第1章 Red Hat Advanced Cluster Management のリリースノート


Red Hat Advanced Cluster Management の新機能と機能拡張、サポート、非推奨、削除、およびエラータバグ修正を説明します。

重要: クラスターのライフサイクルコンポーネントと機能は、クラスターフリートの管理を強化するソフトウェア Operator である multicluster engine Operator 内にあります。multicluster engine Operator 固有の機能のリリースノートは、multicluster engine Operator を使用するクラスターライフサイクルのリリースノート を参照してください。

重要: このドキュメントに、OpenShift Container Platform のリリースノートは含まれていません。OpenShift Container Platform クラスターは、OpenShift Container Platform リリースノート を参照してください。

非推奨: Red Hat Advanced Cluster Management 2.8 以前のバージョンはサポートされなくなりました。ドキュメントはそのまま利用できますが、エラータやその他の更新は提供されません。

ベストプラクティス: 最新バージョンにアップグレードします。

  • ドキュメント内のコンポーネントが OpenShift Container Platform の特定のバージョンのみで作成およびテストされていない限り、ドキュメントではサポートされている最も古い Red Hat OpenShift Container Platform バージョンを参照します。
  • 完全なサポート情報は、Red Hat Advanced Cluster Management サポートマトリックス と、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes のライフサイクルと更新ポリシー を参照してください。
  • 現在サポートされているリリースのいずれか、製品ドキュメントで問題が発生した場合は、Red Hat サポート にアクセスして、トラブルシューティングを行ったり、ナレッジベースの記事を表示したり、サポートチームに連絡したり、ケースを開いたりすることができます。認証情報でログインする必要があります。
  • Red Hat Customer Portal FAQ で、カスタマーポータルのドキュメントの詳細を確認することもできます。

1.1. Red Hat Advanced Cluster Management の新機能

Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes では、可観測性を提供し、ビルトインされたガバナンス、クラスターおよびアプリケーションライフサイクル管理で、Kubernetes ドメイン全体を可視化します。

Red Hat Advanced Cluster Management バージョン 2.13 は、クラスターライフサイクル管理用の multicluster engine Operator バージョン 2.8 とともにリリースされています。multicluster engine Operator を使用したクラスターライフサイクルのリリースノート を参照してください。

Red Hat Advanced Cluster Management サポートマトリックス にアクセスして、ハブクラスターとマネージドクラスターの要件と各コンポーネントのサポートを確認してください。ライフサイクルの情報は、Red Hat OpenShift Container Platform ライフサイクルポリシー を参照してください。

重要: Red Hat Advanced Cluster Management は、Cloud Native Computing Foundation (CNCF) Kubernetes Conformance Program を通じて認定されたすべてのプロバイダーをサポートしています。ハイブリッドクラウドマルチクラスター管理には、CNFC が認定したベンダーを選択してください。

CNFC プロバイダーの使用は、次の情報を参照してください。

1.1.1. コンポーネントの新機能と機能拡張

Red Hat Advanced Cluster Management 内のコンポーネントの新機能に関する具体的な詳細を確認します。

一部の機能およびコンポーネントは テクノロジープレビュー として指定され、リリースされます。

1.1.2. インストール

  • Red Hat Advanced Cluster Management バージョン 2.11 以降、Red Hat Advanced Cluster Management の 奇数 バージョンで、レベルスキップアップグレードを実行できるようになりました。ハブクラスターのアップグレード を参照してください。
  • Red Hat Advanced Cluster Management の詳細設定の一部として、インストール中に multiclusterhub-operator によって edge-manager-preview コンポーネントがデプロイされるようになりました。edge-manager-preview コンポーネントは、デフォルトでは無効になっており、ハブクラスターにデプロイされる MultiClusterHub カスタムリソースから有効にできます。ドキュメントの MultiClusterHub の詳細設定 で、Red Hat Advanced Cluster Management の詳細設定オプションを参照してください。

1.1.3. コンソール

検索機能を含む Red Hat Advanced Cluster Management 統合コンソールの新機能について説明します。

コンソールの詳細は、Web コンソール を参照してください。

1.1.4. クラスター

  • テクノロジープレビュー: スケーラブルでシンプル、かつ安全なデバイス管理を提供する最新バージョンの Red Hat Edge Manager を使用してエッジデバイスを管理できるようになりました。Red Hat Edge Manager を使用すると、デバイス群全体にアプリケーションを簡単にデプロイして監視できます。GitOps 対応の宣言型 API と、管理を容易にするコンソールを使用して、デバイスとアプリケーションの両方を管理できます。Red Hat Edge Manager の詳細は、Red Hat Edge Manager (テクノロジープレビュー) を参照してください。

multicluster engine Operator に特に関連する新機能については、ドキュメントの クラスター セクションの multicluster engine Operator を使用したクラスターライフサイクルの新機能 を参照してください。

その他のクラスタータスクとサポート情報は、multicluster engine Operator を使用したクラスターライフサイクルの概要 を参照してください。

1.1.5. Multicluster Global Hub

その他の Multicluster Global Hub トピックは、Multicluster Global Hub を参照してください。

1.1.6. アプリケーション

他のアプリケーションのトピックは、アプリケーションの管理 を参照してください。

1.1.7. ガバナンス

  • ポリシーフレームワークの外部で ConfigurationPolicy が作成されている場合、governance-standalone-hub-templating アドオンを使用して、マネージドクラスター上でハブテンプレートを直接解決できるようになりました。以前は、ハブテンプレートを解決するには、ハブクラスター上のポリシーフレームワークが必要でした。
  • ValidatingAdmissionPolicyBindings が、ガバナンスコンソールの Discovered ポリシータブに表示されるようになりました。さらに、マネージドクラスター内にある他のポリシータイプも表示できます。ValidatingAdmissionPolicyBindings の詳細には、クラスターの動作を設定するために使用できるクラスター上の他のリソースが表示されます。
  • Gatekeeper Mutation リソースが、ガバナンスコンソールの Discovered ポリシータブに表示されるようになりました。Gatekeeper Mutation リソースは、検出されたポリシーによって変更された可能性のあるリソースなど、マネージドクラスターの詳細を確認するために使用します。
  • Operator ポリシーの status.conditions 仕様に含まれる情報が増え、NoDeprecations 状態を確認できるようになりました。Operator ポリシー YAML テーブル を参照してください。
  • コンソールの Discovered policies テーブルで Kyverno ポリシーと監査結果を表示できるようになりました。
  • Operator ポリシーコントローラーの spec.versions パラメーターでテンプレートを使用して、準拠しているインストール済みの ClusterServiceVersion 名をリスト表示できるようになりました。Operator ポリシー YAML テーブル を参照してください。
  • objectSelector パラメーターでラベルセレクターを指定してポリシーに適用するオブジェクトを選択することにより、ConfigurationPolicy リソース内の名前のない objectDefinition をフィルタリングして適用できるようになりました。詳細は、設定ポリシーのオブジェクトセレクター を参照してください。
  • ConfigurationPolicy のマネージドクラスターに、.ObjectName.ObjectNamespace という 2 つの新しい変数が追加されました。これらの新しい変数をサポートするにはテンプレートを使用します。詳細は、ハブクラスターとマネージドクラスターのテンプレートの比較 を参照してください。

ダッシュボードとポリシーフレームワークに関する詳細は、ガバナンス を参照してください。

1.1.8. ビジネス継続性

バックアップと復元 および VolSync コンポーネントの新機能について説明します。

  • Red Hat Advanced Cluster Management のバックアップおよび復元コンポーネントを使用して、OpenShift Virtualization リソースをバックアップおよび復元するための Red Hat Advanced Cluster Management ポリシーをインストールできるようになりました。詳細は、Red Hat Advanced Cluster Management ポリシーを使用した Red Hat OpenShift Virtualization のバックアップおよび復元の設定 を参照してください。

    ハブクラスターの障害復旧ソリューションの詳細は、バックアップおよび復元 を参照してください。

  • Red Hat Advanced Cluster Management からマネージドクラスターに VolSync をインストールすると、マネージドクラスターの volsync-system namespace に VolSync がインストールされるようになりました。
  • Red Hat Advanced Cluster Management から、OpenShift Container Platform 以外のマネージドクラスターに VolSync をデプロイできるようになりました。

    クラスター内の永続ボリュームの非同期レプリケーションを可能にする VolSync の詳細は、VolSync 永続ボリュームレプリケーションサービス を参照してください。

1.1.9. このリリースの詳細

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