します。 OpenShift Container Platform 定義を含む
kcliプランをmgmt-compact-hub-ipv4.yamlファイルに追加します。ご使用の環境に合わせてファイルの内容を更新してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
- 1
4.x.yを、使用するサポートされている OpenShift Container Platform バージョンに置き換えます。
-
プルシークレットが
管理クラスターをプロビジョニングするには、以下のコマンドを入力します。
kcli create cluster openshift --pf mgmt-compact-hub-ipv4.yaml
kcli create cluster openshift --pf mgmt-compact-hub-ipv4.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.12.5.4.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
kcliプランファイルのパラメーターの詳細は、kcli公式ドキュメントの parameters.yml の作成 を参照してください。
1.7.12.5.5. IPv4 ネットワーク用の Web サーバーを設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターとしてデプロイする OpenShift Container Platform リリースに関連付けられた Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) イメージをホストするには、追加の Web サーバーを設定する必要があります。
Web サーバーを設定するには、以下の手順を実行します。
以下のコマンドを入力して、使用する OpenShift Container Platform リリースから
openshift-installバイナリーを展開します。oc adm -a ${LOCAL_SECRET_JSON} release extract --command=openshift-install "${LOCAL_REGISTRY}/${LOCAL_REPOSITORY}:${OCP_RELEASE}-${ARCHITECTURE}"oc adm -a ${LOCAL_SECRET_JSON} release extract --command=openshift-install "${LOCAL_REGISTRY}/${LOCAL_REPOSITORY}:${OCP_RELEASE}-${ARCHITECTURE}"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のスクリプトを実行します。このスクリプトは、
/opt/srvディレクトリーにフォルダーを作成します。このフォルダーには、ワーカーノードをプロビジョニングするための RHCOS イメージが含まれています。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
ダウンロードが完了すると、コンテナーが実行され、Web サーバー上でイメージをホストします。このコンテナーは公式 HTTPd イメージのバリエーションを使用しているので、IPv6 ネットワークでの動作も可能になります。
1.7.12.5.6. IPv4 ネットワークのイメージミラーリングを設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
イメージミラーリングは、registry.redhat.com や quay.io などの外部レジストリーからイメージを取得し、プライベートレジストリーに保存するプロセスです。
1.7.12.5.6.1. ミラーリングプロセスの完了 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
注: ミラーリングプロセスは、レジストリーサーバーの実行後に開始してください。
次の手順では、ImageSetConfiguration オブジェクトを使用するバイナリーである、oc-mirror ツールが使用されます。このファイルで、以下の情報を指定できます。
-
ミラーリングする OpenShift Container Platform バージョン。バージョンは
quay.ioにあります。 - ミラーリングする追加の Operator。パッケージは個別に選択します。
- リポジトリーに追加する追加のイメージ。
イメージのミラーリングを設定するには、以下の手順を実行します。
-
${HOME}/.docker/config.jsonファイルが、ミラーリング元のレジストリーとイメージのプッシュ先のプライベートレジストリーで更新されていることを確認します。 次の例を使用して、ミラーリングに使用する
ImageSetConfigurationオブジェクトを作成します。環境に合わせて必要に応じて値を置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、ミラーリングプロセスを開始します。
oc-mirror --source-skip-tls --config imagesetconfig.yaml docker://${REGISTRY}oc-mirror --source-skip-tls --config imagesetconfig.yaml docker://${REGISTRY}Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ミラーリングプロセスが完了すると、
oc-mirror-workspace/results-XXXXXX/という名前の新しいフォルダーが作成されます。このフォルダーには、ICSP と、ホステッドクラスターに適用するカタログソースが含まれます。oc adm release mirrorコマンドを使用して、OpenShift Container Platform のナイトリーバージョンまたは CI バージョンをミラーリングします。以下のコマンドを入力します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 4.x.yを、使用するサポートされている OpenShift Container Platform バージョンに置き換えます。- 非接続ネットワークへのインストール の手順に従って、最新のマルチクラスターエンジン Operator イメージをミラーリングします。
1.7.12.5.6.2. 管理クラスターでのオブジェクトの適用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ミラーリングプロセスが完了したら、管理クラスターに 2 つのオブジェクトを適用する必要があります。
- イメージコンテンツソースポリシー (ICSP) またはイメージダイジェストミラーセット (IDMS)
- カタログソース
oc-mirror ツールを使用すると、出力アーティファクトは oc-mirror-workspace/results-XXXXXX/ という名前のフォルダーに保存されます。
ICSP または IDMS は、ノードを再起動せずに、各ノードで kubelet を再起動する MachineConfig 変更を開始します。ノードが READY としてマークされたら、新しく生成されたカタログソースを適用する必要があります。
カタログソースは、カタログイメージのダウンロードや処理を行い、そのイメージに含まれるすべての PackageManifests を取得するなど、openshift-marketplace Operator でアクションを開始します。
新しいソースを確認するには、新しい
CatalogSourceをソースとして使用して次のコマンドを実行します。oc get packagemanifest
oc get packagemanifestCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow アーティファクトを適用するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを入力して、ImageContentSourcePolicy (ICSP) または IDMS アーティファクトを作成します。
oc apply -f oc-mirror-workspace/results-XXXXXX/imageContentSourcePolicy.yaml
oc apply -f oc-mirror-workspace/results-XXXXXX/imageContentSourcePolicy.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - ノードの準備が完了するまで待ってから、次のコマンドを入力します。
oc apply -f catalogSource-XXXXXXXX-index.yaml
oc apply -f catalogSource-XXXXXXXX-index.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow OLM カタログをミラーリングし、ホステッドクラスターがミラーを指すように設定します。
管理(デフォルト) OLMCatalogPlacement モードを使用する場合、OLM カタログに使用されるイメージストリームは、管理クラスター上の ICSP からのオーバーライド情報で自動的に修正されません。-
OLM カタログが元の名前とタグを使用して内部レジストリーに適切にミラーリングされている場合は、
hypershift.openshift.io/olm-catalogs-is-registry-overridesアノテーションをHostedClusterリソースに追加します。形式は"sr1=dr1,sr2=dr2" です。ソースレジストリーの文字列はキーで、宛先のレジストリーは値になります。 OLM カタログイメージストリームメカニズムをバイパスするには、
HostedClusterリソースで次の 4 つのアノテーションを使用して、OLM Operator カタログに使用する 4 つのイメージのアドレスを直接指定します。-
hypershift.openshift.io/certified-operators-catalog-image -
hypershift.openshift.io/community-operators-catalog-image -
hypershift.openshift.io/redhat-marketplace-catalog-image -
hypershift.openshift.io/redhat-operators-catalog-image
この場合、イメージストリームは作成されないため、Operator の更新を取り込むために内部ミラーの更新時に、アノテーションの値を更新する必要があります。
-
注: 上書きメカニズムが必要な場合は、4 つのデフォルトのカタログソースの値 4 つすべてが必要です。
-
OLM カタログが元の名前とタグを使用して内部レジストリーに適切にミラーリングされている場合は、
1.7.12.5.6.3. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 仮想環境で作業している場合は、ミラーリングを設定した後、OpenShift Virtualization 上の Hosted Control Plane の前提条件 を満たしていることを確認してください。
- OpenShift Container Platform のナイトリーバージョンまたは CI バージョンのミラーリングの詳細は、oc-mirror プラグインを使用した非接続インストールのイメージのミラーリング を参照してください。
1.7.12.5.7. IPv4 ネットワーク用のマルチクラスターエンジン Operator をデプロイする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マルチクラスターエンジン Operator は、プロバイダー間でクラスターをデプロイメントする場合に重要な役割を果たします。Red Hat Advanced Cluster Management をすでにインストールしている場合は、マルチクラスターエンジン Operator は自動的にインストールされるため、インストールする必要はありません。
マルチクラスターエンジン Operator がインストールされていない場合は、次のドキュメントを参照して、前提条件とインストール手順を確認してください。
1.7.12.5.7.1. AgentServiceConfig リソースのデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AgentServiceConfig カスタムリソースは、マルチクラスターエンジン Operator の一部である Assisted Service アドオンの重要なコンポーネントです。このコンポーネントは、ベアメタルクラスターをデプロイメントします。アドオンが有効な場合に、AgentServiceConfig リソースをデプロイしてアドオンを設定します。
AgentServiceConfig リソースの設定に加えて、マルチクラスターエンジン Operator が非接続環境で適切に機能するように、追加の config map を含める必要があります。
次の config map を追加してカスタムレジストリーを設定します。これには、デプロイメントをカスタマイズするための非接続環境の情報が含まれています。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
dns.base.domain.nameは DNS ベースドメイン名に置き換えます。
オブジェクトには、以下の 2 つのフィールドが含まれます。
- カスタム CA: このフィールドには、デプロイメントのさまざまなプロセスに読み込まれる認証局 (CA) が含まれます。
-
レジストリー:
Registries.confフィールドには、元のソースレジストリーではなくミラーレジストリーから使用する必要があるイメージと namespace に関する情報が含まれています。
次の例に示すように、
AssistedServiceConfigオブジェクトを追加して、Assisted Service を設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
metadata.annotations["unsupported.agent-install.openshift.io/assisted-service-configmap"]アノテーションは、Operator が動作をカスタマイズするために使用する config map 名を参照します。- 2
spec.mirrorRegistryRef.nameアノテーションは、Assisted Service Operator が使用する非接続のレジストリー情報を含む config map を指します。この config map は、デプロイメントプロセス中にこれらのリソースを追加します。- 3
spec.osImagesフィールドには、この Operator がデプロイできるさまざまなバージョンが含まれています。このフィールドは必須です。この例では、RootFSファイルとLiveISOファイルがすでにダウンロードされていることを前提としています。- 4
rootFSUrl フィールドとurlフィールドで、dns.base.domain.nameを DNS ベースドメイン名に置き換えます。
すべてのオブジェクトを 1 つのファイルに連結し、管理クラスターに適用し、これらのオブジェクトをデプロイします。起動するには、以下のコマンドを実行します。
oc apply -f agentServiceConfig.yaml
oc apply -f agentServiceConfig.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは、次の出力例に示すように、2 つの Pod をトリガーします。
assisted-image-service-0 1/1 Running 2 11d assisted-service-668b49548-9m7xw 2/2 Running 5 11d
assisted-image-service-0 1/1 Running 2 11d1 assisted-service-668b49548-9m7xw 2/2 Running 5 11d2 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.12.5.8. IPv4 ネットワークの TLS 証明書を設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
オフライン環境で Hosted Control Plane を設定するプロセスに、いくつかの TLS 証明書が関与します。認証局 (CA) を管理クラスターに追加するには、OpenShift Container Platform コントロールプレーンおよびワーカーノード内の以下のファイルの内容を変更する必要があります。
-
/etc/pki/ca-trust/extracted/pem/ -
/etc/pki/ca-trust/source/anchors -
/etc/pki/tls/certs/
CA を管理クラスターに追加するには、次の手順を実行します。
-
OpenShift Container Platform の公式ドキュメントの CA バンドルの更新 の手順を完了します。この方法には、CA を OpenShift Container Platform ノードにデプロイする
image-registry-operatorの使用が含まれます。 この方法が実際の状況に該当しない場合は、管理クラスター内の
openshift-confignamespace にuser-ca-bundleという名前の config map が含まれているかどうかを確認してください。namespace にその config map が含まれている場合は、次のコマンドを入力します。
## REGISTRY_CERT_PATH=<PATH/TO/YOUR/CERTIFICATE/FILE> export REGISTRY_CERT_PATH=/opt/registry/certs/domain.crt oc create configmap user-ca-bundle -n openshift-config --from-file=ca-bundle.crt=${REGISTRY_CERT_PATH}## REGISTRY_CERT_PATH=<PATH/TO/YOUR/CERTIFICATE/FILE> export REGISTRY_CERT_PATH=/opt/registry/certs/domain.crt oc create configmap user-ca-bundle -n openshift-config --from-file=ca-bundle.crt=${REGISTRY_CERT_PATH}Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow namespace にその config map が含まれていない場合は、以下のコマンドを入力します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.12.5.9. IPv4 ネットワークのホステッドクラスターをデプロイする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターは、コントロールプレーンと API エンドポイントが管理クラスターでホストされている OpenShift Container Platform クラスターです。ホステッドクラスターには、コントロールプレーンとそれに対応するデータプレーンが含まれます。
Red Hat Advanced Cluster Management のコンソールを使用してホステッドクラスターを作成できますが、次の手順ではマニフェストを使用するため、関連するアーティファクトをより柔軟に変更できます。
1.7.12.5.9.1. ホステッドクラスターオブジェクトのデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
この手順では、次の値が使用されます。
-
HostedCluster name:
hosted-ipv4 -
HostedCluster namespace:
clusters -
Disconnected:
true -
Network stack:
IPv4
通常、HyperShift Operator は HostedControlPlane namespace を作成します。ただし、この場合は、HyperShift Operator が HostedCluster オブジェクトの調整を開始する前に、すべてのオブジェクトを含める必要があります。その後、Operator が調整プロセスを開始すると、所定の場所にあるすべてのオブジェクトを見つけることができます。
namespace に関する次の情報を含めて、YAML ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow config map とシークレットに関する次の情報を含む YAML ファイルを作成し、
HostedClusterデプロイメントに追加します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow RBAC ロールを含む YAML ファイルを作成し、Assisted Service エージェントが Hosted Control Plane と同じ
HostedControlPlanenamespace に配置し、引き続きクラスター API で管理されるようにします。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow HostedClusterオブジェクトに関する情報を含む YAML ファイルを作成し、必要に応じて値を置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここで、
dns.base.domain.nameは DNS ベースドメイン名であり、4.x.yは使用するサポートされている OpenShift Container Platform のバージョンです。- 1
imageContentSourcesセクションには、ホステッドクラスター内のユーザーワークロードのミラー参照が含まれます。
OpenShift Container Platform リリースの HyperShift Operator リリースを指すアノテーションを
HostedClusterオブジェクトに追加します。次のコマンドを入力して、イメージペイロードを取得します。
oc adm release info registry.dns.base.domain.name:5000/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.y-x86_64 | grep hypershift
oc adm release info registry.dns.base.domain.name:5000/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.y-x86_64 | grep hypershiftCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここで、
dns.base.domain.nameは DNS ベースドメイン名であり、4.x.yは使用するサポートされている OpenShift Container Platform のバージョンです。以下の出力を参照してください。
hypershift sha256:31149e3e5f8c5e5b5b100ff2d89975cf5f7a73801b2c06c639bf6648766117f8
hypershift sha256:31149e3e5f8c5e5b5b100ff2d89975cf5f7a73801b2c06c639bf6648766117f8Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow OpenShift Container Platform Images namespace を使用して、次のコマンドを入力してダイジェストを確認します。
podman pull registry.dns.base.domain.name:5000/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev@sha256:31149e3e5f8c5e5b5b100ff2d89975cf5f7a73801b2c06c639bf6648766117f8
podman pull registry.dns.base.domain.name:5000/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev@sha256:31149e3e5f8c5e5b5b100ff2d89975cf5f7a73801b2c06c639bf6648766117f8Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow dns.base.domain.nameは DNS ベースドメイン名です。以下の出力を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
注:
HostedClusterオブジェクトに設定されるリリースイメージでは、タグではなくダイジェストを使用する必要があります (例:quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:e3ba11bd1e5e8ea5a0b36a75791c90f29afb0fdbe4125be4e48f69c76a5c47a0)。YAML ファイルで定義したすべてのオブジェクトを 1 つのファイルに連結し、管理クラスターに対して適用して作成します。起動するには、以下のコマンドを実行します。
oc apply -f 01-4.14-hosted_cluster-nodeport.yaml
oc apply -f 01-4.14-hosted_cluster-nodeport.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Hosted Control Plane の出力を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ホステッドクラスターの出力を確認します。
NAMESPACE NAME VERSION KUBECONFIG PROGRESS AVAILABLE PROGRESSING MESSAGE clusters hosted-ipv4 hosted-admin-kubeconfig Partial True False The hosted control plane is available
NAMESPACE NAME VERSION KUBECONFIG PROGRESS AVAILABLE PROGRESSING MESSAGE clusters hosted-ipv4 hosted-admin-kubeconfig Partial True False The hosted control plane is availableCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
次に、NodePool オブジェクトを作成します。
1.7.12.5.9.2. ホステッドクラスターの NodePool オブジェクトの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
NodePool は、ホステッドクラスターに関連付けられたスケーラブルなワーカーノードのセットです。NodePool マシンアーキテクチャーは特定のプール内で一貫性を保ち、コントロールプレーンのマシンアーキテクチャーから独立しています。
NodePoolオブジェクトに関する次の情報を含む YAML ファイルを作成し、必要に応じて値を置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- ノードが削除された場合、ノードは再作成されないため、
autoRepairフィールドはfalseに設定されます。 - 2
upgradeTypeはInPlaceに設定されます。これは、アップグレード中に同じベアメタルノードが再利用されることを示します。- 3
- この
NodePoolに含まれるすべてのノードは、OpenShift Container Platform バージョン4.x.y-x86_64に基づいています。dns.base.domain.nameを DNS ベースドメイン名に置き換え、4.x.yを使用したいサポートされている OpenShift Container Platform バージョンに置き換えます。 - 4
replicasの値は0に設定されているため、必要に応じてスケールを変更できます。すべての手順が完了するまで、NodePoolレプリカを 0 に保つことが重要です。
次のコマンドを入力して、
NodePoolオブジェクトを作成します。oc apply -f 02-nodepool.yaml
oc apply -f 02-nodepool.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力を参照してください。
NAMESPACE NAME CLUSTER DESIRED NODES CURRENT NODES AUTOSCALING AUTOREPAIR VERSION UPDATINGVERSION UPDATINGCONFIG MESSAGE clusters hosted-ipv4 hosted 0 False False 4.x.y-x86_64
NAMESPACE NAME CLUSTER DESIRED NODES CURRENT NODES AUTOSCALING AUTOREPAIR VERSION UPDATINGVERSION UPDATINGCONFIG MESSAGE clusters hosted-ipv4 hosted 0 False False 4.x.y-x86_64Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 4.x.yを、使用するサポートされている OpenShift Container Platform バージョンに置き換えます。
次に、InfraEnv リソースを作成します。
1.7.12.5.9.3. ホステッドクラスターの InfraEnv リソースの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
InfraEnv リソースは、pullSecretRef や sshAuthorizedKey などの重要な詳細を含む Assisted Service オブジェクトです。これらの詳細は、ホステッドクラスター用にカスタマイズされた Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) ブートイメージを作成するために使用されます。
InfraEnvリソースに関する次の情報を含めて YAML ファイルを作成し、必要に応じて値を置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、
InfraEnvリソースを作成します。oc apply -f 03-infraenv.yaml
oc apply -f 03-infraenv.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力を参照してください。
NAMESPACE NAME ISO CREATED AT clusters-hosted-ipv4 hosted 2023-09-11T15:14:10Z
NAMESPACE NAME ISO CREATED AT clusters-hosted-ipv4 hosted 2023-09-11T15:14:10ZCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
次に、ワーカーノードを作成します。
1.7.12.5.9.4. ホステッドクラスター用のワーカーノードの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ベアメタルプラットフォームで作業している場合、BareMetalHost の詳細が正しく設定されていることを確認するためにワーカーノードを作成することが重要です。
仮想マシンを使用している場合は、次の手順を実行して、Metal3 Operator が使用する空のワーカーノードを作成できます。これには、kcli を使用します。
ワーカーノードを作成するのが初めてではない場合は、まず以前の設定を削除する必要があります。これには、次のコマンドを入力してプランを削除します。
kcli delete plan hosted-ipv4
kcli delete plan hosted-ipv4Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
プランを削除するかどうかを確認するプロンプトが表示されたら、
yと入力します。 - プランが削除されたことを示すメッセージが表示されることを確認します。
-
プランを削除するかどうかを確認するプロンプトが表示されたら、
次のコマンドを入力して仮想マシンを作成します。
kcli create vm -P start=False -P uefi_legacy=true -P plan=hosted-ipv4 -P memory=8192 -P numcpus=16 -P disks=[200,200] -P nets=["{\"name\": \"ipv4\", \"mac\": \"aa:aa:aa:aa:02:11\"}"] -P uuid=aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0211 -P name=hosted-ipv4-worker0kcli create vm -P start=False -P uefi_legacy=true -P plan=hosted-ipv4 -P memory=8192 -P numcpus=16 -P disks=[200,200] -P nets=["{\"name\": \"ipv4\", \"mac\": \"aa:aa:aa:aa:02:11\"}"] -P uuid=aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0211 -P name=hosted-ipv4-worker0Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kcli create vm -P start=False -P uefi_legacy=true -P plan=hosted-ipv4 -P memory=8192 -P numcpus=16 -P disks=[200,200] -P nets=["{\"name\": \"ipv4\", \"mac\": \"aa:aa:aa:aa:02:12\"}"] -P uuid=aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0212 -P name=hosted-ipv4-worker1kcli create vm -P start=False -P uefi_legacy=true -P plan=hosted-ipv4 -P memory=8192 -P numcpus=16 -P disks=[200,200] -P nets=["{\"name\": \"ipv4\", \"mac\": \"aa:aa:aa:aa:02:12\"}"] -P uuid=aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0212 -P name=hosted-ipv4-worker1Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kcli create vm -P start=False -P uefi_legacy=true -P plan=hosted-ipv4 -P memory=8192 -P numcpus=16 -P disks=[200,200] -P nets=["{\"name\": \"ipv4\", \"mac\": \"aa:aa:aa:aa:02:13\"}"] -P uuid=aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0213 -P name=hosted-ipv4-worker2kcli create vm -P start=False -P uefi_legacy=true -P plan=hosted-ipv4 -P memory=8192 -P numcpus=16 -P disks=[200,200] -P nets=["{\"name\": \"ipv4\", \"mac\": \"aa:aa:aa:aa:02:13\"}"] -P uuid=aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0213 -P name=hosted-ipv4-worker2Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow systemctl restart ksushy
systemctl restart ksushyCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここでは、以下のようになります。
-
start=Falseは、仮想マシン (VM) が作成時に自動的に起動しないことを意味します。 -
uefi_legacy=trueは、以前の UEFI 実装との互換性を確保するために UEFI レガシーブートを使用することを意味します。 -
plan=hosted-dualは、マシンのグループをクラスターとして識別するプラン名を示します。 -
memory=8192およびnumcpus=16は、RAM や CPU などの仮想マシンのリソースを指定するパラメーターです。 -
disks=[200,200]は、VM 内に 2 つのシンプロビジョニングディスクを作成していることを示します。 -
nets=[{"name": "dual", "mac": "aa:aa:aa:aa:02:13"}]は、接続するネットワーク名やプライマリーインターフェイスの MAC アドレスなど、ネットワークの詳細です。 -
restart ksushyは、ksushyツールを再起動して、追加した VM をツールが確実に検出できるようにします。
-
結果の出力を確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
次に、ホステッドクラスターのベアメタルホストを作成します。
1.7.12.5.9.5. ホステッドクラスターのベアメタルホスト作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ベアメタルホスト は、物理的な詳細と論理詳細を含む openshift-machine-api オブジェクトで、Metal3 Operator によって識別できるようになっています。これらの詳細は、agents と呼ばれる他の Assisted Service オブジェクトに関連付けられています。
重要: ベアメタルホストと移行先ノードを作成する前に、仮想マシンを作成する必要があります。
ベアメタルホストを作成するには、以下の手順を実行します。
次の情報を使用して YAML ファイルを作成します。
注記: ベアメタルホストの認証情報を保持するシークレットが 1 つ以上あるため、ワーカーノードごとに少なくとも 2 つのオブジェクトを作成する必要があります。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
infraenvs.agent-install.openshift.ioは、Assisted Installer オブジェクトとBareMetalHostオブジェクト間のリンクとして機能します。- 2
bmac.agent-install.openshift.io/hostnameは、デプロイメント中に採用されるノード名を表します。- 3
automatedCleaningModeは、ノードが Metal3 Operator によって消去されるのを防ぎます。- 4
disableCertificateVerificationはtrueに設定され、クライアントから証明書の検証がバイパスされます。- 5
addressは、ワーカーノードのベースボード管理コントローラー (BMC) アドレスを示します。- 6
credentialsNameは、ユーザーとパスワードの認証情報が保存されるシークレットを指します。- 7
bootMACAddressは、ノードの起動元のインターフェイス MACAddress を示します。- 8
onlineは、BareMetalHostオブジェクトが作成された後のノードの状態を定義します。
次のコマンドを入力して、
BareMetalHostオブジェクトをデプロイします。oc apply -f 04-bmh.yaml
oc apply -f 04-bmh.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow プロセス中に、次の出力が確認できます。
この出力は、プロセスがノードに到達しようとしていることを示しています。
NAMESPACE NAME STATE CONSUMER ONLINE ERROR AGE clusters-hosted hosted-worker0 registering true 2s clusters-hosted hosted-worker1 registering true 2s clusters-hosted hosted-worker2 registering true 2s
NAMESPACE NAME STATE CONSUMER ONLINE ERROR AGE clusters-hosted hosted-worker0 registering true 2s clusters-hosted hosted-worker1 registering true 2s clusters-hosted hosted-worker2 registering true 2sCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この出力は、ノードが起動していることを示しています。
NAMESPACE NAME STATE CONSUMER ONLINE ERROR AGE clusters-hosted hosted-worker0 provisioning true 16s clusters-hosted hosted-worker1 provisioning true 16s clusters-hosted hosted-worker2 provisioning true 16s
NAMESPACE NAME STATE CONSUMER ONLINE ERROR AGE clusters-hosted hosted-worker0 provisioning true 16s clusters-hosted hosted-worker1 provisioning true 16s clusters-hosted hosted-worker2 provisioning true 16sCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - この出力は、ノードが正常に起動したことを示しています。
NAMESPACE NAME STATE CONSUMER ONLINE ERROR AGE clusters-hosted hosted-worker0 provisioned true 67s clusters-hosted hosted-worker1 provisioned true 67s clusters-hosted hosted-worker2 provisioned true 67s
NAMESPACE NAME STATE CONSUMER ONLINE ERROR AGE clusters-hosted hosted-worker0 provisioned true 67s clusters-hosted hosted-worker1 provisioned true 67s clusters-hosted hosted-worker2 provisioned true 67sCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ノードが起動したら、次の例に示すように、namespace のエージェントに注目してください。
NAMESPACE NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE clusters-hosted aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0411 true auto-assign clusters-hosted aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0412 true auto-assign clusters-hosted aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0413 true auto-assign
NAMESPACE NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE clusters-hosted aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0411 true auto-assign clusters-hosted aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0412 true auto-assign clusters-hosted aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0413 true auto-assignCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow エージェントは、インストールに使用できるノードを表します。ホステッドクラスターにノードを割り当てるには、ノードプールをスケールアップします。
1.7.12.5.9.6. ノードプールのスケールアップ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ベアメタルホストを作成すると、そのステータスが Registering Provisioning、Provisioned に変わります。ノードは、エージェントの LiveISO と、agent という名前のデフォルトの Pod で始まります。このエージェントは、Assisted Service Operator から OpenShift Container Platform ペイロードをインストールする指示を受け取ります。
ノードプールをスケールアップするには、次のコマンドを入力します。
oc -n clusters scale nodepool hosted-ipv4 --replicas 3
oc -n clusters scale nodepool hosted-ipv4 --replicas 3Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow スケーリングプロセスが完了すると、エージェントがホステッドクラスターに割り当てられていることがわかります。
NAMESPACE NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE clusters-hosted aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0411 hosted true auto-assign clusters-hosted aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0412 hosted true auto-assign clusters-hosted aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0413 hosted true auto-assign
NAMESPACE NAME CLUSTER APPROVED ROLE STAGE clusters-hosted aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0411 hosted true auto-assign clusters-hosted aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0412 hosted true auto-assign clusters-hosted aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaa0413 hosted true auto-assignCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow また、ノードプールレプリカが設定されていることにも注意してください。
NAMESPACE NAME CLUSTER DESIRED NODES CURRENT NODES AUTOSCALING AUTOREPAIR VERSION UPDATINGVERSION UPDATINGCONFIG MESSAGE clusters hosted hosted 3 False False 4.x.y-x86_64 Minimum availability requires 3 replicas, current 0 available
NAMESPACE NAME CLUSTER DESIRED NODES CURRENT NODES AUTOSCALING AUTOREPAIR VERSION UPDATINGVERSION UPDATINGCONFIG MESSAGE clusters hosted hosted 3 False False 4.x.y-x86_64 Minimum availability requires 3 replicas, current 0 availableCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 4.x.yを、使用するサポートされている OpenShift Container Platform バージョンに置き換えます。- ノードがクラスターに参加するまで待ちます。プロセス中に、エージェントはステージとステータスに関する最新情報を提供します。
次に、ホステッドクラスターのデプロイメントを監視します。
1.7.12.5.10. IPv4 ネットワーク用のホステッドクラスターのデプロイメントの完了 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターのデプロイメントは、コントロールプレーンとデータプレーンの 2 つの観点から監視できます。
1.7.12.5.10.1. コントロールプレーンの監視 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターのデプロイメント中に、次のコマンドを入力してコントロールプレーンを監視できます。
export KUBECONFIG=/root/.kcli/clusters/hub-ipv4/auth/kubeconfig
export KUBECONFIG=/root/.kcli/clusters/hub-ipv4/auth/kubeconfig
watch "oc get pod -n hypershift;echo;echo;oc get pod -n clusters-hosted-ipv4;echo;echo;oc get bmh -A;echo;echo;oc get agent -A;echo;echo;oc get infraenv -A;echo;echo;oc get hostedcluster -A;echo;echo;oc get nodepool -A;echo;echo;"
watch "oc get pod -n hypershift;echo;echo;oc get pod -n clusters-hosted-ipv4;echo;echo;oc get bmh -A;echo;echo;oc get agent -A;echo;echo;oc get infraenv -A;echo;echo;oc get hostedcluster -A;echo;echo;oc get nodepool -A;echo;echo;"
これらのコマンドは、次のアーティファクトに関する情報を提供します。
- HyperShift Operator
-
HostedControlPlanePod - ベアメタルホスト
- エージェント
-
InfraEnvリソース -
HostedClusterおよびNodePoolリソース
1.7.12.5.10.2. データプレーンの監視 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デプロイメントプロセス中に Operator がどのように進行しているかを監視するには、次のコマンドを入力します。
oc get secret -n clusters-hosted-ipv4 admin-kubeconfig -o jsonpath='{.data.kubeconfig}' |base64 -d > /root/hc_admin_kubeconfig.yaml
oc get secret -n clusters-hosted-ipv4 admin-kubeconfig -o jsonpath='{.data.kubeconfig}' |base64 -d > /root/hc_admin_kubeconfig.yaml
export KUBECONFIG=/root/hc_admin_kubeconfig.yaml
export KUBECONFIG=/root/hc_admin_kubeconfig.yaml
watch "oc get clusterversion,nodes,co"
watch "oc get clusterversion,nodes,co"
これらのコマンドは、次のアーティファクトに関する情報を提供します。
- クラスターのバージョン
- ノード (特にノードがクラスターに参加したかどうかについて)
- クラスター Operator
1.7.12.6. IPv6 ネットワーク上での Hosted Control Plane の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
IPv6 ネットワーク設定は、現在 disconnected として指定されます。この指定の主な理由は、リモートレジストリーが IPv6 では機能しないためです。
IPv6 ネットワーク上で Hosted Control Plane を設定するには、次の手順を確認してください。
- IPv6 ネットワーク用のハイパーバイザーを設定する
- IPv6 ネットワークの DNS を設定する
- IPv6 ネットワーク用のレジストリーをデプロイする
- IPv6 ネットワークの管理クラスターを設定する
- IPv6 ネットワーク用の Web サーバーを設定する
- IPv6 ネットワークのイメージミラーリングを設定する
- IPv6 ネットワーク用のマルチクラスターエンジン Operator をデプロイする
- IPv6 ネットワークの TLS 証明書を設定する
- IPv6 ネットワークのホステッドクラスターをデプロイする
- IPv6 ネットワークのデプロイメントを終了する
1.7.12.6.1. IPv6 ネットワーク用のハイパーバイザーを設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の情報は、仮想マシン環境にのみ適用されます。
1.7.12.6.1.1. 仮想 OpenShift Container Platform クラスターのパッケージへのアクセスおよびデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
仮想 OpenShift Container Platform 管理クラスターをデプロイするには、以下のコマンドを入力して必要なパッケージにアクセスします。
sudo dnf install dnsmasq radvd vim golang podman bind-utils net-tools httpd-tools tree htop strace tmux -y
sudo dnf install dnsmasq radvd vim golang podman bind-utils net-tools httpd-tools tree htop strace tmux -yCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、Podman サービスを有効にして起動します。
systemctl enable --now podman
systemctl enable --now podmanCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kcliを使用して OpenShift Container Platform 管理クラスターおよびその他の仮想コンポーネントをデプロイするには、以下のコマンドを入力してハイパーバイザーをインストールおよび設定します。sudo yum -y install libvirt libvirt-daemon-driver-qemu qemu-kvm
sudo yum -y install libvirt libvirt-daemon-driver-qemu qemu-kvmCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo usermod -aG qemu,libvirt $(id -un)
sudo usermod -aG qemu,libvirt $(id -un)Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo newgrp libvirt
sudo newgrp libvirtCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo systemctl enable --now libvirtd
sudo systemctl enable --now libvirtdCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo dnf -y copr enable karmab/kcli
sudo dnf -y copr enable karmab/kcliCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo dnf -y install kcli
sudo dnf -y install kcliCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo kcli create pool -p /var/lib/libvirt/images default
sudo kcli create pool -p /var/lib/libvirt/images defaultCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kcli create host kvm -H 127.0.0.1 local
kcli create host kvm -H 127.0.0.1 localCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo setfacl -m u:$(id -un):rwx /var/lib/libvirt/images
sudo setfacl -m u:$(id -un):rwx /var/lib/libvirt/imagesCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kcli create network -c 192.168.122.0/24 default
kcli create network -c 192.168.122.0/24 defaultCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.12.6.1.2. ネットワークマネージャーディスパッチャーの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ネットワークマネージャーのディスパッチャーを有効にして、仮想マシンが必要なドメイン、ルート、およびレジストリーを解決できるようにします。ネットワークマネージャーディスパッチャーを有効にするには、
/etc/NetworkManager/dispatcher.d/ディレクトリーに次の内容を含むforcednsという名前のスクリプトを作成し、環境に合わせて必要に応じて値を置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ファイルを作成したら、次のコマンドを入力してパーミッションを追加します。
chmod 755 /etc/NetworkManager/dispatcher.d/forcedns
chmod 755 /etc/NetworkManager/dispatcher.d/forcednsCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
スクリプトを実行し、出力が
okを返すことを確認します。
1.7.12.6.1.3. BMC アクセスの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
仮想マシンのベースボード管理コントローラー (BMC) をシミュレートするように
ksushyを設定します。次のコマンドを入力します。sudo dnf install python3-pyOpenSSL.noarch python3-cherrypy -y
sudo dnf install python3-pyOpenSSL.noarch python3-cherrypy -yCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kcli create sushy-service --ssl --ipv6 --port 9000
kcli create sushy-service --ssl --ipv6 --port 9000Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl daemon-reloadCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow systemctl enable --now ksushy
systemctl enable --now ksushyCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、サービスが正しく機能しているかどうかをテストします。
systemctl status ksushy
systemctl status ksushyCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.12.6.1.4. 接続を許可するためのハイパーバイザーシステムの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
開発環境で作業している場合は、環境内の各種仮想ネットワークを介したさまざまなタイプの接続を許可するようにハイパーバイザーシステムを設定します。
注: 実稼働環境で作業している場合は、安全な環境を維持するために、firewalld サービスの適切なルールを確立し、SELinux ポリシーを設定する必要があります。
SELinux の場合は、次のコマンドを入力します。
sed -i s/^SELINUX=.*$/SELINUX=permissive/ /etc/selinux/config; setenforce 0
sed -i s/^SELINUX=.*$/SELINUX=permissive/ /etc/selinux/config; setenforce 0Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow firewalldの場合は、次のコマンドを入力します。systemctl disable --now firewalld
systemctl disable --now firewalldCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow libvirtdの場合は、以下のコマンドを入力します。systemctl restart libvirtd
systemctl restart libvirtdCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow systemctl enable --now libvirtd
systemctl enable --now libvirtdCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
次に、環境に合わせて DNS を設定します。
1.7.12.6.1.5. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
kcli, の詳細は、公式の kcli ドキュメント を参照してください。
1.7.12.6.2. IPv6 ネットワークの DNS を設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
この手順は、仮想環境とベアメタル環境の両方で、オフライン環境とオンライン環境の両方で必須です。仮想環境とベアメタル環境の主な違いは、リソースを設定する場所にあります。ベアメタル環境では、dnsmasq のような軽量のソリューションではなく、Bind のようなソリューションを使用してください。
- 仮想環境で IPv6 ネットワークの DNS を設定するには、デフォルトの Ingress と DNS の動作 を参照してください。
- ベアメタル上で IPv6 ネットワークの DNS を設定するには、ベアメタル上での DNS の設定 を参照してください。
次にレジストリーをデプロイします。
1.7.12.6.3. IPv6 ネットワーク用のレジストリーをデプロイする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
開発環境の場合は、Podman コンテナーを使用して、小規模な自己ホスト型レジストリーをデプロイします。実稼働環境では、Red Hat Quay、Nexus、Artifactory などのエンタープライズでホストされるレジストリーを使用します。
Podman を使用して小規模なレジストリーをデプロイするには、以下の手順を実行します。
特権ユーザーとして
${HOME}ディレクトリーにアクセスし、次のスクリプトを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
PULL_SECRETの場所は、設定に適した場所に置き換えます。
スクリプトファイル
registry.shという名前を指定して保存します。スクリプトを実行すると、以下の情報がプルされます。- ハイパーバイザーのホスト名に基づくレジストリー名
- 必要な認証情報およびユーザーアクセスの詳細
次のように実行フラグを追加して、パーミッションを調整します。
chmod u+x ${HOME}/registry.shchmod u+x ${HOME}/registry.shCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow パラメーターを指定せずにスクリプトを実行するには、以下のコマンドを入力します。
${HOME}/registry.sh${HOME}/registry.shCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このスクリプトはサーバーを起動します。
このスクリプトは、管理目的で
systemdサービスを使用します。スクリプトを管理する必要がある場合は、以下のコマンドを使用できます。systemctl status
systemctl statusCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow systemctl start
systemctl startCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow systemctl stop
systemctl stopCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
レジストリーのルートフォルダーは /opt/registry ディレクトリー内にあり、次のサブディレクトリーが含まれています。
-
certsには TLS 証明書が含まれます。 -
authには認証情報が含まれます。 -
dataにはレジストリーイメージが含まれます。 -
confにはレジストリー設定が含まれています。
1.7.12.6.4. IPv6 ネットワークの管理クラスターの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift Container Platform 管理クラスターを設定するには、dev-scripts を使用できます。または、仮想マシンをベースにしている場合は、kcli ツールを使用できます。以下は、kcli ツールに固有のものです。
ハイパーバイザーで使用するために適切なネットワークの準備が完了していることを確認します。ネットワークは、管理クラスターとホステッドクラスターの両方をホストします。以下の
kcliコマンドを入力します。kcli create network -c 2620:52:0:1305::0/64 -P dhcp=false -P dns=false --domain dns.base.domain.name --nodhcp ipv6
kcli create network -c 2620:52:0:1305::0/64 -P dhcp=false -P dns=false --domain dns.base.domain.name --nodhcp ipv6Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここでは、以下のようになります。
-
-cは、ネットワークの CIDR を指定します。 -
-p dhcp=falseは、設定したdnsmasqによって処理される DHCP を無効にするようにネットワークを設定します。 -
-P dns=false は、DNS を無効にするようにネットワークを設定します。これも、設定したdnsmasqによって処理されます。 -
--domainは、検索するドメインを設定します。 -
dns.base.domain.nameは DNS ベースドメイン名です。 -
ipv6は、作成するネットワークの名前です。
-
ネットワークを作成したら、以下の出力を確認します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow OpenShift Container Platform 管理クラスターをデプロイできるように、プルシークレットと
kcliプランファイルが配置されていることを確認します。-
プルシークレットが
kcliプランと同じフォルダーにあり、プルシークレットファイルの名前がopenshift_pull.jsonであることを確認します。 -
OpenShift Container Platform 定義を含む
kcliプランをmgmt-compact-hub-ipv6.yamlファイルに追加します。ご使用の環境に合わせてファイルの内容を更新してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
プルシークレットが
管理クラスターをプロビジョニングするには、以下のコマンドを入力します。
kcli create cluster openshift --pf mgmt-compact-hub-ipv6.yaml
kcli create cluster openshift --pf mgmt-compact-hub-ipv6.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.12.6.4.1. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
kcliプランファイルのパラメーターの詳細は、kcli公式ドキュメントの parameters.yml の作成 を参照してください。
1.7.12.6.5. IPv6 ネットワーク用の Web サーバーを設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターとしてデプロイする OpenShift Container Platform リリースに関連付けられた Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) イメージをホストするには、追加の Web サーバーを設定する必要があります。
Web サーバーを設定するには、以下の手順を実行します。
以下のコマンドを入力して、使用する OpenShift Container Platform リリースから
openshift-installバイナリーを展開します。oc adm -a ${LOCAL_SECRET_JSON} release extract --command=openshift-install "${LOCAL_REGISTRY}/${LOCAL_REPOSITORY}:${OCP_RELEASE}-${ARCHITECTURE}"oc adm -a ${LOCAL_SECRET_JSON} release extract --command=openshift-install "${LOCAL_REGISTRY}/${LOCAL_REPOSITORY}:${OCP_RELEASE}-${ARCHITECTURE}"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のスクリプトを実行します。このスクリプトは、
/opt/srvディレクトリーにフォルダーを作成します。このフォルダーには、ワーカーノードをプロビジョニングするための RHCOS イメージが含まれています。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
ダウンロードが完了すると、コンテナーが実行され、Web サーバー上でイメージをホストします。このコンテナーは公式 HTTPd イメージのバリエーションを使用しているので、IPv6 ネットワークでの動作も可能になります。
1.7.12.6.6. IPv6 ネットワークのイメージミラーリングを設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
イメージミラーリングは、registry.redhat.com や quay.io などの外部レジストリーからイメージを取得し、プライベートレジストリーに保存するプロセスです。
1.7.12.6.6.1. ミラーリングプロセスの完了 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
注: ミラーリングプロセスは、レジストリーサーバーの実行後に開始してください。
次の手順では、ImageSetConfiguration オブジェクトを使用するバイナリーである、oc-mirror ツールが使用されます。このファイルで、以下の情報を指定できます。
-
ミラーリングする OpenShift Container Platform バージョン。バージョンは
quay.ioにあります。 - ミラーリングする追加の Operator。パッケージは個別に選択します。
- リポジトリーに追加する追加のイメージ。
イメージのミラーリングを設定するには、以下の手順を実行します。
-
${HOME}/.docker/config.jsonファイルが、ミラーリング元のレジストリーとイメージのプッシュ先のプライベートレジストリーで更新されていることを確認します。 次の例を使用して、ミラーリングに使用する
ImageSetConfigurationオブジェクトを作成します。環境に合わせて必要に応じて値を置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
dns.base.domain.nameを DNS ベースドメイン名に置き換え、4.x.yを使用したいサポートされている OpenShift Container Platform バージョンに置き換えます。
次のコマンドを入力して、ミラーリングプロセスを開始します。
oc-mirror --source-skip-tls --config imagesetconfig.yaml docker://${REGISTRY}oc-mirror --source-skip-tls --config imagesetconfig.yaml docker://${REGISTRY}Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ミラーリングプロセスが完了すると、
oc-mirror-workspace/results-XXXXXX/という名前の新しいフォルダーが作成されます。このフォルダーには、ICSP と、ホステッドクラスターに適用するカタログソースが含まれます。oc adm release mirrorコマンドを使用して、OpenShift Container Platform のナイトリーバージョンまたは CI バージョンをミラーリングします。以下のコマンドを入力します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 4.x.yを、使用するサポートされている OpenShift Container Platform バージョンに置き換えます。- 非接続ネットワークへのインストール の手順に従って、最新のマルチクラスターエンジン Operator イメージをミラーリングします。
1.7.12.6.6.2. 管理クラスターでのオブジェクトの適用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ミラーリングプロセスが完了したら、管理クラスターに 2 つのオブジェクトを適用する必要があります。
- イメージコンテンツソースポリシー (ICSP) またはイメージダイジェストミラーセット (IDMS)
- カタログソース
oc-mirror ツールを使用すると、出力アーティファクトは oc-mirror-workspace/results-XXXXXX/ という名前のフォルダーに保存されます。
ICSP または IDMS は、ノードを再起動せずに、各ノードで kubelet を再起動する MachineConfig 変更を開始します。ノードが READY としてマークされたら、新しく生成されたカタログソースを適用する必要があります。
カタログソースは、カタログイメージのダウンロードや処理を行い、そのイメージに含まれるすべての PackageManifests を取得するなど、openshift-marketplace Operator でアクションを開始します。
新しいソースを確認するには、新しい
CatalogSourceをソースとして使用して次のコマンドを実行します。oc get packagemanifest
oc get packagemanifestCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow アーティファクトを適用するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを入力して、ICSP または IDMS アーティファクトを作成します。
oc apply -f oc-mirror-workspace/results-XXXXXX/imageContentSourcePolicy.yaml
oc apply -f oc-mirror-workspace/results-XXXXXX/imageContentSourcePolicy.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - ノードの準備が完了するまで待ってから、次のコマンドを入力します。
oc apply -f catalogSource-XXXXXXXX-index.yaml
oc apply -f catalogSource-XXXXXXXX-index.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.12.6.6.3. 関連情報 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 仮想環境で作業している場合は、ミラーリングを設定した後、OpenShift Virtualization 上の Hosted Control Plane の前提条件 を満たしていることを確認してください。
- OpenShift Container Platform のナイトリーバージョンまたは CI バージョンのミラーリングの詳細は、oc-mirror プラグインを使用した非接続インストールのイメージのミラーリング を参照してください。
1.7.12.6.7. IPv6 ネットワーク用のマルチクラスターエンジン Operator をデプロイする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マルチクラスターエンジン Operator は、プロバイダー間でクラスターをデプロイメントする場合に重要な役割を果たします。Red Hat Advanced Cluster Management をすでにインストールしている場合は、マルチクラスターエンジン Operator は自動的にインストールされるため、インストールする必要はありません。
マルチクラスターエンジン Operator がインストールされていない場合は、次のドキュメントを参照して、前提条件とインストール手順を確認してください。
1.7.12.6.7.1. AgentServiceConfig リソースのデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AgentServiceConfig カスタムリソースは、マルチクラスターエンジン Operator の一部である Assisted Service アドオンの重要なコンポーネントです。このコンポーネントは、ベアメタルクラスターをデプロイメントします。アドオンが有効な場合に、AgentServiceConfig リソースをデプロイしてアドオンを設定します。
AgentServiceConfig リソースの設定に加えて、マルチクラスターエンジン Operator が非接続環境で適切に機能するように、追加の config map を含める必要があります。
次の config map を追加してカスタムレジストリーを設定します。これには、デプロイメントをカスタマイズするための非接続環境の情報が含まれています。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
dns.base.domain.nameは DNS ベースドメイン名に置き換えます。
オブジェクトには、以下の 2 つのフィールドが含まれます。
- カスタム CA: このフィールドには、デプロイメントのさまざまなプロセスに読み込まれる認証局 (CA) が含まれます。
-
レジストリー:
Registries.confフィールドには、元のソースレジストリーではなくミラーレジストリーから使用する必要があるイメージと namespace に関する情報が含まれています。
次の例に示すように、
AssistedServiceConfigオブジェクトを追加して、Assisted Service を設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
metadata.annotations["unsupported.agent-install.openshift.io/assisted-service-configmap"]アノテーションは、Operator が動作をカスタマイズするために使用する config map 名を参照します。- 2
spec.mirrorRegistryRef.nameアノテーションは、Assisted Service Operator が使用する非接続のレジストリー情報を含む config map を指します。この config map は、デプロイメントプロセス中にこれらのリソースを追加します。- 3
spec.osImagesフィールドには、この Operator がデプロイできるさまざまなバージョンが含まれています。このフィールドは必須です。この例では、RootFSファイルとLiveISOファイルがすでにダウンロードされていることを前提としています。- 4
rootFSUrl フィールドとurlフィールドで、dns.base.domain.nameを DNS ベースドメイン名に置き換えます。
すべてのオブジェクトを 1 つのファイルに連結し、管理クラスターに適用し、これらのオブジェクトをデプロイします。起動するには、以下のコマンドを実行します。
oc apply -f agentServiceConfig.yaml
oc apply -f agentServiceConfig.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このコマンドは、次の出力例に示すように、2 つの Pod をトリガーします。
assisted-image-service-0 1/1 Running 2 11d assisted-service-668b49548-9m7xw 2/2 Running 5 11d
assisted-image-service-0 1/1 Running 2 11d1 assisted-service-668b49548-9m7xw 2/2 Running 5 11d2 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.12.6.8. IPv6 ネットワークの TLS 証明書を設定する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
オフライン環境で Hosted Control Plane を設定するプロセスに、いくつかの TLS 証明書が関与します。認証局 (CA) を管理クラスターに追加するには、OpenShift Container Platform コントロールプレーンおよびワーカーノード内の以下のファイルの内容を変更する必要があります。
-
/etc/pki/ca-trust/extracted/pem/ -
/etc/pki/ca-trust/source/anchors -
/etc/pki/tls/certs/
CA を管理クラスターに追加するには、次の手順を実行します。
-
OpenShift Container Platform の公式ドキュメントの CA バンドルの更新 の手順を完了します。この方法には、CA を OpenShift Container Platform ノードにデプロイする
image-registry-operatorの使用が含まれます。 この方法が実際の状況に該当しない場合は、管理クラスター内の
openshift-confignamespace にuser-ca-bundleという名前の config map が含まれているかどうかを確認してください。namespace にその config map が含まれている場合は、次のコマンドを入力します。
## REGISTRY_CERT_PATH=<PATH/TO/YOUR/CERTIFICATE/FILE> export REGISTRY_CERT_PATH=/opt/registry/certs/domain.crt oc create configmap user-ca-bundle -n openshift-config --from-file=ca-bundle.crt=${REGISTRY_CERT_PATH}## REGISTRY_CERT_PATH=<PATH/TO/YOUR/CERTIFICATE/FILE> export REGISTRY_CERT_PATH=/opt/registry/certs/domain.crt oc create configmap user-ca-bundle -n openshift-config --from-file=ca-bundle.crt=${REGISTRY_CERT_PATH}Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow namespace にその config map が含まれていない場合は、以下のコマンドを入力します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.7.12.6.9. IPv6 ネットワークのホステッドクラスターをデプロイする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ホステッドクラスターは、コントロールプレーンと API エンドポイントが管理クラスターでホストされている OpenShift Container Platform クラスターです。ホステッドクラスターには、コントロールプレーンとそれに対応するデータプレーンが含まれます。
Red Hat Advanced Cluster Management のコンソールを使用してホステッドクラスターを作成できますが、次の手順ではマニフェストを使用するため、関連するアーティファクトをより柔軟に変更できます。
1.7.12.6.9.1. ホステッドクラスターオブジェクトのデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
この手順では、次の値が使用されます。
-
HostedCluster name:
hosted-ipv6 -
HostedCluster namespace:
clusters -
Disconnected:
true -
Network stack:
IPv6
通常、HyperShift Operator は HostedControlPlane namespace を作成します。ただし、この場合は、HyperShift Operator が HostedCluster オブジェクトの調整を開始する前に、すべてのオブジェクトを含める必要があります。その後、Operator が調整プロセスを開始すると、所定の場所にあるすべてのオブジェクトを見つけることができます。
namespace に関する次の情報を含めて、YAML ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow config map とシークレットに関する次の情報を含む YAML ファイルを作成し、
HostedClusterデプロイメントに追加します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow RBAC ロールを含む YAML ファイルを作成し、Assisted Service エージェントが Hosted Control Plane と同じ
HostedControlPlanenamespace に配置し、引き続きクラスター API で管理されるようにします。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow HostedClusterオブジェクトに関する情報を含む YAML ファイルを作成し、必要に応じて値を置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここで、
dns.base.domain.nameは DNS ベースドメイン名であり、4.x.yは使用するサポートされている OpenShift Container Platform のバージョンです。- 1
imageContentSourcesセクションには、ホステッドクラスター内のユーザーワークロードのミラー参照が含まれます。
OpenShift Container Platform リリースの HyperShift Operator リリースを指すアノテーションを
HostedClusterオブジェクトに追加します。次のコマンドを入力して、イメージペイロードを取得します。
oc adm release info registry.dns.base.domain.name:5000/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.y-x86_64 | grep hypershift
oc adm release info registry.dns.base.domain.name:5000/openshift-release-dev/ocp-release:4.x.y-x86_64 | grep hypershiftCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここで、
dns.base.domain.nameは DNS ベースドメイン名であり、4.x.yは使用するサポートされている OpenShift Container Platform のバージョンです。以下の出力を参照してください。
hypershift sha256:31149e3e5f8c5e5b5b100ff2d89975cf5f7a73801b2c06c639bf6648766117f8
hypershift sha256:31149e3e5f8c5e5b5b100ff2d89975cf5f7a73801b2c06c639bf6648766117f8Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow OpenShift Container Platform Images namespace を使用して、次のコマンドを入力してダイジェストを確認します。
podman pull registry.dns.base.domain.name:5000/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev@sha256:31149e3e5f8c5e5b5b100ff2d89975cf5f7a73801b2c06c639bf6648766117f8
podman pull registry.dns.base.domain.name:5000/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev@sha256:31149e3e5f8c5e5b5b100ff2d89975cf5f7a73801b2c06c639bf6648766117f8Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow dns.base.domain.nameは DNS ベースドメイン名です。以下の出力を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
注:
HostedClusterオブジェクトに設定されるリリースイメージでは、タグではなくダイジェストを使用する必要があります (例:quay.io/openshift-release-dev/ocp-release@sha256:e3ba11bd1e5e8ea5a0b36a75791c90f29afb0fdbe4125be4e48f69c76a5c47a0)。YAML ファイルで定義したすべてのオブジェクトを 1 つのファイルに連結し、管理クラスターに対して適用して作成します。起動するには、以下のコマンドを実行します。
oc apply -f 01-4.14-hosted_cluster-nodeport.yaml
oc apply -f 01-4.14-hosted_cluster-nodeport.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Hosted Control Plane の出力を参照してください。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ホステッドクラスターの出力を確認します。
NAMESPACE NAME VERSION KUBECONFIG PROGRESS AVAILABLE PROGRESSING MESSAGE clusters hosted-ipv6 hosted-admin-kubeconfig Partial True False The hosted control plane is available
NAMESPACE NAME VERSION KUBECONFIG PROGRESS AVAILABLE PROGRESSING MESSAGE clusters hosted-ipv6 hosted-admin-kubeconfig Partial True False The hosted control plane is availableCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
次に、NodePool オブジェクトを作成します。
1.7.12.6.9.2. ホステッドクラスターの NodePool オブジェクトの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
NodePool は、ホステッドクラスターに関連付けられたスケーラブルなワーカーノードのセットです。NodePool マシンアーキテクチャーは特定のプール内で一貫性を保ち、コントロールプレーンのマシンアーキテクチャーから独立しています。
NodePoolオブジェクトに関する次の情報を含む YAML ファイルを作成し、必要に応じて値を置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- ノードが削除された場合、ノードは再作成されないため、
autoRepairフィールドはfalseに設定されます。 - 2
upgradeTypeはInPlaceに設定されます。これは、アップグレード中に同じベアメタルノードが再利用されることを示します。- 3
- この
NodePoolに含まれるすべてのノードは、OpenShift Container Platform バージョン4.x.y-x86_64に基づいています。dns.base.domain.nameを DNS ベースドメイン名に置き換え、4.x.yを使用したいサポートされている OpenShift Container Platform バージョンに置き換えます。 - 4
replicasの値は0に設定されているため、必要に応じてスケールを変更できます。すべての手順が完了するまで、NodePoolレプリカを 0 に保つことが重要です。
次のコマンドを入力して、
NodePoolオブジェクトを作成します。oc apply -f 02-nodepool.yaml
oc apply -f 02-nodepool.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力を参照してください。
NAMESPACE NAME CLUSTER DESIRED NODES CURRENT NODES AUTOSCALING AUTOREPAIR VERSION UPDATINGVERSION UPDATINGCONFIG MESSAGE clusters hosted-ipv6 hosted 0 False False 4.x.y-x86_64
NAMESPACE NAME CLUSTER DESIRED NODES CURRENT NODES AUTOSCALING AUTOREPAIR VERSION UPDATINGVERSION UPDATINGCONFIG MESSAGE clusters hosted-ipv6 hosted 0 False False 4.x.y-x86_64Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
次に、InfraEnv リソースを作成します。
1.7.12.6.9.3. ホステッドクラスターの InfraEnv リソースの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
InfraEnv リソースは、pullSecretRef や sshAuthorizedKey などの重要な詳細を含む Assisted Service オブジェクトです。これらの詳細は、ホステッドクラスター用にカスタマイズされた Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) ブートイメージを作成するために使用されます。
InfraEnvリソースに関する次の情報を含めて YAML ファイルを作成し、必要に応じて値を置き換えます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを入力して、
InfraEnvリソースを作成します。oc apply -f 03-infraenv.yaml
oc apply -f 03-infraenv.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の出力を参照してください。
NAMESPACE NAME ISO CREATED AT clusters-hosted-ipv6 hosted 2023-09-11T15:14:10Z
NAMESPACE NAME ISO CREATED AT clusters-hosted-ipv6 hosted 2023-09-11T15:14:10ZCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
次に、ワーカーノードを作成します。