1.8. OpenShift Container Platform のアップグレード
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes ハブクラスターをホストする Red Hat OpenShift Container Platform のバージョンをアップグレードしてください。クラスター全体のアップグレードを開始する前に、データをバックアップします。
OpenShift Container Platform バージョンのアップグレード時に、Red Hat Advanced Cluster Management Web コンソールに短期間、ページまたはデータを利用できないと表示されることがあります。インジケーターには、HTTP 500 (内部サーバーエラー)、HTTP 504 (ゲートウェイタイムアウトエラー)、以前に利用できたデータが利用できないというエラーなどがあります。これも通常のアップグレードの一部で、このようなエラーが発生してもデータが失われることはありません。最終的にページまたはデータは利用できるようになります。
検索インデックスもこのアップグレード中に再ビルドされるため、アップグレード中に送信されるクエリーは完全でない可能性があります。
以下の表には、OpenShift Container Platform バージョン 4.4.3 から 4.4.10 へのアップグレードでの主な観察内容についてまとめています。
アップグレードプロセスの経過時間 (分 : 秒) | 確認された変化 | 期間 |
---|---|---|
03:40 | ガバナンスコンソールでの HTTP 500 の発生 | サービスが 20 秒以内に復元 |
05:30 | AppUI で HTTP 504 ゲートウェイタイムアウトの発生 | サービスが 60 秒以内に復元 |
06:05 | Cluster および Search コンソールでの HTTP 504 Gateway Timeout の発生 | サービスが 20 秒以内に復元 |
07:00 | Cluster および Search コンソールでの HTTP 504 Gateway Timeout の発生 | サービスが 20 秒以内に復元 |
07:10 | Topology および Cluster コンソール内でのエラーメッセージの表示 | サービスが 20 秒以内に復元 |
07:35 | 多くのコンソールページでの HTTP 500 | サービスが 60 秒以内に復元 |
08:30 | 全ページのサービスの復元 |